JP4248080B2 - 四角筒切断機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
本願発明は、金属製四角筒を切断するために用いられる四角筒切断機に関するものである。
【従来の技術】
【0003】
金属製の薄板を四角筒に成形した場合、必ず1カ所(例えば、角隅部)に前記薄板の両端を結合させるカシメ部分ができる。
【0004】
上記のような構造の金属製四角筒を切断する方法としては、四角筒における一つの角隅部に刃物の先端を食い込ませて、前記四角筒あるいは刃物を1回転させるダブルカット方式や四角筒の一部に刃物の先端部が入る穴を予め形成しておき、当該穴に刃物の先端を差し込んで切断するプリパンチ方式が従来から知られている。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した従来技術においては、次のような不具合があった。
【0006】
ダブルカット方式の場合、
(1) 切断面の形状が悪くなる(例えば、変形個所が多く生ずる)。
【0007】
(2) 切断面において最初に刃先が食い込む部分がへこんで変形する。
【0008】
(3) 四角筒あるいは刃物を1回転させる必要があるため、切断時間が長く なり、高速切断ができない。
【0009】
(4) 切断面のバリが外側に向く部分が生じるため、安全性を確保できない。
【0010】
(5) 中空なので四角筒を所定の位置に保持するための特別なクランプ装置 が必要となる。
【0011】
プリパンチ方式の場合
(1) 予め穴を形成しておかなければならないので、定寸カットの場合であっ ても変更に手間がかかる。
【0012】
(2) 切断作業開始時に穴に刃先が入らないと、切断できない場合が生ずる。
【0013】
(3) 刃物の移動に時間がかかるので、高速切断に対応できない。
【0014】
(4) 中空なので四角筒を所定の位置に保持するためのクランプの適切な方 法がない。
【0015】
(5) 切断面のバリが全部外側に向くため、安全性を確保できない。
【0016】
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、きれいな切断面が得られるとともに、切断時間も短縮できるようにすることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0017】
請求項1の発明では、上記課題を解決するための手段として、金属製の四角筒13が挿入支持される四角形の開口部3,3をそれぞれ有する一対の固定刃型1,1と、該固定刃型1,1に挟まれた状態で支持され且つ前記開口部3,3を挟む位置から互いに近接あるいは離間する方向に同時に往復移動する一対の可動刃型2A,2Bとを備えた四角筒切断機において、前記可動刃型2A,2Bに、該可動刃型2A,2Bの近接移動時において最初に前記四角筒13における対角部13a,13bに食い込む先端刃4A,4Bと、該可動刃型2A,2Bの近接移動完了時に前記先端刃4A,4Bと上下交叉する後端刃5A,5Bと、該後端刃5A,5Bと前記先端刃4A,4Bとを連結するとともに前記可動刃型2A,2Bの近接移動途中において前記四角筒13の垂直面13c,13dに食い込む中間刃6A,6Bとをそれぞれ形成して、前記可動刃型2A,2Bにおける前記先端刃4A,4Bが前記四角筒13の対角部13a,13bに食い込んだ後、該四角筒13の上下水平面13e,13fが前記先端刃4A,4Bにより切断されるとともに、前記四角筒13の左右垂直面13c,13dが前記中間刃6A,6Bにより切断され、前記先端刃4A,4Bと前記後端刃5B,5Aとが上下交差した時点で前記四角筒13の切断が完了するように構成している。
【0018】
上記のように構成したことにより、金属製の四角筒13を固定刃型1,1の開口部3,3に挿入支持した状態で、可動刃型2A,2Bを互いに接近する方向に同時に移動させると、可動刃型2A,2Bにおける先端刃4A,4Bが四角筒13の対角部13a,13bに食い込んだ後、四角筒13の上下水平面13e,13fが先端刃4A,4Bにより切断されるとともに、四角筒13の左右垂直面13c,13dが中間刃6A,6Bにより切断され、先端刃4A,4Bと後端刃5B,5Aとが上下交差した時点で四角筒13の切断が完了することとなる。従って、四角筒13は開口部3,3へ挿入支持された状態で可動刃型2A,2Bの移動初期に四角筒13の対角部13a,13bに先端刃4A,4Bが食い込んでクランプ状態とされることとなる。また、可動刃型2A,2Bにおける先端刃4A,4Bおよび中間刃6A,6Bにより四角筒13の4面13c,13d,13e,13fがほぼ直線的に切断されるため、可動刃型2A,2Bの傷みが少なくなる。さらに、四角筒13における垂直面13c,13dの切断時に発生するバリは内側に向くので、安全性が高くなるとともに、切断後の四角筒13を積み重ね易くなる。
【0019】
請求項2の発明におけるように、請求項1記載の四角筒切断機において、前記固定刃型1,1に、前記開口部3,3の上下方向に位置して四角筒切断時に発生するスクラップS1,S2を排出するための上部および下部スクラップ排出口11,12を形成した場合、四角筒13を切断する際に生ずるスクラップS1,S2を上部および下部スクラップ排出口11,12から排出させることができる。
【0020】
請求項3の発明におけるように、請求項1および2のいずれか一項記載の四角筒切断機において、前記可動刃型2A,2Bにおける中間刃6A,6Bを、前記先端刃4A,4Bから可動刃型2A,2Bの離間方向に傾斜する第1傾斜刃部6A1,6B1と、該第1傾斜刃部6A1,6B1より小さな傾斜角で傾斜し且つ前記第1傾斜刃部6A1,6B1から前記後端刃5A,5Bに至る第2傾斜刃部6A2,6B2とにより構成した場合、四角筒13における垂直面13c,13dを切断する際に生ずるスクラップS3,S4が中間刃6A,6Bから剥離され易くなるとともに、切断完了時において中間刃6A,6B同士が干渉することがなくなる。
【0021】
請求項4の発明におけるように、請求項1、2および3のいずれか一項記載の四角筒切断機において、前記可動刃型2A,2Bに、該可動刃型2A,2Bによる切断完了時に互いに接触して可動刃型2A,2Bの移動を規制する移動規制手段8A,8Bをそれぞれ設けた場合、可動刃型2A,2Bによる切断完了時において該可動刃型2A,2Bの移動が規制されることとなり、可動刃型2A,2B同士が干渉し合うことがなくなる。
【0022】
請求項5の発明では、上記課題を解決するための手段として、金属製の四角筒13が挿入支持される四角形の開口部3,3をそれぞれ有する一対の固定刃型1,1と、該固定刃型1,1に挟まれた状態で支持され且つ前記開口部3,3の対角線に沿って互いに交差する方向あるいは離間する方向に同時に往復移動する一対の可動刃型2A,2とを備えた四角筒切断機において、前記可動刃型2A,2Bに、該可動刃型2A,2Bの交差移動時において最初に前記四角筒13における対角部13a,13bに食い込む先端から可動刃型2A,2Bの離間方向に傾斜し且つ該可動刃型2A,2Bの交差移動完了時に前記四角筒13の他の対角部13g,13hとそれぞれ交差する後端に至る傾斜刃19A,19Bをそれぞれ形成して、前記可動刃型2A,2Bにおける傾斜刃19A,19Bの先端が前記四角筒13の対角部13a,13bにそれぞれ食い込んだ後、該四角筒13の左右垂直面13c,13dが切断され、その後該四角筒13の上下水平面13e,13fが前記対角部13a,13bから切断され、前記傾斜刃19A,19Bの後端が前記四角筒13の他の対角部13g,13hとそれぞれ交差した時点で該四角筒13の切断が完了するように構成している。
【0023】
上記のように構成したことにより、金属製の四角筒13を固定刃型1,1の開口部3,3に挿入支持した状態で、可動刃型2A,2Bを互いに接近する方向に同時に移動させると、可動刃型2A,2Bにおける傾斜刃19A,19Bの先端が四角筒13の対角部13a,13bにそれぞれ食い込んだ後、四角筒13の左右垂直面13c,13dが切断され、その後四角筒13の上下水平面13e,13fが前記対角部13a,13bから切断され、前記傾斜刃19A,19Bの後端が四角筒13の他の対角部13g,13hとそれぞれ交差した時点で四角筒13の切断が完了することとなる。従って、四角筒13は開口部3,3へ挿入支持された状態で可動刃型2A,2Bの移動初期に四角筒13の対角部13a,13bに傾斜刃19A,19Bの先端が食い込んでクランプ状態とされるとともに、四角筒13の隣り合う2面13c,13dおよび13e,13fが順に切断されることとなる。また、可動刃型2A,2Bは、開口部3,3の対角線に沿って互いに移動させられることとなっているため、傾斜刃19A,19B同士が干渉するということがなくなる。さらに、可動刃型2A,2Bにおける傾斜刃19A,19Bにより四角筒13の4面13c,13d,13e,13fがほぼ直線的に切断されるため、可動刃型2A,2Bの傷みが少なくなる。
【0024】
請求項6の発明では、上記課題を解決するための手段として、金属製の四角筒13が挿入支持される四角形の開口部3,3をそれぞれ有する一対の固定刃型1,1と、該固定刃型1,1に挟まれた状態で支持され且つ互いに交差する方向あるいは離間する方向に同時に往復移動する一対の可動刃型2A,2Bとを備えた四角筒切断機において、前記可動刃型2A,2Bに、該可動刃型2A,2Bの交差移動時において最初に前記四角筒13における相対向する水平面13e,13fに食い込む先端から可動刃型2A,2Bの離間方向に傾斜し且つ該可動刃型2A,2Bの交差移動完了時に前記四角筒13の対角部13g,13hとそれぞれ交差する後端に至る傾斜刃19A,19Bをそれぞれ形成して、前記可動刃型2A,2Bにおける傾斜刃19A,19Bの先端が前記四角筒13の相対向する水平面13e,13fにそれぞれ食い込んだ後、該水平面13e,13fおよび前記四角筒13の左右垂直面13c,13dが切断され、その後該四角筒13の左右垂直面13c,13dと上下水平面13e,13fが同時に切断され、前記傾斜刃19A,19Bの後端が前記四角筒13の対角部13g,13hとそれぞれ交差した時点で該四角筒13の切断が完了するように構成している。
【0025】
上記のように構成したことにより、金属製の四角筒13を固定刃型1,1の開口部3,3に挿入支持した状態で、可動刃型2A,2Bを互いに接近する方向に同時に移動させると、可動刃型2A,2Bにおける傾斜刃19A,19Bの先端が四角筒13の相対向する水平面13e,13fにそれぞれ食い込んだ後、該水平面13e,13fおよび四角筒13の左右垂直面13c,13dが切断され、その後四角筒13の左右垂直面13c,13dと上下水平面13e,13fが同時に切断され、前記傾斜刃19A,19Bの後端が四角筒13の対角部13g,13hとそれぞれ交差した時点で四角筒13の切断が完了することとなる。従って、四角筒13は開口部3,3へ挿入支持された状態で可動刃型2A,2Bの移動初期に四角筒13の水平面13e,13fに傾斜刃19A,19Bの先端が食い込んでクランプ状態とされるとともに、四角筒13の水平面13e,13f、垂直面13c,13d、垂直面13c,13dおよび水平面13e,13fの順に切断されることとなる。また、可動刃型2A,2Bは、互いに交差移動させられることとなっているため、傾斜刃19A,19B同士が干渉するということがなくなる。さらに、可動刃型2A,2Bにおける傾斜刃19A,19Bにより四角筒13の4面13c,13d,13e,13fがほぼ直線的に切断されるため、可動刃型2A,2Bの傷みが少なくなる。
【0026】
請求項7の発明におけるように、請求項5および6のいずれか一項記載の四角筒切断機において、前記固定刃型1,1に、前記可動刃型2A,2Bによる切断完了時に該可動刃型2A,2Bの移動を規制するストッパー20,20をそれぞれ設けた場合、切断完了時における可動刃型2A,2Bの移動規制が容易となる。
【0027】
請求項8の発明におけるように、請求項5、6および7のいずれか一項記載の四角筒切断機において、前記固定刃型1,1に、前記開口部3,3の上下方向に位置して四角筒切断時に発生するスクラップS1,S2を排出するための上部および下部スクラップ排出口11,12を形成した場合、四角筒13における垂直面および水平面13c,13dおよび13E,13Fを切断する際に生ずるスクラップS1,S2が傾斜刃19A,19Bから剥離され易くなる。
【発明の実施の形態】
【0028】
以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0029】
第1の実施の形態
図1ないし図5には、本願発明の第1の実施の形態にかかる四角筒切断機が示されている。
【0030】
この四角筒切断機は、金属製の四角筒13を切断するために用いられるものである。
【0031】
この四角筒13は、図5に示すように、例えば所定幅に切断された金属製の薄板Pをその両端がコーナの一点において接するように四角筒状に折曲して構成され、前記薄板Pの一方の端部には、内側に折曲され、さらにその先端部を外側に向かって折曲されてなる逆J字状折曲部14が設けられ、前記薄板Pの他方の端部には、内側に逆U字状に折曲されてなる逆U字状折曲部15が設けられ、両者を連続して嵌合圧着せしめてそれぞれ長手方向に連続するコーナ型接続部16として成形されている。符号17は前記コーナ型接続部16における逆U字状折曲部14の基端から内側に向かってコ字状に突出するリブである。
【0032】
上記四角筒切断機は、図1および図2に示すように、前記四角筒13が挿入支持される四角形の開口部3,3をそれぞれ有する一対の固定刃型1,1と、該固定刃型1,1に挟まれた状態で支持され且つ前記開口部3,3を挟む位置から互いに近接あるいは離間する方向に図示しない油圧シリンダの駆動力により同時に往復移動する一対の可動刃型2A,2Bとを備えている。
【0033】
前記可動刃型2A,2Bには、該可動刃型2A,2Bの近接移動時において最初に前記四角筒1における対角部13a,13bに食い込む先端刃4A,4Bと、該可動刃型2A,2Bの近接移動完了時に前記先端刃4A,4Bと上下交叉する後端刃5A,5Bと、該後端刃5A,5Bと前記先端刃4A,4Bとを連結するとともに前記可動刃型2A,2Bの近接移動途中において前記四角筒1の垂直面13c,13dに食い込む中間刃6A,6Bとがそれぞれ形成されている。
【0034】
該中間刃6A,6Bは、前記先端刃4A,4Bから可動刃型2A,2Bの離間方向に傾斜する第1傾斜刃部6A1,6B1と、該第1傾斜刃部6A1,6B1より小さな傾斜角で傾斜し且つ前記第1傾斜刃部6A1,6B1から前記後端刃5A,5Bに至る第2傾斜刃部6A2,6B2とにより構成されている。このように構成すると、四角筒13における垂直面13c,13dを切断する際に生ずるスクラップS3,S4が中間刃6A.6Bから剥離され易くなるとともに、切断完了時において中間刃6A,6B同士が干渉することがなくなる。符号7は可動刃型2A,2Bの上方および下方に位置して固定刃型1,1間に介在される隙間調整板である。
【0035】
また、前記可動刃型2A,2Bの上下端部には、該可動刃型2A,2Bによる切断完了時に互いに接触して可動刃型2A,2Bの移動を規制する移動規制手段8A,8Bが設けられている。該移動規制手段8A,8Bは、前記固定刃型1,1に形成された凹溝9,9に摺動自在に嵌挿されるレール部材により構成されており、この移動規制手段8A,8Bの間隔は、可動刃型2A,2Bによる切断完了時に互いに接触し得る距離に設定される。符号10A,10Bは油圧シリンダへの接続部である。
【0036】
前記固定刃型1,1および隙間調整板7,7には、前記開口部3,3の上下方向に位置して四角筒1の切断時に発生するスクラップS1,S2,S3,S4を排出するための上部および下部スクラップ排出口11,12が形成されている。
【0037】
次に、上記のように構成された四角筒切断機の作用効果を説明する。
【0038】
まず、四角筒13を固定刃型1,1の開口部3,3に挿入支持した状態で、可動刃型2A,2Bを互いに接近する方向に同時に移動させると、可動刃型2A,2Bにおける先端刃4A,4Bが四角筒13の対角部13a,13bに食い込む。この状態においては、開口部3,3へ挿入支持された状態で可動刃型2A,2Bの先端刃4A,4Bが四角筒13の対角部13a,13bに食い込むこととなり、四角筒13は、強固にクランプされる(図2参照)。
【0039】
この状態から可動刃型2A,2Bをさらに近接させる方向に移動させると、四角筒13の上下水平面13e,13fが先端刃4A,4Bにより切断されるとともに、四角筒13の左右垂直面13c,13dが中間刃6A.6Bにより切断される。つまり、四角筒1の4面13c,13d,13e,13fが同時に切断されることとなるのである(図3参照)。
【0040】
そして、さらに可動刃型2A,2Bを移動させると、先端刃4A,4Bと後端刃5B,5Aとが上下交差し、その時点で四角筒13の切断が完了する。この時、可動刃型2A,2Bに設けられた移動規制手段8A,8Bが接触し合い、それ以上の可動刃型2A,2Bの移動が規制される(図4参照)。従って、可動刃型2A,2B同士が干渉し合うことがなくなる。切断完了後には、可動刃型2A,2Bは元の位置に復帰される。なお、切断時に上下水平面13e,13fから発生したスクラップS1,S2は上部および下部スクラップ排出口11,12から排出され、左右垂直面13c,13dから発生したスクラップS3,S4は、可動刃型2A,2Bが後退した後に重力により下部スクラップ排出口12から排出される。
【0041】
上記したように本実施の形態においては、四角筒13は開口部3,3へ挿入支持された状態で可動刃型2A,2Bの移動初期に四角筒13の対角部13a,13bに先端刃4A,4Bが食い込んでクランプ状態とされるとともに、四角筒13の4面13c,13d,13e,13fが同時に切断されることとなる。また、可動刃型2A,2Bにおける先端刃4A,4Bおよび中間刃6A.6Bにより四角筒13の4面13c,13d,13e,13fがほぼ直線的に切断されるため、可動刃型2A,2Bの傷みが少なくなる。さらに、四角筒13における垂直面13c,13dの切断時に発生するバリは内側に向くので、安全性が高くなるとともに、切断後の四角筒を積み重ね易くなる。しかも、可動刃型2A,2Bを互いに近接させるように同時に移動させて四角筒13を切断するようにしているため、可動刃型2A,2Bの移動距離が短くなり、高速切断が可能となる。
【0042】
第2の実施の形態
図6ないし図9には、本願発明の第2の実施の形態にかかる四角筒切断機が示されている。
【0043】
この場合、可動刃型2A,2Bは、開口部3の対角部3a,3bを結ぶ対角線に沿って互いに交差する方向あるいは離間する方向に同時に往復移動するものとされている。
【0044】
この可動刃型2A,2Bには、該可動刃型2A,2Bの交差移動時において最初に四角筒13における対角部13a,13bに食い込む先端から可動刃型2A,2Bの離間方向に傾斜し且つ該可動刃型2A,2Bの交差移動完了時に前記四角筒13の他の対角部13g,13hとそれぞれ交差する後端に至る傾斜刃19A,19Bがそれぞれ形成されている。
【0045】
また、固定刃型1には、前記可動刃型2A,2Bによる切断完了時に該可動刃型2A,2Bの移動を規制するストッパー20が設けられている。
【0046】
なお、本実施の形態においては、前記可動刃型2A,2Bには、前記固定刃型1,1に形成されたガイド溝21,21に案内されるガイドレール22A,22Bがそれぞれ設けられている。
【0047】
上記のように構成したことにより、金属製の四角筒13を固定刃型1,1の開口部3,3に挿入支持した状態で、可動刃型2A,2Bを互いに接近する方向に同時に移動させると、可動刃型2A,2Bにおける傾斜刃19A,19Bの先端が四角筒13の対角部13a,13bにそれぞれ食い込んだ後、四角筒13の左右垂直面13c,13dが切断され、その後四角筒13の上下水平面13e,13fが前記対角部13a,13bから切断され、前記傾斜刃19A,19Bの後端が四角筒13の他の対角部13g,13hとそれぞれ交差した時点で四角筒13の切断が完了することとなる。従って、四角筒13は開口部3,3へ挿入支持された状態で可動刃型2A,2Bの移動初期に四角筒13の対角部13a,13bに傾斜刃19A,19Bの先端が食い込んでクランプ状態とされるとともに、四角筒13の隣り合う2面13c,13dおよび13e,13fが順に切断されることとなる。また、可動刃型2A,2Bは、開口部3,3の対角線に沿って互いに移動させられることとなっているため、傾斜刃19A,19B同士が干渉するということがなくなる。さらに、可動刃型2A,2Bにおける傾斜刃19A,19Bにより四角筒13の4面13c,13d,13e,13fがほぼ直線的に切断されるため、可動刃型2A,2Bの傷みが少なくなる。さらにまた、四角筒13における垂直面13c,13dの切断時に発生するバリは内側に向くので、安全性が高くなるとともに、切断後の四角筒13を積み重ね易くなる。しかも、四角筒13における垂直面および水平面13c,13dおよび13E,13Fを切断する際に生ずるスクラップS1,S2が傾斜刃19A,19Bから剥離され易くなる。
【0048】
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態と同様なので説明を省略する。
【0049】
第3の実施の形態
図10ないし図13には、本願発明の第3の実施の形態にかかる四角筒切断機が示されている。
【0050】
この場合、可動刃型2A,2Bは、互いに交差する方向あるいは離間する方向に同時に往復移動するものとされている。
【0051】
この可動刃型2A,2Bには、該可動刃型2A,2Bの交差移動時において最初に四角筒13における水平面13e,13fの対角部13a,13b近傍に食い込む先端から可動刃型2A,2Bの離間方向に傾斜し且つ該可動刃型2A,2Bの交差移動完了時に前記四角筒13の対角部13g,13hとそれぞれ交差する後端に至る傾斜刃19A,19Bがそれぞれ形成されている。なお、四角筒13の水平面13e,13fには、予め可動刃型2A,2Bの先端が食い込むプリパンチ孔23,23が形成されている。
【0052】
また、固定刃型1には、前記可動刃型2A,2Bによる切断完了時に該可動刃型2A,2Bの移動を規制するストッパー20が設けられている。
【0053】
なお、本実施の形態においては、前記可動刃型2A,2Bには、前記固定刃型1,1に形成されたガイド溝21,21に案内されるガイドレール22A,22Bがそれぞれ設けられている。
【0054】
上記のように構成したことにより、金属製の四角筒13を固定刃型1,1の開口部3,3に挿入支持した状態で、可動刃型2A,2Bを互いに接近する方向に同時に移動させると、可動刃型2A,2Bにおける傾斜刃19A,19Bの先端が四角筒13の水平面13e,13fに形成されたプリパンチ穴23,23にそれぞれ食い込んだ後、四角筒13の上下水平面13e,13fおよび左右垂直面13c,13dが外側に向かって切断され、その後四角筒13の左右垂直面13c,13dおよび上下水平面13e,13fが外側に向かって切断され、前記傾斜刃19A,19Bの後端が四角筒13の対角部13g,13hとそれぞれ交差した時点で四角筒13の切断が完了することとなる。従って、四角筒13は開口部3,3へ挿入支持された状態で可動刃型2A,2Bの移動初期に四角筒13の水平面13e,13fに傾斜刃19A,19Bの先端が食い込んでクランプ状態とされるとともに、四角筒13の水平面13e,13f、垂直面13c,13d、垂直面13c,13dおよび水平面13e,13fの順に外側に向かって切断されることとなる。また、可動刃型2A,2Bは、互いに交差移動させられることとなっているため、傾斜刃19A,19B同士が干渉するということがなくなる。さらに、可動刃型2A,2Bにおける傾斜刃19A,19Bにより四角筒13の4面13c,13d,13e,13fがほぼ直線的に切断されるため、可動刃型2A,2Bの傷みが少なくなる。しかも、四角筒13における垂直面および水平面13c,13dおよび13E,13Fを切断する際に生ずるスクラップS1,S2が傾斜刃19A,19Bから剥離され易くなる。
【0055】
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態と同様なので説明を省略する。
【0056】
本願発明の四角筒切断機は、上記実施の形態において説明したコーナ型接続部を有する四角筒を切断する場合に限定されるものではなく、あらゆる種類の四角筒を切断する場合に用いることができる。
【発明の効果】
【0057】
請求項1の発明によれば、金属製の四角筒13が挿入支持される四角形の開口部3,3をそれぞれ有する一対の固定刃型1,1と、該固定刃型1,1に挟まれた状態で支持され且つ前記開口部3,3を挟む位置から互いに近接あるいは離間する方向に同時に往復移動する一対の可動刃型2A,2Bとを備えた四角筒切断機において、前記可動刃型2A,2Bに、該可動刃型2A,2Bの近接移動時において最初に前記四角筒13における対角部13a,13bに食い込む先端刃4A,4Bと、該可動刃型2A,2Bの近接移動完了時に前記先端刃4A,4Bと上下交叉する後端刃5A,5Bと、該後端刃5A,5Bと前記先端刃4A,4Bとを連結するとともに前記可動刃型2A,2Bの近接移動途中において前記四角筒13の垂直面13c,13dに食い込む中間刃6A,6Bとをそれぞれ形成して、前記可動刃型2A,2Bにおける前記先端刃4A,4Bが前記四角筒13の対角部13a,13bに食い込んだ後、該四角筒13の上下水平面13e,13fが前記先端刃4A,4Bにより切断されるとともに、前記四角筒13の左右垂直面13c,13dが前記中間刃6A,6Bにより切断され、前記先端刃4A,4Bと前記後端刃5B,5Aとが上下交差した時点で前記四角筒13の切断が完了するように構成しているので、四角筒13は開口部3,3へ挿入支持された状態で可動刃型2A,2Bの移動初期に四角筒13の対角部13a,13bに先端刃4A,4Bが食い込んでクランプ状態とされるとともに、四角筒13の4面13c,13d,13e,13fが同時に切断されることとなり、特別なクランプ装置を必要とせず、高速切断が可能となるとともに、切断面がきれいに仕上がるという効果がある。また、可動刃型2A,2Bにおける先端刃4A,4Bおよび中間刃6A,6Bにより四角筒13の4面13c,13d,13e,13fがほぼ直線的に切断されるため、可動刃型2A,2Bの傷みが少なくなるという効果もある。さらに、四角筒13における垂直面13c,13dの切断時に発生するバリは内側に向くので、安全性が高くなるとともに、切断後の四角筒13を積み重ね易くなるという効果もある。
【0058】
請求項2の発明におけるように、請求項1記載の四角筒切断機において、前記固定刃型1,1に、前記開口部3,3の上下方向に位置して四角筒切断時に発生するスクラップS1,S2を排出するための上部および下部スクラップ排出口11,12を形成した場合、四角筒13を切断する際に生ずるスクラップS1,S2を上部および下部スクラップ排出口11,12から排出させることができる。
【0059】
請求項3の発明におけるように、請求項1および2のいずれか一項記載の四角筒切断機において、前記可動刃型2A,2Bにおける中間刃6A,6Bを、前記先端刃4A,4Bから可動刃型2A,2Bの離間方向に傾斜する第1傾斜刃部6A1,6B1と、該第1傾斜刃部6A1,6B1より小さな傾斜角で傾斜し且つ前記第1傾斜刃部6A1,6B1から前記後端刃5A,5Bに至る第2傾斜刃部6A2,6B2とにより構成した場合、四角筒13における垂直面13c,13dを切断する際に生ずるスクラップS3,S4が中間刃6A,6Bから剥離され易くなるとともに、切断完了時において中間刃6A,6B同士が干渉することがなくなる。
【0060】
請求項4の発明におけるように、請求項1、2および3のいずれか一項記載の四角筒切断機において、前記可動刃型2A,2Bに、該可動刃型2A,2Bによる切断完了時に互いに接触して可動刃型2A,2Bの移動を規制する移動規制手段8A,8Bをそれぞれ設けた場合、可動刃型2A,2Bによる切断完了時において該可動刃型2A,2Bの移動が規制されることとなり、可動刃型2A,2B同士が干渉し合うことがなくなる。
【0061】
請求項5の発明によれば、金属製の四角筒13が挿入支持される四角形の開口部3,3をそれぞれ有する一対の固定刃型1,1と、該固定刃型1,1に挟まれた状態で支持され且つ前記開口部3,3の対角線に沿って互いに交差する方向あるいは離間する方向に同時に往復移動する一対の可動刃型2A,2とを備えた四角筒切断機において、前記可動刃型2A,2Bに、該可動刃型2A,2Bの交差移動時において最初に前記四角筒13における対角部13a,13bに食い込む先端から可動刃型2A,2Bの離間方向に傾斜し且つ該可動刃型2A,2Bの交差移動完了時に前記四角筒13の他の対角部13g,13hとそれぞれ交差する後端に至る傾斜刃19A,19Bをそれぞれ形成して、前記可動刃型2A,2Bにおける傾斜刃19A,19Bの先端が前記四角筒13の対角部13a,13bにそれぞれ食い込んだ後、該四角筒13の左右垂直面13c,13dが切断され、その後該四角筒13の上下水平面13e,13fが前記対角部13a,13bから切断され、前記傾斜刃19A,19Bの後端が前記四角筒13の他の対角部13g,13hとそれぞれ交差した時点で該四角筒13の切断が完了するように構成しているので、四角筒13は開口部3,3へ挿入支持された状態で可動刃型2A,2Bの移動初期に四角筒13の対角部13a,13bに傾斜刃19A,19Bの先端が食い込んでクランプ状態とされるとともに、四角筒13の隣り合う2面13c,13dおよび13e,13fが順に切断されることとなり、特別なクランプ装置を必要とせず、高速切断が可能となるとともに、切断面がきれいに仕上がるという効果がある。また、可動刃型2A,2Bは、開口部3,3の対角線に沿って互いに移動させられることとなっているため、傾斜刃19A,19B同士が干渉するということがなくなるという効果もある。さらに、可動刃型2A,2Bにおける傾斜刃19A,19Bにより四角筒13の4面13c,13d,13e,13fがほぼ直線的に切断されるため、可動刃型2A,2Bの傷みが少なくなるという効果もある。
【0062】
請求項6の発明によれば、金属製の四角筒13が挿入支持される四角形の開口部3,3をそれぞれ有する一対の固定刃型1,1と、該固定刃型1,1に挟まれた状態で支持され且つ互いに交差する方向あるいは離間する方向に同時に往復移動する一対の可動刃型2A,2Bとを備えた四角筒切断機において、前記可動刃型2A,2Bに、該可動刃型2A,2Bの交差移動時において最初に前記四角筒13における相対向する水平面13e,13fに食い込む先端から可動刃型2A,2Bの離間方向に傾斜し且つ該可動刃型2A,2Bの交差移動完了時に前記四角筒13の対角部13g,13hとそれぞれ交差する後端に至る傾斜刃19A,19Bをそれぞれ形成して、前記可動刃型2A,2Bにおける傾斜刃19A,19Bの先端が前記四角筒13の相対向する水平面13e,13fにそれぞれ食い込んだ後、該水平面13e,13fおよび前記四角筒13の左右垂直面13c,13dが切断され、その後該四角筒13の左右垂直面13c,13dと上下水平面13e,13fが同時に切断され、前記傾斜刃19A,19Bの後端が前記四角筒13の対角部13g,13hとそれぞれ交差した時点で該四角筒13の切断が完了するように構成しているので、四角筒13は開口部3,3へ挿入支持された状態で可動刃型2A,2Bの移動初期に四角筒13の水平面13e,13fに傾斜刃19A,19Bの先端が食い込んでクランプ状態とされるとともに、四角筒13の水平面13e,13f、垂直面13c,13d、垂直面13c,13dおよび水平面13e,13fの順に切断されることとなり、特別なクランプ装置を必要とせず、高速切断が可能となるとともに、切断面がきれいに仕上がるという効果がある。また、可動刃型2A,2Bは、互いに交差移動させられることとなっているため、傾斜刃19A,19B同士が干渉するということがなくなるという効果もある。さらに、可動刃型2A,2Bにおける傾斜刃19A,19Bにより四角筒13の4面13c,13d,13e,13fがほぼ直線的に切断されるため、可動刃型2A,2Bの傷みが少なくなるという効果もある。
【0063】
請求項7の発明におけるように、請求項5および6のいずれか一項記載の四角筒切断機において、前記固定刃型1,1に、前記可動刃型2A,2Bによる切断完了時に該可動刃型2A,2Bの移動を規制するストッパー20,20をそれぞれ設けた場合、切断完了時における可動刃型2A,2Bの移動規制が容易となる。
【0064】
請求項8の発明におけるように、請求項5、6および7のいずれか一項記載の四角筒切断機において、前記固定刃型1,1に、前記開口部3,3の上下方向に位置して四角筒切断時に発生するスクラップS1,S2を排出するための上部および下部スクラップ排出口11,12を形成した場合、四角筒13における垂直面および水平面13c,13dおよび13E,13Fを切断する際に生ずるスクラップS1,S2が傾斜刃19A,19Bから剥離され易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の第1の実施の形態にかかる四角筒切断機の斜視図である。
【図2】 本願発明の第1の実施の形態にかかる四角筒切断機の縦断面図である。
【図3】 本願発明の第1の実施の形態にかかる四角筒切断機の切断途中の状態を示す縦断面図である。
【図4】 本願発明の第1の実施の形態にかかる四角筒切断機の切断完了時の状態を示す縦断面図である。
【図5】 本願発明の第1の実施の形態かかる四角筒切断機において切断される金属製四角筒の斜視図である。
【図6】 本願発明の第2の実施の形態にかかる四角筒切断機の斜視図である。
【図7】 本願発明の第2の実施の形態にかかる四角筒切断機の縦断面図である。
【図8】 本願発明の第2の実施の形態にかかる四角筒切断機の切断途中の状態を示す縦断面図である。
【図9】 本願発明の第2の実施の形態にかかる四角筒切断機の切断完了時の状態を示す縦断面図である。
【図10】 本願発明の第3の実施の形態にかかる四角筒切断機の斜視図である。
【図11】 本願発明の第3の実施の形態にかかる四角筒切断機の縦断面図である。
【図12】 本願発明の第3の実施の形態にかかる四角筒切断機の切断途中の状態を示す縦断面図である。
【図13】 本願発明の第3の実施の形態にかかる四角筒切断機の切断完了時の状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1は固定刃型、2A,2Bは可動刃型、3は開口部、3a,3bは対角部、4A,4Bは先端刃、5A,5Bは後端刃、6A,6Bは中間刃、6A1,6B1は第1傾斜刃部、6A2,6B2は第2傾斜刃部、8A,8Bは移動規制手段、11,12はスクラップ排出口、13は四角筒、13a,13b,13g,13hは対角部、13c,13dは垂直面、13e,13fは水平面、19A,19Bは傾斜刃、20はストッパー、S1,S2,S3,S4はスクラップ。

Claims (8)

  1. 金属製の四角筒(13)が挿入支持される四角形の開口部(3),(3)をそれぞれ有する一対の固定刃型(1),(1)と、該固定刃型(1),(1)に挟まれた状態で支持され且つ前記開口部(3),(3)を挟む位置から互いに近接あるいは離間する方向に同時に往復移動する一対の可動刃型(2A),(2B)とを備え、前記可動刃型(2A),(2B)には、該可動刃型(2A),(2B)の近接移動時において最初に前記四角筒(13)における対角部(13a),(13b)に食い込む先端刃(4A),(4B)と、該可動刃型(2A),(2B)の近接移動完了時に前記先端刃(4A),(4B)と上下交叉する後端刃(5A),(5B)と、該後端刃(5A),(5B)と前記先端刃(4A),(4B)とを連結するとともに前記可動刃型(2A),(2B)の近接移動途中において前記四角筒(13)の垂直面(13c),(13d)に食い込む中間刃(6A),(6B)とをそれぞれ形成して、前記可動刃型(2A),(2B)における前記先端刃(4A),(4B)が前記四角筒(13)の対角部(13a),(13b)に食い込んだ後、該四角筒(13)の上下水平面(13e),(13f)が前記先端刃(4A),(4B)により切断されるとともに、前記四角筒(13)の左右垂直面(13c),(13d)が前記中間刃(6A),(6B)により切断され、前記先端刃(4A),(4B)と前記後端刃(5B),(5A)とが上下交差した時点で前記四角筒(13)の切断が完了するように構成したことを特徴とする四角筒切断機。
  2. 前記固定刃型(1),(1)には、前記開口部(3),(3)の上下方向に位置して四角筒切断時に発生するスクラップ(S1),(S2)を排出するための上部および下部スクラップ排出口(11),(12)を形成したことを特徴とする請求項1記載の四角筒切断機。
  3. 前記可動刃型(2A),(2B)における中間刃(6A),(6B)を、前記先端刃(4A),(4B)から可動刃型(2A),(2B)の離間方向に傾斜する第1傾斜刃部(6A1),(6B1)と、該第1傾斜刃部(6A1),(6B1)より小さな傾斜角で傾斜し且つ前記第1傾斜刃部(6A1),(6B1)から前記後端刃(5A),(5B)に至る第2傾斜刃部(6A2),(6B2)とにより構成したことを特徴とする請求項1および2のいずれか一項記載の四角筒切断機。
  4. 前記可動刃型(2A),(2B)には、該可動刃型(2A),(2B)による切断完了時に互いに接触して可動刃型(2A),(2B)の移動を規制する移動規制手段(8A),(8B)をそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1、2および3のいずれか一項記載の四角筒切断機。
  5. 金属製の四角筒(13)が挿入支持される四角形の開口部(3),(3)をそれぞれ有する一対の固定刃型(1),(1)と、該固定刃型(1),(1)に挟まれた状態で支持され且つ前記開口部(3),(3)の対角線に沿って互いに交差する方向あるいは離間する方向に同時に往復移動する一対の可動刃型(2A),(2B)とを備え、前記可動刃型(2A),(2B)には、該可動刃型(2A),(2B)の交差移動時において最初に前記四角筒(13)における対角部(13a),(13b)に食い込む先端から可動刃型(2A),(2B)の離間方向に傾斜し且つ該可動刃型(2A),(2B)の交差移動完了時に前記四角筒(13)の他の対角部(13g),(13h)とそれぞれ交差する後端に至る傾斜刃(19A),(19B)をそれぞれ形成して、前記可動刃型(2A),(2B)における傾斜刃(19A),(19B)の先端が前記四角筒(13)の対角部(13a),(13b)にそれぞれ食い込んだ後、該四角筒(13)の左右垂直面(13c),(13d)が切断され、その後該四角筒(13)の上下水平面(13e),(13f)が前記対角部(13a),(13b)から切断され、前記傾斜刃(19A),(19B)の後端が前記四角筒(13)の他の対角部(13g),(13h)とそれぞれ交差した時点で該四角筒(13)の切断が完了するように構成したことを特徴とする四角筒切断機。
  6. 金属製の四角筒(13)が挿入支持される四角形の開口部(3),(3)をそれぞれ有する一対の固定刃型(1),(1)と、該固定刃型(1),(1)に挟まれた状態で支持され且つ互いに交差する方向あるいは離間する方向に同時に往復移動する一対の可動刃型(2A),(2B)とを備え、前記可動刃型(2A),(2B)には、該可動刃型(2A),(2B)の交差移動時において最初に前記四角筒(13)における相対向する水平面(13e),(13f)に食い込む先端から可動刃型(2A),(2B)の離間方向に傾斜し且つ該可動刃型(2A),(2B)の交差移動完了時に前記四角筒(13)の対角部(13g),(13h)とそれぞれ交差する後端に至る傾斜刃(19A),(19B)をそれぞれ形成して、前記可動刃型(2A),(2B)における傾斜刃(19A),(19B)の先端が前記四角筒(13)の相対向する水平面(13e),(13f)にそれぞれ食い込んだ後、該水平面(13e),(13f)および前記四角筒(13)の左右垂直面(13c),(13d)が切断され、その後該四角筒(13)の左右垂直面(13c),(13d)と上下水平面(13e),(13f)が同時に切断され、前記傾斜刃(19A),(19B)の後端が前記四角筒(13)の対角部(13g),(13h)とそれぞれ交差した時点で該四角筒(13)の切断が完了するように構成したことを特徴とする四角筒切断機。
  7. 前記固定刃型(1),(1)には、前記可動刃型(2A),(2B)による切断完了時に該可動刃型(2A),(2B)の移動を規制するストッパー(20),(20)をそれぞれ設けたことを特徴とする請求項5および7のいずれか一項記載の四角筒切断機。
  8. 前記固定刃型(1),(1)には、前記開口部(3),(3)の上下方向に位置して四角筒切断時に発生するスクラップ(S1),(S2)を排出するための上部および下部スクラップ排出口(11),(12)を形成したことを特徴とする請求項5、6および7のいずれか一項記載の四角筒切断機。
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