JP4247904B2 - 車体フレーム構造 - Google Patents
車体フレーム構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4247904B2 JP4247904B2 JP2004103961A JP2004103961A JP4247904B2 JP 4247904 B2 JP4247904 B2 JP 4247904B2 JP 2004103961 A JP2004103961 A JP 2004103961A JP 2004103961 A JP2004103961 A JP 2004103961A JP 4247904 B2 JP4247904 B2 JP 4247904B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle body
- frame
- portions
- sub
- suspension
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Description
実用の車体フレーム構造は、フロントサブフレームを、略井桁形状若しくは略矩形に形成し、駆動系部品、操舵部品、足まわり部品などを搭載できるようにすれば実用上十分であった。
また、ダイカスト製品は後加工が少なくてすむ。従って後部横メンバーと左右の後継手部とが一体的にダイキャストにより構成されるとともに、左右の後継手部上に、調整機構の連結部位が形成されることで、調整機構の取付け精度の向上を図る。
この結果、フレームの剛性を向上しつつ、重量増加の抑制を図ることができるという利点がある。さらに、調整機構の連結部位の外力による変形を、少なくすることができるという利点がある。
また、左右の後継手部上に、調整機構の連結部位が形成され、調整機構の連結部位を、ダイカスト製品にて形成することで、調整機構の取付け精度の向上を図ることができるという利点がある。
図1は本発明に係る車両の前部の斜視図である。車両10の車体フレーム(車体)20は前部構造が、車体前部の両側で車体前後に延びた左右のフロントサイドフレーム21,21と、これらのフロントサイドフレーム21,21の車幅方向外側で且つ上方で車体前後に延びた左右のアッパフレーム22,22と、フロントサイドフレーム21,21とアッパフレーム22,22との間に掛け渡した左右のフロントダンパハウジング23,23と、左右のフロントサイドフレーム21,21の前部並びに左右のアッパフレーム22,22の前部に結合したフロントバルクヘッド24と、を主要構成としたモノコックボディである。
アッパクロスメンバ27は、左右両端部から斜め後方へ左右の延長部28,28を延ばし、これら延長部28,28を介して、左右のアッパフレーム22,22の長手途中に結合したものである。
リヤサブフレーム53は、リヤデファレンシャルギヤボックス54を吊り下げ方式にて取付けたものである。リヤサブフレーム53のうち、前側の前部横メンバ202はリヤデファレンシャルギヤボックス54との干渉を避けるために、両端部が水平で中央部が上方へ凸となるように湾曲した形状、すなわちアーチ状を呈する。なお、201は縦メンバ、203は後部横メンバを示す。
ここで、展伸材とは、アルミニウム及びアルミニウム合金にて形成した板、条、塗装板、塗装条、棒、線、継目無管、溶接管、押出形材、鍛造品、はく、溶接棒、ワイヤ等をすべて含む。
以上の説明から明らかなように、副縦メンバ(左右の後継手部)71,71及び当て板65,65は、後部横メンバ63の両端に縦メンバ61,61を一体的に接合するための、連結部材の役割を果たすとともに、縦メンバ61,61の役割をも兼ねる。
左右の副縦メンバ(左右の後継手部)71,71は、前部上部に上方へ突出したキャンバ角を調整する調整機構の連結部位としての3個ずつのアーム取付部76・・・と、後部上部に上方へ膨出したスタビライザ用ブラケット取付部77,77と、車体フレーム20(図1参照)にフロントサブフレーム42を取付けるときに使用する位置決め機構としての位置決め孔78,78と、を一体に備える。なお、調整機構としてのキャンバ角調整機構は図13,図14で詳細に説明する。
前部横メンバ62は、上部中央にパワープラント支持部84を取付けるとともに、下部中央にジャッキアップ部85を取付けたものである。
図8(a),(b)は本発明に係る左の縦メンバの構成図であり、図8(a)は左の縦メンバ61の要部構成を示し、図8(b)は図8(a)のb−b線で破断した縦メンバ61の要部構成を示す。
図9(a),(b)は本発明に係る左の縦メンバの構成図であり、図9(a)は図8(a)のb−b線で破断した断面構成を示し、図9(b)は図9(a)の断面部分に弾性ブッシュ100を取付けたブッシュ取付構造を示す。
このような左の縦メンバ61は長手途中で、図9(a)に示すように軸直角方向の断面形状を断面の内側に向けて凹むように構成することで、その凹部81をブラケットとするとともに、凹部81の底97に貫通孔97aを開けたものである。
図9に示すように底97は、内方側板94から一定の隙間を有した位置で内方側板94に略平行な平板である。貫通孔97aは、底97の上下の縁の近傍まで開いた大きい孔である。底97は外力の影響が小さいので、貫通孔97aを開けることで縦メンバ61の軽量化を図ることができる。
上板91と上のブラケット板部96とを重ね合わせるとともに、下板93と下のブラケット板部96とを重ね合わせることで剛性を高め、上下それぞれ2枚の板によって弾性ブッシュ100を締結して支えることができる。
図10は本発明に係るフロントサブフレームにフロントサスペンション及びステアリングギヤボックスを取付けた斜視図である。
図11は本発明に係るフロントサブフレームにフロントサスペンションを取付けた要部平面図である。
図12は本発明に係るフロントサブフレーム、フロントサスペンション及びステアリングギヤボックスの分解図である。
左の縦メンバ61のトランスミッション支持用開口部82は、カバー83へ防振用弾性ブッシュ161をボルト162・・・にて取付けるものである。この弾性ブッシュ161は、フロントサブフレーム42にトランスミッション44(図2参照)をマウントする部材である。
なお、サブフロントフレーム42の右側にキャンバ角調整機構157と車体中心に関して対称形状のキャンバ角調整機構を備えるものとする。
(a)において、キャンバ角調整機構157の後部ブラケット124を車体内側に寄せて取付けた状態を示す。
(b)において、後部ブラケット124を車体内側に寄せて取付けることで、ロアアーム121を矢印a1の如く車体内側に引寄せることができる。この結果、キャンバ角θを小さくきく設定することができる。なお、164は車軸、165は前輪を示す。
(d)において、後部ブラケット124を車体外側に寄せて取付けることで、ロアアーム121を矢印a2の如く車体外側にせり出すことができる。この結果、キャンバ角θを大きく設定することができる。
(a)において、フロントサブフレーム組立方法は、フロントサブフレーム42を車体フレーム20側にリフトする(上げる)リフト装置168を用意し、車体フレーム20に基準孔166を設け、フロントサブフレーム42に位置決め孔(位置決め機構)78を設け、基準孔166に位置決め孔78を位置合わせする治具ピン167をリフト装置168に設けることで、車体フレーム20にフロントサブフレーム42を位置合わせしつつ組立てるものである。
(d)において、リフト装置168を矢印b3の如く下げることで、フロントサブフレーム42の組立てを完了する。
本発明に係る車体フレーム構造は、動力源(エンジン)43(図2参照)を含む駆動系部品、ステアリングギヤボックス141を含む操舵部品、フロントサスペンション110やキャンバ角調整機構(調整機構)157を含む足まわり部品を支持するとともに、図1に示す車体フレーム(車体)20側に支持させるフロントサブフレーム42を備えた車体フレーム構造において、フロントサブフレーム42を、アルミニウム合金のダイカスト製品及び押出し材を組合わせることで略井桁形状若しくは略矩形のフレームに構成するとともに、略井桁形状若しくは略矩形のコーナに配置する左右の第1連結部64,64(以下、「左右の前継手部64,64」と記載する)及び左右の副縦メンバ71,71(以下、「左右の後継手部71,71」と記載する)これらの継手部64,64,71,71を繋ぐ、左右の縦メンバ61,61及び前部・後部横メンバ62,63と、から構成し、キャンバ角調整機構(調整機構)157の連結部位76・・・を、ダイカスト製品にて形成したものと言える。
Claims (1)
- 動力源を含む駆動系部品、ステアリングギヤボックスを含む操舵部品、フロントサスペンションやキャンバ角若しくはキャスタ角を調整する調整機構を含む足まわり部品を支持するとともに、車体側に支持させるフロントサブフレームを備えた車体フレーム構造において、
前記フロントサブフレームは、アルミニウム合金のダイカスト製品及び押出し材を組合わせて形成することで略井桁形状若しくは略矩形のフレームであり、略井桁形状若しくは略矩形のコーナに配置する左右の前継手部及び左右の後継手部と、これらの継手部を繋ぐ、左右の縦メンバ及び前部・後部横メンバと、からなり、
前記後部横メンバーと前記左右の後継手部とが一体的にダイキャストにより構成されるとともに、一体的に形成された前記後部横メンバーと前記左右の後継手部とが前記車体側に支持され、
前記左右の後継手部上に、前記調整機構の連結部位が形成され、前記調整機構の連結部位にフロントサスペンションが支持されるとともに、前記左右の後継手部に、前記フロントサブフレームを車体側へ位置決めする位置決め機構が一体的に形成されたことを特徴とする車両用フレーム。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004103961A JP4247904B2 (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 車体フレーム構造 |
CN200580000230.7A CN1771160B (zh) | 2004-03-31 | 2005-03-29 | 车体框架结构 |
PCT/JP2005/006562 WO2005095181A1 (ja) | 2004-03-31 | 2005-03-29 | 車体フレーム構造 |
US10/588,002 US7520514B2 (en) | 2004-03-31 | 2005-03-29 | Body frame structure |
EP05721702A EP1731409B1 (en) | 2004-03-31 | 2005-03-29 | Vehicle body frame structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004103961A JP4247904B2 (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 車体フレーム構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005289126A JP2005289126A (ja) | 2005-10-20 |
JP4247904B2 true JP4247904B2 (ja) | 2009-04-02 |
Family
ID=35322582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004103961A Expired - Fee Related JP4247904B2 (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 車体フレーム構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4247904B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7056625B2 (ja) | 2018-05-11 | 2022-04-19 | 信越化学工業株式会社 | 焼結用セラミックス成形体の作製方法及びセラミックス焼結体の製造方法 |
JP7056624B2 (ja) | 2018-05-11 | 2022-04-19 | 信越化学工業株式会社 | 焼結用セラミックス成形体の作製方法及びセラミックス焼結体の製造方法 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102006009289A1 (de) * | 2006-03-01 | 2007-10-04 | Audi Ag | Hilfsrahmen zur Befestigung an einer Karosserie eines Kraftwagens |
KR100783877B1 (ko) * | 2006-09-13 | 2007-12-10 | 현대자동차주식회사 | 차량의 리어 서브 프레임의 링크 구조 |
WO2014063687A2 (de) * | 2012-10-24 | 2014-05-01 | Ksm Castings Group Gmbh | Modulares system |
JP6252503B2 (ja) * | 2015-01-29 | 2017-12-27 | トヨタ自動車株式会社 | サスペンションアーム取付構造 |
JP6299732B2 (ja) | 2015-11-16 | 2018-03-28 | トヨタ自動車株式会社 | 車両骨格部材の接合構造 |
JP6397438B2 (ja) * | 2016-03-15 | 2018-09-26 | 本田技研工業株式会社 | ステアリングギヤボックス支持構造 |
JP6376186B2 (ja) | 2016-08-04 | 2018-08-22 | トヨタ自動車株式会社 | サスペンションメンバ |
-
2004
- 2004-03-31 JP JP2004103961A patent/JP4247904B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7056625B2 (ja) | 2018-05-11 | 2022-04-19 | 信越化学工業株式会社 | 焼結用セラミックス成形体の作製方法及びセラミックス焼結体の製造方法 |
JP7056624B2 (ja) | 2018-05-11 | 2022-04-19 | 信越化学工業株式会社 | 焼結用セラミックス成形体の作製方法及びセラミックス焼結体の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005289126A (ja) | 2005-10-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7520514B2 (en) | Body frame structure | |
JP4247902B2 (ja) | ブッシュ取付構造 | |
JP4247903B2 (ja) | 車体フレーム構造 | |
JP4733713B2 (ja) | ブッシュ取付構造 | |
RU89457U1 (ru) | Подрамник для задней оси автомобиля | |
JP5439554B2 (ja) | 車体後部構造 | |
CN108349536B (zh) | 后副车架结构 | |
WO2005095182A1 (ja) | 車両用サブフレーム及びブッシュ取付構造 | |
CN102803048B (zh) | 车辆的副框架结构和其加工方法 | |
JP6881396B2 (ja) | 下部車体構造 | |
JP6915592B2 (ja) | 下部車体構造 | |
JP6137488B2 (ja) | 自動車のリヤサブフレーム構造 | |
JP4247905B2 (ja) | 車体フレーム構造 | |
JP4247904B2 (ja) | 車体フレーム構造 | |
JP6159974B2 (ja) | フロントクロスメンバ | |
JP5493971B2 (ja) | 車両の後部車体構造 | |
JP5954168B2 (ja) | 後部車体構造 | |
JP3354300B2 (ja) | 自動車におけるサブフレーム構造 | |
JP3354301B2 (ja) | 自動車におけるサブフレーム構造 | |
JP3487213B2 (ja) | 車両のサブフレーム構造 | |
JPH08198134A (ja) | アルミニウム合金製クロスメンバ | |
JP2690544B2 (ja) | 車両のサブフレーム構造 | |
JP2881536B2 (ja) | サスペンション用サブフレーム | |
JPH06122378A (ja) | 自動車のフロントサブフレーム構造 | |
WO2023181197A1 (ja) | 車体構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080205 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080407 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090107 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090108 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120123 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120123 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130123 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130123 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140123 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |