JP4247610B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、安定器を器具本体に収納し充填材で固定した照明器具に関する。
従来、安定器を器具本体に収納し樹脂で固定するとともに、器具本体の底部にランプホルダを連結した高天井用の照明器具が知られている(例えば、特許文献1ないし3参照。)。そして、この種の照明器具は、例えば、略円筒状のケースである器具本体と、この器具本体の下側に取り付けられたランプホルダとを備えている。そして、器具本体は、例えば鋳物製で、上部が開口部とされるとともに、下部が底板部で閉塞されている。また、底板部の中央部からは、下側に向かい円筒状の外筒部が突設され、この外筒部の内側が、リード線挿通孔となっている。さらに、器具本体の内側には、安定器が収納されている。また、ランプホルダは、ランプが装着されるランプソケットを備えている。そして、このランプソケットから上側に突設された内筒部が、器具本体の外筒部に嵌め込まれてねじにて固定され、さらに、このねじ止め部分の隙間は専用のパッキングやシール材にてシールされている。また、器具本体の上部には、電源ボックスが取り付けられ、この電源ボックスには、端子台や力率改善用コンデンサなどが取り付けられている。そして、リード線挿通孔を介してランプソケットから引き出されたリード線の片側を安定器の端子部に接続し、もう片側を力率改善用コンデンサの端子部に接続し、器具本体の底板部上に安定器を設置した状態で、器具本体内に樹脂などを充填し、安定器を固定する。さらに、この照明器具は、安定器及び力率改善用コンデンサに接続されたリード線を端子台に接続し、電源ボックスを器具本体にねじなどにて結合して構成されている。
特開2000−48635号公報 特開2000−164028号公報 特開2000−285725号公報
しかしながら、上記従来の構成では、製造工程において、器具本体とランプホルダとの接続部分での樹脂の漏れを防ぐために、専用のパッキングやシール材にてシールを施す必要があり、製造コストの低減が困難である問題を有している。また、安定器を器具本体に挿入した際に、ランプホルダから引き出したリード線が安定器の鉄心部と器具本体との間に挟まれてリード線の絶縁被覆に傷が付かないように作業する必要があり、作業性の向上が困難である問題を有している。さらに、組み立て作業において、部品を複数の方向から器具本体に取り付ける必要があり、据わりの悪い重い器具本体の向きを変える作業が必要になり、また、器具本体にランプホルダを取り付けた不安定な状態で配線などの作業を行う必要があり、作業手順が制約され、作業性の向上が困難で、製造コストの低減が困難である問題を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、製造工程を簡略化でき、作業性を向上して製造コストを低減できる照明器具を提供することを目的とする。
請求項1記載の照明器具は、一側に開口部を形成した安定器収納部を設け、他側に載置部を設けた器具本体と;開口部から安定器収納部に挿入して収納された安定器と;安定器の挿入方向と同方向から器具本体に取り付けられ安定器と電気的に接続されて点灯回路を構成する電気部品と;安定器の挿入方向と同方向から安定器収納部に充填され安定器を固定する充填材と;安定器の挿入方向と同方向から器具本体に取り付けられ器具本体の一側を覆うカバーと;安定器の挿入方向と交差する方向に突設されたランプホルダと;ランプホルダに収納され、ランプが装着されるとともに点灯回路に電気的に接続されるランプソケットと;を具備しているものである。
そして、この構成では、器具本体の他側に設けた載置部を被載置面に載置した安定した状態で、器具本体の一側からの作業で照明器具を組み立てでき、作業性を向上して、製造コストが低減される。また、安定器収納部には、充填材が固化するまでにこの充填材の漏れを防止するシール材などを用いる必要がなく、部品点数が削減され、製造コストが低減される。
請求項2記載の照明器具は、請求項1記載の照明器具において、ランプホルダは、器具本体に一体に形成されたものである。
そして、この構成では、ランプホルダを器具本体に一体に形成しても、器具本体の他側に設けた載置部を被載置面に載置した安定した状態で、器具本体の一側からの作業で照明器具を組み立てでき、作業性を維持しつつ、部品点数が削減され、製造コストが低減される。
請求項3記載の照明器具は、請求項1記載の照明器具において、ランプホルダは、ランプホルダ本体部と、ランプソケットに接続された電線が導出される電線導出部を設けたランプホルダ基部とを備え、器具本体は、安定器の挿入方向と同方向から挿入されたランプホルダ基部を係合保持するランプホルダ保持部と、このランプホルダ保持部に隣接する配線収納部と、これらランプホルダ保持部と配線収納部とを連通させ安定器の挿入方向と同方向から配線を挿入可能な溝部とを備えたものである。
そして、この構成では、ランプホルダについて、器具本体の一側からの作業で器具本体に取り付けられるとともに、ランプホルダから導出される電線についても、器具本体の一側からの作業で溝部を介して配線収納部に配置され、作業性を向上して、製造コストが低減される。
請求項1記載の照明器具によれば、器具本体の他側に設けた載置部を被載置面に載置した安定した状態で、器具本体の一側からの作業で照明器具を組み立てでき、作業性を向上して、製造コストを低減できる。また、安定器収納部には、充填材が固化するまでにこの充填材の漏れを防止するシール材などを用いる必要がなく、部品点数が削減され、製造コストを低減できる。
請求項2記載の照明器具は、請求項1記載の効果に加え、ランプホルダを器具本体に一体に形成しても、器具本体の他側に設けた載置部を被載置面に載置した安定した状態で、器具本体の一側からの作業で照明器具を組み立てでき、作業性を維持しつつ、部品点数を削減し、製造コストを低減できる。
請求項3記載の照明器具は、請求項1記載の効果に加え、ランプホルダについて、器具本体の一側からの作業で器具本体に取り付けできるとともに、ランプホルダから導出される電線についても、器具本体の一側からの作業で溝部を介して配線収納部に配置でき、作業性を向上して、製造コストを低減できる。
以下、本発明の照明器具の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の照明器具の一実施の形態を示すカバーを取り外した状態の側面図である。図2は同上照明器具の使用状態の説明図である。図3は同上照明器具の器具本体及びカバーの一側から見た斜視図である。図4は同上照明器具の器具本体の一側から見た斜視図である。図5は同上照明器具の器具本体の他側から見た斜視図である。
図2において、10は照明器具で、この照明器具10は、例えば高所の天井11などに取り付けられていわゆるHIDランプを点灯するHID照明器具であり、図1ないし図5に示すように、器具本体12と、この器具本体12に取り付けられた安定器14、電気部品15、及びカバー17などを備えたいわゆる安定器装備型高天井用照明器具である。また、器具本体12は、取付金具18により天井11に取り付けられ、天井11内に配設された配線から供給される電力により、安定器14及び電気部品15で構成される点灯回路により、メタルハライドランプ、水銀ランプなどの放電ランプであるランプLを点灯するようになっている。
なお、以下の説明においては、図2に示すように、ランプLが下方に向いた使用状態を基準として上下方向を説明するが、組み立て工程の説明においては、図1、図3及び図4に示すように、一側を上方に向けた状態で説明する。
まず、器具本体12は、安定器付きランプホルダなどとも呼ばれるもので、例えば、金属製の鋳物であり、本体部21と、この本体部21の下方に垂直に突設されるランプホルダ22とが、アルミダイキャストで一体に形成されている。そして、器具本体12の本体部21は、一側面をカバー17で閉塞される開口部24とした箱状をなし、使用状態で上側に位置する天板部25、この天板部25に対向する底板部26、開口部24に対向し載置部を構成する側底板部27、及び両端の端板部28を備えている。そして、この本体部21の内側は、一対の縦仕切板部31と、これら縦仕切板部31同士を連結する横仕切板部32とにより4個の空間に区画され、略中央に位置し一側を開口部33aとする安定器収納部33と、この安定器収納部33の下側に横仕切板部32を介して隣接する配線収納部34と、安定器収納部33の両端側に縦仕切板部31を介して隣接する一対の部品収納部35とを備えている。また、安定器収納部33は、隣接する部品収納部35より両側に寸法が大きく、天板部25及び底板部26は平面略6角形状あるいは略十字形状などに形成されている。さらに、開口部24の四隅の近傍は、厚さ寸法が大きく形成され、固着受部であるねじ孔37が形成されている。
そして、この本体部21の開口部24を覆うカバー17は、例えば金属製の板材を折曲し、開口部24の形状に応じたカバー本体部41と、このカバー本体部41の各辺から折曲された縁部42とが形成されている。さらに、カバー本体部41の四隅の近傍には取付孔44が形成され、これら取付孔44に挿入した固着具であるねじを、固着受部であるねじ孔37に螺合して、開口部24を閉塞するようにカバー17が固定されている。
また、器具本体12の横仕切板部32の一側の端部は、矩形状に切り欠かれ、安定器収納部33と配線収納部34とを連通する配線連通部51が形成されているとともに、配線収納部34の両側端は、それぞれ部品収納部35に連通している。さらに、配線収納部34に臨む本体部21の底板部26には、上下及び一側に連通する溝部としての溝状の下部連通部53が形成されているとともに、一端側の部品収納部35に臨む天板部25には、上下及び一側に連通する溝状の上部連通部55が形成されている。
さらに、器具本体12には、金具取付部56が形成されている。そして、本実施の形態では、金具取付部56は、天板部25の一端部から外側方に延設され、さらに上方に突設され、さらに若干内側方に突設された第1の取付腕部57と、この第1の取付腕部57の反対側に位置し、天板部25から上方に突設された第2の取付腕部58とを備えている。
一方、本体部21と一体に形成されたランプホルダ22は、ランプホルダ本体部61と、ランプホルダ基部62とを備え、このランプホルダ本体部61内に、ランプLが装着されるランプソケット45が収納され、ランプホルダ基部62内には、ランプソケット64から導出されたリード線である電線65が配置されている。そして、ランプホルダ本体部61は、複数の円環を連結し、全体としては、下側が拡開した円筒状に形成されている。また、ランプホルダ基部62は、円盤状をなす基盤部67と、この基盤部67とランプホルダ本体部61とを連結する円筒状の軸部68とを備えている。そして、基盤部67は、本体部21の底板部26に一体に連続して形成され、これら軸部68及び基盤部67を貫通して、ランプホルダ本体部61の内側と下部連通部53とを連通する電線導出部69が形成されている。すなわち、器具本体12の本体部21の開口部24の開口方向に対して、ランプホルダ22の軸部68は、直交する方向に突設されている。なお、ランプホルダ本体部61の先端部には、必要に応じて、下面を照射開口としランプLを内包する椀形の反射笠などが取り付けられる。
また、電気部品15とともに点灯装置を構成する安定器14は、いわゆるチョークコイルである放電灯安定器であり、積層鉄心14a、この積層鉄心14aに組み合わされたコイル14b、及び端子部14cなどが設けられている。そして、この安定器14は、他の電気部品15やランプソケット45に電線65で電気的に接続されるとともに、安定器収納部33に収納され、樹脂である充填材71により固定されている。また、電気部品15は、図示しない端子台、力率改善用のコンデンサ74、及び図示しないサブライトユニットなどを備え、互いに電線65で電気的に接続されている。例えば、ランプソケット64から導出された電線65の一方が安定器14の端子部14cに接続され、他方がコンデンサ74の端子部に接続される。そして、端子台及びコンデンサ74は一端側の部品収納部35に収納され、他端側の部品収納部35には、図示しないサブライトユニット及びコンデンサなどが収納され、それぞれねじなどの固着具を用いて器具本体12の本体部21の側底板部27に固定されている。
さらに、安定器14は、器具本体12の本体部21の中央部すなわち重心に配置され、少なくとも、開口部24を上に向けて載置した横置き組み立て状態で、幅方向の中央部すなわち重心に安定器14が位置し、器具本体12が開口部24を上に向けて安定して載置されるようになっている。
さらに、取付金具18は、例えば金属板を折曲して形成され、矩形板状の基板部81と、この基板部81の長手方向に沿った両側部がそれぞれ下側に折曲された側板部82と、基板部81の長手方向の両端部がそれぞれ下側に折曲された端板部83とを備えている。そして、基板部81には、天井11のボルトなどの構造物に固定するための取付孔や、電線を挿通するための通孔などが形成されている。また、一端の端板部83は、下側に延設され、器具本体12の第1の取付腕部57を係合して保持する矩形状の孔部とねじ孔を設けた第1の保持部85が形成されている。一方、他端の端板部83には、第2の取付腕部58を係合して保持する矩形状の孔部である第2の保持部87が形成されている。
次に、この照明器具10の組み立て工程を説明する。
まず、本体部21の開口部24を上に向けた状態で、被載置部としての適宜の作業台に器具本体12を載置する。この状態で、載置部を構成する平面状の底側板部27が作業台上に安定して載置され、また、器具本体12の本体部21から突設されたランプホルダ22の先端部が作業台上に当接して、いわば横置き状態で器具本体12が安定して支持される。
この状態で、ランプホルダ22のランプホルダ本体部61の内側に、ランプソケット45を収納し、このランプソケット45から導出された電線65を軸部68及び基盤部67を通し、電線導出部69から下部連通部53を介して、本体部21内の配線収納部34に導入する。そして、この電線65に端子台やコンデンサ74など及び安定器14を電気的に接続するとともに、これら電気部品15により構成される点灯装置を本体部21内に収納して固定する。すなわち、端子台及びコンデンサ74などは、上側から部品収納部35に挿入し、ねじなどの固着手段で固定する。また、安定器14は、上側から安定器収納部33に挿入し、さらに、樹脂である充填材71を上側から安定器収納部33に充填し、固化させて、安定器14を樹脂に埋設して器具本体12に固着する。この際、安定器14に接続した電線65は、横仕切板部32を乗り越えるようにして、横仕切板部32の配線連通部51に配置し、配線収納部34を介して、ランプソケット45や他の電気部品15に接続する。
次いで、これら安定器14などの部品を取り付けた器具本体12に、上側からカバー17を被せ、ねじで固定することにより、照明器具10が構成される。
そして、この照明器具10は、あらかじめ天井11に取り付けた取付金具18を用いて、天井11に設置される。すなわち、まず、器具本体12の第2の取付腕部58を取付金具18の第2の保持部87に挿入して引っ掛ける。この状態で、照明器具10は回動可能に仮保持されるため、電線の接続作業などを行う。次いで、照明器具10を回動して、第1の取付腕部57を取付金具18の第1の保持部85に挿入して引っ掛け、ねじを螺合して締め付けることにより、照明器具10が天井11に取り付けられる。
このように、本実施の形態によれば、照明器具10の組み立て作業について、器具本体12の側面から安定器14などの各構成部材を順次組み付けて作業でき、かつ、安定して載置した状態で、同一方向である上方から部品を順次組み付けて作業できるため、ランプホルダを接続した据わりが悪く重い筒状のケースを逆さにしあるいは元に戻すなどの作業も必要なく、工数を削減し、製造に要する時間を短縮し、すなわち組み立ての作業性を向上して製造工程を簡略化でき、製造コストを容易に低減できる。
そして、この照明器具10では、ランプホルダ22を突設した長手方向に沿って作業台上に載置した、いわば横置き(水平)の安定した状態で組み立て作業が可能であり、さらに、梱包も含めたすべての作業が安定した横置きの状態で可能になり、作業性を向上できる。
また、器具本体12の安定器収納部33は、側方に開口するため、この開口部分を上に向けた状態で作業することにより、電線65を挿通させる挿通孔を底部に形成する必要がなく、充填材の漏れを防ぐパッキングやシール部材を用いる必要もなくなり、部品点数を削減できるとともに、安定器収納部33とは別個に、この安定器収納部33に隣接して設けた配線収納部34などにて結線作業や配線作業を作業性良く実行でき、安定器14による電線65の挟み込みなども容易に抑制でき、製造コストを低減できる。
さらに、安定器14は、器具本体12の本体部21の中央部すなわち重心に配置され、少なくとも、開口部24を上に向けて載置した横置き組み立て状態で幅方向の中央部すなわち重心に安定器14を位置させることにより、器具本体12が倒れないように安定した状態で部品の取付などの作業が可能になり、作業性を向上できる。なお、安定器14の形状などによっては、安定器14の形状に応じて、安定器収納部33に適宜の大きさのスペーサを配置して、このスペーサを安定器14とともに充填材71で固着して、安定器14を重心に位置させることもできる。
次に、図6及び図7を参照して本発明の第2の実施の形態を説明する。
図6は本発明の照明器具の第2の実施の形態を示す器具本体にランプホルダを取り付けた状態の斜視図である。図7は同上照明器具の分解斜視図である。
この第2の実施の形態は、図1ないし図5に示す第1の実施の形態において、器具本体12の本体部21とランプホルダ22とを別体としたものである。すなわち、この構成では、ランプホルダ22のランプホルダ基部62には、本体部21と一体に形成される円盤状の基盤部67に代えて、四角形板状の取付部91が形成されているとともに、器具本体12の本体部21には、配線収納部34に隣接し、ランプホルダ22を保持するランプホルダ保持部(ホルダ取付台)93が底板部26の下面側に一体に形成されている。そして、本実施の形態では、このランプホルダ保持部93は、取付部91を一側から挿入して係合保持する係合受部94を備えている。すなわち、係合受部94は、取付部91の下面に当接する支持板部94aを備えるとともに、この支持板部94aには、軸部68の挿入を可能とする切欠部94bが形成されている。そして、この係合受部94に取付部91を係合した状態で、ランプホルダ22の軸部68が底板部26の中心に位置し、かつ、この底板部26に対して垂直に保持される。さらに、取付部91を係合受部94に係合する際に、ランプホルダ22の取付部91の上面に開口する電線導出部69が、底板部26に形成した下部連通部53に対向しつつ移動するようになっている。
そこで、この実施の形態の照明器具10の組み立て作業の際は、ランプソケット45を組み込み電線65を電線導出部69から導出したランプホルダ22を用意し、このランプホルダ22の取付部91を、開口部24を上に向けて載置した器具本体12の係合受部94に上側にから挿入して係合する。この作業により、電線導出部69から導出した電線65を、下部連通部53を介して、配線収納部34に導入することができる。次いで、第1の実施の形態と同様に照明器具10を組み立てる。さらに、ランプホルダ22は、図示しないねじなどの固着具により器具本体12の本体部21に固定し、あるいは、器具本体12に固定するカバー17により、位置を固定する。
このように、この第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態の作用効果に加え、照明器具10の組み立て作業について、器具本体12の側面からランプホルダ22や安定器14などの部品を順次組み付けて作業でき、さらに、安定して載置した状態で、同一方向である上方から部品を順次組み付けて作業できるため、工数を削減し、製造に要する時間を短縮し、すなわち作業性を向上して製造工程を簡略化でき、製造コストを容易に低減できる。
また、この第2の実施の形態によれば、ランプホルダ22を器具本体12の本体部とは別体としたため、汎用性を向上できるとともに、作業の手順を多様化できる。
次に、図8ないし図11を参照して本発明の第3の実施の形態を説明する。
図8は本発明の照明器具の第3の実施の形態を示す組み立て工程の説明図である。図9は同上照明器具の図8に続く組み立て工程の説明図である。図10は同上照明器具の図9に続く組み立て工程の説明図である。図11は同上照明器具の図10に続く組み立て工程の説明図である。
この構成は、器具本体12について、互いに組み合わされる割部材である複数の部材と、必要に応じてこれら部材に組み合わされる部材とにより構成するもので、この第3の実施の形態では、図8ないし図11に示すように、器具本体12を、互いに同一形状の割部材である2個の構成体101と、これら構成体101に組み合わされる区画部材103などとを用いて構成している。
そして、各構成体101は、アルミダイカストにより互いに互いに面対称形状などに形成され、それぞれ本体部21の外殻の一部を構成する本体構成部105と、ランプホルダ22の外殻の一部を構成するホルダ構成部106とが一体に形成されている。さらに、各本体構成部105には、安定器収納部111、対向して設けられた溝状の部材保持部112、金具取付部を構成する金具取付孔114、金具取付部を構成する金具取付突部115、及び図示しない取付孔、ねじ孔などが形成されている。また、本体構成部105とホルダ構成部106との間には、区画部118が形成されている。また、区画部材103は、例えば金属板を折曲などして形成され、四角形板状の区画部材基板部121と、この区画部材基板部121から突設され折曲された取付片部122とを備えている。また、本実施の形態では、ランプソケット45には、基端部に取付板124が固定されている。
そして、この照明器具10の組み立ての作業は、まず、区画部材103の区画部材基板部121の両面に点灯回路を構成する部品を取り付け、例えば、一面に端子台73を取り付け、他面にコンデンサ74を取り付けるとともに、これら端子台73及びコンデンサ74と、安定器14、ランプソケット45とを電線で電気的に接続する。
そして、図9に示すように、一方の構成体101を、安定器収納部111の開口部111aを上に向けて作業台上に載置する。そして、安定器収納部111に、上側から安定器14を挿入するとともに、上側から樹脂などの充填材71を充填して固化させ、安定器14を構成体101に固着する。さらに、対向する部材保持部112間に上側から係合して、点灯回路を構成する部品を取り付けた区画部材103及びランプソケット45の取付板124を構成体101に取り付ける。そして、この一方の構成体101の上側から、他方の構成体101を組み合わせ、本体部21とランプホルダ22を形成する。この状態で、本体部21内に、安定器14、端子台73、及びコンデンサ74が収納され、ランプホルダ22内に、ランプソケット45が収納される。そして、一方の構成体101の取付孔から挿入したねじ126を他方の構成体101のねじ孔に螺合して締め付け、また、他方の構成体101の取付孔から挿入したねじ126を一方の構成体101のねじ孔に螺合して締め付けて、構成体101同士を固定し、照明器具10が構成される。
そして、この照明器具10は、図10及び図11に示すように、あらかじめ天井11に取り付けた取付金具18を用いて、天井11に設置される。なお、この取付金具18は、例えば金属板を折曲して形成され、矩形板状の基板部131と、基板部131の長手方向の両端部がそれぞれ下側に折曲された端板部133とを備えている。そして、基板部131には、天井11のボルトなどの構造物に固定するための取付孔や、電線を挿通するための通孔などが形成されているとともに、昇降装置を取り付け可能とする取付部135が形成されている。また、この取付部135は、円孔状であるとともに、上側に突出するように絞り加工されている。さらに、一端の端板部133は、外側に延設され、さらに上側に延設され、さらに若干内側に延設され、器具本体12の金具取付孔114を係合して保持する第1の保持部136が形成されている。一方、他端の端板部133には、金具取付突部115を係合して保持する両側一対の引掛部137a及び取付孔137bを設けた第2の保持部137が形成されている。
すなわち、まず、器具本体12の金具取付孔114に第1の保持部136を挿入して引っ掛ける。この状態で、照明器具10は回動可能に仮保持されるため、電線の接続作業などを行う。次いで、照明器具10を回動して、第2の保持部137の引掛部137aを金具取付突部115に係合するとともに、取付孔137bに挿入した固着具であるねじ139を区画部材103の取付片部122に形成したねじ孔122aに螺合して締め付けることにより、照明器具10が天井11に取り付けられる。
そして、この第3の実施の形態においても、一方の構成体101を安定して載置した状態で、この構成体101に上側からの作業で安定器14などの部品を取り付けでき、第1及び第2の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
なお、ランプLの出力(W)などに応じて、図8に示すように、ランプソケット45と取付板124との間にスペーサ141を取り付け、ランプホルダ22に対するランプソケット45の位置を調整することができる。
また、構成体101は、互いに同一形状すなわち回転対称形状とすることにより、部品の種別を削減でき、製造コストを低減することもできる。
次に、図12ないし図15を参照して本発明の第4の実施の形態を説明する。
図12は本発明の照明器具の第4の実施の形態を示す使用状態の斜視図である。図13は同上照明器具の取付金具の平面図である。図14は比較例の照明器具の使用状態の斜視図である。図15は同上照明器具の取付金具の平面図である。
この第4の実施の形態では、図12に示すように、器具本体12の本体部21は、略円筒状に形成されているとともに、この本体部21の上側部に、略円筒状をなす金具取付部151が一体あるいは別体に設けられている。なお、この実施の形態では、ランプホルダ22の先端部に取り付けられてランプLを内包する反射笠Rが図示されている。そして、金具取付部151は、上端が開口しているとともに、上下方向に沿った中心軸を中心とする回転対称形状をなし、側面に一対の溝状の取付部153と一対の取付孔154が形成されている。
一方、図12及び図13に示すように、この金具取付部151に取り付けられる取付金具18も、上下方向を軸方向とした方向性のない回転対称形状をなし、例えば金属板を折曲して形成され、略多角形板状の基板部161と、この基板部161から延設された一対の支持腕部162とを備えている。そして、基板部161には、天井11のボルトなどの構造物に固定するための取付孔161aや、電線を挿通するための通孔161bなどが形成されている。また、各支持腕部162は、基板部161から下方に延設された縦板部162aと、この縦板部162aから側方に延設され、上側に延設され、さらに内側に若干延設された引掛部162bとを備えている。さらに、縦板部162aには、それぞれ、固着具であるねじ164が螺合されるねじ孔162cが形成されている。
そして、この構成では、取付金具18のいずれか一方の支持腕部162の引掛部162bを、照明器具10の金具取付部151のいずれか一方の取付部153に挿入して引っ掛け、配線作業などを行った後、照明器具10を回転させ、他方の支持腕部162の引掛部162bを他方の取付部153に挿入して引っ掛け、さらに、いずれか一方の取付孔154から挿入したねじ164をねじ孔162cに螺合することにより、照明器具10を設置できる。
このように、この構成によれば、トランスやチョークコイルなどの電磁機器本体などにより構成される点灯回路を内蔵し、ランプLを装着するランプホルダ22を備えた照明器具10であって、金属板を折り曲げた取付金具18に器具本体12を引っ掛けて固定する構造において、取付金具18の形状を回転対称としたため、取付金具18の方向性がなく、左右いずれの方向からも取付金具18に照明器具10の器具本体12を取り付けでき、高天井用照明器具の設置作業の作業性を向上できる。
すなわち、例えば、図14及び図15に示すように、ランプLを装着するランプホルダ22を備えるとともに器具本体12に安定器14を内蔵した高天井用の照明器具10において、器具本体12を引っ掛けた上でねじ164で固定する金属板を曲げ加工した取付金具18について、器具本体12の金具取付部171の取付部172の構成及び取付金具18の基板部174から延設される支持腕部175の構成に方向性がある非対称とした場合には、特定の支持腕部175を特定の取付部172に挿入して引っ掛ける必要があり、必ずしも作業性が良好でない場合があり得るが、図12及び図13に示す実施の形態に示すように、取付金具18の形状を回転対称とすることにより、取付金具18の方向性がなくなり、照明器具10の設置作業の作業性を容易に向上できる。
なお、上記の各実施の形態において、充填材71は、樹脂の他、ワニスチョークなどを用いることもできる。
また、照明器具10は、取付金具を用いて天井11に直付けする他、昇降装置を用いて昇降可能に設置することもできる。
本発明の照明器具は、例えば、施設照明用などの高天井用の照明器具として用いられる。
本発明の照明器具の一実施の形態を示すカバーを取り外した状態の側面図である。 同上照明器具の使用状態の説明図である。 同上照明器具の器具本体及びカバーの一側から見た斜視図である。 同上照明器具の器具本体の一側から見た斜視図である。 同上照明器具の器具本体の他側から見た斜視図である。 本発明の照明器具の第2の実施の形態を示す器具本体にランプホルダを取り付けた状態の斜視図である。 同上照明器具の分解斜視図である。 本発明の照明器具の第3の実施の形態を示す組み立て工程の説明図である。 同上照明器具の図8に続く組み立て工程の説明図である。 同上照明器具の図9に続く組み立て工程の説明図である。 同上照明器具の図10に続く組み立て工程の説明図である。 本発明の照明器具の第4の実施の形態を示す使用状態の斜視図である。 同上照明器具の取付金具の平面図である。 比較例の照明器具の使用状態の斜視図である。 同上照明器具の取付金具の平面図である。
符号の説明
10 照明器具
12 器具本体
14 安定器
15 電気部品
17 カバー
22 ランプホルダ
27 載置部を構成する側底板部
33 安定器収納部
33a 開口部
34 配線収納部
45 ランプソケット
53 溝部としての下部連通部
61 ランプホルダ本体部
62 ランプホルダ基部
69 電線導出部
71 充填材
93 ランプホルダ保持部
L ランプ

Claims (3)

  1. 一側に開口部を形成した安定器収納部を設け、他側に載置部を設けた器具本体と;
    開口部から安定器収納部に挿入して収納された安定器と;
    安定器の挿入方向と同方向から器具本体に取り付けられ安定器と電気的に接続されて点灯回路を構成する電気部品と;
    安定器の挿入方向と同方向から安定器収納部に充填され安定器を固定する充填材と;
    安定器の挿入方向と同方向から器具本体に取り付けられ器具本体の一側を覆うカバーと;
    安定器の挿入方向と交差する方向に突設されたランプホルダと;
    ランプホルダに収納され、ランプが装着されるとともに点灯回路に電気的に接続されるランプソケットと;
    を具備していることを特徴とする照明器具。
  2. ランプホルダは、器具本体に一体に形成された
    ことを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  3. ランプホルダは、ランプホルダ本体部と、ランプソケットに接続された電線が導出される電線導出部を設けたランプホルダ基部とを備え、
    器具本体は、安定器の挿入方向と同方向から挿入されたランプホルダ基部を係合保持するランプホルダ保持部と、このランプホルダ保持部に隣接する配線収納部と、これらランプホルダ保持部と配線収納部とを連通させ安定器の挿入方向と同方向から配線を挿入可能な溝部とを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の照明器具。
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