JP4247549B2 - 動力耕耘機の事故防止装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、耕耘作業中に動力耕耘機の走行方向を転換するときに、ロータリ巻き込み事故を防止するための事故防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
動力耕耘機は、ハンドルと、走行するための左右の車輪と、耕耘するための耕耘用ロータリと、エンジンから左右の車輪へ伝達する駆動力を入り切りして舵取りするための左右のサイドクラッチレバーと、エンジンから耕耘用ロータリへ伝達する駆動力を入り切りする耕耘クラッチレバーと、エンジンの回転速度を調節するスロットルレバーとを備えている。耕耘するときには、左右のサイドクラッチレバーを握ることなく入り状態にして左右の車輪を駆動して直進させると共に、耕耘クラッチレバーを入り状態にしてロータリを駆動して耕耘する。
【0003】
動力耕耘機は、直進しながら耕耘するため、直進の終点で走行方向を転換して次の耕耘を続ける必要がある。この走行方向を転換する手順は、次の通りである。先ず、耕耘クラッチレバーを切り状態にしてロータリを停止させた後に、ハンドルの持ち上げによりロータリを持ち上げて非耕耘状態にする。次に、一方のサイドクラッチレバーを握って切り状態にし、一方の車輪を停止させることで走行方向を転換する。続けて、ハンドルを下げつつサイドクラッチレバーから手を離すと共に耕耘クラッチレバーを入り状態にしてロータリを回転させて耕耘作業に入る。走行方向の転換中にロータリを停止させるのは、持ち上げられたロータリに作業者の足が巻き込まれないようにして、事故を防止するためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、走行方向を転換するための操作が上述の如く非常に忙しいために、作業者は、耕耘クラッチレバーを切り状態にする操作を省略又は忘れることがあり、土中から抜きでるように上昇した耕耘用ロータリが回転を維持しているため、走行方向を転換するときに回転中の耕耘用ロータリに巻き込まれる大事故を起こすことがある。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題を解決するために、耕耘作業中の走行方向転換時にロータリ巻き込み事故を防止することができる動力耕耘機における事故防止装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
耕耘中に走行方向を転換させる状況となったときに耕耘用ロータリを停止させるようにするために請求項1記載の本発明が採用した手段は、左右の舵取用サイドクラッチレバーと、耕耘用ロータリの駆動を入り切りする耕耘クラッチ装置とを備えた動力耕耘機において、耕耘用ロータリが持ち上げられているか否かを検知するロータリ持上検知具と、ロータリ持上検知具と連動するロータリ持上検知ケーブルと、左右の舵取用サイドクラッチレバーと連動する左右の舵取検知ケーブルと、左右の舵取検知ケーブルを連結して、一方の舵取検知ケーブルがクラッチの入り状態から切り状態へ変動したときに、その出力を直進状態から方向転換状態へ変動させるOR動作機構と、ロータリ持上検知ケーブルを連結すると共にOR動作機構からの出力を受けるものであって、ロータリ持上検知ケーブルが耕耘状態から持上状態へ変動すると共にOR動作機構の出力が直進状態から方向転換状態へ変動するときに、その出力を入り状態から切り状態へ変動させるAND動作機構とを備え、耕耘クラッチ装置は、AND動作機構の出力を受けるものであって、AND動作機構の出力が入り状態から切り状態へ変動するときに、耕耘用ロータリの駆動を入り状態から切り状態へ変更させることを特徴とする動力耕耘機の事故防止装置である。
【0007】
請求項1記載の本発明にあっては、耕耘クラッチ装置が入り状態で耕耘用ロータリが持ち上げられ且つ左右の舵取用サイドクラッチレバーの一方が切り操作されることにより、耕耘機の走行方向が直進状態から方向転換状態となったとき、OR動作機構は、一方の舵取検知ケーブルがクラッチの入り状態から切り状態へ変動することにより、出力を直進状態から方向転換状態へ変動させ、AND動作機構は、ロータリ持上検知ケーブルが耕耘状態から持上状態へ変動すると共にOR動作機構の出力が直進状態から方向転換状態へ変動することにより、出力を入り状態から切り状態へ変動させ、耕耘クラッチ装置は、AND動作機構の出力が入り状態から切り状態へ変動することにより、耕耘用ロータリの駆動を入り状態から切り状態へ変更して耕耘用ロータリを停止させる。OR動作機構、AND動作機構及び耕耘クラッチ装置は、左右の舵取検知ケーブルに伝えられた左右の舵取用サイドクラッチレバーの操作力及びロータリ持上検知ケーブルに伝えられたロータリ持上検知具の検知出力である外力によって作動する。
【0008】
なお、請求項1記載の本発明において、ロータリ持上検知具を、揺動自在に配置して下端を接地可能にしたロータリカバーで形成し、ロータリカバーの接地した下端が持ち上がる耕耘状態から接地しない下端が垂れ下がるロータリ持上状態となったとき、ロータリ持上検知ケーブルが耕耘状態から持上状態へ変動するように構成し、この変動にロータリ持上検知ケーブルを連動させることもある。この場合には、重たいロータリカバーをロータリ持上検知具に兼用して構造を簡単にできると共に、OR動作機構の大きな力の出力をAND動作機構に入力することによりAND動作機構及び耕耘クラッチ装置を確実に動作させることができる。また、OR動作機構の出力部とAND動作機構の入力部とを第1中間ケーブルで連結して、OR動作機構とAND動作機構とを別体に構成することもある。更に、AND動作機構の出力部と耕耘クラッチ装置の入力部とを第2中間ケーブルで連結して、AND動作機構と耕耘クラッチ装置を別体に構成することもある。
【0009】
耕耘中に走行方向を転換させる状況となったときにエンジンを減速させるために請求項2記載の本発明が採用した手段は、スロットルレバーとエンジンを減速させる方向へ復帰するエンジン調節装置とを連結するスロットルケーブルと、スロットルケーブルの中間に設けたスロットル用クラッチとを備え、スロットル用クラッチは、前記AND動作機構の出力を受けるものであって、前記AND動作機構の出力が入り状態から切り状態へ変動したときに、スロットルケーブルを連結状態から切断状態へ変更させる請求項1記載の動力耕耘機の事故防止装置である。
【0010】
請求項2記載の本発明にあっては、ロータリが持ち上げられ且つ左右の舵取用サイドクラッチレバーの一方が切り操作されてAND動作機構の出力が入り状態から切り状態へ変動することにより、スロットル用クラッチは、スロットルケーブルを切断状態にして、スロットルレバーによるエンジン調節装置の操作を断ち、これによりエンジン調節装置は、エンジンを減速させる方向へ復帰して、エンジンを減速させる。
【0011】
耕耘クラッチ装置を耕耘クラッチレバーで操作できるようにするために請求項3記載の本発明が採用した手段は、前記耕耘クラッチ装置は、入り位置から切り位置へ自動復帰する耕耘クラッチレバーと、耕耘クラッチレバーを入り位置で一時保持する保持装置とを備え、前記AND動作機構の出力が入り状態から切り状態へ変動したときに、保持装置の一時保持状態を解除する請求項1又は2記載の動力耕耘機の事故防止装置である。
【0012】
請求項3記載の本発明にあっては、ロータリが持ち上げられ且つ左右の舵取用サイドクラッチレバーの一方が操作されてAND動作機構の出力が入り状態から切り状態へ変動することにより、耕耘クラッチ装置は、保持装置の一時保持状態を解除して、一時保持状態の耕耘クラッチレバーを切り位置へ自動復帰させ、ロータリを停止させる。
【0013】
耕耘以外で走行させるときにエンジン回転数を強制的に減速させないようにするために請求項4記載の本発明が採用した手段は、スロットルレバーとエンジンを減速させる方向へ復帰するエンジン調節装置とを連結するスロットルケーブルと、スロットルケーブルの中間に設けたスロットル用クラッチとを備え、スロットル用クラッチは、前記AND動作機構の出力を中間クラッチを介して受けるものであって、中間クラッチが入り状態であって前記AND動作機構の出力が入り状態から切り状態へ変動したときに、スロットルケーブルを連結状態から切断状態へ変更させ、前記耕耘クラッチ装置は、入り位置から切り位置へ自動復帰する耕耘クラッチレバーと、耕耘クラッチレバーを入り位置で一時保持する保持装置と、保持装置で一時保持される耕耘クラッチレバーの有無を検知して中間クラッチを操作する検知具とを備え、検知具がレバー有り検知状態のときには中間クラツチを入り状態にすると共に、検知具がレバー無し検知状態のときには中間クラツチを切り状態にする請求項1記載の動力耕耘機の事故防止装置である。
【0014】
請求項4記載の本発明にあっては、耕耘クラッチレバーを切り位置にして耕耘用ロータリを停止させた状態で道路等を走行するときには、中間クラツチは、保持装置で一時保持する耕耘クラッチレバーが無いことを検知した検知具により切り状態となり、AND動作機構の出力をスロットル用クラッチに伝達させることが無くなり、スロットル用クラッチは、スロットルレバーとエンジン調節装置とをスロットル操作可能に連結し、逆に、耕耘クラッチレバーを入り位置にした耕耘状態のときには、中間クラツチは、保持装置で一時保持する耕耘クラッチレバーが有ることを検知した検知具により入り状態となり、スロットル用クラッチは、AND動作機構の出力が入り状態から切り状態へ変動したときに、スロットルケーブルを連結状態から切断状態へ変更させる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る動力耕耘機の事故防止装置を図面に示す実施の形態に基づいて説明する。
【0016】
動力耕耘機1は、図1に示す如く、ハンドル2と、走行するための左右の車輪3,3と、耕耘用ロータリ4と、エンジン5から左右の車輪3,3へ伝達する駆動力を入り切りして舵取り操作するための左右のサイドクラッチレバー6,6と、エンジン5から耕耘用ロータリ4へ伝達する駆動力を入り切りする耕耘クラッチ装置35と、エンジン5の回転速度を調節するスロットルレバー8とを備えている。耕耘するときには、同図(A)に示す如く、左右のサイドクラッチレバー6,6を握ることなく入り状態にして左右の車輪3,3を駆動して直進させると共に、耕耘クラッチ装置35を入り状態にしてロータリ4を駆動して耕耘する。耕耘作業中に走行方向を転換するときには、同図(B)に示す如く、ハンドル2を持ち上げてロータリ4を上昇させると共に一方のサイドクラッチレバー6を握って切り状態にすることで行う。動力耕耘機1は、耕耘作業中に耕耘用ロータリに足を巻き込ませる事故を防止するために、事故防止装置11を設けて耕耘用ロータリ4を強制的に停止させるようにしてある。
【0017】
この事故防止装置11は、図2及び図3に示す如く、耕耘ロータリ4が降下した耕耘状態(図1(A)に示す状態)又は上昇した耕耘ロータリ持ち上げ状態(図1(B)に示す状態)を検知するためのロータリカバーからなるロータリ持上検知具13と、耕耘クラッチ装置35と、左右のサイドクラッチレバー6,6及びロータリ持上検知具13の動きに基づいて耕耘クラッチ装置35を動作させるか否かを判断するためのOR動作機構15及びAND動作機構16とを備えている。耕耘クラッチ装置35は、入り位置Dから切り位置Eへ自動復帰する耕耘クラッチレバー7と、耕耘クラッチレバー7を入り位置Dで一時保持する保持装置14とを備えている。この事故防止装置11は、耕耘ロータリ4を持ち上げ且つ左右のサイドクラッチレバー6,6の一方を切り操作する走行方向転換状態となっているか否かをOR動作機構15及びAND動作機構16で判定し、走行方向転換状態になっていると判断したとき、AND動作機構16の出力を受けた耕耘クラッチ装置35が切り状態となって耕耘用ロータリ4を強制的に停止させるようにしてある。
【0018】
更に、事故防止装置11は、エンジン5の回転速度を調節するエンジン調節装置9とスロットルレバー8とを連結するスロットルケーブル23の中間に設けたスロットル用クラッチ17と、AND動作機構16とスロットル用クラッチ17との間に配置した中間クラツチ37と、耕耘クラッチ装置35の保持装置14で入り位置Dに一時保持される耕耘クラッチレバー7の有無を検知して中間クラッチ37を入り切り操作する検知具36とを備え、検知具36がレバー有り検知状態のときには中間クラツチ37を入り状態にしてAND動作機構16の出力をスロットル用クラッチ17に伝達できるようにし、検知具36がレバー無し検知状態のときには中間クラツチ37を切り状態にしてAND動作機構16の出力をスロットル用クラッチ17に伝達させないようにしてある。なお、本実施の形態では、耕耘クラッチ装置35の保持装置14と中間クラッチ37とを一体に形成してある。
【0019】
事故防止装置11は、耕耘作業のために耕耘クラッチレバー7を入り位置Dに位置させて中間クラツチ37を入り状態にした状況下で走行方向の転換が行われると、AND動作機構16の出力が入り状態の中間クラッチ37を介してスロットル用クラッチ17に伝達され、スロットル用クラッチ17を強制的に切り状態にしてエンジン5を低速にする。また、事故防止装置11は、耕耘作業以外で走行させるために耕耘クラッチレバー7を手動で切り位置Eに位置させて中間クラツチ37を切り状態にすると、AND動作機構16の出力を受けることなくスロットル用クラッチ17が入り状態を維持するため、エンジン5の速度をスロットルレバー8で操作できる。
【0020】
事故防止装置11は、図2に示す如く、操作力を伝達する手段として中空のアウターケーブルにインナーケーブルを挿通したケーブルを用いて関連するものどうしを連結してある。すなわち、かじ取り用サイドクラッチレバー6,6とOR動作機構15とは、かじ取り用サイドクラッチレバー6,6の出力部6a,6aとOR動作機構15の入力部15aとを舵取検知ケーブル18,18で連結し、各サイドクラッチレバー6の入り切りの操作に各舵取検知ケーブル18のインナーケーブル18aを連動させるようにしてある。ロータリ持上検知具13とAND動作機構16とは、ロータリ持上検知具13の出力部13aとAND動作機構16の入力部16aとをロータリ持上検知ケーブル19で連結し、ロータリ持上検知具13の揺動する出力にロータリ持上検知ケーブル19のインナーケーブル19aを連動させるようにしてある。OR動作機構15とAND動作機構16とは、OR動作機構15の出力部15bとAND動作機構16の入力部16aとを第1中間ケーブル20で連結し、OR動作機構15の出力動作に第1中間ケーブル20のインナーケーブル20aを連動させるようにしてある。
【0021】
更に、AND動作機構16と保持装置14とは、AND動作機構16の出力部16bと耕耘クラッチ装置35の保持装置14の操作入力部14aとを第2中間ケーブル21で連結し、AND動作機構16の出力動作に第2中間ケーブル21のインナーケーブル21aを連動させるようにしてある。AND動作機構16とスロットル用クラッチ17とは、AND動作機構16の出力部16bとスロットル用クラッチ17の操作入力部17aとを、中間クラッチ37を介して第2中間ケーブル21及び第3中間ケーブル22で連結し、中間クラッチ37が入り状態のときに、AND動作機構16の出力動作に第3中間ケーブル22のインナーケーブル22aを連動させるようにしてある。OR動作機構15、AND動作機構16、保持装置14、中間クラッチ37及びスロットル用クラッチ17は、各サイドクラッチレバー6の入り切りの操作力及びロータリ持上検知具13の揺動に伴う出力が上記ケーブルで伝達されて動作することになる。
【0022】
前記ハンドル2は、図4に示す如く、左右のサイドクラッチレバー6,6の各々を揺動自在に軸支27すると共に、各舵取検知ケーブル18のアウターケーブル18bの一端を連結してある。各サイドクラッチレバー6は、略L字状に形成された握り部6aと出力部6bとを有し、出力部6bに舵取検知ケーブル18のインナーケーブル18aの一端を連結し、入り切り動作にインナーケーブル18aを連動させるようにしてある。更に、各サイドクラッチレバー6は、サイドクラッチ(図示略)を操作するためのケーブル(図示略)も連結してある。
【0023】
前記OR動作機構15は、ケーシング24と、ケーシング24内に移動自在に配置した連結子25とを備え、ケーシング24に舵取検知ケーブル18,18及び第1中間ケーブル20の各アウターケーブル18b,20bの各他端を連結し、連結子25へ移動自在に挿通した舵取検知ケーブル18,18の各インナーケーブル18aの先端に係止部材26を取付け、連結子25に第1中間ケーブル20のインナーケーブル20aの他端を連結してある。OR動作機構15は、左右の舵取検知ケーブル18の一方のインナーケーブル18aが引っ張られてクラッチの入り状態からクラッチの切り状態へ変動する入力を受けたときに、第1中間ケーブル20のインナーケーブル20aを引っ張って出力を直進走行状態から走行方向転換状態に変更する。
【0024】
前記左右のサイドクラッチレバー6,6及びOR動作機構15の動作は、左右のサイドクラッチレバー6,6の一方を握った走行方向転換状態になると、一方の舵取検知ケーブル18のインナーケーブル18aが引っ張られ、OR動作機構15の連結子25を待機位置Aから矢符B方向ヘ移動させると共に第1中間ケーブル20のインナーケーブル20aを引っ張り、逆に、左右のサイドクラッチレバー6,6の両方を握らない直進走行状態となると、第1中間ケーブル20のインナーケーブル20aが前記AND動作機構16で矢符C方向へ引っ張られているため、OR動作機構15の連結子25を待機位置Aへ自動復帰させる。
【0025】
前記ロータリ持上検知具13は、図2に示す如く、動力耕耘機1の適所に軸支28したロータリカバーで形成され、ロータリカバーの下端が接地して持ち上げられる耕耘状態から下端が接地しないで自重で垂れ下がるロータリ持上状態(図1(B)参照)までの間を揺動するようにしてある。ロータリ持上検知具13は、その上端側にロータリ持上検知ケーブル19のインナーケーブル19aを連結し、ロータリ持上検知具13の持ち上げ状態から垂れ下げる状態までの揺動変化にインナーケーブル19aを連動させてある。ロータリ持上検知具13は、重たいロータリカバーを用いることにより、自重で垂れ下がるときにロータリ持上検知ケーブル19のインナーケーブル19aを強く引っ張り、AND動作機構16、保持装置14及びスロットル用クラッチ17を確実に動作させることができるようになる。ロータリ持上検知具13は、ロータリカバーで形成することなく、ロータリカバーと同様に上下揺動するレバー(図示略)を用いることも可能である。
【0026】
前記AND動作機構16は、図5に示す如く、ロータリ持上検知ケーブル19のインナーケーブル19aが引っ張られて耕耘状態から持上状態へ変動すると共に第1中間ケーブル20のインナーケーブル20aが引っ張られて直進状態から方向転換状態へ変動する両ケーブル入力を受けたときに、第2中間ケーブル21のインナーケーブル21aを引っ張っるON状態(同図(B)参照)となり、ロータリ持上検知ケーブル19及び第1中間ケーブル20のインナーケーブル19a,20aの一方が引っ張られないときには、第2中間ケーブル21のインナーケーブル21aを引っ張らないOFF状態(同図(A)参照)となるように構成してある。AND動作機構16の動作原理は、ケーブルの性質を利用するものであって、ロータリ持上検知ケーブル19のインナーケーブル19aとアウターケーブル19bとの間に遊びを形成しているときには、インナーケーブル19aの一端を引っ張っても他端が引っ張り状態とならないOFF状態となり、逆に、ロータリ持上検知ケーブル19のインナーケーブル19aとアウターケーブル19bとの間に遊びを形成しないようにアウターケーブル19bを圧縮状態としたときには、インナーケーブル19aの一端を引っ張っると同時に他端も引っ張り状態にするON状態となることを利用したものである。
【0027】
前記AND動作機構16は、ケーシング29と、ケーシング29に移動自在に設けられて、第1中間ケーブル20のインナーケーブル20a及びロータリ持上検知ケーブル19のアウターケーブル19bを連結32した移動子30と、ケーシング29と移動子30との間に配置されて第1中間ケーブル20のインナーケーブル20aを常に引っ張るようにするバネ31とを備え、ケーシング29に第1中間ケーブル20及び第2中間ケーブル21のアウターケーブル20b,21bを連結し、ロータリ持上検知ケーブル19のインナーケーブル19aと第2中間ケーブル21のインナーケーブル21aとを一本状態に連結してある。AND動作機構16は、第1中間ケーブル20のインナーケーブル20aの引っ張り力でロータリ持上検知ケーブル19のアウターケーブル19bを圧縮するとき(耕耘作業中に走行方向を転換するとき)には、ロータリ検知具13の垂れ下がりによりロータリ検知ケーブル19のインナーケーブル19aを引っ張っている力が第2中間ケーブル21のインナーケーブル21aへ伝達するON状態となり、逆に、ロータリ持上検知ケーブル19のアウターケーブル19bを圧縮しないとき(耕耘作業中に直進走行するとき)には、ロータリ検知ケーブル19のインナーケーブル19aが例え引っ張られたとしても、引張力を第2中間ケーブル21のインナーケーブル21aへ伝達しないOFF状態とる。
【0028】
前記耕耘クラッチ装置35は、図2に示す如く、第2中間ケーブル21を介してAND動作機構16の出力を受けるものであって、AND動作機構16の出力が入り状態から切り状態へ変動するときに、耕耘用ロータリ4の駆動を入り状態から切り状態へ変更するようにしてある。前記耕耘クラッチ装置35は、図6に示す如く、入り位置Dから切り位置Eへ自動復帰する耕耘クラッチレバー7と、耕耘クラッチレバー7を入り位置Dで一時保持する保持装置14とを備えている。耕耘クラッチレバー7は、保持装置14による保持を解除したときには、入り位置Dから切り位置Eへ矢符F方向に沿って自動復帰し、手動で操作するときには、入り位置Dから切り位置Eへ矢符G方向に移動させることができると共に、切り位置Eから入り位置Dへ矢符F方向に沿って移動させることができるようになっている。保持装置14は、保持具38に案内されて保持具38から突出する係止位置Hと保持具38内へ没入する後退位置との間を移動自在な係止片39と、保持具38と係止片39との間に配置され、係止片39を係止位置Hに向かって矢符J方向へ付勢するバネ40とを備え、保持具38に第2中間ケーブル21のアウターケーブル21bを連結すると共に、係止片39にインナーケーブル21aの先端を所定ストロークSだけ摺動できるようにして係止してある。この所定ストロークSだけ摺動できるようにするのは、図8に示す如く、耕耘クラッチレバー7を手動操作で切り位置から入り位置Dへ移動させるときに、耕耘クラッチレバー7の移動途中で押圧される係止片39が自由に後退できるようにするためである(同図(B)(C)参照)。
【0029】
前記中間クラッチ37は、図6に示す如く、保持装置14で一時保持される耕耘クラッチレバー7の有無を検知するものであって、係止片39に向かってバネ(図示略)等で付勢されている検知具36と、検知具36を係止させることができる係合凹部41を形成した係止片39と、保持具38に案内されて前進待機位置Kと後退位置(図7(D)参照)との間を移動自在なピン42と、保持具38とピン42との間に配置され、ピン42を前進待機位置Kに向かって矢符M方向へ付勢するバネ43とを備えて、保持具38に第3中間ケーブル22のアウターケーブル22bを連結する共に、ピン42にインナーケーブル22aを連結してある。中間クラッチ37は、検知具36がレバー有り検知状態のときには、検知具36と係合することなく移動自在な係止片39でピン42を押圧することができる入り状態となる。この入り状態では、図7に示す如く、係止片39が第2中間ケーブル21を介してAND動作機構16(図2参照)の出力を受け、同図(A)から(D)に示す状態へ後退するのに伴い、係止片39がピン42を押圧し、この押圧力が第3中間ケーブル22を介してスロットル用クラッチ17(図2参照)へ伝達されてスロットル用クラッチ17を切断状態とする。逆に、図9に示す如く、耕耘クラッチレバー7を手動操作で入り位置から切り位置へ移動させることにより、検知具36が同図(A)から(C)に示す状態へ移行してレバー無し検知状態となったときには、検知具36が係止片39に係合してピン42を押圧できない切り状態となる。この切り状態では、係止片39が第2中間ケーブル21を介してAND動作機構16の出力を受けても、この出力をスロットル用クラッチ17へ伝達することなくスロットル用クラッチ17の連結状態を維持させる。
【0030】
図7乃至図9は、耕耘クラッチ装置35及び中間クラッチ37の動作状態を示すものである。図7は、耕耘作業中に走行方向転換を行う状態であって、AND動作機構16の出力を第2中間ケーブル21のインナーケーブル21aを介して耕耘クラッチ装置35の係止片39へ伝達し、係止片39を後退させることで耕耘クラッチレバー7を入り位置Dから切り位置へ向かって移動させ(同図(A)〜(C)参照)、中間クラツチ37をON状態(同図(D)参照)としたものである。図8は、耕耘のために、耕耘クラッチレバー7を手動操作で切り位置から入り位置Dへ移動させたものである。図9は、耕耘以外の走行のために、耕耘クラッチレバー7を手動操作で入り位置Dから切り位置へ向かって移動させることで(同図(A)(B)参照)、係止片39に検知具36を係合させ(同図(C)参照)、第2中間ケーブル21のインナーケーブル21aで係止片39を引っ張ったとしてもピン42を押圧できない状態となり、中間クラツチ37をOFF状態としたものである。
【0031】
前記スロットル用クラッチ17は、図10乃至図12に示す如く、ケース45と、ケース45に回転自在に配置したクラツチ板46と、ケース45に回転自在且つ摺動自在に配置したクラツチ板47と、クラツチ板46とクラツチ板47との間に配置してクラツチ板47を離反させる方向へ付勢するバネ48とを備え、クラツチ板46に形成したクラツチ孔46a,46aに対して、クラツチ板47に突設したクラツチピン47a,47aをクラツチ板46の移動に伴い抜き差しできるようにしてある。クラツチ板46は、外周の環状凹溝46bに、スロットルレバー8へ連結する側のスロットルケーブル23のインナーケーブル23a−1を巻き付けると共に、インナーケーブル23a−1の先端を連結49してある。クラツチ板47は、外周の環状凹溝47bに、エンジン調節装置9へ連結する側のスロットルケーブル23のインナーケーブル23a−2を巻き付けると共に、インナーケーブル23a−2の先端を連結50してある。スロットル用クラッチ17は、クラツチ板46及びクラツチ板47の中心を貫通する第3中間ケーブル22のインナーケーブル22aの先端を、ブシュ51を介してクラツチ板47に当接させ、インナーケーブル22aを緩めたときには、バネ48の反発力でクラツチ板47をクラツチ板46から離反させて切断状態とし、インナーケーブル22aを引っ張ったときには、バネ48の反発力に抗してクラツチ板47をクラツチ板46へ接近させて連結状態とするようにしてある。第3中間ケーブル22のインナーケーブル22aの引っ張り状態は、図6に示す中間クラッチ37のピン42を係止片39で押圧させないときであり、第3中間ケーブル22のインナーケーブル22aの緩み状態は、図7(D)に示す中間クラッチ37のピン42を係止片39で押圧するときである。前記中間クラッチ37のバネ43(図6参照)は、第3中間ケーブル22のインナーケーブル22aの引っ張りを確保するために、スロットル用クラッチ17のバネ48より強くしてある。
【0032】
前記スロットル用クラッチ17は、図11に示す如く、連結状態では、クラツチ板47とクラツチ板46とが連動して回転するため、スロットルケーブル23のスロットルレバー側のインナーケーブル23a−1とエンジン側のインナーケーブル23a−2とを連結状態とし、スロットルレバー8の操作でエンジン調節装置9の速度調節を行うことができる。逆に、切断状態では、図12に示す如く、クラツチ板47とクラツチ板46とが離反するため、両インナーケーブル23a−1,23a−2が切断状態となり、エンジン調節装置9(図2参照)が自動復帰してエンジン5を低速回転にする。図11は、スロットル用クラッチ17の連結状態下でスロットルレバー8の増速操作によりスロットルケーブル23のインナーケーブル23a−1を引っ張って両クラッチ板46,47を矢符P方向へ連動させることにより、インナーケーブル23a−2を引っ張ってエンジン調節装置9を増速操作する状態を示すものである。この増速状態でスロットル用クラッチ17を切断状態にすると、スロットルケーブル23のインナーケーブル23a−2がエンジン調節装置9により減速方向へ引っ張られることにより、クラッチ板47を減速位置まで矢符Pと逆の矢符R方向へ回転させ、図12(A)の状態になる。更に、スロットルレバー8の減速操作によりクラツチ板46を矢符R方向へ回転させることにより、クラツチ板46のクラツチ孔46a,46aにクラツチ板47のクラツチピン47a,47aを差し込んで連結状態に復帰させることができる。
【0033】
前述の如く、事故防止装置11は、耕耘用ロータリ40持ち上げ且つ左右の舵取用サイドクラッチレバー6,6の一方を切り操作することにより、耕耘機の走行方向が直進状態から方向転換状態となったとき、ロータリ持上検知ケーブル19が耕耘状態から持上状態へ変動すると共に一方の舵取検知ケーブル18がクラッチの入り状態から切り状態へ変動するため、OR動作機構15が出力を直進状態から方向転換状態へ変動させると共にAND動作機構16が出力を入り状態から切り状態へ変動させ、耕耘クラッチ装置35を入り状態から切り状態へ変更して耕耘用ロータリ4を停止させると共に、スロットル用クラッチを連結状態から切断状態に変更してエンジン調節装置9を減速状態に復帰させる。また、事故防止装置11は、耕耘クラッチレバー7を切り位置にして耕耘用ロータリ4を停止させた状態で道路等を走行するときには、中間クラツチ37が検知具36により切り状態となるため、AND動作機構16の出力の伝達がないスロットル用クラッチ17がスロットル操作可能な連結状態となり、スロットルレバー8でエンジン調節装置9を操作してエンジン5の回転速度を調節できる。
【0034】
本実施の形態にあっては、OR動作機構15とAND動作機構16とを別体に構成したが、両者を一体に構成することも可能である。更に、OR動作機構15とAND動作機構16と耕耘クラッチ装置35とを一体に構成することも可能あでる。
【0035】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明に係る動力耕耘機の事故防止装置は、耕耘作業中に走行方向を転換する状況となったとき、AND動作機構が耕耘クラッチ装置を切ってロータリを停止させるため、耕耘ロータリの巻き込み事故を防止できる。更に、力の伝達で動作せることができるので、電気部品等を用いることなく構成することができ、動力耕耘機に簡単に組み込むことができる。
【0036】
請求項2記載の本発明に係る動力耕耘機の事故防止装置は、耕耘作業中に走行方向を転換する状況となったとき、スロットル用クラッチでスロットルケーブルを切り状態にしてエンジン回転数を低下させるため、安全な走行方向の変更ができるようになる。
【0037】
請求項2記載の本発明に係る動力耕耘機の事故防止装置は、耕耘作業中に走行方向を転換する状況となったとき、耕耘クラッチレバー保持装置の保持具の解除で耕耘クラッチレバーを切り位置へ自動復帰させてロータリを停止させるため、ロータリの巻き込み事故を防止できる。
【0038】
請求項4記載の本発明に係る動力耕耘機の事故防止装置は、ロータリを停止させた状態で道路等を走行する状況となったとき、スロットル用クラッチがスロットルケーブルの連結状態を維持してエンジン調節装置を操作することができるため、走行速度の調節が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すものであり、(A)は耕耘状態の動力耕耘機の側面図、(B)は耕耘作業中に耕耘ロータリを持ち上げて走行方向転換を行うとしている状態を示す側面図である。
【図2】同実施の形態における事故防止装置の全体を示す斜視図である。
【図3】同実施の形態における事故防止装置の全体を示すプロック図である。
【図4】同実施の形態におけるサイドクラッチレバー及びOR動作機構を示す図である。
【図5】同実施の形態におけるAND動作機構を示す断面図であつて、(A)はOFF状態、(B)はON状態を示す。
【図6】同実施の形態における耕耘クラッチ装置及び中間クラツチを示す断面図である。
【図7】同実施の形態における耕耘クラッチ装置及び中間クラツチの動作を説明する断面図てあって、耕耘作業中に耕耘ロータリを持ち上げて走行方向転換を行う状況に基づいて変化している状態を示すものである。
【図8】同実施の形態における耕耘クラッチ装置及び中間クラツチの動作を説明する断面図てあって、耕耘のために耕耘クラッチレバーを手動操作で切り位置から入り位置へ移動させている状態を示すものである。
【図9】同実施の形態における耕耘クラッチ装置及び中間クラツチの動作を説明する断面図てあって、耕耘以外の走行のために耕耘クラッチレバーを手動操作で入り位置から切り位置へ向かって移動させている状態を示すものである。
【図10】同実施の形態におけるスロットル用クラッチを示す下半分を断面した図であり、(A)は連結状態、(B)は連結状態下でクラツチ板どうしが離反している状態、(C)は切断状態を示すものである。
【図11】同実施の形態におけるスロットル用クラッチの動作状態を示す図であって、連結状態下でエンジンを低速状態(A)から増速状態(C)へ移行する状況を示すものである。
【図12】同実施の形態におけるスロットル用クラッチの動作状態を示す図であって、切断状態(A)の両クラツチ板どうしを連結させる状態(C)へ移行する状況を示すものである。
【符号の説明】
2…ハンドル、4…耕耘用ロータリ、6…サイドクラッチレバー、7…耕耘クラッチレバー、8…スロットルレバー、9…エンジン調節装置、11…事故防止止装置、13…ロータリ上下検知装置、14…保持装置、15…OR動作機構、16AND動作機構、17…スロットル用クラッチ、18…舵取検知ケーブル、19…ロータリ上下検知ケーブル、20…第1中間ケーブル、21…第2中間ケーブル、22…第3中間ケーブル、23…スロットルケーブル、35…耕耘クラッチ装置、36…検知具、37…中間クラッチ、38…保持具、39…係止片

Claims (4)

  1. 左右の舵取用サイドクラッチレバーと、耕耘用ロータリの駆動を入り切りする耕耘クラッチ装置とを備えた動力耕耘機において、耕耘用ロータリが持ち上げられているか否かを検知するロータリ持上検知具と、ロータリ持上検知具と連動するロータリ持上検知ケーブルと、左右の舵取用サイドクラッチレバーと連動する左右の舵取検知ケーブルと、左右の舵取検知ケーブルを連結して、一方の舵取検知ケーブルがクラッチの入り状態から切り状態へ変動したときに、その出力を直進状態から方向転換状態へ変動させるOR動作機構と、ロータリ持上検知ケーブルを連結すると共にOR動作機構からの出力を受けるものであって、ロータリ持上検知ケーブルが耕耘状態から持上状態へ変動すると共にOR動作機構の出力が直進状態から方向転換状態へ変動するときに、その出力を入り状態から切り状態へ変動させるAND動作機構とを備え、耕耘クラッチ装置は、AND動作機構の出力を受けるものであって、AND動作機構の出力が入り状態から切り状態へ変動するときに、耕耘用ロータリの駆動を入り状態から切り状態へ変更させることを特徴とする動力耕耘機の事故防止装置。
  2. スロットルレバーとエンジンを減速させる方向へ復帰するエンジン調節装置とを連結するスロットルケーブルと、スロットルケーブルの中間に設けたスロットル用クラッチとを備え、スロットル用クラッチは、前記AND動作機構の出力を受けるものであって、前記AND動作機構の出力が入り状態から切り状態へ変動したときに、スロットルケーブルを連結状態から切断状態へ変更させる請求項1記載の動力耕耘機の事故防止装置。
  3. 前記耕耘クラッチ装置は、入り位置から切り位置へ自動復帰する耕耘クラッチレバーと、耕耘クラッチレバーを入り位置で一時保持する保持装置とを備え、前記AND動作機構の出力が入り状態から切り状態へ変動したときに、保持装置の一時保持状態を解除する請求項1又は2記載の動力耕耘機の事故防止装置。
  4. スロットルレバーとエンジンを減速させる方向へ復帰するエンジン調節装置とを連結するスロットルケーブルと、スロットルケーブルの中間に設けたスロットル用クラッチとを備え、スロットル用クラッチは、前記AND動作機構の出力を中間クラッチを介して受けるものであって、中間クラッチが入り状態であって前記AND動作機構の出力が入り状態から切り状態へ変動したときに、スロットルケーブルを連結状態から切断状態へ変更させ、前記耕耘クラッチ装置は、入り位置から切り位置へ自動復帰する耕耘クラッチレバーと、耕耘クラッチレバーを入り位置で一時保持する保持装置と、保持装置で一時保持される耕耘クラッチレバーの有無を検知して中間クラッチを操作する検知具とを備え、検知具がレバー有り検知状態のときには中間クラツチを入り状態にすると共に、検知具がレバー無し検知状態のときには中間クラツチを切り状態にする請求項1記載の動力耕耘機の事故防止装置。
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