JP4247364B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、図柄を変動表示する図柄表示装置を有し、遊技制御を行って遊技の当否を判定するメイン制御手段と、メイン制御手段からの指令に応じて表示制御を行って当否の判定結果を演出表示するサブ制御手段とを備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図柄表示装置の図柄が変動し、所定の組み合わせ(所謂、大当り)となると、特典(例えば、大当り遊技を行わせる)が得られる遊技機が広く知られている。このような遊技機にあっては、図柄変動による大当り/はずれは、ランダムに抽選される数値に依存しており、一般的には、大当りとなる確率は1/280〜1/350程度に設定されている。このように、実際に大当りとなる確率は低く設定されているため、遊技者は大当りが長期に亘って得られない場合、遊技の興趣が低下してしまう。
【0003】
ところで、斯るタイプの遊技機であって、図柄変動に関わる大当り/はずれの抽選結果がはずれである場合、はずれ図柄(例えば、左図柄、中図柄、右図柄の組合せ)を所定回数分だけ記憶するようにし、図柄変動に関わる大当り/はずれの抽選結果がはずれである場合であっても、今回のはずれ図柄が既に記憶したはずれ図柄のうちの何れか1つに一致した場合に、特典(例えば、大当り遊技を行わせる)を与えるようにした遊技機が提案されている。しかしながら、上記の従来の遊技機は、大当り確率そのものをアップさせることになり、遊技店に設置する遊技機として認可を得る点で困難がある。したがって、大当り確率を変えずに、遊技者の趣向を満足させ、遊技者の遊技意欲が薄れることを解消することが望まれる。
【0004】
また、図柄表示装置を備えた遊技機は、遊技制御を行って遊技の当否を判定するメイン制御手段と、メイン制御手段からの指令に応じて表示制御を行って当否の判定結果を演出表示するサブ制御手段とを備えた構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、図柄変動に関わる大当り確率を変えず、メイン制御手段の処理に負担をかけずに、遊技者が遊技の趣向を低下したり、遊技者の遊技意欲が薄れることを解消することができる遊技機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る遊技機は、遊技者に可変表示ゲームによる当り外れを認識させるための識別情報としての複数の図柄列を変動表示させる可変表示部を有する図柄表示装置と、遊技制御を行って前記可変表示ゲームにおける当否を判定するメイン制御手段と、前記メイン制御手段からの指令に応じて表示制御を行って前記当否の判定結果を演出表示するサブ制御手段とを備えたものであって、上記課題を解決するために、前記メイン制御手段は、前記可変表示ゲームにおける当否の判定結果がはずれである場合、各図柄列にそれぞれ確定停止する各はずれ停止図柄情報の組合せを決定するはずれ停止図柄決定手段と、前記はずれ停止図柄決定手段によって決定された前記各はずれ停止図柄情報の組合せを前記サブ制御手段に送信するはずれ停止図柄情報送信手段と、前記可変表示ゲームにおける当否の判定結果が大当りである場合、各図柄列にそれぞれ確定停止する各大当り停止図柄情報の組合せを決定する大当り停止図柄決定手段と、前記大当り停止図柄決定手段によって決定された前記各大当り停止図柄情報の組合せを前記サブ制御手段に送信する大当り停止図柄情報送信手段と、を備え、
前記サブ制御手段は、
はずれ停止図柄情報の組合せを複数個記憶可能な複数の記憶エリアよりなる図柄記憶エリア手段と、
前記各はずれ停止図柄情報の組合せを前記メイン制御手段から受け取った場合に、前記各はずれ停止図柄情報の組合せに対応するはずれ図柄の組合せを前記図柄表示装置に確定停止した上で、前記各はずれ停止図柄情報の組合せが、予め定められた一定の規則性にある組合せであり、はずれリーチを発生させないはずれ図柄の組合せである場合に、該各はずれ停止図柄情報の組合せを特定の各はずれ図柄情報の組合せとして前記図柄記憶エリア手段に順次記憶する特定はずれ図柄情報記憶手段と、
前記確定停止した後、前記図柄記憶エリア手段に順次記憶されている複数個の全ての特定の各はずれ図柄情報の組合せに対応する全ての特定はずれ図柄の組合せを前記図柄表示装置の出目表示部に目視可能に表示する特定はずれ図柄表示手段と、
前記各大当り停止図柄情報の組合せを前記メイン制御手段から受け取った場合に、前記各大当り停止図柄情報の組合せに対して、前記図柄記憶エリア手段に複数個記憶されている前記特定の各はずれ図柄情報の組合せを比較し、予め定められた演算条件が整っているか否かを判別する演算条件判定手段と、
前記演算条件判定手段によって、前記図柄記憶エリア手段に複数個記憶されている前記特定の各はずれ図柄情報の組合せのうちの1つが演算条件が整っていると判別された場合に、前記各大当り停止図柄情報の組合せから、演算条件が整っていると判別された特定の各はずれ図柄情報の組合せを引き算して、引き算した結果を事前表示するはずれ図柄情報の組合せとする事前表示はずれ図柄情報算出手段と、
実質的には各大当り停止図柄情報の組合せとして処理されるものであって、かつ前記事前表示はずれ図柄情報算出手段が算出した事前表示するはずれ図柄情報の組合せに対応する見かけ上はずれ図柄の組合せであって実質は大当り図柄の組合せを、前記図柄表示装置の前記可変表示部に目視可能に仮停止表示する見かけ上はずれ図柄仮停止表示手段と、
前記図柄表示装置において、前記仮停止表示された前記見かけ上はずれ図柄の組合せに前記引き算に用いた特定の各はずれ図柄情報の組合せに対応する特定のはずれ図柄の組合せが足し算されて前記各大当り停止図柄情報の組合せに対応する大当り図柄の組合せで確定停止する足し算大当り演出表示を行う大当り図柄演出表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、遊技機の一態様としてパチンコ遊技機を用いて説明するが、本発明はパチンコ遊技機に限らず、例えば、メダル式の遊技機であってもよく、遊技制御を行って遊技の当否を判定するメイン制御手段と、メイン制御手段からの指令に応じて表示制御を行って当否の判定結果を演出表示するサブ制御手段とを備えた遊技機であれば、すべて対象となる。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態におけるパチンコ遊技機に配備された遊技盤面の正面図である。遊技盤面1の略中央から上部にかけてカラー液晶表示装置により構成された図柄表示装置2を組み付けた図柄表示ユニット3が配設されている。なお、図柄表示装置2は遊技者に可変表示ゲームによる当り外れを認識させるための識別情報としての複数の図柄列を変動表示させるものである。
【0011】
図柄表示装置2は識別情報としての3列の図柄列を変動表示させるものとしてあり、表示画面の左側から左図柄、中図柄及び右図柄を変動表示する。図柄表示ユニット3の下方中央には、ソレノイド等の電磁手段により拡開作動される可変入賞口を有するチューリップ式の普通電動役物4が設けられている。なお、普通電動役物4の可変入賞口が図柄表示装置2において図柄変動を開始させるための始動入賞口5に設定されている。
【0012】
普通電動役物4の下方には可変入賞装置6が設けられている。可変入賞装置6は、前後方向に傾動可能に設けられた開閉扉7を備え、該開閉扉7は遊技盤裏面側に配備されたソレノイド(図示せず)により駆動される。可変入賞装置6は、通常時には開閉扉7を閉成状態として大入賞口8へのパチンコ球の入賞が不可能な状態(遊技者に不利となる状態)となっている。
【0013】
一方、始動入賞口5へパチンコ球が入賞したことに基いて図柄表示装置2において左図柄、中図柄及び右図柄の変動表示が行われる。なお、図柄の変動は左図柄、右図柄、中図柄が同時に停止する。図柄表示装置2に図柄が所定の表示態様で表示された場合、例えば、停止した左図柄、中図柄及び右図柄の組合せが大当りとなる特定の組合せ(例えば、左図柄、中図柄及び右図柄が同一の絵柄)となった場合には、遊技者に有利となる特別遊技状態に移行し、可変入賞装置6は、開閉扉7を開放状態として大入賞口8へのパチンコ球が入賞しやすい状態に変換する。
【0014】
また、図柄表示ユニット3の上部には、始動入賞口5への入賞に起因する図柄表示装置2の図柄の変動を行う権利の保留状態を点灯個数によって報知する保留個数表示LED9が設けられている。なお、この実施形態では、図柄の変動を行う権利の保留は最高4個まで保留される。
【0015】
大入賞口8の内部の一部には、特別入賞領域である特定領域(図示せず)が設けられ、該特定領域には特定領域を開閉する特定領域扉(図示せず)が設けられている。大入賞口8は、図柄表示装置2において図柄の変動停止が行われた結果が大当りとなった場合に、特別遊技状態(大当り遊技状態)となり、所定時間(例えば、29.5秒間)にわたって開放される。但し、大入賞口8は開放中に所定個数(例えば、10個)の入賞があった場合、又は、所定時間経過した時点で閉鎖される。上記の大入賞口8の開放動作を大当り遊技の1ラウンドという。
【0016】
また、大入賞口8の開放中に前記特定領域を遊技球が通過した場合には継続条件が成立し、この回に開成されている大入賞口が閉鎖された後、即ち、この回のラウンドが終了した後、新たに大入賞口8が開放され、次の回のラウンドに移行する。特定領域を遊技球が通過したことに基く大入賞口8の連続開放動作(連続ラウンド数)は、上限回数が設けられており、例えば、最初の開放を含めて最高15回(最高15ラウンド)までとなっている。また、大当り遊技状態は、大入賞口8の開放中に特定領域への遊技球の通過がなかった場合には、この回の大入賞口8が閉鎖した時点で大当り遊技状態の終了となる。また、大入賞口8の連続開放動作が15回目まで続いた場合には、15回目の大入賞口8が閉鎖した時点で大当り遊技状態の終了となる。
【0017】
また、可変入賞装置6の左側方となる遊技盤面1の左袖部と左落し部には普通入賞口である左袖入賞口10と左落し入賞口11が設けられている。さらに、可変入賞装置6の右側方となる遊技盤面1の右袖部と右落し部には普通入賞口である右袖入賞口12と右落し入賞口13が設けられている。なお、この実施形態においては、上述した各入賞口のうち、始動入賞口5は、入賞に対する賞球の払出数が7個に設定されているものとする。また、大入賞口8、左袖入賞口10、左落し入賞口11、右袖入賞口12及び右落し入賞口13は、入賞に対する賞球の払出数が15個に設定されているものとする。
【0018】
図2は本実施形態のパチンコ遊技機に配備された制御系統の概略の要部ブロック図である。パチンコ遊技機には、パチンコ遊技の総括的な遊技制御を行うメイン制御装置14と、メイン制御装置14からの情報(指令コマンド)に基いて各駆動部を制御するサブ制御装置、即ち、表示制御装置15、音声制御装置16、ランプ制御装置17、賞球制御装置18が配備される。
【0019】
メイン制御装置14(主制御部)は、請求項1及び2に記載されている主制御手段に相当するものであり、図示しないメイン制御基板に配備される。メイン制御装置14は、パチンコ遊技に関わる総括的な制御を行うための処理実行手段としてのメインCPUと、メインCPUが実行するためのパチンコ遊技全体に関わる制御プログラムが格納されているROMと、随時読み出しおよび書き込みが可能なRAMと、メインCPUが周辺機器との間でデータ通信を行うための通信インタフェース等を含んで構成されている。なお、メイン制御装置14の具体的な構成については図示を省略する。メイン制御装置14は、始動入賞口5への入賞記憶に起因する図柄表示装置2の図柄変動による当否を判定し、当否の判定結果に応じた演出を表示制御装置15にコマンドにより指令する。
【0020】
メイン制御装置14は、図示しない図柄表示基板に配備された表示制御装置15への一方向通信が可能に接続されている。表示制御装置15は、請求項1及び2に記載されているサブ制御手段に相当するものである。表示制御装置15は、メイン制御装置14からの指令コマンドに従って図柄表示装置2の表示制御を行い、当否の判定結果を演出表示する。なお、メイン制御装置14から表示制御装置15に対して送信される指令コマンドは、変動パターンの種類と(左図柄、中図柄及び右図柄の変動時間及び変動態様の相違に対応して複数種類の変動パターンが設定されている)、左図柄の停止図柄と、右図柄の停止図柄と、中図柄の停止図柄と、左、右、中図柄に関する図柄の停止コマンドである。
【0021】
メイン制御装置14にはスイッチ入力回路19が接続され、パチンコ遊技機の遊技盤面に設けられた各種入賞口(例えば、始動入賞口5、大入賞口8、大入賞口8の内部に設けられた特定領域、遊技盤面1に配された各種普通入賞口10〜13等)に対して設けられた各入賞検出スイッチ(請求項1に記載の入賞検出器に相当)による各検出信号がスイッチ入力回路19を通じて入力される。例えば、始動入賞口5に対して始動口入賞検出スイッチSW1が配備され、大入賞口8に対して大入賞口入賞検出スイッチSW2が配備され、前記特定領域には特定領域通過検出スイッチSW3が配備され、左袖入賞口10に対して入賞検出スイッチSW4が配備され、左落し入賞口11に対して入賞検出スイッチSW5が配備され、右袖入賞口12に対して入賞検出スイッチSW6が配備され、右落し入賞口13に対して入賞検出スイッチSW7が配備されている。なお、各検出スイッチSW1〜SW7は、近接スイッチで構成されている。
【0022】
また、メイン制御装置14にはドライバ20及びドライバ22が接続され、遊技盤面に設けられた可変入賞装置7の大入賞口8を開放作動するための大入賞口ソレノイド21がメイン制御装置14からの制御出力によりドライバ20を通じて駆動制御されるように設けられる。また、遊技盤面に設けられた普通電動役物4の始動入賞口5を拡開作動するためのチューリップソレノイド23がメイン制御装置14からの制御出力によりドライバ22を通じて駆動制御されるように設けられる。
【0023】
また、ランプ制御装置17には各種ランプ/表示LEDが接続され、ランプ制御装置17は、メイン制御装置14からの指令コマンドに従って各種ランプ/表示LED(保留個数表示LED9を含む)を点灯駆動する。また、音声制御装置16は、メイン制御装置14からの指令に従ってスピーカ24より効果音や警報を発生する。賞球制御装置18は、メイン制御装置14からの指令コマンド(払出数や払出可/払出不可)に従って賞球を排出する賞球払出装置25を駆動制御する。また、図示していないが、メイン制御装置14には各作動電源を生成するための電源回路(図示せず)やメイン制御装置14の処理サイクルを規定するクロック回路(図示せず)が接続されている。
【0024】
以上のように構成された実施形態のパチンコ遊技機におけるメイン制御装置14のメインCPUが実行するメイン処理及びタイマ割込処理について説明する。図3は、メインCPUが実行する処理のメインルーチンを示すフローチャートであり、図4は、メインCPUが実行するタイマ割込処理のフローチャートである。メインCPUは、メイン処理を開始すると、まず、CPU初期設定に関する処理を行い(ステップS01)、RAM消去スイッチがオンであるか否かを判別する(ステップS02)。なお、RAM消去スイッチは、例えば、開店時の電源投入時のみ係員等により操作される。メインCPUは、ステップS03に移行し、初期化処理を行い、RAMをクリアすると共に、以下の処理に必要な各種カウンタやフラグ等に初期値をセットする(ステップS03)。メインCPUは、初期化処理を終えるとステップS04に進む。
【0025】
メインCPUは、各スイッチの入力の検出(例えば、入賞の有無)と入賞検出信号を同時に検出したか否かの異常チェックを行うスイッチ入力チェック処理(ステップS04)、入賞計数を行って賞球コマンドを設定する払出動作処理(ステップS05)、満タン・球切れチェック処理(ステップS06)、始動口入賞がある場合に大当り判定用乱数等を取得、保留球の処理、大当り判定、停止図柄と変動パターンの決定等を行う特別図柄動作処理(ステップS07)、大入賞口処理(ステップS08)、ソレノイド出力や外部出力端子のポート出力を作成する出力データ/外部出力データ作成処理(ステップS09)、主として当落に関係しない乱数、例えば、大当り判定用乱数の初期値を決定するための初期値設定用乱数、リーチの演出を行うか否かを決定するためのリーチ判定用乱数、変動パターンを決定するための変動パターン用乱数、左図柄、中図柄、右図柄を決定するための左、中、右図柄乱数等の更新を行う乱数更新処理2(ステップS10)を順次行う。メインCPUは、所定周期毎のタイマ割込(4ms毎)が入るまで、上記ステップS04〜ステップS10によって形成される処理ループ(以下、メインループという)を繰り返し実行する。
【0026】
タイマ割込が入ると、メインCPUは、タイマ割込処理を開始する。メインCPUは、メインルーチンで使用しているレジスタの値をスタックエリアに待避する(ステップS15)。次いで、メインCPUは、各種スイッチ(前述したSW1〜SW7を含む)の状態の入力を行うスイッチ入力処理(ステップS16)、大当り判定用乱数や大当り図柄用乱数の更新を行う乱数更新処理1(ステップS17)、図柄表示装置2、音声、ランプ、賞球の各コマンドを各制御装置に送信するコマンド伝送出力処理(ステップS18)、外部出力端子、ソレノイド等の出力を行うI/Oポート出力処理(ステップS19)を順次行い、スタックエリアに待避されている値をレジスタに復帰すると(ステップS20)、メインルーチンに戻る。
【0027】
次に、メインCPUが実行する特別図柄動作処理について説明する。図4乃至図5乃至図6は、メインCPUが実行する特別図柄動作処理のフローチャートである。メインCPUは、特別図柄動作処理を開始すると、始動口入賞があるか否かを判別する(ステップS31)。メインCPUは、始動口入賞検出スイッチSW1による入賞検出信号がない場合には、始動口入賞なしと判別し、ステップS36に移行する。遊技球が始動入賞口5に入賞すると、始動口入賞検出スイッチSW1による入賞検出信号がメイン制御装置14に入力され、ステップS04のスイッチ入力チェック処理にて記憶される。メインCPUは、始動口入賞ありと判別し、ステップS32に進む。
【0028】
メインCPUは、ステップS32に進むと、始動入賞口5への入賞記憶に関わる保留数が満タンか否かを判別する(ステップS32)。本実施形態では、始動入賞口5への入賞記憶に関わる保留数は最高4つまでとしてある。メインCPUは、始動入賞カウンタの値が4であるか否かを判別し、始動入賞カウンタの値が4であれば、保留数が満タンであると判別し、この場合には、始動入賞口5への入賞記憶は行わず、ステップS36に移行する。一方、始動入賞カウンタの値が4でなければ、保留数が満タンでないと判別し、ステップS33に進み、始動入賞口5への入賞記憶を行う。なお、始動入賞カウンタは、始動入賞口5への入賞記憶を行う毎に+1するカウンタであり、その初期値は0であって、取り得る値の範囲は0乃至4である。
【0029】
ステップS33に進むと、メインCPUは、始動入賞カウンタの値を1つアップし(ステップS33)、大当り判定用カウンタ及び大当り図柄用カウンタの現在値を取得し(ステップS34)、取得した各カウンタ値を、始動入賞カウンタの値(この場合は、1〜4)に対応した所定の取得値記憶エリアに格納する(ステップS35)。
【0030】
例えば、始動入賞カウンタの値が1である場合には、取得した各カウンタ値は取得値記憶エリア(1)に格納される。同様にして、始動入賞カウンタの値が2である場合には、取得した各カウンタ値は取得値記憶エリア(2)に格納され、始動入賞カウンタの値が3である場合には、取得した各カウンタ値は取得値記憶エリア(3)に格納され、始動入賞カウンタの値が4である場合には、取得した各カウンタ値は取得値記憶エリア(4)に格納される。メインCPUは、取得した各カウンタ値を所定の取得値記憶エリアに格納すると、ステップS36に移行する。
【0031】
ステップS36に進むと、メインCPUは、図柄変動の開始(可変表示ゲームの開始)が可能であるか否かを判別する(ステップS36)。特別図柄の変動中、次の図柄変動までのインターバル時間中、大当り遊技中の場合は、新規の図柄変動の開始は不可であり、この場合は、ステップS52に移行する。一方、メインCPUは、図柄変動の開始(可変表示ゲームの開始)が可能である場合には、ステップS37に進む。
【0032】
ステップS37に進むと、メインCPUは、始動入賞の記憶があるか否かを判別する(ステップS37)。即ち、メインCPUは、始動入賞カウンタの値が0でないか否かを判別する。なお、メインCPUは、始動入賞カウンタの値が0であれば、始動入賞の記憶なしと判別し、特別図柄動作処理を終えてメインルーチンにリターンする。
【0033】
一方、ステップS37にて、始動入賞カウンタの値が0でなければ、メインCPUは、始動入賞の記憶ありと判別し、ステップS38に進み、図柄変動の開始(可変表示ゲームの開始)に関わる処理を行う。まず、メインCPUは、取得値記憶エリア(1)に格納した各取得数値(各カウント値)を判定用数値記憶エリアに読み出し(ステップS38)、取得値記憶エリア(2)〜取得値記憶エリア(4)の内容を取得値記憶エリア(1)〜取得値記憶エリア(3)に順次シフトし、取得値記憶エリア(4)をクリアして空き状態とする(ステップS39)。次いで、メインCPUは、今回の特別図柄の図柄変動の開始に応じ、始動入賞カウンタの値を1つ減じ(ステップS40)、ステップS41に進む。
【0034】
ステップS41に進むと、メインCPUは、判定用数値記憶エリアの大当り判定用カウンタの取得数値が当りに属している値(大当り決定値であるか)であるか否かを判別する(ステップS41)。なお、ステップS41の大当りか否かの判別において、当該パチンコ遊技機が確変を採用している場合、高確率時では大当り決定値を複数個(例えば、5個)設定し、通常確率時では、大当り決定値を例えば、1個に設定することで、高確率時のほうが当りやすくすることができる。メインCPUは、ステップS41にて、大当り判定の結果が当りである場合、大当りと判定し、ステップS50に移行する一方、大当り判定の結果が当りでない場合は、外れと判定し、ステップS42に移行する。
【0035】
まず、ステップS41にて、外れと判定された場合について説明する。メインCPUは、ステップS42に進み、外れ判定に対応して大当りフラグを0クリアし(ステップS42)、ステップS43に進む。ステップS43に進むと、メインCPUは、リーチ判定用カウンタの現在値を取得し(ステップS43)、リーチ判定用カウンタの取得値が当選であるか否かを判定する(ステップS44)。取得したリーチ判定用カウンタの値が当選であれば、リーチを発生してはずれとなる一方、取得したリーチ判定用カウンタの値が当選でなければ、リーチの発生がないノーマルのはずれとなる。
【0036】
メインCPUは、ステップS44の判定結果が当選でない場合、今回行う図柄変動はリーチを発生しないはずれ図柄で停止する変動となり、ステップS44を偽と判別してステップS45に進み、左図柄用カウンタ、中図柄用カウンタ、右図柄用カウンタの現在値を取得し、それぞれ左停止図柄、中停止図柄、右停止図柄として決定する(ステップS45)。なお、ステップS10の乱数更新処理2において、更新した右図柄用カウンタの値が左図柄用カウンタの値に一致してしまっている場合には、右図柄用カウンタの値を+1だけずらすことを行っている。
【0037】
なお、左図柄用カウンタ、中図柄用カウンタ及び右図柄用カウンタは、可変表示ゲームの当り外れの判定が外れの場合に、左、中、右図柄をそれぞれ決定するためのカウンタである。ここでは、説明を簡略とするため、図柄表示装置2において表示される図柄の種類を左図柄、中図柄、右図柄共に共通図柄であるとし、10種類設定されているものとする。図柄の種類は、例えば、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9であるとして説明する。左図柄用カウンタ、中図柄用カウンタ及び右図柄用カウンタは、これらの図柄に対応させて、例えば、0乃至9の範囲内で1つずつ循環的に更新される。
【0038】
また、ステップS45の停止図柄の決定処理は、表示制御装置15に対して停止する図柄の種類を指定するための左図柄指定コマンド、中図柄指定コマンド、右図柄指定コマンドの各々を各コマンド送信バッファに書き込む処理を含む。また、左図柄指定コマンドは、例えば、図柄「0」〜「9」に対応して16進数表示で「2000H」〜「2009H」、同様に、中図柄指定コマンドは16進数表示で「2100H」〜「2109H」、右図柄指定コマンドは16進数表示で「2200H」〜「2209H」のように設定されている。
【0039】
ステップS45の処理を終えると、次いで、メインCPUは、ステップS46に進み、変動パターン用カウンタの値を取得し、取得した値に基いて変動パターンを決定する(ステップS46)。変動パターン用カウンタは、可変表示ゲームの図柄変動の変動パターンを決定するためのカウンタである。なお、変動パターンとは、特別図柄の変動時間(最終確定までの時間)を規定するものであり、大当り外れに関係なく図柄の変動時間が全く同じであれば、同一の変動パターンとして扱う。また、ステップS46の変動パターンの決定処理は、表示制御装置15に対して変動パターンの種類を指定するための変動パターン指定コマンドをコマンド送信バッファに書き込む処理を含む。メインCPUは、変動パターンを決定すると、特別図柄動作処理を終えてメインルーチンにリターンする。
【0040】
一方、メインCPUは、ステップS44の判定結果が当選である場合(リーチ発生させる場合)、今回行う図柄変動はリーチを発生するはずれ図柄で停止する変動となり、ステップS47に進み、左図柄用カウンタの現在値と中図柄用カウンタの現在値とが同じであるか否かを判別する(ステップS47)。なお、ステップS47の処理は、リーチ図柄(左図柄と右図柄が同じ図柄で中図柄のみが異なる図柄)を決定するに際して、左図柄と中図柄とが同じ図柄であると大当り図柄となってしまうのを避けるためである。
【0041】
メインCPUは、ステップS47にて、左図柄用カウンタの現在値と中図柄用カウンタの現在値とが同じでない場合、左図柄用カウンタの現在値を左停止図柄、中図柄用カウンタの現在値を中停止図柄、左図柄用カウンタの現在値を右停止図柄として決定し(左図柄を右図柄にコピー)(ステップS48)、ステップS46に移行する。
【0042】
一方、ステップS47にて、左図柄用カウンタの現在値と中図柄用カウンタの現在値とが同じである場合には、右図柄用カウンタの現在値を左停止図柄(右図柄を左図柄にコピー)、中図柄用カウンタの現在値を中停止図柄、右図柄用カウンタの現在値を右停止図柄として決定し(ステップS49)、ステップS46に移行する。なお、ステップS48及びステップS49の停止図柄の決定処理も、表示制御装置15に対して停止する図柄の種類を指定するための左図柄指定コマンド、中図柄指定コマンド、右図柄指定コマンドの各々を各コマンド送信バッファに書き込む処理を含む。メインCPUは、ステップS46に進むと、前述のように変動パターン用カウンタの値に基いて変動パターンを決定し(ステップS46)、特別図柄動作処理を終えてメインルーチンにリターンする。
【0043】
次に、ステップS41にて、大当りと判定された場合について説明する。メインCPUは、ステップS50に進み、大当り判定に対応して大当りフラグをセットし(ステップS50)、ステップS51に進む。メインCPUは、判定用数値記憶エリアの大当り図柄用の取得数値に基いて大当り図柄(左停止図柄、中停止図柄、右停止図柄が全て同じ図柄)を決定し(ステップS51)、ステップS46に進み、前述のように変動パターン用カウンタの値に基いて変動パターンを決定し(ステップS46)、特別図柄動作処理を終えてメインルーチンにリターンする。なお、ステップS51の停止図柄の決定処理も、表示制御装置15に対して停止する図柄の種類を指定するための左図柄指定コマンド、中図柄指定コマンド、右図柄指定コマンドの各々を各コマンド送信バッファに書き込む処理を含む。
【0044】
以上のようにして、メインCPUが、大当り外れの別による変動パターンの決定と停止図柄の決定を行うと、4ms毎に実行されるタイマ割込処理のコマンド伝送出力処理で表示制御装置15に順次コマンドを送信する。なお、コマンドは、1コマンド2バイトで構成される。図7は、メイン制御装置14から表示制御装置15に送信するコマンドの送信タイミングを表したタイムチャートである。メインCPUは、まず、コマンド伝送出力処理でコマンド送信バッファに書き込まれた変動パターン指定コマンドを検出すると、変動パターン指定コマンドを表示制御装置15に送信する。なお、コマンド送信済みのコマンド送信バッファはクリアされる。そして、次の割込タイミングで実行されるコマンド伝送出力処理でコマンド送信バッファに書き込まれた左図柄指定コマンドを検出し、左図柄指定コマンドを表示制御装置15に送信する。同様にして、その次の割込タイミングで実行されるコマンド伝送出力処理でコマンド送信バッファに書き込まれた中図柄指定コマンドを検出し、中図柄指定コマンドを表示制御装置15に送信し、さらにその次の割込タイミングで実行されるコマンド伝送出力処理でコマンド送信バッファに書き込まれた右図柄指定コマンドを検出し、右図柄指定コマンドを表示制御装置15に送信する。
【0045】
表示制御装置15は、変動パターン指定コマンドを受け取ると、指定された変動パターンに対応する左図柄、右図柄、中図柄の変動時間を設定し、左図柄、中図柄、右図柄の図柄変動を開始する。また、表示制御装置15は、変動パターンの種別に対応して図柄変動のタイミング(変動速度の切換時期や図柄の揺れ変動開始時期等)を決定する。さらに、左図柄、中図柄、右図柄の図柄指定コマンドを受け取ると、これらに対応した左図柄、右図柄、中図柄の停止図柄を決定する。なお、表示制御装置15に指令した停止図柄がリーチ図柄である場合には、リーチ発生となる。
【0046】
一方、メインCPUは、次周期の特別図柄動作処理を行うと、ステップS31乃至ステップS36の処理に続いて、図柄変動中である結果、ステップS36を偽と判別してステップS52に移行する。メインCPUは、ステップS52を真と判別し、決定した変動パターンに対応した変動時間が経過したか否かを監視する(ステップS53)。メインCPUは、変動時間が経過していない場合には、ステップS53を偽と判別して特別図柄動作処理を終えてメインルーチンにリターンする。
【0047】
そして、以上の処理を繰り返して変動時間が経過すると、メインCPUは、ステップS53を真と判別し、図柄停止コマンドをコマンド送信バッファに書き込み(ステップS54)、特別図柄動作処理を終えてメインルーチンにリターンする。なお、4ms毎に実行されるタイマ割込処理のコマンド伝送出力処理で表示制御装置15に図柄停止コマンドが送信される。表示制御装置15は、図柄停止コマンドを受け取ると、仮停止表示(揺れ変動)している図柄を停止させ、図柄が確定する。
【0048】
次に、本発明の要旨に関わる表示制御装置15のCPU(以下、表示CPUという)が行う演出表示処理について説明する。本発明の演出表示は、メイン制御装置14から指令された図柄情報が大当り図柄情報である場合に、既に記憶したはずれ図柄情報或いは表示制御装置15が予め発生させたはずれ図柄情報と前記大当り図柄情報とを用いて演算図柄情報を求め、演算図柄情報に基いてはずれ図柄を事前に目視可能に表示してから、大当り図柄情報に応じた大当り図柄を表示することを特徴とするものである。
【0049】
図8は、請求項1に記載される演出表示に関わるもので、表示CPUが実行する演出表示処理のフローチャートである。該演出表示処理は、表示CPUがメイン制御装置14から送信される左図柄指定コマンド、中図柄指定コマンド、右図柄指定コマンドを受信すると、開始される。また、表示CPUは、左図柄指定コマンドを受信すると、今回左図柄記憶エリアにコマンド指定された左図柄を記憶する。同様に、中図柄指定コマンドを受信すると、今回中図柄記憶エリアにコマンド指定された中図柄を記憶し、右図柄指定コマンドを受信すると、今回右図柄記憶エリアにコマンド指定された右図柄を記憶する。
【0050】
演出表示処理を開始すると、表示CPUは、まず、今回指令された左図柄、中図柄、右図柄の組合せが大当り図柄であるか否かを判別する(ステップA01)。即ち、左図柄、中図柄、右図柄が全て同じ図柄である場合には、例えば、左、中、右図柄の組合せが「2,2,2」とか「7,7,7」のように同じ図柄であれば、大当り図柄であると判別し、左図柄、中図柄、右図柄が全て同じ図柄でなければはずれ図柄と判別する。
【0051】
今回指令された左図柄、中図柄、右図柄の組合せが大当り図柄でない場合、表示CPUは、ステップA01を偽と判別し、ステップA02の変動表示処理に進む。なお、変動表示処理は、従来と同様の(なお、指定された図柄がリーチ図柄であればはずれリーチを発生する)図柄の変動処理であり、左図柄、中図柄、右図柄に関する特別な演出は行わない。表示CPUは、ステップA02の変動表示処理において所定の表示制御を行うと、左図柄、中図柄、右図柄を今回指令された図柄で仮停止表示し(図柄が小刻みに揺れる揺れ変動)(ステップA03)、メイン制御装置14から図柄停止コマンドが送信されてくるまで待機する。そして、表示CPUは、メイン制御装置14から図柄停止コマンドが送信されると、図柄停止コマンドを受信し、図柄停止コマンドに応じて仮停止表示(揺れ変動)している図柄を停止させ、今回指令された左図柄、中図柄、右図柄の組合せで図柄を確定する(ステップA04)。
【0052】
次に、表示CPUは、ステップA05に進み、今回表示した左図柄、中図柄、右図柄の組合せを記憶するか否か、即ち、今回表示した左図柄、中図柄、右図柄の組合せが記憶すべき組合せか否かを判別する(ステップA05)。なお、記憶する左図柄、中図柄、右図柄の組合せははずれ図柄の組合せであり、はずれ図柄の中で、一定の規則性のある組合せのものに限って記憶する。本実施形態では、一定の規則性のある組合せとして、例えば、「0,1,2」、「1,2,3」、「2,3,4」、…、「7,8,9」、「8,9,0」の全部で9通りであるが、このように、左図柄、中図柄、右図柄の順番で1つずれで昇順のはずれ図柄の組合せであり、はずれリーチを発生させないはずれ図柄の組合せを記憶するようにしている
【0053】
このように、確定表示されたはずれ図柄の組合せについて、単に全てのはずれ図柄を記憶するのではなく、特定の(一定の規則性のある)組合せの図柄を記憶することで、演出のプレミア感を遊技者に与えることができる。また、規則性を持たせることで、停止するはずれ図柄への関心と期待感を与えることができる。
【0054】
また、記憶する図柄の組合せ数は複数個(本実施形態では、4個まで)としている。図9は、図柄記憶エリアを示す図である。図柄を記憶する図柄記憶エリアは、図柄記憶エリア(1)〜図柄記憶エリア(4)まで4つ設けられている。各図柄記憶エリアは、それぞれ左図柄記憶エリア、中図柄記憶エリア、右図柄記憶エリアが設けられている。今回記憶されるはずれ図柄の組合せは、図柄記憶エリア(1)に記憶される。従って、図柄記憶エリア(1)〜図柄記憶エリア(4)には記憶の新しい順に記憶され、図柄記憶エリア(4)に記憶されている図柄の組合せが破棄される。
【0055】
表示CPUは、今回表示した左図柄、中図柄、右図柄の組合せが記憶すべき組合せであれば、ステップA06に進み、まず、図柄記憶エリア(1)〜図柄記憶エリア(3)の内容を図柄記憶エリア(2)〜取得値記憶エリア(4)に順次シフトし、図柄記憶エリア(1)をクリアして空き状態とする(ステップA06)。次いで、今回記憶する左図柄、中図柄及び右図柄の組合せを図柄記憶エリア(1)に記憶する(ステップA07)。
【0056】
次いで、表示CPUは、表示画面の右側部の出目表示部26に図柄記憶エリア(1)〜図柄記憶エリア(4)の各図柄(左図柄、中図柄、右図柄)を表示する(ステップA08)。図10は、図柄表示装置2の表示画面の出目表示部の一表示態様を示す図である。図10(a)〜図10(b)に示すように、今回変動で停止表示した左図柄、中図柄、右図柄の組合を図柄記憶エリア(1)に記憶した場合、出目表示部26の最上部に今回変動で停止表示した左図柄、中図柄、右図柄の組合せ図柄が追加表示されると共に、今まで表示されていた組合せ図柄が画面の下方向にシフトし、出目表示部26の最下部に表示されていた組合せ図柄が破棄されてなくなる。表示CPUは、ステップA06の表示処理を終えると演出表示処理を終えて図示しないメインルーチンにリターンする。
【0057】
一方、ステップA05にて、今回表示した左図柄、中図柄、右図柄の組合せが記憶すべき組合せでなければ、表示CPUは、ステップA06〜ステップA08を行わず、直接演出表示処理を終えて図示しないメインルーチンにリターンする。
【0058】
次に、今回指令された左図柄、中図柄、右図柄の組合せが大当り図柄である場合について説明する。ステップA01にて、今回指令された左図柄、中図柄、右図柄の組合せが大当り図柄である場合、表示CPUは、ステップA01を真と判別し、ステップA09に進む。表示CPUは、ステップA09にて、図柄記憶エリア(1)〜図柄記憶エリア(4)に記憶されているはずれ図柄の組合せと今回最終的に停止表示する大当り図柄とを比較し、演算条件が整っているか否かを判別する(ステップA09)。
【0059】
本実施形態では、この演算は、大当り図柄の左図柄、中図柄、右図柄の各値から記憶されているはずれ図柄の左図柄、中図柄、右図柄の各値を差し引くものである。従って、演算結果がマイナスの値となることを避けるために、演算条件が整っているかを判別する。例えば、今回最終的に停止表示する大当り図柄が「2,2,2」であるとすると、図柄記憶エリア(1)〜図柄記憶エリア(4)に記憶されているはずれ図柄が左図柄、中図柄、右図柄の順番が1つずれで昇順のものであるから、演算結果がマイナスにならない図柄は「0,1,2」及び「1,2,3」のいずれかになる。表示CPUは、大当り図柄の左図柄の値が記憶されているはずれ図柄の左図柄の値よりも大きいか否かを判別し、大当り図柄の左図柄の値が記憶されているはずれ図柄の左図柄の値よりも大きい場合に、演算条件が整っているとして上記演算を行い、演算結果を事前に表示するはずれ図柄(演算図柄)とする(ステップA10)。一方、ステップA09にて、図柄記憶エリア(1)〜図柄記憶エリア(4)に記憶されているはずれ図柄の組合せと今回最終的に停止表示する大当り図柄とを比較し、演算条件が整っていない場合には、表示CPUは、ステップA09を偽と判別してステップA02に移行する。
【0060】
表示CPUは、ステップA10を行うと、ステップA11の変動表示処理に進む。ステップA11の変動表示処理は、従来と同様の図柄の変動処理であり、左図柄、中図柄、右図柄に関する特別な演出は行わない。表示CPUは、ステップA11の変動表示処理において所定の表示制御を行うと、ステップA10の演算によって求めたはずれ図柄(演算図柄)を事前に目視可能に表示してから、今回停止表示する大当り図柄を演出表示する。
【0061】
図11は、図柄表示装置2の表示画面における大当り図柄情報に応じた大当り図柄の演出表示の一表示態様を示す図である。表示CPUは、左図柄、中図柄、右図柄をステップA10の演算によって求めたはずれ図柄(演算図柄)で仮停止表示し(図柄が小刻みに揺れる揺れ変動)(ステップA12)、メイン制御装置14から図柄停止コマンドが送信されてくるまで待機する。この時、画面において演算に用いたはずれ図柄の横に丸十字のマーカを表示して遊技者にそのはずれ図柄を報知する(図11(a)参照)。
【0062】
そして、表示CPUは、メイン制御装置14から図柄停止コマンドが送信されると、図柄停止コマンドを受信し、図柄停止コマンドに応じて、図11(b)に示すように、事前に仮停止表示したはずれ図柄と、マーカによって遊技者に報知したはずれ図柄とを足すことにより、今回停止表示する大当り図柄となる足し算大当り演出表示で、今回指令された大当り図柄を確定表示する(ステップA13)。例えば、揺れ変動により仮停止表示されたはずれ図柄「0,9,9」と、出目表示部に表示されている既に過去に出たはずれ図柄「1,2,3」が足し算されて今回確定する大当り図柄「2,2,2」となる足し算大当り演出表示が行われる。表示CPUは、ステップA13の処理を終えると演出表示処理を終えて図示しないメインルーチンにリターンする。
【0063】
以上に述べた大当り図柄の確定に至る前の表示演出は、はずれ図柄を事前に目視可能に表示してから大当り図柄情報に応じた大当り図柄を演出表示するため、従来から一般的に行われている図柄のリーチ状態から大当り図柄となる大当り表示演出と比較して、図柄リーチ状態にならないはずれ状態から一転して大当り図柄を演出表示するので、遊技者に新規な意外性を提供することになる。即ち、遊技者は、図柄リーチにならない場合、図柄確定前に既にはずれたと思って落胆し、はずれ図柄が事前に目視可能に表示されて確定すると思い込むが、大当り図柄となる演算大当り表示演出によって大当り図柄が確定し、大当りであることが認知されるので、非常に得をした気分を味わうことなる。従って、遊技者に意外性の高い興趣を提供することができる。また、メイン制御装置14が制御する内部的な大当り確率を変えずに表示制御装置15で演出表示するので、メイン制御手段の処理に負担をかけずに実施することができる。
【0064】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態は、請求項2に記載される演出表示に関わるもので、請求項1に記載される演出表示と異なる点は、表示制御装置15が図柄情報を発生させる図柄情報発生手段を有する点、並びに、メイン制御装置14から指令された図柄情報が大当り図柄情報である場合に、図柄情報発生手段により発生させたはずれ図柄情報と大当り図柄情報とを用いて演算図柄情報を求める点が異なる。
【0065】
図柄発生手段は、表示CPUが所定周期毎(例えば、4ms毎)に発生する割込処理で実行される図柄作成処理により構成される。左図柄用カウンタ、右図柄用カウンタ、中図柄用カウンタが設定され、電源投入時「0」からスタートし、割り込み毎に、左図柄用カウンタの値を1ずつ更新アップして0乃至9の範囲で循環的に更新し、更新した左図柄用カウンタの値が10になるとその値を0に戻す。右図柄カウンタは、左図柄用カウンタの値が10から0になる毎に1ずつ更新アップして0乃至9の範囲で循環的に更新し、更新した右図柄用カウンタの値が10になるとその値を0に戻す。中図柄用カウンタは、右図柄用カウンタの値が10から0になる毎に1ずつ更新アップして0乃至9の範囲で循環的に更新し、更新した中図柄用カウンタの値が10になるとその値を0に戻す。
【0066】
なお、左図柄用カウンタ、右図柄用カウンタ、中図柄用カウンタの更新周期はそれぞれ異なるため、左図柄用カウンタ、右図柄用カウンタ、中図柄用カウンタの各値が全て同じ値となる当りの組み合せも処理上作成されるが、当りの組み合せが作成された場合には、右図柄用カウンタの値を+1だけずらす。従って、図柄作成処理で作成する左図柄用カウンタ、右図柄用カウンタ、中図柄用カウンタの各値の組合せは、はずれ図柄の組合せとなる。
【0067】
図12は、表示CPUが実行する第2実施形態の演出表示処理のフローチャートである。該演出表示処理は、表示CPUがメイン制御装置14から送信される左図柄指定コマンド、中図柄指定コマンド、右図柄指定コマンドを受信すると、開始される。また、表示CPUは、左図柄指定コマンドを受信すると、左図柄記憶エリアにコマンド指定された左図柄を記憶する。同様に、中図柄指定コマンドを受信すると、中図柄記憶エリアにコマンド指定された中図柄を記憶し、右図柄指定コマンドを受信すると、右図柄記憶エリアにコマンド指定された右図柄を記憶する。
【0068】
演出表示処理を開始すると、表示CPUは、まず、今回指令された左図柄、中図柄、右図柄の組合せが大当り図柄であるか否かを判別する(ステップA21)。即ち、左図柄、中図柄、右図柄が全て同じ図柄である場合には、大当り図柄であると判別し、左図柄、中図柄、右図柄が全て同じ図柄でなければはずれ図柄と判別する。
【0069】
今回指令された左図柄、中図柄、右図柄の組合せが大当り図柄でない場合、表示CPUは、ステップA21を偽と判別し、ステップA22の変動表示処理に進む。なお、変動表示処理は、従来と同様の(なお、指定された図柄がリーチ図柄であればはずれリーチを発生する)図柄の変動処理であり、左図柄、中図柄、右図柄に関する特別な演出は行わない。表示CPUは、ステップA22の変動表示処理において所定の表示制御を行うと、左図柄、中図柄、右図柄を今回指令された図柄で仮停止表示し(図柄が小刻みに揺れる揺れ変動)(ステップA23)、メイン制御装置14から図柄停止コマンドが送信されてくるまで待機する。そして、表示CPUは、メイン制御装置14から図柄停止コマンドが送信されると、図柄停止コマンドを受信し、図柄停止コマンドに応じて仮停止表示(揺れ変動)している図柄を停止させ、今回指令された左図柄、中図柄、右図柄の組合せで図柄を確定する(ステップA24)。表示CPUは、ステップA24の処理を終えると演出表示処理を終えて図示しないメインルーチンにリターンする。
【0070】
一方、ステップA21にて、今回指令された左図柄、中図柄、右図柄の組合せが大当り図柄である場合、表示CPUは、ステップA21を真と判別し、ステップA25に進む。表示CPUは、左図柄用カウンタ、右図柄用カウンタ、中図柄用カウンタの現在値をそれぞれ取得する(ステップA25)。次いで、取得した左図柄、右図柄、中図柄の組合せ(はずれ図柄)を3桁の10進数に変換する(ステップA26)。次いで、大当り図柄の左図柄、右図柄、中図柄の各値を同じく3桁の10進数に変換する(ステップA27)。そして、10進数に変換した大当り図柄が10進数に変換したはずれ図柄よりも大きいか否かを比較する(ステップA28)。
【0071】
表示CPUは、10進数に変換した大当り図柄が10進数に変換したはずれ図柄よりも大きい場合は、10進数に変換した大当り図柄から10進数に変換したはずれ図柄を減算し(ステップA29)、減算結果を逆変換し(百の位、十の位、一の位に独立させ)、百の位を左図柄、十の位を中図柄、一の位を右図柄に割り当てて演算図柄として記憶する(ステップA31)。例えば、大当り図柄が「4,4,4」で、はずれ図柄が「2,8,7」であれば、減算結果は、444−287=157であるから、演算図柄が「1,5,7」となる。
【0072】
一方、表示CPUは、10進数に変換した大当り図柄が10進数に変換したはずれ図柄よりも大きくない場合は、10進数に変換したはずれ図柄から10進数に変換した大当り図柄を減算し(ステップA30)、前述と同様にして減算結果を逆変換し、演算図柄として記憶する(ステップA31)。例えば、大当り図柄が「4,4,4」で、はずれ図柄が「6,2,1」であれば、減算結果は、621−444=177であるから、演算図柄が「1,7,7」となる。
【0073】
表示CPUは、ステップA31を行うと、ステップA32の変動表示処理に進む。ステップA32の変動表示処理は、従来と同様の図柄の変動処理であり、表示CPUは、ステップA32の変動表示処理において所定の表示制御を行うと、ステップA31の演算によって記憶したはずれ図柄(演算図柄)を事前に目視可能に表示してから、今回停止表示する大当り図柄を演出表示する。即ち、表示CPUは、左図柄、中図柄、右図柄をはずれ図柄(演算図柄)の組合せ図柄で仮停止表示し(図柄が小刻みに揺れる揺れ変動)(ステップA33)、メイン制御装置14から図柄停止コマンドが送信されてくるまで待機する。そして、表示CPUは、メイン制御装置14から図柄停止コマンドが送信されると、図柄停止コマンドを受信し、図柄停止コマンドに応じて、ステップA25で取得したはずれ図柄と、ステップA31で記憶した演算図柄とを足して今回停止表示する大当り図柄となる足し算大当り演出表示で、今回指令された大当り図柄を確定表示する(ステップA34)。表示CPUは、ステップA34の処理を終えると演出表示処理を終えて図示しないメインルーチンにリターンする。
【0074】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更をすることができるものである。例えば、大当り図柄情報が「8,8,8」であるとき、記憶図柄に「1,2,3」、「3,4,5」がある場合に、演算として「123」+「345」=「468」、次に、「888」−「468」=「420」を行う。演出表示として、まず、「4,2,0」のはずれ図柄(演算図柄情報)を表示する。続いて、記憶されている「1,2,3」と「3,4,5」の図柄が「4,2,0」に足される(足し算大当り演出表示)。その結果、大当り図柄「8,8,8」を確定表示する。即ち、記憶されているはずれ図柄を複数用いてもよい。
【0075】
また、本発明は、確率変動への昇格演出に適用することができる。大当り図柄情報が確変図柄である大当り図柄、例えば、「9,9,9」であるとし、記憶図柄に「1,2,3」、「4,3,2」がある場合に、演算として「123」+「432」=「555」、次に、「999」−「555」=「444」を行う。演出表示として、まず、「4,4,4」の確変図柄ではない大当り図柄を揺れ変動で表示する。続いて、記憶されている「1,2,3」が「4,4,4」に足されてはずれ図柄「5,6,7」が表示され、引き続いて、記憶されている「4,3,2」の図柄が「5,6,7」に足される(足し算大当り演出表示)。その結果、確変図柄の大当り図柄「9,9,9」を確定表示する。
【0076】
メイン制御手段からの特定のはずれ図柄情報と、サブ制御手段が記憶したはずれ図柄情報又はサブ制御手段が発生させた図柄情報とを用いて、はずれ演出を表現してもよい。例えば、特定のはずれ図柄情報が「221」のように1コマずれの惜しい図柄の組合せである場合、記憶図柄情報に「123」がある場合、「221」−「123」=「098」となる演算を行い、予め「0,9,8」を表示してから「1,2,3」と足すことによって「2,2,1」のはずれ図柄を確定表示する。このように、大当り図柄の演出表示に加えてガセ的なはずれ図柄の演出表示を混ぜることで、本発明を利用した演出に幅を広げることができる。
【0077】
また、大当り図柄情報を記憶するようにしてもよい。例えば、今回の大当り図柄情報が確変図柄の「333」であるとき、記憶図柄情報に「111」、「222」がある場合、「111」+「222」=「333」の関係が成立するから、まず、確変図柄でない大当り図柄「222」を表示し、続いて、記憶されている「111」が表示中の大当り図柄「222」に足され、その結果、確変図柄の「333」で確定表示する。このような大当り図柄を用いて確率変動への昇格演出を加えることで、本発明を利用した演出に幅を広げることができる。
【0078】
サブ制御手段で記憶又は発生させる記憶図柄情報は、その規則性を複数種類としてもよい。また、この場合、記憶図柄情報について、規則性の相違に応じた期待度順位を設定する。例えば、1コマずれのはずれリーチ図柄(「565」、「323」等)と2コマずれのはずれリーチ図柄(「575」、「313」等)とでは、1コマずれのはずれリーチ図柄の方の順位を高くする。つまり、1コマずれのはずれリーチ図柄を使った演出の出現率を、2コマずれのはずれリーチ図柄を使った演出の出現率よりも高くする。こうすることで、停止するはずれ図柄への期待感を与えることができる。
【0079】
【発明の効果】
請求項1に係る遊技機によれば、遊技制御を行って遊技の当否を判定するメイン制御手段と、メイン制御手段からの指令に応じて表示制御を行って当否の判定結果を演出表示するサブ制御手段とを備え、サブ制御手段が、メイン制御手段から指令された図柄情報が大当り図柄情報である場合に、はずれ図柄情報と大当り図柄情報とを用いて演算図柄情報を求め、演算図柄情報に基いて大当り図柄情報に応じた大当り図柄を演出表示するので、メイン制御手段が制御する内部的な大当り確率を変えずにサブ制御手段で大当り図柄を演出表示することができるため、メイン制御手段の処理に負担をかけずに実施することができる。
【0080】
また、事前表示するはずれ図柄情報の組合せに基いてはずれ図柄の組合せを事前に目視可能に表示してから、大当り停止図柄情報の組合せに応じた大当り図柄の組合せを表示するので、はずれ図柄が事前に目視可能に表示された時点ではずれで確定すると思い落胆するが、足し算大当り演出表示によって大当り図柄の組合せが確定し、大当りであることが認知されるので、非常に得をした気分を味わうことなり、遊技者に意外性の高い興趣を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるパチンコ遊技機に配備された遊技盤面の正面図
【図2】本実施形態のパチンコ遊技機に配備された制御系統の概略の要部ブロック図
【図3】メイン制御装置のメインCPUが実行する処理のメインルーチンを示すフローチャート
【図4】メイン制御装置のメインCPUが実行するタイマ割込処理のフローチャート
【図5】同上のメインCPUが実行する特別図柄動作処理のフローチャート
【図6】図5のフローチャートのつづき
【図7】メイン制御装置から表示制御装置に送信するコマンドの送信タイミングを表したタイムチャート
【図8】表示CPUが実行する請求項1に係る演出表示処理のフローチャート
【図9】表示制御装置に設けられた図柄記憶エリアにおける図柄記憶動作を示す図
【図10】本実施形態における図柄表示装置の表示画面の出目表示部の一表示態様を示す図
【図11】同上の図柄表示装置の表示画面における大当り図柄情報に応じた大当り図柄の演出表示の一表示態様を示す図
【図12】表示CPUが実行する請求項1に係る演出表示処理のフローチャート
【符号の説明】
1 遊技盤面
2 図柄表示装置
3 図柄表示ユニット
4 普通電動役物
5 始動入賞口
6 可変入賞装置
7 開閉扉
8 大入賞口
9 保留個数表示LED
10 左袖入賞口
11 左落し入賞口
12 右袖入賞口
13 右落し入賞口
14 メイン制御装置
15 表示制御装置
16 音声制御装置
17 ランプ制御装置
18 賞球制御装置
19 スイッチ入力回路
20 ドライバ
21 大入賞口ソレノイド
22 ドライバ
23 チューリップソレノイド
24 スピーカ
25 賞球払出装置
26 出目表示部
SW1 始動口入賞検出スイッチ
SW2 大入賞口入賞検出スイッチ
SW3 特定領域通過検出スイッチ
SW4 入賞検出スイッチ
SW5 入賞検出スイッチ
SW6 入賞検出スイッチ
SW7 入賞検出スイッチ

Claims (1)

  1. 遊技者に可変表示ゲームによる当り外れを認識させるための識別情報としての複数の図柄列を変動表示させる可変表示部を有する図柄表示装置と、
    遊技制御を行って前記可変表示ゲームにおける当否を判定するメイン制御手段と、
    前記メイン制御手段からの指令に応じて表示制御を行って前記当否の判定結果を演出表示するサブ制御手段と、を備えた遊技機において、
    前記メイン制御手段は、
    前記可変表示ゲームにおける当否の判定結果がはずれである場合、各図柄列にそれぞれ確定停止する各はずれ停止図柄情報の組合せを決定するはずれ停止図柄決定手段と、
    前記はずれ停止図柄決定手段によって決定された前記各はずれ停止図柄情報の組合せを前記サブ制御手段に送信するはずれ停止図柄情報送信手段と、
    前記可変表示ゲームにおける当否の判定結果が大当りである場合、各図柄列にそれぞれ確定停止する各大当り停止図柄情報の組合せを決定する大当り停止図柄決定手段と、
    前記大当り停止図柄決定手段によって決定された前記各大当り停止図柄情報の組合せを前記サブ制御手段に送信する大当り停止図柄情報送信手段と、
    を備え、
    前記サブ制御手段は、
    はずれ停止図柄情報の組合せを複数個記憶可能な複数の記憶エリアよりなる図柄記憶エリア手段と、
    前記各はずれ停止図柄情報の組合せを前記メイン制御手段から受け取った場合に、前記各はずれ停止図柄情報の組合せに対応するはずれ図柄の組合せを前記図柄表示装置に確定停止した上で、前記各はずれ停止図柄情報の組合せが、予め定められた一定の規則性にある組合せであり、はずれリーチを発生させないはずれ図柄の組合せである場合に、該各はずれ停止図柄情報の組合せを特定の各はずれ図柄情報の組合せとして前記図柄記憶エリア手段に順次記憶する特定はずれ図柄情報記憶手段と、
    前記確定停止した後、前記図柄記憶エリア手段に順次記憶されている複数個の全ての特定の各はずれ図柄情報の組合せに対応する全ての特定はずれ図柄の組合せを前記図柄表示装置の出目表示部に目視可能に表示する特定はずれ図柄表示手段と、
    前記各大当り停止図柄情報の組合せを前記メイン制御手段から受け取った場合に、前記各大当り停止図柄情報の組合せに対して、前記図柄記憶エリア手段に複数個記憶されている前記特定の各はずれ図柄情報の組合せを比較し、予め定められた演算条件が整っているか否かを判別する演算条件判定手段と、
    前記演算条件判定手段によって、前記図柄記憶エリア手段に複数個記憶されている前記特定の各はずれ図柄情報の組合せのうちの1つが演算条件が整っていると判別された場合に、前記各大当り停止図柄情報の組合せから、演算条件が整っていると判別された特定の各はずれ図柄情報の組合せを引き算して、引き算した結果を事前表示するはずれ図柄情報の組合せとする事前表示はずれ図柄情報算出手段と、
    実質的には各大当り停止図柄情報の組合せとして処理されるものであって、かつ前記事前表示はずれ図柄情報算出手段が算出した事前表示するはずれ図柄情報の組合せに対応する見かけ上はずれ図柄の組合せであって実質は大当り図柄の組合せを、前記図柄表示装置の前記可変表示部に目視可能に仮停止表示する見かけ上はずれ図柄仮停止表示手段と、
    前記図柄表示装置において、前記仮停止表示された前記見かけ上はずれ図柄の組合せに前記引き算に用いた特定の各はずれ図柄情報の組合せに対応する特定のはずれ図柄の組合せが足し算されて前記各大当り停止図柄情報の組合せに対応する大当り図柄の組合せで確定停止する足し算大当り演出表示を行う大当り図柄演出表示手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
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