JP4247338B2 - 電気接触材料及びその製造方法 - Google Patents

電気接触材料及びその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電気接触材料、とくに、Fe系あるいはCu系の金属素材に電解によるNi(ニッケル)めっきを施してなる電気接触材料及びその製造方法に関し、たとえばボタン型やコイン型電池などの電池ケース(電池缶)に適用して有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、ボタン型やコイン型などの小型電池には外装ケースと電極端子を兼ねた電池ケース(あるいは電池缶)が使用される。この電池ケースには、薄板状の金属とくにFe系素材に電解Niめっきを施してなる電気接触材料をプレス絞り加工したものが良く使われる。
この場合、その電気接触材料には、電極端子としての電気特性すなわち表面での電気接触抵抗が低く安定していることが要求されるが、これ以外に、プレスあるいは絞り等の加工性にすぐれていること、さらに、外装ケースとしての外観性いわゆる光沢性も要求される。
【0003】
ここで、電解によるNiめっきには、光沢Niめっきと無光沢Niめっきがある。
光沢Niめっきは、表面が鏡面仕上げされたかのような奇麗な光沢を有していて、とくに外観性を重視する用途に適している。この光沢Niめっきは、結晶を微細化するような添加剤(光沢剤)をめっき浴に加えることで形成することができる。しかし、その添加剤の使用により、めっき層中の不純物とくにSおよびCの含有量が多くなり、これによって上記電気接触抵抗が高くなってしまうという問題が生じる。また、プレスや絞り加工等によってクラックが発生しやすく、加工性に劣るという問題も生じる。
他方、無光沢Niめっきは、上記添加剤を使用せずに形成されるので、めっき層中の不純物含有量が少なく、したがって上記電気接触抵抗を低くすることができる。また、プレスや絞り加工等によるクラックも発生しにくく、加工性にすぐれている。しかし、表面が無光沢で外観性(光沢性)に劣るという問題があった。
このように、従来の電解Niめっきされた電気接触材料では、たとえば上記電池ケースのように、外装ケースとしての外観性と、電極端子としての電気接触性およびプレス絞り等の加工性とが要求されるような用途において、一方の機能を得ようとすれば他方の機能が損なわれるというような背反する問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような課題に鑑みてなされたものであり、金属素材に電解Niめっきを施してなる電気接触材料にあって、外装ケース等への利用に適した外観性、電極端子等への利用に適した電気接触性およびプレスや絞り等の加工性の各機能にすぐれた電気接触材料及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するための手段として、第1の手段は、
金属素材に電解によるニッケルめっき層が下層と中間層と上層の3層に形成されているとともに、前記下層は無光沢ニッケルめっき浴を用いた電解ニッケルめっき処理によって形成された無光沢ニッケルめっき層であり、前記中間層は光沢ニッケルめっき浴を用いた電解ニッケルめっき処理によって形成された光沢ニッケルめっき層であり、前記上層は前記光沢ニッケルめっき層である中間層の上に無光沢ニッケルめっき浴を用いた電解ニッケルめっき処理を施すことによって結晶状態が微細化されて光沢を呈するようになったニッケルめっき層であることを特徴とする電気接触材料である。
第2の手段は、
前記3層のニッケルめっきがなす皮膜の合計膜厚が0.5〜10μm、前記下層の膜厚が0.3μm以上、前記中間層の膜厚が0.1〜1.0μm、前記上層の膜厚が0.1〜1.0μmであることを特徴とする請求項1記載の電気接触材料である。
第3の手段は、
金属素材に電解によるニッケルめっき層を下層と中間層と上層の3層に形成するようにするとともに、前記下層の形成は無光沢ニッケルめっき浴を用いた電解ニッケルめっき処理によって無光沢ニッケルめっき層を形成するものであり、前記中間層の形成は光沢ニッケルめっき浴を用いた電解ニッケルめっき処理によって光沢ニッケルめっき層形成するものであり、前記上層の形成は前記光沢ニッケルめっき層である中間層の上に無光沢ニッケルめっき浴を用いた電解ニッケルめっき処理を施すことによって結晶状態が微細化されて光沢を呈するようになったニッケルめっき層を形成するものであることを特徴とする電気接触材料の製造方法である。
第4の手段は、
前記3層のニッケルめっきがなす皮膜の合計膜厚が0.5〜10μm、前記下層の膜厚が0.3μm以上、前記中間層の膜厚が0.1〜1.0μm、前記上層の膜厚が0.1〜1.0μmであることを特徴とする請求項3記載の電気接触材料の製造方法である。
上述の第1の手段によれば、めっき仕上げ面の光沢を確保しつつ、その表面での電気接触性を良好にし、さらにプレスや絞り等の加工によるクラックの発生を抑えられることが判明した。したがって、外装ケース等への利用に適した外観性、電極端子等への利用に適した電気接触性およびプレスや絞り等の加工性の各機能を併せ持つ電気接触材料を得ることができる。
また、第2の手段は、第1の手段において、3層のNiめっきがなす皮膜の合計膜厚が0.5〜10μm、下層の膜厚が0.3μm以上、中間層の膜厚が0.1〜1.0μm、上層の膜厚が0.1〜1.0μmであることを特徴とする電気接触材料である。これにより、めっき仕上げ面の光沢度と電気接触性および加工性を共に最適な状態にできることが判明した。したがって、外観性、電気接触性および加工性の各機能をさらに向上させた電気接触材料を得ることができる。
第3及び第4の手段によれば、第1及び第2の手段にかかる電気接触材料を得ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は本発明による電気接触材料の断面形態を模式的に示す。
同図に示す電気接触材料は、Fe系またはCu系の薄板状金属素材(被めっき素材)1上に、無光沢Niめっきによる下層21、光沢Niめっきによる中間層22、無光沢Niめっきによる上層(表層)23がそれぞれ、電解めっきにより順次積層形成されている。
下層21および上層23の無光沢Niめっき層はそれぞれ、SやCなどの不純物含有量が少なくなるようなめっき浴条件にて形成されている。また、中間層22の光沢Niめっき層は、めっき結晶を微細化するような添加剤をめっき浴に加えて形成されている。
【0007】
ここで、表面に現れる上層21は無光沢Niめっきにより形成されているが、この無光沢Niめっきを光沢Niめっきされた中間層22の上に形成したことで、その上層23の表面にも光沢面を得られることが判明した。これは、中間層22の微細化されためっき結晶の状態が、その上に形成される上層23のめっき結晶の状態にも引き継がれて、その上層23の結晶状態が、不純物を含有しない無光沢めっきでありながら微細化されて光沢を呈する、ということが考えられる。また、上述した3層の電解めっき構成では、素材1と接する下層21および表面に現れる上層をそれぞれ無光沢Niめっきで形成したことにより、プレスや絞り等の加工によるクラックが発生しにくくなることも判明した。これは、プレスや絞り等の加工によって生じる歪みが、下層21と上層23の無光沢Niめっき層にて吸収されるためと考えられる。
【0008】
以上のような3層の電解めっき構成により、外装ケース等への利用に適した外観性、電極端子等への利用に適した電気接触性およびプレスや絞り等の加工性の各機能にすぐれた電気接触材料を得ることができる。
さらに、本発明者は、上述した3層構成の最適条件範囲を検討したところ、3層のNiめっきがなす皮膜の合計膜厚が0.5〜10μm、下層の膜厚が0.3μm以上、中間層の膜厚が0.1〜1.0μm、上層の膜厚が0.1〜1.0μmであることが判明した。
上述した電気接触材料を用いて、図2に示すような断面形状の電池ケース3をプレス絞りにより形成したところ、その表面の光沢は光沢度1.0以上を得ることができた。また、同図のa,b部の接触抵抗は30mΩ以下にすることができた。さらに、同図のc部をSEMで観察(倍率500)したが、クラックの発生はなかった。
図3は、本発明による電気接触材料を製造するための電解めっき処理手順の実施形態を示すフロー図である。この場合、同図のフローでは図示を省略したが、各工程の後には水洗工程が入る。また、最終の無光沢Niめっき工程の後には水洗と乾燥の工程が入る。
【0009】
【実施例】
(実施例1)
図3に示した電解めっき処理フローにしたがい、ステンレス鋼条(SUS430、0.2t×80w)に、無光沢Ni、光沢Ni、無光沢Niの電解めっき層を各0.7μmの厚さで順次形成し、全体として2.1μmの3層めっきを行った。
各層の電解Niめっきにて使用しためっきき浴の主組成を次の表1に示す。
Figure 0004247338
ただし、Aはスルファミン酸Ni(液体)、Bは塩化Ni(粉体)、Cはホウ酸、Dは1次光沢剤(株式会社ムラタ製)、Eは2次光沢剤(株式会社ムラタ製)である。
以上のようにして得た電気接触材料(電解Niめっきされたステンレス鋼条)に対し、光沢度、折り曲げによるクラックの発生具合、接触抵抗値ついての評価をそれぞれ行ったところ、次の表2に示すような結果を得た。
表2(実施例1の評価結果)
折り曲げ後の状態 クラックなし(良好)
光沢度 1.3(良好)
接触抵抗(製造直後) 1.2mΩ(良好)
接触抵抗(6ヶ月後) 5.5mΩ(良好)
なお、クラックの検査は倍率500のSEM観察で行った。接触抵抗は、被測定区間に一定電流を流しながら、その被測定区間に現れる電圧(IR電圧)を測定する方法、いわゆる4端子法により行った。
【0010】
(実施例2)
図3に示した電解めっき処理フローにしたがい、ステンレス鋼条(SUS430、0.2t×80w)に、無光沢Niめっき層1.0μm、光沢Niめっき層0.4μm、無光沢Niめっき層0.7μmを順次形成し、全体として2.1μmの3層めっきを行った。
このようにして得た電気接触材料に対し、実施例1の場合と同様、光沢度、折り曲げによるクラックの発生具合、接触抵抗値ついての評価をそれぞれ行ったところ、次の表3に示すような結果を得た。
表3(実施例2の評価結果)
折り曲げ後の状態 クラックなし(良好)
光沢度 1.2(良好)
接触抵抗(製造直後) 1.3mΩ(良好)
接触抵抗(6ヶ月後) 5.3mΩ(良好)
(実施例3)
図3に示した電解めっき処理フローにしたがい、ステンレス鋼条(SUS430、0.2t×80w)に、無光沢Niめっき層0.3μm、光沢Niめっき層1.0μm、無光沢Niめっき1.0μmを順次形成し、全体として2.3μmの3層めっきを行った。
このようにして得た電気接触材料に対し、実施例1,2の場合と同様に、光沢度、折り曲げによるクラックの発生具合、接触抵抗値ついての評価をそれぞれ行ったところ、次の表4に示すような結果を得た。
表4(実施例3の評価結果)
折り曲げ後の状態 クラックなし(良好)
光沢度 1.2(良好)
接触抵抗(製造直後) 1.3mΩ(良好)
接触抵抗(6ヶ月後) 5.1mΩ(良好)
以上のように、無光沢Niめっき、光沢Niめっき、無光沢Niめっきの3層構成を有する実施例1〜3の電気接触材料では、折り曲げによるクラックの発生状態、仕上げ面の光沢度、および接触抵抗のいずれについても良好な結果を得ることができた。
【0011】
(比較例1)
比較例1として、ステンレス鋼条(SUS430、0.2t×80w)に、電解めっきにより2μmの無光沢Niめっき層(単層)を形成し、実施例1,2と同じ条件にて、光沢度、折り曲げによるクラックの発生具合、接触抵抗値ついての評価をそれぞれ行ったところ、次の表5に示すような結果となった。
表5(比較例1の評価結果)
折り曲げ後の状態 クラックなし(良好)
光沢度 0.6(劣る)
接触抵抗(製造直後) 1.2mΩ(良好)
接触抵抗(6ヶ月後) 5.2mΩ(良好)
【0012】
(比較例2)
比較例2として、ステンレス鋼条(SUS430、0.2t×80w)に、電解めっきにより2μmの光沢沢Niめっき層(単層)を形成し、比較例1と同じ条件にて、光沢度、折り曲げによるクラックの発生具合、接触抵抗値ついての評価をそれぞれ行ったところ、次の表6に示すような結果となった。
表6(比較例2の評価結果)
折り曲げ後の状態 クラック大(不良)
光沢度 1.7(良好)
接触抵抗(製造直後) 40mΩ(劣る)
接触抵抗(6ヶ月後) 118mΩ(不良)
(比較例3)
比較例3として、ステンレス鋼条(SUS430、0.2t×80w)に、電解めっきにより光沢沢Niめっき層を1μm、無光沢めっき層を1μmの厚さで順次形成し、全体として2μmの2層めっきを行なった。
比較例1,2と同じ条件にて、光沢度、折り曲げによるクラックの発生具合、接触抵抗値ついての評価をそれぞれ行ったところ、次の表7に示すような結果となった。
表7(比較例3の評価結果)
折り曲げ後の状態 クラック大(不良)
光沢度 1.1(良好)
接触抵抗(製造直後) 1.3mΩ(良好)
接触抵抗(6ヶ月後) 5.3mΩ(良好)
この例では、光沢Niめっき層の下層に無光沢Niめっき層がないために、折り曲げ時に生じる歪みを吸収できず、クラックの発生が大きくなったためと考えられる。
以上のように、比較例1〜3では、折り曲げによるクラックの発生状態、仕上げ面の光沢度、および接触抵抗の3項目のいずれかに難点があって、そのすべてを満足させることはできなかった。つまり、電気接触材料として要求される諸機能が不十分であった。
【0013】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明は、金属素材に、無光沢Niめっき層、光沢Niめっき層、無光沢Niめっき層をそれぞれ、電解めっきにより順次形成した3層めっき構成とすることにより、めっき仕上げ面の光沢を確保しつつ、その表面での電気接触性を良好にし、さらにプレスや絞り等の加工によるクラックの発生を抑えることができ、これにより、外装ケース等への利用に適した外観性、電極端子等への利用に適した電気接触性およびプレスや絞り等の加工性にすぐれた電気接触材料を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電気接触材料の一実施形態を示す模式的な断面図である。
【図2】本発明の電気接触材料の適用例である電池ケースの概略断面図である。
【図3】本発明による電気接触材料を製造するための電解めっき処理手順を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 金属素材
21 下層(無光沢Niめっき)
22 中間層(光沢Niめっき)
23 上層(無光沢Niめっき)
3 電池ケース

Claims (4)

  1. 金属素材に電解によるニッケルめっき層が下層と中間層と上層の3層に形成されているとともに、前記下層は無光沢ニッケルめっき浴を用いた電解ニッケルめっき処理によって形成された無光沢ニッケルめっき層であり、前記中間層は光沢ニッケルめっき浴を用いた電解ニッケルめっき処理によって形成された光沢ニッケルめっき層であり、前記上層は前記光沢ニッケルめっき層である中間層の上に無光沢ニッケルめっき浴を用いた電解ニッケルめっき処理を施すことによって結晶状態が微細化されて光沢を呈するようになったニッケルめっき層であることを特徴とする電気接触材料。
  2. 前記3層のニッケルめっきがなす皮膜の合計膜厚が0.5〜10μm、前記下層の膜厚が0.3μm以上、前記中間層の膜厚が0.1〜1.0μm、前記上層の膜厚が0.1〜1.0μmであることを特徴とする請求項1記載の電気接触材料。
  3. 金属素材に電解によるニッケルめっき層を下層と中間層と上層の3層に形成するようにするとともに、前記下層の形成は無光沢ニッケルめっき浴を用いた電解ニッケルめっき処理によって無光沢ニッケルめっき層を形成するものであり、前記中間層の形成は光沢ニッケルめっき浴を用いた電解ニッケルめっき処理によって光沢ニッケルめっき層形成するものであり、前記上層の形成は前記光沢ニッケルめっき層である中間層の上に無光沢ニッケルめっき浴を用いた電解ニッケルめっき処理を施すことによって結晶状態が微細化されて光沢を呈するようになったニッケルめっき層を形成するものであることを特徴とする電気接触材料の製造方法。
  4. 前記3層のニッケルめっきがなす皮膜の合計膜厚が0.5〜10μm、前記下層の膜厚が0.3μm以上、前記中間層の膜厚が0.1〜1.0μm、前記上層の膜厚が0.1〜1.0μmであることを特徴とする請求項3記載の電気接触材料の製造方法。
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