JP4246404B2 - 移動体通信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信を利用して通信を行う、例えば携帯電話機等の移動体通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、無線通信を利用した通信システムが急速に普及しはじめ、例えば携帯電話やページャ等の移動体通信の分野において更なる発展が期待されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、移動体通信装置の一種である携帯電話機における従来の課題として、次のような課題があった。
【0004】
一般に、携帯電話機から通信電波が出力されると、飛行機に搭載されている電子機器や医療機器等に悪影響を及ぼす虞があるとして、飛行機内や、病院内、鉄道車両内等の特定の場所での通信が規制されている。
【0005】
こうした通信規制のなされている場所での通信を行わないようにするためには、携帯電話機の所有者であるユーザー等が、自らの意志で携帯電話機の電源を遮断しておくこととなっている。
【0006】
つまり、携帯電話機から電波を出力させないための確実な方法として、携帯電話機の電源を遮断状態にしておくことで、完全に通信が行えないようにしておく必要があった。
【0007】
ところが、近年の携帯電話機は、単に通話を行うための道具ではなく、様々な情報処理機能が付加されている。このため、ユーザー等は、通信規制のなされている場所では通信を行わないが、他の様々な機能を利用したいと欲する場合であっても、電源を遮断してしまうと、通信以外の他の機能を使用することができなくなるという問題があった。
【0008】
尚、電源を遮断しなくとも、ユーザー等にとって実質的に通信を行えない状態にする機能として、「マナーモード」と呼ばれる機能が備えられた携帯電話機が存在するが、この「マナーモード」は、通信規制に対応し得るものではなかった。
【0009】
つまり、「マナーモード」の機能は、病院内や飛行機内や混雑する鉄道車両内等で通話を行うと、通話中の声が周囲の他人に聞こえて不快感を与えるといった問題を解消するために設けられているものである。ユーザー等が、自らの判断でその携帯電話機を「マナーモード」の状態に設定しておくと、相手先から電話がかかってきた場合でも、呼出し音(着信音)を鳴らすのを禁止するようになっている。
【0010】
したがって、「マナーモード」とは、携帯電話機が呼出し音を鳴らすのを禁止するように設定しておくことで、相手先から電話がかかってきてもユーザー等に気付かせないようにするだけの機能であることから、「マナーモード」となっていても携帯電話機からは通信のための電波が出力されてしまい、通信規制に対応し得るものではなかった。
【0011】
本発明は、こうした従来の問題点に鑑みてなされたものであり、通信規制のなされている場所であっても、通信以外の他の様々な機能を使用することを可能にする、例えば携帯電話機等の移動体通信装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決する手段】
上記目的を達成するための本発明の移動体通信装置は、使用者の指令に応じて機能を実行する制御手段と、電波の送信により無線通信を行う無線通信手段と、前記無線通信手段による電波の送信を禁止する送信禁止手段と、を有し、前記送信禁止手段によって電波の送信が禁止されている状態においても、前記制御手段による機能の実行を許容する移動体通信装置において、 前記移動体通信装置の正面部に設けられ、前記使用者の指令に応じた表示を行う第 1 の表示手段と、前記移動体通信装置の背面部に設けられ、前記電波の送信が禁止されている状態において、電波の送信が禁止されている旨の表示を、外部に対して行う第2の表示手段と、を備えていることを特徴とする。
【0013】
かかる発明によると、通信規制のなされている場所で、通信電波が送出されないように送信禁止の状態に設定した場合でも、通信電波を送出することとなる通信機能以外の他の機能をユーザー等が利用して、本発明の移動体通信装置を使用することを可能にする。
【0014】
また、本発明の移動体通信装置は、上記制御手段が、上記送信禁止手段によって電波の送信が禁止されている最中に実行された実行結果を記憶する記憶手段を有し、上記送信禁止手段による電波の送信の禁止が解除された後に、上記記憶手段に記憶される実行結果に基づいて上記無線通信手段による電波の送信を実行することを特徴とする。
【0015】
かかる発明によると、通信規制のなされている場所において、通信電波が送出されないように送信禁止の状態に設定しておいて、様々な機能を予約しておき、送信禁止の状態が解除されたときに、その予約した機能を実行させることができる。このため、ユーザー等の利便性の向上を図ることが可能となる。
【0016】
また、本発明の移動体通信装置は、上記通信電波の送出が禁止されている際、通信電波の送出が禁止されている旨の表示を、外部に対して行う表示手段が備えられていることを特徴とする。
【0017】
かかる発明によると、通信電波の送出が禁止されている旨の表示が、外部に対して表示される。このため、通信規制のなされている場所に居る周囲の他人も、本発明の移動体通信装置が通信電波の送出が禁止された状態となっていることを認識することが可能となり、周囲の他人、すなわち第三者に対して安心感を与える等の効果を奏功することが可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。尚、本発明の移動体通信装置の実施形態として、携帯電話機について説明する。
【0019】
図1は、本携帯電話機1の外観構成を示す図であり、同図(a)は携帯電話機1の側面図、同図(b)は携帯電話機1の正面図、同図(c)は携帯電話機1の背面図である。図2は、携帯電話機1に内蔵されている内部回路等の構成を示すブロック図、図3は、携帯電話機1の動作を説明するためのフローチャートである。
【0020】
携帯電話機1の筐体の上側端部には、図1(a)に示すように、移動体通信網に配置されている基地局との間で電波を送受信する送受信アンテナANTと、第1の通信モード表示部2aが設けられている。
【0021】
携帯電話機1の正面部には、図1(b)に示すように、液晶ディスプレイで形成された表示部3と、複数の操作釦スイッチ4を備えて構成された入力部5と、通話の際に音声再生と音声入力を行うためのスピーカ6とマイクロフォン7とが設けられている。尚、複数の操作釦スイッチ4は、ユーザー等が様々な機能を選択するためのファンクションキーと、数字や文字等のデータを入力するためのデータ入力キーとを備えて構成されている。
【0022】
携帯電話機1の背面部には、図1(c)に示すように、第2の通信モード表示部2bと、携帯電話機1を駆動するための電池を収納するための電池収納部8が設けられている。
【0023】
ここで、表示部3は、ユーザー等の入力部5からの操作に応じて、ユーザー等に様々な機能を提供するためのメニュー表示を行ったり、通信の際に相手先の電話番号やメッセージデータを表示する等のディスプレイ表示を行う。
【0024】
また、詳細については後述するが、ユーザー等が入力部5に設けられている所定の操作釦キーを操作して、「送信禁止」の指示をすると、表示部3の表示画面の一部分に、携帯電話機1の動作モードが「送信禁止」の状態となっていることを示す表示がなされるようになっている。
【0025】
図2において、携帯電話機1の筐体の内部には、送受信アンテナANTで受信した基地局からの電波を受信信号に変換し、更にその受信信号を復調データに復調して中央制御部11に供給する受信部9と、中央制御部11から供給される送信用データを送信信号に変調し、アンテナANTを通じて基地局側へ送信する送信部10が備えられている。
【0026】
中央制御部11は、マイクロプロセッサ(MPU)を備えて構成されており、予め設定されている所定のシステムプログラムを実行することにより、本携帯電話機1の全体の動作を集中制御すると共に、予め設定されている所定のアプリケーションプログラムを実行することにより、様々な機能をユーザー等に提供するる。
【0027】
更に、中央制御部11には、既述した受信部9と送信部10が接続される他、送信禁止制御部12と、半導体メモリ等で形成された記憶部13と、上記複数の操作釦スイッチ4を備えた入力部5と、第1の通信モード表示部2a及び第2の通信モード表示部2bと、表示部3とが接続されている。
【0028】
そして、電池収納部8に収納されている電池からの電力を安定化させて本携帯電話機1を動作させるための所定の電源電圧を生成する電源部14が備えられている。
【0029】
ここで、ユーザー等が入力部5の所定の操作釦スイッチを操作して、中央制御部11に対し「送信禁止」の指示を行うと、中央制御部11から送信禁止制御部12へ「送信禁止」の指示がなされ、更に送信禁止制御部12は、送信制御信号Cstpを送信部10に供給することによって送信処理を禁止させて、送受信アンテナANTから電波が出力されないようにする。
【0030】
また、送信禁止制御部12は、送信制御信号Cstpによって送信部10に送信処理を行わないように設定した後、ユーザー等の指示に従って中央制御部11から「送信禁止の解除」の指示を受けると、今まで設定されていた「送信禁止」の状態を解除させるための送信制御信号Cstpを送信部10に供給し、それによって、送信部10が送信処理を行えるように設定する。
【0031】
尚、本実施形態の送信部10は、送信制御信号Cstpによって「送信禁止」の指示がなされると、電源部8からの電源電圧の供給を遮断することで、自ら送信処理を停止するようになっている。ただし、上記の電源電圧を遮断する場合に限定されるものではなく、送信部10から送受信アンテナANTへ送信信号を出力するのを禁止させるべく切換動作をする切替スイッチ回路を、送信部10と送受信アンテナANTとの間に設けたり、電源部14から送信部10への電源電圧の遮断の有無に関わらず、送信部10自身の動作を停止させる等の他の手段を講じるようにしてもよい。
【0032】
第1,第2の通信モード表示部2a,2bは、中央制御部11によって制御され、上記の送信制御信号Cstpによって送信部10が「送信禁止」の状態となっている間、点灯表示を行い、送信部10が送信可能状態となっている間は消灯する。
【0033】
ここで、第1の通信モード表示部2aは、高輝度発光ダイオード等のエレクトロルミネッセンス素子で形成されている。また、赤や緑、白色等の様々な色を発光することが可能なカラーエレクトロルミネッセンス素子で形成されている。このため、第1の通信モード表示部2aは、送信部10が「送信禁止」の状態となっていること高輝度発光によって、ユーザー等に知らせると共に、周囲の他人にも容易に視認できるようになっている。
【0034】
第2の通信モード表示部2bは、第1の通信モード表示部2aに較べて発光面積の大きなエレクトロルミネッセンス素子、例えば面発光を行う有機EL素子等で形成されている。また、赤や緑、白色等の様々な背景色と、その背景色に対して高コントラストの文字や絵柄等を表示することができるようになっている。
【0035】
例えば、図1(c)に例示するように、送信部10が「送信禁止」の状態となっている間は、第1の通信モード表示部2aの表示面の背景部分が白色発光し、その背景の白色に対して高コントラストの得られる例えば黒色の「通信禁止中」の文字が表示される。この結果、送信部10が「送信禁止」の状態にあることを、周囲の他人にも容易に視認できるようになっている。
【0036】
特に、第2の通信モード表示部2bは、携帯電話機1の背面に設けられているので、ユーザー等が携帯電話機1の正面部(図1(b)参照)に設けられている表示部3を見ながら何らかの操作をしている際に、周囲の他人が第2の通信モード表示部2bを見ることができる。このため、ユーザー等が意識していなくとも、「送信禁止」の状態にあることを周囲の他人に知らせることができるようになっている。
【0037】
また、既述したように携帯電話機1が「送信禁止」の状態となると、中央制御部11の制御の下で、表示部3の一部分に第2の通信モード表示部2bに表示したのと同様の「通信禁止中」等の文字表示がなされ、ユーザー等に提示するようになっている。
【0038】
次に、図3に示すフローチャートに基づいて、本携帯電話機1の動作を説明する。
【0039】
本携帯電話機1に設けられている主電源スイッチ(図示省略)をオンにすると、本携帯電話機1は、電源部14からの電源電圧によって動作を開始する。
【0040】
ステップS100において、ユーザー等から「送信禁止」の指示がなされているか調べ、「送信禁止」の指示がなされていなければ(「NO」の場合)、ステップS102において通常の動作モードを設定して、ステップS100からの処理を繰り返す。つまり、ユーザー等から「送信禁止」の指示がなされていない場合には、本携帯電話機1に備えられてる全ての機能を利用することが可能な通常の動作モードを設定する。
【0041】
一方、ステップS100において、ユーザー等が入力部5の所定の操作釦キーを操作して「送信禁止」の指示がなされると、ステップS104に移行して、送信部10を「送信禁止」の状態に設定する。つまり、ユーザー等が、飛行機内や、病院内や、鉄道車両内等の通信規制のなされている場所で、入力部5の所定の操作釦スイッチ(例えば図1(b)中の「禁止」の印字がなされている操作釦スイッチ)を操作して「送信禁止」の指示を行うと、ステップS104において、送信部10を「送信禁止」の状態に設定する。
【0042】
更に、ステップS106において、第1の通信モード表示部2aと第2の通信モード表示部2bが点灯し、「送信禁止」の状態となっていることを表示する。
【0043】
次に、ステップS108において、ユーザー等によって携帯電話機1に備えられている機能から任意の機能が選択されているか否か調べ、機能選択がなされていない場合(「NO」の場合)には、ステップS120へ移行して、ユーザー等によって「送信禁止の解除」の指示がなされたか否か調べ、「送信禁止の解除」の指示がなされていない場合には、ステップS100からの処理を繰り返す。
【0044】
上記のステップS108において、ユーザー等によって任意の機能が選択された場合(「YES」の場合)には、ステップS110に移行して、選択された機能が「通信機能」であるか否か調べ、「通信機能」以外の機能が選択された場合には、ステップS112に移行してその選択された機能を実行した後、ステップS120において、ユーザー等によって「送信禁止の解除」の指示がなされていないと判断すると、ステップS100からの処理を繰り返す。
【0045】
また、上記のステップS110において、「通信機能」が選択された場合(「YES」の場合)には、ステップS114に移行して、「送信禁止」の状態となっていることを表示部3にて表示した後、ステップS116に移行する。
【0046】
ステップS116では、表示部3に「送信禁止」の状態であることを表示したのに応じて、ユーザー等から予約の指示がなされたか否か判断し、予約の指示がなされなかった場合(「NO」の場合)には、「通信機能」を実行することなくステップS120に移行し、ユーザー等によって「送信禁止の解除」の指示がなされていないと判断すると、ステップS100からの処理を繰り返す。尚、「通信機能」とは、少なくとも機能の実行に通信電波の出力が必要となる機能を言う。
【0047】
上記のステップS116において、予約の指示がなされると、ステップS118へ移行し、ユーザー等から指示された予約内容を予約データとして記憶部13に記憶させた後、ステップS120に移行して、ユーザー等によって「送信禁止の解除」の指示がなされていないと判断すると、ステップS100からの処理を繰り返す。
【0048】
ここで、上記の予約とは、「送信禁止」の状態となっていても、「送信禁止の解除」の状態に設定した後に通信を行うための内容を設定しておく機能であり、図1(b)に示す所定の操作釦スイッチ(例えば、「予約」の印字がなされている操作釦スイッチ)を操作した後、メール送信用の文書データの作成と送信相手のメールアドレスを設定して、再び「予約」の印字がなされている操作釦スイッチを操作すると、その予約データが記憶部13に記憶される。
【0049】
また、メール送信だけでなく、メールの発信者のメールアドレスを設定しておく(メール受信の予約)や、通話のための相手先電話番号を予約設定することが可能となっている。
【0050】
更にまた、メール送信、メール受信、通話等の「通信機能」に関する予約だけでなく、「通信機能」以外の他の機能を予約しておくと、「送信禁止の解除」の状態に設定した後に、その「通信機能」以外の他の機能を実行させることができるようになっている。
【0051】
ステップS120において、ユーザー等から「送信禁止の解除」の指示がなされたと判断すると、ステップS122へ移行して、「送信禁止」の状態にあった送信部10を送信可能な状態に設定した後、ステップS124において、第1,第2の通信モード表示部2a,2bを消灯させると共に、表示部3の「送信禁止」の状態である旨の表示を消灯させて、ステップS126へ移行する。
【0052】
つまり、「送信禁止」の状態となっているときに、ユーザー等が上記の「禁止」の印字がなされている操作釦スイッチを操作すると、「送信禁止の解除」の指示を行うことができ、その指示に従って、「送信禁止」の状態にあった送信部10を送信可能な状態に設定した後、第1,第2の通信モード表示部2a,2bを消灯させると共に、表示部3の「送信禁止」の状態である旨の表示を消灯させるようになっている。これにより、ユーザー等は、通信規制のなされている場所から退出した際、本携帯電話機1に備えられている全ての機能を利用することが可能な通常の動作モードに設定することが可能となる。
【0053】
次に、ステップS126において、記憶部13中に予約データが記憶されているか調べ、予約データが記憶されていなければステップS100からの処理を繰り返し、予約データが記憶されていれば、ステップS128に移行して、予約データに応じた処理を実行した後、ステップS100からの処理を繰り返す。
【0054】
このように本実施形態によれば、「送信禁止」の状態を設定する機能を備えたので、飛行機内や病院内や鉄道車両内等の通信規制のなされている場所で、通信電波の出力を確実に防止することができる。
【0055】
更に、単に通信電波が出力されてしまうのを防止するだけでなく、「通信機能」を停止させている間でも、「通信機能」以外の他の機能を利用することを可能にするので、ユーザー等の利便性の向上を図ることができる。
【0056】
更に、「送信禁止」の状態に設定されている間にユーザー等の所望する予約データを記憶し、「送信禁止の解除」後に、予約データに応じた処理を行わせる所謂予約モードを備えるので、ユーザー等の利便性の向上を図ることができる。
【0057】
更に、「送信禁止」の状態である旨の内容を、表示部3に表示させるだけでなく、第1,第2の通信モード表示部2a,2bにも表示させるので、ユーザー等のみならず、周囲の他人にも知らせることができる。このため、通信規制のなされている場所で、ユーザー等が「通信機能」以外の他の機能を利用して本携帯電話機1を操作している際、周囲の他人は、第1,第2の通信モード表示部2a,2bの表示によって、電波が出力されていないと認識することができ、ユーザー等と周囲の他人との両者ともが、安全性の確認を行うことができる等の効果が得られる。
【0058】
尚、以上の本実施形態では、第1の通信モード表示部2aと第2の通信モード表示部2bとを備えることとしているが、少なくとも一方の通信モード表示部をだけを備えるようにしてもよい。また、周囲の他人が視認し易い場所であれば、第1,第2の通信モード表示部2a,2bを、図1(a)(c)に示した部分以外の部分に設けたり、第1,第2の通信モード表示部2a,2のうちの一方を、図1(a)(c)に示した部分以外の部分に設けるようにしてもよい。
【0059】
また、本発明の実施形態として携帯電話機について説明したが、本発明は、PDA(Personal Digital Assistannt)等の通信機能を有する情報端末装置や、携帯性を有するナビゲーション装置等の無線通信機能を有する移動体通信装置にも適用することが可能である。
【0060】
また、第1,第2の通信モード表示部2a,2bの表示のさせ方や表示内容については、設計仕様等に応じて適宜に設定することが可能な選択事項であり、本発明に含まれるものである。
【0061】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明の移動体通信装置は、通信電波の送出を禁止する送信禁止手段と、送信禁止手段によって通信電波の送出が禁止されている際、通信機能以外の他の機能の実行を許容する制御手段とを備え、通信電波が送出されないように送信禁止の状態に設定した場合でも、通信電波を送出することとなる通信機能以外の他の機能をユーザー等が利用可能にしたので、ユーザー等の利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の携帯電話機の外観構成を示す図である。
【図2】図1に示した携帯電話機に内蔵されている内部回路等の構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態の携帯電話機の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…携帯電話機
2a…第1の通信モード表示部
2b…第2の通信モード表示部
3…表示部
4…操作釦スイッチ
5…入力部
9…受信部
10…送信部
11…中央制御部
12…送信禁止制御部
13…記憶部
ANT…送受信アンテナ
Claims (2)
- 使用者の指令に応じて機能を実行する制御手段と、
電波の送信により無線通信を行う無線通信手段と、
前記無線通信手段による電波の送信を禁止する送信禁止手段と、を有し、
前記送信禁止手段によって電波の送信が禁止されている状態においても、前記制御手段による機能の実行を許容する移動体通信装置において、
前記移動体通信装置の正面部に設けられ、前記使用者の指令に応じた表示を行う第 1 の表示手段と、
前記移動体通信装置の背面部に設けられ、前記電波の送信が禁止されている状態において、電波の送信が禁止されている旨の表示を、外部に対して行う第2の表示手段と、を備えていることを特徴とする移動体通信装置。 - 前記制御手段は、前記送信禁止手段によって電波の送信が禁止されている最中に実行された実行結果を記憶する記憶手段を有し、
前記送信禁止手段による電波の送信の禁止が解除された後に、前記記憶手段に記憶される実行結果に基づいて前記無線通信手段による電波の送信を実行することを特徴とする請求項1に記載の移動体通信装置。
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