JP3218191B2 - 携帯無線機 - Google Patents

携帯無線機

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JP3218191B2
JP3218191B2 JP28351696A JP28351696A JP3218191B2 JP 3218191 B2 JP3218191 B2 JP 3218191B2 JP 28351696 A JP28351696 A JP 28351696A JP 28351696 A JP28351696 A JP 28351696A JP 3218191 B2 JP3218191 B2 JP 3218191B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯無線機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、携帯無線機としては、基地局
から送信された呼出信号を受信したときに着信音を外部
放音したり(リンガ鳴動)、所定の振動を起こしたり
(バイブレーション振動)して使用者に着信があったこ
とを報知すると共に、その後に送信される信号に基づく
文字や数字を画面上に表示させるページャ端末や、基地
局から送信された呼出信号を受信したときに着信音を外
部放音したり、所定の振動を起こしたりして使用者に着
信があったことを報知すると共に、使用者による操作に
基づき基地局を介して相手側装置との通信を行う携帯電
話機(アナログ携帯電話、ディジタル携帯電話、及びP
HS等)があった。
【0003】そして、このようなページャ端末や携帯電
話機においては、着信があったことを報知する方法とし
てリンガ鳴動を行うか又はバイブレーション振動を行う
かは使用者における操作によって任意に選択することが
でき、又リンガ鳴動のON/OFFや電源のON/OF
Fも同様に使用者における操作によって任意に選択する
ことができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
ページャ端末や携帯電話機の普及に伴って、公共性の強
い場所における騒音による苦情、例えば映画館における
着信音の外部放音による苦情や、携帯電話機から送信さ
れる電波によって医療機器が誤作動を起こす場合(電磁
干渉)があるといった問題点があり、これら問題点を解
決するためには、着信報知方法をリンガ鳴動からバイブ
レーション振動に切り換えたり、リンガ鳴動をOFFす
ることによって騒音による苦情を防止したり、電源をO
FFすることによって医療機器における誤作動を防止し
たりする必要があった。
【0005】ところが、上記従来装置では、使用者によ
る操作によって着信報知方法の切り換えや、リンガ鳴動
のON/OFF、及び電源のON/OFFを行うため、
使用者が操作を行うのを忘れてしまうことが多々あり、
バイブレーション振動に切り換えたり、リンガ鳴動をO
FFせずに公共性の強い場所に入ってしまった場合で
は、周りから反感を買ってしまい、又電源をOFFせず
に病院に入ってしまった場合には取り返しのつかないこ
とになる恐れがあり、更にリンガ鳴動や電源をOFFし
た後に戻すのを忘れてしまい機器の使用用途が限られて
しまうといった問題点があった。
【0006】本発明は、使用者における繁雑な操作を要
することなく、公共性の強い場所における騒音の苦情
や、医療機器への妨害等を防止することができる携帯無
機を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、携帯無線機に、無線機によ
って形成された無線エリアを通過した際に、当該無線機
から送信された設定状態の変更命令を示す信号を受信す
る受信手段と、各種設定の変更を指示する操作手段と、
上記受信手段によって受信された信号に基づく設定状態
の変更命令、及び上記操作手段に基づく各種設定の変更
命令に基づいて各種設定状態を変更する制御手段とを設
ける一方、上記制御手段が、上記受信手段によって受信
された信号に基づいて設定状態を変更したとき、上記操
作手段による各種設定の変更指示を一部無効とするよう
構成したものである。
【0008】
【0009】
【0010】請求項記載の発明は、請求項記載の携
帯無線機において、上記制御手段が、上記受信手段によ
って受信された信号に基づく変更命令が「電源OFF」
であるとき、機器本体の電源をOFFすると共に、上記
操作手段による「電源ON」命令を無効とするよう構成
したものである。
【0011】請求項記載の発明は、請求項記載の携
帯無線機において、基地局から送信される呼出信号の受
信に応答して着信音を外部に放音する放音手段と、基地
局から送信される呼出信号の受信に応答して振動する振
動手段とを設ける一方、上記制御手段が、上記受信手段
によって受信された信号に基づく変更命令が「着信音O
FF」であるとき、上記放音手段による着信音の外部放
音を禁止し、上記振動手段による振動を許可すると共
に、上記操作手段による「リンガ鳴動」命令を無効とす
るよう構成したものである。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1記載の携
帯無線機において、上記無線機から送信された暗証番号
を記憶する記憶手段を設ける一方、上記制御手段が、上
記記憶手段に記憶された暗証番号が上記操作手段によっ
て入力されたとき、上記操作手段による各種設定の変更
指示の一部無効状態を解除するよう構成したものであ
る。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】従って、請求項記載の発明によれば、無
線機によって形成された無線エリアを通過すると、受信
手段が当該無線機から送信された設定状態の変更命令を
表す信号を受信し、制御手段がその受信された信号に基
づく変更命令に基づいて各種設定状態を変更すると共
に、操作手段による各種設定状態の変更命令の指示を一
部無効とすることにより、無線機からの信号に基づいて
携帯無線機の各種状態が制御されると共に、その各種命
令が使用者において解除されることを防止することがで
きる
【0017】請求項記載の発明によれば、無線機によ
って形成された無線エリアを通過すると、受信手段が当
該無線機から送信された「電源OFF」命令を表す信号
を受信し、制御手段がその受信された信号に基づく「電
源OFF」命令に基づいて機器本体の電源をOFFする
と共に、操作手段による「電源ON」命令を無効とする
ことにより、無線機からの信号に基づいて携帯無線機の
電源がOFFされると共に、その「電源OFF」状態が
使用者において解除されることを防止することができ
【0018】請求項記載の発明によれば、無線機によ
って形成された無線エリアを通過すると、受信手段が当
該無線機から送信された「着信音OFF」命令を表す信
号を受信し、制御手段がその受信された信号に基づく
「着信音OFF」命令に基づいて放音手段による着信音
の放音を禁止し、振動手段による振動を許可すると共に
操作手段による「リンガ鳴動」命令を無効とすることに
より、無線機からの信号に基づいて携帯無線機の着信報
知方法が、リンガ鳴動からバイブレーション振動に切り
換えられると共に、その「着信音OFF」状態が使用者
において解除されることを防止することができる。
【0019】
【0020】請求項記載の発明によれば、無線機によ
って形成された無線エリアを通過すると、受信手段が当
該無線機から送信された設定状態の変更命令を表す信号
を受信し、制御手段がその受信された信号に基づく変更
命令に基づいて各種設定状態を変更、操作手段による
各種設定状態の変更命令の指示を一部無効とすると共
に、無線機から送信された暗証番号を記憶し、その記憶
された暗証番号が操作手段によって入力されたときに操
作手段による各種設定の変更指示の一部無効状態を解除
することにより、無線機からの信号に基づいて携帯無線
機の各種状態が制御されると共に、その各種命令が使用
者において不用意に解除されることを防止することがで
きる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0022】図1は本発明における携帯無線機の制御方
法を表す説明図、図2は本発明における無線機の一実施
の形態を示す概略機能ブロック図、図3は本発明におけ
る携帯無線機の一実施の形態を示す携帯電話機の概略機
能ブロック図、図4は同携帯電話機における主制御部の
一部の構成を示す機能ブロック図、図5及び図6は同携
帯電話機における受信待機時の動作制御の一例を示すフ
ローチャート、図7及び図8は同携帯電話機における受
信待機時の動作制御の他の例を示すフローチャートであ
る。
【0023】図1乃至図4において、1は後述する携帯
電話機Bを制御するための命令信号を生成する制御命令
回路、2は制御命令回路1において生成された命令信号
を所定の周波数帯域の信号に変調して送信する送信回
路、3は送信回路2における送信制御を行う制御回路、
4は送信回路によって変調された信号を電波として空中
に放出するアンテナであり、これら制御命令回路1、送
信回路2、制御回路3、及びアンテナ4によって無線機
Aが構成されている。
【0024】11は空中に漂う電波を受け取ると共に、
後述する送受信部12によって変調された信号を電波と
して空中に放出するアンテナ、12はアンテナ11によ
って受け取られた電波を復調して受信信号を生成すると
共に、後述するベースバンド部13や制御部20からの
信号を所定の周波数帯域の信号に変調して送信する送受
信部、13は送受信部12によって受信された信号を音
声信号に変換すると共に、マイク15によって集音され
た音声に所定の信号処理を施すベースバンド部、14は
ベースバンド部13によって変換された音声信号を外部
に放音するスピーカ、15は外部音声を集音してベース
バンド部13に供給するマイク、16は着信音を外部に
放音するリンガ回路、17は着信を知らせる振動を起こ
すバイブレーションモータ、18は電話番号の入力や各
種命令を指示する操作パネル、19は各部に電源を供給
する電源回路、20はシステム全体を制御する主制御部
であり、これらアンテナ11、送受信部12、ベースバ
ンド部13、スピーカ14、マイク15、リンガ回路1
6、バイブレーションモータ17、操作パネル18、電
源回路19、及び主制御部20によって携帯電話機Bが
構成されている。
【0025】21は送受信部12によって受信された信
号のノイズ除去や波形整形等を行う整形回路、22は受
信データ整形回路21を通過した受信データの判別を行
う判別回路、23は送受信部12における送受信チャン
ネルの割り当て等を行う送受信制御回路、24は機器の
各種設定状況を記憶する記憶回路、25は操作パネル1
8からの各種命令、判別回路22によって判別された受
信データの内容、及び記憶回路24に記憶された各種設
定状況に基づいてリンガ回路16における放音制御、バ
イブレーションモータ17における振動制御、電源回路
19における電源供給制御、及び送受信回路23におけ
るチャネル割当制御等を行う制御回路であり、これら整
形回路21、判別回路22、送受信制御回路23、記憶
回路24、及び制御回路25によって主制御部20の一
部が構成されている。
【0026】上記のように構成された携帯電話機Bにつ
いて、まず受信待機時の動作制御の一例を図5及び図6
に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0027】尚、無線機Aは、主に映画館やコンサート
ホールの入り口や、病院の入り口等に設置され、この無
線機Aからは、常時、制御命令回路1によって生成され
た命令信号を送信回路2及びアンテナ4によって電波と
して空中に送信することによって無線エリアを形成して
おり、この無線エリアは上述の入り口のみを覆うように
形成されることが望ましいため、アンテナ4に指向性を
持たせたり、アンテナ4から送信される電波の出力を弱
くしたりすると良い。
【0028】そして、携帯電話機Bが受信待機時にある
ときおいて、制御回路25は送受信制御回路23を制御
して制御チャンネルのスキャンを行っており(ステップ
F1)、この制御チャンネルのスキャン中に無線機Aや
図示しない基地局から送信された信号等がアンテナ11
を介して送受信部12によって受信される(ステップF
2)と、その信号を制御回路25が送受信制御回路23
を制御し、受信した制御チャンネルをロックすることに
よって無線機Aや図示しない基地局との通信を可能とす
る(ステップF3)。
【0029】そして、通信が可能となった無線機A又は
基地局から送信され、アンテナ11を介して送受信部1
2によって受信された信号が、整形回路21によって判
別し易い波形のデータに変換された後、判別回路22に
よって如何なる信号であるか判別される(ステップF
4、F6〜F7)一方、制御回路25が記憶回路24に
記憶された各種設定状況に基づいて自動制御がONとな
っているか認識する(ステップF5)。尚、この自動制
御のON/OFFは携帯電話機Bの使用者が操作パネル
18を操作することによって設定されるものであり、そ
の携帯電話機Bの使用者における操作設定の結果が記憶
回路24に記憶される。
【0030】そして、制御回路25において「自動制
御」がONであると認識される(ステップF5)と共
に、判別回路22において、アンテナ11を介して送受
信部12によって受信された信号が「電源OFF」を表
す信号であると判別される(ステップF6)と、制御回
路25は電源回路19を制御して各部への電源供給を停
止させ(ステップF10)、その後、送受信制御回路2
3を制御して制御チャンネルのロックを解除することに
よって無線機Aや図示しない基地局との通信を終了し
(ステップF9)、再びチャンネルスキャンを行う(ス
テップF1)。
【0031】一方、制御回路25において「自動制御」
がONであると認識される(ステップF5)と共に、判
別回路22において、アンテナ11を介して送受信部1
2によって受信された信号が「着信音OFF」を表す信
号であると判別される(ステップF7)と、制御回路2
5は記憶回路24を制御して着信報知方法として「バイ
ブレーション振動」又は「着信音OFF」を選択記憶さ
せ(ステップF8)、その後、送受信制御回路23を制
御して制御チャンネルのロックを解除することによって
無線機Aや図示しない基地局との通信を終了し(ステッ
プF9)、再びチャンネルスキャンを行う(ステップF
1)。
【0032】他方、判別回路22において、アンテナ1
1を介して送受信部12によって受信された信号が着信
を表す信号であると判別される(ステップF4)と、制
御回路25は記憶回路24に記憶された各種設定状況に
基づいて着信報知方法を認識し(ステップF11、F1
2)、その認識された着信報知方法に基づいて着信報知
を行う(ステップF15、F16)。
【0033】即ち、事前に着信報知方法として「リンガ
鳴動」が選択されて記憶回路24に記憶されている場合
には、制御回路25は着信報知方法が「リンガ鳴動」で
あると認識し(ステップF11)、リンガ回路16を制
御して着信音を外部に放音させ(ステップF15)、又
事前に着信方法として「バイブレーション振動」が選択
されて記憶回路24に記憶されている場合には、制御回
路25は着信報知方法が「バイブレーション振動」であ
ると認識し(ステップF12)、バイブレーションモー
タ17を制御して着信を知らせる振動を起こさせる(ス
テップF16)。尚、事前に着信方法として「着信音O
FF」が選択されて記憶回路24に記憶されている場合
には、制御回路25は着信報知方法が「着信音OFF」
であると認識し(ステップF11、F12)、着信報知
を行わない。
【0034】そして、この着信報知に基づいて携帯電話
機Bの使用者が操作パネル18を操作して通信開始を命
令し、制御回路25において操作パネル18からの通信
開始命令が検出される(ステップF13)と、双方向通
信モードに移行し、又制御回路25において操作パネル
18からの通信開始命令が検出される前に、図示しない
基地局から送信される着信を表す信号が受信されなくな
った場合(ステップF14)には、制御回路25は送受
信制御回路23を制御して制御チャンネルのロックを解
除することによって無線機Aや図示しない基地局との通
信を終了し(ステップF9)、再びチャンネルスキャン
を行う(ステップF1)。
【0035】尚、制御回路25において「自動制御」が
OFFであると認識された場合(ステップF5)には、
送受信制御回路23を制御して制御チャンネルのロック
を解除することによって無線機Aや図示しない基地局と
の通信を終了し(ステップF9)、再びチャンネルスキ
ャンを行う(ステップF1)ことにより、判別回路22
において、アンテナ11を介して送受信部12によって
受信された信号が着信を表す信号であると判別される以
外は、その判別回路22による判別結果を無効とする。
【0036】従って、上記動作制御によれば、無線機A
から送信される各種命令を表す信号に基づいて携帯電話
機Bの各種設定を自動的に切り換えることができる。
【0037】次に、上記のように構成された携帯電話機
Bについて、受信待機時の動作制御の他の例を図6乃至
図8に示すフローチャートに基づいて説明する。尚、無
線機A又は基地局から送信された信号が受信されるとき
の動作制御(ステップF1〜F5)、及び受信された信
号が着信を表す信号であると判別された場合における動
作制御(ステップF11〜F16、F9)については、
上述の動作制御と同様であり、その説明については省略
する。
【0038】無線機Aから送信された各種命令を表す信
号がアンテナ11を介して送受信部12によって受信さ
れる(ステップF1〜5)と、制御回路25が判別回路
22における判別結果に基づく命令と同じ命令が記憶回
路24に記憶されているか判断する(ステップF2
1)。
【0039】そして、このとき、判別回路22における
判別結果に基づく命令と同じ命令が記憶回路24に記憶
されていないと判断される(ステップF21)と、制御
回路25が記憶回路24を制御して判別結果に基づく命
令を記憶させた(ステップF22)後、その命令を実行
する(ステップF6〜F8、F10)と共に、操作パネ
ル18からの命令の一部を無効とするような設定状況を
記憶回路24に記憶し(ステップF23、F24)、そ
の後、送受信制御回路23を制御して制御チャンネルの
ロックを解除することによって無線機Aや図示しない基
地局との通信を終了し(ステップF9)、再びチャンネ
ルスキャンを行う(ステップF1)。
【0040】即ち、例えば、判別回路22による判別結
果に基づく命令が「電源OFF」であるとき(ステップ
F6)、制御回路25は記憶回路24を制御して「電源
OFF」を表す命令を記憶する(ステップF22)と共
に、電源回路19を制御して各部への電源供給を全て停
止させ(ステップF10)、その後に再び記憶回路24
を制御して操作パネル18からの「電源ON」命令を無
効とするような設定状況を記憶させ(ステップF2
3)、又例えば、判別回路22による判別結果に基づく
命令が「着信OFF」であるとき(ステップF7)、制
御回路25は記憶回路24を制御して「着信OFF」を
表す命令を記憶する(ステップF22)と共に、着信報
知方法として「バイブレーション振動」又は「着信音O
FF」を選択記憶させ(ステップF8)、且つ操作パネ
ル18からの「リンガ鳴動」命令を無効とするような設
定状況を記憶させる(ステップF24)。
【0041】尚、無線機Aより「電源OFF」の命令を
表す信号が送信され、携帯電話機Bにおいて受信された
場合において、各部に供給する電源の全てを遮断すると
共に、携帯電話機Bの使用者における電源のON/OF
F命令を無効とすることにより、医療機器への妨害を完
全に防止するようにしたが、この後、いかなる手段を用
いたとしても携帯電話機Bの電源をONすることができ
なくなるといった問題点を生じるため、これら問題点を
解決するために、無線機Aより「電源OFF」の命令を
表す信号が送信され、携帯電話機Bにおいて受信された
場合に限り、操作パネル18からの命令の制限を行わな
いようにしたり、又は無線機Aより「電源OFF」の命
令を表す信号が送信され、携帯電話機Bにおいて受信さ
れた場合において、記憶回路24に無線機Aから送信さ
れる暗証番号を記憶させるようにし、この暗証番号(無
線機Aの所有者において設定)が操作パネル18によっ
て入力されたとき、操作パネル18からの命令の制限を
解除するようにすると良い。
【0042】一方、判別結果に基づく命令と同じの命令
が記憶回路24に記憶されていると判断される(ステッ
プF21)と、制御回路25が記憶回路24を制御して
判別結果に基づく命令と同じ命令を消去する(ステップ
F25)と共に、その命令を解除し(ステップF26、
F27)、その後、送受信制御回路23を制御して制御
チャンネルのロックを解除することによって無線機Aや
図示しない基地局との通信を終了し(ステップF9)、
再びチャンネルスキャンを行う(ステップF1)。
【0043】即ち、記憶回路24に「着信音OFF」を
表す命令が記憶されている状態において、再び判別回路
22による判別結果に基づく命令が「着信音OFF」で
あるとき(ステップF26)、制御回路25は記憶回路
24を制御して「着信音OFF」を表す命令を消去する
と共に、着信報知方法として「リンガ鳴動」又は「バイ
ブレーション振動」を選択記憶させる(ステップF2
7)。尚、このとき選択記憶する着信報知方法として
は、無線機Aからの信号に基づいて切り換える前の方法
を予め記憶しておき、その記憶された方法に戻すように
すると良い。
【0044】従って、上記動作制御によれば、無線機A
から送信される各種命令を表す信号が1回目に受信され
たとき、その命令に基づいて携帯電話機Bの各種設定を
自動的に切り換えることができ、又無線機Aから送信さ
れる各種命令を表す信号が2回目に受信されたとき、そ
の命令に基づいて切り換えられた携帯電話機Bの各種設
定を元に戻す、又はその命令とは異なる設定に切り換え
ることができる。
【0045】尚、無線機Aより「電源OFF」の命令を
表す信号が送信され、携帯電話機Bにおいて受信された
場合において、各部に供給する電源の全てを停止するこ
とによって医療機器への妨害等を防止するようにした
が、これに限定されるものではなく、例えば送信系の回
路部への電源供給のみを停止させ、残った受信系の回路
部によって無線機Aからの信号を受信させて制御を行う
ようにしても良い。
【0046】又、上記実施の形態では、携帯無線機とし
て基地局を介した双方向通信が可能な携帯電話機Bを用
いて説明したが、これに限定されるものではなく、例え
ばAM放送やFM放送を受信可能な携帯型ラジオ受信
機、テレビ放送を受信可能な携帯型テレビ、又は基地局
から送信される所定の信号の受信に基づいて文字や記号
等のデータを表示するページャ端末C等についても同様
に無線機Aからの命令を実行することができ、それに伴
う構成要件及び動作制御については、上述の携帯無線機
Bの主要構成要件及び動作制御と同様であるため、その
説明については省略する。
【0047】
【発明の効果】以上のように、請求項1乃至請求項
何れかに記載の発明によれば、無線機からの信号に基づ
いて携帯無線機の各種状態を制御することができるた
め、携帯無線機の使用者における繁雑な操作を要するこ
となく、公共性の強い場所における騒音の苦情や、医療
機器への妨害等を事前に防止することができる。
【0048】即ち、例えば携帯無線機を所持した人が映
画館やコンサートホールに入るときに、映画館やコンサ
ートホール側においてその携帯無線機の着信音をOFF
させることができるため、他の観客への迷惑や携帯無線
機の所持者に対する周りからの反感を事前に防止するこ
とができ、又携帯無線機を所持した人が病院に入るとき
に、病院側においてその携帯無線機の電源を強制的にO
FFさせることができるため、医療機器への妨害を事前
に防止することができる。
【0049】
【0050】
【0051】又、請求項1乃至請求項4の何れかに記載
の発明によれば、無線機からの信号に基づいて携帯無線
機の各種状態が制御されると共に、その各種命令が携帯
無線機の使用者において解除されることを防止すること
ができるため、公共性の強い場所における騒音の苦情
や、医療機器への妨害等が再び行われるといったことを
防止することできる。
【0052】即ち、例えば携帯無線機を所持した人が映
画館やコンサートホールに入るときに、映画館やコンサ
ートホール側においてその携帯無線機の着信音をOFF
させた後、映画館やコンサートホールの中で携帯無線機
の着信音がONされることを防止することができるた
め、他の観客への迷惑や携帯無線機の所持者に対する周
りからの反感を確実に防止することができ、又例えば携
帯無線機を所持した人が病院に入るときに、病院側にお
いてその携帯無線機の電源を強制的にOFFさせた後、
病院内で携帯無線機の電源がONされることを防止する
ことができるため、医療機器への妨害を確実に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における携帯無線機の制御方法を表す説
明図。
【図2】本発明における無線機の一実施の形態を示す概
略機能ブロック図。
【図3】本発明における携帯無線機の一実施の形態を示
す概略機能ブロック図。
【図4】同携帯無線機における主制御部の一部の構成を
示す機能ブロック図。
【図5】同携帯無線機における受信待機時の動作制御の
一例を示すフローチャート。
【図6】同携帯無線機における受信待機時の動作制御の
一例を示すフローチャート。
【図7】同携帯無線機における受信待機時の動作制御の
他の例を示すフローチャート。
【図8】同携帯無線機における受信待機時の動作制御の
他の例を示すフローチャート。
【符号の説明】
11 アンテナ 12 送受信部 13 ベースバンド部 14 スピーカ 15 マイク 16 リンガ回路 17 バイブレーションモータ 18 操作パネル 19 電源回路 20 主制御部 21 整形回路 22 判別回路 23 送受信制御回路 24 制御回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−245782(JP,A) 特開 平7−87568(JP,A) 特開 平7−264671(JP,A) 特開 平9−275588(JP,A) 特開 平10−13332(JP,A) 特開 平8−102785(JP,A) 特開 平10−94036(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 7/00 - 7/38 H04B 7/24 - 7/26 102

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線機によって形成された無線エリアを
    通過した際に、当該無線機から送信された設定状態の変
    更命令を示す信号を受信する受信手段と、 各種設定の変更を指示する操作手段と、 上記受信手段によって受信された信号に基づく設定状態
    の変更命令、及び上記操作手段に基づく各種設定の変更
    命令に基づいて各種設定状態を変更する制御手段とを設
    ける一方、 上記制御手段は、上記受信手段によって受信された信号
    に基づいて設定状態を変更したとき、上記操作手段によ
    る各種設定の変更指示を一部無効とすることを特徴とす
    る携帯無線機。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、上記受信手段によって
    受信された信号に基づく変更命令が「電源OFF」であ
    るとき、機器本体の電源をOFFすると共に、上記操作
    手段による「電源ON」命令を無効とすることを特徴と
    する請求項1記載の携帯無線機。
  3. 【請求項3】 基地局から送信される呼出信号の受信に
    応答して着信音を外部に放音する放音手段と、 基地局から送信される呼出信号の受信に応答して振動す
    る振動手段とを設ける一方、 上記制御手段は、上記受信手段によって受信された信号
    に基づく変更命令が「着信音OFF」であるとき、上記
    放音手段による着信音の外部放音を禁止し、上記振動手
    段による振動を許可すると共に、上記操作手段による
    「リンガ鳴動」命令を無効とすることを特徴とする請求
    項1記載の携帯無線機。
  4. 【請求項4】 上記無線機から送信された暗証番号を記
    憶する記憶手段を設ける一方、 上記制御手段は、上記記憶手段に記憶された暗証番号が
    上記操作手段によって入力されたとき、上記操作手段に
    よる各種設定の変更指示の一部無効状態を解除すること
    を特徴とする請求項1記載の携帯無線機。
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