JP4246362B2 - 施工管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、施工管理システムに関し、特に通信設備関連工事について工事発注者側から施工管理を行う施工管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネットなどのネットワークの普及に伴い、実際にそのネットワークサービスを提供するための通信設備も高度化されており、その通信設備関連工事も高度化・複雑化する傾向にある。このような通信設備関連工事は、通信設備が設置されている工事対象ビルの機械室で行われる。
従来、工事受注者は、工事発注者から工事の発注を受けた場合、その工事対象ビルの機械室へ作業員を入出させ、工事発注者から受注した通信設備関連工事を行うものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しなしながら、このような従来の通信設備関連工事では、工事発注者がその通信設備関連工事の施工管理を適切に行うことができないという問題点があった。例えば、高度で複雑な通信設備関連工事が要求される場合でも、その作業員については工事受注者が選んだ作業員を工事発注者の審査を受けることなく機械室へ入室させて工事を実施させたり、作業員以外の者の入室制限を行っていないため、未熟な作業員や第三者による事故が発生する場合もあった。また、工事発注者側の現場立ち会いがあまりないため、工事の進捗状況や工事内容の把握を行うことができなかった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、工事発注者側から通信設備関連工事の施工管理を適切に行うことができる施工管理システムを提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明にかかる施工管理システムは、通信設備関連工事に関する各種の施工管理情報を格納するデータベースサーバを工事発注者側に設け、工事受注者側の受注者側データ端末で、ネットワークを介してデータベースサーバへ通信設備関連工事のスケジュールを示す工事情報と、通信設備関連工事が行われる機械室への作業員の入室およびその作業内容を申請する入室申請情報とを登録し、工事発注者側の発注者側データ端末で、データベースサーバへアクセスして、工事情報と予めデータベースサーバに登録されている各作業員の資格を示す資格認定情報とに基づき、入室申請情報で申請された作業員の機械室への入室およびその作業内容を審査し承認するようにしたものである。
【0005】
作業員の資格者登録については、発注者側データ端末で、予め工事受注者から作業員に関する資格者登録申請が行われた際に、その資格認定に応じてデータベースサーバへ資格認定情報として登録するようにしてもよい。
作業員に対する工事対象ビルへの入館チェックについては、工事対象ビル側のビル側データ端末で、通信回線を介してデータベースサーバへアクセスし、入室申請情報に基づき通信設備関連工事を行う作業員の工事対象ビルへの入館チェック行うようにしてもよい。
【0006】
また、作業員に対する機械室への入室チェックについては、発注者側データ端末で、予め工事受注者から作業員に関する資格者登録申請が行われた際に、その資格認定に応じて作業者に関する識別情報を記録した認証カードを発行するとともに、その作業員の機械室への入室許可を示す施錠管理情報をデータベースサーバへ登録し、工事対象ビル側のドア開錠装置で、作業員が機械室へ入室する際、通信回線を介してデータベースサーバへアクセスして、作業員の認証カードに記録されている識別情報に基づき施錠管理情報を参照し、作業員の入室が許可されている場合にのみ機械室のドアを開錠するようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施の形態にかかる施工管理システムのブロック図であり、この施工管理システムは、通信設備関連工事を発注する工事発注者10側の設備と、通信設備関連工事を受注する工事受注者20側の設備と、通信設備関連工事が行われる工事対象ビル30の設備とから構成されている。工事発注者10側と工事受注者20側とは、インターネット40などのネットワークで接続されている。また工事発注者10と工事対象ビル30とは社内ネットワーク50などの通信回線により接続されている。また工事受注者20と工事対象ビル30とは、インターネット40などのネットワークで接続されている。
【0012】
工事発注者10側には、通信設備関連工事に関する各種の施工管理情報が格納されるデータベースサーバ(以下、DBサーバという)1と、インターネット40を介して工事受注者20側との間でDBサーバ1で扱う各種施工管理情報をやり取りするWebサーバ2とが設けられ、そのWebサーバ2−DBサーバ1間およびインターネット40−WeBサーバ2間には、DBサーバ1やWebサーバ2への不正アクセスを防止するファイアーウォール(FW)3,4とが設けられている。
【0013】
DBサーバ1には、図2に示すような各種の施工管理情報が格納される。図2は施工管理情報の構成例である。資格認定情報1Aは、工事を実施する個々の作業員の情報である。工事を実施する作業員は、事前に工事発注者が定める資格に対する資格認定を受けることにより、個人認証番号、会社名、氏名、電話番号、保有資格などの情報が資格認定情報1Aとして登録される。この登録に応じて作業員を識別するための識別情報が記録された認証カードが作業員に対して払い出される。
【0014】
工事情報1Bは、工事期間、作業内容、作業員などの工事に関するスケジュール情報である。工事発注者では、工事発注の際に自動付与される発注管理番号をキーとして、工事名、工事期間、発注会社名、ビル名などの情報を投入する。入室申請情報1Cは、工事情報1Bと同様であり、工事に伴うビルへの入館、機械室への入室の管理データである。工事受注会社で投入した工事情報から、作業日ごとに入室する機械室、時間帯、作業員などに整理され、入室の申請となる。工事発注者では、入室申請情報に対して工事情報1Bと資格認定情報1Aから入室の可否を設定する。
【0015】
施錠管理情報1Dは、機械室の入口に設置されたドア開錠装置に連動する情報である。入室を許可された入室申請情報に対して施錠管理情報を生成し、作業者に付与された認証カードとの照合、機械室、日付、時間帯などのチェックを行い、ドアを開錠する。
映像情報1Eは、機械室に設置された固定カメラや可動カメラの映像を記録した情報である。機械室ドア付近に設置された固定カメラでは、入退室の様子を記録し不審者の特定に使用する。可動カメラは作業者が作業場所に設置し、危険工程の作業状況を撮像したり、工事発注者の正確な指示を受けるために機器の状態を撮像するときに用いる。機械室内の固定カメラでは、設備のアラーム発生状況を監視する。これらカメラで撮像した情報はライブラリとして保管され、必要に応じて取り出して再生できる。
【0016】
図1の工事発注者10側には、行う処理の内容に応じて4つの部門が設けられている。作業中に事故が発生した場合にその現地状況の確認を行う監視部門には、DBサーバ1に対するデータの投入、検索、更新を行うデータ端末5、現地からの映像情報を表示する映像モニタ6、オペレータが現地の作業員と音声通話を行うための音声装置8、および音声装置8を制御するための統制台7が設けられている。作業員の資格認証を行う資格管理部門には、DBサーバ1に対するデータの投入、検索、更新を行うデータ端末9が設けられている。
【0017】
作業者に対して工事対象ビルへの入館および機械室への入室を管理するビル管理部門では、DBサーバ1に対するデータの投入、検索、更新を行うデータ端末11、現地からの映像情報を表示する映像モニタ12が設けられている。発注した工事の内容を管理する工事発注部門には、DBサーバ1に対するデータの投入、検索、更新を行うデータ端末13、現地からの映像情報を表示する映像モニタ14、オペレータが現地の作業員と音声通話を行うための音声装置16、および音声装置16を制御するための統制台15が設けられている。ルータ17は、社内ネットワーク50を介して工事対象ビルとの通信を行う通信装置である。
【0018】
工事受注者20側には、インターネット40を介して工事発注者10側や工事対象ビル30と通信を行うためのルータ24、インターネット40およびWebサーバ2を介してDBサーバ1に対するデータの投入、検索、更新を行うデータ端末21、オペレータが現地の作業員と音声通話を行うための音声装置23、および音声装置23を制御するための統制台22が設けられている。
【0019】
工事対象ビル30には、社内ネットワーク50やインターネット40を介して工事発注者10側や工事受注者20側と通信を行うためのルータ33、社内ネットワーク50を介してDBサーバ1に対するデータの投入、検索、更新を行うデータ端末31、工事を行う機械室の入口ドアの開錠を行うドア開錠装置32、作業者が工事発注者10側や工事受注者20側のオペレータと音声通話を行うための音声装置34、および機械室の入口や作業状況を撮像する映像装置35が設けられている。
【0020】
次に、図3を参照して、本実施の形態の動作として、作業者の資格認定登録処理について説明する。図3は資格認定登録処理を示すフローチャートである。
工事受注者20側では、作業者の資格認定登録を申請する場合、まず作業者に対して資格認定試験を行い(ステップ100)、工事発注者10側に対して申請書を発出する(ステップ101)。工事発注者10側の資格管理部門では、この申請書を受理し(ステップ102)、資格認定の可否を判断する(ステップ103)。資格認定できない場合は(ステップ103:NG)、ステップ100へ戻す。資格認定できる場合は(ステップ103:OK)、データ端末9からDBサーバ1へアクセスし、資格認定情報1Aの登録・更新を行う(ステップ104)。
【0021】
また、その作業者の識別情報を記録した認証カードを発行し(ステップ105)、これを工事受注者20側から当該作業者に付与し(ステップ106)、一連の資格認定処理を終了する。
このように、通信設備関連工事を行う作業員について、各作業員が有する資格を事前に審査し資格認定して登録するようにしたので、工事受注者からの入室申請の際、当該作業を行う資格を持つ作業員かどうかを適切にチェックできる。
【0022】
次に、図4を参照して、作業者の入室申請処理について説明する。図4は入室申請処理を示すフローチャートである。
工事受注者20側では、工事内容、作業要員、スケジュールを調整し(ステップ110)、工事の内容を示す工事情報と、その工事を行う作業者の入室申請を行うための入室申請情報とをデータ端末21から入力し、インターネット40を介してWebサーバ2へ投入する(ステップ111)。この工事情報および入室申請情報は、Webサーバ2からDBサーバ1の工事情報1Bおよび入室申請情報1Cへ登録される。
【0023】
工事発注者10側の工事発注部門では、データ端末13からDBサーバ1へアクセスして、工事情報1Bおよび入室申請情報1Cへ登録された入室申請について、入室期間、入室時間、作業内容などを確認することにより、その妥当性をチェックする(ステップ112)。また資格管理部門では、データ端末9からDBサーバ1へアクセスして、工事情報1Bおよび入室申請情報1Cへ登録された入室申請について、資格認定情報1Aを参照して、作業内容と作業資格を確認することにより、その妥当性をチェックする(ステップ112)。
【0024】
ビル管理部門では、工事発注部門や資格管理部門によるチェックに基づき入室可否を判断する。まず、作業員が作業資格を持っていない場合は(ステップ113:NG)、入室申請を却下し、図3のステップ100へ戻す。また作業員が作業資格を持っている場合は(ステップ113:OK)、入室根拠が充分かどうか判断する(ステップ114)。ここで入室根拠が充分でない場合は(ステップ114:NG)、入室申請を却下し、ステップ110へ戻す。
【0025】
入室根拠が充分な場合は(ステップ114:OK)、最終確認として入室申請を許可するかどうか判断し(ステップ115)、入室申請を許可しない場合は(ステップ115:NG)、ステップ110へ戻す。入室申請を許可する場合は(ステップ115:OK)、データ端末11からDBサーバ1へアクセスして、入室申請情報1Cを認証登録する。これにより、DBサーバ1では、申請された作業に対応する開錠情報を生成して(ステップ116)、施錠管理情報1Dへ登録し、一連の入室申請処理を終了する。
【0026】
このように、通信設備関連工事の工事スケジュールをDBサーバ1で管理し、工事受注者20から申請された入室申請に基づき、個々の工事作業について、作業員の入室およびその作業内容を審査するようにしたので、工事発注者10側で工事内容とその作業員の資格とを事前に審査でき、工事発注者10側から通信設備関連工事の施工管理を適切に行うことができる。
【0027】
次に、図5を参照して、作業員の入室実施処理について説明する。図5は入室実施処理を示すフローチャートである。
作業者が工事対象ビル30へ入館する際(ステップ120)、ビル管理者は、データ端末31から社内ネットワーク50を介してDBサーバ1へアクセスし、資格認定情報1Aおよび入室申請情報1Cを参照して、その入館者すなわち作業者の妥当性をチェックする(ステップ121)。
ここで、作業員が作業資格を持っていない場合は(ステップ122:NG)、入館を拒否し、図3のステップ100へ戻す。また作業員が作業資格を持っている場合は(ステップ122:OK)、入室根拠が充分かどうか判断する(ステップ123)。入室根拠が充分でない場合は(ステップ123:NG)、入館を拒否し、図4のステップ110へ戻す。
【0028】
入室根拠が充分な場合は(ステップ123:OK)、その作業員の入館を許可する(ステップ124)。作業者は実際に工事を行う機械室の入口で、自分の認定カードをドア開錠装置32へ挿入する(ステップ125)。ドア開錠装置32は、これに応じて社内ネットワーク50を介してDBサーバ1へアクセスし、施錠管理情報1Dを参照する。そして、その作業員に対する開錠許可を確認して、機械室ドアの開錠を行う(ステップ126)。これにより、作業員が機械室へ入室し、一連の入室実施処理を終了する。
【0029】
このように、作業員が工事対象ビル30へ入館する際、ビル管理者が工事対象ビル30のデータ端末31で、社内ネットワーク50を介してDBサーバ1へアクセスし、資格認定情報1Aと入室申請情報1Cとに基づき通信設備関連工事を行う作業員の工事対象ビル30への入館チェックを行うようにしたので、予め承認した作業員であることを工事対象ビルへの入館時に確認でき、工事作業実施時にも、工事発注者側から通信設備関連工事の施工管理を適切に行うことができる。
【0030】
また、工事発注者10側のデータ端末9で、予め資格者登録申請が行われた際に、その資格認定に応じて作業者に関する識別情報を記録した認証カードを発行するとともに、その作業員の入室許可を示す施錠管理情報1DをDBサーバ1へ登録し、実際に作業員が工事対象ビル30の機械室へ入室する際、その機械室の入口に設けられたドア開錠装置32から社内ネットワーク50を介してDBサーバ1へアクセスして、作業員の認証カードに記録されている識別情報に基づき施錠管理情報1Dを参照し、作業員の入室が許可されている場合にのみ機械室のドアを開錠するようにしたので、機械室への入室に際し、さらに厳密な入室チェックを行うことができる。
【0031】
次に、図6を参照して、作業者に対する作業支援処理について説明する。図6は作業支援処理を示すフローチャートである。
作業者が重要な作業や危険な作業を行う場合、音声装置34および映像装置35の準備をして(ステップ130)、作業支援を要請するために社内ネットワークを介して音声装置34から工事発注者10側を呼び出す(ステップ131)。このとき、作業状況の映像を予め映像装置35で撮像し、社内ネットワーク50を介してDBサーバ1の映像情報1Eへ登録しておいてもよく、これにより工事発注者10側でその映像情報1Eに基づき作業状況をすぐに確認できる。
【0032】
工事発注者10側の工事発注部門では、オペレータが統制台15を制御して、この呼び出しに音声装置16で応答し(ステップ132)、データ端末13からDBサーバ1へアクセスして、工事情報1Bと入室申請情報1Cとを参照して、対応する作業内容を確認する(ステップ133)。また、必要に応じて、工事対象ビル30側の映像装置35を呼び出し、作業状況を示す映像を社内ネットワーク50を介して入手し、映像モニタ14で確認する(ステップ134)。
そして、作業員からの問い合わせに応じて作業内容のアドバイスを音声により行い(ステップ135)、この作業指示に応じて作業員が作業を実施し(ステップ136)、一連の作業支援処理を終了する。
【0033】
必要に応じて、統制台15から映像装置35に対して映像記録指示を行い(ステップ137)、映像装置35で撮像された作業内容を示す映像をDBサーバ1の映像情報1Eとして保存してもよい。
また、工事発注者10の代わりに、インターネット40を介して工事受注者20を呼び出して作業支援を要請し、工事受注者20側から音声により作業支援を行ってもよい。この場合は、統制台15および音声装置16の代わりに、統制台22および音声装置23が用いられる。また、データ端末21からインターネット40を介してWebサーバ2へアクセスし、DBサーバ1の工事情報1Bと入室申請情報1Cとを参照して、対応する作業内容を確認するものとなる。
【0034】
このように、機械室に設置された音声装置34(さらには映像装置35)と、社内ネットワーク50を介して接続された音声装置16(さらには映像モニタ14)との間で、工事に関する情報を音声(さらには映像)により交換するとともに、その工事内容をデータ端末13からDBサーバ1の工事情報1Bや入室申請情報1Cで確認するようにしたので、重要な作業や危険な作業を行う場合には、遠隔地の工事発注者10から工事対象ビルの作業員へ、作業と並行してリアルタイムで適切な作業支援を行うことができる。
【0035】
次に、図7を参照して、作業中に異常が発生した場合の異常時処理について説明する。図7は異常時処理を示すフローチャートである。
作業中、不具合や事故が生じた場合、作業員は工事対象ビル30の音声装置34や映像装置35などを利用して、現地状況を工事発注者10へ通知する。工事発注者10の監視部門は、この通知に応じてデータ端末5からDBサーバ1へアクセスし、工事情報1Bと入室申請情報1Cとを参照して、対応する作業内容を確認する(ステップ140)。また、必要に応じて、工事対象ビル30側の映像装置35を呼び出し、現地状況を示す映像を社内ネットワーク50を介して入手し、映像モニタ6で確認する(ステップ141)。
【0036】
工事内容を確認した後、オペレータは、統制台7の音声装置8から社内ネットワーク50を介して工事対象ビル30の音声装置34を呼び出す(ステップ142)。工事対象ビル30の作業者は、この呼び出しに応答して(ステップ143)、音声で状況を報告する(ステップ144)。オペレータはこれにより状況を確認し、作業の中断、対処を指示し(ステップ145)、作業はこの指示にしたがって作業し、一連の異常処理を終了する。
必要に応じて、統制台7から映像装置35に対して映像記録指示を行い(ステップ146)、映像装置35で撮像された作業内容を示す映像をDBサーバ1の映像情報1Eとして保存してもよい。
【0037】
このように、機械室に設置された音声装置34(さらには映像装置35)と、社内ネットワーク50を介して接続された音声装置8(さらには映像モニタ6)との間で、工事に関する情報を音声(さらには映像)により交換するとともに、その工事内容をデータ端末5からDBサーバ1の工事情報1Bや入室申請情報1Cで確認するようにしたので、不具合や事故が生じた場合でも、遠隔地の工事発注者10から工事対象ビルの作業員へ、作業と並行してリアルタイムで適切な作業指示を行うことができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、通信設備関連工事の工事スケジュールをデータベースサーバで管理し、事前に申請された入室申請に基づき作業員の入室およびその作業内容を審査して承認し、工事対象ビルから通信回線を介してデータベースサーバの入室申請情報を参照し、資格を有する作業員のみ機械室へ入室させて工事を実施するようにしたので、承認した作業員であることを実際の作業時に確認でき、工事発注者側から通信設備関連工事の施工管理を適切に行うことができる。さらに、工事情報と資格認定情報とに基づいて、工事受注者からの入室申請を審査するようにしたので、工事発注者側で工事内容とその作業員の資格とを事前に審査できる。
【0039】
また、機械室に設置された音声装置と、通信回線を介して接続された工事発注者側の音声装置との間で、工事に関する情報を音声により交換するとともに、その工事内容をデータ端末からデータベースサーバの工事情報や入室申請情報で確認するようにしたので、重要な作業や危険な作業を行う場合、あるいは不具合や事故が生じた場合でも、遠隔地の工事発注者から工事対象ビルの作業員へ、作業と並行してリアルタイムで適切な作業支援や作業指示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態による施工管理システムを示すブロック図である。
【図2】 施工管理情報の構成例である。
【図3】 資格認証処理を示すフローチャートである。
【図4】 入室申請処理を示すフローチャートである。
【図5】 入室実施処理を示すフローチャートである。
【図6】 作業支援処理を示すフローチャートである。
【図7】 異常時処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…工事発注者、1…DBサーバ、1A…資格認定情報、1B…工事情報、1C…入室申請情報、1D…施錠管理情報、1E…映像情報、2…Webサーバ、3,4…FW、5,9,11,13,21,31…データ端末、6,12,14…映像モニタ、7,15,22…統制台、8,16,23,34…音声装置、17,24,33…ルータ、20…工事受注者、30…工事対象ビル、32…ドア開錠装置、35…映像装置。

Claims (4)

  1. 工事発注者からの発注に応じて工事受注者が行う工事対象ビルでの通信設備関連工事について、工事発注者側から施工管理を行う施工管理システムであって、
    工事発注者側に設けられ、前記通信設備関連工事に関する各種の施工管理情報を格納するデータベースサーバと、
    工事受注者側に設けられ、ネットワークを介して前記データベースサーバへ前記通信設備関連工事のスケジュールを示す工事情報と、前記通信設備関連工事が行われる機械室への作業員の入室およびその作業内容を申請する入室申請情報とを登録する受注者側データ端末と、
    工事発注者側に設けられ、前記データベースサーバへアクセスして、前記工事情報と予め前記データベースサーバに登録されている各作業員の資格を示す資格認定情報とに基づき、前記入室申請情報で申請された作業員の前記機械室への入室およびその作業内容を審査し承認するための発注者側データ端末とを備えることを特徴とする施工管理システム。
  2. 請求項1記載の施工管理システムにおいて、
    前記発注者側データ端末は、予め工事受注者から作業員に関する資格者登録申請が行われた際に、その資格認定に応じて前記データベースサーバへ前記資格認定情報として登録することを特徴とする施工管理システム。
  3. 請求項1記載の施工管理システムにおいて、
    工事対象ビル側に設けられ、通信回線を介して前記データベースサーバへアクセスし、前記入室申請情報に基づき前記通信設備関連工事を行う作業員の工事対象ビルへの入館チェックを行うビル側データ端末とをさらに備えることを特徴とする施工管理システム。
  4. 請求項1記載の施工管理システムにおいて、
    前記発注者側データ端末は、予め工事受注者から作業員に関する資格者登録申請が行われた際に、その資格認定に応じて前記作業者に関する識別情報を記録した認証カードを発行するとともに、その作業員の前記機械室への入室許可を示す施錠管理情報を前記データベースサーバへ登録し、
    工事対象ビル側に設けられ、作業員が前記機械室へ入室する際、通信回線を介して前記データベースサーバへアクセスして、前記作業員の認証カードに記録されている識別情報に基づき前記施錠管理情報を参照し、前記作業員の入室が許可されている場合にのみ前記機械室のドアを開錠するドア開錠装置をさらに備えることを特徴とする施工管理システム。
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