JP4246144B2 - ディスククランプ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスククランプ装置に関する。特に、CDやDVD等のディスク状の記録媒体をローディングするディスクローディング装置に設けられ、挿入されたディスクをターンテーブルに押圧するためのディスククランプ装置に関する。
近年、CDやDVD等のディスク状の記録媒体(以下、単に「ディスク」と記す。)をローディングするための装置として、ディスクを載置するトレイを用いずに、直接装置内にディスクを挿入する、スロットインと呼ばれる方式を採用するローディング装置が知られている。
このスロットイン方式のローディング装置は、挿入されたディスクの一部を挟持し、装置内に搬送し、ターンテーブル上の所定の位置にディスクを着座させるものである。スロットイン方式のローディング装置は、ディスクを載置するためのトレイが不要であるため、トレイを用いるローディング装置に比べて、装置を薄型化することが可能である。
スロットイン方式のローディング装置において、ローディング装置の薄型化を実現するためには、装置内に挿入されたディスクをターンテーブルに押圧するためのディスククランプ装置を薄型化することも重要である。薄型化を図った従来例のディスククランプ装置が特許文献1に開示されている。
そのようなディスククランプ装置は、ローディング装置に回動自在に支持されたクランプレバーと、クランプレバーにネジ止めによって一方の側が固定された板バネと、板バネに回転自在に支持され、ディスクをターンテーブルに押圧するクランパと、を有する。クランプレバーが回動動作することによって、クランパが板バネの付勢力でディスクをターンテーブルに押圧する。
そのようなディスククランプ装置は、板バネの付勢力でディスクを押圧するため、マグネット等の内部構成部品を必要としない。また、板バネとクランパがクランプレバーに対して僅かに垂下する形状であるため、クランプレバーが上方に傾いている場合には、垂下しない形状よりもデッドスペースが低減される。
従来例のディスククランプ装置は、上記の構成によって、ローディング装置の薄型化を図るものであった。
特開2002−150644号公報
しかしながら、上記従来例のディスククランプ装置は、薄型化が可能である一方、クランプレバーの上下方向の移動量(ストローク)が小さくなり、クランパに十分な押圧力を与えるためには、板バネのバネ定数を大きくしなければならない。板バネのバネ定数を大きくすると、製品の寸法誤差に起因するクランプレバーのストロークの変動に対して押圧力の変動が大きくなる。このことは、ディスククランプ装置の性能の低下を招き、ローディング装置の信頼性が十分でなくなる、という問題があった。
本発明は、上記問題に鑑み、クランプレバーのストロークの変動に対する押圧力の変動を低減するディスククランプ装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の構成を有する。
請求項1に記載のディスククランプ装置は、回動自在に支持されたクランプレバーと、一方の側が前記クランプレバーに固定された板バネと、ディスクを載置するターンテーブルと対向する位置で前記板バネに回転自在に支持され、前記クランプレバーの回動動作により、前記ディスクを前記ターンテーブルに押圧するクランパと、を有するディスククランプ装置において、
前記クランプレバーは、前記板バネを支持するアーム部を有し、前記板バネは、前記アーム部に支持される鍔部を有し、前記クランパが前記ディスクを押圧していない状態において、前記板バネの前記鍔部が前記クランプレバーの前記アーム部によって支持され、前記板バネは弾性変形状態にあり、下方向である前記クランパの押圧方向に付勢力が発生したまま前記クランプレバーに固定される。
この発明によれば、クランパがディスクを押圧していない状態において、板バネに設けられた鍔部がクランプレバーに設けられたアーム部によって支持され、板バネがクランパの押圧方向に板バネの付勢力で付勢されるため、所望の押圧力を得るための板バネのバネ定数が小さくて良い。そのため、製品の寸法誤差に起因するクランプレバーのストロークの変動に対しても安定した押圧力が得られる。
請求項2に記載のディスククランプ装置では、請求項1に記載のディスククランプ装置において、さらに、前記板バネは、前記クランプレバーと固定される側に1つ以上の孔又は凹部を有し、前記クランプレバーは、前記板バネを前記クランパの押圧方向に押止する押え部と、前記板バネの前記1つ以上の孔又は凹部とそれぞれ嵌合する1つ以上の凸部と、を有する。
また、請求項3に記載のディスククランプ装置では、請求項1に記載のディスククランプ装置において、さらに、前記板バネは、前記クランプレバーと固定される側に1つ以上の凸部を有し、前記クランプレバーは、前記板バネを前記クランパの押圧方向に押止する押え部と、前記板バネの前記1つ以上の凸部とそれぞれ嵌合する1つ以上の孔又は凹部と、を有する。
この発明によれば、板バネは、クランプレバーの押え部によってクランパの押圧方向に押止されるため、ローディング動作中のどの状態においても常に一定方向に付勢される。これにより、板バネの孔又は凹部とクランプレバーの凸部とによって(あるいは、板バネの凸部とクランプレバーの孔又は凹部とによって)、板バネをクランプレバーに固定することが可能となる。したがって、板バネを組み立てる際のネジ等の部品、もしくはカシメ等の工数を削減することができ、低コストなディスククランプ装置を実現できる。
請求項4に記載のディスククランプ装置は、請求項1乃至請求項3に記載のディスククランプ装置において、さらに、前記クランパと、前記ターンテーブル上に設けられた芯出し部材とのうち、一方がマグネットを有し、他方がマグネットを吸着する吸着板を有する。芯出し部材は、ターンテーブルの略中央に設けられたディスクの中心を定める為の突起部である。
板バネとマグネットとを併用して、クランパの押圧力にマグネットによる吸引力を付加したい場合、クランパとターンテーブルとを離隔する際、板バネの撓みによって、互いに吸引されているクランパとターンテーブルとを離隔できない可能性がある。
この発明によれば、クランパにマグネットを構成し、芯出し部材に吸着板を構成した場合、あるいは、クランパに吸着板を構成し、芯出し部材にマグネットを構成した場合において、クランプレバーのアーム部が板バネの鍔部を支持しているため、確実にクランパをターンテーブルから離隔することができる。
本発明によれば、所望の押圧力を得るための板バネのバネ定数が小さくて良いため、製品の寸法誤差に起因するクランプレバーのストロークの変動に対しても安定した押圧力が得られるディスククランプ装置を実現することができる、という有利な効果を奏する。
以下、本発明の実施をするための最良の形態を具体的に示した実施例について、図面とともに記載する。
図1〜図8を参照して、本発明の実施例1におけるディスククランプ装置を備えたローディング装置について説明する。図1は、本実施例におけるスロットイン方式のローディング装置の構成の概略を示す図である。図1において、ローディング装置1は、ディスク挿入口1aからディスク2を挿入されると、挿入されたディスク2の一部を挟持し、装置内に搬送し、ローディング装置1内部のターンテーブルの所定の位置にディスク2を着座させる。
図2に、図1におけるローディング装置1の分解斜視図を示す。
ディスク挿入口1a(図1)は、サブベース20とメカベース30とによって形成される。ディスクガイド21は、サブベース20のディスク挿入口1a近傍に固定される。
板バネ22は、一方の側をクランプレバー24に固定される。クランパ23は、板バネ22の裏面に回転自在に支持される。クランプレバー24はディスク挿入口1a側の両端をメカベース30に回動可能に軸支され、ディスク挿入口1aとは反対側の一端でカムロッド35のクランク状の溝に摺動可能に取り付けられる。それにより、クランプレバー24は、メカベース30に回動可能に支持される。ディスクガイド25は、クランプレバー24の裏面に固定される。
ローラ軸27はゴムローラ26に挿入され、ローラ軸受28に回転自在に軸支される。ローラ軸受け28はローラレバー29に固定される。ローラレバー29は、ディスク挿入口1a側の両端をメカベース30に回動可能に軸支される。また、ローラ軸受28を介してローラ軸27がカムロッド35のクランク状の溝に摺動可能に取り付けられる。それにより、ローラレバー29がメカベース30に回動可能に支持される。ローラレバー29及びクランプレバー24は、剛性が高くなるよう板金を折り曲げて形成されている。
メカベース30には、回転自在に取り付けられたターンテーブル32と、ターンテーブル32上に設けられ、ディスク2の位置を定めるための短円筒状の芯出し部材31とが設けられる。また、ディスク2の情報を再生する、あるいは、ディスク2に情報を記録するための光ピックアップ34と、その光ピックアップ34をディスク2の下面に沿って鉛直方向に移動させるための手段であるトラバース機構33が設けられる。
図3及び図4を参照して、本発明の特徴であるディスククランプ装置の構成について詳細を説明する。図3は、図2における板バネ22、クランパ23、及びクランプレバー24のみを取り出して拡大した図である。
図3において、板バネ22は、クランプレバー24に固定される側に位置決め孔22d、自由端側に鍔部22bを有する。また、板バネ22の裏面には、ダイカット等により、クランパ23を支持するための複数個(図3では5個)のフック22cが設けられている。板バネ22にいかなる力をも作用させない状態において、板バネ22は図3の実線で示すように、自由端が下方に垂れた形状である。板バネ22を、図3の点線で示すように略直線の形状とするためには、自由端を所定の押圧力で上方へ付勢しなければならない。
クランパ23は、板バネ22のフック22cに係合する複数個(図3では3個)の係合部23cを有する。これによりクランパ23は、板バネ22に回転自在に支持される。
クランプレバー24は、アーム部24a、板バネ22の位置決め孔22dと嵌合する凸部24d、板バネ22を下方に押止する押え部24c、クランプレバー24をカムロッド35に摺動可能に取り付けるためのカムピン24e、メカベース30に設けられた軸30a(図示しない)に回動可能に軸支される軸受孔24fを有する。アーム部24aは、その先端に、板バネ22の鍔部22bを支持するための支持部24bを有する。
図4は、板バネ22、クランパ23、及びクランプレバー24の組立完成図である。図4において、板バネ22の鍔部22bは、クランプレバーの支持部24bによって支持される。そのため、組み立て時に板バネ22を略直線の形状とするために付勢した上方向への付勢力は、下方への付勢力として保持される。板バネは、この状態において、クランパ23の押圧方向に付勢される。
さらに、クランプレバー24の押え部24cが板バネ22の固定側を下方へ付勢しているため、板バネ22はローディング動作中のどの状態においても、常に下方に付勢される。したがって、板バネ22の位置決め孔22dとクランプレバー24の凸部24dとを嵌合させることで、ネジ等の部品を用いずに、容易に板バネ22をクランプレバー24に固定することができる。
なお、位置決め孔22dに代えて凹部22d’(図示しない)でも良く、またクランプレバー24側に位置決め孔あるいは凹部を設け、板バネ22側に凸部を設ける構成としても本発明と同様の効果を奏する。
図5を参照して、上記のローラレバー29及びクランプレバー24の動作について説明する。図5(a)は、ディスク未挿入時又はディスク挿入中におけるローラレバー29及びクランプレバー24を示す図、図5(b)は、ディスク挿入後のローラレバー29及びクランプレバー24を示す図である。
図5(a)及び(b)において、クランプレバー24、ゴムローラ26、ローラ軸27、ローラ軸受28、ローラレバー29、及びカムロッド35が図示されている。カムロッド35は、ローラ軸27が摺動可能なクランク状のローラレバー溝35a、及び、クランプレバー24のカムピン24eが摺動可能なクランク状のクランプレバー溝35bを有する。
図5(a)において、カムロッド35は、図中右方に位置し、ローラ軸27はローラレバー溝35aの左上部に位置している。また、クランプレバー24のカムピン24eはクランプレバー溝35bの左上部に位置している。
図5(b)において、カムロッド35は、公知の手段によって、図中矢印Cの方向に摺動する。ローラ軸27は、ローラレバー溝35aに沿って、図中矢印Dのように溝内を摺動する。ローラ軸27はローラレバー29を下方に回動させ、それにより、ゴムローラ26は、ディスク2に接触しない位置にまで下降する。また、クランプレバー24のカムピン24eは、クランプレバー溝35bに沿って、図中矢印Eのように溝内を摺動する。クランプレバー24は下方に回動して、クランパ23がディスク2を押圧する。
以上のように構成された本実施例のローディング装置1について、以下、図6〜図8を参照して、その動作の詳細を説明する。
図6(a)は、本実施例のローディング装置1のディスク挿入中の要部側断面を示す図、図6(b)は、本実施例のローディング装置1のディスク挿入後の要部側断面を示す図である。
まず、図6(a)において、ディスク挿入口1aから挿入されたディスク2は、ディスクガイド21及び25に上側をガイドされ、ディスクガイド25とゴムローラ26との間に挟持される。図5で説明したように、クランプレバー24は、カムロッド35によって略水平状に保持されている。クランパ23は板バネ22のフック22cによって支持され、ディスク2を押圧していない状態である。ローラレバー29は、カムロッド35によって、メカベース30に設けられた軸30aを中心に半時計回りに回動するよう付勢されているため、ゴムローラ26は、この付勢力でディスク2の下面に圧接する。
ローディング装置1は、図示しないフォトセンサ等によってディスク2がローディング装置1に挿入されたことを検知すると、ディスク2の下面がゴムローラ26に圧接された状態でモータ等によってローラ軸27を回転させ、ゴムローラ26の摩擦力によってディスク2をローディング装置1内部へ移送する。
図6(b)において、ディスク2はローディング装置1内に完全に移送された状態である。ディスク2の略中央に設けられた貫通孔がターンテーブル32上の芯出し部材31に嵌合可能な位置にまでディスク2が移送されている。ローラレバー29は、カムロッド35の摺動によって、図5で説明したように、図6(a)の状態から図中矢印Aの方向に回動し、ゴムローラ26は、ディスク2の回転時にディスクに接触しない位置に保持される。
また、クランプレバー24は、図6(a)の状態から図中矢印Bの方向に回動して下降する。クランプレバー24の下降に伴って、板バネ22の鍔部22bはクランプレバー24の支持部24bから離隔し、クランパ23は、クランプレバー24のストロークによる付勢力と、板バネ22の下方への付勢力とでディスク2をターンテーブル32に押圧する。
ディスク2がクランパ23によってターンテーブル32に押圧されることによって、装置が傾いた場合や、装置に振動が加えられた場合においても、ディスク2は安定して回転できる。
この状態で、図示しないスピンドルモータがターンテーブル32を回転させると、ディスク2及びクランパ23が連動して回転する。図示しない記録再生装置がトラバース機構33を移動させて、光ピックアップ34をディスク2上の所望の情報再生位置(又は、情報記録位置)にセットし、ディスク2上に記録された情報を読み出して再生する(あるいは、情報を記録する)。
ディスク2がローディング装置1内部に搬送されて、クランパ23がディスク2を押圧した状態を図7に示す。
図8に、従来例のローディング装置におけるクランパの押圧力とクランプレバーのストロークの関係(直線81)と、本実施例のローディング装置1におけるクランパの押圧力とクランプレバーのストロークの関係(直線80)を示す。図8において、各直線の傾きは板バネのバネ定数を示す。
本実施例のローディング装置1におけるディスククランプ装置は、板バネ22の鍔部22bとクランプレバー24の支持部24bとによって、クランパ23がディスク2を押圧していない状態において、所定の付勢力bで付勢されている。そのため、同じストローク量a1に対して、同じ押圧力b1を得るためのバネ定数が小さくて良い。図8に示されるように、直線80の傾きは直線81の傾きに比べて小さい。
製品の寸法誤差によってストローク量が変動した場合、変動量eに対する、本実施例のディスククランプ装置のクランパがディスクを押圧する押圧力の変動量をD1、従来例のディスククランプ装置のクランパがディスクを押圧する押圧力の変動量をD2とすると、D1<D2の関係が成り立つ。したがって、本実施例のディスククランプ装置は、製品の寸法誤差に起因するクランプレバーのストロークの変動に対しても安定した押圧力を得ることができる。
以上のように、本実施例のディスククランプ装置によれば、クランパ23がディスク2を押圧しない状態において、クランパ23の押圧方向に板バネ22が所定の付勢力で付勢されている。それによって、クランパ23がディスク2を押圧する時、同じストローク量に対して、同じ押圧力を得るためのバネ定数が小さくて良い。したがって、製品の寸法誤差に起因するクランプレバーのストロークの変動に対しても安定した押圧力を得ることができる。
また、本実施例のディスククランプ装置によれば、押え部24cが板バネ22を下方へ付勢しているため、板バネ22はローディング動作中のどの状態においても、常に下方に付勢される。したがって、板バネ22の位置決め孔22dとクランプレバー24の凸部24dとを嵌合させることで、ネジ等の部品を用いずに、板バネ22をクランプレバー24に係合することができ、ディスククランプ装置を組立てる際にネジ等の部品、もしくはカシメ等の工数を削減でき、低コストに構成できる。
図9〜図11を参照して、本発明の実施例2におけるディスククランプ装置を備えたローディング装置について説明する。図9は、本実施例におけるスロットイン方式のローディング装置の構成の概略を示す概観図である。図9において、本実施例におけるローディング装置100は、ディスク挿入口100aからディスク2を挿入されると、挿入されたディスクの一部を挟持し、装置内に搬送し、ローディング装置100内部のターンテーブルの所定の位置にディスク2を着座させる。
図10に、図9におけるローディング装置100の分解斜視図を示す。図10において、板バネ22に代えて板バネ22’を有する点、クランパ23の下方にマグネット101を有する点、及び、芯出し部材31の上方に吸着板102を有する点において、図2に示す実施例1のローディング装置1とは異なる。それ以外の点においては実施例1のローディング装置1と同様であり、同一符号を付した要素についての詳細な説明は省略する。
吸着板102は、強磁性体あるいは強磁性体を含む材質によって形成され、マグネット101の磁力によって吸引される。本実施例におけるディスククランプ装置は、マグネット101及び吸着板102の吸引力を利用して、クランパ23のディスク2への押圧力を補助するものである。
板バネ22’は、実施例1における板バネ22のフック22cとは異なる形状のフック22c’(図11(a)又は(b)参照)を有する点、及び、実施例1の板バネ22よりもバネ定数を小さく設定されている点において実施例1における板バネ22と異なり、それ以外の点においては実施例1の板バネ22と同様である。本実施例において、板バネ22’に代えて実施例1の板バネ22と同形状のものを用いても良い。
以上のように構成された本発明のローディング装置100について、以下、図11を参照して、その動作の詳細を説明する。
図11(a)は、本実施例のローディング装置100のディスク挿入中の要部側断面を示す図、図11(b)は、本実施例のローディング装置100のディスク挿入後の要部側断面を示す図である。
まず、図11(a)において、ディスク挿入口100aから挿入されたディスク2は、ディスクガイド21及び25に上側をガイドされ、ディスクガイド25とゴムローラ26との間に挟持される。図5で説明したように、クランプレバー24は、カムロッド35によって略水平状に保持されている。クランパ23は板バネ22’のフック22c’によって支持され、ディスク2を押圧していない状態である。ローラレバー29は、カムロッド35によって、メカベース30に設けられた軸30aを中心に半時計回りに回動するよう付勢されているため、ゴムローラ26は、この付勢力でディスク2の下面に圧接する。
ローディング装置100は、図示しないフォトセンサ等によってディスク2がローディング装置100に挿入されたことを検知すると、ディスク2の下面がゴムローラ26に圧接された状態でモータ等によってローラ軸27を回転させ、ゴムローラ26の摩擦力によってディスク2をローディング装置100内部へ移送する。
図11(b)において、ディスク2はローディング装置100内に完全に移送された状態である。ディスク2の略中央に設けられた貫通孔がターンテーブル32上の芯出し部材31に嵌合可能な位置にまでディスク2が移送されている。ローラレバー29は、カムロッド35の摺動によって、図5で説明したように、図11(a)の状態から図中矢印Aの方向に回動し、ゴムローラ26は、ディスク2の回転時にディスクに接触しない位置に保持される。
また、クランプレバー24は、図11(a)の状態から図中矢印Bの方向に回動して下降する。クランプレバー24の下降に伴って、板バネ22’の鍔部22bはクランプレバー24の支持部24bから離隔し、クランパ23はクランプレバー24のストロークによる付勢力と、板バネ22’の下方への付勢力とでディスク2をターンテーブル32に押圧する。
また、吸着板102がマグネット101に吸引されるため、クランパ23の押圧力にさらにマグネット101の吸引力が付加される。ディスク2がクランパ23によってターンテーブル32に押圧されることによって、装置が傾いた場合や、装置に振動が加えられた場合においても、ディスク2は安定して回転できる。
したがって、クランパ23の押圧力にマグネット101の吸引力が付加されるため、板バネ22’は、実施例1の板バネ22に比べてさらにバネ定数を小さくすることができ、製品の寸法誤差に起因するクランプレバーのストロークの変動に対してもさらに安定した押圧力を得ることができる。
この状態で、図示しないスピンドルモータがターンテーブル32を回転させると、ディスク2及びクランパ23が連動して回転する。図示しない記録再生装置がトラバース機構33を移動させて、光ピックアップ34をディスク2上の所望の情報再生位置(又は、情報記録位置)にセットし、ディスク2上に記録された情報を読み出して再生する(あるいは、情報を記録する)。
再生処理(又は記録処理)が終了した後、ディスク2を排出する際、ローディング装置100は、再度カムロッド35を摺動させ、ローラレバー29及びクランプレバー24を元の位置に戻す。この時、クランプレバー24の支持部24bが板バネ22’の鍔部22bを支持しているため、板バネ22’が撓むことなく、確実にクランパ23をターンテーブル32から離隔することができる。
以上のように、本実施例のディスククランプ装置によれば、クランパ23に設けられたマグネット101と、芯出し部材31に設けられた吸着板102とを有することによって、クランパ23の押圧力に、マグネット101の吸引力が付加される。それによって、クランパ23がディスク2を押圧する時、同じストローク量に対して、同じ押圧力を得るためのバネ定数が小さくて良い。したがって、製品の寸法誤差に起因するクランプレバーのストロークの変動があっても安定した押圧力を得ることができる。また、ディスク2を排出するためにクランプレバー24を元の位置に戻す際、クランプレバー24の支持部24bが板バネ22’の鍔部22bを支持しているため、板バネ22’が撓むことなく、確実にクランパ23をターンテーブル32から離隔することができる。
なお、本実施例のディスククランプ装置においては、マグネット101がクランパ23に設けられ、吸着板102が芯出し部材31に設けられたが、これに限らずに、吸着板102がクランパ23に設けられ、マグネット101が芯出し部材31に設けられても、本実施例のディスククランプ装置と同等の効果を奏することは言うまでもない。
また、実施例1及び実施例2におけるディスククランプ装置においては、同じストローク量及び同じ押圧力に対して、従来に比べて板バネのバネ定数を小さくすることができるため、製品の寸法誤差に対する押圧力の変動を押えることができた。しかし、同じストローク量及び同じバネ定数に対しては、従来に比べてより強い押圧力を得ることができるため、安定したディスク回転を実現することができる効果を奏する(例えば、図12参照)。また、同じ押圧力及び同じバネ定数に対しては、従来に比べてストロークを低減できるため、ローディング装置の薄型化を図ることができる効果を奏する(例えば、図13参照)。
本発明は、例えば、CDやDVD等のディスクを記録及び/又は再生するディスク装置のディスククランプ装置に利用することができる。
本発明の実施例1における、ローディング装置の構成の概略を示す図 本発明の実施例1における、ローディング装置の分解斜視図 本発明の実施例1における、ローディング装置のディスククランプ装置を拡大した図 本発明の実施例1における、ローディング装置のディスククランプ装置の組立完成図 (a)本発明の実施例1における、ローディング装置の要部側断面図 (b)本発明の実施例1における、ローディング装置の要部側断面図 (a)本発明の実施例1における、ディスク挿入中のローディング装置の要部側断面図 (b)本発明の実施例1における、ディスク挿入後のローディング装置の要部側断面図 本発明の実施例1における、クランプレバー下降時のローディング装置の立体図 クランパの押圧力とクランプレバーのストロークの関係を示す図 本発明の実施例2における、ローディング装置の構成の概略を示す図 本発明の実施例2における、ローディング装置の分解斜視図 (a)本発明の実施例2における、ディスク挿入中のローディング装置の要部側断面図 (b)本発明の実施例2における、ディスク挿入後のローディング装置の要部側断面図 クランパの押圧力とクランプレバーのストロークの関係を示す他の図 クランパの押圧力とクランプレバーのストロークの関係を示す更に別の図
符号の説明
1、100 ローディング装置
1a、100a ディスク挿入口
2 ディスク
20 サブベース
21、25 ディスクガイド
22、22’ 板バネ
22b 鍔部
22c、22c’ フック
22d 位置決め孔
23 クランパ
24 クランプレバー
24a アーム部
24b 支持部
24c 押え部
24d 凸部
26 ゴムローラ
27 ローラ軸
28 ローラ軸受
29 ローラレバー
30 メカベース
30a 軸
31 芯出し部材
32 ターンテーブル
33 トラバース機構
34 光ピックアップ
35 カムロッド
35a ローラレバー溝
35b クランプレバー溝

Claims (4)

  1. 回動自在に支持されたクランプレバーと、
    一方の側が前記クランプレバーに固定された板バネと、
    ディスクを載置するターンテーブルと対向する位置で前記板バネに回転自在に支持され、前記クランプレバーの回動動作により、前記ディスクを前記ターンテーブルに押圧するクランパと、
    を有するディスククランプ装置において、
    前記クランプレバーは、前記板バネを支持するアーム部を有し、
    前記板バネは、前記アーム部に支持される鍔部を有し、
    前記クランパが前記ディスクを押圧していない状態において、前記板バネの前記鍔部が前記クランプレバーの前記アーム部によって支持され、前記板バネは弾性変形状態にあり、下方向である前記クランパの押圧方向に付勢力が発生したまま前記クランプレバーに固定されるよう構成した
    ことを特徴とするディスククランプ装置。
  2. さらに、前記板バネは、前記クランプレバーと固定される側に1つ以上の孔又は凹部を有し、
    前記クランプレバーは、前記板バネを前記クランパの押圧方向に押止する押え部と、前記板バネの前記1つ以上の孔又は凹部とそれぞれ嵌合する1つ以上の凸部と、を有する
    ことを特徴とする請求項1記載のディスククランプ装置。
  3. さらに、前記板バネは、前記クランプレバーと固定される側に1つ以上の凸部を有し、
    前記クランプレバーは、前記板バネを前記クランパの押圧方向に押止する押え部と、前記板バネの前記1つ以上の凸部とそれぞれ嵌合する1つ以上の孔又は凹部と、を有する
    ことを特徴とする請求項1記載のディスククランプ装置。
  4. さらに、前記クランパと、前記ターンテーブル上に設けられた芯出し部材とのうち、一方がマグネットを有し、他方がマグネットを吸着する吸着板を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載のディスククランプ装置。
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