JP4245794B2 - 送信指向性補正装置及び送信指向性補正方法 - Google Patents

送信指向性補正装置及び送信指向性補正方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は主として、携帯電話等の移動体通信システムの基地局、移動局に用いるアレーアンテナの指向性を制御するシステムにおいて、高精度の送信指向性を形成するための送信指向性補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
移動体通信分野で基地局や移動局のアンテナとして、移動局の位置や移動に伴う複雑な電波伝搬環境に対する信号品質の確保や、他の基地局、移動局への干渉軽減、エリア内における移動局収容台数の増大等の目的を実現するために、周辺の電波環境に対して適応的にアンテナ指向性制御を行うアダプティブアレーアンテナは重要な技術である。
【0003】
アダプティブアレーアンテナを実現するための方式としては代表的なものとして、既知のパイロット信号と実際のアンテナ受信信号とを近づけるようにアンテナ指向性を制御するMMSE(最小2乗誤差法)や、電波の到来方向を推定しその結果に基づきアンテナ指向性のピークや零点を向ける方法などが挙げられる。アダプティブアレーアンテナの指向性は、各アルゴリズムにより得られたアレーアンテナの各アンテナ素子に対する振幅、位相の重み付けを送信信号または受信信号に施すことにより決定される。しかし、アルゴリズムにより決定されたアンテナ各素子の振幅、位相の励振分布は各系統の特性が合った状態、すなわち同じ振幅位相を与えたときに同じ振幅位相で送信されることを前提としているため、特性のバラツキや経時変化があった場合、所望のアンテナ指向性は実現できない。
【0004】
また特に送信を行う時発熱による温度変化によりパワーアンプの特性が系統間でばらつき、これによりやはり所望の指向性が得られない。このため各系統の振幅位相のずれを検出して補正をかける必要がある。受信に限って言えば、パイロット信号等受信信号の情報が既知の場合に用いられる上記MMSEは系統間のバラツキも含めた形で振幅、位相が決定されるため受信アンテナ指向性は高精度に形成されるが、送信に対してはそれが反映されない。
【0005】
送信の補正に関する従来の方法としては、例えば特開平11−23633号公報に補正の方法が開示されている。この方法によれば、アレーアンテナとは別に受信を行うための対向アンテナを設け、この対向アンテナで受信した受信信号を有線または無線で装置に戻した後、適応フィルタを通過した受信信号と送信ディジタル信号とを比較し両者の誤差が小さくなるように適応フィルタの係数を決定することにより補正を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術を用いた場合、アンテナの指向性を補正するために対向アンテナを用いているが、上記のように送信パワーアンプの経時変化の補正を行う際は実運用中も常に振幅誤差、位相誤差を測定し補正をかけ続ける必要がある。また、上記従来の技術を用いた場合、振幅位相特性を測定するためには対向アンテナを常時設置する必要があり、これにより基地局の設置に制約を与えることになり、また移動局に適用することは不可能である。
【0007】
本発明は上記技術的課題を解決するものであり、実運用時に経時変化があり補正が必要なアダプティブアレーアンテナにおいて、対向アンテナを常時設置することなく高精度な送信指向性を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を実現するために本発明は、複数の送信系にモニタ信号を得るために信号結合手段を有し、基準となる送信系のモニタ信号と上記複数の送信系のモニタ信号を順次切り替えて比較することにより振幅、位相の変動誤差を検出して、送信の振幅、位相制御にフィードバックする。また実運用前に、アレーアンテナのうち同振幅逆位相で送信する2つ隣り合うアンテナ素子からの信号を、2つのアンテナ素子から等距離に存在するアンテナ素子で受信し最小振幅となる送信アンテナの振幅、位相を検出し補正値とすることによりアンテナ、伝送線路も含めた送信指向性の補正が可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図8を用いて説明する。
【0010】
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態による送信指向性補正装置のブロック結線図である。図1において、101はベースバンド信号発生手段、102はローカル信号発生手段、103は分配器、104A、104B、104Cはローカル信号位相変化手段、105A、105B、105Cは送信信号生成手段、106A、106B、106Cは信号振幅変化手段、107A、107Bは1系統の出力をもつ信号結合手段、107Cは2系統の出力を持つ信号結合手段、108A、108B、108Cはアレーアンテナを構成するアンテナ素子、109は切り替え器、110は第1の直交復調手段、111は第2の直交復調手段、112は振幅位相結合手段、113は振幅位相結合手段である。
【0011】
以上のように構成された送信指向性補正装置について、以下にその動作を説明する。図1において、装置の一例としてアレーアンテナとして3素子、またそれに接続される送信RF系を3系統持つ構成について説明を行う。
【0012】
ベースバンド信号発生手段101は送出すべきデータやアナログデジタル変換された音声信号などのデジタル信号により、PSK(位相シフト変調)やFSK(周波数シフト変調)等の変調をかけるためのベースバンドI信号、Q信号を発生する。一方、ローカル信号発生手段102は、RF送信信号の周波数の無変調信号を発生させる。この装置では送信RF系が3系統であるため分配器103により3分配された後、それぞれの系統で位相が独立に変化できるようにローカル信号位相変化手段104A、104B、104Cに入力され位相が適切に制御できるようにする。ローカル信号位相変化手段104A、104B、104Cは、例えばハイブリッドに接続されたバラクタや注入同期型PLLシンセサイザの制御電圧を変化させるように構成することで実現できる。
【0013】
位相制御されたローカル信号は、それぞれ送信信号生成手段105A、105B、105Cに入力されベースバンドI信号、Q信号により直交変調されRF送信信号になる。それぞれのRF送信信号は、信号振幅変化手段106A、106B、106Cでそれぞれ独立に振幅を変化させる。信号振幅変化手段106A、106B、106Cは、例えばAGCアンプなどの可変利得増幅器を用いて実現することができる。振幅制御されたRF送信信号は、それぞれ信号結合手段107A、107B、107Cに入力されモニタ信号としてRF送信信号の10分の1から100分の1程度の電力がモニタ信号として分離され、その他の電力の信号は、アレーアンテナの各アンテナ素子から送出される。
【0014】
信号結合手段107A、107B、107Cは全系統数がNの場合、(N−1)系統は第1の信号結合手段が1つのモニタ信号を分離し、他の1系統については第2の結合手段が2つのモニタ信号を分離する。本構成例では全体で3系統の送信RF系があるため、2つの第1の信号結合手段107A、107Bおよび1つの第2の信号結合手段107Cが存在する。
【0015】
第1の信号結合手段107A、107Bから出力された2つのモニタ信号および第2の信号結合手段107Cから出力された2つのモニタ信号のうち1つのモニタ信号は、切り替え器109に入力され、それら3個のモニタ信号から順次1つが選択され出力され、直交復調手段110によりベースバンドI信号、Q信号が復調される。一方、第2の信号結合手段107Cから出力されたもう一つのモニタ信号は、直交復調手段111によりやはりベースバンドI信号、Q信号が復調される。直交復調手段111の出力が基準となり、この出力と順次切り替えられた出力された直交復調手段110の出力を比較することにより全系統に関する相対振幅、相対位相を求める。
【0016】
切り替え器109が信号結合手段107Cからのモニタ信号を選択した場合、直交復調手段110、111は同じRF送信信号に対するベースバンドI信号、Q信号を復調したことになる。
【0017】
この場合、これら2つの信号は、切り替え器109や2つの直交復調手段110、111の特性の違いおよび、信号結合手段107A、107B、107Cから切り替え器109や直交復調手段110、111の線路長の違い等により、振幅位相が異なるため一致するとは限らない。しかし、このときの直交復調手段111の出力を基準とし、直交復調手段110の出力I信号、Q信号との差をそれぞれ△I0、△Q0として補正値として求めておき、切り替え器109が信号結合手段107Aの出力または107Bの出力を選択した場合の、直交復調手段111の出力に対する直交復調手段110の出力I信号、Q信号の差から上記補正値△I0、△Q0を差し引くことにより、切り替え器109や直交復調手段110、111の特性差を考慮した上での、相対振幅、相対位相を検出することができる。ただし、3つ信号結合手段107A、107B、107Cと切り替え器109との間の線路長はそろえておく必要がある。
【0018】
このようにして振幅位相検出手段112は同じモニタ信号に対する補正値△I0、△Q0および、信号結合手段107Cの出力に対する他の信号結合手段107A、108BのI信号、Q信号の大きさの差より各系統の相対振幅、位相を求める。振幅位相制御手段113は、アンテナ指向性を電波伝搬環境によって適切に指向性を決定する。その制御としては、電波の到来方向推定結果に基づいて所望波にはアンテナ指向性のピーク方向を向けたり、妨害波に対してアンテナ指向性の零点を向ける制御が例として挙げられる。
【0019】
所望波、妨害波が既知の場合は、そちらの方向にピーク、零点を向けることが可能であり、また別途受信アンテナ指向性制御系を有する場合は、電波の到来方向推定法としてMUSIC法を用いることができ、またアンテナ指向性制御に関しては電波到来方向推定結果に基づきDCMP法を用いることができる。送信指向性は、受信系で得られたアンテナ指向性を用いる。
【0020】
MUSIC法はアンテナで受信した信号の共分散行列の固有ベクトルを用いて電波到来方向推定を行う手法であり、DCMP法は干渉波に対して電波到来方向が指向性零点となるように拘束をかけつつ出力電力を最小にする手法であるが、詳細については例えば、菊間信良著「アレーアンテナによる適応信号処理」科学技術出版、1998年に記載されている。ただし、これはあくまで一例であり送信系の指向性制御は必ずしも受信系の指向性制御を有する必要は無い。
【0021】
振幅位相制御手段113は、この制御を実現するために各系統の振幅、位相を決定し、ローカル信号位相変化手段104A、104B、104Bおよび信号振幅変化手段106A、106B、106Cに対してそれを実現するように制御する。制御した結果は、振幅位相検出手段112より相対振幅、位相値として返されるため、系統間誤差、経時変化等の理由で設定値との差がある場合には、補正した振幅、位相を再びローカル信号位相変化手段104A、104B、104Cおよび信号振幅変化手段106A、106B、106Cに与える。
【0022】
以上のように本実施の形態の発明によれば、2系統の信号結合手段により信号の一部をモニタ信号として取り出し振幅位相の比較を行い、その結果に基づきRF送信信号の振幅位相を補正するため、経時変化のあるシステムで運用中である場合でも、RF送信信号の変調方式や伝送フォーマットに関わりなく送信指向性の補正を行うことができる。
【0023】
(実施の形態2)
図2は本発明の第2の実施の形態による送信指向性補正装置のブロック結線図である。図2において、201A、201B、201Cはベースバンド信号発生手段である。201A、201B、201Cのベースバンド信号発生手段が図1の101のベースバンド信号発生手段と異なるのは、外部からの制御によりベースバンドI信号、Q信号の大きさの補正ができることである。したがって本実施の形態においては図1におけるローカル信号移送変化手段104A、104B、104Cは不要となる。
【0024】
振幅位相制御手段113で決定された振幅、位相は3系統の送信RF系に接続されたベースバンド信号発生手段201A、201B、201CのそれぞれのI信号、Q信号を制御する形で、振幅位相の補正を行う。その他の動作は図1と同様であるので説明を省略する。
【0025】
以上のように本実施の形態の発明によれば、2系統の信号結合手段により信号の一部をモニタ信号として取り出し振幅位相の比較を行い、その結果に基づきベースバンドI信号、Q信号の振幅を変化させることにより、RF送信信号の振幅位相を補正するため、経時変化のあるシステムで運用中である場合でも、RF送信信号の変調方式や伝送フォーマットに関わりなく送信指向性の補正を行うことができる。
【0026】
(実施の形態3)
図3は本発明の第3の実施の形態による送信指向性補正装置のブロック結線図である。図3において、図1に示す実施の形態1と同一の部分は同一符号を付して説明を省略し、図1と異なる部分について説明を行う。図3において、301は切り替え器、302はレベル検出手段である。
【0027】
図4は円形アレーアンテナの外観およびアンテナ素子の位置関係を示す図である。図4において401は3素子円形アレーの外観、402は5素子円形アレーアンテナの外観、402A、402B、402C、402D、402Eはアンテナ素子である。
【0028】
図5は直線アレーアンテナの外観およびアンテナ素子の位置関係を示す図である。501は8素子アレーアンテナの外観、502A、502B、502C、502D、502E、502F、502G、502Hはアンテナ素子である。
【0029】
以上のように構成された送信指向性補正装置について、以下にその動作を説明する。図3において、円形アレーアンテナの各アンテナ素子108A、108B、108Cは、図4に示す3素子円形アレーアンテナ401のような外観で構成される。アンテナ素子108A、108B、108Cとしては、モノポールアンテナ、ダイポールアンテナ、コリニアアンテナ等の水平面内無指向性のアンテナを用いる。これらの素子が、アレーアンテナとしては3素子の位置関係として円周上に互いに等間隔となるように配置される。
【0030】
アンテナ素子108Aから、アンテナ素子108B、アンテナ素子108Cは等距離にあり配置も対称的であるためアンテナ素子108B、108Cから送出したRF送信信号は、同位相でアンテナ素子108Aに到達する。従って、アンテナ素子108B、108Cが同一振幅、同一位相でRF送信信号を送出すればアンテナ素子108Aでの受信信号振幅は最大となる。
【0031】
一方、アンテナ素子108B、108Cが同一振幅、逆相でRF送信信号を送出すれば、アンテナ素子108Aでの受信信号は2つの信号が互いにうち消し合うため最小振幅となる。最小振幅付近での位相に対する振幅の変化量に比較して、最小振幅付近での位相に対する振幅の変化量の方が大きいため、アンテナ素子108B、108CのRF送信信号が逆相となるように振幅、位相を変化させ受信側での最小振幅点を検出することにより、アンテナ、アンテナ給電線および送信RF系のすべてを含んだ系統間の相対振幅、位相を正確検出することができることができる。
【0032】
これを図3の構成にて実現するために、まず運用前の調整時にアンテナ素子108Aを受信状態、アンテナ素子108B、108Cを送信状態にする。アンテナ素子108Aを受信状態にするためには、振幅位相制御手段113が信号振幅変化手段106A、106B、106Cを制御することにより、RF送信信号の出力が0となるようにすればよい。
【0033】
アンテナ素子108Aで受信した信号は、切り替え器301でアンテナ108Aの信号を受信するように切り替えられた後、レベル検出手段302において受信信号振幅の大きさが検出され、データとして振幅位相制御手段113に渡される。振幅位相制御手段113は初期状態として、信号結合手段107B、107Cで得られるモニタ信号の振幅が等しく、位相が180度異なるように信号振幅変化手段106B、106Cおよびローカル信号位相変化手段104B、104Cの制御を行う。具体的な制御方法は、両者の位相が180度異なることを除いて実施の形態1に述べた手順と同一である。
【0034】
この状態で、レベル検出手段302の出力を判定しながら振幅位相制御手段113は、振幅位相を微小に変化させレベル検出手段302での受信レベルが最小になるようにする。振幅位相制御手段113ではモニタ信号の制御から得られた振幅位相、およびレベル検出手段302から得られた振幅位相の差が得られるので、2つのI信号、Q信号の差は信号結合手段107Bの出力に対して、信号結合手段108Bの出力に対して(ΔIC、ΔQC)の補正を初期値が得られる。
【0035】
次に、アンテナ素子108Bを受信状態とし、アンテナ素子108C、108Aを送信とし同様のことを行う。この場合アンテナ108Cに接続される系統は上記の処理で用いられた系と共通なので基準とし、振幅位相は変化させず、アンテナ108Aに接続された系について振幅位相を微小変化させて、アンテナ素子108Bでの受信レベルが最小になるようにする。それにより同様な補正の初期値(ΔIA、ΔQA)がえられる。運用中アンテナの特性はほとんど経時変化しないと考えられるので、これらの補正の初期値を用いて、運用時は実施の形態1に述べた方法にて振幅、位相を補正することにより、モニタ信号を用いるだけで正確な制御を行うことができる。
【0036】
以上は、アンテナ素子が3素子のものについて説明を行ったが、奇数素子を有するより素子数の多いアレーアンテナでは同様に次のような方法でRF送信信号の振幅位相補正を行う。より素子数の多い円形アレーアンテナとして図4の5素子円形アレーアンテナ402を例に挙げて説明を行う。
【0037】
3素子円形アレーアンテナの時と同様に、モニタ信号を用いて2系統のアンテナ素子から送出するRF送信信号が等振幅、逆相となる振幅、位相の設定値を求めておく。次に、アンテナ素子402E、402Aを送信状態とし、それらのアンテナ素子から等しい距離にあるアンテナ402Cを受信状態とする。ここで、アンテナ402Cでの受信信号レベルが最小となる設定振幅位相とモニタ信号を用いて得られた振幅位相の差から、アンテナ、給電線およびRF系を含めたIQ信号の補正の初期値を求める。
【0038】
次にアンテナ素子402A、402Bを送信状態とし402Dを受信状態とし同様の補正値を求める。このときアンテナ素子402Aに接続される系は前の処理と共通の系であるため振幅位相の微小変化は行わず、アンテナ素子402Bに接続される系のみ振幅位相の微小変化をさせる。同様に402B、402Cを送信状態とし402Eを受信状態とし402Cに接続される系の振幅位相を微小変化させ補正値を求め、402C、402Dを送信状態とし402Eを受信状態として402Dに接続される系の振幅位相を微小変化させて補正値を求める。これにより順次402A、402B、402C、402Dの補正の初期値を求めるため3素子以上のものについても、運用中にはモニタ信号を用いて実施の形態1に記載した方法と同様に正確に制御を行うことができる。
【0039】
なお、アレーアンテナとしては円形アレーアンテナ以外にも図5に示す様な直線アレーアンテナを用いることも可能である。直線アレーアンテナの素子間隔は半波長であるとする。直線アレーアンテナでは隣接する2素子の送信アンテナから等距離の受信アンテナは存在しないので、3つの並んだアンテナ素子を用いて補正を行う。まずアンテナ素子502A、502Bを送信アンテナ502Cを受信アンテナとする。
【0040】
この場合、受信アンテナ502Cから502Aおよび502Bの距離は半波長異なるので、アンテナ素子502Aおよび502Bが同振幅、同位相で送信を行った場合、受信アンテナ素子502Cでは両者は打ち消し合い信号レベルは小さくなる。従って、円形アレーアンテナの時と異なり、図3における信号結合手段107A、107B、107Cでのモニタ信号の初期状態は同位相となるように振幅位相制御手段113が設定を行い、以後受信レベルが最小となるように振幅位相を微小変化させ補正値を求めた。2つ送信アンテナとして502B、502Cを選択し受信アンテナとして502Dを選択し補正値を求めるように同様の処理を、送信アンテナ502F、502G、受信アンテナ502Hとし補正値が求まるまで続ける。
【0041】
その後、送信アンテナとして502G、502H、受信アンテナとして502Fを選択し補正値を求める。直線アレーアンテナの各素子が、同振幅、同相になるように順次補正値の初期値を求めるため、全体の素子が同振幅同位相になるように補正値を求めることができる。この初期値を用いて、運用中には実施の形態1に記載した方法を用いて正確に制御を行うことができる。
【0042】
なお上記動作の説明では振幅位相制御手段113が、ローカル信号位相変化手段104A、104B、104Cと信号振幅変化手段106A、106B、106Cを制御することにより振幅位相を変えていたが、実施の形態2と同様に振幅位相制御手段113がベースバンド信号発生手段101のI信号、Q信号を変化させることにより各系統の振幅位相を変えるようにしても良い。
【0043】
以上のように本実施の形態の発明によれば、円形アレーアンテナまたは直線アレーアンテナの内の1アンテナを受信アンテナとして用い受信レベルが最小に成るように、送信アンテナの振幅位相の補正を行うため、アンテナの指向性や給電線の特性も含めた振幅位相の補正を行うことができる。
【0044】
(実施の形態4)
図6は本発明の第4の実施の形態による送信指向性補正装置のブロック結線図である。図6において、図2に示す実施の形態2と同一の部分は同一符号を付して説明を省略し、図2と異なる部分について説明を行う。
【0045】
図6において、601A、601B、601Hはアレーアンテナのアンテナ素子、602A、602B、602Hは信号結合手段、603A、603B、603Hは信号振幅変化手段、604A、604B、604Hはベースバンド信号発生手段、605はモニタアンテナ、606はレベル検出手段である。
【0046】
図7は円形アレーアンテナの例を示す図であり、610は8素子円形アレーアンテナの外観である。
【0047】
以上のように構成された送信指向性補正装置について、以下にその動作を説明する。実施の形態3に示した円形アレーアンテナは素子数が奇数であるため、隣接する2つ送信アレーアンテナから等距離の受信アンテナを選択することができるが、円形アレーアンテナの素子数が偶数の場合には隣接する2つ送信アレーアンテナから等距離の受信アンテナを選択することができない。このため偶数の素子数を持つ円形アレーアンテナでは、アレーの中心にモニタアンテナ605を設け受信アンテナとする。受信アンテナは水平面内無指向性であり、円形アレーアンテナの円の中心部に設置されるため、アレーアンテナの各素子からは等距離となり各アンテナ素子が同位相で送信したときはモニタアンテナ605は同位相で受信する。
【0048】
実施の形態3と同様に、運用前の調整時にまずアンテナ素子601A、601Bを送信状態にする。アンテナ素子605は受信状態であるため、レベル検出手段606において受信信号振幅の大きさが検出され、データとして振幅位相制御手段113に渡される。振幅位相制御手段113は初期状態として、信号結合手段602A、602Bで得られるモニタ信号の振幅が等しく、位相が180度異なるようにベースバンド信号発生手段604A、604BのI信号、Q信号出力の制御を行う。具体的な制御方法は、両者の位相が180度異なることを除いて実施の形態2に述べた手順と同一である。
【0049】
この状態で、レベル検出手段606の出力を判定しながら振幅位相制御手段113は、振幅位相を微小に変化させレベル検出手段606での受信レベルが最小になるようにする。このときのモニタ信号を用いて振幅位相を設定する際のI信号、Q信号および受信レベルが最小になるように設定する際のI信号、Q信号の差は、信号結合手段602Aの出力に対して(ΔIA、ΔQA)、信号結合手段602Bの出力に対して(ΔIB、ΔQB)であり、アンテナ602Aに接続される系統を基準としたときの補正の初期値が得られる。
【0050】
その後実施の形態3に述べたのと同様に、アンテナ素子601Bと601C、601Cと601D、601Dと601E、601Eと601F、601Fと601G、601Gと601Hで同様の補正の初期値を求める。これらの初期値を用いて、運用時は実施の形態2に述べた方法と同様に振幅、位相を補正することにより正確な制御を行うことができる。上記説明はアンテナ素子数を偶数としているが、アンテナ素子数は奇数でも同様である。
【0051】
なお上記動作の説明では振幅位相制御手段113が、ベースバンド信号発生手段604A、604B、604CのI信号、Q信号を変化させることにより各系統の振幅位相を変えていたが、実施の形態1の図1と同様に振幅位相制御手段113がローカル信号位相変化手段104A、104B、104Cと信号振幅変化手段106A、106B、106Cを制御することにより振幅位相を変えるようにしても良い。
【0052】
以上のように本実施の形態の発明によれば、円形アレーアンテナの各素子から等距離となる中心に受信アンテナを設け、その受信アンテナにおける受信レベルが最小に成るように、送信アンテナの振幅位相の補正を行うため、アンテナの指向性や給電線の特性も含めた振幅位相の補正を行うことができる。
【0053】
(実施の形態5)
図8は本発明の第5の実施の形態による送信指向性補正装置のブロック結線図である。図8において、図1に示す実施の形態1と同一の部分は同一符号を付して説明を省略し、図1と異なる部分について説明を行う。
【0054】
図8において801はデータ保持手段である。例えば図4に示す7素子円形アレーアンテナを、電波暗室等で外部試験用対向アンテナを用いて測定する場合、試験用対向アンテナをアンテナ素子402A、402Bの2素子から等距離になるように設置し、実施の形態4に示したのと同様にに試験用対向アンテナでの受信レベルが最小に成るように2素子の振幅、位相を補正するときのデータを初期値としてデータ保持手段に保存しておくことにより、偶数素子数、奇数素子数に係わらずアンテナの補正を、モニタ信号を用いて実運用中に行うことができる。
【0055】
以上のように本実施の形態の発明によれば、円形アレーアンテナまたは直線アレーアンテナに関して、外部試験用アンテナで測定されたデータをデータ保持手段に保持し、送信アンテナの振幅位相の補正を行うため、アンテナの指向性や給電線の特性も含めた振幅位相の補正を行うことができる。
【0056】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、実運用時に経時変化があり補正が必要なアダプティブアレーアンテナにおいて、機器内のモニタ信号やアンテナを用いることにより対向アンテナを常時設置することなく高精度な送信指向性を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による送信指向性補正装置のブロック結線図
【図2】本発明の第2の実施の形態による送信指向性補正装置のブロック結線図
【図3】本発明の第3の実施の形態による送信指向性補正装置のブロック結線図
【図4】円形アレーアンテナの外観およびアンテナ素子の位置関係を示す図
【図5】直線アレーアンテナの外観およびアンテナ素子の位置関係を示す図
【図6】本発明の第4の実施の形態による送信指向性補正装置のブロック結線図
【図7】円形アレーアンテナの例を示す図
【図8】本発明の第5の実施の形態による送信指向性補正装置のブロック結線図
【符号の説明】
101、201A、201B、201C、604A、604B、604C ベースバンド信号発生手段
102 ローカル信号発生手段
104A、104B、104C ローカル信号位相変化手段
105A、105B、105C、603A、603B、603C 送信信号生成手段
106A、106B、106C 信号振幅変化手段
107A、107B、602A、602B、602C 信号結合手段
107C 2系統の出力を持つ信号結合手段
108A、108B、108C、601A、601B、601C アンテナ素子
109、301 切り替え器、
110、111 直交復調手段
112、113 振幅位相結合手段
302、606 レベル検出手段
401 3素子円形アレーアンテナ
402 5素子円形アレーアンテナ
501 直線アレーアンテナ
605 モニターアンテナ
610 8素子円形アレーアンテナ
801 データ保持手段

Claims (10)

  1. 複数のアンテナ素子から、一つの基準用のアンテナ素子を選択し、選択された前記アンテナ素子に入力される信号を基準信号とし、前記基準信号と選択された以外のアンテナ素子に入力される比較信号との振幅、位相等の差異を求め、その差異分を補正する送信信号補正方法であって、
    前記基準信号を2つ取り出し、1つは、前記比較信号の振幅、位相を求める回路と同じ処理回路を通過させ、他の一つは、前記基準信号の振幅、位相を求める回路と同じ処理回路を通過させ、2つの上記処理回路を通過したことにより生じる前記基準信号の前記振幅、前記位相の差異を求め、異なる処理回路を通過したことにより生じる誤差を補正する送信指向性補正方法。
  2. 複数のアンテナ素子を有し、前記複数のアンテナの内、一つの基準用のアンテナ素子を選択し、選択された前記アンテナ素子に入力される信号を基準信号とし、前記基準信号と選択された以外のアンテナ素子に入力される比較信号との振幅、位相等の差異を求め、その差異分を補正するアンテナ装置であって、
    前記比較信号の振幅、位相を求める直交復調手段1と、前記基準信号の振幅、位相を求める直交復調手段2と、前記直交復調手段1と前記直交復調手段2の出力から、前記基準信号と前記比較信号の誤差を求める振幅位相検出手段と、その誤差を制御する振幅位相制御手段とを有し、
    前記基準信号は2つに分けられ、前記直交復調手段1と前記直交復調手段2の両手段で処理され、前記振幅位相検出手段で、前記2つの手段で求めた振幅、位相の差異を求め、前記振幅位相制御手段で、異なる処理回路を通過したことに生じる誤差を補正する送信指向性補正装置。
  3. ベースバンドI信号およびQ信号を発生するベースバンド信号発生手段と、ローカル信号を発生するローカル信号発生手段と、ローカル信号をN分配する分配器と、N分配されたローカル信号の位相をそれぞれ変化させるN個のローカル信号位相変化手段と、ベースバンドI信号およびQ信号でN分配されたローカル信号をそれぞれ変調しRF送信信号に変換するN個の送信信号生成手段と、RF送信信号の振幅をそれぞれ変化させるN個の信号振幅変化手段と、RF送信信号の一部を1つのモニタ信号として取り出す(N−1)個の第1の信号結合手段と、RF送信信号の1部を2つのモニタ信号として取り出す第2の信号結合手段と、モニタ信号以外のRF送信信号を送受信するN個のアンテナ素子からなるアレーアンテナと、(N−1)個の前記第1の信号結合手段の出力および前記第2の信号結合手段の1つの出力を切り替えて1つのモニタ信号を取り出す切り替え器と、1つのモニタ信号をベースバンドI信号およびQ信号に変換する第1の直交復調手段と、前記第2の信号結合手段の他の1つの出力をベースバンドI信号およびQ信号に変換する第2の直交復調手段と、前記第1の直交復調手段および前記第2の直交復調手段の出力である2組のベースバンドI信号およびQ信号からN個の送信信号の振幅および位相を検出する振幅位相検出手段と、前記振幅位相検出手段の検出結果に基づき前記ローカル信号位相変化手段と前記RF信号振幅変化手段の制御を行うことにより振幅位相を変化させる振幅位相制御手段を有することを特徴とする送信指向性補正装置。
  4. ベースバンドI信号およびQ信号を発生するN個のベースバンド信号発生手段と、ローカル信号を発生するローカル信号発生手段と、ローカル信号をN分配する分配器と、N分配されたローカル信号の位相をそれぞれ変化させるN個のローカル信号位相変化手段と、ベースバンドI信号およびQ信号でN分配されたローカル信号をそれぞれ変調しRF送信信号に変換するN個の送信信号生成手段と、RF送信信号の振幅をそれぞれ変化させるN個の信号振幅変化手段と、RF送信信号の一部を1つのモニタ信号として取り出す(N−1)個の第1の信号結合手段と、RF送信信号の1部を2つのモニタ信号として取り出す第2の信号結合手段と、モニタ信号以外のRF送信信号を送受信するN個のアンテナ素子からなるアレーアンテナと、(N−1)個の前記第1の信号結合手段の出力および前記第2の信号結合手段の1つの出力を切り替えて1つのモニタ信号を取り出す切り替え器と、1つのモニタ信号をベースバンドI信号およびQ信号に変換する第1の直交復調手段と、前記第2の信号結合手段の他の1つの出力をベースバンドI信号およびQ信号に変換する第2の直交復調手段と、前記第1の直交復調手段および前記第2の直交復調手段の出力である2組のベースバンドI信号およびQ信号からN個の送信信号の振幅および位相を検出する振幅位相検出手段と、前記振幅位相検出手段の検出結果に基づきN個のベースバンド信号発生手段のI信号Q信号の振幅制御を行うことにより振幅位相を変化させる振幅位相制御手段を有することを特徴とする送信指向性補正装置。
  5. アレーアンテナとして奇数の素子が等間隔に円周上に配置された円形アレーアンテナを有し、前記アレーアンテナの各アンテナ素子の受信信号を切り替える切り替え器と、前記切り替え器の出力信号の振幅値を測定するレベル検出手段を有し、前記振幅位相制御手段が初期状態として隣り合う2つのアンテナ素子の放射するRF送信信号が同振幅逆位相となるように制御し次に前記隣り合う2つのアンテナ素子から等距離にあるアンテナ素子の受信信号を前記切り替え器が選択し前記レベル検出手段の出力振幅値が最小となるように前記振幅制御手段が振幅位相を大小微小変化させる制御を行うことを特徴とする請求項3または4に記載の送信指向性補正装置。
  6. アレーアンテナとして複数の素子が半波長間隔で直線上に配置された直線アレーアンテナを有し、前記アレーアンテナの各アンテナ素子の受信信号を切り替える切り替え器と、前記切り替え器の出力信号の振幅値を測定するレベル検出手段を有し、前記振幅位相制御手段が初期状態として隣り合う2つのアンテナ素子の放射するRF送信信号が同振幅同位相となるように制御し次に前記隣り合う2つのアンテナ素子に隣接するアンテナ素子の受信信号を前記切り替え器が選択し前記レベル検出手段の出力振幅値が最小となるように前記振幅制御手段が振幅位相を大小微小変化させる制御を行うことを特徴とする請求項3または4に記載の送信指向性補正装置。
  7. 複数のアンテナ素子を有するアレーアンテナと、前記複数のアンテナ素子から等距離に設置され、前記アレーアンテナの各RF送信信号を受信するモニタアンテナと、前記モニタアンテナの受信信号の振幅値を測定するレベル検出手段を有し、前記振幅位相制御手段が初期状態として任意の2つの前記アレーアンテナのアンテナ素子の放射するRF送信信号が同振幅逆位相となるように制御し次に前記モニタアンテナが受信した前記任意の2つのアンテナ素子からのRF送信信号を前記レベル検出手段の検出振幅値が最小となるように前記振幅制御手段が振幅位相を大小微小変化させる制御を行うことを特徴とする請求項3または4に記載の送信指向性補正装置。
  8. 前記振幅位相制御手段が初期状態として隣り合う2つのアンテナ素子の放射するRF送信信号が同振幅逆位相となるように制御し、前記アレーアンテナの隣接する2素子から等距離に設置した試験対向アンテナで受信した受信信号の振幅が最小となるように振幅位相を大小微小変化させる制御を行うことを特徴とする請求項3または4に記載の送信指向性補正装置。
  9. 前記振幅位相制御手段が初期状態として隣り合う2つのアンテナ素子の放射するRF送信信号が同振幅逆位相となるように制御した時の振幅位相検出手段の出力と、次に前記レベル検出手段の出力振幅値が最小となるように振幅位相を大小微小変化させる制御をしたときの振幅位相検出手段の出力との差を補正値として振幅位相制御手段が振幅位相を制御することを特徴とする請求項5から8のいずれかに記載の送信指向性補正装置。
  10. 前記振幅位相制御手段が初期状態として隣り合う2つのアンテナ素子の放射するRF送信信号が同振幅逆位相となるように制御した時の振幅位相検出手段の出力と、次に前記レベル検出手段の出力振幅値が最小となるように振幅位相を大小微小変化させる制御をしたときの振幅位相検出手段の出力との差を補正値データとして保持するデータ保持手段を有し、前記振幅位相制御手段がデータ保持手段の保持されたデータに基づき補正を行い振幅位相制御を行うことを特徴とする請求項8に記載の送信指向性補正装置。
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