JP4245190B2 - 弁開度検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バルブ装置の弁体の全閉、全開位置の検出や、弁体駆動用モータのON/OFF制御信号を発信するための装置に関し、特に弁体の全開・全閉位置の検出やモータのON/OFF制御信号を発信するためのリミットスイッチの作動位置の確定若しくはその変更を容易、かつ確実に行い得るようにした弁開度検出装置に関する。
バタフライバルブやボールバルブ等のバルブ装置における弁体の駆動に用いるアクチュエータは、電動モータを駆動源とするものが多い。この種のアクチュエータは、バルブ装置の弁体を回動する弁棒に連結される出力軸を有し、この出力軸若しくは弁棒に同期する検出軸に取り付けられたカムと、このカムで作動するリミットスイッチとにより、弁体の全閉、全開位置を検出して、電動モータをON/OFFし、弁体を全閉若しくは全開位置にしている。このような弁開度検出装置は、例えば、実公平7−10147号公報(特許文献1)や特開平8−21555号公報(特許文献2)等に開示されている。
特許文献1に開示されているものは、弁体を駆動する出力軸に取り付けられたリミットカムが所定角度回転すると、該リミットカムの下方位置に取り付けられたリミットドッグが、リミットスイッチのストライカと当接して、該リミットスイッチをON/OFF制御することが出来るように構成されている。しかしながら、この公知の装置は、リミットスイッチドッグとリミットストライカが、それぞれ位置の微調整が可能なようにネジで固定されており、弁開度全閉位置の調整には、それらのネジを個々に緩めてずらしたり、締めて固定したりして微調整しながら調整作業を行なう必要がある上、リミットドッグ固定のためにネジを締める際に位置がずれてしまう可能性がある。更に、このような調整は、構成部品個々のバラツキや嵌合部の微妙なガタツキの集積もあって、リミットスイッチの数だけ個々に行なう必要があり、作業が困難な上、大変時間が掛かるもので、調整不備による品質の低下を招く畏れがあった。
特許文献2に開示されているものは、全閉位置の調整等を実施し得るようにするために個々のリミットスイッチを並進移動し得るようにして、微調整可能に構成されている。しかしながら、このような弁の開度検出装置は、部品点数が多く、構造上リミットスイッチの数が増えると広いスペースが必要となる上、全閉位置の微調整にはリミットスイッチの数だけ調整が必要で調整作業が煩わしくなるという問題があった。
実公平7−10147号公報 特開平8−21555号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、部品点数が少なく、省スペースでありながら、1回の調整で複数のリミットスイッチの調整が可能であって、所望の角度でスイッチのON/OFF制御を行い得、作業効率の向上を図ることが出来る弁の開度検出装置を提供せんとするものである。
上記課題を解決するために本発明が採った手段は、バルブ装置の弁体と一体に回動する弁棒と同期して回動する検出軸を有し、該検出軸に一端から他端まで筒方向にスリットを形成した断面略C字形の筒状部材を回動自在に挿着し、該断面略C字形の筒状部材のスリットに係入する突部を備えたカムを断面略C字形の筒状部材に外挿して、カムと断面略C字形の筒状部材を回転方向に一体化し、検出軸にウォームギアを固定し、該ウォームギアと噛合するウォームホイールを断面略C字形の筒状部材若しくはカムに取り付け、ウォームギアとウォームホイールの相対的回動を断面略C字形の筒状部材に伝達して検出軸と断面略C字形の筒状部材の連結位置を変更自在として、該断面略C字形の筒状部材の回動によりカムとリミットスイッチとの当接位置を変更可能としたことを特徴とする。
ムと突部の位置を適宜に設定することにより、カムによるリミットスイッチの作動位置をカム毎に設定し得るように構成し、作動位置の異なる複数のカムを断面略C字形の筒状部材に外挿することにより、カム毎に異なった作動位置でリミットスイッチを動作させるようにしたことを特徴とする。
ウォームギアと噛合するウォームホイールは、断面略C字形の筒状部材に外挿される一つのカム若しくは断面略C字形の筒状部材に一体的に取り付けられ、該ウォームホイールが一体的に取り付けられたカム若しくは断面略C字形の筒状部材を介して断面略C字形の筒状部材に外挿された他のカム一体的に回動して、カムとリミットスイッチの当接位置の変更、調整を可能としたことを特徴とする。
断面略C字形の筒状部材に対して回転を一体とするように連結される各々のカムの平面形状が、該カムに形成された穴と、該穴の直径方向における中心からの半径が比較的大きくなって半径方向外向きに突出した大径部とを有し、この大径部の形成位置によりリミットスイッチをON/OFF作動させるタイミングを設定するようにしたことを特徴とする。
断面略C字形の筒状部材の軸方向に挿着された複数のカムの間に、カムを所定の間隔で保持するスペーサー配置され、スペーサーは、カムに一体に立設された板状の立上部であることを特徴とする。
本発明は、ウォームギアを有する検出軸と、この検出軸と同軸上を該検出軸と独立して回動し得る筒状部材に対し、着脱自在な複数のカムを一体に回動するように装着して、一体的に回動する筒状部材と複数のカムとからなるカムユニットを構成している。そして、このカムユニットをなす複数のカムのうち少なくとも1つのカムに、上記ウォームギアに噛合し得るウォームホイールを一体的に形成して、検出軸と一体的に回動するウォームギアに噛合するようになっている。これによって、ウォームギアを適当に回動させることで、検出軸に対して、その同軸上をカムユニットが一体的且つ相対的に適宜の角度回転させることを可能とした。従って、1度の回転位置調整によって、複数のリミットスイッチの調整が可能であり、ウォームギアとウォームホイールの各歯やピッチを適当に細かくすれば、簡単に微調整が出来る上、調整には工具を必要としないという効果がある。
本発明によれば、バルブ装置の弁体の全閉、全開位置の検出や、弁体駆動用モータのON/OFF制御位置の検出或いは、リミットスイッチの作動位置の確定を的確に行なうことが可能であり、且つ確実に行なうことが出来る。
また、弁の開度検出装置を上記の如くの構成にしたことによって、部品点数を少なくすることが出来、省スペース化を図ることが可能となる上、所望の角度でスイッチのON/OFF制御を行うことが可能となる。更に、リミットスイッチを増設する場合でも、部品点数や占有スペースは殆ど変わらずに、増設分のリミットスイッチもON/OFF制御を行うことが可能である。逆に、リミットスイッチの数を減らす場合にあっては、カムの代わりにパイプ状のスペーサーを筒状部材に装着するだけで済むという利点があって、作業効率の向上を図ることが出来るという効果がある。
本発明の実施の形態を、以下に添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1において、(1)はカムユニットであり、(2)はリミットスイッチユニットである。図1は、本発明を適用した、カムユニット(1)と、リミットスイッチユニット(2)とを備えてなるバルブ装置(図示せず)における弁の開度検出装置(3)全体の斜視図である。図1に示すように、本実施態様の弁の開度検出装置(3)は、該装置(3)を構成する各部品を収納しつつ所定の配置に配設するための上部が開口した有底の略箱状のケーシング(4)と、この上部の開口を閉塞する略板状の蓋体(5)とを有する。ケーシング(4)内のほぼ中央部には、該ケーシング(4)の底面から垂直に立ち上がった検出軸(6)を含んで構成されるカムユニット(1)が配設される。このカムユニット(1)の直ぐ隣には、該カムユニット(1)に近接させてリミットスイッチユニット(2)が配設され、該カムユニット(1)の所定の動作に連動してON/OFF操作がなされるようになっている。
カムユニット(1)の主要な構成部品である検出軸(6)は、ケーシング(4)のほぼ中央に貫穿された検出軸(6)を取り付けるための固定穴(7)に装着され、ケーシング(4)底部の裏面側において固定具(7a)(7b)(7c)(7d)(7e)によって回動自在に立設される。検出軸(6)の上部には、該検出軸(6)の傾倒を防止する、上部に円孔(8)が穿孔された略Π字形の支持具(9)が取り付けられ、その基端部(10)(10)がボルト(11)(11)でケーシング(4)に固定される。この検出軸(6)の上端部には、該検出軸(6)と一体に回動する開度指示針(12)が取り付けられ、該開度指示針(12)の直下には、上記支持具(9)に対して固定された開度表示板(13)があって、これら開度指示針(12)と開度表示板(13)との相対的な回転位置関係によって、バルブ装置の弁の開度を視覚的に認識することが出来るようになっている。勿論、蓋体(5)は、開度表示板(13)や開度指示針(12)を外部から視認することが出来るように一部乃至全部が透明になっていることは言うまでもない。
ケーシング(4)内には、大小1つずつの端子ユニット(14)(15)が配設され、上記リミットスイッチユニット(2)を構成する各リミットスイッチ(16a)(16b)(16c)(16d)と、外部の電源やアクチュエータに搭載される弁駆動用の電動モータ等(図示せず)と、簡単に電気的に接続できるように構成される。その際のリード線を出し入れするため、ケーシング(4)の側壁の所定箇所には、内外に連通したリード線用穴(17)が形成される。
図2は、弁の開度検出装置(3)の分解斜視図である。図2を参照して、カムユニット(1)は、検出軸(6)と、ウォームギア(18)と、このウォームギア(18)が検出軸(6)と一体に回転するように該検出軸(6)に対してウォームギア(18)を固設するためのウォームギア取付具(19)とからなる、互いに常時一体的に回動する第1の一体回転部(20)を有する。また、カムユニット(1)は、検出軸(6)に対して回転自在に挿着される横断面略C字形の筒状部材(21)と、この筒状部材(21)に対して着脱自在に挿着され且つ該筒状部材(21)と一体に回転する複数のカム(22a)(22b)(22c)(22d)とからなる第2の一体回転部(23)を有する。第2の一体回転部(23)は、その構成要素である筒状部材(21)と複数のカム(22a)(22b)(22c)(22d)とは、互いに常時一体に回動するが、上記検出軸(6)に対しては相対的に回動し得るものである。筒状部材(21)に装着されるカム(22a)(22b)(22c)(22d)の内、少なくとも1つのカム(22a)は、上記検出軸(6)に固設されたウォームギア(18)と噛合するウォームホイール部(24)が一体的に形成され、第1の一体回転部(20)に対して第2の一体回転部(23)を装着する際に、該カム(22a)に形成されたウォームホイール部(24)を、該ウォームギア(18)に噛合させる。この状態を示したのが図3である。
図3に示すように、ウォームギア(18)は、その回転軸が、検出軸(6)の回転軸に対して垂直に配設され、ウォームホイール部(24)は、該検出軸(6)の回転軸と同軸上を回転するように配設される。ウォームギア(18)には、その回転軸を中心として回転する円板状のハンドル(25)が固設され、該ハンドル(25)を回転させることによって、その同軸上をウォームギア(18)が回転するようになっている。このウォームギア(18)の回転は、検出軸(6)と同軸上を回転するウォームホイール部(24)に伝達される。従って、上記ハンドル(25)を適当に回転させることで、その回転量に応じて、第1の一体回転部(20)に対して第2の一体回転部(23)を相対的に回転させることが出来るように構成される。勿論検出軸(6)は、バルブ装置における弁体の開閉時の回転軸をなす弁棒と同期して回動するものであり、該弁棒を回動させると、これに同期しつつその回転量に応じて検出軸(6)も回動するようになっている。
図2乃至図5に示すように、検出軸(6)は、所定の長さ及び外径を有する円柱状をなすものであり、筒状部材(21)は該検出軸(6)の外径とほぼ同等の内径を有する略円筒状をなし、検出軸(6)の長さよりも若干短く設定されるものである。筒状部材(21)には、その下端から上端にかけて一定の幅のスリット(26)が形成される。この筒状部材(21)に着脱自在に外挿され且つ該筒状部材(21)と一体に回動する各カム(22a)(22b)(22c)(22d)は、所定の平面形状に形成された金属製の平板をプレス成形することによって立体的形状に形成されるものであり、筒状部材(21)の軸方向に対して垂直な平面部と、この平面部から垂直に立ち上がった垂直部とからなる。各々のカム(22a)(22b)(22c)(22d)の平面部のほぼ中央部には、上記筒状部材(21)の外径とほぼ同等の直径の略円形の挿通穴(27a)(27b)(27c)(27d)が貫穿される。この挿通穴(27a)(27b)(27c)(27d)の所定の部位には、上記筒状部材(21)に形成されるスリット(26)の幅と同程度の幅で、該挿通穴(27a)(27b)(27c)(27d)の中心に向かって若干突出して凸設される凸部(28a)(28b)(28c)(28d)を有する。
カム(22a)(22b)(22c)(22d)を筒状部材(21)に外挿する際には、上記凸部(28a)(28b)(28c)(28d)の位置を該筒状部材(21)のスリット(26)に嵌め合わせつつ該筒状部材(21)を該カム(22a)(22b)(22c)(22d)の挿通穴(27a)(27b)(27c)(27d)に挿通するようにして外挿する。このように構成することで、筒状部材(21)に対してカム(22a)(22b)(22c)(22d)を着脱自在に外挿可能にすると共に、該筒状部材(21)の回転と一体にカム(22a)(22b)(22c)(22d)を回転させることを可能とするようになっている。そして、カム(22a)(22b)(22c)(22d)の挿通穴(27a)(27b)(27c)(27d)の周縁部には、平面部から垂直に立ち上がった傾倒防止部(29a)(29b)(29c)(29d)が形成され、カム(22a)(22b)(22c)(22d)を筒状部材(21)に装着した状態で、該筒状部材(21)に対して該カム(22a)(22b)(22c)(22d)が傾倒することを防止するようになっている。カム(22a)(22b)(22c)(22d)の平面外形は、略円形をなしているが、挿通穴(27a)(27b)(27c)(27d)の中心からの半径が小さい小径部(30a)(30b)(30c)(30d)と、大きい半径の大径部(31a)(31b)(31c)(31d)とを有する。小径部(30a)(30b)(30c)(30d)から大径部(31a)(31b)(31c)(31d)に至る周縁部には、平面部から垂直に所定の高さ立ち上がった立上部(32a)(32b)(32c)(32d)を有し、且つその直径位置に相当する部位にも所定の高さ立ち上がった比較的細身の立上部(33b)(33c)(33d)を有し、スペーサーの役割を果たすようになっている。
本実施態様のカム(22a)(22b)(22c)(22d)は、合計で4つあり、筒状部材(21)を中心軸として4段重ねに配設される。このように構成されるカム(22a)(22b)(22c)(22d)の内、最上段に位置する1つのカム(22a)は、図4に示すように、その平面部の外周部の一部にノコギリ刃状に形成される、上記ウォームギア(18)に噛合させるウォームホイール部(24)を有し、ウォームホイール一体型のカム(22a)をなしている。勿論、このようなノコギリ刃状のウォームホイール部(24)は、最上段以外のカム(22b)(22c)(22d)には形成する必要はなく、最上段以外のカム(22b)(22c)(22d)は、凡そ図5に示すような形状に形成される。つまり、これらのように形成されるカム(22b)(22c)(22d)を、順次筒状部材(21)に外挿し、第2の一体回転部(23)を構成して、これを第1の一体回転部(20)に対して外挿しつつ最上段に位置するウォームホイール状をなすカム(22a)のウォームホイール部(24)を、第1の一体回転部(20)のウォームギア(18)に噛合して、これら第1の一体回転部(20)と第2の一体回転部(23)が、相対的に回転位置をずらすことが可能でありながらも、互いに一体に回転することが出来るように外挿される。
本実施態様のリミットスイッチユニット(2)は、図2、図6に示すように、それぞれ独立した全く同じリミットスイッチ(16a)(16b)(16c)(16d)を、全く同じ向きで4段重ねにして、ボルト(34)でケーシング(4)に固設してなる。個々のリミットスイッチ(16a)(16b)(16c)(16d)は、リミットスイッチ本体(35a)(35b)(35c)(35d)と、該リミットスイッチ本体(35a)(35b)(35c)(35d)の一側面部にローラー(36a)(36b)(36c)(36d)を備えたストライカ(37a)(37b)(37c)(37d)が配設され、別の一側面部に、該ストライカ(37a)(37b)(37c)(37d)の押し込みによって回路が開閉されるスイッチ(38a)(38b)(38c)(38d)に連結された端子(39a)(39b)(39c)(39d)が設けられてなる。
上述のように構成されるカムユニット(1)と、リミットスイッチユニット(2)とは、図6に示すように、互いに近接的に配設される。それぞれ最上部に位置するカム(22a)と最上部に位置するリミットスイッチ(16a)とが対応し、上から2段目に位置するカム(22b)と上から2段目に位置するリミットスイッチ(16b)とが対応し、上から3段目に位置するカム(22c)と上から3段目に位置するリミットスイッチ(16c)とが対応し、最下段に位置するカム(22d)と最下段に位置するリミットスイッチ(16d)とが対応するようになっている。
このカムユニット(1)の4段重ねのカム(22a)(22b)(22c)(22d)は、それぞれ平面形状が異なっている。特に、小径部(30a)(30b)(30c)(30d)から大径部(31a)(31b)(31c)(31d)に至る基端部位(40a)(40b)(40c)(40d)と、挿通穴(27a)(27b)(27c)(27d)の周縁に形成した凸部(28a)(28b)(28c)(28d)との相対的な位置が、個々のカム(22a)(22b)(22c)(22d)によって異なるように予め設定される。このため、図6から分かるように、最下段に位置するカム(22d)が、最下段に位置するリミットスイッチ(16d)のストライカ(37d)のローラー(36d)に触れている状態であっても、上から3段目のカム(22c)とそれに対応する上から3段目のリミットスイッチ(16c)とは互いに触れていない、触れる直前状態にあって、それ以上、上段に位置するカム(22a)(22b)とリミットスイッチ(16a)(16b)とは全く触れていないという状態になるように構成されている。この状態を平面視したのが図7である。尚、カム(22a)(22b)(22c)(22d)の小径部にリミットスイッチ(16a)(16b)(16c)(16d)のローラー(36a)(36b)(36c)(36d)が位置している状態では、カム(22a)(22b)(22c)(22d)とリミットスイッチ(16a)(16b)(16c)(16d)とは互いにドリフト状態にあってON/OFF操作は行なわれない。
図7に示すように、最上段に位置するカム(22a)の小径部(30a)から大径部(31a)に変化する基端部位(40a)に対する上から2段目に位置するカム(22b)の小径部(30b)から大径部(31b)に変化する基端部位(40b)の相対的な角度のずれは、1°〜3°程度である。そして、最上段に位置するカム(22a)の小径部(30a)から大径部(31a)に変化する基端部位(40a)に対する上から3段目のカム(22c)の小径部(30c)から大径部(31c)に変化する基端部位(40c)の相対的な角度のずれは90°になっている。更に、最上段に位置するカム(22a)の小径部(30a)から大径部(31a)に変化する基端部位(40a)に対する最下段に位置するカム(22d)の小径部(30d)から大径部(31d)に変化する基端部位(40d)の相対的な角度のずれは87〜89°になっている。
こうして、例えば、4つのリミットスイッチを使用する場合、最上段を全閉用リミットスイッチ(16a)、上から2番目を閉側予備リミットスイッチ(16b)、3番目を全開用リミットスイッチ(16c)、最下段を全開予備リミットスイッチ(16d)として使用する。全閉用と全開用リミットスイッチ(16a)(16c)はb接点で使用し、閉側、開側予備リミットスイッチ(16b)(16d)は、a接点で使用する。弁が全閉の時、最上段に位置するカム(22a)と上から2番目のカム(22b)は、それに対応するリミットスイッチ(16a)(16b)を作動させている。最上段のリミットスイッチ(16a)は、モータ用電気回路を「開」とし、モータには通電せず、全閉表示ランプ表示回路は「閉」となり、全閉表示ランプを点灯させる。2番目のリミットスイッチ(16b)は、他の機器に弁「閉」信号を発信している。
ここで、モータを開方向に回転させると、モータの回転に伴って、弁は開方向に回動する。全閉から弁が開方向に作動し、最上段のカム(22a)がリミットスイッチ(16a)から離脱すると、全閉ランプ表示の電気回路は「閉」となってランプが消灯し、モータの閉側電気回路は「閉」となってスタンバイ状態となる。弁が全閉位置から1〜3゜回動すると、2番目のカム(22b)が、リミットスイッチ(16b)から離脱し、予備の弁「閉」信号発信を停止する。さらに、弁が弁開度87〜89゜近辺まで回動すると、最下端のカム(22d)がリミットスイッチ(16d)を作動させ、予備の「開」信号を発信し、弁が90゜まで回動すると、上から3番目のカム(22c)がリミットスイッチ(16c)を作動させて、モータ電気回路を「開」にして、モータへの通電を停止し、全開ランプ表示用電気回路を「閉」にして全閉表示ランプを点灯させる。閉側、開側の予備スイッチは、弁の開度から他の機器を作動させるための接点信号として取り出され、利用される。
本実施態様の弁の開度検出装置全体の斜視図 同装置の分解斜視図 同装置におけるカムユニットの斜視図 ウォームホイール型のカムの斜視図 最上段以外の(上から2段目の)カムの斜視図 カムユニットとリミットスイッチユニットとの配設関係を示す斜視図 リミットスイッチに対するカムユニットの回動を示す平面図
符号の説明
1 カムユニット
2 リミットスイッチユニット
3 弁の開度検出装置
4 ケーシング
5 蓋体
6 検出軸
7 固定穴
7a〜e 固定具
8 円孔
9 支持具
10 基端部
11 ボルト
12 開度指示針
13 開度表示板
14 端子ユニット
15 端子ユニット
16a〜d リミットスイッチ
17 リード線用穴
18 ウォームギア
19 ウォームギア取付具
20 第1の一体回転部
21 筒状部材
22a〜d カム
23 第2の一体回転部
24 ウォームホイール部
25 ハンドル
26 スリット
27a〜d 挿通穴
28a〜d 凸部
29a〜d 傾倒防止部
30a〜d 小径部
31a〜d 大径部
32a〜d 立上部
33b〜d 立上部
34 ボルト
35a〜d リミットスイッチ本体
36a〜d ローラー
37a〜d ストライカ
38a〜d スイッチ
39a〜d 端子
40a〜d 基端部位

Claims (5)

  1. バルブ装置の弁体と一体に回動する弁棒と同期して回動する検出軸を有し、該検出軸に一端から他端まで筒方向にスリットを形成した断面略C字形の筒状部材を回動自在に挿着し、該断面略C字形の筒状部材のスリットに係入する突部を備えたカムを断面略C字形の筒状部材に外挿して、カムと断面略C字形の筒状部材を回転方向に一体化し、検出軸にウォームギアを固定し、該ウォームギアと噛合するウォームホイールを断面略C字形の筒状部材若しくはカムに取り付け、ウォームギアとウォームホイールの相対的回動を断面略C字形の筒状部材に伝達して検出軸と断面略C字形の筒状部材の連結位置を変更自在として、該断面略C字形の筒状部材の回動によりカムとリミットスイッチとの当接位置を変更可能としたことを特徴とする弁の開度検出装置。
  2. カムと突部の位置を適宜に設定することにより、カムによるリミットスイッチの作動位置をカム毎に設定し得るように構成し、作動位置の異なる複数のカムを断面略C字形の筒状部材に外挿することにより、カム毎に異なった作動位置でリミットスイッチを動作させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の弁の開度検出装置。
  3. ウォームギアと噛合するウォームホイールは、断面略C字形の筒状部材に外挿される一つのカム若しくは断面略C字形の筒状部材に一体的に取り付けられ、該ウォームホイールが一体的に取り付けられたカム若しくは断面略C字形の筒状部材を介して断面略C字形の筒状部材に外挿された他のカムを一体的に回動して、カムとリミットスイッチの当接位置の変更、調整を可能としたことを特徴とする請求項1又は2記載の弁の開度検出装置。
  4. 断面略C字形の筒状部材に対して回転を一体とするように連結される各々のカムの平面形状が、該カムに形成された穴と、該穴の直径方向における中心からの半径が比較的大きくなって半径方向外向きに突出した大径部とを有し、この大径部の形成位置によりリミットスイッチをON/OFF作動させるタイミングを設定するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の弁の開度検出装置。
  5. 断面略C字形の筒状部材の軸方向に挿着された複数のカムの間に、カムを所定の間隔で保持するスペーサーが配置され、スペーサーは、カムに一体に立設された板状の立上部であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の弁の開度検出装置。
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