JP5001774B2 - 監視装置 - Google Patents

監視装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5001774B2
JP5001774B2 JP2007258362A JP2007258362A JP5001774B2 JP 5001774 B2 JP5001774 B2 JP 5001774B2 JP 2007258362 A JP2007258362 A JP 2007258362A JP 2007258362 A JP2007258362 A JP 2007258362A JP 5001774 B2 JP5001774 B2 JP 5001774B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detector
axis
shaft member
shaft
monitoring device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007258362A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009085860A (ja
Inventor
徳行 赤羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP2007258362A priority Critical patent/JP5001774B2/ja
Publication of JP2009085860A publication Critical patent/JP2009085860A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5001774B2 publication Critical patent/JP5001774B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Description

本発明は、監視装置に関し、更に詳しくは、各種センサや撮像装置などといった検出器の向きを切り換えことのできる監視装置に関するものである。
一般に、モータを駆動源として、赤外線センサや撮像装置などといった検出器を様々な位置・角度に切り換えることができる監視装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−24573号公報
この特許文献1に開示される構成では、検出器を縦横に駆動させることができないため、検出器の駆動範囲(検出器によって監視可能な範囲)が所定の円形形状に限られてしまう。そのため、監視装置の取付場所によっては、監視不能範囲(いわゆるデッドポイント)が生じるという問題がある。
これに対し、例えば、駆動用のモータを二つ搭載すれば、それぞれのモータにより検出器を縦方向、横方向に駆動させることができるが、駆動源として二つのモータが必要となるため、監視装置の製造コストが嵩んでしまうという問題がある。
以上の問題に鑑みて、本発明が解決しようとする課題は、低コストで、検出器の駆動範囲を自由に設定することができる監視装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る監視装置は、請求項1に記載のように、検出面の向きを切り換え可能に支持部材に支持された検出器と、前記検出面の向きを変更させる駆動装置とを有する監視装置において、前記検出器が向いている方向、前記検出器が向いている方向と平行、あるいは前記検出器が向いている方向と所定の角度をなす軸線を第1の軸線とし、該第1の軸線および前記検出器が向いている方向と交差する方向に延びた軸線を第2の軸線としたとき、前記駆動装置は、前記検出器を前記第2の軸線周りに回転させると共に、前記第1の軸線の位置を変更可能な押圧部を有し、前記支持部材は、前記検出器の第2の軸線周りにおける前記第1の軸線の位置を規定するための規定部を有し、前記検出器を互いに直交する方向のみの移動に規制する規制部を有し、前記第1の軸線と平行に延設された軸部材を有し、該軸部材の前記規制部に対して、その一方側に前記検出器が支持され、その他方側に前記押圧部および前記規定部が形成されており、前記押圧部を収納し、前記検出器を外部に突出させる開口部が形成されたケース体を有し、該ケース体の内部には、前記規定部としての前記開口部の周縁部とともに前記押圧部の押圧方向と直交する方向への前記軸部材の移動を規定する前記規定部としての壁部を有していることを要旨とするものである。
このように構成することにより、監視装置に搭載された検出器には、駆動装置の第2の軸線周りの回転動力が押圧部を介して伝達されるが、この際、検出器の向きと所定の関係にある第1の軸線の位置は、支持部材に設けられた規定部により決定される。つまり、この規定部の形状等に基づき、監視装置駆動時における検出器の軌跡が決定されることとなる。したがって、監視すべき範囲に基づいて、自由に検出器の駆動範囲を設定することができるため、監視不能範囲、いわゆるデッドポイントが生じることがない。また、一つの駆動装置により検出器を移動させることができるため、駆動装置の増加によるコスト上昇の問題もない。
また、検出器が第1の軸線周りに回転してしまうのを防止することができ、検出器に接続された給電のための配線が捩れてしまうことがない。
また、規制部によりその移動が規制された軸部材に検出器を設け、その軸部材の駆動範囲を押圧部および規定部により決定することで、検出器の駆動範囲を自由に設定することができる。
また、監視装置を保護するためのケース体に設けられた開口部と、このケース体内部に設けられた壁部により軸部材の移動を規定することができるため、簡易な構成で検出器の駆動範囲を自由に設定することができる。
また、請求項に記載のように、前記規制部は、前記ケース体における前記開口部の外側に設けられていればよい。これにより、ケース体を複雑な形状とすることなく規制部を設けることができる。
さらに、請求項に記載のように、前記押圧部は、前記軸部材を押圧部近傍に保持する保持部を有していれば好適である。これにより、規定部(壁部)により決定した軌跡に沿って、軸部材(検出器)を正確に移動させることができる。
本発明に係る監視装置によれば、この監視装置に搭載された検出器は、押圧部を介して駆動装置により第2の軸線周りに回転させられるが、この際、検出器の向きによって定められる第1の軸線の位置は、支持部材に設けられた規定部により決定される。つまり、この規定部の形状等に基づき、監視装置駆動時における検出器の軌跡が決定されることとなる。したがって、監視装置により監視すべき範囲に基づき、自由に検出器の駆動範囲を設定することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態に係る監視装置1の外観斜視図、図2は、この監視装置1の内部構造を説明するための分解斜視図、図3は、監視装置1の断面図である。
監視装置1は、駆動源であるモータ10と、モータ10の駆動力を受けて検出器100を駆動させる駆動部20と、ケース体30とを備える。
モータ10は、公知のステッピングモータであり、自由に正転/逆転制御が可能である。このモータ10は、駆動部20の大きさ等に応じて、所定の出力を備えるものが選定される。
駆動部20は、ベースプレート22、レバー24、軸部材26、検出器ホルダ28とを備える。
ベースプレート22は、矩形状の樹脂プレートである。一方の面には、上記モータ10が固定されている。モータ10の出力軸12は、図3に示すとおり、ベースプレート22の中央に形成された貫通孔222に挿通されている。
一方、モータ10が取り付けられた面の反対面には、突起部221が固定されている(本発明における壁部に相当する。)。本実施形態においては、図2から分かるように、突起部221は、中央部が窪んだ断面形状に形成されている。また、その側面には、出力軸12の先端方向に向かって先細りとなるような斜面221aが形成されている。
レバー24(本発明における押圧部に相当する。)は、モータ10の出力軸12に固定され、所定の曲率で長手方向に湾曲した樹脂製の部材である。レバー24の中央には、長手方向にスリット241が形成されている。
図2の点線で囲った部分にスリット241の拡大図を示す。本実施形態では、スリット241の内周面のうち、一方の長手方向の内周面を押圧面241aといい、この押圧面に対向する面を保持面241b(本発明における保持部に相当する。)という。
軸部材26は、軸部261と、およびこの軸部261から二股に分かれた接続部262,262とから形成されている。
軸部261は、円柱形状をなし、レバー24に形成されたスリット241に挿通される部分である。その直径は、スリット241の幅より若干小さく設定されるため、軸部261とスリット241の間には、所定のクリアランスが生じた状態で挿通されている。
接続部262,262は、軸部材26を後述する回転軸32に接続するための部分であり、回転軸32の直径と略同一の間隔で対向配置されている。その中央位置には、回転軸32の第2の係合突起32b,32bに係合される係合孔262a,262aが形成されている。
検出器ホルダ28は、軸部材26の接続部262,262に接続された樹脂製のプレート部材である。その中央には、検出器100が固定されており、モータ10の駆動力が軸部材26等を介して検出器ホルダ28に伝達されることにより、検出器100が種々の方向に向けられることとなる。
検出器100は、監視対象を検出するための公知の赤外線センサである。また、検出器ホルダ28には、検出器100と電気的に接続されたコネクタ102が取り付けられている。このコネクタ102を用いて検出器100には、給電のためのリード線104が接続されている。
ケース体30は、ベースプレート22に固定される箱状の樹脂部材である。ペースプレート22に固定される反対側の面には、半球状に窪んだ凹部301が形成されている。そして、凹部301の中央には、開口部302が所定の形状に形成されている。
開口部302は、突起部221の先端部の断面よりやや大きい相似形に形成されており、その周縁部302aは、突起部221の斜面221aと同一の傾斜角度に形成されている。
そして、図3に示されるように、ケース体30がベースプレート22に固定されると、突起部221の斜面221aと、開口部302の周縁部302aの間に所定の間隔の隙間ができるように構成されている。この隙間には、軸部材26の軸部261が挟まれた状態で位置することとなる。
また、ケース体30には、凹部301が形成された面から突出して、上下2個所に係合片303,303が対向して形成されている。係合片303,303のそれぞれには、係合孔303a,303aが形成されている。
係合片303,303の係合穴303a,303aには、回転軸32が取り付けられている。回転軸32は、円柱形状の樹脂部材であり、その上面および底面の中央(すなわち回転軸32の軸線上)に、第1の係合突起32a,32aが形成されている。この第1の係合突起32a,32aが係合穴303a,303aに係合されることにより、回転軸32は、ケース体30に取り付けられる。
なお、第1の係合突起32a,32aは、係合穴303a,303aよりも若干小さく、すなわち、係合穴303a,303aの内壁面との間に、所定のクリアランスが生じる大きさに形成されている。つまり、回転軸32は、その軸線を中心軸として、回転可能に係合片303,303に支持されている。
また、回転軸32の側面略中央には、二つの第2の係合突起32b,32bがそれぞれ対向して形成されている。この第2の係合突起32b,32bに上述の軸部材26の係合穴262a,262aが係合され、軸部材26が回転軸32に取り付けられる。
なお、第2の係合突起32b,32bは、係合穴262a,262aよりも若干小さく、すなわち、係合穴262a,262aの内壁面との間に、所定のクリアランスが生じる大きさに形成されている。つまり、軸部材26は、係合穴262a,262aの中心を回転軸として回転可能に回転軸32に取り付けられている。
以下、このように構成される監視装置1の動作について説明する。
なお、以下の説明において、図3に示されるように、軸部材26における軸部261の軸線方向、すなわち、検出器100が向いている方向を第1の軸線L1とし、モータ10の出力軸12の軸線方向を第2の軸線L2とする。
本実施形態に係る監視装置1は、図2に示されるように、監視装置1の幅方向をX軸方向、高さ方向をY軸方向とすると、検出器100(軸部材26の先端部263)は、図4に示されるような軌跡Rで移動する。以下、監視装置1の動作をこの軌跡Rに沿って説明する。
図5(a)〜図10(a)は、モータ10を回転させた際における軸部材26の動きを説明するための外観斜視図(なお、この図5(a)〜図10(a)において、検出器ホルダ28、ケース体30、および回転軸32等は、図を見易くするため省略した。)であり、図5(b)〜図10(b)は、それぞれの場合において、検出器100が軌跡Rの何処に位置しているかを説明するための概略図である。なお、図5(b)〜図10(b)における点A1〜A6は、軸部261の先端263の位置を示している。
まず、図5(a)に示すように、軸部材26は、その軸部261が突起部221の上面の中央に乗り上げた状態で位置している。軸部材26は、係合穴262a,262aにより、回転軸32に係合されているため、係合穴262a,262a(第2の係合突起32b,32b)が支点となって、軸部材26の先端部263は中央下方向を向くことととなる(図5(b)点A1)。
この状態からモータ10を駆動(出力側から見て反時計回りに回転)させると、出力軸12が第2の軸線L2周りに回転し、その回転動力が出力軸12と連結されたレバー24に伝達される。レバー24が回転方向への力を受けると、スリット241に挿通された軸部261を有する軸部材26は、スリット241の押圧面241aに押されて第2の軸線L2周りの力を受ける。
なお、上述したように、レバー24には、押圧面241aに対向して保持面241bが形成されている。この保持面241bにより、軸部261は押圧面241aに当接した状態に維持され、常に押圧面241aから第2の軸線L2周りの力を受ける。
軸部材26は、その軸部261が突起部221の上側の斜面221aと、開口部302の周縁部302aに挟まれた状態、かつ接続部262,262が回転軸32に接続された状態にある。したがって、モータ10の駆動力により、軸部材26は、軸部261が突起部221の斜面221aと、開口部302の周縁部302a(長手方向)との間の隙間に規制され、この隙間に沿って移動することとなる。
この際、軸部材26は、X軸方向に移動する場合には、回転軸32を第1の係合突起32a,32aを中心軸として回転させながら移動し、斜面221aに形成された段差を乗り越えるためY軸方向に移動する場合には、係合穴262a,262a(第2の係合突起32b,32b)を支点として軸部材26が回転しながら移動する。
所定量出力軸12を回転させると、軸部材26は、図6(a)に示される位置まで移動する。この時、軸部材26の先端部263は、係合穴262a,262a(第2の係合突起32b,32b)が支点となり、図6(b)の実線で示されるように移動し、右下方向を向く(図6(b)点A2)。
この状態からさらにモータ10を駆動させると、図7(a)に示されるように、軸部261は、突起部221の斜面221aと、開口部302の周縁部302a(短手方向)との間の隙間に沿って移動する。これにより、軸部材26は、係合穴262a,262a(第2の係合突起32b,32b)を支点として回転し、その先端部263は、図7(b)の実線で示されるように移動する。この時、軸部材26の先端部263は、右上方向を向く(図7(b)点A3)。
この後、さらにモータ10を駆動させると、軸部材26の軸部261は、上記と同様に突起部221の斜面221aと、開口部302の周縁部302a(長手方向)との間の隙間に沿って移動する。この際、上記と同様に、軸部材26は、X軸方向に移動する場合には、回転軸32を回転させながら移動し、Y軸方向に移動する際には、係合穴262a,262a(第2の係合突起32b,32b)を支点として軸部材26が回転しながら、中央上向き(図8(b)点A4)まで移動する。
この後、軸部材26の先端部263は、出力軸12の回転に伴い、順に、左上向き(図9(b)点A5)、左下向き(図10(b)点A6)、というように経路Rに沿って移動する。そして、出力軸12が第2の軸線L2周りに一回転することで、再び中央下向き(図5(b)点A1)に位置することとなる。
このように、軸部材26は、回転軸32に接続された係合穴262a,262aを支点として回転軸32に回転自在に接続されると共に、その軸部261が突起部221の斜面221aと、開口部302の周縁部302aとの間の隙間に挟まれている。そのため、モータ10によって移動する軸部材26の先端部263の軌跡、すなわち、検出器100が向いている方向である第1の軸線L1の軌跡は、その隙間の形状に沿ったものとなる。
したがって、本実施形態に係る監視装置1によれば、突起部221および開口部302の形状によって、検出器100の駆動範囲を自由に設定することができる。
なお、本実施形態では、検出器100が図4に示されるような軌跡Rに沿って移動するように駆動範囲を設定したが、このような軌跡に限られるものではない。具体的には、例えば、監視すべき範囲(部屋の形状等)が矩形、三角、楕円である場合、それに合わせて、突起部221の形状も矩形、三角、楕円に形成すればよい。つまり、所望の監視場所に合わせて、適宜突起部221の形状を決定することにより、様々な形状の監視場所を監視することができる。
また、上述したように、本実施形態において、軸部材26は、接続部262,262に設けられた係合穴262a,262aを利用して回転軸32を挟むようにして接続されており、この接続された点が支点となって、所定の軌跡に沿って移動する。
したがって、モータ10を駆動させた際、軸部材26自体が軸部261の軸線(第1の軸線L1)周りに回転してしまうことがない。つまり、軸部材26に接続された検出器ホルダ28が回転してしまうことがないため、検出器100のリード線104の捩れや、モータ10の出力軸12への巻付きを防止することができる。
さらに、本実施形態では、検出器100の軌跡Rは、監視装置1の内部を保護するためのケース体30に設けられた開口部302と、ベースプレート22に設けられた突起部221により軸部材26の移動を規定することができる。つまり、軸部材26の移動を規制するための別部材等を必要とせず、簡易な構成で検出器の駆動範囲を自由に設定することができる。
なお、本実施形態においては、検出器100が向いている方向を第1の軸線L1と規定したが、検出器100が向いている方向と所定の間隔を隔てた平行な方向、もしくは検出器100が向いている方向と所定の角度をなす方向を第1の軸線L1と規定してもよい。
すなわち、本実施形態に係る監視装置1は、モータ10の出力軸12を第2の軸線L2周りに回転させた際に、この第2の軸線L2と所定の位置関係にある第1の軸線L1の位置を、突起部221および開口部302により規定することができるものである。したがって、検出器100が向いている方向と、第1の軸線L1の間に特定の関係があれば検出器100の駆動範囲を設定することができるため、必ずしも両者が一致する必要はない。
次に、本発明の第二の実施形態に係る監視装置2について説明する。なお、以下の第二の実施形態の説明において、第一の実施形態と同様の構成部分には同じ符号を付し、異なる部分を中心に説明する。また、この監視装置2に搭載された検出器100の軌跡は、第一の実施形態における検出器100の軌跡Rと同じである。
図11は、本発明の第二の実施形態に係る監視装置2の断面図である。
監視装置2は、駆動源であるモータ10と、モータ10の駆動力を受けて検出器100を駆動させる駆動部201とを備える。
駆動部201のベースプレート22には、モータの出力軸12の軸線(第2の軸線L2)に沿って延長され、その先端側が軸線L2に向かって垂直に屈曲した支持板40が取り付けられている。
支持板40には、第2の軸線L2上に軸受機構部41が構成されている。この軸受機構部41は、軸部材42の略中央に形成された軸受機構用球部42aと、支持板40に形成され、軸受機構用球部42aが嵌り込む軸受機構用受け部42bとから構成されている。なお、軸部材42の一方の端部には、検出器100が搭載された検出器ホルダ28が接続され、他方は、レバー24のスリット241に挿通されている。
軸受機構用受け部42bの底部には、穴421が形成されている。穴421は、軸受機構用球部42aよりも小さいため、軸受機構用球部42aが軸受機構用受け部42bより抜けてしまうことはない。
以下、このように構成される監視装置2の動作について説明する。
まず、モータ10を駆動し、出力軸12を第2の軸線L2周りに回転させると、出力軸12の回転動力がレバー24の押圧面241aを介して軸部材42に伝達される。第一の実施形態と同一形状のレバー24には、軸部材42を押圧面241aに当接した状態に維持するため、押圧面241aに対向した位置に保持面241bが形成されている。したがって、軸部材42は、常に押圧面241aから回転方向への力を受けることとなる。
これに対し、軸部材42は、軸受機構部41と、突起部221の上側の斜面221aに挟まれた状態で位置している。よって、軸部材42は、モータ10の駆動力により、軸受機構部41を支点として、突起部221の斜面221aに沿って移動することとなる。
このように、第二の実施形態に係る監視装置2によれば、突起部221の形状によって、軸部材42(第1の軸線L1)の移動する範囲、すなわち検出器100の駆動範囲を自由に設定することができる。つまり、所望の監視場所に合わせて、適宜突起部221の形状を決定することにより、様々な形状の監視場所を監視することができる。
次に、本発明の第三の実施形態に係る監視装置について説明する。なお、以下の第三の実施形態の説明において、第一の実施形態と同様の構成部分には同じ符号を付し、異なる部分を中心に説明する。また、この監視装置3に搭載された検出器100の軌跡は、上記第一および第二の実施形態における検出器100の軌跡Rと同一である。
図12は、本発明の第三の実施形態に係る監視装置3の分解斜視図(ケース体30の内部を示した図)、図13は監視装置3の断面図である。
監視装置3は、駆動源であるモータ10と、モータ10の駆動力を受けて検出器100を駆動させる駆動部202とを備える。
この駆動部202のベースプレート50の一方の面には、モータ10が取り付けられ、その反対面には、溝部52(本発明における壁部に相当する。)が形成されている点で上記第一および第二の実施形態と異なる。
溝部52は、上記第一および第二の実施形態の突起部221の断面形状と相似形に形成されている。図から分かるように、この溝部52には、軸部材26の軸部261が係合されている。
以下、このように構成される監視装置3の動作について説明する。
まず、モータ10を駆動し、出力軸12を第2の軸線L2周りに回転させると、出力軸12の回転動力がレバー24の押圧面241aを介して軸部材26に伝達される。レバー24には、軸部261を押圧面241aに当接した状態に維持するため、押圧面241aに対向した位置に保持面241bが形成されている。したがって、軸部261は、常に押圧面241aから回転方向への力を受けることとなる。
これに対し、軸部材26は、軸部261が溝部52に係合しているため、その動きは溝部52に沿った方向に規制される。また、軸部材26は、接続部262,262に設けられた係合穴262a,262aを利用して回転軸32を挟むようにして接続されている。したがって、この接続された点が支点となって、モータ10の回転動力を第一の実施形態と同一形状のレバー24より受け、溝部52に沿って所定の軌跡を移動することとなる。
このように、第三の実施形態に係る監視装置3によれば、溝部52の形状によって、軸部材26(第1の軸線L1)の移動する範囲、すなわち検出器100の駆動範囲を自由に設定することができる。つまり、所望の監視場所に合わせて、適宜溝部52の形状を決定することにより、様々な形状の監視場所を監視することができる。
また、本実施形態において、軸部材26は、第一の実施形態と同様に、接続部262,262に設けられた係合穴262a,262aを利用して回転軸32を挟むようにして接続されている。
したがって、モータ10を駆動させた際、軸部材26は、その軸部261周り(第1の軸線L1周り)に回転してしまうことがない。つまり、軸部材26に接続された検出器ホルダ28が回転してしまうことがないため、検出器100のリード線104の捩れや、モータ10の出力軸12への巻付きを防止することができる。
なお、本実施形態では、軸部材26の軸部261が溝部52に係合されるから、上記第一の実施形態のように、ケース体60に設ける開口部を溝部52と相似形状にする必要はない。したがって、軸部26の移動の妨げとならない大きさの開口部602が形成されていればよい。
以上のように、第一から第三の実施形態に係る監視装置1〜3によれば、検出器100の駆動範囲を監視装置1〜3の使用用途等に応じて自由に設定することができる。
ここで、これら第一から第三の実施形態に係る監視装置1〜3は、モータ10の回転動力が、スリット241が形成されたレバー24を介して軸部材26,42に伝達される点で共通する。
一方、軸部材26,42の移動を規制する方法は、それぞれの実施形態で異なるが、いずれの実施形態においても、軸部材26,42の位置(第1の軸線L1の位置)を規定するための規定部、および軸部材26,42が移動する際に支点となる規制部が設けられている。
すなわち、第一の実施形態においては、突起部221(の斜面221a)および開口部302の周縁部302aが軸部材26の位置を規定するための規定部となり、第二の実施形態においては、突起部221(の斜面221a)および軸受機構部41が軸部材42の位置を規定するための規定部となり、第三の実施形態においては、溝部52が軸部材26の位置を規定するための規定部となるよう構成されている。
また、第一および第三の実施形態においては、回転軸32が軸部材26の動きを互いに直交するX軸およびY軸方向に規制するための支点となり、第二の実施形態においては、軸受機構部41が軸部材42の支点となるよう構成されている。
したがって、例えば、規定部として第三の実施形態のような溝部52を採用し、軸部材の支点として第二の実施形態のような軸受機構部41を採用しても、検出器100の駆動範囲を自由に設定することが可能な監視装置が構成できる。
なお、上記実施形態において、モータ10を出力軸12方向から見て反時計回りに回転させることにより、検出器100を所定の軌跡に沿って移動させることを説明したが、モータ10を出力軸12方向から見て時計回りに回転させてもよい。この場合、上記実施形態におけるレバー24の押圧面241aが保持面241bとなり、保持面241bが押圧面241aとなる。
(本実施形態の主な効果)
本実施形態に係る監視装置1〜3によれば、監視装置1〜3に搭載された検出器100には、モータ10の第2の軸線L2周りの回転動力が、レバー24を介して伝達されるが、この際、検出器100の向きと所定の関係にある第1の軸線L1の位置は、ベースプレート22に設けられた突起部221や溝部52等の規定部の形状により決定される。つまり、規定部の形状に基づき、監視装置1〜3駆動時における検出器100の軌跡が決定されることとなる。したがって、監視すべき範囲に基づいて、自由に検出器100の駆動範囲を設定することができるため、監視不能範囲、いわゆるデッドポイントが生じることがない。また、監視装置1〜3は、一つのモータ10により駆動されるため、モータ10の増加によるコスト上昇の問題もない。
また、第一および第三の実施形態に係る監視装置1,3においては、回転軸32により、検出器100の移動を互いに直交するX軸、Y軸方向に規制している。そのため、検出器100が第1の軸線L1周りに回転してしまうことがなく、検出器100に接続されたリード線104の捩れや、モータ10の出力軸12への巻付きを防止することができる。
また、軸部材26(42)には、回転軸32に対して、その一方側に検出器100が支持され、その他方側に押圧面241aおよび突起部221や溝部52等の規定部が形成されている。このように構成すれば、軸部材26(42)の駆動範囲を規定部により決定することで、検出器100の駆動範囲を自由に設定することができる。
さらに、第一の実施形態に係る監視装置1は、レバー24を収納し、検出器100を外部に突出させる開口部302が形成されたケース体30を有し、このケース体30の内部には、開口部302の周縁部302aとともに押圧面241aの押圧方向と直交する方向への軸部材26の移動を規定する突起部221が形成されている。つまり、監視装置1を保護するためのケース体30に設けられた開口部302と、このケース体30内部に設けられた突起部221により、軸部材26の移動を規定することができるため、簡易な構成で検出器100の駆動範囲を自由に設定することができる。
また、第一および第三の実施形態に係る監視装置1,3においては、規制部である回転軸32は、ケース体30(60)における開口部302の外側に設けられているため、ケース体30(60)を複雑な形状とすることなく規制部としての回転軸32を設けることができる。
さらに、本実施形態に係る監視装置1〜3において、レバー24には、軸部材26(42)を押圧面241aに当接した状態に保持する保持面241bが形成されている。これにより、突起部221や溝部52等の規定部により設定した軌跡に沿って、軸部材26(42)を正確に移動させることができる。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、本実施形態に係る監視装置1〜3では、駆動源のモータ10としてステッピングモータを用いたが、その他公知のDCモータ、ACモータを用いてもよい。また、検出器100として赤外線センサを搭載していることを説明したが、撮像装置等により代替可能である。
本発明の第一の実施形態に係る監視装置の外観斜視図である。 図1に示した監視装置の内部構造を説明するための外観斜視図である。 図1に示した監視装置の断面図である。 図1に示した監視装置に搭載された検出器の軌跡を示した図である。 図5(a)は軸部材が中央下向きを向いている状態を示した図であり、図5(b)はその時の検出器の位置を示した図である。 図6(a)は軸部材が右下方向に向いている状態を示した図であり、図6(b)はその時の検出器の位置を示した図である。 図7(a)は軸部材が右上方向に向いている状態を示した図であり、図7(b)はその時の検出器の位置を示した図である。 図8(a)は軸部材が中央上方向に向いている状態を示した図であり、図8(b)はその時の検出器の位置を示した図である。 図9(a)は軸部材が左上方向に向いている状態を示した図であり、図9(b)はその時の検出器の位置を示した図である。 図10(a)は軸部材が左下方向に向いている状態を示した図であり、図10(b)はその時の検出器の位置を示した図である。 本発明の第二の実施形態に係る監視装置の断面図である。 本発明の第三の実施形態に係る監視装置の外観斜視図である。 本発明の第三の実施形態に係る監視装置の断面図である。
符号の説明
1,2,3 監視装置
10 モータ
12 出力軸
221a 突起部
24 レバー
241 スリット
241a 押圧面
241b 保持面
26,42 軸部材
261 軸部
262 接続部
30(60) ケース体
302(602) 開口部
302a 周縁部
32 回転軸
100 検出器
104 リード線

Claims (3)

  1. 検出面の向きを切り換え可能に支持部材に支持された検出器と、前記検出面の向きを変更させる駆動装置とを有する監視装置において、
    前記検出器が向いている方向、前記検出器が向いている方向と平行、あるいは前記検出器が向いている方向と所定の角度をなす軸線を第1の軸線とし、該第1の軸線および前記検出器が向いている方向と交差する方向に延びた軸線を第2の軸線としたとき、前記駆動装置は、前記検出器を前記第2の軸線周りに回転させると共に、前記第1の軸線の位置を変更可能な押圧部を有し、前記支持部材は、前記検出器の第2の軸線周りにおける前記第1の軸線の位置を規定するための規定部を有し
    前記検出器を互いに直交する方向のみの移動に規制する規制部を有し、
    前記第1の軸線と平行に延設された軸部材を有し、該軸部材の前記規制部に対して、その一方側に前記検出器が支持され、その他方側に前記押圧部および前記規定部が形成されており、
    前記押圧部を収納し、前記検出器を外部に突出させる開口部が形成されたケース体を有し、該ケース体の内部には、前記規定部としての前記開口部の周縁部とともに前記押圧部の押圧方向と直交する方向への前記軸部材の移動を規定する前記規定部としての壁部を有していることを特徴とする監視装置。
  2. 請求項において、前記規制部は、前記ケース体における前記開口部の外側に設けられていることを特徴とする監視装置。
  3. 請求項1または2において、前記押圧部は、前記軸部材を押圧部近傍に保持する保持部を有していることを特徴とする監視装置。
JP2007258362A 2007-10-02 2007-10-02 監視装置 Expired - Fee Related JP5001774B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007258362A JP5001774B2 (ja) 2007-10-02 2007-10-02 監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007258362A JP5001774B2 (ja) 2007-10-02 2007-10-02 監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009085860A JP2009085860A (ja) 2009-04-23
JP5001774B2 true JP5001774B2 (ja) 2012-08-15

Family

ID=40659457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007258362A Expired - Fee Related JP5001774B2 (ja) 2007-10-02 2007-10-02 監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5001774B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5385827B2 (ja) * 2010-03-11 2014-01-08 三菱電機株式会社 走査駆動装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04344492A (ja) * 1991-05-21 1992-12-01 Daikin Ind Ltd センサの駆動装置
JP4342484B2 (ja) * 2005-07-13 2009-10-14 日本電産サンキョー株式会社 監視装置
JP2007101483A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Chugoku Electric Power Co Inc:The 人検知装置、照明システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009085860A (ja) 2009-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5185216B2 (ja) 回転3自由度を有するフットペダル入力装置及び駆動部材
JP5792089B2 (ja) 電磁ブレーキ装置及びこれを用いた力覚付与型回転入力装置
JP6410358B2 (ja) 回動式スイッチ装置
JP2008083699A (ja) パン又はチルトにおいて移動するカメラレンズを作動するための単一モーターによる回転式カメラ
US10830423B2 (en) Angle adjustment device and lighting device
JP6340032B2 (ja) 駆動装置及び照明装置
JP2018185990A (ja) 収容ボックス及び照明装置
JP5001774B2 (ja) 監視装置
US9921603B2 (en) Staging operation unit
JP6357181B2 (ja) 駆動装置
JP2011507019A (ja) 光学部品の位置調整装置および位置調整方法
JP6276490B1 (ja) ポンプ装置
JP2010125581A (ja) ゴニオステージ装置
WO2020105437A1 (ja) 操作装置
JP2008232197A (ja) 3自由度回転システムのガイドレールストッパ機構とその応用
JP2007098419A (ja) 回転アーク溶接トーチ
JP6660709B2 (ja) 自動車のミラーアクチュエータ
JP2008041317A (ja) 揺動操作型入力装置
JP2007024573A (ja) 監視装置
JP2005004315A (ja) ジョイスティック装置
JP6539575B2 (ja) 内視鏡の湾曲操作装置
JP5564196B2 (ja) 測定装置
JP2008164924A (ja) プロジェクタ用台座
JP2003228132A (ja) 電動スクリーン
JP7402466B2 (ja) 上部ユニットの姿勢可変装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120424

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120518

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5001774

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150525

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees