JP4242542B2 - 海苔製造機の動力伝達構造 - Google Patents

海苔製造機の動力伝達構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4242542B2
JP4242542B2 JP2000178669A JP2000178669A JP4242542B2 JP 4242542 B2 JP4242542 B2 JP 4242542B2 JP 2000178669 A JP2000178669 A JP 2000178669A JP 2000178669 A JP2000178669 A JP 2000178669A JP 4242542 B2 JP4242542 B2 JP 4242542B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
driven
drive
power transmission
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000178669A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001352947A (ja
Inventor
光雄 諌山
学 竹下
Original Assignee
竹下産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=18680065&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP4242542(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by 竹下産業株式会社 filed Critical 竹下産業株式会社
Priority to JP2000178669A priority Critical patent/JP4242542B2/ja
Publication of JP2001352947A publication Critical patent/JP2001352947A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4242542B2 publication Critical patent/JP4242542B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、海苔製造機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の海苔製造機としては、矩形箱型状の機枠に、簀枠を搬送するための簀枠搬送装置を設け、同簀枠搬送装置の搬送経路中途部に、簀枠に設けた海苔簀の表面に海苔生地を抄製するための抄き装置、海苔簀の表面に抄製した海苔生地の脱水を行うための脱水装置、海苔簀の表面から海苔生地を剥離するための剥離装置といった各種作業装置を順に配設し、各種作業装置に駆動源としての駆動装置を連動連結して、駆動装置の動力で各種作業装置を駆動するように構成したものが知られている。
【0003】
抄き装置、脱水装置、及び剥離装置等の各種作業装置は、矩形箱型状のケーシングの内部に、駆動装置に連動連結した長尺状の(機枠の左右幅と略同一長さの)駆動軸を配設し、同駆動軸の両端部を、海苔簀の表面に海苔生地を抄製する抄き機構や、海苔生地の脱水を行う脱水機構、又は海苔簀の表面から海苔生地を剥離する剥離機構といった従動機構に連動連結していた。
【0004】
そして、各種作業装置にそれぞれ設けられた駆動軸に駆動装置を連動機構を介して連動連結して、駆動装置の動力を駆動軸に伝達し、同駆動軸において駆動装置の動力を駆動軸の左右両端部に分割し、駆動軸の左右両端部において各種従動機構に駆動装置の動力を伝達して、各種作業装置を駆動するように構成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
近年、簀枠に10枚以上もの海苔簀を並べて取り付けて、同時に10枚以上の海苔を製造できるようにすることによって、短時間で大量の海苔を製造して海苔の製造費を低廉化することが望まれている。
【0006】
ところが、上記従来の海苔製造機にあっては、各種装置毎に長尺状の駆動軸を内蔵しているため、同時に10枚以上の大量の海苔を製造できる構成にした場合には、各種作業装置が大型化してしまい、それに伴って海苔製造機が大型化するおそれがあった。
【0007】
しかも、各種作業装置の内部に設けた駆動軸を従来のものよりもさらに長尺なものとしなければならなくなり、作動時に駆動軸のねじれが生じて、各種作業装置が円滑に作動しなくなり、更には、作動時に騒音や振動を発し、各種作業装置が故障するおそれがあった。
【0008】
さらには、上記従来の海苔製造機では、駆動装置と各種作業装置とを1個の連動機構を介して連動連結して、各種作業装置の内部で駆動装置の動力を左右に振り分けるように構成していたため、1個の連動機構によって駆動装置の動力を高トルクで各種作業装置へと伝達しなければならず、連動機構の構造が複雑化・大型化するおそれがあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、機枠に簀枠搬送装置を設け、同簀枠搬送装置の搬送経路中途部に、抄き装置、脱水装置、剥離装置等の各種作業装置を配設し、各種作業装置を駆動装置で駆動すべく構成した海苔製造機において、駆動装置の動力を機枠の左右両側部に伝達するための動力伝達機構を各種作業装置の外部に設けて、各種作業装置の外部に左右一対の駆動源を形成する一方、抄き装置、脱水装置、又は剥離装置の少なくともいずれか一つに左右一対の従動機構を設け、各駆動源と各従動機構とを左右一対の側部連動機構を介して連動連結することとした。
【0010】
また、左右一対の従動機構の少なくともいずれか一方に、駆動源から各種作業装置への動力伝達のタイミングを調節するためのタイミング調節手段を設けることとした。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明に係る海苔製造機は、矩形箱型状の機枠に簀枠を搬送するための簀枠搬送装置を設け、同簀枠搬送装置によって簀枠を搬送する搬送経路の途中に、簀枠に設けた海苔簀の表面に海苔生地を抄製するための抄き装置と、海苔簀の表面に抄製した海苔生地の脱水を行うための脱水装置と、海苔簀の表面から海苔生地を剥離するための剥離装置といった各種作業装置を順に配設し、各種作業装置と駆動装置とを連動連結して、駆動装置によって各種作業装置を駆動するように構成したものである。
【0012】
しかも、各種作業装置の外部に、駆動装置の動力を機枠の左右両側部に伝達するための動力伝達機構を設けることによって、各種作業装置の外部に左右一対の駆動源を形成し、一方、各種作業装置に左右一対の従動機構を設け、さらには、各駆動源と各従動機構とを左右一対の側部連動機構を介して連動連結したものである。
【0013】
そして、駆動装置の動力を動力伝達機構で機枠の左右に振り分けた後に、側部連動機構によって各従動機構に伝達して、各種作業装置を駆動するようにしたものである。
【0014】
そのため、各種作業装置それぞれの内部に動力伝達機構を収容する必要がなくなり、各種作業装置の小型軽量化を図ることができ、各種作業装置や海苔製造機を製造容易なものとすることができるものである。
【0015】
しかも、動力伝達機構を各種作業装置の外部に設けることによって、各種作業装置の内部で駆動装置の動力を左右に振り分ける必要がなくなり、各種作業装置の内部の各種の軸を短尺化することができ、それによって、各軸にねじれが生じるおそれがなくなり、作動時の騒音や振動の発生が防止され、各種作業装置を円滑に作動させることができるものである。
【0016】
さらには、駆動装置の動力を動力伝達機構で左右に振り分けた後に左右の側部連動機構によって各種作業装置に伝達するようにしているため、側部連動機構によって駆動装置の動力を高トルクで各種作業装置に伝達する必要がなくなり、側部連動機構の構造の簡素化・小型化を図ることができるものである。
【0017】
特に、駆動源から各種作業装置への動力伝達のタイミングを調節するためのタイミング調節手段を設けることによって、各種作業装置に設けた左右一対の従動機構の作動するタイミングを微調節することができ、各種作業装置を円滑に作動させることができるものである。
【0018】
【実施例】
以下に、本発明の実施例について図面を参照しながら具体的に説明する。
【0019】
本発明に係る海苔製造機1は、図1に示すように、前後方向に伸延させた矩形箱型状の機枠2に、簀枠3を搬送するための簀枠搬送装置4を配設し、同簀枠搬送装置4の搬送経路中途部に、抄き装置5、脱水装置6、乾燥装置7、剥離装置8といった各種作業装置を順に配設し、各装置5,6,7,8に駆動装置9を連動連結している。
【0020】
機枠2は、抄き装置5、脱水装置6、及び剥離装置8を支持する矩形箱型枠状の作業機側機枠構成体10と、同作業機側機枠構成体10の後端部に連設して乾燥装置7を支持する矩形箱型枠状の乾燥機側機枠構成体11とから構成している。
【0021】
簀枠搬送装置4は、簀枠3を抄き装置5、脱水装置6、剥離装置8へと順に搬送するために作業機側機枠構成体10に設けた作業機側簀枠搬送機構12と、簀枠3を乾燥装置7の内部で搬送するために乾燥機側機枠構成体11に設けた乾燥機側簀枠搬送機構(図示省略)とから構成している。
【0022】
そして、簀枠搬送装置4は、作業機側簀枠搬送機構12によって簀枠3を抄き装置5から脱水装置6へと搬送した後、簀枠3を作業機側簀枠搬送機構12から乾燥機側簀枠搬送機構へと受け渡し、乾燥機側簀枠搬送機構によって簀枠3を乾燥装置7の内部で搬送した後、簀枠3を乾燥機側簀枠搬送機構から作業機側簀枠搬送機構12へと受け渡し、作業機側簀枠搬送機構12によって簀枠3を剥離装置8へと搬送し、その後再び、抄き装置5へと連続して搬送するようにしている。
【0023】
作業機側簀枠搬送機構12は、作業機側機枠構成体10の左右側前後端部に左右一対の駆動スプロケット13,13と従動スプロケット14,14とを回動自在に配設し、駆動スプロケット13,13と従動スプロケット14,14との間に左右一対の簀枠搬送チェン15,15を縣架している。図中、16はテンションスプロケット、73は搬送爪である。
【0024】
簀枠3は、平面視で梯子状に形成しており、前後端部間に前後伸縮自在の海苔簀17を左右幅方向に間隔を開けて10個並べて張設している。
【0025】
抄き装置5は、作業機側機枠構成体10の前側上部に配設しており、簀枠3の各海苔簀17の直上方から海苔生地を含んだ抄き水を下方へ向けて供給して、各海苔簀17の上面に海苔生地を抄製するようにしている。
【0026】
脱水装置6は、抄き装置5の後方に配設しており、抄き装置5によって各海苔簀17の上面に抄製した海苔生地にスポンジ状のパッドを上下両方から押圧させて脱水を行うようにしている。
【0027】
乾燥装置7は、乾燥機側機枠構成体10の内部に略矩形箱型状の乾燥室を形成し、同乾燥室に温風発生機構を連通連結して、乾燥室の内部を高温雰囲気に保持して抄き装置5によって各海苔簀17の上面に抄製した海苔生地を乾燥させるようにしている。
【0028】
剥離装置8は、簀枠3の各海苔簀17の表面から海苔を剥離するとともに、剥離した海苔を機体外部へ排出するようにしている。
【0029】
本実施例では、簀枠搬送装置4の作業機側簀枠搬送機構12で簀枠3を搬送する搬送経路の中途部に配設した脱水装置6の外部に、駆動装置9の動力を機枠2の左右両側部に伝達するための動力伝達機構18を設けて、脱水装置6の外部に左右一対の駆動源19,20を形成する一方、脱水装置6に左右一対の従動機構21,22を設け、各駆動源19,20と各従動機構21,22とを左右一対の側部連動機構23,24を介して連動連結している。
【0030】
すなわち、図1及び図2に示すように、機枠2の作業機側機枠構成体10の下部に左右一対のモーター支持フレーム25,26を配設し、同モーター支持フレーム25,26の上部に駆動装置9としての電動モーターを取付け、同駆動装置9に中継軸27を連動連結し、同中継軸27に動力伝達機構18として機能する左右幅方向に伸延させた長尺状の駆動軸を連動連結し、同駆動軸の左右両端部に駆動源19,20として機能する左右一対の駆動スプロケット28,29を取付けることによって、動力伝達機構18としての駆動軸の左右両端部に左右一対の駆動源19,20を形成している。尚、中継軸27には、第1連動機構30を介して作業機側簀枠搬送機構12を連動連結するとともに、第2連動機構31を介して剥離装置8を連動連結しており、また、駆動装置9には、第3連動機構32を介して抄き装置5を連動連結している。
【0031】
一方、脱水装置6は、図3に示すように、機枠2の上部に矩形箱型状のケーシング72を取付け、同ケーシング72の左右両側部に左右一対の従動機構21,22を前後方向に4個並設している。
【0032】
各従動機構21,22の構造について説明すると、従動機構21,22は、図3〜図6に示すように、簀枠3の上方に左右幅方向に間隔を開けて配設した10個の上側パッド33を昇降させて簀枠3の海苔簀17の上面に上方から下方へ向けて押圧するための左右一対の上側パッド昇降機構34,35と、簀枠3の下方に左右幅方向に間隔を開けて配設した10個の下側パッド36を昇降させて簀枠3の海苔簀17の下面に下方から上方へ向けて押圧するための左右一対の下側パッド昇降機構37,38とから構成しており、左右の上側パッド昇降機構34,35の間に左右幅方向に伸延させた上側パッド支持フレーム39を横架し、同上側パッド支持フレーム39の下部に10個の上側パッド33を左右に間隔を開けて取付ける一方、左右の下側パッド昇降機構37,38の間に左右幅方向に伸延させた下側パッド支持フレーム40を横架し、同下側パッド支持フレーム40の上部に10個の下側パッド36を左右に間隔を開けて取付けている。
【0033】
左右の上側パッド昇降機構34,35は略同一構造をしており、左側の上側パッド昇降機構34の構造について説明すると、上側パッド昇降機構34は、ケーシング72の下部に短尺状の従動軸41を回動自在に取付け、同従動軸41の左端部に従動スプロケット42を取付け、同従動スプロケット42の側部に支持突起43を突設し、同支持突起43に上下方向に伸延させた昇降ロッド44の基端部に形成したボス45を回動自在に係入して、従動スプロケット42と昇降ロッド44とを連動連結する一方、上側パッド支持フレーム39の側部に支持突起46を突設し、同支持突起46に昇降ロッド44の先端部に形成したボス47を回動自在に係入して、昇降ロッド44と上側パッド支持フレーム39とを連動連結している。図中、48はケーシング72の側部に取付けたガイドレール、49は上側パッド支持フレーム39に回動自在に取付けてガイドレール48に沿って滑動するガイドローラー、50は軸受である。
【0034】
そして、上側パッド昇降機構34,35は、従動スプロケット42の回動に伴って昇降ロッド44が昇降し、それに連動して上側パッド支持フレーム39がガイドレール48に沿って昇降するとともに、上側パッド33が昇降するようにしている(図5及び図6参照)。
【0035】
左右の下側パッド昇降機構37,38は略同一構造をしており、左側の下側パッド昇降機構37の構造について説明すると、下側パッド昇降機構37は、ケーシング72の下部に回動自在に取付けた従動軸41の中途部に昇降用カム51を取付ける一方、下側パッド支持フレーム40の下部に従動ローラー52をローラー支持体53を介して回動自在に取付け、同従動ローラー52を前記昇降用カム51の側部に形成したカム面に当接させ、従動ローラー52が昇降用カム51のカム面に沿って滑動するようにして、昇降用カム51と下側パッド支持フレーム40とを連動連結している。図中、54はケーシング72の側部に取付けたガイドレール、55は下側パッド支持フレーム40に回動自在に取付けてガイドレール54に沿って滑動するガイドローラー、56は排水パン、57は排水パイプである。
【0036】
そして、下側パッド昇降機構37,38は、従動スプロケット42の回動に伴って昇降用カム51が回動し、それに連動して下側パッド支持フレーム40がガイドレール54に沿って昇降するとともに、下側パッド36が昇降するようにしている(図5及び図6参照)。
【0037】
脱水装置6の左右側部に形成した従動機構21,22は上記のように構成しており、左右の従動機構21,22にそれぞれ設けた従動スプロケット42,42と前述した動力伝達機構18の左右両端部に設けた駆動源19,20としての駆動スプロケット28,29との間には、左右一対の側部連動機構23,24としての無端状の連動チェーン58,59を懸架して、各駆動源19,20と各従動機構21,22とを連動連結することにより駆動装置9に脱水装置6を連動連結している。
【0038】
このように、本実施例では、駆動装置9の動力を機枠の左右両側部に伝達するための動力伝達機構18を抄き装置5、脱水装置6、剥離装置8等の各種作業装置の外部に設けて、各種作業装置の外部に左右一対の駆動源19,20を形成し、同左右の駆動源19,20で各種作業装置を駆動するように構成しているため、各種作業装置それぞれの内部に動力伝達機構18を収容する必要がなくなり、各種作業装置の小型軽量化を図ることができ、各種作業装置及び海苔製造機を製造容易なものとすることができる。
【0039】
しかも、動力伝達機構18を各種作業装置の外部に設けることによって、各種作業装置の内部で駆動装置9の動力を左右に振り分ける必要がなくなり、各種作業装置の内部の各種の軸(例えば、従動軸41)を短尺化することができ、それによって、各軸にねじれが生じるおそれがなくなり、作動時の騒音や振動の発生が防止され、各種作業装置を円滑に作動させることができる。
【0040】
さらには、駆動装置9の動力を動力伝達機構18で左右に振り分けた後に左右の側部連動機構23,24によって各種作業装置に伝達するようにしているため、側部連動機構23,24によって駆動装置9の動力を高トルクで各種作業装置に伝達する必要がなくなり、側部連動機構23,24の構造の簡素化・小型化を図ることができる。
【0041】
また、本実施例では、右側の従動機構22に、右側の駆動源20から右側の従動機構22への動力伝達のタイミングを調節するためのタイミング調節手段60を設けている。
【0042】
タイミング調節手段60は、図4〜図9に示すように、右側の従動軸41に取付けた従動スプロケット42を、従動軸41の端部に取付けたスプロケット支持体61と同スプロケット支持体61の周縁に回動自在に取付けたスプロケット本体62とから構成し、スプロケット本体62の取付け位置を調節することによって右側の駆動源20から右側の従動機構22への動力伝達のタイミングを調節できるようにしている。
【0043】
すなわち、右側の従動軸41の端部に円板状のスプロケット支持体61を嵌入し、同スプロケット支持体61の周縁にリング状の段部63を形成し、同段部63にリング状のスプロケット本体62を回動自在に遊嵌し、同スプロケット本体62に円周方向に伸延させた3個の長孔64を円周方向に間隔を開けて形成し、同長孔64に挿通させた固定用ボルト65によってスプロケット支持体61にスプロケット本体62を固定するようにし、さらには、スプロケット本体62に切欠66を形成する一方、スプロケット支持体61に調節用突起67を突設し、同調節用突起67の表裏をスプロケット本体62に進退自在に螺着した2本の調節用ボルト68で挟持しており、固定用ボルト65を緩めた状態で調節用ボルト68を進退移動させることによって調節用突起67を移動させ、それによりスプロケット本体61を円周方向に回動させるようにしている。図中、69は調節用ボルト68を支持するための支持体、70は支持体69に取付けたナット、71はリング状の抜け止めである。
【0044】
そして、スプロケット本体62を回動させることによって、右側の昇降ロッド44や昇降用カム51と左側の昇降ロッド44や昇降用カム51との相対的な位置を変更することによって、左右で動力伝達のタイミングを異ならせることができるようにしている。
【0045】
このように、本実施例では、駆動源19,20から各種作業装置への動力伝達のタイミングを調節するためのタイミング調節手段60を設けているため、各種作業装置に設けた左右一対の従動機構21,22が作動するタイミングを微調節することができ、これによって各種作業装置を円滑に作動させることができる。
【0046】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0047】
すなわち、本発明では、駆動装置の動力を機枠の左右両側部に伝達するための動力伝達機構を抄き装置、脱水装置、剥離装置等の各種作業装置の外部に設けて、各種作業装置の外部に左右一対の駆動源を形成し、同左右の駆動源で各種作業装置を駆動するように構成しているため、各種作業装置それぞれの内部に動力伝達機構を収容する必要がなくなり、各種作業装置の小型軽量化を図ることができ、各種作業装置や海苔製造機を製造容易なものとすることができる。
【0048】
しかも、動力伝達機構を各種作業装置の外部に設けることによって、各種作業装置の内部で駆動装置の動力を左右に振り分ける必要がなくなり、各種作業装置の内部の各種の軸を短尺化することができ、それによって、各軸にねじれが生じるおそれがなくなり、作動時の騒音や振動の発生が防止され、各種作業装置を円滑に作動させることができる。
【0049】
さらには、駆動装置の動力を動力伝達機構で左右に振り分けた後に左右の側部連動機構によって各種作業装置に伝達するようにしているため、側部連動機構によって駆動装置の動力を高トルクで各種作業装置に伝達する必要がなくなり、側部連動機構の構造の簡素化・小型化を図ることができる。
【0050】
また、本発明では、駆動源から各種作業装置への動力伝達のタイミングを調節するためのタイミング調節手段を設けているため、各種作業装置に設けた左右一対の従動機構の作動するタイミングを微調節することができ、これによって各種作業装置を円滑に作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る海苔製造機を示す側面図。
【図2】海苔製造機の動力伝達構造を示す側面図。
【図3】脱水装置を示す左側面図。
【図4】同右側面図。
【図5】同正面図(上側パッドを下降させた状態)。
【図6】同正面図(上側パッドを上昇させた状態)。
【図7】タイミング調節手段を示す平面図。
【図8】同断面図。
【図9】同断面図。
【符号の説明】
1 海苔製造機
2 機枠
3 簀枠
4 簀枠搬送装置
5 抄き装置
6 脱水装置
7 乾燥装置
8 剥離装置
9 駆動装置
18 動力伝達機構
19,20 駆動源
21,22 従動機構
23,24 側部連動機構
28,29 駆動スプロケット
33 上側パッド
34,35 上側パッド昇降機構
36 下側パッド
37,38 下側パッド昇降機構
39 上側パッド支持フレーム
40 下側パッド支持フレーム
41 従動軸
42 従動スプロケット
60 タイミング調節手段
61 スプロケット支持体
62 スプロケット本体

Claims (2)

  1. 機枠に簀枠搬送装置を設け、同簀枠搬送装置の搬送経路中途部に、抄き装置、脱水装置、剥離装置等の各種作業装置を配設し、各種作業装置を駆動装置で駆動すべく構成した海苔製造機において、
    駆動装置の動力を機枠の左右両側部に伝達するための動力伝達機構を各種作業装置の外部に設けて、各種作業装置の外部に左右一対の駆動源を形成する一方、抄き装置、脱水装置、又は剥離装置の少なくともいずれか一つに左右一対の従動機構を設け、各駆動源と各従動機構とを左右一対の側部連動機構を介して連動連結したことを特徴とする海苔製造機の動力伝達構造。
  2. 左右一対の従動機構の少なくともいずれか一方に、駆動源から各種作業装置への動力伝達のタイミングを調節するためのタイミング調節手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の海苔製造機の動力伝達構造。
JP2000178669A 2000-06-14 2000-06-14 海苔製造機の動力伝達構造 Expired - Lifetime JP4242542B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000178669A JP4242542B2 (ja) 2000-06-14 2000-06-14 海苔製造機の動力伝達構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000178669A JP4242542B2 (ja) 2000-06-14 2000-06-14 海苔製造機の動力伝達構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001352947A JP2001352947A (ja) 2001-12-25
JP4242542B2 true JP4242542B2 (ja) 2009-03-25

Family

ID=18680065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000178669A Expired - Lifetime JP4242542B2 (ja) 2000-06-14 2000-06-14 海苔製造機の動力伝達構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4242542B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104939285A (zh) * 2015-05-27 2015-09-30 陕西科技大学 一种圆饼紫菜上下挤压脱水装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100492033B1 (ko) * 2003-05-30 2005-05-30 주식회사 에이스랩 김건조 시스템

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59192073A (ja) * 1983-04-15 1984-10-31 Ootsubo Tekkosho:Kk 海苔製造機における動力伝達装置
JPH01231873A (ja) * 1989-01-26 1989-09-18 Takeshita Sangyo Kk 海苔製造方法
JPH11180546A (ja) * 1997-12-24 1999-07-06 Howa Mach Ltd 搬送物の受け渡し搬送装置
JP2000014363A (ja) * 1998-07-02 2000-01-18 Takeshita Sangyo Kk 海苔製造機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59192073A (ja) * 1983-04-15 1984-10-31 Ootsubo Tekkosho:Kk 海苔製造機における動力伝達装置
JPH01231873A (ja) * 1989-01-26 1989-09-18 Takeshita Sangyo Kk 海苔製造方法
JPH11180546A (ja) * 1997-12-24 1999-07-06 Howa Mach Ltd 搬送物の受け渡し搬送装置
JP2000014363A (ja) * 1998-07-02 2000-01-18 Takeshita Sangyo Kk 海苔製造機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104939285A (zh) * 2015-05-27 2015-09-30 陕西科技大学 一种圆饼紫菜上下挤压脱水装置
CN104939285B (zh) * 2015-05-27 2017-05-24 陕西科技大学 一种圆饼紫菜上下挤压脱水装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001352947A (ja) 2001-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101241390B1 (ko) 김 1차가공 유닛에 사용되는 박리·흡착·반송 일체화 김박리장치
CN109059435A (zh) 一种高效板材烘干处理装置的工作方法
JP4242542B2 (ja) 海苔製造機の動力伝達構造
CN108917314A (zh) 一种高效板材烘干处理装置
JP2001299317A (ja) ドラム成形装置
JP3671628B2 (ja) コンバインのフィードチェン伝動装置
JP4116277B2 (ja) 板海苔製造装置
JP4180848B2 (ja) 海苔製造機
JP3415467B2 (ja) 海苔製造機の抄き装置構造
JPH0780576A (ja) 自動送り装置
JP4522657B2 (ja) ロールベーラ
JPS6141554Y2 (ja)
JP4184123B2 (ja) 海苔製造方法及び装置
JP3887470B2 (ja) 播種箱用土均平機
CN219199901U (zh) 一种低水分无水柠檬酸生产用的烘干设备
JP2000157227A (ja) 海苔製造機
CN213949652U (zh) 一种服饰加工清洗装置
KR200279925Y1 (ko) 볍씨 파종기
KR20000003981U (ko) 생무우 절단기의 생무우 공급장치
SU885262A1 (ru) Устройство дл укладки кож
KR960002368B1 (ko) 침대 매트 구동장치
JPS586273Y2 (ja) 育苗用床土供給装置
JP2829583B2 (ja) 乾海苔製造装置
JP3822124B2 (ja) マルチ移植機
JP3027718U (ja) 玉葱脱皮機

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040827

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070320

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081225

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4242542

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term