JP4242238B2 - 自動車の側面窓用ブラインド装置とその組付方法 - Google Patents

自動車の側面窓用ブラインド装置とその組付方法 Download PDF

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Description

本発明は、ブラインドシートと、ブラインドシートを巻き取る巻取り軸と、ブラインドシートを展開する展開手段とを有する自動車の側面窓用ブラインド装置に関する。
従来、特許文献1に記載の側面窓用ブラインド装置が知られていた。
特許文献1に係る側面窓用ブラインド装置は、ブラインドシートを巻き取る巻取り軸と、ブラインドシートを展開する展開手段を有している。そして巻取り軸は、側面窓の下方においてブラインドシートを巻取る構成である。また展開手段は、ブラインドシートの上端縁側に設けられたスライド部をレールに沿って持上げるために、スライド部に接続されたケーブルと、ケーブルを繰出す繰出装置(駆動モータと歯車)とを有している。
そして巻取り軸と繰出装置は、ドアパネルの車両内側面に取付けられ、ドアパネルの車両内側面を覆うトリムによって覆い隠される構成であった。すなわち巻取り軸と繰出装置は、ドアパネル側に取付けられる構成であった。
特開2003−182358号公報
しかしドアパネルの車両内側面には、一般にパワーウィンドー等の種々な部品が取付けられている。そのため巻取り軸と繰出装置をドアパネルに取付けることは、容易でなかった。
そこで本発明は、容易に組付けることのできる側面窓用ブラインド装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本発明は、各請求項に記載の通りの構成を備える自動車の側面窓用ブラインド装置またはその組付方法であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によると、巻取り軸は、側面窓の下方においてブラインドシートを巻取る構成である。展開手段は、ブラインドシートの上端縁側に設けられたスライド部をレールに沿って持上げるために、スライド部に接続されたケーブルと、ケーブルを繰出す繰出装置とを有している。
そしてレールは、上下方向に延出しており、かつ側面窓の窓枠を構成するピラーに取付けられるピラー側レールと、そのピラー側レールの下方でかつ側面窓よりも下方に延出する下側レールとを分割状に有している。そして繰出装置と下側レールと巻取り軸は、ドアパネルの車両内側面に取付けられるトリム、または車体の車両内側面に取付けられるトリムに取付けられている。
すなわちレールは、ピラー側レールと下側レールに分割構成されている。そして下側レールと巻取り軸と繰出装置は、トリムに取付けられている。
したがって下側レールと巻取り軸と繰出装置は、取付け位置の自由度の小さいドアパネルまたは車体ではなく、取付け位置の自由度の高いトリムに対して取付けられる。かくして側面窓用ブラインド装置は、容易に組付けられる。
請求項2に記載の発明によると、ピラー側レールと下側レールの両レール部材の間には、両レール部材を嵌め合いにより接続させる嵌め合い構造が設けられている。
したがって両レール部材は、嵌め合いにより接続され、相互に位置がずれることが防止される。そして両レール部材の相互位置がずれないことで、両レール部材によって案内支持されるスライド部が円滑に移動し得る。
請求項3に記載の発明によると、嵌め合い構造は、軟質樹脂からなる軟質部材を有し、軟質部材を介してピラー側レールと下側レールとを嵌合させている。
したがって嵌め合い構造は、軟質部材によって両レール部材の製品精度を吸収することができる。したがって両レール部材を確実に接続することができる。あるいは軟質部材によって両レール部材の組立精度を吸収することができる。したがって両レール部材を容易に接続することができる。
請求項4に記載の組付方法によると、ドアパネルの車両内側面に取付けられるトリム、または車体の車両内側面に取付けられるトリムに対して、巻取り軸と、繰出装置と、下側レールとを取付ける。そしてその後、トリムをドアパネルまたは車体に取付ける。
すなわちトリムをドアパネルまたは車体に取付ける前に、予めトリムに対して側面窓用ブラインド装置の構成部材(巻取り軸、繰出装置、下側レール)を取付ける。したがって側面窓用ブラインド装置を備える車両と、備えていない車両とを同一の車両組立ラインで容易に組立てることができる。すなわち前記構成部材が取付けられたトリムを選択するか、あるいは前記構成部材が取付けられていないトリムを選択するかによって、二つの車両を同じ車両組立ラインで組立てることができる。
また前記構成部材は、取付け位置の自由度の小さいドアパネルまたは車体ではなく、取付け位置の自由度の高いトリムに対して取付けられる。したがって側面窓用ブラインド装置を容易に組付けることができる。
請求項5に記載の組付方法によると、トリムをドアパネルまたは車体に取付けた後に、トリムに取付けられた下側レールの上端に、ピラー側レールの下端を嵌め合わせる。その後、ピラー側レールを側面窓の窓枠を構成するピラーに取付ける。
すなわちレールは、下側レールとピラー側レールを有している。そして先ず、下側レールが組付けられ、その後、ピラー側レールが下側レールに組付けられる。したがってピラー側レールは、自由状態において下側レールに嵌め合わされるため、確実かつ容易に下側レールに対して嵌め合わされる。
本発明によると、側面窓用ブラインド装置を容易に組付けることができる。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1を図1〜6にしたがって説明する。
図1に示すように自動車のドア23は、側面窓2a,2bを有するドアパネル2と、ドアパネル2の車両内側面を覆うトリム20を有している。そしてドアパネル2とトリム20の間には、ブラインド装置1が設けられている。
ドアパネル2は、上側約半分の領域において側面窓2a,2bを有し、ピラー2cとピラー(ディビジョンフレーム)2dを有している。ピラー2cは、車両前側縁に立設しており、側面窓2aの車両前側の窓枠を構成している。ピラー2dは、側面窓2a,2bの間に立設しており、二つの側面窓2a,2bを仕切っている。そしてピラー2dは、側面窓2aの車両後側の窓枠と、側面窓2bの車両前側の窓枠とを同時に構成している。
ピラー2c,2dは、略平行に延出しており、車両前側の側面窓2aを略長方形状に構成している。一方、車両後側の側面窓2bは、ピラー2dによって仕切られることで略三角形状に構成されている。そして側面窓2aには、窓ガラスが上下動可能に取付けられている。一方、側面窓2b側には、窓ガラスが移動不能に取付けられている。
ドアパネル2の下側領域には、トリム20が取付けられている。そしてトリム20は、側面窓2a,2bの下方におけるドアパネル2の車両内側面のほぼ全領域を覆う。
ブラインド装置1は、図1に示すように側面窓2aを覆うブラインドシート10と、側面窓2bを覆うブラインドシート13を有している。またブラインド装置1は、図2に示すようにブラインドシート10を巻き取るための巻取り軸30を備えるケース3と、ブラインドシート10を展開するための展開手段(6,7)を有している。さらにブラインド装置1は、ブラインドシート13を巻き取るための巻取り軸31aを備えるケース31と、ブラインドシート13を展開するための展開手段(60,72)をも有している。
ブラインドシート10,13は、車室内に差し込む光を少なくするシート(減光シート)であって、例えば網状のシートあるいは半透明状のシートである。そしてブラインドシート10,13は、側面窓2a,2bに取付けられた窓ガラスの車両内側面に展開されることで側面窓2a,2bを覆う。
ブラインドシート10の上端縁には、図1に示すようにフレーム11が取付けられている。そしてフレーム11がブラインドシート10の上端縁を車両前後方向に張設している。そしてフレーム11の前後両端には、前後方向に張出すスライド部12が設けられている(図5参照)。
またブラインド装置1は、図1に示すようにスライド部12を案内支持する一対のレール4を有している。レール4は、ピラー2cまたはピラー2dに沿って延出し、スライド部12を上下方向に案内支持する構成になっている。そして一対のレール4は、それぞれピラー側レール40と下側レール41を有している。すなわちレール4は、上下方向に分割された分割構成になっている。
一対のピラー側レール40は、それぞれピラー2cとピラー2dに取付けられており、側面窓2aと同一高さ位置に設けられている。一方、下側レール41は、ピラー側レール40の下方に設けられており、側面窓2aよりも下方に延出している。そして下側レール41は、ドアパネル2とトリム20の間に配設されている。
またピラー側レール40と下側レール41の間には、図3に示すように両レール部材(40,41)を嵌め合いによって接続するための嵌め合い構造(8)が設けられている。そして嵌め合い構造は、軟質樹脂からなる軟質部材8を有している。
軟質部材8は、図4に示すように上端部がピラー側レール40の下端部に差し込まれ、ピラー側レール40と嵌め合わされている。そして下端部が下側レール41の上端部に差し込まれ、下側レール41と嵌め合わされる。したがって両レール部材(40,41)は、軟質部材8を介して嵌め合わされている。
下側レール41は、上側に軟質部材8が差し込まれる上側差込部41aを有し、下側にケーブルガイド5の先端が差し込まれる下側差込部41bを有している。そして上側差込部41aには、軟質樹脂からなるクッション部材80が差し込まれており、下側レール41にクッション部材80が内設されている。
ブラインドシート10を展開するための展開手段は、スライド部12をレール4に沿って持上げる手段である(図1参照)。そして図2に示すように二本のケーブル6と、二本のケーブルガイド5と、一つの繰出装置7を有している。
ケーブルガイド5は、パイプ状であって、下側レール41の下端部に接続されている。
ケーブル6は、耐圧縮性部材であって、例えば図5に示すように、柔軟な金属線又はプラスチック線などを素材とした心線と、心線の外周に等間隔で巻きつけられたコイルとを有している。そしてケーブル6の一端は、スライド部12の下端部に取付けられている。そしてケーブル6は、図2に示すようにピラー側レール40と下側レール41に挿通され、続いてケーブルガイド5内に挿通されている。
したがってケーブル6は、レール4とケーブルガイド5によって案内支持され、レール4とケーブルガイド5に沿って移動することでスライド部12をレール4に沿って移動させる。
ケーブルガイド5の途中には、繰出装置7が設けられている。
繰出装置7は、歯車を有するギヤボックス70と、モータ71を有している。歯車は、ケーブル6のコイルに噛合う構成になっており、モータ71の駆動力によって回転する。そしてケーブル6は、歯車の回転によって繰出される。これによりケーブル6は、ケーブルガイド5とレール4に案内されて移動し、スライド部12を持上げる。
なお繰出装置7には、二本のケーブルガイド5が接続されている。そしてそれぞれのケーブルガイド5に挿通された二本のケーブル6が一つの繰出装置7によって同時に繰出される。したがって二本のケーブル6は、同期しながら一対のスライド部12を持上げる。
また図2に示すように、ブラインドシート13の展開先端縁には、フレーム14に取付けられている。そしてフレーム14の下端には、下方に突出するスライド部15が設けられている。
またブラインド装置1は、スライド部15を案内支持するレール42を有している。レール42は、図1に示すように側面窓2bの下方に設けられ、側面窓2bの下端に沿って車両前後方向に延出している。そしてレール42は、ドアパネル2とトリム20の間に配設されている。
ブラインドシート13を展開するための展開手段は、図1に示すようにスライド部15をレール42に沿って車両後方に押す手段である。そして図2に示すようにケーブル60と、ケーブルガイド50と、ケーブル60を繰出す繰出装置72を有している。そして繰出装置72が、ギヤボックス73とモータ74を有している。そしてケーブル60とケーブルガイド50と繰出装置7は、それぞれ前記したケーブル6、ケーブルガイド5、繰出装置7とほぼ同様に形成されている。
そしてケーブル60は、スライド部15に接続され、レール42とケーブルガイド50に挿通されている。
ケース3内には、巻取り軸30が設けられており、巻取り軸30は、ケース3によって軸支されている。そして巻取り軸30には、ブラインドシート13の下端縁が取付けられており、軸回転することでブラインドシート10を巻き取る。
そして巻取り軸30とケース3の間には、コイルバネが設けられており、コイルバネが巻取り軸30をブラインドシート10を巻き取る方向に付勢する。したがって巻取り軸30は、コイルバネの付勢力によってブラインドシート10を巻き取る。
一方、ケース31内には、巻取り軸31aが軸支されている。そして巻取り軸31aは、ケース31との間に設けられたコイルバネの付勢力を利用してブラインドシート13を巻き取る。
次に、ブラインド装置1の組付方法を図6にしたがって説明する。
先ず、トリム20を準備する(ステップS1)(図1参照)。
次に、トリム20の車両外側面に(ドアパネル2に取付けた際のドアパネル2に対向する面に)ブラインド装置1のほぼすべての構成部材を取付ける。すなわちケース3と、繰出装置7,72と、ケーブルガイド5,50と、レール42をトリム20に取付ける(ステップS2)。
なおケース3には、巻取り軸30とブラインドシート10が収容されている。そしてケース3の前後両端部には、図3に示すように下側レール41が取付けられている。またケース3の上面には、ブラインドシート10の動作に伴って開閉する蓋ユニット32が取付けられている。そしてケーブルガイド5内には、ケーブル6が挿通されている。
したがってこれらの部材もステップS2においてトリム20に取付けられ、トリム20側に支持される。
次に、トリム20をドアパネル2の車両内側面に取付ける(ステップS3)。
そしてトリム20に取付けられた下側レール41の上端部に、ピラー側レール40の下端部を図3に示すように軟質部材8を介して嵌め合わせる(ステップS4)。
そして両レール部材(40,41)を嵌合させた状態において、ピラー側レール40をピラー2c、2dに取付ける。そしてケース31をピラー2dに取付ける(ステップS5)。
そして最後にピラー2cにガーニッシュ21を取付け、ピラー側レール40をガーニッシュ21によって覆い隠す。そしてピラー2dにガーニッシュ22を取付け、ピラー側レール40とケース31をガーニッシュ22によって覆い隠す。
以上のようにしてブラインド装置1がドアパネル2に組付けられる。そして以上のようにしてブラインド装置1が構成される。
すなわちレール4は、図2に示すようにピラー側レール40と下側レール41に分割構成されている。そしてピラー側レール40とケース3(巻取り軸30)と繰出装置7は、トリム20に取付けられている(図1参照)。
したがって下側レール41と巻取り軸30と繰出装置7は、取付け位置の自由度の小さいドアパネル2ではなく、取付け位置の自由度の高いトリム20に対して取付けられる。かくしてブラインド装置1は、容易に組付けられる。
またピラー側レール40と下側レール41の両レール部材の間には、図3に示すように両レール部材を嵌め合いにより接続させる嵌め合い構造が設けられている。
したがって両レール部材は、嵌め合いにより接続され、相互に位置がずれることが防止される。そして両レール部材の相互位置がずれないことで、両レール部材によって案内支持されるスライド部12が円滑に移動し得る。
また嵌め合い構造は、図3,4に示すように軟質樹脂からなる軟質部材8を有し、軟質部材8を介してピラー側レール40と下側レール41とを嵌合させている。
したがって嵌め合い構造は、軟質部材8によって両レール部材の製品精度を吸収することができる。したがって両レール部材を確実に接続することができる。あるいは軟質部材8によって両レール部材の組立精度を吸収することができる。したがって両レール部材を容易に接続することができる。
また本形態に係る組付方法によれば、トリム20をドアパネル2に取付ける前に、予めトリム20に対してブラインド装置1の構成部材(巻取り軸30、繰出装置7、下側レール41等)を取付ける。したがってブラインド装置1を備える車両と、備えていない車両とを同一の車両組立ラインで容易に組立てることができる。すなわち前記構成部材が取付けられたトリム20を選択するか、あるいは前記構成部材が取付けられていないトリムを選択するかによって、二つの車両を同じ車両組立ラインで組立てることができる。
またレール4は、図3に示すように下側レール41とピラー側レール40を有している。そして先ず、下側レール41が組付けられ、その後、ピラー側レール40が下側レール41に組付けられる。したがってピラー側レール40は、自由状態において下側レール41に嵌め合わされるため、確実かつ容易に下側レール41に対して嵌め合わされる。
(実施の形態2)
実施の形態2を図7にしたがって説明する。実施の形態2は、実施の形態1とほぼ同様に形成されている。しかし実施の形態2に係るブラインドシート10は、図7に示すように前側の側面窓(2a)を覆う第一シート部10aと、後側の側面窓(2b)を覆う第二シート部20bとを一体に有している。すなわちブラインドシート10は、ピラー(2d)を挟んだ二つの側面窓(2a,2b)を一度に覆うためにピラー(2d)を越えた構成になっている。
そして第一シート部10aの上端にフレーム11が取付けられており、フレーム11の前後両端にスライド部12が設けられている。
巻取り軸30は、二つの側面窓(2a,2b)に跨って延出する構成であって、第一シート部10aと第二シート部20bとを一体に巻き取る。そして巻取り軸30の前端と、巻取り軸30の中央車両外側には、下側レール41が取付けられている。
そして下側レール41の上端に、ピラー側レール40が嵌め合わされる。そして一対のピラー側レール40は、それぞれピラー(2c、2d)に取付けられる。
(他の実施の形態)
また本発明は、実施の形態1,2に限定されず、以下の形態であってもよい。
(1)すなわち実施の形態1,2は、ブラインド装置がドアパネルに組付けられる形態であった。しかしブラインド装置が側面窓を有する車体に組付けられる形態であってもよい。すなわち車体に側面窓が設けられ、車体の車両内側面にトリムが取付けられる形態である。そしてそのトリムに、上記の実施の形態と同様に形成されたブラインド装置が上記の実施の形態と同様に組付けられる形態であってもよい。
(2)また実施の形態1,2に係る軟質部材は、軟質樹脂から成形されていたが、軟質部材は、ゴムから成形される形態であってもよい。
(3)また実施の形態1,2に係る下側レール41は、ケース3と別体に形成されており、ケース3に取付けられる形態であった。しかし下側レール41がケース3に一体に成形される形態であってもよい。この形態によればブラインド装置の組付けが容易になる。
(4)また実施の形態1,2に係るケース3及び巻取り軸30は、長手方向(車両前後方向)に長さが不変の構造であった。しかしケース3及び巻取り軸30は、長手方向に長さが可変の構造であることが好ましく、これによってドアパネルまたは車体への組付けが容易になる。
自動車のドアの車両内側面からの正面図である。 ブラインド装置の分解斜視図である。 ピラー側レールと下側レールの間に設けられた嵌合構造を示す拡大斜視図であって、両レール部材を嵌め合わせる前の図である。 ピラー側レールと下側レールを嵌め合わせた状態においての図3のA−A線断面矢視図に相当する図である。 スライド部近傍の分解拡大斜視図である。 ブラインド装置の組立方法を示すフロー図である。 実施の形態2に係るブラインド装置の分解斜視図である。
符号の説明
1…ブラインド装置
2…ドアパネル
2a,2b…側面窓
2c,2d…ピラー
3,31…ケース
4,42…レール
5,50…ケーブルガイド
6,60…ケーブル
7,72…繰出装置
8…軟質部材(嵌め合い構造)
10,13…ブラインドシート
12,15…スライド部
20…トリム
21,22…ガーニッシュ
23…ドア
30,31a…巻取り軸
32…蓋ユニット
40…ピラー側レール
41…下側レール
80…クッション材

Claims (5)

  1. ブラインドシートと、前記ブラインドシートを巻き取る巻取り軸と、前記ブラインドシートを展開する展開手段とを有する自動車の側面窓用ブラインド装置であって、
    前記巻取り軸は、側面窓の下方において前記ブラインドシートを巻取る構成であり、
    前記展開手段は、前記ブラインドシートの上端縁側に設けられたスライド部をレールに沿って持上げるために、前記スライド部に接続されたケーブルと、該ケーブルを繰出す繰出装置とを有し、
    前記レールは、上下方向に延出しており、かつ前記側面窓の窓枠を構成するピラーに取付けられるピラー側レールと、そのピラー側レールの下方でかつ前記側面窓よりも下方に延出する下側レールとを分割状に有し、
    前記繰出装置と前記下側レールと前記巻取り軸は、ドアパネルの車両内側面に取付けられるトリム、または車体の車両内側面に取付けられるトリムに取付けられていることを特徴とする自動車の側面窓用ブラインド装置。
  2. 請求項1に記載の自動車の側面窓用ブラインド装置であって、
    ピラー側レールと下側レールの両レール部材の間には、前記両レール部材を嵌め合いにより接続させる嵌め合い構造が設けられていることを特徴とする自動車の側面窓用ブラインド装置。
  3. 請求項2に記載の自動車の側面窓用ブラインド装置であって、
    嵌め合い構造は、軟質樹脂からなる軟質部材を有しており、前記軟質部材を介してピラー側レールと下側レールとを嵌合させていることを特徴とする自動車の側面窓用ブラインド装置。
  4. ブラインドシートと、前記ブラインドシートを巻き取る巻取り軸と、前記ブラインドシートを展開する展開手段とを有し、前記巻取り軸が、側面窓の下方において前記ブラインドシートを巻取る構成であり、前記展開手段が、前記ブラインドシートの上端縁側に設けられたスライド部をレールに沿って持上げるために、前記スライド部に接続されたケーブルと、該ケーブルを繰出す繰出装置とを有し、前記レールが、上下方向に延出しており、かつ前記側面窓の窓枠を構成するピラーに取付けられるピラー側レールと、そのピラー側レールの下方でかつ前記側面窓よりも下方に延出する下側レールとを分割状に有する自動車の側面窓用ブラインド装置の組付方法であって、
    ドアパネルの車両内側面に取付けられるトリム、または車体の車両内側面に取付けられるトリムに対して、前記巻取り軸と、前記繰出装置と、前記下側レールとを取付け、
    その後、前記トリムを前記ドアパネルまたは前記車体に取付けることを特徴とする自動車の側面窓用ブラインド装置の組付方法。
  5. 請求項4に記載の自動車の側面窓用ブラインド装置の組付方法であって、
    トリムをドアパネルまたは車体に取付けた後に、前記トリムに取付けられた下側レールの上端に、ピラー側レールの下端を嵌め合わせ、
    その後、前記ピラー側レールを側面窓の窓枠を構成するピラーに取付けることを特徴とする自動車の側面窓用ブラインド装置の組付方法。

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