JP4241483B2 - 水晶フィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話等の通信機器や電子機器等に用いる水晶フィルタに関するものであり、特に減衰特性を向上させた構成に関する。
近年の電子機器例えば携帯情報端末等の移動体通信機は、単なる通信機能のみならず様々な付加機能が組み込まれ、かつ小型化が進んでいる。この中に用いられる水晶フィルタもさらなる小型化が求められており、水晶フィルタ自体の構成並びに製造面においても小型化に対応するとともに、信頼性の確保も求められている。
水晶フィルタにおいては、水晶振動板に形成される電極設計により、各種スプリアスを抑制する工夫が多くなされているが、小型化が進むとこの電極設計が困難になるとともに、各電極間の周波数バランスや周波数帯域特性の調整を限られた狭い領域で行わざるを得なくなっていた。
また水晶フィルタをIFフィルタとして通信機に用いた際、イメージ周波数近傍の保証減衰量特性も考慮する必要があり、これについては特開平9−284092号公報に開示されている。同公報には薄肉の振動部とその周囲の厚肉の環状囲繞部とを有する圧電基板からなり、振動部には分割電極と裏面全面電極を形成するとともに、分割電極から導出されたボンディング用電極を所定の間隔とし、入出力電極間に橋絡容量を創出した構成が開示されている。当該構成により減衰極をイメージ周波数のマイナス側に合致させることができ、高減衰量を得ることができる。
上記構成では、分割電極から導出されたボンディング電極(引出電極)を近接させることにより、所定の橋絡容量を得るものであるが、このような構成であるとボンディング電極間の短絡すなわち端子間の短絡を招くことがある。また上記従来構成では全体として圧電基板が逆凹形の構成であり、このような構成に励振電極を形成した場合は、等価直列抵抗値が悪化する等の不具合が生じることがあった。すなわち、通常、凹形の形成には平行平面研磨により表面加工された平板状の圧電振動板に対して、フォトリソグラフィー技術を用いたエッチングにより加工を行うことが一般的であるが、一方の主面のみを深くエッチングする場合、エッチング面が荒れる傾向があった。またエッチングを行わない他方の主面の平面部分は研磨面がそのまま適用されるが、この場合も研磨による残留応力のある加工変質層や2次割れ層を有する状態であるためその表面が荒れた状態となっていた。このような荒れた表面はCI値を悪化させることになるため、平板状の段階で圧電振動板全体をエッチング処理することにより、前述の加工変質層を化学的に除去することも常用されているが、この場合も圧電振動板の表裏がエッチングされ薄型化してしまうので、その後の取扱い、加工に悪影響が生じることがあった。
また、特開2004−48516号には、橋絡容量を形成した水晶フィルタの他の構成例が開示されている。特開2004−48516号は平板状の水晶板の表裏面にはそれぞれフィルタ特性を生じさせる分割電極と共通電極が形成され、かつ分割電極側には両電極から延出した導出電極が相互に近接する橋絡容量が水晶板上に形成されている。また共通電極は前記分割電極に対応した位置に形成されている。共通電極はパッケージに組み込んだ後の調整領域に用いられ、当該共通電極に対して部分的に金属蒸着材料を付着させるパーシャル蒸着が行われる。
ところで当該パーシャル蒸着は、条件によっては金属蒸着材料を付着させる領域の誤差が100μm程度になることがある。共通電極の外形サイズが大きな場合は、当該誤差が生じたとしても当該共通電極内の処理とすることができる。しかしながら上述のように水晶フィルタの小型化が図られ、これに伴って共通電極の外形サイズが小さくなった場合においては、上述のパーシャル蒸着の誤差により共通電極から外れて、水晶板上の意図しない領域に金属膜が形成されることがあった。このような場合、水晶板の反対面に橋絡容量形成のための導出電極が存在する場合は、当該はみ出したパーシャル蒸着による金属膜が新たな電極として機能し、意図しないスプリアスの生じることがあった。
特開平9−284092号 特開2004−48516号
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、所望の減衰特性を得るとともに、スプリアス等を抑制することのできる、小型化に対応した圧電フィルタを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、請求項1に示すように、薄肉部と当該薄肉部外周の一部または全部に厚肉部を形成した圧電振動板と、当該薄肉部の一方の主面に形成した入力電極および出力電極と、薄肉部の他方の主面に前記入力電極と出力電極に対応して形成した共通電極と、前記入力電極と出力電極と共通電極を圧電振動板の端部に引き出す各引出電極と、前記入力電極と出力電極各々から細幅の導出電極を延出し、圧電振動板の端部近傍で近接させた橋絡容量形成部と、からなる圧電フィルタであって、前記薄肉部は主面の両方から薄肉化された構成であり、前記入力電極と出力電極と導出電極とが同一平面に形成され、かつ前記導出電極の橋絡容量形成部下方の圧電振動板は前記薄肉部よりも厚い厚肉構成であることを特徴とするものである。
橋絡容量形成部はその表面が入力電極および出力電極および導出電極とが同一平面に形成されているために、蒸着等による電極形成時において、入力電極と導出電極、出力電極と導出電極それぞれの電極断線の不具合を無くすことができる。
また、橋絡容量形成部の下方は厚肉構成となっている。この厚肉構成は前記薄肉部より厚く、厚肉部の共通電極側の厚さと同じかこれより若干小さい構成であると好ましい。当該薄肉部よりも厚い厚肉構成は、導出電極形成に起因するスプリアス抑制に効果がある。例えば、導出電極および橋絡容量形成部の反対面に調整用金属材料が付着したり、異物が付着する等の理由によりスプリアスの生じる可能性があるが、厚肉構成の存在により当該スプリアスの発生を抑制することができ、主振動の特性には悪影響を与えない。
さらに共通電極に対して特性調整のためのパーシャル蒸着を行った場合、製造誤差により反対面の導出電極形成部分に金属材料が形成されることがあるが、薄肉部よりも厚い厚肉構成の存在により、導出電極に起因するスプリアスを抑制することができる。
ところで、従来橋絡容量形成部は薄肉部に形成していたが、これを厚肉構成部分に形成することにより、従来に較べて水晶振動板の小型化を図ることができる。これは例えばフォトリソグラフィー技術を用いて、ウェハから多数の水晶振動板を得る際、ウェハあたりの水晶板の取れ枚数を増加させることができ、生産性を向上させるという効果を生む。もちろん、当該薄肉構成の上面は入力、出力電極形成面と同一平面であり、電極切れの問題は生じない。
また本発明は、請求項2に示すように、薄肉部と当該薄肉部外周の上下方向の一部に厚肉部を形成した平面視矩形形状の圧電振動板と、当該薄肉部の一方の主面に形成した入力電極および出力電極と、薄肉部の他方の主面に前記入力電極と出力電極に対応して形成した共通電極と、前記入力電極と出力電極と共通電極を圧電振動板の端部に引き出す各引出電極と、前記入力電極と出力電極各々から細幅の導出電極を圧電振動板の一辺の端部近傍に延出し、近接させた橋絡容量形成部と、からなる圧電フィルタであって、橋絡容量形成部側の辺または当該橋絡容量形成部側の辺と当該辺に対向する辺を除いた辺においては厚肉部が形成され、かつ橋絡容量形成部の下方においては前記薄肉部よりも厚い厚肉構成であることを特徴としている。
上記構成によれば、少なくとも橋絡容量形成部側の辺においては入力電極と出力電極側の厚肉部が形成されず、これにより薄肉部と同一平面となる平坦部が形成される。従って、導出電極や橋絡容量形成部を形成する際の微細なパターニングを精度良く形成することができる。すなわち、薄肉部と厚肉部の境界部分においてはその構造上表面張力が機能してしまう。このため製造面において、パターニング時に用いる液状のレジスト膜が表面張力により境界部(すなわち角部)近傍においては厚くなり、境界部から離れるにつれて薄くなる傾向がある。このような厚さの相違は電極形成時の製造バラツキを大きくし、微細なパターニングを精度良く行うことが困難であったが、上記構成により表面張力による悪影響を排除し、微細なパターニングを精度良く行うことができる。
請求項2によれば、橋絡容量形成側の辺においては入力電極形成側に厚肉部が形成されず、薄肉部と同一平面で構成されるため、前述のような表面張力による悪影響を排除することができる。また橋絡容量形成側の辺と対向する辺についても入出力電極形成側において厚肉部が形成されない構成とすることにより、表面張力による悪影響を無くすことができ、意図した電極パターンを得ることができる。
またこのような薄肉部と同一平面を圧電振動板の外周端部まで形成することにより、引出電極を外部に導出する際、圧電振動板の稜部に電極を形成する機会が減少するので、電極切れ等の不具合を抑制することができる。
また本発明は請求項3に示すような、特性の調整を考慮した構成も開示している。すなわち、薄肉部と当該薄肉部外周の上下方向の一部または全部に厚肉部を形成した圧電振動板をパッケージに収納してなる圧電フィルタであって、前記圧電振動板は、当該薄肉部の一方の主面に形成した入力電極および出力電極と、薄肉部の他方の主面に前記入力電極と出力電極に対応して形成した共通電極と、前記入力電極と出力電極と共通電極を圧電振動板の端部に引き出す各引出電極と、前記入力電極と出力電極各々から細幅の第1の導出電極を同一平面に延出し、圧電振動板の端部近傍で近接させた第1の橋絡容量形成部と、前記入力電極と出力電極のそれぞれから第2の導出電極を前記厚肉部表面に引き出し、当該各々の第2の導出電極を厚肉部表面において近接させた第2の橋絡容量形成部と、を有するとともに、前記第1の導出電極の橋絡容量形成部下方の圧電振動板は薄肉部よりも厚い厚肉構成であり、また前記第2の橋絡容量形成部が上方に向いた状態でパッケージに搭載され、搭載後当該第2の橋絡容量部に対し特性調整可能としたことを特徴とする圧電フィルタである。
請求項3によれば、第2の導出電極を形成し、これら導出電極が相互に近接する橋絡容量形成部を上方に向けた状態でパッケージに搭載することにより、圧電振動板をパッケージに搭載した後、当該第2の橋絡容量形成部に対して、特性調整を行うことができる。従って、精度の高い特性を得ることができる。また第2の橋絡容量部を共通電極側に引き出し、当該共通電極と第2の橋絡容量形成部を上方に向けてパッケージに搭載することにより、パッケージ搭載後においても両者に対して特性調整を実行することができる。
以上のように、本発明では、導出電極および橋絡容量形成部が入力電極および出力電極と同一平面に形成されているため、確実な電極形成を行うことができる。また橋絡容量形成部の下方は薄肉部よりも厚肉構成となっているので、導出電極形成に起因するスプリアスを抑制することができる。よって、橋絡容量形成により所望の減衰特性を得るとともに、スプリアス等を抑制することのできる、小型化に対応した圧電フィルタを提供することを目的としている。
本発明による第1の実施の形態を表面実装型の水晶フィルタを例にとり、図1と図2とともに説明する。図1は本実施の形態を示す水晶振動板の一方の主面から見た斜視図であり、図2は他方の主面から見た斜視図である。
表面実装型水晶フィルタは、全体として直方体形状で、上部が開口した凹部を有するセラミックパッケージ(図示せず)と、当該パッケージの中に収納される圧電振動素子である矩形の水晶振動板2と、パッケージの開口部に接合される金属フタ(図示せず)とからなる。
矩形状の水晶振動板1はATカット水晶板からなり、薄肉部11、16と厚肉部12を有する構成である。薄肉部11、16は厚肉の平板の両主面を厚さ方向に堀込むことにより、平面視矩形状に形成され、平面部分を形成している。図1に示すように一方の主面においては、厚肉部は矩形状の外周に沿って三辺に設けられ、残りの一辺においては前述の薄肉部表面と同一平面となるよう厚肉部を形成しない平坦部12bとなっている。一方、図2に示すように他方の主面においては、厚肉部12は矩形に沿って四囲(四辺)に設けられ、中央部分には薄肉部16が形成されている。
水晶振動板1の両主面にはモノリシック水晶フィルタを構成する電極が形成されている。すなわち、図1で示すように、一方の主面の薄肉部11には矩形形状の入力電極13と出力電極14が所定の間隔を持って形成され、図2に示すように、他方の主面の薄肉部16には前記入力電極と出力電極に対向した矩形形状の共通電極15が形成されている。
これら入力電極13と出力電極14はそれぞれ引出電極13a,14aにより電極が水晶振動板の端部に引き出されている。これら引出電極13a,14aはセラミックパッケージに形成された電極パッド(図示せず)と接続される接続電極13b、14bに引き出されている。また共通電極15は、引出電極15a,15aを介して接続電極15b、15bに引き出されている。
また前記入力電極13、出力電極14のそれぞれから前述の平坦部12bまで導出電極13c、14cが形成されている。これら導出電極13c、14cの先端部分は相互に平面的に近接し、橋絡容量形成部Cを形成している。橋絡容量形成部Cは導出電極の近接部分間の距離や近接対向する電極面積を変化させることによりその値を調整することができる。
当該橋絡容量Cの厚さ方向下方は、前記薄肉部11よりも厚肉構成12aとなっている。この厚肉構成12aは前記薄肉部11より厚く、厚肉部12の共通電極側の厚さと同じかこれより若干小さい構成であると好ましい。本実施の形態においては、薄肉部11、厚肉構成12a、厚肉部12の順に厚くなっている。当該薄肉部よりも厚い厚肉構成12aは、導出電極形成に起因するスプリアス抑制に効果がある。
なお、導出電極13c、14cの形成された部分が前述の厚肉構成12aであることがスプリアス抑制の観点から好ましいが、当該厚肉構成12aが入力電極、出力電極に近接しすぎると主振動に悪影響を与えることがあるので、動作周波数、高調波の次数等によって、設計条件を最適に調整する必要がある。
上述の薄肉部の形成あるいは各電極の形成は、フォトリソグラフィー技術を用いて形成すればよい。すなわち、レジスト膜により薄肉部形成用のパターニングを行い、エッチング技術により薄肉部を形成する。その後、当該薄肉部に対し電極材料、例えば水晶振動板に接してクロム膜、その上面に金膜をそれぞれ真空蒸着法により形成した後、レジスト膜による所定のパターニングを行い、エッチングにより前述の各電極を得ることができる。なお、接続電極13b、14b、15bについては厚肉部にも一部形成された構成であるので、前述のフォトリソグラフィー技術による電極形成の後、所定のパターン開口窓を有する金属マスクを用いた真空蒸着法により、形成することができる。
なお、図示していないが電極形成された水晶振動板をセラミックパッケージに搭載し、導電性接合材により接合した後、リッドにて気密封止することにより、気密封止された表面実装型の水晶フィルタを得ることができる。
本発明による第2の実施の形態を表面実装型の水晶フィルタを例にとり、図3と図4とともに説明する。図3は第2の実施の形態を示し、水晶振動板を一方の主面から見た平面図であり、図4は他方の主面から見た平面図である。
矩形状の水晶振動板2はATカット水晶板からなり、薄肉部21、26と厚肉部22を有する構成である。薄肉部21は厚肉の平板の両主面を厚さ方向に堀込むことにより、平面視略矩形状に形成され、平面部分を形成している。図3に示すように一方の主面においては、厚肉部22は矩形状の外周に沿って四囲に設けられているが、後述の橋絡容量形成部Cの近傍においては一部厚肉部が形成されず、前述の薄肉部表面と同一平面となる平坦部22bとなっている。一方、図4に示すように他方の主面においては、厚肉部22は矩形に沿って四囲に設けられ、中央部分には薄肉部26が形成されている。なお、薄肉部と厚肉部の境界部分からなる矩形の四隅部分の一部には曲率面22cを形成している。当該曲率面により水晶振動板の強度向上を図っている。
水晶振動板2の両主面にはモノリシック水晶フィルタを構成する電極が形成されている。すなわち、図3で示すように、一方の主面の薄肉部21には矩形形状の入力電極23と出力電極24が所定の間隔を持って形成され、また図4に示すように、他方の主面の薄肉部26には前記入力電極と出力電極に対向した矩形形状の共通電極25が形成されている。
入力電極と出力電極の引出電極側は一部円弧形状を有しており、また共通電極25も同様に引出電極側は一部円弧形状となっている。また共通電極25はその中央部分にスリット25c、25cが形成されており、反対面の入出力電極の形状に概ね合致させた構成となっている。このような構成によりスプリアスを抑制することができる。
これら入力電極23と出力電極24からはそれぞれ引出電極23a,24aが、共通電極からは引出電極25a,25aが水晶振動板の短辺に対して垂直方向に引き出され、薄肉部端部にて直角に屈曲して四隅部分に引き出されている。これら引出電極は平面で見て入出力電極を2分するA−A線に対して線対称に形成されており、平面的な振動のバランスを保つ構成となっている。これら引出電極23a,24a,25aはセラミックパッケージに形成された電極パッド(図示せず)と接続される接続電極23b、24b、25bにそれぞれ引き出されている。
また入力電極23、出力電極24のそれぞれから前述の平坦部22bまで導出電極23c、24cが形成されている。これら導出電極23c、24cの先端部分は相互に平面的に近接し、橋絡容量形成部Cを形成している。橋絡容量形成部Cは導出電極の近接部分間の距離や近接対向する電極面積を変化させることによりその値を調整することができる。
当該橋絡容量Cの下方は、前記薄肉部21よりも厚肉構成22aとなっている。この厚肉構成22aは前記薄肉部21より厚く、厚肉部22の共通電極側の厚さと同じかこれより若干小さい構成であると好ましい。本実施の形態においても薄肉部21、厚肉構成22a、厚肉部22の順に厚くなっている。当該薄肉部よりも厚い厚肉構成12aは、導出電極形成に起因するスプリアス抑制に効果がある。なお、入出力電極を挟んで橋絡容量形成部の反対側には棒状金属膜からなるバランサー27が形成されている。本実施の形態においては、橋絡容量形成部近傍のみに平坦部が形成され、厚肉部が四辺に残されているので、水晶振動板の強度を向上させることができる。バランサー27により導出電極23c、24cとの平面的なバランスをとっている。
なお、上記図3の構成に代えて図5に示す構成を採用してもよい。図5において、入力電極33,出力電極34側の厚肉部32は四囲に形成されているが、橋絡容量形成部近傍の厚肉部32aについてはその幅を小さくしている。これにより橋絡容量形成部cを構成する導出電極のパターニングが容易になるとともに、水晶振動板3自体の強度も向上させることができる。またバランサー27もその長さを導出電極の橋絡容量形成部のサイズに対応させて小さくしている。
本発明による第3の実施の形態を表面実装型の水晶フィルタを例にとり、図6と図7とともに説明する。図6は第3の実施の形態を示し、水晶振動板4を一方の主面から見た斜視図であり、図7は他方の主面から見た平面図である。
矩形状の水晶振動板4はATカット水晶板からなり、薄肉部41、46と厚肉部42を有する構成である。薄肉部41、46は厚肉の平板の両主面を厚さ方向に堀込むことにより、平面視矩形状に形成され、平面部分を形成している。図6に示すように一方の主面においては、厚肉部42は対向する2辺にのみに設けられ、他の辺については薄肉部と同一平面構成となっており、後述の橋絡容量形成部分も平坦な平坦部42bとなっている。
一方、図7に示すように他方の主面においては、厚肉部42は矩形に沿って四囲に設けられ、中央部分には薄肉部46が形成されている。なお、薄肉部と厚肉部の境界部分の四隅部分には一部曲率面を形成している。当該曲率面により水晶振動板の強度向上を図っている。
水晶振動板4の両主面にはモノリシック水晶フィルタを構成する電極が形成されている。すなわち、図6で示すように、一方の主面の薄肉部41には矩形形状の入力電極43と出力電極44が所定の間隔を持って形成され、また図7に示すように、他方の主面の薄肉部46には前記入力電極と出力電極に対向した矩形形状の共通電極45が形成されている。
これら入力電極43と出力電極44からはそれぞれ引出電極43a,44aが、共通電極からは引出電極45a,45aが水晶振動板の短辺に対して垂直方向に引き出され、これら各引出電極は薄肉部端部にて直角に屈曲して四隅部分に引き出されている。これら引出電極は第2の実施形態と同様に、平面で見て入出力電極を2分する線に対して線対称に形成されており、平面的な振動のバランスを保つ構成となっている。これら引出電極43a,44a,45aはセラミックパッケージに形成された電極パッド(図示せず)と接続される接続電極43b、44b、45bにそれぞれ引き出されている。
また入力電極43、出力電極44のそれぞれから前述の平坦部22bまで導出電極43c、44cが形成されている。これら導出電極43c、44cは相互に平面的に近接し、橋絡容量形成部Cを形成している。橋絡容量形成部Cは導出電極の近接部分間の距離や近接対向する電極面積を変化させることによりその値を調整することができる。
当該橋絡容量Cの下方は、前記薄肉部41よりも厚肉構成42aとなっている。この厚肉構成42aは前記薄肉部41より厚く、厚肉部42の共通電極側の厚さと同じかこれより若干小さい構成であると好ましい。従って、薄肉部41、厚肉構成42a、厚肉部42の順に厚くなっている。当該薄肉部よりも厚い厚肉構成42aは、導出電極形成に起因するスプリアス抑制に効果がある。
本実施の形態においては、減衰特性の向上、スプリアス抑制、小型化の効果に加えて、一方の主面において厚肉部が対向する2辺にのみ設けられているので、厚肉部と薄肉部により作用する表面張力の悪影響が抑制され、微細なパターニングを精度良く形成することができ、良好な特性を得ることができる。
本発明による第4の実施の形態を表面実装型の水晶フィルタを例にとり、図8と図9とともに説明する。図8は第4の実施の形態を示し、水晶振動板5を一方の主面から見た斜視図であり、図9は他方の主面から見た平面図である。
矩形状の水晶振動板5はATカット水晶板からなり、薄肉部51、56と厚肉部52を有する構成である。薄肉部51、56は厚肉の平板の両主面を厚さ方向に堀込むことにより、平面視矩形状に形成され、平面部分を形成している。図8に示すように一方の主面においては、厚肉部52は対向する2辺にのみに設けられ、他の辺については薄肉部と同一平面構成となっており、後述の橋絡容量形成部分も平坦な平坦部52b、52cとなっている。
また、図9に示すように他方の主面においても、厚肉部52は対向する2辺にのみに設けられ、他の辺については薄肉部と同一平面構成となっている。なお、当該他方の主面の厚肉部は一方の主面の厚肉と直交する方向に形成され、水晶振動板の機械的強度を確保している。
水晶振動板5の両主面にはモノリシック水晶フィルタを構成する電極が形成されている。すなわち、図8で示すように、一方の主面の薄肉部51には矩形形状の入力電極53と出力電極54が所定の間隔を持って形成され、また図9に示すように、他方の主面の薄肉部56には前記入力電極と出力電極に対向した矩形形状の共通電極55が形成されている。
これら入力電極53と出力電極54からはそれぞれ引出電極53a,54aが、共通電極からは引出電極55a,55aが水晶振動板の短辺に対して垂直方向に引き出され、薄肉部端部にて直角に屈曲して四隅部分に引き出されている。これら引出電極は第2の実施形態と同様に、平面で見て入出力電極を2分する線に対して線対称に形成されており、平面的な振動のバランスを保つ構成となっている。これら引出電極53a,54a,55aはセラミックパッケージに形成された電極パッド(図示せず)と接続される接続電極53b、54b、55bにそれぞれ引き出されている。
また入力電極53、出力電極54のそれぞれから前述の平坦部52b、52cまで第1の導出電極53c、54cと第2の導出電極53d、54dがそれぞれ形成されている。これら第1の導出電極53c、54cの先端部分は相互に平面的に近接し、橋絡容量形成部C1を形成している。また第2の導出電極53d、54dの先端部分は相互に平面的に近接し、第2の橋絡容量形成部C2を形成している。これら橋絡容量形成部は導出電極の近接部分間の距離や近接対向する電極面積を変化させることによりその値を調整することができる。
当該橋絡容量形成部C1,C2の下方は、前記薄肉部51よりも厚肉構成52aとなっている。この厚肉構成52aは前記薄肉部51より厚く、厚肉部52の共通電極側の厚さと同じかこれより若干小さい構成であると好ましい。従って、薄肉部51、厚肉構成52a、厚肉部52の順に厚くなっている。当該薄肉部よりも厚い厚肉構成52aは、導出電極形成に起因するスプリアス抑制に効果がある。
本実施の形態においては、減衰特性の向上、スプリアス抑制、小型化の効果に加えて、両主面において厚肉部が対向する2辺にのみ設けられ、かつこれら厚肉部が相互に直交するよう配置されていることにより、厚肉部と薄肉部により作用する表面張力の悪影響が抑制され、両主面に渡って微細なパターニングを精度良く形成することができ、良好な特性を得ることができる。また第1,第2の橋絡容量形成部が入力電極と出力電極を介して対象に形成されているので、平面的な重量バランスもとることができる。
本発明による第5の実施の形態を表面実装型の水晶フィルタを例にとり、図10とともに説明する。図10は水晶振動板6を一方の主面から見た斜視図である。
本実施の形態においては橋絡容量形成部を2カ所設けている構成を開示している。基本構成は第1の実施の形態と同様であり、一方の主面において3辺に厚肉部が形成され、かつ厚肉部の形成されない平坦部62bを有する構成である。矩形状の水晶振動板6はATカット水晶板からなり、薄肉部61と厚肉部62を有する構成である。薄肉部61は厚肉の平板の両主面を厚さ方向に堀込むことにより、平面視矩形状に形成され、平面部分を形成している。
水晶振動板6の両主面にはモノリシック水晶フィルタを構成する電極が形成されている。すなわち、図10で示すように、一方の主面の薄肉部61には矩形形状の入力電極63と出力電極64が所定の間隔を持って形成されている。これら入力電極63と出力電極64からはそれぞれ引出電極63a,64aが角部の接続電極73b、74bに向かって引き出されている。他方の主面については説明を割愛するが、基本構成は図2に類似する構成である。
また入力電極63、出力電極64のそれぞれから前述の平坦部22bまで第1の導出電極63c、64cが形成されている。これら第1の導出電極63c、64cは相互に平面的に近接し、第1の橋絡容量形成部C1を形成している。第1の橋絡容量形成部C1は第1の導出電極の近接部分間の距離や近接対向する電極面積を変化させることによりその値を調整することができる。
当該第1の橋絡容量形成部C1の下方は、前記薄肉部61よりも厚肉構成62aとなっている。この厚肉構成62aは前記薄肉部61より厚く、厚肉部62の共通電極側の厚さと同じかこれより若干小さい構成であると好ましい。従って、薄肉部61、厚肉構成62a、厚肉部62の順に厚くなっている。当該薄肉部よりも厚い厚肉構成62aは、導出電極形成に起因するスプリアス抑制に効果がある。
また接続電極73b、74bからは第2の導出電極63d、64dが厚肉部の表面に延出して形成され、当該厚肉部上で相互に近接し、第2の橋絡容量形成部C2を形成している。
本実施の形態においては、橋絡容量形成部が2カ所設けられているので、特性の調整がより精度良く行うことができる。またいずれの橋絡容量形成部も入出力電極と共通電極からなる主振動領域と異なった領域に設けているので、橋絡容量形成部によるスプリアス等の特性の悪影響を与えない。
本発明による第6の実施の形態を表面実装型の水晶フィルタを例にとり、図11、図12と図13とともに説明する。図11は第4の実施の形態を示し、水晶振動板7を一方の主面から見た斜視図であり、図12は他方の主面から見た平面図である。また図13は図11と図12のB−B断面で示す水晶振動板をパッケージに搭載する状態を示す断面図である。
本実施の形態においても橋絡容量形成部を2カ所設けている構成を開示している。矩形状の水晶振動板7はATカット水晶板からなり、薄肉部71、76と厚肉部72を有する構成である。薄肉部71、76は厚肉の平板の両主面を厚さ方向に堀込むことにより、平面視矩形状に形成され、平面部分を形成している。図11に示すように一方の主面においては、厚肉部は矩形状の外周に沿って三辺に設けられ、残りの一辺においては前述の薄肉部表面と同一平面となるよう厚肉部を形成しない平坦部72bとなっている。一方、図12に示すように他方の主面においては、厚肉部72は矩形に沿って四囲(四辺)に設けられ、中央部分には薄肉部76が形成されている。
水晶振動板7の両主面にはモノリシック水晶フィルタを構成する電極が形成されている。すなわち、図11で示すように、一方の主面の薄肉部71には矩形形状の入力電極73と出力電極74が所定の間隔を持って形成され、また図12に示すように、他方の主面の薄肉部76には前記入力電極と出力電極に対向した矩形形状の共通電極75が形成されている。
これら入力電極73と出力電極74からはそれぞれ引出電極73a,74aが、共通電極からは引出電極75aが水晶振動板の角部に向かって引き出されている。これら引出電極73a,74a,75aはセラミックパッケージに形成された電極パッド82,83等と接続される接続電極73b、74b、75bにそれぞれ引き出されている。
また入力電極73、出力電極74のそれぞれから前述の平坦部22bまで第1の導出電極73c、74cが形成されている。これら第1の導出電極73c、74cの先端部は相互に平面的に近接し、第1の橋絡容量形成部C1を形成している。第1の橋絡容量形成部C1は導出電極の近接部分間の距離や近接対向する電極面積を変化させることによりその値を調整することができる。
当該橋絡容量形成部C1の下方は、前記薄肉部71よりも厚肉構成72aとなっている。この厚肉構成72aは前記薄肉部71より厚く、厚肉部72の共通電極側の厚さと同じかこれより若干小さい構成であると好ましい。本実施の形態では薄肉部71、厚肉構成72a、厚肉部72の順に厚くなっている。当該薄肉部よりも厚い厚肉構成72aは、導出電極形成に起因するスプリアス抑制に効果がある。
また接続電極73b、74bは他方の主面にまで及んで形成されており、当該他方の主面部分から第2の導出電極73d、74dが他方の主面の厚肉部表面に延出して形成されている。これら第2の導出電極の先端は当該厚肉部上で相互に近接し、第2の橋絡容量形成部C2を形成している。
図13に示すように、水晶振動板7をセラミックパッケージ8に搭載する。セラミックパッケージ8は全体として直方体形状でかつ上方が開口した構成である。開口外周には堤部が設けられ、堤部の上面にはメタライズ層81が周状に形成されており、またパッケージ内の底面には電極パッド82,83が形成されている。当該セラミックパッケージ8に前記水晶振動板7を搭載するが、当該水晶振動板7は図12に示すように他方の主面が上方すなわちセラミックパッケージ8の開口側を向くように搭載される。これにより共通電極75と第2の橋絡容量形成部C2が上方を向く配置となるため、セラミックパッケージ7に搭載し、導電接合材(図示せず)で電気的機械的接合を行った後、当該共通電極75と第2の橋絡容量形成部C2に対して特性の調整を行うことができる。例えば共通電極75と第2の橋絡容量形成部C2に対して金属材料を付加するか、あるいは電極を除去することにより特性の調整を行う。特性調整後、金属板からなるリッド9を前記セラミックパッケージの開口を閉塞し、シーム接合等により気密封止する。
本実施の形態においては、橋絡容量形成部が2カ所設けられているので、特性の調整をより精度良く行うことができる。またいずれの橋絡容量形成部も入出力電極と共通電極からなる主振動領域と異なった領域に設けているので、主振動に対し橋絡容量形成部によるスプリアス等の特性の悪影響を与えない。また第2の橋絡容量形成部はセラミックパッケージ開口側に形成されているので、気密封止前の特性調整が可能になり、より高精度の圧電フィルタを得ることができる。
本発明は上記実施形態の例示に限定されるものではなく、実施形態相互を組み合わせることも可能である。また、ATカット水晶振動板を用いた表面実装型の水晶フィルタを例示したが、ニオブ酸リチウムや圧電セラミックス等、他の圧電材料を用いてもよく、上記実施形態の例示に限定されるものではない。
水晶フィルタ等の圧電フィルタの量産に適用できる。
第1の実施形態による水晶フィルタの斜視図。 第1の実施形態による水晶フィルタの斜視図。 第2の実施形態による水晶フィルタの平面図。 第2の実施形態による水晶フィルタの平面図。 第2の実施形態の他の例を示す水晶フィルタの平面図。 第3の実施形態による水晶フィルタの斜視図。 第3の実施形態による水晶フィルタの斜視図。 第4の実施形態による水晶フィルタの斜視図。 第4の実施形態による水晶フィルタの斜視図。 第5の実施形態による水晶フィルタの斜視図。 第6の実施形態による水晶フィルタの斜視図。 第6の実施形態による水晶フィルタの斜視図。 第6の実施形態による水晶フィルタの断面図。
符号の説明
1,2,3,4,5,6,7 水晶振動板
11,16,21,26,31,41,46,51,56,61,71,76薄肉部
12、22,32,42,52,62,72 厚肉部
13,23,33,43,53,63,73 入力電極
14,24,34,44,54,64,74 出力電極
15,25,45,55,75 共通電極
13c、14c、23c,24c、33c、34c、43c、44c、53c、54c63c、63d、64c、64d、73c、73d、74c、74d 導出電極
8 セラミックパッケージ

Claims (3)

  1. 薄肉部と当該薄肉部外周の一部または全部に厚肉部を形成した圧電振動板と、当該薄肉部の一方の主面に形成した入力電極および出力電極と、薄肉部の他方の主面に前記入力電極と出力電極に対応して形成した共通電極と、前記入力電極と出力電極と共通電極を圧電振動板の端部に引き出す各引出電極と、前記入力電極と出力電極各々から導出電極を延出し、圧電振動板の端部近傍で近接させた橋絡容量形成部と、からなる圧電フィルタであって、
    前記薄肉部は主面の両方から薄肉化された構成であり、前記入力電極と出力電極と導出電極とが同一平面に形成され、かつ前記導出電極の橋絡容量形成部下方の圧電振動板は前記薄肉部よりも厚い厚肉構成であることを特徴とする圧電フィルタ。
  2. 薄肉部と当該薄肉部外周の上下方向の一部に厚肉部を形成した平面視矩形形状の圧電振動板と、当該薄肉部の一方の主面に形成した入力電極および出力電極と、薄肉部の他方の主面に前記入力電極と出力電極に対応して形成した共通電極と、前記入力電極と出力電極と共通電極を圧電振動板の端部に引き出す各引出電極と、前記入力電極と出力電極各々から細幅の導出電極を圧電振動板の一辺の端部近傍に延出し、近接させた橋絡容量形成部と、からなる圧電フィルタであって、
    橋絡容量形成部側の辺または当該橋絡容量形成部側の辺と当該辺に対向する辺を除いた辺においては厚肉部が形成され、かつ橋絡容量形成部の下方においては前記薄肉部よりも厚い厚肉構成であることを特徴とする圧電フィルタ。
  3. 薄肉部と当該薄肉部外周の上下方向の一部または全部に厚肉部を形成した圧電振動板をパッケージに収納してなる圧電フィルタであって、
    前記圧電振動板は、当該薄肉部の一方の主面に形成した入力電極および出力電極と、薄肉部の他方の主面に前記入力電極と出力電極に対応して形成した共通電極と、前記入力電極と出力電極と共通電極を圧電振動板の端部に引き出す各引出電極と、前記入力電極と出力電極各々から細幅の第1の導出電極を同一平面に延出し、圧電振動板の端部近傍で近接させた第1の橋絡容量形成部と、前記入力電極と出力電極のそれぞれから第2の導出電極を前記厚肉部表面に引き出し、当該各々の第2の導出電極を厚肉部表面において近接させた第2の橋絡容量形成部と、を有するとともに、
    前記第1の導出電極の橋絡容量形成部下方の圧電振動板は薄肉部よりも厚い厚肉構成であり、また前記第2の橋絡容量形成部が上方に向いた状態でパッケージに搭載され、搭載後当該第2の橋絡容量部に対し特性調整可能としたことを特徴とする圧電フィルタ。
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