JP4240677B2 - ワイヤ組付方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は,ワークに固定された複数の固定端子とワイヤに固定された複数の自由端子を互いに挿入した後,両端子を固着加工するワイヤ組付方法に関する。
【0002】
【従来技術】
従来,後述する図7に示すごときガスセンサに対するワイヤ組付けは,例えば,次のように行われていた。
固定端子を持つガスセンサを保持し,ワイヤ側の自由端子の1つを保持して,対応する固定端子に挿入する。その後,両者をかしめ固定して,組付及び固着加工を行なった。これを各端子に対して繰り返し行った。
【0003】
【解決しようとする課題】
このように従来方法では各端子の組付けを1つ1つ行なうため,例えば4個の固定端子と自由端子とをそれぞれ組付ける場合,合計4回のかしめ固定が必要となる。このため,上記の各端子毎の組付け,かしめ固定を行なうステーションが4箇所必要とする。また,そのため組付に手間と時間が必要で,製造コスト上昇の原因となっていた。
【0004】
そこで,ワイヤの組付けにおける最初の工程で複数の固定端子に対応する自由端子を全て挿入し,次の工程でこれらを組付けるという方法が考えられる。しかし,最初の工程から次の工程に至るまで,固定端子と自由端子とが互いに脱落しないよう両者を強く保持する必要がある。このため,使用する装置が複雑となり,装置コストが高価になるという問題があった。
【0005】
本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,製造コストや装置コストが安価であるワイヤの組付方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】
ワークの端面に固定された複数の固定端子とワイヤに固定された複数の自由端子を互いに挿入した後,両端子を固着加工するワイヤ組付方法において,
ワーク保持具により上記ワークを保持することにより上記固定端子を位置決めし,
一方,上記ワイヤの複数の上記自由端子のうち少なくとも2個を,中央部に配置された中央端子保持具により保持すると共に,残りの自由端子を上記中央端子保持具に対して左右両側に配置された左右端子保持具により略直線状に一列に位置決め保持し,上記中央端子保持具により位置決めされた複数の自由端子を,上記中央端子保持具を上記固定端子側に移動させることにより,それぞれ対応する固定端子に挿入すると共に固着加工する第1工程と,
上記の少なくとも2個の自由端子とそれぞれ対応する固定端子とを固着加工した状態にあるワークを上記ワーク保持具により保持したままで回転し,残りの固定端子を位置決めし,
一方,残りの自由端子を上記左右端子保持具により保持し,該左右端子保持具を上記中央端子保持具が存在していた位置に移動させて,略同一の場所で,上記の残りの自由端子をそれぞれ対応する固定端子に挿入すると共に固着加工する第2工程とよりなり,
上記第1工程及び上記第2工程は同じワイヤ組付ステーションにおいて行なうことを特徴とするワイヤ組付方法ある。
そして、請求項1の発明は,ワークの端面に中心点に対し十字状に配置され固定された4個の固定端子とワイヤに固定された4本の自由端子を互いに挿入した後,両端子を固着加工するワイヤ組付方法において,
上記ワークを回転可能に保持するワーク保持具と,該ワーク保持具に対してスライド可能に構成された端子保治具とを有し,該端子保持具は中央部に位置して上下方向に移動可能に構成された中央端子保持具と,その左右両側において左右方向に移動可能に構成された左右端子保持具とよりなるワーク組付ステーションを用い,
上記ワーク保持具により上記ワークを保持することにより上記固定端子を位置決めし,
一方,上記ワイヤの2個の上記自由端子を,上記中央端子保持具により保持すると共に,残りの2個の自由端子を上記左右端子保持具により保持してすべての自由端が略直線状に一列となるよう位置決め保持し,かつ,2個の固定端子と4個の自由端子を同一平面上に存在させ,
上記端子保持具を前進させて上記中央端子保持具により保持された2個の自由端子をそれぞれ対応する固定端子に挿入すると共に固着加工する第1工程と,
上記2個の自由端子とそれぞれ対応する固定端子とを固着加工した状態にあるワークを上記ワーク保持具により保持したままで回転し,残りの固定端子を残りの自由端子と同一平面上に位置決めし,
一方,上記端子保持具を後退させると共に,上記中央端子保持具と上記左右端子保持具を移動させて上記の残りの自由端子を幅寄せ移動させて位置決めし,上記第1工程の場合と略同一の場所で,上記端子保持具を前進させて上記左右端子保持具により保持された2個の自由端子をそれぞれ対応する固定端子に挿入すると共に固着加工する第2工程とよりなることを特徴とするワイヤ組付方法にある。
【0007】
例えば,自由端子や固定端子が4個の場合には,第1工程でまず2個を,第2工程で残りの2個について固着加工を行なうことができる。また,例えば自由端子や固定端子が6個の場合は第1工程で3個,第2工程で3個,あるいは第1工程で2個,第2工程で2個,第2工程と同様の第3工程を行い,ここで残りの2個の固着加工を行なうことができる。
【0008】
本発明において最も注目すべきことは,自由端子の中の少なくとも2個をそれぞれ対応する固定端子に挿入,固着加工する第1工程と,ワークをワーク保持具により保持したままで回転し,残りの自由端子をそれぞれ対応する固定端子に挿入すると共に固着加工する第2工程とよりなることである。
【0009】
次に,本発明の作用につき説明する。
自由端子が略一列に位置決めされているため,少なくとも2個の固定端子を自由端子が位置決めされた状態で挿入し,固着加工することができる。
このため,1つ1つの固定端子と自由端子とを順に固着加工する従来技術に比較してまとめて容易に固着加工を行なうことができる。
このため,組付けの手間と時間が大いに節約され,製造コストを安価とすることができる。
【0010】
また,固着加工の済んだ自由端子については,端子保持具による保持を解消することができる。そして,ワーク保持具でワークごと固定端子を回転させるが,固着加工された自由端子は固定端子の動きに追随して共に回転することができる。
このため,既に固着加工された自由端子と固定端子とが固着加工の状態を維持したままで他の未固着加工の状態にある固定端子と自由端子とを固着加工することができる。
【0011】
また,自由端子は略一列に位置決めされているため,自由端子の列に対する直角方向から固着加工に利用する器具等が容易に導入できる。
更に,ワーク回転後の固定端子と自由端子の固定においても自由端子を再度略一列に位置決め保持することで,少なくとも2個の固定端子を対応する自由端子に対し固着加工することができ,更に第1工程,第2工程における固着加工を略同一の場所で実行することができる。
このため,自由端子やワークを大きく移動させずとも良く,組付けの手間や時間を節約することができる。
【0012】
また,このような工程を実行するための装置は,(1)ワークの回転運動,小幅な往復運動(固定端子と自由端子との挿入等),(2)端子保持具の小幅な往復運動(固定端子と自由端子との挿入等)等といった非常にシンプルな動きを実現できればよいため,本発明にかかる組付方法に使用する装置の構成は単純とすることができる。
【0013】
以上,本発明によれば,製造コストや装置コストが安価であるワイヤの組付方法を提供することができる。
【0014】
上記第1工程及び上記第2工程は同じワイヤ組付ステーションにおいて行なう
これにより,工程中でのワークやワイヤの移送コストを省くことができ,組付時間を短縮することができる。
また同じ装置を使用するため,装置コスト,設置スペースの削減もできる。
【0015】
次に上記固定端子と上記自由端子との固着加工はかしめ加工であることが好ましい。
これにより,容易な操作で確実に固定端子と自由端子とを固着加工することができる。
なお,実施形態例に示すごとく,かしめ加工に利用する上型に対応する下型を端子保持具で兼用することができる。
これにより,ワイヤ組付を行なう装置の構造をより単純とすることができ,また,自由端子の位置決めとかしめによる固着加工を同時に実現できるため,工程の手間を省くことができると共に自由端子の位置決め場所で固着加工を実現することができる。
または,下型は他の部品類等に対し独立に設けることもできる。
【0016】
次に上記ワーク保持具は,上記ワークにおける複数の固定端子が同じ垂直面上で回転するよう構成してなることが好ましい。
これにより,ワークを回転することで,組付,かしめ加工する固定端子の位置が同じにすることができ,組付,かしめ加工時間を短縮することができる。
これと共に,同じ装置を使用することができ,装置コスト,設置スペースの削減を図ることができる。
【0017】
本発明にかかるワイヤ組付方法は,実施形態例に示した酸素センサ,空燃比センサ,NOxセンサ,COセンサ等の各種ガスセンサ等において導線等のワイヤの接続に利用することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施形態例
本発明の実施形態例にかかるワイヤ組付方法につき,図1〜図7を用いて説明する。
本例のワーク(ガスセンサ2)に固定された4個の固定端子21と4本のワイヤ(導線23)の先端にそれぞれ固定された4個の自由端子22を互いに挿入した後,両端子21,22を固着加工する組付方法の概略について説明する。
ワーク保持具141により上記ワークを保持することにより上記固定端子21を位置決めする。一方,上記4本のワイヤのそれぞれの自由端子22を,中央部及びその左右両側に配置した3台の端子保持具11〜13の上部に略直線状に一列に位置決め保持する。
【0019】
位置決めされた4個の自由端子22の中の2個をそれぞれ対応する固定端子21に挿入すると共に固着加工する。これが第1工程である。
更に,第1工程を終えたワークをワーク保持具141により保持したままで回転し,残りの固定端子21を位置決めする。
残りの2個の自由端子22を端子保持具11,12により保持し,それぞれ対応する固定端子21に挿入すると共に固着加工する。これが第2工程である。
【0020】
以下,詳細に説明する。
本例の組付方法は,具体的にはガスセンサ2の固定端子21に導線23の先端にある自由端子22を組付ける工程に対して実行される。
ガスセンサ2は,図7に示すごとく,ハウジング20と該ハウジング20に設けた被測定ガス側カバー201,大気側カバー202よりなり,ハウジング20の内部には図示を略したガス検出素子が組み付けられている。このガス検出素子は内部に共に設けたヒータにより加熱される。ガス検出素子から得られる出力電流で被測定ガス中の特定ガス濃度を検出することができる。
【0021】
図5,図6に示すごとく,ガスセンサ2の端面は4個の固定端子21を有する。
これらの固定端子21は,図7に示すごとく,ソケット24に配設された4本のワイヤである導線23の先端にある自由端子22に固着加工される。この導線23経由でガスセンサ2から出力を得ることができ,またガスセンサ2内部のヒータに電力が供給される。
固定端子21は,円形の端面の中心点に対し十字状に配置されている。この十字の中心と円形の端面の中心とは一致する。また,図5に示すごとく,各固定端子21の端面からの高さはみな等しい。
【0022】
図1は本例のワイヤ組付方法に用いるワイヤ組付ステーション1である。
このものは,架台19と該架台19の端部に立設した支持部191,矢線fの方向にエアシリンダ199によりスライド可能に構成された載置台192をする。支持部191にはワークであるガスセンサ2を保持するワーク保持具141を設けた回転台14が,載置台192には端子保治具11,12,13が設けてある。
符号15は4本の導線23を一体化したケーブルである。ケーブル15は図示を略したケーブル保持具により保持されている。
【0023】
ソケット24はケーブル15に付属した部品である。最終的な組み立て工程において,ソケット24はワークとなるガスセンサ2に対しはまり込み,溶接されて一体化される。
【0024】
図1,図4に示すごとく,上記端子保持具11と12は載置台192において互いに対向する位置に配置され,両者の中間に上記端子保治具13が配置される。
端子保持具11,12は図1の矢線aまたはbの左右方向に移動可能に構成されている。端子保持具13は図1の矢線cの上下方向に移動可能に構成されている。
【0025】
端子保持具11〜13の上端面110,120,130は,後述するかしめ部の上型162の下端面163と対になる下型として機能する。
図4(a)に示すごとく,端子保持具13の上端面130は,第1工程において自由端子22を保持すると共に固定端子21に対し固着加工するための2つの凹部131,132と,第2工程において固着加工を終えた自由端子21,固定端子22とを保護するためのU字状凹部133を有する。
【0026】
図4(a),(b)に示すごとく,端子保持具11及び12の上端面110及び120は,第1工程において自由端子22を保持すると共に固定端子21に対し固着加工するための凹部111及び121を有する。
また,これらの端子保持具11〜13は図1に示す,上記の矢線a,b,cに示すごとき,左右方向,上下方向に移動可能に構成される。
【0027】
これら端子保持具11〜13の上方には,上下動して,上記固着加工を行なうかしめ押圧部16が設けてある。これは,上型162とこれを取り付けた支持部161と,該支持部161ごと上型を矢線eの方向に上下移動させるエアシリンダ169とよりなる。
上型162の下端面163は第1工程や第2工程で固定端子21と自由端子22とをかしめにより固着加工するための凹部164,165を有する。また,第2工程において,固着加工を終えた自由端子21,固定端子22とを保護するためのU字状凹部166を有する。
【0028】
回転台14の端子保持具11〜13と対面する面には,ワーク保治具141が設けてあり,ここにおいてワークとなるガスセンサ2が保持される。回転台14は同図の矢線dの方向に回転するようジョイント部143にて支持部191に保持される。
【0029】
次に,上記ワイヤ組付ステーション1を利用した組付方法について説明する。導線23を図1,図2(a)に示すごとく,直線状に一列に,端子保治具11〜13を利用して配置する。また,導線23が並ぶ直線と対向する位置に2本の固定端子21が存在するように,ガスセンサ2を回転台14に配置する。
この時の状態を上から見下ろした図が図2(a)である。また,真横から見た図が図2(b)である。固定端子21の▲1▼’,▲2▼’と自由端子22の▲1▼〜▲4▼は同一平面上に存在する。
【0030】
この状態で載置台192を回転台14の方へ前進させ,対応する自由端子▲1▼▲2▼と固定端子▲1▼’▲2▼’とを近づける。
そして,図2(c)に示すごとく,対応する自由端子▲1▼と固定端子▲1▼’,自由端子▲2▼と固定端子▲2▼’とをそれぞれ挿入する。
続いて,図4(a)に示すごとく,上方からかしめ押圧部16を下方の端子保持具13に向かって移動させ,かしめによる固着加工を行なう。
その後,かしめ押圧部16を上方に,端子保持具13を下方に動かして,自由端子▲1▼,▲2▼を開放する。
以上が第1工程である。
【0031】
続いて,第2工程について説明する。
図2(d),図3(a)に示すごとく,ガスセンサ2を図の矢線方向に回転させる。回転方向は直線状に配列された自由端子に対する垂直方向である。
これにより,未だ端子保持具11,12に保持された自由端子▲3▼,▲4▼と同一平面上に固定端子▲3▼’,▲4▼’が位置決めされる。
次いで,図3(b),図4(b)に示すごとく,端子保持具11及び12をそれぞれ左右方向から幅寄せ移動させ,かしめ押圧部16の上型162と対応するよう凹部111,121を位置決めする。
そして,上記かしめ押圧部16を端子保持具11,12の方向に下降させ,かしめによる自由端子▲3▼,▲4▼と固定端子▲3▼’,▲4▼’との固着加工を行なう。
以上により,図3(c)に示すごとく,対応する自由端子22と固定端子21とが固着加工されたガスセンサ2を得ることができる。
【0032】
次に,本例の作用につき説明する。
第1工程において,自由端子22(▲1▼〜▲4▼)が一列に位置決めされているため,2個の固定端子21(▲1▼’,▲2▼’)を自由端子22(▲1▼,▲2▼)が位置決めされた状態で挿入し,固着加工することができる。
このため,1つ1つの固定端子21と自由端子22とを順に固着加工する従来技術の半分の操作で固着加工を行なうことができる。
このため,組付けの手間と時間が大いに節約され,製造コストを安価とすることができる。
【0033】
また,固着加工の済んだ自由端子22については,端子保持具13による保持を解消することができる。そして,ワーク保持具141でガスセンサ2ごと固定端子21(▲3▼’,▲4▼’)を回転させる。そして,既に固着加工された自由端子22(▲1▼,▲2▼)と固定端子21(▲1▼’,▲2▼’)とが固着加工の状態を維持したままで他の未固着加工の状態にある固定端子21(▲3▼’,▲4▼’)と自由端子22(▲3▼,▲4▼)とを固着加工することができる。
【0034】
また,自由端子22(▲1▼〜▲4▼)は一列に位置決めされているため,自由端子22の列に対する直角方向から固着加工に利用するかしめ押圧部16を容易に導入できる。
更に,第2工程における,固定端子21(▲3▼’,▲4▼’)と自由端子22(▲3▼,▲4▼)の固定でも,該自由端子22が一列に位置決め保持されているので,第1工程と同様に2個の固定端子21を対応する自由端子22に対し同時に固着加工することができる。また,第1工程,第2工程における固着加工を同一の場所で実行することができる。
このため,自由端子22やガスセンサ2を移動させずともよく,組付けの手間や時間を節約することができる。
【0035】
また,これらの工程を実行するためのワーク組付ステーション1は,(1)ガスセンサ2の回転運動,小幅な往復運動(固定端子21と自由端子22との挿入等),(2)端子保持具11〜13の小幅な往復運動(固定端子21と自由端子22との挿入,かしめに伴う上下運動,第2工程での幅寄せ運動等)といった非常にシンプルな動きを実現できればよいため,装置構成を単純とすることができる。
【0036】
さらに,一台の装置で第1工程と第2工程とを実行するため,組付時間を短くすることができる。また,装置コストや設置スペースも一台分でよいため,従来と比べて低コストである。
【0037】
以上,本例によれば,製造コストや装置コストが安価であるワイヤの組付方法を提供することができる。
【0038】
なお,自由端子,固定端子は4本づつの場合のみならず,3本や6本等の任意の場合に本例を適用することができる。
【0039】
また,本例はかしめ加工を上型162と下型とで行い,この下型を端子保持具11〜13で兼用した。
図1に点線で示したごとく,端子保持具11〜13から独立した下型17を設けて,この下型17と上型162とで自由端子22と固定端子21とのかしめ加工を実現することもできる。
この場合,下型17の表面には固定端子21が回転可能となるような凹部が設けてあり,また,載置台192と共に動けるように構成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例における,ワイヤ組付装置の全体説明図。
【図2】実施形態例における,ワイヤ組付方法の工程を示す説明図。
【図3】実施形態例における,図2に続く,ワイヤ組付方法の工程を示す説明図。
【図4】実施形態例における,(a)第1工程における固着加工の説明図,(b)第2工程における固着加工の説明図。
【図5】実施形態例における,固定端子の説明図。
【図6】実施形態例における,第1工程が終了したガスセンサの説明図。
【図7】実施形態例における,ワークであるガスセンサの全体図。
【符号の説明】
1...ワイヤ組付ステーション,
11〜13...端子保持具,
141...ワーク保持具,
2...ガスセンサ,
21...固定端子,
22...自由端子,
23...導線,

Claims (1)

  1. ワークの端面に中心点に対し十字状に配置され固定された4個の固定端子とワイヤに固定された4本の自由端子を互いに挿入した後,両端子を固着加工するワイヤ組付方法において,
    上記ワークを回転可能に保持するワーク保持具と,該ワーク保持具に対してスライド可能に構成された端子保治具とを有し,該端子保持具は中央部に位置して上下方向に移動可能に構成された中央端子保持具と,その左右両側において左右方向に移動可能に構成された左右端子保持具とよりなるワーク組付ステーションを用い,
    上記ワーク保持具により上記ワークを保持することにより上記固定端子を位置決めし,
    一方,上記ワイヤの2個の上記自由端子を,上記中央端子保持具により保持すると共に,残りの2個の自由端子を上記左右端子保持具により保持してすべての自由端が略直線状に一列となるよう位置決め保持し,かつ,2個の固定端子と4個の自由端子を同一平面上に存在させ,
    上記端子保持具を前進させて上記中央端子保持具により保持された2個の自由端子をそれぞれ対応する固定端子に挿入すると共に固着加工する第1工程と,
    上記2個の自由端子とそれぞれ対応する固定端子とを固着加工した状態にあるワークを上記ワーク保持具により保持したままで回転し,残りの固定端子を残りの自由端子と同一平面上に位置決めし,
    一方,上記端子保持具を後退させると共に,上記中央端子保持具と上記左右端子保持具を移動させて上記の残りの自由端子を幅寄せ移動させて位置決めし,上記第1工程の場合と略同一の場所で,上記端子保持具を前進させて上記左右端子保持具により保持された2個の自由端子をそれぞれ対応する固定端子に挿入すると共に固着加工する第2工程とよりなることを特徴とするワイヤ組付方法。
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