JP4239828B2 - 受信装置および受信方法、並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、受信装置および受信方法、並びにプログラムに関し、特に、2つのアンテナのいずれかを介して電波を受信する場合において、アンテナの制御を容易、かつ最適にできるようにした受信装置および受信方法、並びにプログラムに関する。
従来のダイバーシティアンテナを制御する無線LAN(Local Area Network)装置を、図1を参照して説明する。
無線LAN装置10は、パーソナルコンピュータに内蔵されているホスト通信制御部11と接続されている。無線LAN装置10には、アンテナ21、アンテナ22、ダイバーシティアンテナ切り換え用スイッチ23、送受信切り換え用スイッチ24、RF(Radio Frequency)/IF(Intermediate Frequency)デバイス25、ベースバンドプロセッサ26、およびメディアアクセスコントローラ27が設けられている。
ダイバーシティアンテナ切り換え用スイッチ23は、各受信パケットにおいて、受信パケットのプリアンブル信号期間中に、アンテナ21とアンテナ22を切り換え、それぞれのアンテナを介してプリアンブル信号を受信する。
RF/IFデバイス25は、各アンテナで受信した信号のうち、所定の周波数帯域の成分からなるRF信号を取得するとともに、RF信号を増幅、周波数変換、および帯域制限することで、IFレベル検波信号を取得し、ベースバンドプロセッサ26に供給する。ベースバンドプロセッサ26は、各アンテナのIFレベル(信号強度)を比較して、よりレベルの高いアンテナを選択するよう、ダイバーシティアンテナ切り換え用スイッチ23を制御する。これにより、受信パケットのプリアンブル信号期間後には、ダイバーシティアンテナ切り換え用スイッチ23により切り換えられた側のアンテナによりデータが受信される。
このように、無線LAN装置10が、2本のアンテナにおける受信パケットの信号強度を判断することで、IFレベルのより高いアンテナでパケットを受信するようにしている。
また、例えば、特許文献1には、OFDM(直交波周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing))の高周波信号を、OFDM構成する各搬送波の信号に分離する回路を2組設け、この2組の回路から出力される信号のうち、振幅の大きい信号が合成回路で選択されることが開示されている。
特開2000−41020号公報
しかしながら、図1に示される無線LAN装置10では、受信パケットごとに2つのアンテナで信号強度を確認しているため、アンテナを切り換える為の高速なスイッチを使用する必要があり、その制御も定常的に高速にする必要があるため、制御デバイスに大きな負荷がかかるという課題があった。
また、例えば、OFDM変調であるIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers )802.11aやIEEE802.11gのデータ部以外の長さ(プリアンブル長+ヘッダの長さ)は16μsであり、データ部以外の長さ(プリアンブル長+ヘッダの長さ)が192μsあるCCK(Complementary Code Keying)変調であるIEEE802.11bと比較して、非常に短くなっている。IEEE802.11aのように、プリアンブル長が短い場合、図1に示される無線LAN装置10および特許文献1に開示されている方法では、プリアンブル信号期間中に両方のアンテナのレベルを確認することが困難である。
さらに、図1に示される無線LAN装置10および特許文献1に開示されている方法では、常に受信レベルの高い信号を選択するようにしているが、受信レベルがある程度以上高くなった場合、RF/IFデバイス25に内蔵されるLNA(Low Noise Amplifier)などの受信回路に歪みが生じ、結果としてパケットエラーが生じてしまう恐れがある。すなわち、通信を行う相手側の無線LAN装置が近距離にある場合には、必ずしも受信レベルの高いアンテナを選択することがよいとは限らない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ダイバーシティアンテナを、容易かつ最適に制御できるようにするものである。
本発明の受信装置は、第1のアンテナまたは第2のアンテナの一方を介して受信された電波に含まれるプリアンブルフィールドとSIGNALフィールドとデータフィールドから成るパケットを処理対象として、一方のアンテナに対する受信レベル、および処理対象に格納されている、電波を送信する送信装置によって設定された電波の伝送速度を示す伝送レートに関するビット情報を取得する取得手段と、複数の伝送レートごとに、パケットのエラーが略0%になる受信レベルの範囲を記憶する記憶手段と、処理対象についての、伝送レートに対応する、記憶手段に記憶されている受信レベルの範囲、および受信レベルに基づいて、一方のアンテナを他方のアンテナに切り換えるか否かを判定する判定手段と、判定手段により他方のアンテナに切り換えると判定された場合、処理対象のデータフィールドの受信終了タイミングと、処理対象の次に受信されるパケットのプリアンブルフィールドの受信開始タイミングとの間の所定の期間で、電波を他方のアンテナを介して受信するように、アンテナの切り換えを制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
判定手段は、受信レベルが範囲内である場合、他方のアンテナに切り換えないと判定し、受信レベルが範囲内でない場合、他方のアンテナに切り換えると判定するものとすることができる。取得手段は、パケットのそれぞれを処理対象とし、PLCPプリアンブルフィールドをプリアンブルフィールドをとし、PLCPヘッダをSIGNALフィールドとし、PSDUをデータフィールドとするパケットであって、第1のアンテナまたは第2のアンテナの一方を介して受信された電波に含まれるパケットも、さらに処理対象とすることができる。
制御手段により他方のアンテナに切り換えが制御された場合、取得手段は、他方のアンテナを介して受信された電波に含まれるプリアンブルフィールドとSIGNALフィールドとデータフィールドから成るパケットを新たな処理対象として、他方のアンテナに対する受信レベル、および新たな処理対象に格納されている、伝送速度を示す伝送レートに関するビット情報を取得し、判定手段は、他方のアンテナに対する受信レベルが範囲内でない場合、かつ、一方のアンテナに対する受信レベルが他方のアンテナに対する受信レベルより範囲に近いとき、一方のアンテナに切り換えると判定し、一方のアンテナに対する受信レベルが他方のアンテナに対する受信レベルより範囲に近くないとき、一方のアンテナに切り換えないと判定するものとすることができる。
判定手段により一方のアンテナを他方のアンテナに切り換えると判定された場合、送信装置に、送信する電波の伝送レートを下げるよう要求する要求手段をさらに備えるものとすることができる。
要求手段により伝送レートを下げるように要求した後、伝送レートが下げられた場合に、判定手段によってさらに判定を行うことができる。
本発明の受信方法およびプログラムは、上述した本発明の受信装置に対応する方法およびプログラムである。
本発明においては、第1のアンテナまたは第2のアンテナの一方を介して受信された電波に含まれるプリアンブルフィールドとSIGNALフィールドとデータフィールドから成るパケットを処理対象として、一方のアンテナに対する受信レベル、および処理対象に格納されている、電波を送信する送信装置によって設定された電波の伝送速度を示す伝送レートに関するビット情報が取得され、処理対象について、取得された伝送レートに対応する、パケットのエラーが略0%になる受信レベルの範囲および受信レベルに基づいて、一方のアンテナを他方のアンテナに切り換えるか否かが判定され、他方のアンテナに切り換えると判定された場合、処理対象のデータフィールドの受信終了タイミングと、該処理対象の次に受信されるパケットのプリアンブルフィールドの受信開始タイミングとの間の所定の期間で、電波を他方のアンテナを介して受信するように、アンテナの切り換えが制御される。
本発明によれば、2つのアンテナのうち一方を介して電波を受信する場合において、アンテナの制御を容易にすることができる。特に、本発明によれば、2つのアンテナのうち、一方を介して電波を受信する場合に、アンテナを最適に制御することができる。また、コストを抑えることができる。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図2は、本発明を適用した通信システムの全体の構成例を示す図である。
この通信システム100は、ベースステーション121と表示装置131により構成されている。
ベースステーション121は、図3を用いて後述する無線通信部193を有しており、表示装置131と無線により通信することができるようになされている。また、ベースステーション121には、テレビジョン放送受信アンテナ122が接続されている。そのため、ベースステーション121は、選局するチャンネルを指定する情報が表示装置131から送信されてくることに応じて、番組信号を抽出することができ、抽出した番組信号を、ディジタル変換し、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)2フォーマットで圧縮した後、無線を介して表示装置131に送信する。
送信された番組データは、表示装置131において、伸長処理、および再生処理が施された後、番組の映像がLCD(Liquid Crystal Display)134に表示され、音声がスピーカ135−1,135−2に出力される。これにより、ユーザは、表示装置131を保持した状態で、操作部132の各種の操作ボタン、またはタッチペン133を利用してチャンネルなどを指定することができるとともに、自由に移動して、テレビジョン番組を視聴することができる。
また、ユーザは、表示装置131を利用して、電子メールを送受信したり、記憶媒体としてのメモリカード137をメモリカードスロット136に装着し、メモリカード137に記憶されている静止画像をLCD134に表示させることもできる。
さらに、ユーザは、操作部132に設けられているインデックス表示ボタンを操作することで、例えば、表示させるテレビジョン番組を変更したり、各種の機能(テレビジョン番組閲覧機能、Web(World Wide Web)ページ閲覧機能、電子メール機能など)を切り換えるためのインデックスパネルをLCD134に表示させることができる。
図3は、図2のベースステーション121の構成例を示すブロック図である。
CPU(Central Processing Unit)181は、ROM(Read Only Memory)183に記憶されている制御プログラムをRAM(Random Access Memory)184に展開し、入力部186から入力された指示、および無線通信部193を介して表示装置131から送信されてきた指示に応じて、バス182を介して接続されている各部の動作を制御する。
フラッシュメモリ185は、不揮発性のメモリであり、様々なデータが記憶される。入力部186は、マウスやキーボードからなり、ユーザからの入力に対応する信号をCPU181に出力する。
ネットワークインターフェース187は、例えば、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)モデムや、LAN (Local Area Network)カード等で構成され、インターネットなどの各種のネットワークとの間の通信インターフェースとして機能する。
CPU181は、ネットワークインターフェース187を介して取得したHTMLファイルや、インターネットを介してダウンロードした情報などを、切替スイッチ190に供給する。
選局部188は、CPU181からの指示に基づいて、テレビジョン放送受信アンテナ122で受信されたテレビジョン放送波から、所定の番組信号を抽出する。抽出された番組信号は、信号処理部189に供給され、復調処理や増幅処理、およびアナログディジタル変換処理などが施された後、切替スイッチ190に供給される。
切替スイッチ190は、端子190−1または190−2のうちのいずれかを選択し、圧縮処理部191に供給するデータを選択する。例えば、表示装置131(ユーザ)によりテレビジョン番組の再生が要求されている場合、切替スイッチ190は、CPU181からの指示に基づいて、信号処理部189から供給されてきたテレビジョン番組データを圧縮処理部191に供給する。一方、例えば、Webページの表示が要求されている場合、切替スイッチ190は、バス182を介して供給されてきたHTMLファイルを圧縮処理部191に供給する。
圧縮処理部191は、切替スイッチ190から供給されてきたテレビジョン番組データ、およびHTMLファイルなどを所定の方式により圧縮処理し、得られたデータを送信バッファ192に供給する。送信バッファ192は、CPU181からの指示のタイミングに応じて、圧縮処理部191から供給されてきたデータを無線通信部193に供給する。
無線通信部193は、送信バッファ192から供給されてきたデータに対して変調処理、およびディジタルアナログ変換処理などを施すことにより得られた信号を、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics
Engineers)802.11aに準拠した無線方式により、表示装置131に対して送信する。
また、無線通信部193は、無線を介して表示装置131から取得した、例えば、アクセスするWebサーバのURL(Uniform Resource Locator)などの信号に対し、復調処理、アナログディジタル変換処理などを施すことにより得られたデータを、バス182を介してCPU181に通知する。
図4は、図2の表示装置131の構成例を示すブロック図である。
CPU211は、バス212を介して操作部132から供給されてきた信号、またはタッチパネル216から供給されてきた信号に基づいて、ROM213に記憶されている制御プログラムをRAM214に展開し、表示装置131の全体の動作を制御する。
フラッシュメモリ215には、例えば、ユーザがブックマークに登録したWebサイトのアドレス情報や、上述したサイトボタンが操作されたときにアクセスするWebサイトのアドレス情報などの各種の情報が記憶される。
タッチパネル216は、LCD134に積層されており、ユーザがタッチペン133で入力したとき、その入力位置を検出し、検出した位置情報をCPU211に通知する。
メモリカードドライブ217は、CPU211からの指示に基づいて、メモリカードスロット136に挿入されるメモリカード137に対し、各種のデータを読み書きする。例えば、メモリカードドライブ217は、メモリカード137に記憶されているサイトボタン情報を読み出し、それをフラッシュメモリ215等に供給する。
操作部132は、各種のボタンから構成されており、ユーザから入力された各種の入力情報をCPU211に通知する。
無線通信部218は、CPU211から供給されてきた信号を、無線を介してベースステーション121に送信する。また、無線通信部218は、ベースステーション121から送信されてきた信号を受信し、アナログ信号を増幅、復調、およびアナログディジタル変換処理などを施した後、得られたディジタルデータを受信バッファ221に供給する。
受信バッファ221は、受信処理部120から供給されてきたデータを所定のタイミングで伸長処理部222に出力する。
そして、伸長処理部222は、受信バッファ221から供給されてきたデータが圧縮されている場合、それを伸長処理し、ディジタルアナログ変換することにより得られた画像信号を画像信号処理部223に出力し、音声信号を音声信号処理部224に出力する。
画像信号処理部223は、例えば、伸長処理部222から供給されてきた画像信号をLCD134に表示する。一方、音声信号処理部224は、伸長処理部222から供給されてきた音声信号をスピーカ135−1および135−2に出力する。以上のような構成により、例えば、MPEG2に基づいて圧縮された状態で、ベースステーション121から無線を介して送信されてきたテレビジョン番組信号が再生処理され、ユーザに提示される。
また、バス212には、必要に応じてドライブ219が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリなどによりなるリムーバブルメディア220が適宜装着され、それから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じてフラッシュメモリ215にインストールされる。
図5は、図4の無線通信部218と、無線通信部218を制御するホスト通信制御部301の構成例を示すブロック図である。
無線通信部218は、表示装置131のCPU211の機能を示すホスト通信制御部301により制御される。
無線通信部218には、アンテナ311、アンテナ312、ダイバーシティアンテナ切り換え用スイッチ313、送受信切り換え用スイッチ314、RF(Radio Frequency)/IF(Intermediate Frequency)デバイス315、ベースバンドプロセッサ316、およびメディアアクセスコントローラ317が設けられている。
アンテナ311およびアンテナ312は、RF/IFデバイス315からの制御に基づいて、電波を受信したり、送信する。ダイバーシティアンテナ切り換え用スイッチ313は、アンテナ311とアンテナ312のいずれかを、ベースバンドプロセッサ316からの制御に基づいて選択する。送受信切り換え用スイッチ314は、信号の受信または送信のいずれかを、ベースバンドプロセッサ316からの制御に基づいて選択する。
パケット信号を受信する場合、アンテナ311およびアンテナ312により受信された電波のうち、ダイバーシティアンテナ切り換え用スイッチ313により選択されたアンテナ(図5の例の場合、アンテナ311)により受信された電波に基づく信号が、送受信切り換え用スイッチ314を介して、RF/IFデバイス315に供給される。
RF/IFデバイス315は、高周波帯域の信号のうち、所定の周波数帯域の成分のみを通過させ、所定の周波数帯域の成分からなるRF信号を取得し、内蔵されるLNAを用いて所定の利得で増幅し、増幅した信号を内蔵するミキサによりIF信号へとダウンコンバートする。また、RF/IFデバイス315は、IF信号をさらにベースバンド復調し、これを受信IQ信号として、ベースバンドプロセッサ316に供給する。また、RF/IFデバイス315の内部には、IFレベル検波回路が内蔵されており、RF/IFデバイス315は、このIFレベル検波回路を用いて、IFレベル検波信号を検出し、ベースバンドプロセッサ316に供給する。
ベースバンドプロセッサ316は、制御プログラムを実行し、RF/IFデバイス315から供給された信号を処理し、無線通信部218全体を制御する。ベースバンドプロセッサ316は、受信IQ信号を受信データとしてメディアアクセスコントローラ317に供給する。また、ベースバンドプロセッサ316は、受信IQ信号から、送信側のベースステーション121により設定された電波の伝送速度を示す伝送レートを取得するとともに、IFレベル検波信号に基づいて受信された電波の受信信号レベル(受信レベル)を取得し、これらを、状態情報(状態信号)としてメディアアクセスコントローラ317に供給する。送信側のベースステーション121が、送信するパケットの伝送速度を示す伝送レートをパケットに格納しているので、ベースバンドプロセッサ316は、この伝送レートを取得する。また、受信信号レベルは、受信した電波の周波数振幅に比例している。具体的には、振幅が大きい場合、すなわち送信側と受信側が近接している場合に受信信号レベルが大きく、振幅が小さい場合、すなわち送信側と受信側が離れている場合に受信信号レベルが小さくなる。
ベースバンドプロセッサ316は、さらに、ダイバーシティアンテナ切り換え用スイッチ313への制御信号に基づいて、現在選択されているアンテナ(図5の例の場合、アンテナ311)を示す情報を設定情報としてメディアアクセスコントローラ317に供給する。このように、ベースバンドプロセッサ316から、受信データ、状態情報、および設定情報が、メディアアクセスコントローラ317に供給される。
メディアアクセスコントローラ317は、ベースバンドプロセッサ316から供給された情報(受信データ、状態情報、および設定情報)を、ホスト通信制御部301に供給する。
ホスト通信制御部301には、取得部330、アンテナ切り換え判定部331、Ack(ACKnowledgement)処理部332、テーブル記憶部333、およびアンテナ制御部334が設けられている。取得部330は、ホスト通信制御部301に供給された情報を取得し、アンテナ切り換え判定部331に供給する。アンテナ切り換え判定部331は、取得部330から供給された情報に基づいて、アンテナの切り換えを行うか否かを判定する。アンテナ制御部334は、アンテナの切り換えを制御する。例えば、アンテナ制御部334は、現在選択されているアンテナを表わす設定情報とアンテナ切り換え判定部331による判定結果に基づいて、アンテナの切り換えを制御する制御信号を出力したり、アンテナを維持するよう制御する制御信号を出力する。Ack処理部332は、受信データ(1つのパケット)を正確に(エラーせずに)受信し終えた場合に、送信側の装置(本実施の形態の場合、ベースステーション121)にAckを送信する処理を実行する。テーブル記憶部333には、図6に示されるようなテーブル380が記憶されている。
図6においては、複数の所定の伝送レートに対する、最小値と最大値が記載されており、この最小値と最大値は、パケットエラーレートが0%になる範囲を示すものである。具体的には、受信したパケットの伝送レートが54Mbpsである場合、−80dBmから−30dBmの範囲(−80dBm以上−30dBm以下)のパケットエラーレートは0%であり、伝送レートが36Mbpsである場合、−90dBから−20dBmの範囲(−90dB以上−20dBm以下)のパケットエラーレートは0%であることを示している。すなわち、テーブル記憶部333は、伝送レートごとに、パケットエラーレートが0%になる範囲をテーブルとして記憶している。なお、図6の例の場合、54Mbpsと36Mbpsの2個のテーブルしか記憶されていないが、実際には、送信側のベースステーション121により送信可能な全ての伝送レート(例えば、48,24,18,12,9,6Mbpsに対するテーブルが記憶されている。また、パケットエラーレートが0%の範囲は、実験的または経験的に求められるものであり、適宜、出荷時にメーカ側によって設定される。なお、本実施の形態では、パケットエラーレートが0%としたが、パケットエラーレートが略0%であってもよい。
アンテナ切り換え判定部331は、ホスト通信制御部301に供給された状態情報と、テーブル記憶部380に記憶されているパケットエラーレートが0%の範囲に基づいて、アンテナの切換が必要であるか否かを選択する。具体的には、アンテナ切り換え判定部331は、伝送レート(状態情報に含まれる伝送レート)に対するテーブル(例えば、伝送レートが54Mbpsである場合、54Mbpsのパケットエラーレートが0%の範囲)と、選択されたアンテナを介して受信された電波に対する受信信号レベル(状態情報に含まれる受信信号レベル)とを比較することで、アンテナの切り換えが必要であるか否かを判定する。すなわち、アンテナ切り換え判定部331は、アンテナを介して受信された電波に対する受信信号レベルが、パケットエラーレートが0%になる範囲内に入っている場合、アンテナの切り換えが必要でないと判定し、受信信号レベルが、パケットエラーレートが0%になる範囲内に入っていない場合、アンテナの切り替えが必要であると判定する。アンテナ制御部334は、アンテナ切り換え判定部331の判定結果と、現在選択されているアンテナの情報である設定情報に基づいて、アンテナ切り換え制御信号をメディアアクセスコントローラ317に供給する。
メディアアクセスコントローラ317は、アンテナ切り換え制御信号をベースバンドプロセッサ316に供給し、ベースバンドプロセッサ316は、アンテナ切り換え制御信号に基づいて、アンテナ切り換え用スイッチ313を制御し、アンテナを他のアンテナ(図5の例の場合、アンテナ312)に切り換える。これにより、次のパケット(パケット信号に対応する電波)は、アンテナ312を介して受信され、上述した経路と同じ経路で、情報がホスト通信制御部301に供給される。
なお、ベースステーション121の無線通信部193とそれを制御する処理部の構成は、図5の表示装置131の無線通信部218と同一であるため、その説明は省略する。そして、以下においては、無線通信部193の構成としても引用する。
次に、図7のフローチャートを参照して、ベースステーション121におけるパケット送信処理を説明する。本実施の形態においては、ベースステーション121をデータ送信側、表示装置131をデータ受信側として説明する。なおこの処理は、ベースステーション121に、所定のデータを送信する指令がユーザから(例えば、表示装置131を介して)入力されたとき開始される。
ステップS11において、ベースステーション121の無線通信部193は、CPU181からの制御に基づいて、所定のデータを含むパケットを生成し、送信する。具体的には、送信するパケット(データ)に対して変調処理、およびディジタルアナログ変換処理などを施すことにより得られた信号を、例えば、IEEE802.11aに準拠した無線方式により、表示装置131に対して送信する。このパケットの構成については、図8を用いて後述するが、このパケットには、無線通信部193により設定される、送信する電波の伝送レートを表わすデータが含まれている。
これに対して、表示装置131は、パケットを受信し終えると、パケットの受信が完了したことを示すAckをベースステーション121に送信し、パケットエラーが生じたり、パケットエラーやロスが出た場合(パケットを正しく受信できなかった場合)、Ackを送信しない。なお、この処理の詳細は、図10乃至図13を参照して後述する。
そこで、ステップS12において、ベースステーション121の無線通信部193のAck処理部332は、Ackを受信したか否かを判定する。Ackを受信していないと判定された場合、ステップS13において、ベースステーション121の無線通信部193は、伝送レートを下げるように設定する。具体的には、Ackが受信されなかった場合、受信側の装置(本実施の形態においては、表示装置131)が、現在の伝送レートに対応しきれなかったことを示しているので、ベースステーション121の無線通信部193は、次にパケットを送信する場合には、伝送レートを下げて送信するよう設定する。
ステップS14において、無線通信部193は、CPU181からの制御に基づいて、ステップS11の処理で送信したパケットを再送信する。送信側の無線通信部193においてAckが受信されなかった場合、送信側の無線通信部193がステップS11の処理で送信したパケットを、受信側の表示装置131で受信していないことを示しているので、ステップS14では、ステップS11で送信したパケットと同じパケットであって、伝送レートを表わすデータのみが異なるパケット(すなわちデータ部は同一であるパケット)を、伝送レートを下げて再送信する。表示装置131に対して送信する。
ステップS12において、Ackを受信したと判定された場合、またはステップS14の処理の後、ステップS15において、全てのパケットを送信し終えたか否かを判定する。また送信するパケットが残っている(全てのパケットを送信し終えていない)と判定された場合、処理はステップS11に戻り、それ以降の処理が繰り返される。すなわち、次のパケットが送信される。ステップS15において、全てのパケットを送信し終えたと判定された場合、処理は終了される。
図7の処理により、送信側のベースステーション121は、パケットを送信し、受信側の表示装置131からAckが送信されてこない(戻ってこない)場合、伝送レートを下げるようにしたので、受信側の表示装置131の受信能力に応じた伝送レートでパケットを送信することができる。すなわち、受信側の表示装置131は、Ackを返信しないことで、送信側のベースステーション121に対して、伝送レートを下げるよう要求することができる。
なお、実際には、1つ目のパケットを送信してから1つ目のパケットに対応するAckが戻って来る前に、2つ目のパケットを送信することになる。例えば、1番目のパケットと2番目のパケットを送信した後に、1番目のパケットに対応するAckが戻って来なかった場合、再度1番目のパケットを送信する。
また、図7の例では、伝送レートを下げる条件として、1回Ackが戻って来ない場合としたが、あらかじめ設定された所定の回数だけAckが戻ってこない場合や、あらかじめ設定された回数だけ連続してAckが戻ってこない場合などとしてもよい。
ここで、図7のステップS11の処理で送信されるパケットのフレーム構成の例を、図8に示す。図8は、IEEE802.11aに規定されるフレーム構成の例を示す図である。
図8に示されるように、フレームは、「PLCPプリアンブル」、「SIGNAL」、および「データ」の各フィールドから構成される。「PLCPプリアンブル」フィールドは、既知の固定パターン信号、すなわち、無線パケット信号の受信同期処理に必要な16μsの固定波形信号である。「SIGNAL」フィールドは、伝送速度(RATE)やデータ長(LENGTH)の情報を格納するために用いられる、1つのOFDMのシンボルである。「データ」フィールドは、実際のデータを格納するために用いられる。
「PLCPプリアンブル」は、「ショート・プリアンブル」と「ロング・プリアンブル」により構成される。「ショート・プリアンブル」は、主にタイミング検出のためのAFC(自動周波数制御(Automatic Frequency Control))に利用され、ロング・プリアンブルは、主にAFC微調整のためのチャネル推定に利用される。ショート・プリアンブルは、10個のシンボルにより構成され、その長さは、10(t1乃至t10)×0.8=8μsである。また、ロング・プリアンブルは、GI(Guard Interval)と2個のシンボルにより構成され、その長さは、1.6(GI)+3.2×2(T1,T2)=8μsである。すなわち、PLCPプリアンブル(以下、プリアンブルと称する)の長さは18μsである。
「SIGNAL」フィールドは、伝送速度を示す4ビットの「RATE」フィールド、1ビットの「予約」フィールド、データ部のオクテット長を格納する12ビットの「LENGTH」フィールド、1ビットの「パリティ」フィールド、および、畳み込み符号化を終端するための符号ビットを格納する6ビットの「Tail」フィールドにより構成されている。なお、「LENGTH」フィールドは、拘束長が7である場合、6ビットが必要である。この「SIGNAL」フィールドは、OFDMの方式により符号化され、BPSK,r=1/2とされる。また、「SIGNAL」フィールドの長さは、0.8(GI)+3.2(SIGNAL)=4μsである。
「データ」フィールドは、16ビットの「SERVICE」フィールド、物理レイヤが伝送するデータ本体が格納される「PSDU(PLCP Service Data Unit)」フィールド、6ビットの「Tail」フィールド、および「パディング・ビット」フィールドにより構成されている。データは、0.8(GI)+3.2(データ1)=4μsごとに分割される。
PLCPヘッダは、「SIGNAL」フィールドと、「データ」フィールドの先頭の「SERVICE」フィールドに格納される。なお、情報を受け取ったことを示す制御信号Ackは、「SERVICE」フィールドの後ろの「PSDU」に格納される。
このように、ステップS11で送信されるパケットには、伝送レート(「RATE」フィールドに格納される)が含まれている。そして、ステップS14で再送信されるパケットは、その前のステップS13で伝送レートが下げられているので、「RATE」フィールドのみが異なるデータであって、それ以外はステップS11で送信されたパケットと同じパケットとなる。
次に、図9のフローチャートを参照して、図7のパケット送信処理に対応する、図5の無線通信部218における表示装置131におけるパケット受信処理を説明する。なお、この処理は、ユーザにより所定の情報を受信するよう指令されたとき開始される。
ステップS51において、RF/IFデバイス315は、現在選択されているアンテナ(例えば、アンテナ311)を介して受信される電波に対応する信号を受信する。例えば、アンテナ311は、ベースステーション121から送信された電波を受信し、受信した電波に対応する信号を、ダイバーシティアンテナ切り換え用スイッチ313に供給する。ダイバーシティアンテナ切り換え用スイッチ313は、ベースバンドプロセッサ316から供給されたアンテナ切り換え制御信号に基づいてアンテナ311を選択しているので、アンテナ311からの信号は、送受信切り換え用スイッチ314を介してRF/IFデバイス315に供給される。RF/IFデバイス315は、アンテナ311またはアンテナ312のいずれか一方のアンテナを介して受信された電波に対応する信号を受信する。
例えば、図7のステップS11の処理の繰り返しにより送信されたパケットは、受信側の表示装置131においては、図11に示されるように受信される。
図11において、横軸は時間tを示している。P#n(なお、n=1,2,3)は図8の「プリアンブル(PLCPプリアンブル)」に対応し、S#n(n=1,2,3)は「SIGNAL」に対応し、D#nは「データ」に対応する。#の後に付された数字は、それぞれ受信するパケットの順番に対応している。すなわち、時刻t1乃至時刻t3において受信されるP#1,S#1,およびD#1が1番目に受信されるパケット#1であり、時刻t4乃至時刻t7において受信されるP#2,S#2,およびD#2が2番目に受信されるパケット#2であり、時刻t8乃至時刻t11において受信されるP#3,S#3,およびD#3が3番目に受信されるパケット#3である。1回目のステップS51では、図11のパケット#1が受信される。
図9に戻って、ステップS52において、RF/IFデバイス315は、受信した信号からRF信号を取得するとともに、RF信号をIF信号に変換する。具体的には、RF/IFデバイス315は、受信した高周波帯域の信号のうち、所定の周波数帯域の成分のみを通過させ、所定の周波数帯域の成分からなるRF信号を取得するとともに、内蔵されるLNAを用いて所定の利得で増幅し、増幅した信号を内蔵するミキサによりIF信号へとダウンコンバートすることで、IF信号に変換する。
ステップS53において、RF/IFデバイス315は、IF信号をベースバンド復調し、これを受信IQ信号として、ベースバンドプロセッサ316に供給する。
ステップS54において、RF/IFデバイス315は、内蔵するIFレベル検波回路を用いてIFレベル検波信号を検出し、ベースバンドプロセッサ316に供給する。ステップS53およびステップS54の処理により、ベースバンドプロセッサ316には、受信IQ信号とIFレベル検波信号が供給されることになる。
ステップS55において、ベースバンドプロセッサ316は、受信IQ信号に基づいて、伝送レートを取得する。具体的には、図8の「RATE」フィールドに格納されている伝送速度を、伝送レートとして取得する。ベースバンドプロセッサ316は、例えば、54Mbpsの伝送レートを取得する。
ステップS56において、ベースバンドプロセッサ316は、IFレベル検波信号に基づいて、受信信号レベルを取得する。
ステップS57において、ベースバンドプロセッサ316は、伝送レートと受信信号レベルを状態情報としてメディアアクセスコントローラ317に供給し、ステップS58において、IQ信号を受信データとしてメディアアクセスコントローラ317に供給する。
ステップS59において、ベースバンドプロセッサ316は現在選択されているアンテナ(図5の例の場合、アンテナ311)の設定情報をメディアアクセスコントローラ317に供給する。
ステップS60において、メディアアクセスコントローラ316は、受信データ、状態情報、および設定情報をホスト通信制御部301に供給する。
これに対して、ホスト通信制御部301は、受信データ、状態情報、および設定情報を受け付け、これらの情報に基づいて、アンテナの切り換えを行うか否かを判定し、アンテナの切り換えを行うと判定した場合、アンテナ切り換え制御信号をメディアアクセスコントローラ317に出力し、アンテナの切り換えを行わないと判定した場合、アンテナ維持制御信号をメディアアクセスコントローラ317に出力してくる(後述する図12および図13の処理)。
そこで、ステップS61において、メディアアクセスコントローラ317は、ホスト通信制御部301からアンテナ切り換え制御信号が供給されたか否かを判定する。アンテナ切り換え制御信号が供給されたと判定された場合、ステップS62において、メディアアクセスコントローラ317は、アンテナ切り換え制御信号を取得する
ステップS63において、メディアアクセスコントローラ317は、アンテナ切り換え制御信号をベースバンドプロセッサ316に供給する。
ステップS64において、ベースバンドプロセッサ316は、アンテナ切り換え制御信号に基づいて、ダイバーシティアンテナ切り換え用スイッチ313を切り換える。具体的には、ベースバンドプロセッサ316は、ダイバーシティアンテナ切り換え用スイッチ313を切り換えて、現在のアンテナ311からアンテナ312へと切り換える。これにより、これ以降は、アンテナ312により受信された電波に基づく信号が、RF/IFデバイス315に供給されることになる。
ステップS61において、アンテナ切り換え制御信号が供給されていない、すなわち、アンテナ維持制御信号が供給されたと判定された場合、ステップS65において、メディアアクセスコントローラ317は、アンテナ維持制御信号を取得する。
また、ホスト通信制御部301は、アンテナ切り換えを行わないと判定した場合であって、図11のパケット#1(データD#1)を正確に(エラーすることなく)受信した場合、受信したことを示すAckを無線通信部218に供給してくる。
そこで、メディアアクセスコントローラ317は、ステップS66において、ホスト通信制御部301からAckが供給されたか否かを判定し、供給されたと判定した場合、ステップS67において、Ackを、アンテナ311を介して送信する。これにより、送信側のベースステーション121は、受信側の表示装置131が正しくパケットを受信したことを確認することができる。
ステップS64の処理の後、ステップS67の処理の後、またはステップS66において、Ackが供給されていないと判定された場合、処理は終了される。
図9および図10の処理により、2つのアンテナ311およびアンテナ312のうち、いずれか一方のアンテナにより1つのパケットが受信され、受信されたパケットに対して各種の処理が行われた後、ホスト通信制御部301からの制御信号に基づいて、アンテナ切り換え用スイッチ313が切り換えられる。
次に、図12のフローチャートを参照して、図5のホスト通信制御部301におけるアンテナ切り換え判定処理を説明する。この処理は、図10のステップS60の処理により、メディアアクセスコントローラ317により受信データ、状態情報、および設定情報が、ホスト通信制御部301に供給されたとき開始される。
ステップS101において、ホスト通信制御部301の取得部330は、メディアアクセスコントローラ317から受信データ、状態情報、および設定情報を取得する。取得部330は、状態情報、すなわち、伝送レートと受信レベルをアンテナ切り換え判定部331に供給する。
ステップS102において、アンテナ切り換え判定部331は、状態情報に含まれる伝送レートに対応するテーブルを、テーブル記憶部333から取得する。例えば、伝送レートが54Mbpsである場合、図6に示される、−80dBmから−30dBmの範囲(−80dBm以上−30dBm以下)のパケットエラーレートが0%である、という情報を取得する。
ステップS103において、アンテナ切り換え判定部331は、状態情報に含まれる受信信号レベルが、ステップS102で取得したパケットエラー0%の範囲にあるか否かを判定する。例えば、ステップS102の処理で取得されたパケットエラー0%の範囲が、図14に示される場合、アンテナ切り換え判定部331は、状態情報に含まれる受信信号レベルが、−80dBm以上−30dBm以下の範囲にあるか否かを判定する。すなわち、アンテナ切り換え判定部331は、受信信号レベルが−50dBmである場合、パケットエラー0%の範囲にあると判定し、受信信号レベルが−20dBmである場合、パケットエラー0%の範囲にないと判定することで、アンテナを切り換えるか否かを判定する。なお、図14において、横軸は受信レベル(dBm)であり、縦軸はエラー比率(PER(パケットエラーレート))である。
ステップS103において、受信信号レベルがパケットエラー0%の範囲にあると判定された場合、ステップS104において、アンテナ制御部334は、アンテナ維持制御信号を無線通信部218(メディアアクセスコントローラ317)に出力する。具体的には、ステップS101の処理で取得した設定情報に、現在選択されているアンテナ311の情報が含まれているので、アンテナ制御部334は、アンテナ311を選択するような制御信号を生成し、出力する。無線通信部218は、これを受信し(図10のステップS65の処理)、アンテナを維持する。なお、本実施の形態では、アンテナを維持する場合(アンテナを切り換えない場合)に、アンテナ制御部334がアンテナ維持制御信号を送信するようにしているが、勿論、何も送信しないことで、アンテナを維持するようにしてもよい。
ステップS105において、ホスト通信制御部301は、受信データに基づく処理を実行する。すなわち、ホスト通信制御部301は、受信信号レベルがパケットエラー0%の範囲にあるので、そのパケットの受信データ(取得部330により取得された受信データ)に基づく処理を実行する。具体的には、表示装置131において各種の処理が行われるが、その詳細は省略する。
ステップS106において、Ack処理部332は、データを受信したことを示すAckをメディアアクセスコントローラ317に出力する。これに対し、無線通信部218の各部は、Ackを、現在選択されているアンテナ(例えば、アンテナ311)を介して送信側のベースステーション121に送信する(図10のステップS66およびステップS67の処理)。送信側のベースステーション121は、これを受信し、上述したように、伝送レートを調整する(図7のステップS12およびステップS13の処理)。その後、処理は終了される。
ステップS103において、受信信号レベルがパケットエラー0%の範囲にないと判定された場合、ステップS107において、アンテナ制御部334は、アンテナを切り換えるよう制御する制御信号を無線通信部218(メディアアクセスコントローラ317)に出力する。具体的には、ステップS101の処理で取得した設定情報に、現在選択されているアンテナ311の情報が含まれているので、アンテナ制御部334は、アンテナ312を選択するような制御信号を生成し、出力する。無線通信部218のメディアアクセスコントローラ317は、これを受信し、ベースバンドプロセッサ316に供給する。ベースバンドプロセッサ316は、アンテナ切り換え制御信号による制御に基づいて、アンテナ切り換え用スイッチ313を切り換える(図10のステップS62乃至ステップS64の処理)。これにより、例えば、一方のアンテナ311から他方のアンテナ312にスイッチが切り換えられる。
このアンテナが切り換えられるタイミングは、図11の時間T1(時刻t3から時刻t4の時間)とされる。すなわち、1番目のパケット#1は、アンテナ311により受信され、アンテナを切り換えると判定された場合、時刻t3から時刻t4までの間のタイミングで、アンテナ312に切り換えられ、2番目のパケット#2は、アンテナ312により受信される。すなわち、1つのパケットは、1つのアンテナによってのみ受信されることになる。
ステップS108において、アンテナ切り換え判定部331は、次のパケットが受信されたか否かを判定し、受信されたと判定するまで待機する。具体的には、ベースステーション121による図7の処理により、1番目のパケット#1のAckが受信できなかったため、2番目のパケット#2(図11)の伝送レートが下げられて送信され(例えば、図7のステップS14)、無線通信部218による図9および図10の処理により、アンテナ312を介して取得されたパケット#2の受信データ、状態情報、および設定情報がホスト通信制御部301に供給される。すなわち、アンテナ切り換え判定部331は、図11の時刻t7になるまで待機する。このように、ホスト通信制御部301は、Ackを送信側のベースステーション121に返していないため、ベースステーション121は、パケット#2の伝送レートを下げて送信する。すなわち、Ack処理部332は、ベースステーション121への伝送レートを下げるよう要求することができる。
ステップS108において、次のパケット(例えば、パケット#2)が受信されたと判定された場合、ステップS109において、取得部330は、メディアアクセスコントローラ317から切り換えられたアンテナ312に対応する受信データ、状態情報、および設定情報を取得する。すなわち、上述したステップS101で取得された受信データ、状態情報、および設定情報に対応するアンテナとは異なるアンテナに対応する受信データ、状態情報、および設定情報が取得される。取得部330は取得した状態情報をアンテナ切り換え判定部331に供給する。
ステップS110において、アンテナ切り換え判定部331は、状態情報に含まれる伝送レートに対応するテーブルを、テーブル記憶部333から取得する。上述したように、送信側のベースステーション121は、Ackを受信しなかった場合に、次のパケットの伝送レートを下げて送信するため、このときの伝送レートは、ステップS101の処理で取得された状態情報に含まれる伝送レートより低いものとなる(または低くなる可能性がある)。例えば、伝送レートが36Mbpsである場合、アンテナ切り換え判定部331は、図6に示される、−90dBmから−20dBmの範囲(−90dBm以上−20dBm以下)のパケットエラーが0%である、という情報を取得する。なお、実際には、Ackがベースステーション121に戻るまでと、ベースステーション121から次のパケットが送信されるタイミングが異なっているが、基本的には、このような処理が行われる。
ステップS111において、アンテナ切り換え判定部331は、状態情報に含まれる受信信号レベルが、ステップS110で取得したパケットエラー0%の範囲にあるか否かを判定する。具体的には、状態情報に含まれる受信信号レベルが、−90dBm以上−20dBm以下の範囲にあるか否かを判定する。すなわち、アンテナ切り換え判定部331は、受信信号レベルが−50dBmである場合、パケットエラー0%の範囲にあると判定し、受信信号レベルが−10dBmである場合、パケットエラー0%の範囲にないと判定する。ここで、伝送レートが54Mbpsである場合と36Mbpsである場合の、パケットエラー0%の範囲を表わす図を図15に示す。
なお、図14において、横軸は受信レベル(dBm)であり、縦軸はエラー比率(PER(パケットエラーレート))である。図15の実線は、伝送レートが54Mbpsである場合のパケットエラー0%の範囲を表わしており、破線は伝送レートが36Mbpsである場合のパケットエラー0%の範囲を表わしている。図15に示されるように、伝送レートが54Mbpsである場合と、36Mbpsである場合を比較すると、36Mbpsの方がパケットエラー0%の範囲が広いことがわかる。このことは、伝送レートが低くなることで、受信側のパケットエラーの確率が低くなることを示している。すなわち、ベースステーション121が、図7の処理において、Ackが受信されない場合に伝送レートを下げるのは、パケットエラー0%の範囲が広がるからである。すなわち、1番目のパケット#1の受信信号レベルが−25dBmであり、伝送レートが54Mbpsであった場合、パケットエラー0%の範囲にないと判定されるが、2番目のパケット#2の受信信号レベルが−25dBmであり、伝送レートが36Mbpsであった場合、パケットエラー0%の範囲にあると判定される。換言すると、パケットエラー0%の範囲にあると判定される確率が減少し、パケットエラー0%の範囲にあると判定される確率が大きくなる。
図13に戻って、ステップS111において、受信信号レベルがパケットエラー0%の範囲にないと判定された場合、ステップS112において、アンテナ切り換え判定部331は、アンテナを切り換えた後の受信信号レベルの方が、パケットエラー0%の範囲に近いか否かを判定する。例えば、アンテナ312に切り換えた後の受信信号レベル(ステップS109で取得された状態情報に含まれる受信信号レベル)の方が、切り換える前のアンテナ312の受信信号レベル(ステップS101で取得された状態情報に含まれる受信信号レベル)よりパケットエラー0%の範囲に近いか否かが判定される。上述した処理により、アンテナ311とアンテナ312の両方で、受信信号レベルがパケットエラー0%の範囲にないと判定されているが、2つのうちいずれの受信信号レベルがパケットエラー0%の範囲に近いか否かが判定される。例えば、アンテナ311に対応する受信信号レベルが−100dBmであり、アンテナ312に対応する受信信号レベルが−95dBmである場合、アンテナ312がパケットエラー0%の範囲に近いと判定される(パケットエラー0%の範囲は、−90dBm以上−20dBm以下であるので、−90dBmに近いのは、アンテナ312であると判定される)。
ステップS112において、アンテナを切り換えた後の受信レベルの方が、パケットエラー0%の範囲に近いと判定された場合、ステップS113において、アンテナ制御部334は、アンテナ維持制御信号を無線通信部218に出力する。
ステップS112において、アンテナを切り換えた後の受信レベルの方が、パケットエラー0%の範囲に近くない、すなわち、アンテナを切り換える前の受信レベルの方が、パケットエラー0%の範囲に近いと判定された場合、ステップS114において、アンテナ制御部334は、アンテナ切り換え制御信号を無線通信部218に出力する。具体的には、ステップS109の処理で取得した設定情報に、現在選択されているアンテナ312の情報が含まれているので、アンテナ制御部334は、アンテナ311を選択するような制御信号を生成し、出力する。
無線通信部218のメディアアクセスコントローラ317は、これを受信し、ベースバンドプロセッサ316に供給する。ベースバンドプロセッサ316は、アンテナ切り換え制御信号による制御に基づいて、アンテナ切り換え用スイッチ313を切り換える(図10のステップS62乃至ステップS64の処理)。これにより、例えば、アンテナ312からアンテナ311にスイッチが切り換えられる。
このアンテナが切り換えられるタイミングは、いまの例の場合、図11の時間T2(時刻t7から時刻t8の時間)とされる。すなわち、2番目のパケット#2は、アンテナ312により受信され、アンテナを切り換えると判定された場合(ステップS112でNOと判定された場合)、時刻t7から時刻t8までの間のタイミングで、アンテナ311に再び切り換えられ、3番目のパケット#3は、アンテナ311により受信される。すなわち、パケット#1とパケット#2がそれぞれアンテナ311とアンテナ312により受信され、いずれのアンテナもパケットエラー0%の範囲から外れている場合、より、パケットエラー0%の範囲に近いアンテナに切り換えられる。
ステップS108において、アンテナ切り換え判定部331は、次のパケットが受信されたか否かを判定し、受信されたと判定するまで待機する。すなわち、図11の時刻t11になるまで待機する。
ステップS113またはステップS114の処理の後、処理はステップS108に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS111において、受信信号レベルがパケットエラー0%の範囲にあると判定された場合、ステップS115において、アンテナ制御部334は、アンテナ維持制御信号を無線通信部218(メディアアクセスコントローラ317)に出力する。無線通信部218は、これを受信する(図10のステップS65の処理)。
ステップS116において、ホスト通信制御部301は、受信データに基づく処理を実行する。すなわち、ホスト通信制御部301は、受信信号レベルがパケットエラー0%の範囲にあるので、そのパケットの受信データに基づく処理を実行する。
ステップS117において、Ack処理部332は、データを受信したことを示すAckをメディアアクセスコントローラ317に出力する。これに対し、無線通信部218の各部は、Ackを、現在選択されているアンテナ(例えば、アンテナ312)を介して送信側のベースステーション121に送信する(図10のステップS66およびステップS67の処理)。そして、送信側のベースステーション121は、これを受信し、上述したように、伝送レートを調整する(図7のステップS12およびステップS13の処理)。その後、処理は終了される。
ここで、図7、図9、図10、図12、および図13の処理をまとめると、以下のようになる。
無線通信部218は、ベースステーション121から送信される電波を一方のアンテナを介して受信し、パケットに含まれる受信データ、状態情報、および設定情報を取得する。ホスト通信制御部301は、複数の伝送レートごとに基づくパケットエラー0%の範囲が記述されたテーブルに基づいて、そのアンテナの受信信号レートが、対応する伝送レートのパケットエラー0%の範囲内であるか否かを判定する。パケットエラー0%の範囲内である場合、アンテナは切り換えられることなく、次のパケットが受信される。パケットエラー0%の範囲外である場合、ホスト通信制御部301は、アンテナ切り換え制御信号を出力し、無線通信部218は、他方のアンテナでベースステーション121からの電波を受信し、パケットに含まれる受信データ、状態情報、および設定情報を取得する。このとき、ベースステーション121は、表示装置131からAckが送信されてこなかったため、伝送レートを下げて電波を送信している。
ホスト通信制御部301は、受信したパケットに対する伝送レートに基づくパケットエラー0%の範囲が記述されたテーブルに基づいて、そのアンテナの受信信号レートが、パケットエラー0%の範囲内であるか否かを判定する。パケットエラー0%の範囲内である場合、アンテナは切り換えられることなく、次のパケットが受信される。パケットエラー0%の範囲外である場合、最初に受信したアンテナと、次に受信したアンテナのうち、どちらで受信した電波に対する受信信号レベルがパケットエラー0%の範囲に近いか否かが判定される。そして、パケットエラー0%の範囲外であっても、パケットエラー0%の範囲に近い方のアンテナが選択され、そのアンテナで受信が行われる。送信側のベースステーション121は、受信側の表示装置131からAckが返信されない場合、伝送レートを順次下げて電波を送信することと、無線通信部218ではパケットエラー0%の範囲に近い方のアンテナにより電波が受信されること、また、一般的には、パケットエラー0%の範囲に近い方のアンテナの方が先にパケットエラー0%の範囲に入ると予測されることから、ホスト通信制御部301は効率よくアンテナ切り換え用スイッチ313を切り換えることができる。
すなわち、ホスト通信制御部301は、一方のアンテナにより受信された受信信号のレベルが、パケットエラー0%の範囲にある場合には、仮に他方のアンテナの受信信号レベルが高かったとしても、他方のアンテナの受信信号レベルを確認することなく、一方のアンテナを維持し、パケットエラー0%の範囲外であった場合には、アンテナを他方に切り換え、受信信号レベルを確認する。
そして、一方のアンテナ311と他方のアンテナ312のうち、どちらのアンテナによる受信信号レベルがパケットエラー0%の範囲に近いかによりアンテナの切り換えの有無が判定され、切り換えた他方のアンテナ312の方がパケットエラー0%の範囲に近い場合には、そのままアンテナ312が維持され、切り換え前の一方のアンテナ311の方がパケットエラー0%の範囲に近い場合には、アンテナ311に切り換えられる。アンテナ311は既にパケットエラー0%の範囲外であるが、Ackまたはホスト通信制御部301側からの制御信号によって、送信側で伝送レートが下げられる(送信側が判断するか、または、ホスト通信制御部301からの制御信号によるレートダウン要求により送信側が制御される。このことは、伝送レートが低い方がパケットエラーレート0%の範囲が広がる(図15参照)ためである。
なお、以上の例では、本発明をIEEE802.11aに準拠した無線方式に適用した場合について説明したが、これに限定されない。例えば、IEEE802.11bに準拠した無線方式においても適用することができる。
IEEE802.11bに規定されるフレーム構成の例を図16に示す。
図16に示されるように、フレームは、144ビットの「PLCPプリアンブル」、48ビットの「PLCPヘッダ」、および「PSDU」の各フィールドを含む、PLCPプロトコルデータ単位の「PPDU」により構成されている。「PLCPプリアンブル」フィールドは、同期処理をするための信号を格納する128ビットの「SYNC」フィールド、およびフレーム開始、物理層に依存した有効フレームの先頭を示す16ビットの「SFD」により構成され、「PLCPヘッダ」は、データ部の伝送速度を示すフィールドである8ビットの「SIGNAL」フィールド、高速変調方式(CCK,PBCC)を識別するフィールドである8ビットの「SERVICE」フィールド、データ部を送信するための時間を格納する16ビットの「LENGTH」フィールド、および巡回冗長検査、誤り検出方式の1つである16ビットの「CRC」フィールドにより構成される。「PSDU」フィールドには、例えば、1MbpsのDBPSK(差動2相位相変調)のデータが格納される。図16においては、「PLCPプリアンブル」フィールドと「PLCPヘッダ」を合わせてロング・プリアンブルと称し、ロング・プリアンブルの長さは192μsである。このようなフレーム構成であっても、本発明は適用することができる。
以上により、受信パケット1個につき、選択された一方のアンテナのみで受信するようにしたので、受信パケットごとに2つのアンテナで受信信号レベルを確認する必要が無くなり、アンテナを制御するデバイスの負荷を低減することができる。すなわち、ダイバーシティアンテナを容易、かつ最適に制御することができる。
また、常に、受信信号レベルの高いアンテナを選択するわけではなく、受信信号レベルがパケットエラー0%の範囲であれば、アンテナの切り換えを行わないようにしたので、受信信号レベルがある程度以上高くなった場合においても、受信側に歪みが生じるのを防ぐことができる。すなわち、パケットエラーを防止することができる。
さらに、受信パケットごとに片方の(1個の)アンテナで受信信号と伝送レートを確認し、その伝送レートに対応するパケットエラーが0%の範囲外である場合のみ、他方のアンテナに切り換え、受信信号レベルを確認するようにしたので、アンテナ切り換え用スイッチ313を1つの受信パケットを受信する間に切り換えるほど高速化する必要がなくなり、よって、コストを抑えることができる。
また、アンテナ切り換え用スイッチ313の制御も、パケットごとに両方のアンテナで受信する場合に較べて高速性が問われないため、制御デバイスへの負荷を抑えることができる。これらの結果から部品選定の幅も広がり、製造コストを低下させることができる。
さらに、プリアンブル信号が短い信号においても、そのプリアンブル信号間に片方のアンテナのみで受信信号レベルを確認すればよいため、プリアンブル信号の長さをきにすることなく、ダイバーシティアンテナを採用することができる。
なお、以上の例では、送信側のベースステーション121において、受信側からのAckに基づいて、伝送レートを下げるようにしたが、受信側が、伝送レートを下げる必要があると判断した場合に、伝送レートを下げるための指令を、送信側に送信するようにしてもよい。すなわち、Ackを受信側の表示装置131からの伝送レートを下げる要求と捉えることができる。
さらに、以上の例では、ダイバーシティアンテナを制御する無線通信部218に適用した場合について説明したが、これに限らず、ダイバーシティアンテナを制御する受信装置や通信装置であれば何でもよい。また、送信側のベースステーション121においても、ダイバーシティアンテナを制御する無線通信部193を備える送信装置であれば何でもよい。
上述した一連の処理は、ソフトウエアにより実行させることもできるし、ハードウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、図4に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されているリムーバブルメディア220よりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM213やフラッシュメモリ215が含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録される制御プログラムを記述するステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
従来のダイバーシティアンテナを制御する無線LAN装置を説明する図である。 本発明を適用した通信システムの全体の構成例を示す図である。 図2のベースステーションの構成例を示すブロック図である。 図2の表示装置の構成例を示すブロック図である。 表示装置の無線通信部とホスト通信制御部の構成例を示すブロック図である。 図5のテーブル記憶部に記憶されるテーブルを説明する図である。 ベースステーションにおけるパケット送信処理を説明するフローチャートである。 IEEE802.11aに規定されるフレーム構成の例を示す図である。 無線通信部におけるパケット受信処理を説明するフローチャートである。 無線通信部におけるパケット受信処理を説明するフローチャートである。 パケット受信の流れを説明する図である。 ホスト通信制御部におけるアンテナ切り換え判定処理を説明するフローチャートである。 ホスト通信制御部におけるアンテナ切り換え判定処理を説明するフローチャートである。 パケットエラーの範囲を説明する図である。 パケットエラーの範囲を説明する図である。 IEEE802.11bに規定されるフレーム構成の例を示す図である。
符号の説明
193 無線通信部, 218 無線通信部, 301 ホスト通信制御部, 311,312 アンテナ, 313 アンテナ切り換え用スイッチ, 315 RF/IFデバイス, 316 ベースバンドプロセッサ, 317 メディアアクセスコントローラ, 331 アンテナ切り換え判定部, 332 Ack処理部, 333 テーブル記憶部

Claims (7)

  1. 第1のアンテナまたは第2のアンテナを介して電波を受信する受信装置において、
    前記第1のアンテナまたは第2のアンテナの一方を介して受信された前記電波に含まれるプリアンブルフィールドとSIGNALフィールドとデータフィールドから成るパケットを処理対象として、前記一方のアンテナに対する受信レベル、および前記処理対象に格納されている、前記電波を送信する送信装置によって設定された前記電波の伝送速度を示す伝送レートに関するビット情報を取得する取得手段と、
    複数の伝送レートごとに、パケットのエラーが略0%になる受信レベルの範囲を記憶する記憶手段と、
    前記処理対象についての、前記伝送レートに対応する、前記記憶手段に記憶されている受信レベルの範囲、および前記受信レベルに基づいて、前記一方のアンテナを他方のアンテナに切り換えるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記他方のアンテナに切り換えると判定された場合、前記処理対象のデータフィールドの受信終了タイミングと、該処理対象の次に受信されるパケットのプリアンブルフィールドの受信開始タイミングとの間の所定の期間で、前記電波を前記他方のアンテナを介して受信するように、前記アンテナの切り換えを制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 前記判定手段は、前記受信レベルが前記範囲内である場合、前記他方のアンテナに切り換えないと判定し、前記受信レベルが前記範囲内でない場合、前記他方のアンテナに切り換えると判定し、
    前記取得手段は、
    前記パケットのそれぞれを前記処理対象とし、
    PLCPプリアンブルフィールドを前記プリアンブルフィールドをとし、PLCPヘッダを前記SIGNALフィールドとし、PSDUを前記データフィールドとするパケットであって、前記第1のアンテナまたは第2のアンテナの一方を介して受信された前記電波に含まれるパケットも、さらに前記処理対象とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記制御手段により前記他方のアンテナに切り換えが制御された場合、
    前記取得手段は、前記他方のアンテナを介して受信された前記電波に含まれるプリアンブルフィールドとSIGNALフィールドとデータフィールドから成るパケットを新たな処理対象として、前記他方のアンテナに対する受信レベル、および前記新たな処理対象に格納されている、伝送速度を示す伝送レートに関するビット情報を取得し、
    前記判定手段は、前記他方のアンテナに対する前記受信レベルが前記範囲内でない場合、かつ、前記一方のアンテナに対する前記受信レベルが前記他方のアンテナに対する前記受信レベルより前記範囲に近いとき、前記一方のアンテナに切り換えると判定し、前記一方のアンテナに対する前記受信レベルが前記他方のアンテナに対する前記受信レベルより前記範囲に近くないとき、前記一方のアンテナに切り換えないと判定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記判定手段により前記一方のアンテナを他方のアンテナに切り換えると判定された場合、前記送信装置に、送信する前記電波の伝送レートを下げるよう要求する要求手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  5. 前記要求手段により前記伝送レートを下げるように要求した後、伝送レートが下げられた場合に、前記判定手段によってさらに判定を行う
    ことを特徴とする請求項4に記載の受信装置。
  6. 第1のアンテナまたは第2のアンテナを介して電波を受信する受信装置の受信方法において、
    前記第1のアンテナまたは第2のアンテナの一方を介して受信された前記電波に含まれるプリアンブルフィールドとSIGNALフィールドとデータフィールドから成るパケットを処理対象として、前記一方のアンテナに対する受信レベル、および前記処理対象に格納されている、前記電波を送信する送信装置によって設定された前記電波の伝送速度を示す伝送レートに関するビット情報を取得する取得ステップと、
    記憶されている、前記処理対象についての、前記伝送レートに対応する、パケットのエラーが略0%になる受信レベルの範囲、および前記受信レベルに基づいて、前記一方のアンテナを他方のアンテナに切り換えるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの処理により前記他方のアンテナに切り換えると判定された場合、前記処理対象のデータフィールドの受信終了タイミングと、該処理対象の次に受信されるパケットのプリアンブルフィールドの受信開始タイミングとの間の所定の期間で、前記電波を前記他方のアンテナを介して受信するように、前記アンテナの切り換えを制御する制御ステップと
    を含むことを特徴とする受信方法。
  7. 第1のアンテナまたは第2のアンテナを介して電波を受信する処理を制御するプログラムであって、
    前記第1のアンテナまたは第2のアンテナの一方を介して受信された前記電波に含まれるプリアンブルフィールドとSIGNALフィールドとデータフィールドから成るパケットを処理対象として、前記一方のアンテナに対する受信レベル、および前記処理対象に格納されている、前記電波を送信する送信装置によって設定された前記電波の伝送速度を示す伝送レートに関するビット情報を取得する取得ステップと、
    記憶されている、前記処理対象についての、前記伝送レートに対応する、パケットのエラーが略0%になる受信レベルの範囲、および前記受信レベルに基づいて、前記一方のアンテナを他方のアンテナに切り換えるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの処理により前記他方のアンテナに切り換えると判定された場合、前記処理対象のデータフィールドの受信終了タイミングと、該処理対象の次に受信されたパケットのプリアンブルフィールドの受信開始タイミングとの間の所定の期間で、前記電波を前記他方のアンテナを介して受信するように、前記アンテナの切り換えを制御する制御ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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