JP3880805B2 - 合成ダイバーシチ受信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、無線通信にてデジタル変調された信号を受信するための合成ダイバーシチ受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
無線通信等において、合成ダイバーシチ受信装置は、フェージングによる受信性能の劣化を防ぐために有効な装置として広く使用されている。以下に従来の合成ダイバーシチ受信装置について説明する。
【0003】
図5は従来の合成ダイバーシチ受信装置の一例を示すブロック図である。図において、1a、1bは#1系統あるいは#2系統の受信アンテナ、2a、2bは各系統のアンテナ1a、1bで受けた信号の受信を行う受信回路、3a、3bは各系統の受信回路で受信された受信信号の受信レベルを検出するレベル検出回路、4は各系統のレベル検出回路3a、3bにて検出された受信レベルを比較して重み付け係数を生成する比較判定回路、5a、5bは各系統の受信回路2a、2bで受信された信号をデジタル復調する復調回路、6a、6bは各系統の復調回路5a、5bにて復調された復調信号に、比較判定回路4にて生成された重み付け係数を乗算する乗算器、7は各系統の乗算器6a、6bにて乗算された信号を加算する加算器である。
【0004】
次に動作について説明する。
各系統の受信アンテナ1a、1bにて受信された信号は、それぞれの系統の受信回路2a、2bに送られて受信される。レベル検出回路3a、3bはこれら各系統の受信回路2a、2bで受信された信号の受信レベルを検出する。比較判定回路4は、各系統のレベル検出回路3a、3bで検出された受信レベルの差の大小を一定サンプル加算して平均することにより、各系統毎の重み付け係数を生成する。なお、これら各系統の重み付け係数を加算すると1になる。一方、各系統の復調回路5a、5bはそれぞれの系の受信回路2a、2bで受信されたデータをデジタル復調する。乗算器6a、6bは各系統毎にこの復調回路5a、5bで復調された復調信号に、比較判定回路4にて生成されたそれぞれの系統の重み付け係数を乗算する。加算器7はこれら各系統の乗算器6a、6bにて重み付け係数が乗算された信号を加算することにより、合成ダイバーシチにて重み付けされた受信データを生成する。
【0005】
なお、受信された信号の受信レベルより重み付け係数を生成してダイバーシチ特性の改善を図った従来の合成ダイバーシチ受信装置としては、例えば、特開2000−115043号公報、特開2000−22613号公報、特開平10−256967号公報、特開平10−41867号公報、特開平10−294688号公報、特開平9−18399号公報、特開平1−75235号公報などの文献にも、その記載がみられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の合成ダイバーシチ受信装置は以上のように構成されているので、重み付け係数は受信レベルの相対値のみを用いて生成されているため、受信電界が劣化するような大入力印加時には、ビットエラーレート(以下BERという)が悪い系の方が重み付け係数が高くなってしまい、ダイバーシチ特性が劣化してしまうという課題があった。
【0007】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、BERが劣化するほど高い受信レベルが印加されたときには、重み付け係数を下げるような演算を行うことによって、ダイバーシチ特性の劣化が生じることのない合成ダイバーシチ受信装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る合成ダイバーシチ受信装置は、2つの系統の受信アンテナで受けた信号の受信を行う2つの系統の受信回路と、各系統の前記受信回路にて受信された信号の受信レベルをそれぞれ検出する2つの系統のレベル検出回路と、各系統の前記受信回路にて受信された信号をそれぞれ復調する2つの系統の復調回路と、受信ビットエラーレートが劣化するようなレベルを閾値とし、各系統の前記レベル検出回路にて検出された受信レベルとその閾値を比較する2つの系統の閾値比較回路と、前記レベル検出回路によって検出された、各系統の受信レベルの大小比較を行う比較回路と、各系統の前記閾値比較回路による比較の結果と、前記比較回路による比較結果より、どの系統を選択するかを決定して判定値を生成する選択判定回路と、前記選択判定回路の生成した判定値に基づいて、各系統の前記受信回路にて受信された信号の各系統毎の重み付け係数を生成する重み付け係数生成回路と、前記重み付け係数回路にて生成された各重み付け係数と、各系統の前記復調回路にて生成された復調信号との乗算および加算を行う乗算合成回路と備え、前記選択判定回路が、前記閾値比較回路の比較結果と、前記比較回路による比較結果に応じて、受信レベルが小さいほうからの閾値α、βに対し、2つの系統の受信レベルがともにαより小さい領域にある場合には、受信レベルが大きい方の系統を“1”、小さい方の系統を“0”と、2つの系統の受信レベルがともにα以上β以下の領域にある場合には、受信レベルが大きい方を“1”、小さい方の系統を“0”と、2つの系統の受信レベルがともにβより大きい領域にある場合には、受信レベルが小さい方系統を“1”、大きい方の系統を“0”と、一方の受信レベルがαより小さい領域、若しくはβより大きい領域にあり、他方の受信レベルがα以上β以下の領域にある場合には、他方の系統を“1”、一方の系統を“0”と、一方の受信レベルがαより小さい領域にあり、他方の受信レベルがβより大きい領域にある場合、他方の系統を“1”、一方の系統を“0”と、それぞれの場合の判定値を生成するものであり、前記重み付け係数生成回路が、前記選択判定回路の生成した2値の判定値を平均することによって各系統の重み付け係数を生成するものである。
【0009】
この発明に係る合成ダイバーシチ受信装置は、2つの系統の受信アンテナで受けた信号の受信を行う2つの系統の受信回路と、各系統の前記受信回路にて受信された信号の受信レベルをそれぞれ検出する2つの系統のレベル検出回路と、各系統の前記受信回路にて受信された信号をそれぞれ復調する2つの系統の復調回路と、受信ビットエラーレートが劣化するようなレベルを閾値とし、各系統の前記レベル検出回路にて検出された受信レベルとその閾値を比較する2つの系統の閾値比較回路と、前記レベル検出回路によって検出された、各系統の受信レベルの大小比較を行う比較回路と、各系統の前記閾値比較回路による比較の結果と、前記比較回路による比較結果より、どの系統を選択するかを決定して判定値を生成する選択判定回路と、前記選択判定回路の生成した判定値に基づいて、各系統の前記受信回路にて受信された信号の各系統毎の重み付け係数を生成する重み付け係数生成回路と、前記重み付け係数回路にて生成された各重み付け係数と、各系統の前記復調回路にて生成された復調信号との乗算および加算を行う乗算合成回路と備え、前記選択判定回路が、前記閾値比較回路の比較結果と、前記比較回路による比較結果に応じて、受信レベルが小さいほうからの閾値α、βに対し、2つの系統の受信レベルがともにαより小さい領域にある場合には、受信レベルが大きい方の系統を“1”、小さい方の系統を“0”と、2つの系統の受信レベルがともにα以上β以下の領域にある場合には、受信レベルが大きい方を“1”、小さい方の系統を“0”と、2つの系統の受信レベルがともにβより大きい領域にある場合には、受信レベルが小さい方系統を“1”、大きい方の系統を“0”と、一方の受信レベルがαより小さい領域、若しくはβより大きい領域にあり、他方の受信レベルがα以上β以下の領域にある場合には、他方の系統を“1”、一方の系統を“0”と、一方の受信レベルがαより小さい領域にあり、他方の受信レベルがβより大きい領域にある場合、他方の系統を“1”、一方の系統を“0”と、それぞれの場合の判定値を生成するものであり、各系統の受信回路にて受信された信号の受信レベルの差を検出し、その受信レベル差がある一定レベルより大きいか否かを判定するレベル差判定回路を設け、前記選択判定回路が、前記レベル差判定回路の判定結果が一定値以上であった場合、前記判定値を2倍とし、一定値未満であった場合、前記判定値をそのままの値とする3値の判定値を生成するものであり、重み付け係数生成回路が、前記選択判定回路の生成した3値の判定値を平均することによって各系統の重み付け係数を生成するものである。
【0010】
この発明に係る合成ダイバーシチ受信装置は、2つの系統の受信アンテナで受けた信号の受信を行う2つの系統の受信回路と、各系統の前記受信回路にて受信された信号の受信レベルをそれぞれ検出する2つの系統のレベル検出回路と、各系統の前記受信回路にて受信された信号をそれぞれ復調する2つの系統の復調回路と、受信ビットエラーレートが劣化するようなレベルを閾値とし、各系統の前記レベル検出回路にて検出された受信レベルとその閾値を比較する2つの系統の閾値比較回路と、前記レベル検出回路によって検出された、各系統の受信レベルの大小比較を行う比較回路と、各系統の前記閾値比較回路による比較の結果と、前記比較回路による比較結果より、どの系統を選択するかを決定して判定値を生成する選択判定回路と、前記選択判定回路の生成した判定値に基づいて、各系統の前記受信回路にて受信された信号の各系統毎の重み付け係数を生成する重み付け係数生成回路と、前記重み付け係数回路にて生成された各重み付け係数と、各系統の前記復調回路にて生成された復調信号との乗算および加算を行う乗算合成回路と備え、前記選択判定回路が、前記閾値比較回路の比較結果と、前記比較回路による比較結果に応じて、受信レベルが小さいほうからの閾値α、βに対し、2つの系統の受信レベルがともにαより小さい領域にある場合には、受信レベルが大きい方の系統を“1”、小さい方の系統を“0”と、2つの系統の受信レベルがともにα以上β以下の領域にある場合には、受信レベルが大きい方を“1”、小さい方の系統を“0”と、2つの系統の受信レベルがともにβより大きい領域にある場合には、受信レベルが小さい方系統を“1”、大きい方の系統を“0”と、一方の受信レベルがαより小さい領域、若しくはβより大きい領域にあり、他方の受信レベルがα以上β以下の領域にある場合には、他方の系統を“2”、一方の系統を“0”と、一方の受信レベルがαより小さい領域にあり、他方の受信レベルがβより大きい領域にある場合、他方の系統を“1”、一方の系統を“0”と、それぞれの場合の判定値を生成するものであり、重み付け係数生成回路が、前記選択判定回路の生成した3値の判定値を平均することによって各系統の重み付け係数を生成するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による合成ダイバーシチ受信装置の構成を示すブロック図であり、ここでは、#1系統、#2系統の2系統による構成例を示している。図において、1a、1bは#1系統もしくは#2系統の受信アンテナである。2a、2bはこの#1系統もしくは#2系統の受信アンテナ1a、1bが受信した信号を受信するそれら各系統の受信回路である。3a、3bは#1系統もしくは#2系統の受信回路2a、2bで受信された受信信号の受信レベルを検出するそれら各系統のレベル検出回路である。5a、5bは#1系統もしくは#2系統の受信回路2a、2bで受信された受信信号の復調を行うそれら各系統の復調回路である。
【0013】
8a、8bは#1系統もしくは#2系統のレベル検出回路3a、3bにて検出された各系統の受信レベルを、BERが劣化するようなレベルの閾値と比較する#1系統もしくは#2系統の閾値比較回路である。9は#1系統および#2系統のレベル検出回路3a、3bによって検出された、#1系統の受信レベルと#2系統の受信レベルの大小比較を行う比較回路である。10はこの比較回路9による比較結果と、各系統の閾値比較回路8a、8bでの比較結果から、どの系統を選択するかの判定を行い、その判定結果に基づいて2値の判定値を生成する、選択判定回路としての2値軟判定回路である。11はこの2値軟判定回路10にて生成された判定値を移動平均し、各系統の重み付け乗数を生成する重み付け係数生成回路である。
【0014】
6a、6bは#1系統もしくは#2系統の復調回路5a、5bによって復調された復号信号に、重み付け係数生成回路11の生成した、対応する系統の重み付け係数を乗算する乗算合成回路を形成している、各系統の乗算器である。7はこの#1系統の乗算器6aにおける乗算結果と、#2系統の乗算器6bにおける乗算結果とを加算し、ダイバーシチ後の受信データを合成ダイバーシチ出力として出力する、乗算合成回路を形成している加算器である。
【0015】
次に動作について説明する。
#1系統の受信アンテナ1aで受信されたデータは#1系統の受信回路2aにおいて、#2系統の受信アンテナ1bで受信されたデータは#2系統の受信回路2bにおいてそれぞれ受信される。#1系統のレベル検出回路3aではこの#1系統の受信回路2aが受信した受信信号の受信レベルをリアルタイムに検出し、#2系統のレベル検出回路3bでは#2系統の受信回路2bが受信した受信信号の受信レベルをリアルタイムに検出する。#1系統のレベル検出回路3aで検出された#1系統の受信信号の受信レベルは、#1系統の閾値比較回路8aに送られて閾値と比較され、その比較結果に応じて場合分けされる。一方、#2系統のレベル検出回路3bで検出された#2系統の受信信号の受信レベルも同様に、#2系統の閾値比較回路8bに送られて閾値と比較され、その比較結果に応じて場合分けされる。
【0016】
ここで、図2はこの発明における閾値比較回路8a、8bの比較動作と、選択判定回路(この実施の形態1では2値軟判定回路10、実施の形態2、実施の形態3では3値軟判定回路13あるいは3値軟判定回路15)の判定動作を説明するための図である。
【0017】
まず、図2に示すように、BERが劣化する2つのポイントを閾値(受信レベルが小さいほうからα、β)とし、各系統の閾値比較回路8a、8bではそれぞれの系統のレベル検出回路3a、3bが検出した受信レベルとそれらの閾値とを比較して、その比較結果による場合分けを行う。すなわち、受信レベルがαより小さい領域にあるか、α以上β以下の領域にあるか、βより大きい領域にあるか、の3通りに場合分けする。そのとき同時に、比較回路9にてレベル検出回路3aが検出した#1系統の受信レベルとレベル検出回路3bが検出した#2系統の受信レベルとの大小を比較し、この比較回路9での比較結果を、各系統の閾値比較回路8a、8bによって判定された場合分けの結果とともに2値軟判定回路10に出力する。
【0018】
また、2値軟判定回路10ではこれら各系統の閾値比較回路8a、8bによる場合分けの結果と、比較回路9による比較結果とを用いて、どの系統を選択するかを決定する。すなわち、2値軟判定回路10は図2に示すテーブルを用いて、BERが低くなる系を選択する。なお、この図2のテーブルでは、検出された受信レベルが小さい系統をR1、受信レベルが大きい系統をR2とし、選択されて判定値が“1”となった系統を○囲みによって表している。
【0019】
以下、この2値軟判定回路10の動作を、図2を参照しながら具体的に説明する。R1およびR2の受信レベルがともにαより小さい領域にある場合には、受信レベルが大きい方がBERは低いので、2値軟判定回路10では、R2の系統を“1”、R1の系統を“0”とする判定値を生成して出力する。R1およびR2の受信レベルがともにα以上β以下の領域にある場合には、受信レベルが大きい方がBERは低いので、2値軟判定回路10では、R2の系統を“1”、R1の系統を“0”とする判定値を生成して出力する。R1およびR2の受信レベルがともにβより大きい領域にある場合には、受信レベルが小さい方がBERは低いので、2値軟判定回路10では、R1の系統を“1”、R2の系統を“0”とする判定値を生成して出力する。
【0020】
R1の受信レベルがαより小さい領域にあり、R2の受信レベルがα以上β以下の領域にある場合には、フロア領域(α以上β以下の領域)の方がBERは低いので、2値軟判定回路10では、R2の系統を“1”、R1の系統を“0”とする判定値を生成して出力する。R1の受信レベルがα以上β以下の領域にあり、R2の受信レベルがβより大きい領域にある場合には、フロア領域の方がBERは低いので、2値軟判定回路10では、R2の系統を“0”、R1の系統を“1”とする判定値を生成して出力する。R1の受信レベルがαより小さい領域にあり、R2の受信レベルがβより大きい領域にある場合、どちらのBERが低いか判断できないが、βより大きいR2の系統の方がBERの劣化する傾きが小さいため、BERが低い確率がR1の系統より高いものと判断して、2値軟判定回路10で、R2の系統を“1”、R1の系統を“0”とする判定値を生成して出力する。
【0021】
このようにして2値軟判定回路10がどの系統を選択するかを決定して生成した判定値は重み付け係数生成回路11に入力される。重み付け係数生成回路11ではこの入力された2値の判定値を一定サンプル数、それぞれの系統において加算し、移動平均することにより、#1系統および#2系統の重み付け係数を生成する。この重み付け係数生成回路11によって生成された#1系統の重み付け係数は#1系統の乗算器6aに入力され、#2系統の重み付け係数は#2系統の乗算器6bに入力される。#1系統の乗算器6aは#1系統の復調回路5aにて復調されたデータにその#1系統の重み付け係数を乗算し、#2系統の乗算器6bは#2系統の復調回路5bにて復調されたデータに#2系統の重み付け係数を乗算する。これら各系統の乗算器6a、6bによる乗算結果は加算器7に入力されて加算される。これにより、加算器7からは合成ダイバーシチ出力としてのダイバーシチ後受信データが得られる。
【0022】
以上のように、この実施の形態1によれば、受信レベル検出回路3a、3bで検出した各系統の受信信号の受信レベルを閾値と比較し、閾値比較回路8a、8bによるその比較結果より、どの系統を選択するかを2値軟判定回路10で決定して2値の判定値を生成し、この2値の判定値より係数生成回路11にて各受信信号の重み付け係数を生成し、乗算器6a、6b、および加算器7でその重み付け係数と復調信号より合成ダイバーシチ出力を求めるようにしているので、受信電界が劣化するような大入力が印加されてBER性能が劣化し、受信レベルが高すぎてBERが悪い方の系統における重み付け係数が大きくなるような場合に、その重み付け係数を小さくすることが可能となるため、強電界時のBER特性が向上して、性能劣化のない合成ダイバーシチ受信装置を実現することができるという効果が得られる。
【0023】
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2による合成ダイバーシチ受信装置の構成を示すブロック図であり、実施の形態1の各部と同等の部分には図1と同一符号を付してその説明を省略する。なお、ここでも#1系統、#2系統の2系統による構成例を示している。
【0024】
図において、12は#1系統のレベル検出回路3aにて検出された受信レベルと、#2系統のレベル検出回路3bにて検出された受信レベルとの差を検出し、その受信レベル差がある一定レベルより大きいか否かを判定するレベル差判定回路である。13はこのレベル差判定回路12による判定結果、各系統の閾値比較回路8a、8bによる閾値との比較結果、および比較回路9による大小比較の結果に応じて3値の判定値を生成する、選択判定回路としての3値軟判定回路である。14はこの3値軟判定回路13が生成した3値の判定値を平均することによって、#1系統および#2系統の重み付け係数を生成する重み付け係数生成回路である。
【0025】
次に動作について説明する。
ここで、この実施の形態2による合成ダイバーシチ受信装置は、発明の実施の形態1のように受信レベルの比較を大小2値の比較ではなく、受信レベル差のパラメータを加えた3値にて選択している点で異なっている。なお、基本的な動作は、この場合も実施の形態1の場合と同様であるため、それについての説明は省略し、それとは異なるレベル差判定回路12、3値軟判定回路13、重み付け係数生成回路14の動作を中心に説明する。
【0026】
#1系統のレベル検出回路3aで検出された受信レベル、および#2系統のレベル検出回路3bで検出された受信レベルは、閾値比較回路8a、8b、比較回路9とともに、レベル差判定回路12にも入力される。レベル差判定回路12では、これら#1系統と#2系統の受信レベルの差を検出し、その受信レベル差がある一定レベルより大きいか否かを判定する。すなわち、レベル差判定回路12は受信レベルDというパラメータを用い、各系統の受信レベルの差がこのパラメータD以上か、D以下かを判定する。
【0027】
このレベル差判定回路12による判定結果は、各系統の閾値比較回路8a、8bによる閾値との比較結果、および比較回路9による大小比較の結果とともに3値軟判定回路13に入力される。3値軟判定回路13ではレベル差判定回路12による判定によって、#1系統と#2系統の受信レベルの差が、上記パラメータD以上であった場合には、この3値軟判定回路13で選択された系統の判定値を“2”とし、D以下であった場合には、この3値軟判定回路13で選択された系統の判定値を“1”とする。また、この3値軟判定回路13で選択されなかった系統については、実施の形態1の場合と同様に、その判定値を“0”とする。3値軟判定回路13はこのような3値の判定値を生成し、それを重み付け係数生成回路14に出力する。
【0028】
重み付け係数生成回路14はこの3値の判定値が入力されると、その判定値をそれぞれの系統において移動平均することにより、#1系統および#2系統の重み付け係数を生成する。この重み付け係数生成回路14によって生成された#1系統の重み付け係数は#1系統の乗算器6aに、#2系統の重み付け係数は#2系統の乗算器6bにそれぞれ入力される。
【0029】
以上のように、この実施の形態2によれば、レベル差判定回路12によって各系統の受信回路2a、2bにおける受信信号の受信レベル差がある一定レベルより大きいか否かを判定し、このレベル差判定回路12および各系統の閾値比較回路8a、8bの比較結果に応じて、3値軟判定回路13で3値の判定値を生成し、この3値の判定値を重み付け係数生成回路14で平均することによって各系統の重み付け係数を生成しているので、受信レベルの重み付け係数が、大小2値の比較でなく、受信レベル差のパラメータを加えた3値に基づいて生成されるため、受信レベルの差がある一定レベルより大きい場合に、重み付け係数の差を大きくすることができ、BERの改善が図れて、受信レベル差がある場合のダイバーシチ効果を向上させることができるという効果が得られる。
【0030】
実施の形態3.
図4はこの発明の実施の形態3による合成ダイバーシチ受信装置の構成を示すブロック図であり、実施の形態2の各部と同等の部分には図3と同一符号を付してその説明を省略する。なお、ここでも#1系統、#2系統の2系統による構成例を示している。図において、15は各系統の閾値比較回路8a、8bによる閾値との比較結果と、比較回路9による大小比較の結果とに応じて判定値を生成する際に、各系統のレベル検出回路3a、3bで検出した受信レベルの領域によるBERの差の大小により3値の判定値を生成する、選択判定回路としての3値軟判定回路である。
【0031】
次に動作について説明する。
この場合も基本的な動作は実施の形態1の場合と同様であるため、それについての説明は省略し、それとは異なった3値軟判定回路15についての動作を中心に説明する。
【0032】
3値軟判定回路15では、各系統の閾値比較回路8a、8bによる場合分けの結果と、比較回路9による大小比較の結果より、どの系統を選択するか決定する。すなわち、実施の形態1の場合と同様に、R1およびR2の受信レベルがともにαより小さい領域にある場合には、R2の系統を“1”、R1の系統を“0”とする判定値を生成して出力する。R1およびR2の受信レベルがともにα以上β以下の領域にある場合には、R2の系統を“1”、R1の系統を“0”とする判定値を生成して出力する。R1およびR2の受信レベルがともにβより大きい領域にある場合には、R1の系統を“1”、R2の系統を“0”とする判定値を生成して出力する。
【0033】
R1の受信レベルがαより小さい領域にあり、R2の受信レベルがα以上β以下の領域にある場合には、各系統でのBERの差が大きいと判断して、3値軟判定回路15では、選択されたR2の系統を“2”、R1の系統を“0”とする判定値を生成して出力する。R1の受信レベルがα以上β以下の領域にあり、R2の受信レベルがβより大きい領域にある場合にも同様に、各系統でのBERの差が大きいと判断して、3値軟判定回路15では、R2の系統を“0”、選択されたR1の系統を“2”とする判定値を生成して出力する。R1の受信レベルがαより小さい領域にあり、R2の受信レベルがβより大きい領域にある場合には、実施の形態1の場合と同様に、R2の系統を“1”、R1の系統を“0”とする判定値を生成して出力する。
【0034】
このようにして、3値軟判定回路15がどの系統を選択するかを決定して生成した3値の判定値は重み付け係数生成回路14に入力される。重み付け係数生成回路14は、この入力された3値の判定値をそれぞれの系統において移動平均することにより、#1系統および#2系統の重み付け係数を生成する。
【0035】
以上のように、この実施の形態3によれば、3値軟判定回路15によって受信レベルの領域によるBERの差に応じた3値の判定値を生成し、この3値の判定値を重み付け係数生成回路14で平均することによって各系統の重み付け係数を生成しているので、受信レベルの重み付け係数が、BERの高低の差による3値に基づいて生成されるため、BERの改善が図れて、BERに差がある場合のダイバーシチ効果を向上させることができるという効果が得られる。
【0037】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、2つの系統の受信アンテナで受けた信号の受信を行う2つの系統の受信回路と、各系統の前記受信回路にて受信された信号の受信レベルをそれぞれ検出する2つの系統のレベル検出回路と、各系統の前記受信回路にて受信された信号をそれぞれ復調する2つの系統の復調回路と、受信ビットエラーレートが劣化するようなレベルを閾値とし、各系統の前記レベル検出回路にて検出された受信レベルとその閾値を比較する2つの系統の閾値比較回路と、前記レベル検出回路によって検出された、各系統の受信レベルの大小比較を行う比較回路と、各系統の前記閾値比較回路による比較の結果と、前記比較回路による比較結果より、どの系統を選択するかを決定して判定値を生成する選択判定回路と、前記選択判定回路の生成した判定値に基づいて、各系統の前記受信回路にて受信された信号の各系統毎の重み付け係数を生成する重み付け係数生成回路と、前記重み付け係数回路にて生成された各重み付け係数と、各系統の前記復調回路にて生成された復調信号との乗算および加算を行う乗算合成回路と備え、前記選択判定回路が、前記閾値比較回路の比較結果と、前記比較回路による比較結果に応じて、受信レベルが小さいほうからの閾値α、βに対し、2つの系統の受信レベルがともにαより小さい領域にある場合には、受信レベルが大きい方の系統を“1”、小さい方の系統を“0”と、2つの系統の受信レベルがともにα以上β以下の領域にある場合には、受信レベルが大きい方を“1”、小さい方の系統を“0”と、2つの系統の受信レベルがともにβより大きい領域にある場合には、受信レベルが小さい方系統を“1”、大きい方の系統を“0”と、一方の受信レベルがαより小さい領域、若しくはβより大きい領域にあり、他方の受信レベルがα以上β以下の領域にある場合には、他方の系統を“1”、一方の系統を“0”と、一方の受信レベルがαより小さい領域にあり、他方の受信レベルがβより大きい領域にある場合、他方の系統を“1”、一方の系統を“0”と、それぞれの場合の判定値を生成するものであり、前記重み付け係数生成回路が、前記選択判定回路の生成した2値の判定値を平均することによって各系統の重み付け係数を生成するように構成したので、受信電界が劣化するような大入力が印加されてBER性能が劣化し、受信レベルが高すぎてBERが悪い方の系統における重み付け係数が大きくなるような場合に、その重み付け係数を小さくすることが可能となり、強電界時のBER特性が向上して、合成ダイバーシチ受信装置の性能劣化を抑止することができるという効果がある。
【0038】
この発明によれば、2つの系統の受信アンテナで受けた信号の受信を行う2つの系統の受信回路と、各系統の前記受信回路にて受信された信号の受信レベルをそれぞれ検出する2つの系統のレベル検出回路と、各系統の前記受信回路にて受信された信号をそれぞれ復調する2つの系統の復調回路と、受信ビットエラーレートが劣化するようなレベルを閾値とし、各系統の前記レベル検出回路にて検出された受信レベルとその閾値を比較する2つの系統の閾値比較回路と、前記レベル検出回路によって検出された、各系統の受信レベルの大小比較を行う比較回路と、各系統の前記閾値比較回路による比較の結果と、前記比較回路による比較結果より、どの系統を選択するかを決定して判定値を生成する選択判定回路と、前記選択判定回路の生成した判定値に基づいて、各系統の前記受信回路にて受信された信号の各系統毎の重み付け係数を生成する重み付け係数生成回路と、前記重み付け係数回路にて生成された各重み付け係数と、各系統の前記復調回路にて生成された復調信号との乗算および加算を行う乗算合成回路と備え、前記選択判定回路が、前記閾値比較回路の比較結果と、前記比較回路による比較結果に応じて、受信レベルが小さいほうからの閾値α、βに対し、2つの系統の受信レベルがともにαより小さい領域にある場合には、受信レベルが大きい方の系統を“1”、小さい方の系統を“0”と、2つの系統の受信レベルがともにα以上β以下の領域にある場合には、受信レベルが大きい方を“1”、小さい方の系統を“0”と、2つの系統の受信レベルがともにβより大きい領域にある場合には、受信レベルが小さい方系統を“1”、大きい方の系統を“0”と、一方の受信レベルがαより小さい領域、若しくはβより大きい領域にあり、他方の受信レベルがα以上β以下の領域にある場合には、他方の系統を“1”、一方の系統を“0”と、一方の受信レベルがαより小さい領域にあり、他方の受信レベルがβより大きい領域にある場合、他方の系統を“1”、一方の系統を“0”と、それぞれの場合の判定値を生成するものであり、各系統の受信回路にて受信された信号の受信レベルの差を検出し、その受信レベル差がある一定レベルより大きいか否かを判定するレベル差判定回路を設け、前記選択判定回路が、前記レベル差判定回路の判定結果が一定値以上であった場合、前記判定値を2倍とし、一定値未満であった場合、前記判定値をそのままの値とする3値の判定値を生成するものであり、重み付け係数生成回路が、前記選択判定回路の生成した3値の判定値を平均することによって各系統の重み付け係数を生成するように構成したので、受信レベルの重み付け係数が、大小2値の比較でなく、受信レベル差のパラメータを加えた3値に基づいて生成され、受信レベルの差がある一定レベルより大きい場合に、重み付け係数の差を大きくすることができ、BERの改善が図れるため、受信レベル差がある場合のダイバーシチ効果を向上させることができるという効果がある。
【0039】
この発明によれば、2つの系統の受信アンテナで受けた信号の受信を行う2つの系統の受信回路と、各系統の前記受信回路にて受信された信号の受信レベルをそれぞれ検出する2つの系統のレベル検出回路と、各系統の前記受信回路にて受信された信号をそれぞれ復調する2つの系統の復調回路と、受信ビットエラーレートが劣化するようなレベルを閾値とし、各系統の前記レベル検出回路にて検出された受信レベルとその閾値を比較する2つの系統の閾値比較回路と、前記レベル検出回路によって検出された、各系統の受信レベルの大小比較を行う比較回路と、各系統の前記閾値比較回路による比較の結果と、前記比較回路による比較結果より、どの系統を選択するかを決定して判定値を生成する選択判定回路と、前記選択判定回路の生成した判定値に基づいて、各系統の前記受信回路にて受信された信号の各系統毎の重み付け係数を生成する重み付け係数生成回路と、前記重み付け係数回路にて生成された各重み付け係数と、各系統の前記復調回路にて生成された復調信号との乗算および加算を行う乗算合成回路と備え、前記選択判定回路が、前記閾値比較回路の比較結果と、前記比較回路による比較結果に応じて、受信レベルが小さいほうからの閾値α、βに対し、2つの系統の受信レベルがともにαより小さい領域にある場合には、受信レベルが大きい方の系統を“1”、小さい方の系統を“0”と、2つの系統の受信レベルがともにα以上β以下の領域にある場合には、受信レベルが大きい方を“1”、小さい方の系統を“0”と、2つの系統の受信レベルがともにβより大きい領域にある場合には、受信レベルが小さい方系統を“1”、大きい方の系統を“0”と、一方の受信レベルがαより小さい領域、若しくはβより大きい領域にあり、他方の受信レベルがα以上β以下の領域にある場合には、他方の系統を“2”、一方の系統を“0”と、一方の受信レベルがαより小さい領域にあり、他方の受信レベルがβより大きい領域にある場合、他方の系統を“1”、一方の系統を“0”と、それぞれの場合の判定値を生成するものであり、重み付け係数生成回路が、前記選択判定回路の生成した3値の判定値を平均することによって各系統の重み付け係数を生成するように構成したので、BERの高低の差による3値の判定値に基づいて、受信レベルの重み付け係数が生成されて、BERの改善が図れるため、BERに差がある場合のダイバーシチ効果を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による合成ダイバーシチ受信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明における閾値比較回路、軟判定回路の判定方法を説明するための説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による合成ダイバーシチ受信装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態3による合成ダイバーシチ受信装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 従来の合成ダイバーシチ受信装置の一例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1a、1b 受信アンテナ、2a、2b 受信回路、3a、3b レベル検出回路、5a、5b 復調回路、6a、6b 乗算器(乗算合成回路)、7 加算器(乗算合成回路)、8a、8b 閾値比較回路、9 比較回路、10 2値軟判定回路(選択判定回路)、11 重み付け係数生成回路、12 レベル差判定回路、13 3値軟判定回路(選択判定回路)、14 重み付け係数生成回路、15 3値軟判定回路(選択判定回路)。

Claims (3)

  1. 2つの系統の受信アンテナで受けた信号の受信を行う2つの系統の受信回路と、
    各系統の前記受信回路にて受信された信号の受信レベルをそれぞれ検出する2つの系統のレベル検出回路と、
    各系統の前記受信回路にて受信された信号をそれぞれ復調する2つの系統の復調回路と、
    受信ビットエラーレートが劣化するようなレベルを閾値とし、各系統の前記レベル検出回路にて検出された受信レベルとその閾値を比較する2つの系統の閾値比較回路と、
    前記レベル検出回路によって検出された、各系統の受信レベルの大小比較を行う比較回路と、
    各系統の前記閾値比較回路による比較の結果と、前記比較回路による比較結果より、どの系統を選択するかを決定して判定値を生成する選択判定回路と、
    前記選択判定回路の生成した判定値に基づいて、各系統の前記受信回路にて受信された信号の各系統毎の重み付け係数を生成する重み付け係数生成回路と、
    前記重み付け係数回路にて生成された各重み付け係数と、各系統の前記復調回路にて生成された復調信号との乗算および加算を行う乗算合成回路と備え
    前記選択判定回路が、前記閾値比較回路の比較結果と、前記比較回路による比較結果に応じて、受信レベルが小さいほうからの閾値α、βに対し、
    2つの系統の受信レベルがともにαより小さい領域にある場合には、受信レベルが大きい方の系統を“1”、小さい方の系統を“0”と、
    2つの系統の受信レベルがともにα以上β以下の領域にある場合には、受信レベルが大きい方を“1”、小さい方の系統を“0”と、
    2つの系統の受信レベルがともにβより大きい領域にある場合には、受信レベルが小さい方系統を“1”、大きい方の系統を“0”と、
    一方の受信レベルがαより小さい領域、若しくはβより大きい領域にあり、他方の受信レベルがα以上β以下の領域にある場合には、他方の系統を“1”、一方の系統を“0”と、
    一方の受信レベルがαより小さい領域にあり、他方の受信レベルがβより大きい領域にある場合、他方の系統を“1”、一方の系統を“0”と、それぞれの場合の判定値を生成するものであり、
    前記重み付け係数生成回路が、前記選択判定回路の生成した2値の判定値を平均することによって各系統の重み付け係数を生成することを特徴とする合成ダイバーシチ受信装置。
    た合成ダイバーシチ受信装置。
  2. 2つの系統の受信アンテナで受けた信号の受信を行う2つの系統の受信回路と、
    各系統の前記受信回路にて受信された信号の受信レベルをそれぞれ検出する2つの系統のレベル検出回路と、
    各系統の前記受信回路にて受信された信号をそれぞれ復調する2つの系統の復調回路と、
    受信ビットエラーレートが劣化するようなレベルを閾値とし、各系統の前記レベル検出回路にて検出された受信レベルとその閾値を比較する2つの系統の閾値比較回路と、
    前記レベル検出回路によって検出された、各系統の受信レベルの大小比較を行う比較回路と、
    各系統の前記閾値比較回路による比較の結果と、前記比較回路による比較結果より、どの系統を選択するかを決定して判定値を生成する選択判定回路と、
    前記選択判定回路の生成した判定値に基づいて、各系統の前記受信回路にて受信された信号の各系統毎の重み付け係数を生成する重み付け係数生成回路と、
    前記重み付け係数回路にて生成された各重み付け係数と、各系統の前記復調回路にて生 成された復調信号との乗算および加算を行う乗算合成回路と備え、
    前記選択判定回路が、前記閾値比較回路の比較結果と、前記比較回路による比較結果に応じて、受信レベルが小さいほうからの閾値α、βに対し、
    2つの系統の受信レベルがともにαより小さい領域にある場合には、受信レベルが大きい方の系統を“1”、小さい方の系統を“0”と、
    2つの系統の受信レベルがともにα以上β以下の領域にある場合には、受信レベルが大きい方を“1”、小さい方の系統を“0”と、
    2つの系統の受信レベルがともにβより大きい領域にある場合には、受信レベルが小さい方系統を“1”、大きい方の系統を“0”と、
    一方の受信レベルがαより小さい領域、若しくはβより大きい領域にあり、他方の受信レベルがα以上β以下の領域にある場合には、他方の系統を“1”、一方の系統を“0”と、
    一方の受信レベルがαより小さい領域にあり、他方の受信レベルがβより大きい領域にある場合、他方の系統を“1”、一方の系統を“0”と、それぞれの場合の判定値を生成するものであり、
    各系統の受信回路にて受信された信号の受信レベルの差を検出し、その受信レベル差がある一定レベルより大きいか否かを判定するレベル差判定回路を設け、
    前記選択判定回路が、前記レベル差判定回路の判定結果が一定値以上であった場合、前記判定値を2倍とし、一定値未満であった場合、前記判定値をそのままの値とする3値の判定値を生成するものであり、
    重み付け係数生成回路が、前記選択判定回路の生成した3値の判定値を平均することによって各系統の重み付け係数を生成することを特徴とする合成ダイバーシチ受信装置。
  3. 2つの系統の受信アンテナで受けた信号の受信を行う2つの系統の受信回路と、
    各系統の前記受信回路にて受信された信号の受信レベルをそれぞれ検出する2つの系統のレベル検出回路と、
    各系統の前記受信回路にて受信された信号をそれぞれ復調する2つの系統の復調回路と、
    受信ビットエラーレートが劣化するようなレベルを閾値とし、各系統の前記レベル検出回路にて検出された受信レベルとその閾値を比較する2つの系統の閾値比較回路と、
    前記レベル検出回路によって検出された、各系統の受信レベルの大小比較を行う比較回路と、
    各系統の前記閾値比較回路による比較の結果と、前記比較回路による比較結果より、どの系統を選択するかを決定して判定値を生成する選択判定回路と、
    前記選択判定回路の生成した判定値に基づいて、各系統の前記受信回路にて受信された信号の各系統毎の重み付け係数を生成する重み付け係数生成回路と、
    前記重み付け係数回路にて生成された各重み付け係数と、各系統の前記復調回路にて生成された復調信号との乗算および加算を行う乗算合成回路と備え、
    前記選択判定回路が、前記閾値比較回路の比較結果と、前記比較回路による比較結果に応じて、受信レベルが小さいほうからの閾値α、βに対し、
    2つの系統の受信レベルがともにαより小さい領域にある場合には、受信レベルが大きい方の系統を“1”、小さい方の系統を“0”と、
    2つの系統の受信レベルがともにα以上β以下の領域にある場合には、受信レベルが大きい方を“1”、小さい方の系統を“0”と、
    2つの系統の受信レベルがともにβより大きい領域にある場合には、受信レベルが小さい方系統を“1”、大きい方の系統を“0”と、
    一方の受信レベルがαより小さい領域、若しくはβより大きい領域にあり、他方の受信レベルがα以上β以下の領域にある場合には、他方の系統を“2”、一方の系統を“0”と、
    一方の受信レベルがαより小さい領域にあり、他方の受信レベルがβより大きい領域にあ る場合、他方の系統を“1”、一方の系統を“0”と、それぞれの場合の判定値を生成するものであり、
    重み付け係数生成回路が、前記選択判定回路の生成した3値の判定値を平均することによって各系統の重み付け係数を生成することを特徴とする合成ダイバーシチ受信装置。
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