JPH0851389A - スペクトラム拡散通信用ダイバーシティ受信装置 - Google Patents
スペクトラム拡散通信用ダイバーシティ受信装置Info
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- JPH0851389A JPH0851389A JP6185631A JP18563194A JPH0851389A JP H0851389 A JPH0851389 A JP H0851389A JP 6185631 A JP6185631 A JP 6185631A JP 18563194 A JP18563194 A JP 18563194A JP H0851389 A JPH0851389 A JP H0851389A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 誤ったアンテナを選択することなく、スペク
トラム拡散（直接拡散）変調方式の信号を最も良い受信
状態のアンテナを選択して受信するスペクトラム拡散通
信用ダイバーシティ受信装置を提供することを目的とし
ている。 【構成】 空間的に離れた複数のアンテナ１，２と、切
り換えスイッチ３と、スペクトラム拡散変調信号を中間
周波数帯に変換するＲＦ／ＩＦ変換部４と、相関信号を
出力するＳＡＷマッチドフィルタ５と、遅延回路６と、
乗算器７と、ＬＰＦ８と、絶対値回路部９と、第一のＡ
／Ｄ変換部１０と、第一の記憶部１１と、比較器１２
と、第二のＡ／Ｄ変換部１４と、第二の記憶部１５と、
前記切り換えスイッチ，第一の記憶部および第二の記憶
部を制御する制御部１３とで構成し、順次アンテナを切
り換え、レベル比較結果が最も高い信号に対応する信号
を第二の記憶部に残し、デジタル検波信号として使用し
ている。
トラム拡散（直接拡散）変調方式の信号を最も良い受信
状態のアンテナを選択して受信するスペクトラム拡散通
信用ダイバーシティ受信装置を提供することを目的とし
ている。 【構成】 空間的に離れた複数のアンテナ１，２と、切
り換えスイッチ３と、スペクトラム拡散変調信号を中間
周波数帯に変換するＲＦ／ＩＦ変換部４と、相関信号を
出力するＳＡＷマッチドフィルタ５と、遅延回路６と、
乗算器７と、ＬＰＦ８と、絶対値回路部９と、第一のＡ
／Ｄ変換部１０と、第一の記憶部１１と、比較器１２
と、第二のＡ／Ｄ変換部１４と、第二の記憶部１５と、
前記切り換えスイッチ，第一の記憶部および第二の記憶
部を制御する制御部１３とで構成し、順次アンテナを切
り換え、レベル比較結果が最も高い信号に対応する信号
を第二の記憶部に残し、デジタル検波信号として使用し
ている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はスペクトラム拡散通信用
ダイバーシティ受信装置に係わり、とくに空間ダイバー
シティのうちの切り換え型ダイバーシティに関する。
ダイバーシティ受信装置に係わり、とくに空間ダイバー
シティのうちの切り換え型ダイバーシティに関する。
【０００２】
【従来の技術】マルチパスフェージングにたいする技術
としてのダイバーシティは「空間ダイバーシティ」，
「周波数ダイバーシティ」，「時間ダイバーシティ」，
「指向性ダイバーシティ」，「偏波ダイバーシティ」，
「電磁界ダイバーシティ」等が考えられている。「空間
ダイバーシティ」は、復調信号の再生方法に分類し、図
４に示す「切り換え型」，図５に示す「直線合成型」，
図６び示す「２乗合成型」の３種類が代表的なものとし
て知られている。以上のうち、「切り換え型ダイバーシ
ティ」は図４に示すように、アンテナ入力端に切り換え
スイッチを設け、複数のアンテナを切り換えて、入力レ
ベルを検出・比較し、最も良い信号の得られるアンテナ
を選択する方法である。従来、切り換え型ダイバーシテ
ィ受信器は、図７に示すように、互いに空間的に離れた
複数のアンテナと、前記アンテナを制御信号により選択
する切り換えスイッチと、前記選択するアンテナよりの
ＲＦ信号を選択増幅し、ＲＦ周波数帯より中間周波数帯
に変換するＲＦ／ＩＦ変換部と、一方で検波回路に入力
する前記ＲＦ／ＩＦ変換部よりの信号のレベルを検出す
るレベル検出部と、このレベル信号を記憶する記憶部
と、該記憶するレベル信号を比較する比較部と、該比較
部の比較結果に基づいて前記切り換えスイッチを制御す
る制御部とで構成し、つぎの方法で最良の・受信信号レ
ベルが得られるように制御している。その１方法とし
て、前記複数のアンテナを順次切り換え、前記ＲＦ／Ｉ
Ｆ変換部よりの中間周波数信号のレベルを記憶して比較
し、より高いレベルの得られるアンテナを選択して、切
り換えている。他の方法として、前記複数のアンテナを
順次切り換え、前記ＲＦ／ＩＦ変換部よりの中間周波数
信号のレベルを記憶して比較し、レベルの高い信号を記
憶部に残し、最終的に最も高いレベルの信号を残すよう
にしている。しかし、以上の方法をスペクトラム拡散
（直接拡散）変調方式のシステムに用いると、スペクト
ラム拡散された信号は、一般的な狭帯域の変調信号と比
較して遙に広帯域で、信号レベルも低いため、単純に信
号レベルだけで比較すると、同じ周波数帯で、スペクト
ラム拡散されていない狭帯域信号が存在すると、その狭
帯域信号を入力するアンテナを誤って選択してしまうと
いう問題があった。また、別の拡散符号で拡散変調され
た信号が、本来受信しようとする拡散変調信号よりレベ
ルが高い状態で入力されれば、レベルの高い状態で入力
するアンテナを誤って選択してしまうという問題があっ
た。いずれの場合も、希望する信号以外の信号がより高
いレベルで入力されるため、信号の復調が困難となり、
本来妨害に強いというスペクトラム拡散変調の特徴が損
なわれるという結果を生じてしまう。
としてのダイバーシティは「空間ダイバーシティ」，
「周波数ダイバーシティ」，「時間ダイバーシティ」，
「指向性ダイバーシティ」，「偏波ダイバーシティ」，
「電磁界ダイバーシティ」等が考えられている。「空間
ダイバーシティ」は、復調信号の再生方法に分類し、図
４に示す「切り換え型」，図５に示す「直線合成型」，
図６び示す「２乗合成型」の３種類が代表的なものとし
て知られている。以上のうち、「切り換え型ダイバーシ
ティ」は図４に示すように、アンテナ入力端に切り換え
スイッチを設け、複数のアンテナを切り換えて、入力レ
ベルを検出・比較し、最も良い信号の得られるアンテナ
を選択する方法である。従来、切り換え型ダイバーシテ
ィ受信器は、図７に示すように、互いに空間的に離れた
複数のアンテナと、前記アンテナを制御信号により選択
する切り換えスイッチと、前記選択するアンテナよりの
ＲＦ信号を選択増幅し、ＲＦ周波数帯より中間周波数帯
に変換するＲＦ／ＩＦ変換部と、一方で検波回路に入力
する前記ＲＦ／ＩＦ変換部よりの信号のレベルを検出す
るレベル検出部と、このレベル信号を記憶する記憶部
と、該記憶するレベル信号を比較する比較部と、該比較
部の比較結果に基づいて前記切り換えスイッチを制御す
る制御部とで構成し、つぎの方法で最良の・受信信号レ
ベルが得られるように制御している。その１方法とし
て、前記複数のアンテナを順次切り換え、前記ＲＦ／Ｉ
Ｆ変換部よりの中間周波数信号のレベルを記憶して比較
し、より高いレベルの得られるアンテナを選択して、切
り換えている。他の方法として、前記複数のアンテナを
順次切り換え、前記ＲＦ／ＩＦ変換部よりの中間周波数
信号のレベルを記憶して比較し、レベルの高い信号を記
憶部に残し、最終的に最も高いレベルの信号を残すよう
にしている。しかし、以上の方法をスペクトラム拡散
（直接拡散）変調方式のシステムに用いると、スペクト
ラム拡散された信号は、一般的な狭帯域の変調信号と比
較して遙に広帯域で、信号レベルも低いため、単純に信
号レベルだけで比較すると、同じ周波数帯で、スペクト
ラム拡散されていない狭帯域信号が存在すると、その狭
帯域信号を入力するアンテナを誤って選択してしまうと
いう問題があった。また、別の拡散符号で拡散変調され
た信号が、本来受信しようとする拡散変調信号よりレベ
ルが高い状態で入力されれば、レベルの高い状態で入力
するアンテナを誤って選択してしまうという問題があっ
た。いずれの場合も、希望する信号以外の信号がより高
いレベルで入力されるため、信号の復調が困難となり、
本来妨害に強いというスペクトラム拡散変調の特徴が損
なわれるという結果を生じてしまう。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上述べた問
題点を解決し、誤って希望しない信号のレベルが高い状
態で受信するアンテナを選択することなく、スペクトラ
ム拡散（直接拡散）変調方式の信号を最も良い受信状態
のアンテナを選択して受信するスペクトラム拡散通信用
ダイバーシティ受信装置を提供することを目的としてい
る。
題点を解決し、誤って希望しない信号のレベルが高い状
態で受信するアンテナを選択することなく、スペクトラ
ム拡散（直接拡散）変調方式の信号を最も良い受信状態
のアンテナを選択して受信するスペクトラム拡散通信用
ダイバーシティ受信装置を提供することを目的としてい
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、互いに空間的に離れた複数のアンテナと、
前記アンテナを制御信号により選択する切り換えスイッ
チと、前記選択するアンテナよりのスペクトラム拡散変
調信号を選択増幅し、ＲＦ周波数帯より中間周波数帯に
変換するＲＦ／ＩＦ変換部と、前記中間周波数の信号を
入力して相関信号を出力するＳＡＷマッチドフィルタ
と、前記ＳＡＷマッチドフィルタよりの相関信号を遅延
する遅延回路と、前記ＳＡＷマッチドフィルタよりの信
号と前記遅延回路よりの信号を乗算する乗算器と、該乗
算器よりの遅延検波信号の高周波成分をカットして検波
信号を出力するＬＰＦと、該ＬＰＦよりの検波信号を絶
対値信号に変換する絶対値回路部と、該絶対値回路部よ
りの信号をデジタル信号に変換する第一のＡ／Ｄ変換部
と、該Ａ／Ｄ変換部よりの絶対値データを記憶する第一
の記憶部と、前記Ａ／Ｄ変換部よりの絶対値データと、
記憶部に記憶する前記アンテナの絶対値データのレベル
を比較する比較器と、前記ＬＰＦよりの検波信号をデジ
タル信号に変換する第二のＡ／Ｄ変換部と、該第二のＡ
／Ｄ変換部よりのデジタル信号を記憶する第二の記憶部
と、前記切り換えスイッチ，第一の記憶部および第二の
記憶部を制御する制御部とで構成し、該制御部よりの制
御信号により順次アンテナを切り換え、前記レベル比較
結果が最も高い信号を第一の記憶部に残し、また前記レ
ベル比較結果の最も高い信号に対応する第二のＡ／Ｄ変
換部よりのデジタル検波信号を第二の記憶部に残し、該
第二の記憶部よりのデジタル検波信号を使用するように
している。
決するため、互いに空間的に離れた複数のアンテナと、
前記アンテナを制御信号により選択する切り換えスイッ
チと、前記選択するアンテナよりのスペクトラム拡散変
調信号を選択増幅し、ＲＦ周波数帯より中間周波数帯に
変換するＲＦ／ＩＦ変換部と、前記中間周波数の信号を
入力して相関信号を出力するＳＡＷマッチドフィルタ
と、前記ＳＡＷマッチドフィルタよりの相関信号を遅延
する遅延回路と、前記ＳＡＷマッチドフィルタよりの信
号と前記遅延回路よりの信号を乗算する乗算器と、該乗
算器よりの遅延検波信号の高周波成分をカットして検波
信号を出力するＬＰＦと、該ＬＰＦよりの検波信号を絶
対値信号に変換する絶対値回路部と、該絶対値回路部よ
りの信号をデジタル信号に変換する第一のＡ／Ｄ変換部
と、該Ａ／Ｄ変換部よりの絶対値データを記憶する第一
の記憶部と、前記Ａ／Ｄ変換部よりの絶対値データと、
記憶部に記憶する前記アンテナの絶対値データのレベル
を比較する比較器と、前記ＬＰＦよりの検波信号をデジ
タル信号に変換する第二のＡ／Ｄ変換部と、該第二のＡ
／Ｄ変換部よりのデジタル信号を記憶する第二の記憶部
と、前記切り換えスイッチ，第一の記憶部および第二の
記憶部を制御する制御部とで構成し、該制御部よりの制
御信号により順次アンテナを切り換え、前記レベル比較
結果が最も高い信号を第一の記憶部に残し、また前記レ
ベル比較結果の最も高い信号に対応する第二のＡ／Ｄ変
換部よりのデジタル検波信号を第二の記憶部に残し、該
第二の記憶部よりのデジタル検波信号を使用するように
している。
【０００５】また、互いに空間的に離れた複数のアンテ
ナと、前記アンテナを制御信号により選択する切り換え
スイッチと、前記選択するアンテナよりのスペクトラム
拡散変調信号を選択増幅し、ＲＦ周波数帯より中間周波
数帯に変換するＲＦ／ＩＦ変換部と、前記中間周波数の
信号より相関信号を出力するＳＡＷマッチドフィルタ
と、前記ＳＡＷマッチドフィルタよりの相関信号を遅延
する遅延回路と、前記ＳＡＷマッチドフィルタよりの信
号と前記遅延回路よりの信号を乗算する乗算器と、該乗
算器よりの遅延検波信号の高周波成分をカットして検波
信号を出力するＬＰＦと、該ＬＰＦよりの検波信号を絶
対値信号に変換する絶対値回路部と、該絶対値回路部よ
りの信号をデジタル信号に変換するＡ／Ｄ変換部と、該
Ａ／Ｄ変換部よりの絶対値データを一時記憶する記憶部
と、該記憶する前記複数のアンテナに対応する絶対値デ
ータを比較する比較器と、前記切り換えスイッチを制御
する制御部とで構成し、該制御部よりの制御信号により
順次アンテナを切り換え、前記レベル比較結果の最も高
い信号を受信するアンテナを選択するようにしている。
ナと、前記アンテナを制御信号により選択する切り換え
スイッチと、前記選択するアンテナよりのスペクトラム
拡散変調信号を選択増幅し、ＲＦ周波数帯より中間周波
数帯に変換するＲＦ／ＩＦ変換部と、前記中間周波数の
信号より相関信号を出力するＳＡＷマッチドフィルタ
と、前記ＳＡＷマッチドフィルタよりの相関信号を遅延
する遅延回路と、前記ＳＡＷマッチドフィルタよりの信
号と前記遅延回路よりの信号を乗算する乗算器と、該乗
算器よりの遅延検波信号の高周波成分をカットして検波
信号を出力するＬＰＦと、該ＬＰＦよりの検波信号を絶
対値信号に変換する絶対値回路部と、該絶対値回路部よ
りの信号をデジタル信号に変換するＡ／Ｄ変換部と、該
Ａ／Ｄ変換部よりの絶対値データを一時記憶する記憶部
と、該記憶する前記複数のアンテナに対応する絶対値デ
ータを比較する比較器と、前記切り換えスイッチを制御
する制御部とで構成し、該制御部よりの制御信号により
順次アンテナを切り換え、前記レベル比較結果の最も高
い信号を受信するアンテナを選択するようにしている。
【０００６】
【作用】以上のように構成したので、本発明のスペクト
ラム拡散通信用ダイバーシティ受信装置の第一の発明で
は、複数のアンテナを切り換えて受信するスペクトラム
拡散信号のうち、絶対値信号レベルの最も高い検波信号
を出力するようにしている。また、第２の発明では、複
数のアンテナを切り換えて受信するスペクトラム拡散信
号のうち、絶対値信号レベルの最も高い検波信号を出力
するアンテナを選択して受信するようにしている。
ラム拡散通信用ダイバーシティ受信装置の第一の発明で
は、複数のアンテナを切り換えて受信するスペクトラム
拡散信号のうち、絶対値信号レベルの最も高い検波信号
を出力するようにしている。また、第２の発明では、複
数のアンテナを切り換えて受信するスペクトラム拡散信
号のうち、絶対値信号レベルの最も高い検波信号を出力
するアンテナを選択して受信するようにしている。
【０００７】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明によるスペクト
ラム拡散通信用ダイバーシティ受信装置を詳細に説明す
る。図１および図２は本発明によるスペクトラム拡散通
信用ダイバーシティ受信装置の一実施例を示すブロック
図である。図１と図２において、同じ機能のブロックは
同一記号としている。また、本実施例は２個のアンテナ
を素養した場合について説明する。図１において、１は
第一のアンテナ，２は第二のアンテナである。３は切り
換えスイッチで、前記アンテナ１及びアンテナ２を制御
部１３よりの制御信号により切り換えている。４はＲＦ
／ＩＦ変換部で、前記切り換えスイッチで選択入力され
たスペクトラム拡散変調されたＲＦ帯の信号を選択増幅
し、中間周波数帯の信号に変換している。５はＳＡＷマ
ッチドフィルタで、受信しようとする拡散符号で変調さ
れた信号を受信して、相関信号を得ている。６は遅延回
路で、前記相関信号を１拡散周期遅延している。７は乗
算器で、前記遅延前の相関信号と遅延後の相関信号とを
乗算し、遅延検波信号を出力している。８はＬＰＦ（ロ
ーパスフィルタ）で、前記遅延検波信号の高周波成分を
カットして検波信号を出力している。９は絶対値回路部
で、前記検波信号を絶対値信号に変換している。１０は
第一のＡ／Ｄ変換部で、前記検波信号の絶対値信号をデ
ジタル信号に変換して絶対値データを出力している。１
１は第一の記憶部で、比較器１２よりの比較データを記
憶している。１２は前記比較器で、前記Ａ／Ｄ変換部よ
りの絶対値データと、記憶部に記憶する比較データを比
較している。１３は前記制御部で、前記比較器１２の信
号に基づいて前記切り換えスイッチおよび、第二の記憶
部１５を制御している。１４は第二のＡ／Ｄ変換部で、
前記ＬＰＦ８よりの検波信号をデジタル信号に変換して
いる。１５は前記第二の記憶部で、前記Ａ／Ｄ変換部よ
りのデジタル信号を記憶している。
ラム拡散通信用ダイバーシティ受信装置を詳細に説明す
る。図１および図２は本発明によるスペクトラム拡散通
信用ダイバーシティ受信装置の一実施例を示すブロック
図である。図１と図２において、同じ機能のブロックは
同一記号としている。また、本実施例は２個のアンテナ
を素養した場合について説明する。図１において、１は
第一のアンテナ，２は第二のアンテナである。３は切り
換えスイッチで、前記アンテナ１及びアンテナ２を制御
部１３よりの制御信号により切り換えている。４はＲＦ
／ＩＦ変換部で、前記切り換えスイッチで選択入力され
たスペクトラム拡散変調されたＲＦ帯の信号を選択増幅
し、中間周波数帯の信号に変換している。５はＳＡＷマ
ッチドフィルタで、受信しようとする拡散符号で変調さ
れた信号を受信して、相関信号を得ている。６は遅延回
路で、前記相関信号を１拡散周期遅延している。７は乗
算器で、前記遅延前の相関信号と遅延後の相関信号とを
乗算し、遅延検波信号を出力している。８はＬＰＦ（ロ
ーパスフィルタ）で、前記遅延検波信号の高周波成分を
カットして検波信号を出力している。９は絶対値回路部
で、前記検波信号を絶対値信号に変換している。１０は
第一のＡ／Ｄ変換部で、前記検波信号の絶対値信号をデ
ジタル信号に変換して絶対値データを出力している。１
１は第一の記憶部で、比較器１２よりの比較データを記
憶している。１２は前記比較器で、前記Ａ／Ｄ変換部よ
りの絶対値データと、記憶部に記憶する比較データを比
較している。１３は前記制御部で、前記比較器１２の信
号に基づいて前記切り換えスイッチおよび、第二の記憶
部１５を制御している。１４は第二のＡ／Ｄ変換部で、
前記ＬＰＦ８よりの検波信号をデジタル信号に変換して
いる。１５は前記第二の記憶部で、前記Ａ／Ｄ変換部よ
りのデジタル信号を記憶している。
【０００８】また、図２において、２１は前記Ａ／Ｄ変
換部よりの絶対値データを前記アンテナ１およびアンテ
ナ２に対応して記憶する記憶部で、第一のレジスタ１１
ａと第二のレジスタ１１ｂとで構成している。２２は比
較器で、前記記憶部２１に記憶する前記第一のアンテナ
１に対応する絶対値データと、第二のアンテナ２に対応
する絶対値データとを比較している。２３は制御部で、
前記比較器２２よりの信号に基づいて前記切り換えスイ
ッチ３を制御している。
換部よりの絶対値データを前記アンテナ１およびアンテ
ナ２に対応して記憶する記憶部で、第一のレジスタ１１
ａと第二のレジスタ１１ｂとで構成している。２２は比
較器で、前記記憶部２１に記憶する前記第一のアンテナ
１に対応する絶対値データと、第二のアンテナ２に対応
する絶対値データとを比較している。２３は制御部で、
前記比較器２２よりの信号に基づいて前記切り換えスイ
ッチ３を制御している。
【０００９】以上の構成において、つぎにその動作を図
３の各部の波形を参照しながら説明する。まず、図１の
実施例について動作を説明する。制御部１３よりの制御
信号により、第一のアンテナ１より入力するスペクトラ
ム拡散変調されたＲＦ信号を、切り換えスイッチ３で選
択し、ＲＦ／ＩＦ変換部４に入力し、図３−ａに示す中
間周波数帯のＩＦ信号に変換している。該ＩＦ信号はＳ
ＡＷマッチドフィルタ５を通して図３−ｂに示す相関信
号を得て、遅延回路６と乗算器７を介して遅延検波し、
ＬＰＦ８を通して高周波成分をカットして図３−ｃに示
す検波信号を得ている。該検波信号は絶対値回路部９に
て図３−ｄに示す絶対値信号に変換し、該絶対値信号を
第一のＡ／Ｄ変換部１０にて、デジタル信号に変換し、
第一の記憶部１１に記憶している。また、前記ＬＰＦ８
よりの検波信号は第二のＡ／Ｄ変換部１４でデジタル信
号に変換し、第二の記憶部に記憶している。つぎに、制
御部１３より制御して第二のアンテナ２より入力するス
ペクトラム拡散変調されたＲＦ信号が、切り換えスイッ
チ３で選択し、ＲＦ／ＩＦ変換部４に入力し、中間周波
数帯のＩＦ信号に変換し、該ＩＦ信号はＳＡＷマッチド
フィルタ５を通し、以下、同様にして得た、第二のアン
テナ２に対応する絶対値データを第一の記憶部１１に記
憶するとともに前記第一の記憶部に記憶する第一のアン
テナ１に対応する絶対値データとを比較器１２で比較
し、レベルの大きい方の絶対値データ、例えば第一のア
ンテナ１に対応する絶対値データを第一の記憶部に残す
ように、また、前記第一の記憶部に記憶する絶対値デー
タに対応するデジタル検波信号を第二の記憶部に残すよ
うにし、この一連の動作を繰り返し行うことにより、最
良の絶対値データに対応するデジタル検波信号を第二の
記憶部に残して出力している。
３の各部の波形を参照しながら説明する。まず、図１の
実施例について動作を説明する。制御部１３よりの制御
信号により、第一のアンテナ１より入力するスペクトラ
ム拡散変調されたＲＦ信号を、切り換えスイッチ３で選
択し、ＲＦ／ＩＦ変換部４に入力し、図３−ａに示す中
間周波数帯のＩＦ信号に変換している。該ＩＦ信号はＳ
ＡＷマッチドフィルタ５を通して図３−ｂに示す相関信
号を得て、遅延回路６と乗算器７を介して遅延検波し、
ＬＰＦ８を通して高周波成分をカットして図３−ｃに示
す検波信号を得ている。該検波信号は絶対値回路部９に
て図３−ｄに示す絶対値信号に変換し、該絶対値信号を
第一のＡ／Ｄ変換部１０にて、デジタル信号に変換し、
第一の記憶部１１に記憶している。また、前記ＬＰＦ８
よりの検波信号は第二のＡ／Ｄ変換部１４でデジタル信
号に変換し、第二の記憶部に記憶している。つぎに、制
御部１３より制御して第二のアンテナ２より入力するス
ペクトラム拡散変調されたＲＦ信号が、切り換えスイッ
チ３で選択し、ＲＦ／ＩＦ変換部４に入力し、中間周波
数帯のＩＦ信号に変換し、該ＩＦ信号はＳＡＷマッチド
フィルタ５を通し、以下、同様にして得た、第二のアン
テナ２に対応する絶対値データを第一の記憶部１１に記
憶するとともに前記第一の記憶部に記憶する第一のアン
テナ１に対応する絶対値データとを比較器１２で比較
し、レベルの大きい方の絶対値データ、例えば第一のア
ンテナ１に対応する絶対値データを第一の記憶部に残す
ように、また、前記第一の記憶部に記憶する絶対値デー
タに対応するデジタル検波信号を第二の記憶部に残すよ
うにし、この一連の動作を繰り返し行うことにより、最
良の絶対値データに対応するデジタル検波信号を第二の
記憶部に残して出力している。
【００１０】つぎに、図２の実施例について動作を説明
する。制御部２３よりの制御信号により、第一のアンテ
ナ１より入力するスペクトラム拡散変調されたＲＦ信号
を、切り換えスイッチ３で選択し、ＲＦ／ＩＦ変換部４
に入力し、図３−ａに示す中間周波数帯のＩＦ信号に変
換している。該ＩＦ信号はＳＡＷマッチドフィルタ５を
通して図３−ｂに示す相関信号を得て、遅延回路６と乗
算器７を介して遅延検波し、ＬＰＦ８を通して高周波成
分をカットして図３−ｃに示す検波信号を得ている。該
検波信号は絶対値回路部９にて図３−ｄに示す絶対値信
号に変換し、該絶対値信号をＡ／Ｄ変換部１０にて、デ
ジタル信号に変換し、第一のアンテナ１に対応する絶対
値データとして、記憶部２１に記憶している。つぎに、
制御部２３より制御して第二のアンテナ２より入力する
スペクトラム拡散変調されたＲＦ信号が、切り換えスイ
ッチ３で選択し、ＲＦ／ＩＦ変換部４に入力し、中間周
波数帯のＩＦ信号に変換し、該ＩＦ信号はＳＡＷマッチ
ドフィルタ５を通し、以下、同様にして、第二のアンテ
ナ２に対応する絶対値データを記憶部１１に記憶してい
る。以上のようにして記憶した第一のアンテナ２に対応
する絶対値データと、第二のアンテナ２に対応する絶対
値データを比較器２２にて比較し、レベルの大きい方の
アンテナ、例えば第一のアンテナ１を制御部２３より制
御して選択するようにし、以降はアンテナ１よりの信号
を受信するようにしている。
する。制御部２３よりの制御信号により、第一のアンテ
ナ１より入力するスペクトラム拡散変調されたＲＦ信号
を、切り換えスイッチ３で選択し、ＲＦ／ＩＦ変換部４
に入力し、図３−ａに示す中間周波数帯のＩＦ信号に変
換している。該ＩＦ信号はＳＡＷマッチドフィルタ５を
通して図３−ｂに示す相関信号を得て、遅延回路６と乗
算器７を介して遅延検波し、ＬＰＦ８を通して高周波成
分をカットして図３−ｃに示す検波信号を得ている。該
検波信号は絶対値回路部９にて図３−ｄに示す絶対値信
号に変換し、該絶対値信号をＡ／Ｄ変換部１０にて、デ
ジタル信号に変換し、第一のアンテナ１に対応する絶対
値データとして、記憶部２１に記憶している。つぎに、
制御部２３より制御して第二のアンテナ２より入力する
スペクトラム拡散変調されたＲＦ信号が、切り換えスイ
ッチ３で選択し、ＲＦ／ＩＦ変換部４に入力し、中間周
波数帯のＩＦ信号に変換し、該ＩＦ信号はＳＡＷマッチ
ドフィルタ５を通し、以下、同様にして、第二のアンテ
ナ２に対応する絶対値データを記憶部１１に記憶してい
る。以上のようにして記憶した第一のアンテナ２に対応
する絶対値データと、第二のアンテナ２に対応する絶対
値データを比較器２２にて比較し、レベルの大きい方の
アンテナ、例えば第一のアンテナ１を制御部２３より制
御して選択するようにし、以降はアンテナ１よりの信号
を受信するようにしている。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるスペ
クトラム拡散通信用ダイバーシティ受信装置によれば、
第１の発明では、複数のアンテナを切り換えて受信する
スペクトラム拡散信号をＳＡＷマッチドフィルタ５を通
して相関信号より得た絶対値データのうち、レベルの最
も高い絶対値データを記憶し、これに対応するデジタル
検波信号を出力するようにしており、また、第２の発明
では、複数のアンテナを切り換えて受信するスペクトラ
ム拡散信号をＳＡＷマッチドフィルタ５を通して相関信
号より得た絶対値データの最も高い検波信号を出力する
アンテナを選択して受信するようにしているので、誤っ
て希望しない信号のレベルが高い状態で受信するアンテ
ナを選択することなく、スペクトラム拡散（直接拡散）
変調方式の信号を最も良い受信状態のアンテナを選択し
て受信するスペクトラム拡散通信用ダイバーシティ受信
装置を提供することができる。
クトラム拡散通信用ダイバーシティ受信装置によれば、
第１の発明では、複数のアンテナを切り換えて受信する
スペクトラム拡散信号をＳＡＷマッチドフィルタ５を通
して相関信号より得た絶対値データのうち、レベルの最
も高い絶対値データを記憶し、これに対応するデジタル
検波信号を出力するようにしており、また、第２の発明
では、複数のアンテナを切り換えて受信するスペクトラ
ム拡散信号をＳＡＷマッチドフィルタ５を通して相関信
号より得た絶対値データの最も高い検波信号を出力する
アンテナを選択して受信するようにしているので、誤っ
て希望しない信号のレベルが高い状態で受信するアンテ
ナを選択することなく、スペクトラム拡散（直接拡散）
変調方式の信号を最も良い受信状態のアンテナを選択し
て受信するスペクトラム拡散通信用ダイバーシティ受信
装置を提供することができる。
【図１】本発明によるスペクトラム拡散通信用ダイバー
シティ受信装置の一実施例を示すブロック図である。
シティ受信装置の一実施例を示すブロック図である。
【図２】本発明によるスペクトラム拡散通信用ダイバー
シティ受信装置の別の実施例を示すブロック図である。
シティ受信装置の別の実施例を示すブロック図である。
【図３】本発明によるスペクトラム拡散通信用ダイバー
シティ受信装置の要部信号波形を示している。
シティ受信装置の要部信号波形を示している。
【図４】従来のダイバーシティ受信装置を示すブロック
図である。
図である。
【図５】従来のダイバーシティ受信装置を示すブロック
図である。
図である。
【図６】従来のダイバーシティ受信装置を示すブロック
図である。
図である。
【図７】従来の切り換え型ダイバーシティ受信装置を示
すブロック図である。
すブロック図である。
１ 第一のアンテナ ２ 第二のアンテナ ３ 切り換えスイッチ ４ ＲＦ／ＩＦ変換部 ５ ＳＡＷマッチドフィルタ ６ 遅延回路部 ７ 乗算器 ８ ＬＰＦ ９ 絶対値回路部 １０ 第一のＡ／Ｄ変換部 １１ 第一の記憶部 １２ 比較器 １３ 制御部 １４ 第二のＡ／Ｄ変換部 １５ 第二の記憶部 ２１ 記憶部 ２２ 比較器 ２３ 制御部
Claims (5)
- 【請求項１】 互いに空間的に離れた複数のアンテナ
と、前記アンテナを制御信号により選択する切り換えス
イッチと、前記選択するアンテナよりのスペクトラム拡
散変調信号を選択増幅し、ＲＦ周波数帯より中間周波数
帯に変換するＲＦ／ＩＦ変換部と、前記中間周波数の信
号を入力して相関信号を出力するＳＡＷマッチドフィル
タと、前記ＳＡＷマッチドフィルタよりの相関信号を遅
延する遅延回路と、前記ＳＡＷマッチドフィルタよりの
信号と前記遅延回路よりの信号を乗算する乗算器と、該
乗算器よりの遅延検波信号の高周波成分をカットして検
波信号を出力するＬＰＦと、該ＬＰＦよりの検波信号を
絶対値信号に変換する絶対値回路部と、該絶対値回路部
よりの信号をデジタル信号に変換する第一のＡ／Ｄ変換
部と、該Ａ／Ｄ変換部よりの絶対値データを記憶する第
一の記憶部と、前記Ａ／Ｄ変換部よりの絶対値データ
と、記憶部に記憶する前記アンテナの絶対値データのレ
ベルを比較する比較器と、前記ＬＰＦよりの検波信号を
デジタル信号に変換する第二のＡ／Ｄ変換部と、該第二
のＡ／Ｄ変換部よりのデジタル信号を記憶する第二の記
憶部と、前記切り換えスイッチ，第一の記憶部および第
二の記憶部を制御する制御部とで構成し、該制御部より
の制御信号により順次アンテナを切り換え、前記レベル
比較結果が最も高い信号を第一の記憶部に残し、また前
記レベル比較結果の最も高い信号に対応する第二のＡ／
Ｄ変換部よりのデジタル検波信号を第二の記憶部に残
し、該第二の記憶部よりのデジタル検波信号を使用する
ようにしていることを特徴とするスペクトラム拡散通信
用ダイバーシティ受信装置。 - 【請求項２】 互いに空間的に離れた複数のアンテナ
と、前記アンテナを制御信号により選択する切り換えス
イッチと、前記選択するアンテナよりのスペクトラム拡
散変調信号を選択増幅し、ＲＦ周波数帯より中間周波数
帯に変換するＲＦ／ＩＦ変換部と、前記中間周波数の信
号より相関信号を出力するＳＡＷマッチドフィルタと、
前記ＳＡＷマッチドフィルタよりの相関信号を遅延する
遅延回路と、前記ＳＡＷマッチドフィルタよりの信号と
前記遅延回路よりの信号を乗算する乗算器と、該乗算器
よりの遅延検波信号の高周波成分をカットして検波信号
を出力するＬＰＦと、該ＬＰＦよりの検波信号を絶対値
信号に変換する絶対値回路部と、該絶対値回路部よりの
信号をデジタル信号に変換するＡ／Ｄ変換部と、該Ａ／
Ｄ変換部よりの絶対値データを一時記憶する記憶部と、
該記憶する前記複数のアンテナに対応する絶対値データ
を比較する比較器と、前記切り換えスイッチを制御する
制御部とで構成し、該制御部よりの制御信号により順次
アンテナを切り換え、前記レベル比較結果の最も高い信
号を受信するアンテナを選択するようにしていることを
特徴とするスペクトラム拡散通信用ダイバーシティ受信
装置。 - 【請求項３】 前記遅延回路は、前記ＳＡＷマッチドフ
ィルタよりの相関信号を１拡散周期遅延することを特徴
とする請求項１または請求項２記載のスペクトラム拡散
通信用ダイバーシティ受信装置。 - 【請求項４】 前記記憶部は、複数のレジスタで構成し
ていることを特徴とする請求項１または請求項２記載の
スペクトラム拡散通信用ダイバーシティ受信装置。 - 【請求項５】 前記制御部は、電源投入時、および、前
記ＲＦ／ＩＦ変換部における受信チャンネルを切り換え
たとき、前記複数のアンテナを順次切り換えるようにし
ていることを特徴とする請求項１または請求項２記載の
スペクトラム拡散通信用ダイバーシティ受信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6185631A JPH0851389A (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | スペクトラム拡散通信用ダイバーシティ受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6185631A JPH0851389A (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | スペクトラム拡散通信用ダイバーシティ受信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0851389A true JPH0851389A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=16174161
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6185631A Pending JPH0851389A (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | スペクトラム拡散通信用ダイバーシティ受信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0851389A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100401652C (zh) * | 2004-01-14 | 2008-07-09 | 索尼株式会社 | 接收装置和接收方法 |
-
1994
- 1994-08-08 JP JP6185631A patent/JPH0851389A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100401652C (zh) * | 2004-01-14 | 2008-07-09 | 索尼株式会社 | 接收装置和接收方法 |
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