JP4239583B2 - 撮像装置及び撮像制御プログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
本発明は、パスポート用や自動車運転免許用等の各種証明写真を撮影するに好適な撮像装置及び撮像制御プログラムに関する。
【0003】
【従来の技術】
【0004】
従来、所謂電子カメラにおいては、各種証明写真を撮影するに好適なものが提案されている。この電子カメラは、操作部での操作により証明写真の種類が選択されると、その証明写真の縦横サイズに対応した証明写真用の枠が合成された被写体像をモニタに表示させる。そして撮影指示がなされると、被写体像の画像データをメモリに記録するとともに、証明写真用の枠の情報も併せて記録する(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−358206号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、電子カメラにより記録された画像データに基づき画像をプリントするプリンターにあっては、Lサイズ、A4サイズ、B5サイズ等のサイズの異なる用紙に印刷可能であるもの、あるいは所定サイズの用紙(例えばLサイズの用紙)にのみ印刷可能であるもの等が存在する。前者にあっては、印刷用紙が選択されると、選択された用紙のほぼ全面に亘って画像を印刷し、後者にあっても、所定サイズの用紙のほぼ全面に亘って画像を印刷する。
【0008】
したがって、撮影時に使用する種類の証明写真を選択して撮影を行い、その画像データを前記プリンターで印刷した場合、選択された用紙のサイズや当該プリンター専用の用紙のサイズによっては、選択した証明写真の縦横サイズよりも小さい枠で囲まれた写真や大きい枠で囲まれた写真が印刷されてしまい、使用可能な規定のサイズからなる証明写真をプリントすることができない。
【0009】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、使用可能な規定のサイズからなる写真を印刷できるように撮影を行うことのできる撮像装置及び撮像制御プログラムを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記課題を解決するために請求項1にかかる発明にあっては、被写体を撮像手段にて撮像して画像データを出力し、この出力される画像データに基づき前記被写体のスルー画像を表示手段に表示させるとともに、撮影指示に応答して前記撮像手段で撮像された画像データを取得し、この取得された画像データの画像全体をプリント用紙のほぼ全面に亘ってプリンタに印刷させることができる撮像装置において、プリント用紙に印刷されたときに規定のサイズとなる枠を前記スルー画像上に表示させる表示制御手段と、プリント用紙サイズを指定する指定手段とを備え、前記表示制御手段は、前記指定手段により指定されたプリント用紙サイズに応じて前記表示手段に表示される前記枠のサイズを変更することによって、指定サイズのプリント用紙のほぼ全面に前記取得画像全体を印刷させた場合の枠の大きさを相対的に表示することを特徴とする。
【0012】
つまり、表示制御手段は、表示手段に表示されたスルー画像を指定されたプリント用紙サイズとした場合に対応する大きさに、枠のサイズを変更する。したがって、プリント用紙サイズが大きくなるに従って枠は相対的に小さく表示されることとなり、逆にプリント用紙サイズが小さくなるに従って枠は相対的に大きく表示されることとなる。よって、撮影者は、表示手段を見ながら枠内に被撮影者の上半身が適正な範囲で収まるように、撮像装置の向き、あるいは被撮影者からの距離等を調整することにより、枠内に適正な範囲で被撮影者の上半身が収まった状態での撮影記録が可能となる。
【0013】
また、請求項2の発明にかかる撮像装置にあっては、前記表示手段に前記スルー画像と前記枠とが表示されている状態において、撮影指示に応答して撮影動作を実行し、前記スルー画像の前記枠外の画像を白色データにした画像データを前記プリント用紙サイズを示す情報とともに記録媒体に記録させる記録制御手段を更に備えることを特徴とする。
また、請求項3の発明にかかる撮像装置にあっては、前記表示手段に前記スルー画像と前記枠とが表示されている状態において、撮影指示に応答して撮影動作を実行し、前記スルー画像上に前記枠が表示された画像データを前記プリント用紙サイズを示す情報とともに記録媒体に記録させる記録制御手段を更に備えることを特徴とする
【0014】
したがって、撮影記録が終了後、記録された画像データに基づき印刷を行う際に使用するプリンターが、Lサイズ、A4サイズ、B5サイズ等のサイズの異なる用紙に印刷可能なものである場合には、記録されているプリント用紙サイズを示す情報に基づき、プリンターが当該プリント用紙サイズで印刷を行うことができる。したがって、印刷された画像上には、撮影時に指定されたプリント用紙サイズに応じて変更された枠内に適正な大きさ及び範囲で被撮影者の上半身が収まった画像が印刷される。よって、印刷後、印刷用紙を切断することにより、使用可能な規定のサイズからなり、かつ、適正な大きさ及び範囲で上半身の画像が印刷された証明写真を完成させることができる。
【0031】
また、請求項の発明にかかる撮像制御プログラムにあっては、被写体を撮像手段にて撮像して画像データを出力し、この出力される画像データに基づき前記被写体のスルー画像を表示手段に表示させるとともに、撮影指示に応答して前記撮像手段で撮像された画像データを取得し、この取得された画像データの画像全体を指定されたサイズのプリント用紙のほぼ全面に亘ってプリンタに印刷させることができる撮像装置が有するコンピュータを、プリント用紙に印刷されたときに規定のサイズとなる枠を前記スルー画像上に表示させるとともに、指定されたプリント用紙サイズに応じて前記表示手段に表示される前記枠のサイズを変更することによって、指定サイズのプリント用紙のほぼ全面に前記取得画像全体を印刷させた場合の枠の大きさを相対的に表示する表示制御手段として機能させる。したがって、前記コンピュータがこのプログラムに従って処理を実行することにより、請求項1にかかる発明と同様の作用効果を奏する。
【0037】
【発明の実施の形態】
【0038】
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の各実施の形態に共通するデジタルスチルカメラ1の概略構成を示すブロック図である。このデジタルスチルカメラ1は、レンズユニット2を有し、このレンズユニット2の後方には、CCDからなる撮像素子3が配置されている。この撮像素子3からの出力信号は信号処理回路4により画質モードに応じて処理され、CPU5に取り込まれる。CPU5には、前記撮像素子3、時計部6、ビデオRAM7が接続されているとともに、キー入力部8、ROM10、RAM11、メモリカード12、及びI/Oポート9が接続されている。
【0039】
時計部6は、現在年月日及び時刻を計時するものであり、キー入力部8には、電源のオン・オフ時に操作される電源キー、映像をメモリカード12に記憶させる際に操作されるシャッターボタン、証明写真モードを含む撮影モードと再生モードとを選択的に設定するためのモード設定キー等の各種キーが設けられている。ROM10にはCPU5のプログラムや、ビザ用、パスポート用等の証明写真の縦横サイズ、Lサイズ、A4サイズ等の印刷用紙を用いた場合のプリント縦横サイズであるプリントサイズ等が記憶されており、CPU5は、前記プログラムに基づき動作し、RAM11をワークメモリとして使用して各部の制御を行う。メモリカード12は着脱自在であって、撮影モード及び後述する証明写真モードで生成された被写体画像データ等を記録するメモリであり、I/Oポート9は、メモリカード12に記録された画像データ等をシリアルI/O端子15を介して、外部のプリンターへ出力するインタフェースである。
【0040】
また、RAM11は、撮像素子3により撮像された後信号処理回路4によりデジタル化された被写体の画像データを一時保存するバッファとしても使用される。シャッターボタンの操作時にRAM11に一時保存された画像データは、CPU5による撮影処理により圧縮(符号化)が行われ、最終的には所定のフォーマット(JPEG方式等)を備えた静止画データとしてメモリカード12に記録される。
【0041】
ビデオRAM7には、証明写真モードと撮影モードの状態においては、信号処理回路4で処理された撮像素子3からの出力信号に基づく被写体画像の画像データが所定のタイミング毎に格納される。この画像データに基づき、表示回路13が表示部14を駆動することにより、レンズユニット2により撮像素子3上に結像された被写体画像がスルー画像としてLCDからなる表示部14にて表示される。また、再生モードの状態においては、メモリカード12から読み出された画像データが格納され、この画像データに基づき、表示回路13が表示部14を駆動することにより、記録されている画像データに基づく画像が表示部14にて表示される。
【0042】
以上の構成にかかる本実施の形態において、ユーザがキー入力部8でモード設定キーを操作することにより、撮影モードとして証明写真モードを選択すると、CPU5はROM10に記憶されているプログラムに基づき、図2に示すフローチャートに従って制御を実行する。すなわち、先ず証明写真の種類を選択する処理を実行する(ステップS101)。このステップS101での処理に際しては、図3(a)に示すように、表示部14に「1.ビザ用」〜「4.自動車運転免許用」の証明写真選択メニューを表示し、ユーザがキー入力部8の操作によりこの証明写真選択メニューの中からいずれか一つを選択すると、この選択した証明写真の種類に決定してRAM11に記憶する。
【0043】
次に、プリント用紙サイズを選択する処理を実行する(ステップS102)。このステップS102での処理に際しては、図3(b)に示すように、表示部14に「1.Lサイズ」〜「3.B5サイズ」のプリントサイズ選択メニューを表示し、ユーザがキー入力部8の操作によりこのプリントサイズ選択メニューの中からいずれか一つを選択すると、この選択したプリントサイズに決定してRAM11に記憶する。このとき、当該ユーザが所有しているプリンターが、例えばLサイズの用紙にのみ印刷可能であるLサイズ専用プリンターである場合には、「1.Lサイズ」を選択する。
【0044】
引き続き、選択された証明写真のフレーム(枠)を選択されたプリントサイズに応じた大きさでスルー画像上に(ガイダンスを伴って)表示する(ステップS103)。すなわち、前述のようにビデオRAM7には、証明写真モードの状態においては、信号処理回路4で処理された撮像素子3からの出力信号に基づく被写体画像の画像データが所定のタイミング毎に格納される。この画像データに基づき、表示回路13が表示部14を駆動することにより、レンズユニット2により撮像素子3上に結像された被写体画像がスルー画像としてLCDからなる表示部14にて表示される。
【0045】
そして、この表示部14に表示されたスルー画像全体が、前記ステップS102で選択されたプリントサイズ(本例の場合Lサイズ)で印刷される画像であり、その縦横サイズは既知である(前述のようにROM10に記憶されている。)。また、前述のステップS101では証明写真の種類が選択されておりその縦横サイズも既知である(同様にROM10に記憶されている。)。したがって、表示部14に表示されたスルー画像全体がステップS102で選択されたプリントサイズであると仮定すると、このプリントサイズに対する相対的な関係から、表示部14に表示すべき選択された証明写真の枠の大きさを演算することができる。したがって、CPU5は、この演算を行って、プリントサイズに対応する大きさから成る証明写真の枠をスルー画像上(好ましくはスルー画像上の中央部)に表示する。
【0046】
若しくは、予めROM10に、プリントサイズ(Lサイズ、A4サイズ、B5サイズ)に対応して表示部14に表示すべき証明写真(ビザ用、パスポート用、履歴書用、自動車運転免許用)の枠のサイズデータを記憶したテーブルを設けておき、このテーブルから対応する枠のサイズデータを読み出して、プリントサイズに対応する大きさから成る証明写真の枠をスルー画像上に表示する。
【0047】
したがって、このステップS103での処理により、図3(c)に示すように、表示部14に表示されたスルー画像Sを選択されたプリントサイズPとした場合に対応する大きさで、選択された証明写真の枠Fが表示部14に表示される。つまり、プリントサイズPが大きくなるに従って、枠Fは相対的に小さく表示されることとなり、プリントサイズPが同じである場合には、選択された証明写真のサイズが大きくなるに従って、枠Fは相対的に大きく表示されることとなる。
【0048】
また、このステップS103においては、枠Fの外部に「笑ってはいけない」「背景は白」「ピン止めはしない」等のガイダンスGも表示する。したがって、撮影者がこのガイダンスGを視認してこれに従い、あるいは被撮影者に指示することにより、後述するサイズ以外の条件に関しても適切な証明写真となる画像を撮影記録することができる。
【0049】
次に、シャッターボタンが押下されるまで待機し(ステップS104)、その間撮影者は、表示部14を見ながら枠F内に被撮影者の上半身が適正な範囲で収まるように、デジタルスチルカメラ1の向き、あるいは被撮影者からの距離等を調整する。そして、枠F内に適正な範囲で被撮影者の上半身が収まった状態で撮影者がシャッターボタンを操作すると(ステップS104;YES)、前述した撮影処理を実行し(ステップS105)、スルー画像上に枠が配置された撮影画像の画像データをメモリカード12に記録するとともに、この画像データと関連付けてステップS102で選択されたプリントサイズ情報もメモリカード12に記録する(ステップS106)。
【0050】
そして、このようにして証明写真の撮影が終了したならば、デジタルスチルカメラ1からメモリカード12を取り外し、ユーザが所有するプリンターにセットする。若しくは、デジタルスチルカメラ1にメモリカード12を装着した状態で、I/O端子15にユーザが所有するプリンターを接続し、I/Oポート9及びシリアルI/O端子15を介して、メモリカード12に記録されている画像データをプリンターに出力する。
【0051】
ここで、当該ユーザが所有しているプリンターが本例のように、Lサイズ専用プリンターである場合には、プリンターはLサイズで画像データに基づく画像をプリントする。このとき、本例においてはステップS102での処理により、Lサイズが選択されていることから、Lサイズで印刷された画像上には、ステップS101で選択された証明写真の縦横サイズを有する枠Fが印刷されるとともに、枠F内に適正な大きさ及び範囲で被撮影者の上半身が収まった画像が印刷される。したがって、印刷後、枠に沿って印刷用紙を切断することにより、使用可能な規定のサイズからなり、かつ、適正な大きさ及び範囲で上半身の画像が印刷された証明写真を完成させることができる。
【0052】
また、使用するプリンターがLサイズ、A4サイズ、B5サイズ等のサイズの異なる用紙に印刷可能なものである場合には、メモリカード12に画像データと関連付けて記録されているプリントサイズ情報に基づき、プリンターが当該プリントサイズで印刷を行う。したがって、前述と同様に、印刷された画像上には、ステップS101で選択された証明写真の縦横サイズを有する枠Fが印刷されるとともに、枠F内に適正な大きさ及び範囲で被撮影者の上半身が収まった画像が印刷される。よって、印刷後、枠に沿って印刷用紙を切断することにより、使用可能な規定のサイズからなり、かつ、適正な大きさ及び範囲で上半身の画像が印刷された証明写真を完成させることができる。
【0053】
なお、本実施の形態においては、ステップS106での処理により、枠Fを有する画像データをメモリカード12に記録するようにしたが、枠のデータは記録することなく、画像データのみを記録するようにしてもよい。この場合であっても、ステップS101で選択した証明写真の種類に応じた適正な大きさ及び範囲で上半身の画像が印刷されることから、印刷後、印刷用紙を前記選択した証明写真の大きさに切断すれば、使用可能な規定のサイズからなり、かつ、適正な大きさ及び範囲で上半身の画像が印刷された証明写真を完成させることができる。
【0054】
また、枠のデータは記録することなく、枠F内の画像のみを記録し、枠F外のデータは白色データにして記録するようにしてもよい。この場合であっても、印刷後、印刷用紙の印刷部分のみを切断すれば、使用可能な規定のサイズからなり、かつ、適正な大きさ及び範囲で上半身の画像が印刷された証明写真を完成させることができる。さらに、不要な部分の印刷を回避してインクを節約することができる。
【0055】
また、ステップS102の処理に代えて、証明写真モードを設定した時点あるいはステップS101で証明写真の種類が選択された時点で、証明写真あるいは選択された種類の証明写真を印刷するのに適した(必要十分な)プリント用紙サイズを自動選択する処理を行うようにし、ステップS106で自動選択されたプリント用紙サイズ情報を画像データと関連付けてメモリカード12に記録するようにしてもよい。
【0056】
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の第2の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。証明写真モードが選択されると、CPU5はROM10に記憶されているプログラムに基づき、図4に示すフローチャートに従って制御を実行する。すなわち、前述した図2のフローチャートにおけるステップS101及びS102と同様に、証明写真の種類を選択する処理(ステップS201)、プリントサイズを選択する処理(ステップS202)を実行する。
【0057】
引き続き、選択された証明写真の枠をスルー画像上に(ガイダンスを伴って)表示する(ステップS203)。このステップS203での処理により、図3(c)に示したように、表示部14に表示されたスルー画像S上に枠Fが表示されるとともに、ガイダンスGが表示される。しかし、前述のステップS103での処理とは異なり、枠Fは予めROM10に記憶されている固定のサイズである。なお、枠F内の画像は後述するようにリサイズされることから、枠Fのサイズは大きめであることが好ましい。
【0058】
次に、シャッターボタンが押下されるまで待機し(ステップS204)、その間撮影者は、表示部14を見ながら枠F内に被撮影者の上半身が適正な範囲で収まるように、デジタルスチルカメラ1の向き、あるいは被撮影者からの距離等を調整する。そして、枠F内に適正な範囲で被撮影者の上半身が収まった状態で撮影者がシャッターボタンを操作すると(ステップS204;YES)、撮影処理を行って符号化処理等を実行する(ステップS205)。
【0059】
引き続き、前記ステップS202で選択されたプリントサイズに応じて、記録画像上に配置可能な撮影画像(枠F内の画像)の大きさを決定する。すなわち、ステップS202で選択されたプリントサイズは予めROM10に記憶されており、その縦横サイズは既知である。また、前述のステップS201では証明写真の種類が選択されておりその縦横サイズも既知である。したがって、表示部14に表示されたスルー画像全体がステップS202で選択されたプリントサイズの記録画像であると仮定すると、この記録画像に対する相対的な関係から、枠F内の画像である撮影画像の大きさを演算することができる。したがって、CPU5は、この演算を行って、プリントサイズに対応する大きさから成る証明写真の枠F内の画像(撮影画像)の大きさを決定する。
【0060】
若しくは、予めROM10に、プリントサイズ(Lサイズ、A4サイズ、B5サイズ)に対応して証明写真(ビザ用、パスポート用、履歴書用、自動車運転免許用)の枠内の画像(撮影画像)のサイズデータを記憶したテーブルを設けておき、このテーブルから対応する撮影画像のサイズデータを読み出して、撮影画像の大きさを決定する。
【0061】
次に、この決定した大きさから成る撮影画像を前記プリントサイズの記録画像上に複数枚配置可能であるか否かを判断する(ステップS207)。複数枚の配置は不可能で、1枚のみ配置可能である場合には(ステップS207;NO)、図5(a)に示すように、前記ステップS206で決定した大きさにリサイズ(縮小又は拡大処理)した撮影画像Aを記録画像B上に1枚配置した画像データを生成する(ステップS208)。
【0062】
また、図5(b)に示すように、撮影画像Aを記録画像B上に複数枚配置可能である場合には(ステップS207;YES)、記録画像B上に配置可能な撮影画像Aの枚数を決定する(ステップS209)。そして、前記ステップS206で決定した大きさにリサイズ(縮小又は拡大処理)した撮影画像Aを図示のように、記録画像B上に複数枚(本例では3枚)配置した画像データを生成する(ステップS210)。そして、ステップS208又はステップS210の処理を行ったならば、枠Fとともに撮影画像Aが配置された記録画像Bの画像データをメモリカード12に記録するとともに、この画像データと関連付けてプリントサイズ情報もメモリカード12に記録する(ステップS211)。
【0063】
このようにして証明写真の撮影が終了したならば、デジタルスチルカメラ1からメモリカード12を取り外し、ユーザが所有するプリンターにセットする。若しくは、デジタルスチルカメラ1にメモリカード12を装着した状態で、I/O端子15にユーザが所有するプリンターを接続し、I/Oポート9及びシリアルI/O端子15を介して、メモリカード12に記録されている画像データをプリンターに出力する。
【0064】
ここで、当該ユーザが所有しているプリンターが本例のように、Lサイズ専用プリンターである場合には、プリンターはLサイズで画像データに基づく画像をプリントする。このとき、本例においてはステップS202での処理により、Lサイズが選択されていることから、Lサイズで印刷された画像上には、ステップS201で選択された証明写真の縦横サイズを有する枠F内に適正な大きさ及び範囲で被撮影者の上半身が収まった画像Aが、1枚の印刷用紙に1枚あるいは複数枚印刷される。したがって、印刷後、枠に沿って印刷用紙を切断することにより、使用可能な規定のサイズからなり、かつ、適正な大きさ及び範囲で上半身の画像が印刷された証明写真を1枚あるいは複数枚完成させることができる。
【0065】
また、使用するプリンターがLサイズ、A4サイズ、B5サイズ等のサイズの異なる用紙に印刷可能なものである場合には、メモリカード12に画像データと関連付けて記録されているプリントサイズ情報に基づき、プリンターが当該プリントサイズで印刷を行う。したがって、前述と同様に、印刷された画像上には、ステップS201で選択された証明写真の縦横サイズを有する枠Fが印刷されるとともに、枠F内に適正な大きさ及び範囲で被撮影者の上半身が収まった画像Aが、1枚の印刷用紙に1枚あるいは複数枚印刷される。よって、印刷後、枠に沿って印刷用紙を切断することにより、使用可能な規定のサイズからなり、かつ、適正な大きさ及び範囲で上半身の画像が印刷された証明写真を完成させることができる。
【0066】
しかも、本実施の形態においては、1枚の印刷用紙に可能な限りの枚数で、使用可能な規定のサイズからなり、かつ、適正な大きさ及び範囲で上半身の画像が印刷されることから、印刷用紙を効率的に使用して印刷用紙を節約することができる。
【0067】
なお、本実施の形態においては、ステップS211での処理により、枠Fを有する画像データをメモリカード12に記録するようにしたが、枠のデータは記録することなく、画像データのみを記録するようにしてもよい。この場合であっても、ステップS201で選択した証明写真の種類に応じた適正な大きさ及び範囲で上半身の画像が印刷されることから、印刷後、印刷用紙を前記選択した証明写真の大きさに切断すれば、使用可能な規定のサイズからなり、かつ、適正な大きさ及び範囲で上半身の画像が印刷された証明写真を完成させることができる。
【0068】
また、枠のデータは記録することなく、枠F内の画像のみを抽出して記録するようにしてもよい。この場合であっても、印刷後、印刷用紙の印刷部分のみを切断すれば、使用可能な規定のサイズからなり、かつ、適正な大きさ及び範囲で上半身の画像が印刷された証明写真を完成させることができる。
【0069】
また、本実施の形態においては、ステップS207で自動的に配置枚数を決定するようにしたが、最大配置可能枚数以内において何枚配置するかをユーザが決定できるようにしてもよい。これにより、ユーザが必要とする枚数分の画像を印刷することができ、無駄な印刷を未然に防止してプリンターのインクを節約することができる。
【0070】
(第3の実施の形態)
図6は、本発明の第3の実施の形態における処理手順を示すフローチャートであり、使用するプリンターが記録画像サイズからプリント画像サイズが一義的に定まるものである場合、つまり印刷用紙のサイズを変更しても、記録時の画質モードに応じた同一サイズで画像を印刷するタイプのプリンターを使用する場合におけるデジタルスチルカメラ1側の処理手順を示すものである。
【0071】
電源オン状態になると、CPU5はROM10に記憶されているプログラムに基づき、図6に示すフローチャートに従って制御を実行する。すなわち、ユーザがキー入力部8で所望の画質モード(高画質モードと低画質モードとのいずれか)を選択することにより画質モード設定操作を行うと、選択された画質モードが設定される(ステップS301)。また、ユーザがキー入力部8で所望の撮影モードを選択することにより撮影モード設定操作を行うと、選択された撮影モードが設定される(ステップS302)。さらに撮影モードのうち証明写真モードが選択されたか否かを判断し(ステップS303)、証明写真モードが選択されなかった場合には、選択された撮影モードに応じた撮影処理に移行する。
【0072】
また、証明写真モードが選択された場合には、前述したステップS101での処理と同様に証明写真の種類を選択する処理を実行する(ステップS304)。すなわち、表示部14に図3(a)に示した証明写真選択メニューを表示して、ユーザがキー入力部8の操作によりこの証明写真選択メニューの中からいずれか一つを選択すると、この選択した証明写真の種類に決定してRAM11に記憶する。
【0073】
次に、選択された証明写真の枠を、現在設定されている画質モードに応じた大きさでスルー画像上に(ガイダンスを伴って)表示する(ステップS305)。すなわち、ビデオRAM7には、証明写真モードの状態においては、信号処理回路4で処理された撮像素子3からの出力信号に基づく被写体画像の画像データが所定のタイミング毎に格納される。この画像データに基づき、表示回路13が表示部14を駆動することにより、レンズユニット2により撮像素子3上に結像された被写体画像がスルー画像としてLCDからなる表示部14にて表示される。
【0074】
そして、この表示部14に表示されたスルー画像全体が、前記ステップS301で選択された高画質モード又は低画質モードで印刷される画像であり、その縦横サイズは既知である。すなわち、低画質モードで印刷される画像は高画質モードで印刷される画像よりも小さいサイズである。また、前述のステップS304では証明写真の種類が選択されておりその縦横サイズも既知である。したがって、表示部14に表示されたスルー画像全体がステップS301で選択された高画質モード又は低画質モードのプリントサイズであると仮定すると、このプリントサイズに対する相対的な関係から、表示部14に表示すべき選択された証明写真の枠の大きさを演算することができる。したがって、CPU5は、この演算を行って、画質モードに対応する大きさから成る証明写真の枠をスルー画像上(好ましくはスルー画像上の中央部)に表示する。
【0075】
若しくは、予めROM10に、高画質モード又は低画質モードに対応して表示部14に表示すべき証明写真(ビザ用、パスポート用、履歴書用、自動車運転免許用)の枠のサイズデータを記憶したテーブルを設けておき、このテーブルから対応する枠のサイズデータを読み出して、画質モードに対応する大きさから成る証明写真の枠をスルー画像上に表示する。
【0076】
したがって、このステップS305での処理により、図3(c)に示したように、表示部14に表示されたスルー画像Sを選択された画質モードとした場合に対応する大きさで、選択された証明写真の枠Fが表示部14に表示される。つまり、高画質モードの場合には低画質モードよりも枠Fは相対的に小さく表示されることとなり、画質モードが同じである場合には、選択された証明写真のサイズが大きくなるに従って、枠Fは相対的に大きく表示されることとなる。
また、このステップS305においても、枠Fの外部にガイダンスGを表示する。
【0077】
次に、シャッターボタンが押下されるまで待機し(ステップS306)、その間撮影者は、表示部14を見ながら枠F内に被撮影者の上半身が適正な範囲で収まるように、デジタルスチルカメラ1の向き、あるいは被撮影者からの距離等を調整する。そして、枠F内に適正な範囲で被撮影者の上半身が収まった状態で撮影者がシャッターボタンを操作すると(ステップS306;YES)、現在設定されている画質モードで撮影処理を実行し(ステップS307)、スルー画像上に枠が配置された撮影画像の画像データをメモリカード12に記録する(ステップS308)。
【0078】
そして、このようにして証明写真の撮影が終了したならば、デジタルスチルカメラ1からメモリカード12を取り外し、ユーザが所有するプリンターにセットする。若しくは、デジタルスチルカメラ1にメモリカード12を装着した状態で、I/O端子15にユーザが所有するプリンターを接続し、I/Oポート9及びシリアルI/O端子15を介して、メモリカード12に記録されている画像データをプリンターに出力する。
【0079】
ここで、本実施の形態において使用されるプリンターは、前述のように、記録画像サイズからプリント画像サイズが一義的に定まるものであり、印刷用紙のサイズを変更しても、記録時の画質モードに応じた同一サイズで画像を印刷するタイプのプリンターである。したがって、プリンターは入力される画像データが高画質モードで撮影されたものである場合には、低画質モードよりも大きなサイズであって、高画質モードに対応する所定サイズの画像を印刷し、低画質モードで撮影されたものである場合には、高画質モードよりも小さなサイズであって、低画質モードに対応する所定サイズの画像を印刷する。
【0080】
このとき、前述のステップS305での処理により、画質モードに対応する大きさから成る証明写真の枠をスルー画像上に表示し、かつステップS308での処理より、枠のデータも記録したことから、画質モードに応じたサイズで印刷された画像上には、ステップS304で選択された証明写真の縦横サイズを有する枠Fが印刷されるとともに、枠F内に適正な大きさ及び範囲で被撮影者の上半身が収まった画像が印刷される。したがって、印刷後、枠に沿って印刷用紙を切断することにより、使用可能な規定のサイズからなり、かつ、適正な範囲で上半身の画像が印刷された証明写真を完成させることができる。
【0081】
しかも、一般に証明写真のサイズは、低画質モードで撮影して印刷した画像のサイズよりも小さいことから、低画質モードで撮影しておいても証明写真のサイズに支障を来すことはない。よって、低画質モードが設定された場合には、小さいサイズの印刷用紙を使用し、かつ少ないインクで経済的に印刷を行うことができる。
【0082】
(第4の実施の形態)
図7は、本発明の第4の実施の形態における処理手順を示すフローチャートであり、第3の実施の形態と同様に、使用するプリンターが記録画像サイズからプリント画像サイズが一義的に定まるものである場合、つまり印刷用紙のサイズを変更しても、記録時の画質モードに応じた同一サイズで画像を印刷するタイプのプリンターを使用する場合におけるデジタルスチルカメラ1側の処理手順を示すものである。
【0083】
電源オン状態になると、CPU5はROM10に記憶されているプログラムに基づき、図7に示すフローチャートに従って制御を実行する。すなわち、ユーザがキー入力部8で所望の撮影モードを選択することにより撮影モード設定操作を行うと、選択された撮影モードが設定される(ステップS401)。さらに撮影モードのうち証明写真モードが選択されたか否かを判断し(ステップS402)、証明写真モードが選択されなかった場合には、選択された撮影モードに応じた撮影処理に移行する。
【0084】
また、証明写真モードが選択された場合には、画質モードを強制的に低画質モードに切り換える(ステップS403)。さらに、前述したステップS101での処理と同様に証明写真の種類を選択する処理を実行する(ステップS404)。
【0085】
次に、選択された証明写真の枠を、低画質モードに応じた大きさでスルー画像上に(ガイダンスを伴って)表示する(ステップS405)。すなわち、ビデオRAM7には、証明写真モードの状態においては、信号処理回路4で処理された撮像素子3からの出力信号に基づく被写体画像の画像データが所定のタイミング毎に格納される。この画像データに基づき、表示回路13が表示部14を駆動することにより、レンズユニット2により撮像素子3上に結像された被写体画像がスルー画像としてLCDからなる表示部14にて表示される。
【0086】
そして、この表示部14に表示されたスルー画像全体が、低画質モードで印刷される画像であり、その縦横サイズは既知である。また、前述のステップS404では証明写真の種類が選択されておりその縦横サイズも既知である。したがって、表示部14に表示されたスルー画像全体が低画質モードのプリントサイズであると仮定すると、このプリントサイズに対する相対的な関係から、表示部14に表示すべき選択された証明写真の枠の大きさを演算することができる。したがって、CPU5は、この演算を行って、画質モードに対応する大きさから成る証明写真の枠をスルー画像上(好ましくはスルー画像上の中央部)に表示する。
【0087】
若しくは、予めROM10に、表示部14に表示すべき証明写真(ビザ用、パスポート用、履歴書用、自動車運転免許用)の枠のサイズデータを記憶したテーブルを設けておき、このテーブルから対応する枠のサイズデータを読み出して、選択された証明写真の枠をスルー画像上に表示する。
【0088】
したがって、このステップS405での処理により、図3(c)に示したように、表示部14に表示されたスルー画像Sを低画質モードとした場合に対応する大きさで、選択された証明写真の枠Fが表示部14に表示される。つまり、選択された証明写真のサイズが大きくなるに従って、枠Fは相対的に大きく表示されることとなる。
また、このステップS405においても、枠Fの外部にガイダンスGを表示する。
【0089】
次に、シャッターボタンが押下されるまで待機し(ステップS406)、その間撮影者は、表示部14を見ながら枠F内に被撮影者の上半身が適正な範囲で収まるように、デジタルスチルカメラ1の向き、あるいは被撮影者からの距離等を調整する。そして、枠F内に適正な範囲で被撮影者の上半身が収まった状態で撮影者がシャッターボタンを操作すると(ステップS406;YES)、低画質モードで撮影処理を実行し(ステップS407)、スルー画像上に枠が配置された低画質モードでの撮影画像の画像データをメモリカード12に記録する(ステップS408)。
【0090】
そして、このようにして証明写真の撮影が終了したならば、デジタルスチルカメラ1からメモリカード12を取り外し、ユーザが所有するプリンターにセットする。若しくは、デジタルスチルカメラ1にメモリカード12を装着した状態で、I/O端子15にユーザが所有するプリンターを接続し、I/Oポート9及びシリアルI/O端子15を介して、メモリカード12に記録されている画像データをプリンターに出力する。
【0091】
ここで、本実施の形態において使用されるプリンターは、前記第3の実施の形態と同様に、記録画像サイズからプリント画像サイズが一義的に定まるものであり、印刷用紙のサイズを変更しても、記録時の画質モードに応じた同一サイズで画像を印刷するタイプのプリンターである。したがって、プリンターに入力される画像データは低画質モードで撮影されたものであるから、高画質モードよりも小さなサイズであって、低画質モードに対応する所定サイズの画像を印刷する。
【0092】
このとき、前述のステップS403での処理により強制的に低画質モードに切り換え、ステップS405での処理により低画質モードに対応する大きさから成る選択された証明写真の枠をスルー画像上に表示し、かつステップS408での処理により枠のデータも記録したことから、低画質モードで撮影された画像データに基づき印刷された画像上には、ステップS404で選択された証明写真の縦横サイズを有する枠Fが印刷されるとともに、枠F内に適正な大きさ及び範囲で被撮影者の上半身が収まった画像が印刷される。したがって、印刷後、枠に沿って印刷用紙を切断することにより、使用可能な規定のサイズからなり、かつ、適正な大きさ及び範囲で上半身の画像が印刷された証明写真を完成させることができる。
【0093】
しかも、一般に証明写真のサイズは、低画質モードで撮影して印刷した画像のサイズよりも小さいことから、低画質モードで撮影しておいても証明写真のサイズに支障を来すことはない。よって、強制的に低画質モードに切り換えて撮影することにより、低画質モードで撮影して印刷するよりも少ないインクで経済的に印刷を行うことができる。
【0094】
なお、第1、第2の実施の形態においては、画像データに関連付けてプリントサイズ情報をメモリカードに記録するようにしたが、プリントサイズ情報を記録しなくてもよい。この場合、ユーザは撮影時に設定したプリントサイズを覚えておいて、当該プリントサイズ専用のプリンターを使用し、また、使用するプリンターがLサイズ、A4サイズ、B5サイズ等のサイズの異なる用紙に印刷可能なものである場合には、覚えておいたプリントサイズを手動でプリンターに設定することになる。
【0095】
また、第3の実施の形態においては、高画質モードが設定されていた場合は、スルー画像上に表示される枠の大きさがかなり小さくなってしまい、撮影画像上の極めて少ない部分のみが必要となるので、当該部分のみを抽出して記録するようにしてもよい。これより、不要な部分の印刷を回避してインクを節約することができる。
【0096】
さらに、第4の実施の形態においては、証明写真モードを選択した時点で画質モードを低画質モードに切り換えるようにしたが、証明写真の種類を選択した時点で証明写真の種類に応じた画質モードに自動的に切り換えるようにしてもよい。これにより、証明写真の種類によって必要とするプリントサイズが大きく異なる場合であっても、必要なプリントサイズを確保し得るサイズの画像を記録することができる。
【0097】
また、第1、第2、第3、第4の実施の形態においては、いずれも証明写真用の枠外にもスルー画像を表示させるようにしたが、枠内のみスルー画像を表示させるようにしてもよい。
【0098】
また、第1、第2、第3、第4の実施の形態においては、スルー画像上に枠を表示させるようにしたが、第2、第4の実施の形態の場合、スルー画像上に枠を表示させないケースも考えられる。
【0099】
また、第1、第2、第3、第4の実施の形態においては、いずれもビザ用、パスポート用等の証明写真を撮影するための証明写真モードに本発明を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、ハート形状、円形、テープ(ビデオ)ラベル形状、ディスクラベル形状、名刺形状等のフレーム(枠)をスルー画像上に表示して撮影モードに適用してもよく、必要とするプリントサイズが決まっているものであれば本発明を適用することができる。
【0100】
また、第1、第2、第3、第4の実施の形態においては、いずれも本発明を電子スチルカメラに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、他にもカメラ付き携帯電話端末、カメラ付きPDA(PersonalDigital Assistants:携帯情報端末)、カメラ付きパーソナルコンピュータ、等に適用することも容易に可能であり、撮像機能が搭載された装置であればいずれにも適用することができる。
【0101】
【発明の効果】
【0102】
以上説明したように請求項1及び請求項にかかる発明によれば、指定されたプリントサイズに応じて、スルー画像上に表示されている撮影ガイド用の枠のサイズを変更するようにしたことから、プリントサイズが大きくなるに従って枠は相対的に小さく表示されることとなり、逆にプリントサイズが小さくなるに従って枠は相対的に大きく表示されることとなる。したがって、撮影者は、枠内に被撮影者の上半身が適正な範囲で収まるように、撮像装置の向き、あるいは被撮影者からの距離等を調整することにより、枠内に適正な範囲で被撮影者の上半身が収まった状態での撮影記録が可能となる。よって、規定サイズ内に適正な大きさ及び範囲で画像が存在する証明写真を印刷できるように撮影を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施の形態に共通するデジタルスチルカメラの概略ブロック構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。
【図3】同実施の形態における表示遷移図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。
【図5】記録画像と撮影画像との関係を示す説明図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第4の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 デジタルスチルカメラ
3 撮像素子
4 信号処理回路
5 CPU
7 ビデオRAM
8 キー入力部
9 I/Oポート
10 ROM
11 RAM
12 メモリカード
13 表示回路
14 表示部
15 シリアルI/O端子
A 撮影画像
B 記録画像
F 枠
G ガイダンス
P プリントサイズ
S スルー画像

Claims (4)

  1. 被写体を撮像手段にて撮像して画像データを出力し、この出力される画像データに基づき前記被写体のスルー画像を表示手段に表示させるとともに、撮影指示に応答して前記撮像手段で撮像された画像データを取得し、この取得された画像データの画像全体をプリント用紙のほぼ全面に亘ってプリンタに印刷させることができる撮像装置において、
    プリント用紙に印刷されたときに規定のサイズとなる枠を前記スルー画像上に表示させる表示制御手段と、
    プリント用紙サイズを指定する指定手段と
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記指定手段により指定されたプリント用紙サイズに応じて前記表示手段に表示される前記枠のサイズを変更することによって、指定サイズのプリント用紙のほぼ全面に前記取得画像全体を印刷させた場合の枠の大きさを相対的に表示する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記表示手段に前記スルー画像と前記枠とが表示されている状態において、撮影指示に応答して撮影動作を実行し、前記スルー画像の前記枠外の画像を白色データにした画像データを前記プリント用紙サイズを示す情報とともに記録媒体に記録させる記録制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記表示手段に前記スルー画像と前記枠とが表示されている状態において、撮影指示に応答して撮影動作を実行し、前記スルー画像上に前記枠が表示された画像データを前記プリント用紙サイズを示す情報とともに記録媒体に記録させる記録制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 被写体を撮像手段にて撮像して画像データを出力し、この出力される画像データに基づき前記被写体のスルー画像を表示手段に表示させるとともに、撮影指示に応答して前記撮像手段で撮像された画像データを取得し、この取得された画像データの画像全体を指定されたサイズのプリント用紙のほぼ全面に亘ってプリンタに印刷させることができる撮像装置が有するコンピュータを、
    プリント用紙に印刷されたときに規定のサイズとなる枠を前記スルー画像上に表示させるとともに、指定されたプリント用紙サイズに応じて前記表示手段に表示される前記枠のサイズを変更することによって、指定サイズのプリント用紙のほぼ全面に前記取得画像全体を印刷させた場合の枠の大きさを相対的に表示する表示制御手段と
    して機能させることを特徴とする撮像制御プログラム
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