JP4239093B2 - プロジェクションナットの供給制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、部品の供給制御装置に関するもので、部品の正しい方向を維持しながら部品送給を行うとともに、異常な向きで移送されてきた部品の送出を規制するものである。
たとえば、四角い形状で四隅に溶着用の突起が設けられたプロジェクションナットのような部品は、前記突起を上向きにした裏出し送出とするするか、あるいは突起を下向きにした表出し送出とするかのいずれかに部品の向きが設定されている。表出し送出が正常な向きとされて送出されているときに、何等かの原因で裏出し状態で移動してくることがある。このような場合には異常な裏出し状態のプロジェクションナットを強制的に停止させて、裏向きのまま後流側に移送されないようにしている。
特許第3416770号公報
上述のような事例においては、異常な向きの部品を強制的に停止させることは十分に機能しているのであるが、停止させられた部品を検知してこれを自動的に排除する方策が完備していない。停止させられた異常な向きの部品を作業者がその都度、手作業で除去している。したがって、作業工数が増大し、生産効率の低下や人件費等の面において不経済である。
本発明は、上記課題を解決するために提供されたもので、四角い形状で中央にねじ孔が設けられ高さ方向で見て下側の四隅に溶着用の突起が形成されたプロジェクションナットを供給の対象とするものであって、プロジェクションナットを所定の正しい向きで移送する振動式パーツフィーダの供給通路と、前記供給通路の供給方向から外れた方向へ移動したプロジェクションナットを受け入れるとともに所定数のプロジェクションナットの整列を許容する長さとされた規制通路と、前記規制通路の部品送出側端部に設けられているとともに異常な向きで移送されてきたプロジェクションナットの通過を阻止する規制部材と、前記規制部材で通過が阻止されたプロジェクションナットとその後方に整列しているプロジェクションナットを押し戻して規制通路に設けた開放部から排出する排出手段と、前記規制部材に接続され部品供給の目的箇所に接続されている送出通路を有し、前記開放部の近傍に供給通路から規制通路へプロジェクションナットを移動させる移行部が設けられ、前記規制通路の長さは排出手段の排出力に適したプロジェクションナットの整列個数に相当するものとされ、前記開放部は整列しているプロジェクションナットが押し戻される後退方向の位置に配置され、前記排出手段は規制部材の後流側に接続された金属製の管部材に設けられているとともに、規制部材で通過が阻止されているプロジェクションナットに対して空気を噴射する空気ノズルであり、前記振動式パーツフィーダのボウルの外周部にボウル内に連通した受け箱が設けられ、供給通路の先端部と規制通路の開放部から前記受け箱内に部品が落下するように構成したことを特徴とする。
前記供給通路を正しい向きで移送されてきた部品は、供給通路の供給方向から外れた方向に移動して規制通路に入る。規制通路に接続されている規制部材では正しい向きの部品はそのまま通過するが、異常な向きで送られてきた部品は規制部材で強制的に停止させられる。このように異常部品が規制部材で通過が阻止されると、後続の部品が異常部品に連なった状態で所定個数の部品が規制通路上に停止させられる。このように規制通路上に整列している部品に対して前記排出手段からの排出力を付与すると、整列している部品は後退させられて規制通路の開放部から排出される。その後、規制部材へは正常な向きの部品が送り込まれるので、規制部材を通過した部品はそのまま前記送出通路へ送り出されて行く。
前記規制通路上に整列できる部品の個数を所定の個数、すなわち、前記排出手段の排出力が比較的小さくて済むような個数となるように、規制通路の長さを設定することにより、部品を押し戻して排出することが確実になされる。このように、規制部材の上流側には、排出手段の排出力に適した個数の部品が整列する長さとされた規制通路が、供給通路から外れた方向へ移動した部品を受け入れる状態で配置されているので、上述のような確実な排出機能が果たされる。
記排出手段が、規制部材において通過が阻止されている部品に対して空気を噴射する空気ノズルである。規制部材で通過が阻止されている部品とそれに連なる部品の個数は、排出手段の排出力が小さくてよい状態とすることができるので、空気ノズルからの噴射空気によって、容易に規制通路上の部品を押し戻して前記開放部から排出することができる。
記開放部の近傍に、供給通路から規制通路へ部品移動をさせる移行部が設けられている。供給通路を移動してきた部品は供給通路の供給方向から外れた方向へ前記移行部を経て規制通路に移行する。したがって、規制部材で異常部品が規制されない限り、部品は移行部から規制通路を通って規制部材を通過し、送出通路の方へ円滑に供給されて行き、目的箇所に対して確実な部品供給がなされる。
記送出通路に設けた部品検出センサーからの信号により空気ノズルから空気噴射を行うように構成している。規制部材において部品阻止がなされていない間は、一定間隔で部品通過が前記部品検出センサーで検知されてその都度信号が発せられる。したがって、この一定間隔の信号によって前記空気ノズルからの空気噴射が行われないように制御されている。他方、もし、部品移動が規制部材で阻止されると、この阻止された時点から所定時間経過しても次の部品の通過信号が部品検出センサーから発せられることがないので、このいわゆるオーバータイムによって空気制御弁を動作させて空気ノズルから空気噴射をして規制通路に停滞している部品を強制的に押し戻すことができる。前記のような動作は、一般的に使用されているタイマーや空気制御弁等の簡単な組み合わせで容易に実施することができる。さらに、部品検出センサーからの信号がトリガーとなっているので、異常部品が規制部材で阻止されたときに、その部品が自動的に排出され作業効率を低下させることがない。
記供給通路が振動式パーツフィーダの部品貯留用のボウルの外周部に設けられている。したがって、上記部品供給制御装置が振動式パーツフィーダに付属したものとして機能するので、振動式パーツフィーダの部品送出機能が信頼性の高いものとなる。
記ボウルの外周部にボウル内に連通した受け箱が設けられ、供給通路の先端部と規制通路の開放部から前記受け箱内に部品が落下するように構成している。このため、供給通路の先端部と規制通路の開放部から落下した部品は、前記受け箱に収容されてボウル内に戻され、振動式パーツフィーダの連続運転において部品は、部品の向きが正常時であっても異常であっても常に円滑にパーツフィーダを動作させることができる。
記部品は、高さ方向で見て上側または下側に溶着用の突起が四隅に形成されているプロジェクションナットであり、前記規制部材は、プロジェクションナットの突起部分の通過を阻止する幅寸法とされた規制部と突起部分の通過を阻止しない幅寸法とされた非規制部とを有している。したがって、プロジェクションナットが異常な向きで移動してくると、前記突起部分が前記規制部を通過することができないので、プロジェクションナットは確実に通過が阻止され、異常な向きのまま溶接装置に供給されることがなく、鋼板製の相手方部品に対する溶接抜け等の問題が未然に防止できる。
本発明を実施するための最良の形態を下記のとおり説明する。
図1から図8に示した第1の実施例について説明する。
本発明において対象となる部品は、いわゆる表裏いずれかの向きに統一して供給されるものであるが、以下に説明する実施例では、四角い形状で高さ方向で見て上側または下側に溶着用の突起が四隅に設けられているプロジェクションナットの場合である。また、本発明の部品供給制御装置は、種々な部品供給通路に設置することができるが、この実施例は振動式パーツフィーダに適用した場合である。
図2は、振動式パーツフィーダ1の平面図と側面図である。プロジェクションナットに送出振動を付与する起振部2と、プロジェクションナットを収容するボウル3とが結合されている。ボウル3の外周部に供給通路4が設けられ、ボウル3に送出振動が付与されると、図2(A)の反時計方向に供給通路4上をプロジェクションナットが移動して行くようになっている。
図1,図3,図4等に示すように、符号5は多数のプロジェクションナットを示し、四角い形状で中央にねじ孔が設けられている。プロジェクションナット5の高さ方向で見て下側の四隅に溶着用の突起6が形成されている。この実施例においては、突起6が下側に位置している表出しが正常であり、その逆が異常である。しかし、溶接機等の状態や相手方部品との関係で裏出しが正常とされる場合もある。なお、符号Fは、プロジェクションナット5が送出される反時計方向を示し、矢印F側が部品送出の後流側である。
図3,図4に示すように、ボウル3の外周板7の外側に供給通路4を形成する通路板8が溶接されており、この通路板8は外周側が低くなるように傾斜している。通路板8の外周側に外壁板9が溶接されている。供給通路4の終端近くに転落縁10が設けられ、その内側に円弧状の係止溝11が設けてある。通路板8を移動してきたプロジェクションナット5は表向きであれば、突起6が係止溝11にはまり込むのでそのまま後述のように通過してゆく。しかし、裏向きであれば、係止溝11での係止がなされないので、通路板8の傾斜によって転落縁10から滑り落ちるようになっている。ボウル3の外周部に受け箱12が溶接され、その底板13は外周板7に設けた連通口14を経てボウル3の底板15に連通している。
供給通路4の先端部16から転落した表向きのプロジェクションナット5は、受け箱12に受け止められて連通口14からボウル3内に戻される。同様に、転落縁から転落した裏向きのプロジェクションナット5は受け箱12に受け止められて連通口14からボウル3内に戻される。
係止溝11の送出側端部を送出側に過ぎた箇所に、プロジェクションナット5が供給通路4から規制通路17側へ移行する移行部18が設けられている。規制通路17は、供給通路4の供給方向からボウル3の外周側に外れた方向へ移動したプロジェクションナット5を受け入れるように、供給通路4の終端部分に沿って配置されている。規制通路17のボウル3の外周側に外側板19が通路板8から起立した状態で設けられている。また、規制通路17の送出側(後流側)に内側板20が通路板8から起立した状態で設けられ、外側板19と内側板20が対向している部分では上向きに開放したコ字型断面(図5(B)参照)となっている。
正常な表向きナットは通過させるが、異常な裏向きナットは通過を阻止する規制部材21が規制通路17の部品送出側端部、すなわち前記コ字型断面部分の送出端部側に結合されている。プロジェクションナット5の突起6は、図5に二点鎖線で示すように、ナットの幅方向に広がった形状とされている。したがって、規制部材21の通過空間22には、突起6の部分の通過を阻止する幅寸法L1とされた規制部23と、突起6の部分の通過を阻止しない幅寸法L2とされた非規制部24が設けられている。
前記規制通路17には、押し戻されたプロジェクションナット5を転落させる開放部25が設けられている。この開放部25は、係止溝11の後流端と外側板19の上流端との間に相当する箇所のボウル3の外周側に形成されている。また、内側板20の長さは、移行部18を確保するために、図示の例では外側板19のほぼ半分位とされている。しかし、この内側板20の長さは供給通路4を移動してくるプロジェクションナット5の量や通路板8の傾斜度合い等によって、適宜伸縮される。
図6に示すように、裏向きのプロジェクションナット5の突起6が規制部材21の端面26に当接して、通過が阻止されている。このように阻止されているときに、その後方に整列するプロジェクションナット5の個数は、後述の排出用の噴射空気によって得られる押し戻し力(排出力)との関係で設定される。この例では、5個であり、この程度の個数であれば通常の工場用空気圧力で押し戻すことができる。
規制部材21に送出通路27が接続されている。この送出通路27は、断面矩形の金属製の管部材28で構成され、規制部材21の通過空間22に連続した状態で溶接されている。送出通路27は、その途中から柔軟性のある合成樹脂製(例えば、ウレタン製)の供給ホース29とされ、この供給ホース29が溶接装置等の目的箇所に接続されている。
裏向きのプロジェクションナット5とその後方に連なっている表向きのプロジェクションナット5を開放部25の方へ排出するために、排出手段が設けられている。この排出手段としてはいろいろな方法が採用できるが、図6に示す例は、通過が阻止されている裏向きのプロジェクションナット5に対して空気を噴射する空気ノズル30である。この空気ノズル30は、阻止状態のプロジェクションナット5に対して噴射空気が吹き付けられるように、空気通路31が管部材28に斜め方向にあけてある。なお、32は空気ホースである。
管部材28に接続された供給ホース29に部品検出センサー33が取り付けられ、供給ホース29内をプロジェクションナット5が通過すると、検出信号を発するようになっている。この実施例では、部品検出センサー33として近接スイッチが使用されており、磁性体であるプロジェクションナット5が近接スイッチの検出磁界内を通過すると信号が出るようになっている。34は、部品検出センサー33を供給ホース29に固定するための固定バンドである。なお、もう1つの空気ホース35は、規制部材21を通過して移動してきたプロジェクションナット5を勢い良く送出するために圧縮空気を供給するもので、空気噴射の向きは逆方向であるが前記空気ノズル30と同様な構造とされている。
規制部材21で通過が阻止されているプロジェクションナット5に対して空気ノズル30から空気噴射をするための制御は、いろいろな方法が採用できるが、この実施例では図8に示すようなタイマー36と空気制御弁37の組み合わせを採用している。すなわち、正常に表向きのプロジェクションナット5が通過しているときには、タイマー36からは何も動作信号は出されないが、裏向きのプロジェクションナット5が規制部材21で通過が阻止されると、所定時間が経過してもプロジェクションナット5の通過が部品検出センサー33によって検出されないので、所定時間の経過にともなってタイマー36から空気制御弁37に動作信号が送られる。これにより空気制御弁37から圧縮空気が空気ホース32に送られて、通過が阻止されているプロジェクションナット5に吹き付けられ、裏向きナットとその後方に整列している表向きナットが押し戻されて、開放部25から受け箱12内に落下する。
このようにして規制通路17に整列しているプロジェクションナット5が一掃されると、その後、再び供給通路4から移行部18を通って規制通路17に表向きのプロジェクションナット5が補充されて、空気ホース35からの搬送空気で目的箇所にナット供給が再開される。
図7は、排出手段の変形例を簡略的に示す側面図である。これは通過が阻止されているプロジェクションナット5をエアシリンダ38の出力で排出するものである。前記通路板8の中央にその長手方向にスリット39が形成され、エアシリンダ38のピストンロッド40に固定された係止片41がスリット39から通路板8側に突出していて、ピストンロッド40が引き戻されると係止片41によって裏向きおよびそれに連なるプロジェクションナット5が排出される。
以上に説明した実施例の作用効果を列記すると、つぎのとおりである。
前記供給通路4を正しい表向きで移送されてきたプロジェクションナット5は、供給通路4の供給方向から外れた方向に移動して規制通路17に入る。規制通路17に接続されている規制部材21では正しい向きのプロジェクションナット5はそのまま通過するが、異常な裏向きで送られてきたプロジェクションナット5は規制部材21で強制的に停止させられる。このように異常部品が規制部材21で通過が阻止されると、後続のプロジェクションナット5が異常部品に連なった状態で所定個数のプロジェクションナット5が規制通路17上に停止させられる。このように規制通路17上に整列しているプロジェクションナット5に対して前記空気ノズル30からの空気噴射力を付与すると、整列しているプロジェクションナット5は後退させられて規制通路17の開放部25から排出される。その後、規制部材21へは正常な向きのプロジェクションナット5が送り込まれるので、規制部材21を通過したプロジェクションナット5はそのまま前記送出通路27へ送り出されて行く。
前記規制通路17上に整列できるプロジェクションナット5の個数を所定の個数、すなわち、前記空気ノズル30からの空気噴射力が比較的小さくて済むような個数となるように、規制通路17の長さを設定することにより、プロジェクションナット5を押し戻して排出することが確実になされる。このように、規制部材21の上流側には、空気ノズル30からの空気噴射力に適した個数のプロジェクションナット5が整列する長さとされた規制通路17が、供給通路4から外れた方向へ移動したプロジェクションナット5を受け入れる状態で配置されているので、上述のような確実な排出機能が果たされる。
前記排出手段が、規制部材21において通過が阻止されているプロジェクションナット5に対して空気を噴射する空気ノズル30であるから、規制部材21で通過が阻止されているプロジェクションナット5とそれに連なるプロジェクションナット5の個数は、空気ノズル30の空気噴射力が小さくてよい状態とすることができるので、空気ノズル30からの噴射空気によって、容易に規制通路17上のプロジェクションナット5を押し戻して前記開放部25から排出することができる。
前記開放部25の近傍に、供給通路4から規制通路17へプロジェクションナット5の移動をさせる移行部18が設けられているので、供給通路4を移動してきたプロジェクションナット5は供給通路4の供給方向から外れた方向へ前記移行部18を経て規制通路17に移行する。したがって、規制部材21で異常な向きのプロジェクションナット5が規制されない限り、プロジェクションナット5は移行部18から規制通路17を通って規制部材21を通過し、送出通路27の方へ円滑に供給されて行き、目的箇所に対して確実なプロジェクションナットの供給がなされる。
前記送出通路27に設けた部品検出センサー33からの信号により空気ノズル30から空気噴射を行う。つまり、規制部材21においてプロジェクションナット5の阻止がなされていない間は、一定間隔でプロジェクションナットの通過が前記部品検出センサー33で検知されてその都度信号が発せられる。したがって、この一定間隔の信号によって前記空気ノズル30からの空気噴射が行われないように制御されている。他方、もし、プロジェクションナット5の移動が規制部材21で阻止されると、この阻止された時点から所定時間経過しても次のプロジェクションナット5の通過信号が部品検出センサー33から発せられることがないので、このいわゆるオーバータイムによって空気制御弁37を動作させて空気ノズル30から空気噴射をして規制通路17に停滞しているプロジェクションナット5を強制的に押し戻すことができる。前記のような動作は、一般的に使用されているタイマー36や空気制御弁37等の簡単な組み合わせで容易に実施することができる。さらに、部品検出センサー33からの信号がトリガーとなっているので、異常プロジェクションナットが規制部材21で阻止されたときに、そのプロジェクションナットが自動的に排出され作業効率を低下させることがない。
前記供給通路4が振動式パーツフィーダ1のプロジェクションナット貯留用のボウル3の外周部に設けられているので、上記部品供給制御装置が振動式パーツフィーダ1に付属したものとして機能するので、振動式パーツフィーダ1の部品送出機能が信頼性の高いものとなる。
前記ボウル3の外周部にボウル3内に連通した受け箱12が設けられ、供給通路4の先端部16と規制通路17の開放部25から前記受け箱12内にプロジェクションナット5が落下するように構成されている。このため、供給通路4の先端部16と規制通路17の開放部25から落下したプロジェクションナット5は、前記受け箱12に収容されてボウル3内に戻され、振動式パーツフィーダ1の連続運転においてプロジェクションナット5は、プロジェクションナットの向きが正常時であっても異常であっても常に円滑にパーツフィーダ1を動作させることができる。
供給制御がなされる対象部品が、高さ方向で見て上側または下側に溶着用の突起6が四隅に形成されているプロジェクションナット5であり、前記規制部材21は、プロジェクションナット5の突起6の部分の通過を阻止する幅寸法とされた規制部23と突起6の部分の通過を阻止しない幅寸法とされた非規制部24とを有している。したがって、プロジェクションナット5が異常な裏向きで移動してくると、突起6の部分が端面26に当たって規制部23を通過することができないので、プロジェクションナット5は確実に通過が阻止され、異常な裏向きのまま溶接装置に供給されることがなく、鋼板製の相手方部品に対する溶接抜け等の問題が未然に防止できる。
図9は、本発明の第2の実施例を示す簡略的な平面図である。
第1の実施例は、振動式パーツフィーダに本発明の部品供給制御装置を組み付けた場合であるが、第2の実施例は、部品供給通路の途中に本発明の部品供給制御装置を組み付ける形式のものである。
断面矩形の合成樹脂製の供給ホースで構成された部品供給通路43の途中に部品供給制御装置44が介在させてある。部品供給制御装置44の構成は、第1の実施例のものと同じなので、図9には同じ符号が記載してある。このように部品供給制御装置44を独立させて所要の箇所に配置できるので、部品の異常な向きを自動的に検出して正常化することが、部品の供給途上の最適箇所において実施することができる。それ以外は、第1の実施例と同じ作用効果が得られる。
以上のように、本発明は異常な向きの部品の通過を確実に阻止し、それを容易に排除するものなので、作業者の負担が軽減されて使用者の要請に的確に応えることができ、高い市場性が期待できる。
パーツフィーダの部品供給制御装置を示す平面図である。 パーツフィーダの簡略的な平面図と側面図である。 図1の(3)−(3)断面図である。 図1の(4)−(4)断面図である。 図1の(5)−(5)断面図である。 規制部材,送出通路等の縦断側面図である。 排出手段の変形例を簡略的に示す側面図である。 空気ノズルを動作させるブロック図である。 他の実施例を簡略的に示す平面図である。
符号の説明
1 振動式パーツフィーダ
3 ボウル
4 供給通路
5 プロジェクションナット,部品
6 突起
12 受け箱
14 連通口
16 先端部
17 規制通路
18 移行部
21 規制部材
23 規制部
24 非規制部
25 開放部
27 送出通路
30 空気ノズル
33 部品検出センサー
44 部品供給制御装置

Claims (1)

  1. 四角い形状で中央にねじ孔が設けられ高さ方向で見て下側の四隅に溶着用の突起が形成されたプロジェクションナットを供給の対象とするものであって、プロジェクションナットを所定の正しい向きで移送する振動式パーツフィーダの供給通路と、前記供給通路の供給方向から外れた方向へ移動したプロジェクションナットを受け入れるとともに所定数のプロジェクションナットの整列を許容する長さとされた規制通路と、前記規制通路の部品送出側端部に設けられているとともに異常な向きで移送されてきたプロジェクションナットの通過を阻止する規制部材と、前記規制部材で通過が阻止されたプロジェクションナットとその後方に整列しているプロジェクションナットを押し戻して規制通路に設けた開放部から排出する排出手段と、前記規制部材に接続され部品供給の目的箇所に接続されている送出通路を有し、前記開放部の近傍に供給通路から規制通路へプロジェクションナットを移動させる移行部が設けられ、前記規制通路の長さは排出手段の排出 力に適したプロジェクションナットの整列個数に相当するものとされ、前記開放部は整列しているプロジェクションナットが押し戻される後退方向の位置に配置され、前記排出手段は規制部材の後流側に接続された金属製の管部材に設けられているとともに、規制部材で通過が阻止されているプロジェクションナットに対して空気を噴射する空気ノズルであり、前記振動式パーツフィーダのボウルの外周部にボウル内に連通した受け箱が設けられ、供給通路の先端部と規制通路の開放部から前記受け箱内に部品が落下するように構成したことを特徴とするプロジェクションナットの供給制御装置。
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