JP4238739B2 - バンドギャップ基準電圧発生回路 - Google Patents

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Description

本発明は、温度安定性に優れた基準電圧を発生させるバンドギャップ基準電圧発生回路に関し、特にその起動特性を改善する技術に関する。
従来より、アナログ電子回路では各種の基準電圧が随所で必要とされ、特に高精度の演算、高精度の制御を行なう電子回路ではその基準電圧に高い温度安定性が要求される。このような要求に応える基準電圧発生回路の一つとして、バンドギャップ基準電圧発生回路が知られている。バンドギャップ基準電圧発生回路は温度依存性の極めて小さい基準電圧を発生できることから、使用環境の厳しい電子制御装置における基準電圧発生回路として広く採用されている。
図3は、このようなバンドギャップ基準電圧発生回路の一例である。図のバンドギャップ基準電圧発生回路1は、バンドギャップ回路部11と出力回路部12とより構成される。
出力回路部12では、直流の電源電圧Vccを供給する電源線16と出力電圧Vbgを出力する出力線14との間にNPNトランジスタQ7が接続されている。トランジスタQ7は出力トランジスタとして機能し、そのエミッタ電流I7eの値がベース電流I7bにより変化することにより出力電圧Vbgが温度依存性の小さい一定電圧に制御される。出力回路部12のPNPトランジスタQ6と抵抗R3とは、定常状態においてそのベースからほぼ一定の電流I6bをトランジスタQ7のベースに供給する。出力電圧Vbgの値は、バンドギャップ回路部11内のNPNトランジスタQ5のコレクタとトランジスタQ7のベースを結ぶ線上を流れる電流ΔI(トランジスタQ7向きを正とする。)によって制御される。出力線14と接地線13との間には抵抗R4が接続されている。抵抗R4は、定常状態においてトランジスタQ7にある程度の電流を確保することにより、出力回路部12の動作を安定化させる働きをする。
バンドギャップ回路部11中のPNPトランジスタQ1、Q2はカレントミラー回路を構成している。そのセル面積比は1:Nとなっており、トランジスタQ2のコレクタ電流I2cはトランジスタQ1のコレクタ電流I1cのN倍となる。PNPトランジスタQ3は、トランジスタQ1とQ2のベース電流を基準電位GNDに接続された接地線13に流す役割を果たす。NPNトランジスタQ4、Q5はセル面積が等しく電気特性の揃ったツイントランジスタである。トランジスタQ4、Q5のベースは共通に接続されて出力線15よりベース電流I45bの供給を受ける。ベース電流I45bは出力電圧Vbgを一定値に制御するためのフィードバック電流の役割を果たす。この電流I45bの値によってトランジスタQ5のコレクタから出力回路部12に向かう電流ΔIが増減し、出力トランジスタQ7のエミッタ電流I7eが変化して出力電圧Vbgが一定値に制御される。
バンドギャップ回路部11にとっては入力電圧である出力電圧Vbgと、出力電流である電流ΔIとの間には次の関係がある。
Vbg=V5be+(R2/R1)・(k・T/q)・(1+N・α4/α5)・ln(N−ΔI2/I1c)−R2・ΔI/α5
(1)式
ここで、V5beはトランジスタQ5のベース−エミッタ間電圧、kはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは電子の電荷、NはトランジスタQ1とQ2のセル面積比、α4、α5はそれぞれトランジスタQ4、Q5のエミッタ−コレクタ間電流増幅率、lnは自然対数である。
(1)式において電流増幅率α4、α5を1.0とし、ΔIをゼロとすると次の関係が成り立つ。
Vbg=V5be+(R2/R1)・(k・T/q)・(1+N)・lnN (2)式
この(2)式において抵抗R1、R2の温度係数は小さいとすると右辺の第1項は負の温度係数を、第2項は正の温度係数を持つ。従って、抵抗R1、R2の値及びセル面積比Nの値を調整すれば、左辺の出力電圧Vbgの温度係数を殆どゼロにすることができる。バンドギャップ基準電圧発生回路1におけるこれら回路定数は、出力電圧Vbgの温度係数が殆どゼロとなるように設定される。室温(300°K)付近で温度係数がゼロとなるように回路定数を設定した場合、出力電圧は約1.20Vとなる。
ところで、(2)式で計算される出力電圧Vbgの値が室温(300°K)で1.20Vとなるように抵抗R1、R2の値及びセル面積比Nを設定したとしても、実際に図3バンドギャップ基準電圧発生回路1の出力電圧Vbgの値が定常状態において設定した1.20Vに制御されるためにはいくつかの条件が満足される必要がある。その条件とは(1)式で計算される出力電圧Vbgの値が(2)式で計算される出力電圧Vbgに一致するために必要とされる条件である。
1番目の条件は、先に述べたトランジスタQ4、Q5は、その電流増幅率α4、α5の値が1.0に極めて近い状態で動作していることである。
2番目の条件は、トランジスタQ1、Q2がコレクタ電流比率1:Nの状態で動作していることである。そのためには、トランジスタQ1のエミッタ−コレクタ間にトランジスタのべース−エミッタ間電圧の約2倍の電圧が加わっていることが必要であり、トランジスタQ2のエミッタ−コレクタ間にもそれと同じ又はそれ以上の電圧が加わっていることが必要である。また、トランジスタQ3のエミッタ−コレクタ間にも十分な電圧が加わっている必要がある。
3番目の条件は、定常状態においては電流ΔIが非常に小さい値で動作していることである。そのための条件は電流ΔIの値を仮にゼロにしたとしても、出力電圧Vbgを約1.2Vに維持するような電流がトランジスタQ7より供給されるようになっていることである。その必要な電流は、出力電圧Vbgを約1.2Vとした時に抵抗R4に流れる電流I4とトランジスタQ4、Q5のベースに流れる電流I45bとの和である。トランジスタQ7のエミッタ電流I7eがほぼその値に一致するように、抵抗R3の値が設定されている必要がある。
2番目の条件より、バンドギャップ基準電圧発生回路1では、電源電圧Vccの値は出力電圧Vbgの値よりも少なくともトランジスタのベース−エミッタ間電圧の3倍以上、高い必要がある。出力電圧Vbgが1.20Vになるように回路定数が設定されている場合には、その値は約3.0V以上ということになる。従って、電源電圧Vccの値が3.0V以下では出力電圧Vbgが1.20Vに制御されることはない。
次に1番目の条件である電流増幅率α4、α5の条件について考える。ここで注意を要する点は、トランジスタの電流増幅率α4、α5はコレクタ電流によって変化するという点である。一般にトランジスタのエミッタ−コレクタ間電流増幅率αは、コレクタ電流が小さい領域ではその値は小さく、コレクタ電流の増加につれて増加していって1.0に非常に近い値で飽和する。更にコレクタ電流が増加すると今度は逆に低下を始める。バンドギャップ基準電圧発生回路1内のトランジスタのコレクタ電流は、電流増幅率αが低下を始める領域に入る程には大きくならない。
バンドギャップ基準電圧発生回路1では、出力電圧Vbgが例えば電源電圧Vccの低下により僅かに低下すると、電流ΔIの値が増加してトランジスタQ7のエミッタ電流I7eを増加させ、出力電圧Vbgを元の値に戻す帰還作用が働く。その帰還作用の強さは、(1)式によればα4/α5の値が大きい程強い。出力電圧Vbgが設定した1.20V付近で動作している状態では、トランジスタQ4、Q5は高い電流増幅率で動作するようになっている。この時にはα4/α5の値は1.0となるために強い帰還作用が働く。
次に、出力電圧Vbgが設定した1.20Vより低い状態の場合を考える。この場合にはトランジスタQ4、Q5のベース−エミッタ間電圧は、出力電圧Vbgが1.20Vの場合よりも小さくなりコレクタ電流I4c、I5cの値も小さくなっている。トランジスタQ4については、そのコレクタ電流I4cの値はトランジスタQ5の約1/Nと更に小さい。このため電流増幅率の比は、α4/α5<1の関係となる。従って、この場合における前記の帰還作用は弱いものとなっている。
このようにトランジスタQ4、Q5に流れる電流の大きさによって電流増幅率が異なり、そのために出力電圧Vbgを所定の1.20Vに収束させようとする帰還作用の強さに大きな差があると、電源電圧Vccを入力、出力電圧Vbgを出力とした場合の入出力特性にヒステリシスが生ずる。即ち、電源電圧Vccを高い方から徐々に低下させていった場合に、出力電圧Vbgが1.20Vより許容誤差ΔVだけ低くなる時の電源電圧Vccの値VccL(以下、L側しきい値VccLという。)と、電源電圧Vccを低い方から徐々に上昇させていって出力電圧Vbgが1.20Vより許容誤差ΔVだけ低い値に到達する時の電源電圧Vccの値VccH(以下、H側しきい値VccHという。)とに差が生じ、H側しきい値VccH>L側しきい値VccLの関係が生ずる。
このことは、電源立ち上げ時に電源電圧Vccの値が一時的にH側しきい値VccH以上としてやれば、その後にL側しきい値VccLにまで低下しても許容出力電圧(Vbg−ΔV)が確保されることを意味している。
回路の消費電力を低減させるためには電源電圧Vccはできる限り低い方が好ましい。しかし、上述したように出力電圧Vbgの値を定常状態において1.20Vに維持させるためには、トランジスタQ4とQ5を電流増幅率α4、α5が1.0の状態で動作するようにしてやる必要がある。トランジスタQ4とQ5の電流増幅率α4、α5を1.0にしてやるには、出力線14を通ってトランジスタQ4、Q5のベースに供給される電流I45bの値を十分な大きさにしてやる必要がある。
電流I45bは、トランジスタQ7のエミッタ電流I7eによって供給されるため、電流I45bの値を大きくするにはエミッタ電流I7eを大きくする必要がある。そのためにはトランジスタQ7のベース電流I7bの値を大きくしてやる必要がある。
ここで、電源電圧Vccを立ち上げる場合を考えると、電源立ち上げ時にはバンドギャップ回路部11から供給される電流ΔIは殆どゼロである。このとき、トランジスタQ7のベース電流I7bはトランジスタQ6のベース電流I6bのみによって供給される。トランジスタQ6のベース電流I6bの値はトランジスタQ6のエミッタ電流I6e、即ち、抵抗R3を流れる電流の値をトランジスタQ6のベース−コレクタ間電流増幅率β6で割った値である。電流増幅率β6の値もトランジスタQ6のコレクタ電流I6cの値により変化するが、その値は数10〜100程度の大きな値である。即ち、抵抗R3を流れた電流の殆どはトランジスタQ6のコレクタを通って接地線13に流れてしまい、増大させたいトランジスタQ7のベース電流I7bにはその数十分の1の電流しか寄与しない。
トランジスタQ6のベース電流I6bの値を増大させてトランジスタQ7のベース電流Ib7を増大させるには、抵抗R3の抵抗値を下げて流れる電流I6eの値を増やしてやることも考えられる。しかし、抵抗R3の値には前記3番目の条件が課せられているため、その値をむやみに小さくすることはできない。抵抗R3の値を小さくし過ぎると定常状態に入った時にトランジスタQ7のエミッタ電流I7eが大きくなりすぎるため、その電流を減らすために電流ΔIの値が負の大きな値とならざるを得ない。すると前記3番目の条件が満足されなくなって、出力電圧Vbgが設定した1.20Vから外れてしまうからである。
このように抵抗R3の値もあまり小さくできないため、残された手段は電源電圧Vccの値を上げることのみとなる。従って、図1に示した従来のバンドギャップ基準電圧発生回路1では電源電圧Vccの値をかなり大きくしないと起動せず、そのように電源電圧Vccの値を大きくすると定常状態における消費電力が大きくなってしまうという問題がある。
特開平5−204480号公報
本発明は、このような従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その課題は低い電源電圧で立ち上がることができ、且つその低い電源電圧のまま定常状態に入って温度安定性に極めて優れた基準電圧を出力するバンドギャップ基準電圧発生回路を提供することにある。
前記課題を達成するための請求項1に記載の発明は、バンドギャップ回路部(11)と出力回路部(12a)とにより構成されるバンドギャップ基準電圧発生回路(2)であって、前記バンドギャップ回路部は、セル面積比が1:Nの第1、第2のPNPトランジスタ(Q1、Q2)と、第3のPNPトランジスタ(Q3)と、セル面積が等しい第1、第2のNPNトランジスタ(Q4、Q5)と、第1、第2の抵抗(R1、R2)から成り、第1、第2のPNPトランジスタのエミッタは電源線(16)に共通接続され、ベースは共通接続して第3のPNPトランジスタ(Q3)のエミッタに接続され、第3のPNPトランジスタのコレクタは接地線(13)に、ベースは第1のPNPトランジスタのコレクタに接続されており、第1、第2のNPNトランジスタはベースが共通に接続され、エミッタ間には第1の抵抗が接続され、第1のNPNトランジスタのコレクタは第1のPNPトランジスタのコレクタに、第2のNPNトランジスタのコレクタは第2のPNPトランジスタのコレクタに接続され、第2の抵抗は第2のNPNトランジスタのエミッタと接地線との間に接続された構成をなしており、
前記出力回路部は、第4のPNPトランジスタ(Q6)と、第3のNPNトランジスタ(Q7)と、第3の抵抗(R3)と、第4の抵抗(R4)と、スイッチ回路(15)とから成り、第4のPNPトランジスタと第3のNPNトランジスタのベースは共に前記第2のPNPトランジスタのコレクタに接続され、第4のPNPトランジスタのエミッタは第3の抵抗を介して電源線(16)に接続されコレクタはスイッチ回路を介して接地線(13)に接続され、第3のNPNトランジスタのコレクタは電源線(16)に接続されエミッタは前記第2のNPNトランジスタのベースに接続され、第4の抵抗(R4)は第3のNPNトランジスタのエミッタと接地線との間に接続され該エミッタより出力電圧(Vbg)を取り出すように構成されており、
前記スイッチ回路は、前記電源線(16)への電源電圧(Vcc)の投入開始以後、前記出力電圧が所定電圧以下の場合には前記第4のPNPトランジスタのコレクタと接地線(13)との間を開放状態に、所定電圧以上では短絡状態に保つように構成されていることを特徴とするバンドギャップ基準電圧発生回路である。
このような構成のバンドギャップ基準電圧発生回路によれば、電源電圧が低い段階から
第1、第2のNPNトランジスタ(Q4、Q5)に十分なベース電流が供給され、それらを高い電流増幅率で動作させることが可能になる。このようにすると帰還作用が強く働き、電源電圧(Vcc)の値をH側しきい値VcH以上にすることなくL側しきい値VccLより僅かに高い値のままで回路を立ち上げることができる。そして、その低い電源電圧のままで温度安定性に極めて優れた基準電圧を維持することができ、併せて定常状態での消費電力を低減できる効果を奏する。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のバンドギャップ基準電圧発生回路において、前記スイッチ回路(15)は、前記第4のPNPトランジスタのコレクタと接地線(13)との間に接続した第4のNPNトランジスタ(Q8)と、電源線(16)と接地線との間に直列に接続した第5、第6の抵抗(R5、R6)と、それら抵抗の相互接続点(17)の電圧を反転入力端子に、前記出力電圧(Vbg)を非反転入力端子に受けるコンパレータ(CP1)と、該コンパレータの出力端子と前記第4のNPNトランジスタのベースとの間に接続した第6の抵抗(R7)とにより構成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、出力電圧(Vbg)が設定された電圧より少し低い電圧に達するまで第4のPNPトランジスタ(Q6)のコレクタ電流を阻止して第3のNPNトランジスタ(Q7)に大きなベース電流が供給されるようになる。これにより第1、第2のNPNトランジスタ(Q4、Q5)には電源電圧の低い段階から大きなベース電流が供給されることになり、請求1項に記載した発明と同様の効果を奏する。
(第1の実施形態)
図1に本発明の第1の実施形態であるバンドギャップ基準電圧発生回路2の回路構成を示す。図1のバンドギャップ基準電圧発生回路2の構成は、「背景技術」の項で説明した図3のバンドギャップ基準電圧発生回路1の構成にスイッチ回路15を追加したものとなっている。なお、図1中、図3と同一又は相当部分には同一符号が付してある。
バンドギャップ基準電圧発生回路2は、バンドギャップ回路部11と出力回路部12aとにより構成されている。
バンドギャップ回路部11は、第1、第2、第3のPNPトランジスタQ1、Q2、Q3、第1、第2のNPNトランジスタQ4、Q5、第1、第2の抵抗R1、R2により構成される。
トランジスタQ1、Q2、Q3はカレントミラー回路を構成している。定常時においてトランジスタQ2のコレクタ電流I2cがトランジスタQ1のコレクタ電流I1cのN倍になるように、トランジスタQ2のセル面積はトランジスタQ1のセル面積のN倍に形成してある。セル面積比をそのようにする代わりに、トランジスタQ1と同一のトランジスタをN個並列に接続してトランジスタQ2としてもよい。トランジスタQ1、Q2のエミッタは共に電源電圧Vccを与える電源線16に接続され、ベースは共にトランジスタQ3のエミッタに接続されている。
トランジスタQ3のエミッタはトランジスタQ1、Q2の共通ベース線に、ベースはトランジスタQ1のコレクタに、コレクタは接地線13に接続されている。トランジスタQ3のベース電圧が電源電圧Vccより約1.2V低いと、トランジスタQ3にエミッタ電流が流れてトランジスタQ1、Q2にベース電流を流す。これによりトランジスタQ1、Q2には、カレントミラー作用により電流比1:Nのコレクタ電流が流れる。トランジスタQ3のエミッタ電流は、その殆どがコレクタ電流となって接地線13に流れる。トランジスタQ3のベース電流は十分に小さいため、トランジスタQ1のコレクタ電流I1cは、殆どそのままトランジスタQ4のコレクタに供給される。
トランジスタQ4とQ5は、セル面積が同じで同一電気特性を有するツイントランジスタである。ベースは共通接続してバンドギャップ基準電圧発生回路2の出力電圧Vbgを与える出力線14に接続されている。トランジスタQ4のコレクタはトランジスタQ1のコレクタに、トランジスタQ5のコレクタはトランジスタQ2のコレクタに接続されている。トランジスタQ4、Q5のエミッタ間には抵抗R1が、トランジスタQ5のエミッタと接地線13との間には抵抗R2が接続されている。また、トランジスタQ2のコレクタは、後述するトランジスタQ7のベースに接続されている。この線上を流れる電流の大きさを、Q7向きを正として電流ΔIとする。
このバンドギャップ回路部11におけるトランジスタQ5のベース電圧、即ち、出力電圧Vbgと上述した電流ΔIとの関係は、「背景技術」の項で説明した(1)式で与えられる。トランジスタQ4、Q5のエミッタ−コレクタ間電流増幅率α4、α5が1.0の状態で動作しており、且つ電流ΔIがゼロの状態である場合には、(1)式は前記(2)式で表わせる。抵抗R1、R2の抵抗値、及びセル面積比Nの値は、例えば室温(300°K)において出力電圧Vbgの温度係数が殆どゼロになるように、即ち、(2)式の右辺を温度で微分した値がゼロとなるように設定する。そのように設定した場合の出力電圧Vbgの値は、約1.20Vとなる。
出力回路部12aは、第4のPNPトランジスタQ6、第3のNPNトランジスタQ7、第3の抵抗R3、スイッチ回路15とにより構成される。トランジスタQ6、Q7のベースは共通にしてトランジスタQ2のコレクタに接続されている。トランジスタQ7のコレクタは電源線16に、エミッタは出力線14に接続されている。トランジスタQ6のエミッタは抵抗R3を介して電源線16に接続されている。
スイッチ回路15は、第5、第6、第7の抵抗R5、R6、R7、コンパレータCP1、第4のNPNトランジスタQ8により構成される。抵抗R5、R6は、抵抗R5を電源線16側にして電源線16と接地線13との間に直列に接続されている。その相互接続点17はコンパレータCP1の反転入力端子に接続されている。コンパレータCP1の非反転入力端子は出力線14に接続されており、出力電圧Vbgが印加される。トランジスタQ8はトランジスタQ6のコレクタと接地線13との間に接続され、そのベースとコンパレータCP1の出力端子間には抵抗R7が接続されている。
出力線14と接地線13との間には抵抗R4が接続されている。定常状態、即ち、出力電圧Vbgの値が前述した設定値1.20Vで動作している状態においては、電流ΔIの値はゼロに近い値になっている必要がある。電流ΔIの値がゼロから大きく外れた状態では前記(1)式は(2)式で表わせないため、出力電圧Vbgの値は設定した1.20Vから外れ、その温度係数もゼロから外れて基準電圧発生回路として使用できない。
出力電圧Vbgが1.20Vの時に、トランジスタQ7が供給しなければならないエミッタ電流I7eの値は、抵抗R4に流れる電流とトランジスタQ4、Q5のベースに流れる電流I45bとの和であり、次式で表わされる。
I7e=Vbg/R4+I45b
≒Vbg/R4+(Vbg−V5be)/(R2・β5) (3)式
ここで、V5beはトランジスタQ5のベース−エミッタ間電圧、β5はトランジスタQ5のベース−コレクタ間電流増幅率でβ5=α5/(1−α5)の関係がある。
トランジスタQ7に上記エミッタ電流I7eを流すために必要なベース電流I7bは、トランジスタQ7のエミッタ電流I7eをそのベース−コレクタ間電流増幅率β7で割った値にほぼ等しい。電流ΔIがゼロの場合、そのベース電流I7bは全てトランジスタQ6のベース電流I6bにより与えられる。従って、トランジスタQ6のベース電流I6bは、
I6b=I7b≒I7e/β7 (4)式
となる。後述するように定常状態においてはスイッチ回路15内のトランジスタQ8は導通状態にある。そのような状態で(4)式のベース電流I6bが流れる時のトランジスタQ6のエミッタ電流I6eは、次式のようになる。
I6e≒β6・I6b≒I7e・(β6/β7) (5)式
ここで、β6はトランジスタQ6のベース−コレクタ間電流増幅率である。β6/β7の値は1.0に近い値であるので、結局、定常状態においては、トランジスタQ6のエミッタ電流I6eはトランジスタQ7のエミッタ電流I7eにほぼ等しくなっていなければならないことになる。
このときのトランジスタQ6のエミッタ電圧は、出力電圧VbgにトランジスタQ6、Q7のベース−エミッタ電圧の和である約1.2Vを加えた値になっている。従って、トランジスタQ6のエミッタ電流I6eは次の式でも計算される。
I6e≒(Vcc−1.2)/R3 (6)式
(5)式と(6)式で計算されるエミッタ電流I6eは等しいことから、抵抗R3の値は次式で計算される。
R3≒(Vcc−1.2)/I7e (7)式
この式中のI7eは(3)式で計算される値である。定常状態において出力電圧Vbgが設定した1.20Vに制御されるためには、抵抗R3の値はおおよそ(7)式で計算される値に設定されている必要がある。
スイッチ回路15は、出力電圧Vbgの値が設定値1.20Vより少し低い値、例えば1.15V以上の場合にはトランジスタQ8を導通させてトランジスタQ6のコレクタ電流I6cを接地線13に流し、1.15V以下の場合には非導通として接地線13に流さないように動作する。抵抗R5、R6の値は、電源電圧Vccが定常値に達した時に、その相互接続点17の電圧が上記したように出力電圧Vbgより少し低い値、例えば1.15Vになるように設定してある。
次に、このように構成されたバンドギャップ基準電圧発生回路2の電源立ち上げ時の動作について説明する。「背景技術」の項で説明したように従来回路である図3のバンドギャップ基準電圧発生回路1は、電源電圧Vccと出力電圧Vbgとの関係にヒステリシスが存在する。このため定常状態においてL側しきい値VccLより僅かに高い電源電圧Vccで動作させようとしても、一度、電源電圧VccをH側しきい値VcH以上にしてやらないと、出力電圧Vbgが設定値である1.20Vにならないという問題があった。その理由は、出力電圧Vbgが設定した1.20Vに制御されるようにするためには、トランジスタQ4、Q5を電流増幅率α4、α5が1.0で動作する状態にしてやる必要があるということにあった。
本実施形態のバンドギャップ基準電圧発生回路2ではこの問題を、電源電圧VccをH側しきい値VcH以上にすることなく、電源電圧Vccの値はL側しきい値VccLより僅かに高い電圧のままで、トランジスタQ4、Q5を電流増幅率α4、α5の値が1.0で動作する領域に持ち上げてやることで解決しようとするものである。
電源電圧Vccの値をゼロから、L側しきい値VccLより僅かに高い電圧まで立ち上げたとする。電源電圧Vccの値が低い間は、電源電圧Vccの値を抵抗R5、R6の相互接続点17の電圧は、その時点における出力電圧Vbgの値より高い値となる。従って、その間、コンパレータCP1はL(“ Low" )レベル の電圧を出力し、トランジスタQ8は非道通状態を維持する。
トランジスタQ8が非導通であると、トランジスタQ6のコレクタ電流I6cはゼロとなる。エミッタ電流I6eは全てベースに流れ込み、ベース電流I6bとエミッタ電流I6eとは等しくなる。トランジスタQ6にコレクタ電流が流れる状態ではベース電流I6bの値はI6e/β6となるのに対して、トランジスタQ6にコレクタ電流が流れない状態ではベース電流I6bの値はI6eとなる。即ち、トランジスタQ6のベース電流I6bの値は、トランジスタQ8が非導通時には導通時のβ6倍の大きさとなる。トランジスタQ6のベース−コレクタ間電流増幅率β6は数10〜100の値であるため、ベース電流I6bの値は非常に大きな値となる。
この大きなベース電流I6bがトランジスタQ7のベースに流れ込むと、そのエミッタ電流I7eもトランジスタQ8が導通状態の場合に比べて非常に大きな値となる。このため出力電圧Vbgが高くなり、トランジスタQ4、Q5の共通ベースに供給される電流I45bの値がトランジスタQ8が導通状態の場合に比べて非常に大きくなる。これによりトランジスタQ4、Q5は、電源電圧Vccが低い値であってもその電流増幅率α4、α5が1.0となる動作状態に入ることができる。
このような動作状態は、出力電圧Vbgの値が相互接続点17の設定電圧1.15Vに達するまで継続する。出力電圧Vbgが1.15Vに達した時点では、トランジスタQ4、Q5は、その電流増幅率α4、α5が1.0の状態で動作する領域に入っている。
出力電圧Vbgが1.15Vを超えるとトランジスタQ8が導通状態となって、トランジスタQ6のコレクタ電流I6cが流れ始める。するとベース電流I6bが減少してトランジスタQ7のエミッタ電流I7eも減少する。しかし、この時点では上記したようにトランジスタQ4、Q5はその電流増幅率α4、α5が1.0の状態で動作する領域に入っているために、バンドギャップ回路部11による強い帰還作用が働く。この帰還作用により電流ΔIの値が変化して、出力電圧Vbgは設定した1.20Vに引き上げられる。
以後は、電源電圧Vccの値に少しばかりの変動があったとしても、バンドギャップ回路部11による帰還作用により出力電圧Vbgは設定した1.20Vに制御される。また、設定した出力電圧Vbg1.20Vの値は、温度に対する依存性が極めて低いので、周囲温度が変化しても出力電圧Vbgの値は1.20Vの一定値に維持される。
このように本実施形態のバンドギャップ基準電圧発生回路2によれば、電源電圧Vccの値をH側しきい値VcH以上にすることなく、L側しきい値VccLより僅かに高い値で回路を立ち上げることができる効果を奏する。そして、その低い電源電圧Vccのままで温度安定性の極めて高い基準電圧が出力されるため、定常状態での消費電力を少なくできる効果も奏する。
(第2の実施形態)
図2に本発明の第2の実施形態であるバンドギャップ基準電圧発生回路2aの回路構成を示す。本実施形態のバンドギャップ基準電圧発生回路2aが第1の実施形態の図1に示したバンドギャップ基準電圧発生回路2と異なる点は、スイッチ回路15aの構成のみである。従って、図1と同一構成要素には同一符号が付してある。
スイッチ回路15aは、第8、第9、第10、第11の抵抗R8、R9、R10、R11、演算増幅器OP1、第4、第5のNPNトランジスタQ8、Q9により構成される。演算増幅器OP1の非反転入力端子はトランジスタQ7のエミッタに接続されており、バンドギャップ回路部11とトランジスタQ6、Q7、抵抗R3、R4とにより生成される安定化された出力電圧Vbg(以後、後述する出力電圧Voutと区別するためにバンドギャップ電圧Vbgという。)が入力される。
演算増幅器OP1の出力はトランジスタQ9のベースに接続され、トランジスタQ9のコレクタには第2の電源電圧Vcc2が供給される。トランジスタQ9のエミッタと接地線13との間には抵抗R10、R11が直列に接続され、その相互接続点16は演算増幅器OP1の反転入力端子に接続される。本実施形態のバンドギャップ基準電圧発生回路2aの最終的な出力電圧Voutは、トランジスタQ9のエミッタに接続された出力線17より取り出される。
演算増幅器OP1増幅率は高いので相互接続点16の電圧は、演算増幅器OP1の非反転入力端子への入力電圧であるバンドギャップ電圧Vbgに等しい。従って、最終的な出力電圧Voutは次のように計算される。
Vout=Vbg・(R10+R11)/R11 (8)式
即ち、出力Voutには、温度依存性の小さいバンドギャップ電圧Vbgを(R10+R11)/R11倍した電圧が出力される。演算増幅器OP1、トランジスタQ9がバンドギャップ電圧Vbgに対する電圧バッファとして働くため、出力線17からはかなりの負荷電流を引き出すことができる。
出力線16の接地線13との間には、更に抵抗R8、R9が直列に接続されている。その相互接続点18は、トランジスタQ6のコレクタと接地線13との間に接続されたトランジスタQ8のベースに接続されている。
出力電圧Voutが上昇し、相互接続点18の電圧がトランジスタQ8のベース−エミッタ間順方向電圧である約0.6V以上になろうとすると、トランジスタQ8にベース電流が流れてトランジスタQ8が導通する。トランジスタQ8が導通するとトランジスタQ6と接地線13とが短絡される。
即ち、本実施形態のスイッチ回路15aの場合、相互接続点18の電圧が約0.6Vより低い間はトランジスタQ6は非導通状態であり、約0.6V以上になると導通する。相互接続点18の電圧が約0.6Vになる時の出力電圧Voutの値は、0.6・(R8+R9)/R9の式で逆算され、その出力電圧Voutに対応するバンドギャップ電圧Vbgの値は(8)式から逆算される。
その逆算された電圧Vbgの値が例えば1.15Vとなるように抵抗R8、R9、R10、R11の値を設定しておけば、電源Vccの立ち上がりの際、バンドギャップ電圧Vbgが1.15Vに達するまではトランジスタQ6は非導通状態、その値を超えると導通状態となり、前述したスイッチ回路15と同じ動作をすることになる。
従って、本実施形態のバンドギャップ基準電圧発生回路2aも、第1の実施形態の回路の場合と同様に、電源電圧Vccの値をH側しきい値VcH以上にすることなく、L側しきい値VccLより僅かに高い値で回路を立ち上げることができる。そして、その低い電源電圧Vccのままで温度安定性の極めて高い基準電圧が出力されるため、定常状態での消費電力を少なくできる効果を奏する。
本発明のバンドギャップ基準電圧発生回路の構成図である。 本発明のバンドギャップ基準電圧発生回路の他の構成図である。 従来技術に係る図1相当図である。
符号の説明
図面中、1、2はバンドギャップ基準電圧発生回路、11はバンドギャップ回路部、12、12aは出力回路部、13は接地線、14は出力線、15はスイッチ回路、16は電源線、17は相互接続点、CP1はコンパレータ、Q1は第1のPNPトランジスタ、Q2は第2のPNPトランジスタ、Q3は第3のPNPトランジスタ、Q4は第1のNPNトランジスタ、Q5は第2のNPNトランジスタ、Q6は第4のPNPトランジスタ、Q7は第3のNPNトランジスタ、Q8は第4のNPNトランジスタ、R1は第1の抵抗、R2は第2の抵抗、R3は第3の抵抗、R4は第4の抵抗、R5は第5の抵抗、R6は第6の抵抗、Vccは電源電圧、Vbgは出力電圧(バンドギャップ電圧)を示す。

Claims (2)

  1. バンドギャップ回路部(11)と出力回路部(12a)とにより構成されるバンドギャップ基準電圧発生回路(2)であって、
    前記バンドギャップ回路部は、セル面積比が1:Nの第1、第2のPNPトランジスタ(Q1、Q2)と、第3のPNPトランジスタ(Q3)と、セル面積が等しい第1、第2のNPNトランジスタ(Q4、Q5)と、第1、第2の抵抗(R1、R2)から成り、第1、第2のPNPトランジスタのエミッタは電源線(16)に共通接続され、ベースは共通接続して第3のPNPトランジスタ(Q3)のエミッタに接続され、第3のPNPトランジスタのコレクタは接地線(13)に、ベースは第1のPNPトランジスタのコレクタに接続されており、第1、第2のNPNトランジスタはベースが共通に接続され、エミッタ間には第1の抵抗が接続され、第1のNPNトランジスタのコレクタは第1のPNPトランジスタのコレクタに、第2のNPNトランジスタのコレクタは第2のPNPトランジスタのコレクタに接続され、第2の抵抗は第2のNPNトランジスタのエミッタと接地線との間に接続された構成をなしており、
    前記出力回路部は、第4のPNPトランジスタ(Q6)と、第3のNPNトランジスタ(Q7)と、第3の抵抗(R3)と、第4の抵抗(R4)と、スイッチ回路(15)とから成り、第4のPNPトランジスタと第3のNPNトランジスタのベースは共に前記第2のPNPトランジスタのコレクタに接続され、第4のPNPトランジスタのエミッタは第3の抵抗を介して電源線(16)に接続されコレクタはスイッチ回路を介して接地線(13)に接続され、第3のNPNトランジスタのコレクタは電源線(16)に接続されエミッタは前記第2のNPNトランジスタのベースに接続され、第4の抵抗(R4)は第3のNPNトランジスタのエミッタと接地線との間に接続され該エミッタより出力電圧(Vbg)を取り出すように構成されており、
    前記スイッチ回路は、前記電源線(16)への電源電圧(Vcc)の投入開始以後、前記出力電圧が所定電圧以下の場合には前記第4のPNPトランジスタのコレクタと接地線(13)との間を開放状態に、所定電圧以上では短絡状態に保つように構成されていることを特徴とするバンドギャップ基準電圧発生回路。
  2. 前記スイッチ回路(15)は、前記第4のPNPトランジスタのコレクタと接地線(13)との間に接続した第4のNPNトランジスタ(Q8)と、電源線(16)と接地線との間に直列に接続した第5、第6の抵抗(R5、R6)と、それら抵抗の相互接続点(17)の電圧を反転入力端子に、前記出力電圧(Vbg)を非反転入力端子に受けるコンパレータ(CP1)と、該コンパレータの出力端子と前記第4のNPNトランジスタのベースとの間に接続した第6の抵抗(R7)とにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載のバンドギャップ基準電圧発生回路。

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