JP4238254B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像データとは異なる、コピー禁止やコピー牽制等の特定情報が入力された場合に特定情報に応じた処理を実行する画像処理装置に関する。
画像処理装置に入力される画像情報には、原稿の不正な処理を防止するために、画像データとは別に、コピー禁止情報やコピー牽制情報等の特定情報が埋め込まれている。
画像処理装置では、入力された画像情報に特定情報が含まれていることを検出すると、その特定情報に応じて所定の処理がなされる。また、画像処理装置では、原稿にゴミや異物等が付着した状態で原稿を読み取られた場合、埋め込まれた特定情報を検出できなくなるおそれがある。
このような特定情報の誤判別を防止するために、検出する特定情報数に閾値を設け、原稿読取時などの画像情報の入力時に、検出した複数(5〜6個)の特定情報が前記閾値を超えた場合にのみ、その特定情報に盛り込まれた処理を実行するようにしている。
特許文献1には、画像データの特徴量データと、ROMに予め格納された紙幣や有価証券などの特定画像の特徴量データとを比較し、画像データの種類毎に画像データの特徴量データと特定画像の特徴量データの一致率の閾値を設定し、前記一致率が閾値以上であった場合に画像データの画像形成を行なわないようにして不正コピーを禁止した画像形成装置が開示されている。
特開2001−94771号公報
ところで、原稿サイズが小さい場合、必然的に特定情報数も少なくなり、検出された特定情報数が閾値を超えない場合がある。例えば、図3は文字や記号等の多数の特定情報を配列した例を示す。同図(A)はA4サイズの用紙に特定情報44をシーケンシャルに配置した例を、(B)はA4サイズの用紙に特定情報44をランダムに配列した例を示す。同図(C)は同図(A)の用紙が複数のラベル紙に分割された場合を示し、同図(D)は同図(B)の用紙が複数のラベル紙に分割された場合を示す。同図(C)(D)に示すように、A4サイズの用紙が複数のラベル紙に分割される場合、特定情報44aがラベル紙41の境界を跨ぎ、途中で途切れる場合がある。
この場合、画像処理装置の検出部では、途切れた情報44aは特定情報として認識せず、その結果、特定情報数が閾値を超えず、コピー禁止などの特定情報に対応した処理を正しく実行できないという課題があった。
本発明は、上記に鑑み、原稿サイズに応じて閾値を可変とし、コピー禁止等の特定情報に応じた処理を確実に実行できる画像処理装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、特定情報が埋め込まれている原稿の読取りを行ったとき、前記特定情報の数が閾値以上の場合、前記原稿の読取りによって得た画像データに対して、前記特定情報が要求する処理を行う画像処理装置において、前記原稿の読取範囲が所定サイズ未満のときは、原稿の読取範囲が小さいほど前記閾値を小さく、また、原稿の読取範囲が大きいほど前記閾値を大きく設定し、前記原稿の読取範囲が所定サイズ以上のときは前記閾値を変化させないことを特徴とする。
上記構成によると、特定情報読取範囲の大きさに応じて閾値を変更するので、特定情報読取範囲のサイズが小さく、そのため特定情報数が少なくても低い閾値を設定することにより、検出数が閾値を上回り、特定情報を認識することができる。そのため、コピー禁止などの特定情報に応じた処理を正しく実行することができる。
ここで、特定情報とは、コピー禁止やコピー牽制、送信禁止等、本来の画像データとは異なる情報をいう。この特定情報は、特定の文字や記号、図形等が直線状あるいは曲線状に配列されて特定のパターンを構成する。
特定情報数閾値の変更は、特定情報読取範囲の大きさに応じて行なう。特定情報読取範囲は、例えば、記録媒体の大きさに応じて画定することができる。記録媒体は、情報の記録、伝達および保管に用いられる媒体であって、用紙等の紙媒体のほか、電磁的記録媒体および光学的記録媒体を含む。記録媒体の大きさは、例えば、面積で判断する。また、記録媒体の大きさは、通常、スキャナー等の読取装置で読み取る用紙のサイズから認識する。電磁的記録媒体や光学的記録媒体の場合、記録媒体の大きさとは、1ページのサイズに相当する大きさをいう。
また、特別の場合、特定情報読取範囲は、画像情報の中から抽出した陰影情報に基づいて画定する。例えば、宛名ラベル紙が貼られた封筒の画像情報をスキャナーで読み取る場合、原稿サイズセンサで読み取った封筒のサイズ以外に、貼付された宛名ラベル紙の周縁にラベル紙厚によって段差が生じ、ラベル紙の周縁に陰影が生じる。この陰影情報を特定情報が付与された読取範囲と認識し、その読取範囲に応じた閾値を設定する。
そして、陰影情報により画定された読取範囲に付与されている特定情報数を前記閾値と比較し、特定情報数が閾値を超えている場合、その特定情報に応じた処理を実行する。
画像処理装置に入力される画像情報は、通常、スキャナー装置によって読み取られる情報であるが、これに限らず、ハードディスクに格納された画像情報や、ネットワークを通じて受信された画像情報であってもよい。ハードディスクに格納された画像情報から記録媒体の大きさを認識する場合は、管理部に格納されたヘッダ情報から1ページのサイズ情報を得ることができる。
また、特定情報読取範囲の大きさが小さいほど閾値を小さくし、読取範囲が大きいほど、閾値を大きく設定する。また、特定情報読取範囲の大きさが所定サイズ未満では前記閾値を特定情報読取範囲の大きさに応じて変化させ、特定情報読取範囲の大きさが所定サイズ以上のときは前記閾値を変化させないようにすることもできる。特定情報が多すぎる場合に生じる印刷画像の違和感を解消するためである。
なお、宛名ラベル紙のように分割可能な用紙としては、タグ紙あるいは名刺等を例示することができ、これらは一枚の用紙から複数枚に分割可能になっており、分割して他の原稿(用紙)に貼付して使用される。
以上のとおり、本発明によると、原稿の読取範囲が小さいときには、原稿の読取範囲が大きいときよりも低い閾値に設定されるので、読み取り範囲のサイズが小さく、そのため特定情報が少なくても低い閾値の設定により、検出数が閾値を上回り、特定情報を認識することができる。そのため、コピー禁止などの特定情報に応じた処理を正しく実行することができる。また、原稿の読取範囲が所定サイズ以上のときは前記閾値を変化させないので、特定情報が多すぎる場合に生じる印刷画像の違和感を解消することができる。
本実施形態の画像処理装置を図1に示す。本画像処理装置は、コピーモード、プリンタモード、スキャナモードおよびファクシミリモードを有するデジタル複合機であり、原稿を読み取って画像データを入力する画像読み取り部1と、ユーザの入力を受け付ける操作部2と、入力された画像データの印刷を行う画像形成部3と、画像データを保存するハードディスク装置4と、外部機器とのデータ通信を行う通信部5と、ファクシミリ装置6と通信するためのFAXモデム7と、装置全体の制御情報や設定情報等を記憶している管理部8と、装置全体の制御を司るCPUからなる機器制御部9とを備えている。
画像読み取り部1は、画像を入力する画像入力手段として機能し、CCD10といった撮像素子と、原稿台や自動原稿送り装置(ADF)にセットされた原稿を検知する原稿検知センサ11とを有する。CCD10によって読み取られた画像の画像データは画像形成部3に出力される。
操作部2は、操作パネルを備え、各種入力キーからなる入力部12と、液晶ディスプレイ等の表示部13とを有する。装置全体の操作や各種設定の入力が行われ、入力内容や装置全体の動作状況が表示される。なお、表示部13は、タッチパネルとされ、入力部としても機能する。
画像形成部3は、入力された画像データを記憶するローカルメモリ20と、レーザ走査ユニットを有する印字部21と、手差しトレイ、カセットトレイを備えた給紙部22と、排紙トレイを備えた排紙部23と、画像処理部24と、暗号化複合化部25とを有する。
ローカルメモリ20は、SDRAM、フラッシュメモリ等の読み書き可能な半導体メモリを用いる。ローカルメモリ20は、入力された画像データを記憶する領域と、出力するための画像データを記憶する領域とに分割されている。なお、1つのローカルメモリ20を分割して使用する代わりに、2つのローカルメモリ20を入力用と出力用として、それぞれ使用してもよい。
入力された画像データはローカルメモリ20に記憶される。ローカルメモリ20は、古い画像データに新しい画像データを上書きすることにより、画像データを記憶する。画像データは、画像処理部24によって圧縮、伸張、加工等の画像処理が行われ、ローカルメモリ20に記憶される。画像処理された画像データが印字部21、ハードディスク装置4あるいは機器制御部9に出力される。印字部21は、ローカルメモリ20に記憶された画像データに基づいて、給紙部22から供給される記録シートに画像を印刷する。
通信部5は、LANケーブルを介してルータ、スイッチングハブ等に接続され、パソコン、サーバ等の情報処理装置30によって形成されたネットワークと接続される。ネットワークは、電話回線網や光ファイバ等の通信回線を介してインターネットに接続される。通信部5は、ネットワーク内の情報処理装置30とデータの送受信を行うとともに、インターネットを通じて外部の情報処理装置30やファクシミリ装置31とデータや電子メールの送受信を行う。FAXモデム7は、電話線を介して電話回線網に接続され、外部のファクシミリ装置6とファクシミリ通信を行う。
機器制御部9は、操作部2からの入力や外部機器からのデータ入力があると、管理部8に記憶されている情報に基づいて各部を制御して、入力された画像データを処理する。すなわち、入力された画像データに対してコピーモード、プリンタモード、スキャナモード、ファクシミリモードのいずれかを実行して、入力された画像データを所望の形態で出力する。
ハードディスク装置4は、画像データを一時的に保存する。暗号化復号化部25は、画像データに対して暗号化処理あるいは復号化処理を行う。ハードディスク装置4に画像データが保存されるとき、暗号化復号化部25によって、画像データは暗号化される。ハードディスク装置4から暗号化された画像データを読み出すとき、画像データは復号化される。
また、ハードディスク装置4は、画像データ以外のデータとして、データの処理に関する管理情報を記憶する。管理情報としては、ファイリング管理情報、送信先管理情報、履歴管理情報である。ファイリング管理情報は、入力された画像データを保存したファイルのリストである。送信先管理情報は、ファクシミリ通信における送信先のリストである。履歴管理情報は、実行した処理内容のリストである。
そして、ハードディスク装置4の画像データを消去する消去手段32を備えている。消去対象の画像データは、処理作業エリアに記憶されているデータである。機器制御部9が、画像データを処理して出力した後に消去手段32の動作を制御する。消去手段32は、ランダムなデータや無意味なデータを上書きしたり、あるいはデータを消去したりして、記憶されていた画像データを読み取り不可能にして、元の画像を再現できないように無効化する。なお、消去手段32は、ローカルメモリ20に対しても、上書きにより古い画像データを消去する、あるいは画像データを消去することによって、画像データを無効化するようにしてもよい。なお、ハードディスク装置4に記憶されている管理情報は、機器制御部9からの指令がない限り消去されない。
次に、各モードを実行するときの動作を説明する。まず、コピーモード時には、画像読み取り部1により読み取られた原稿の画像データが、画像形成部3から複写物として出力される。具体的には、読み取り位置にセットされた原稿の画像をCCD10によって読み取る。CCD10から出力された画像データは、画像処理部24により、ローカルメモリ20上で画像処理され、出力画像として完成される。一旦ローカルメモリ20からハードディスク装置4に転送されて保存される。原稿が複数ある場合は、この読み取り、記憶の動作が繰り返される。
その後、操作部2から指示された処理内容に基づいて、ハードディスク装置4に保存された画像データが適切なタイミングで順次読み出され、ローカルメモリ20に送られる。そして、印字部21への書き込みタイミングに合わせて、画像データがローカルメモリ20から印字部21へと転送され、給紙部22から供給されたシート材に画像が印刷され、シート材は排紙部23により排出される。
また、読み取った画像データを複数枚印刷する場合も同様に、画像データが出力画像としてページ単位でハードディスク装置4へ記憶され、出力するモードに合わせてハードディスク装置4からローカルメモリ20に送られる。ローカルメモリ20の画像データは、出力枚数の分だけ繰り返し、印字部21への書き込みタイミングに合わせて印字部21へ転送される。
プリンタモード時には、情報処理装置30から出力された画像データが、出力処理される。すなわち、情報処理装置30からの画像データが、通信部5により受信される。機器制御部9は、入力された画像データをローカルメモリ20に送り、出力する画像データとしてページ単位に展開し、一旦ハードディスク装置4に保存する。そして、画像データは、ハードディスク装置4からローカルメモリ20に送られ、コピーモードの場合と同様にして印字部21へと転送され、画像がシート材に印刷される。
スキャナモード時には、画像読み取り部1において読み取られた原稿の画像データが、ネットワークを通じて任意の情報処理装置30にデータ通信される。すなわち、CCD10から出力された画像データは、ローカルメモリ20上で画像処理されて出力画像として完成され、一旦ハードディスク装置4へ保存される。そして、送信するとき、画像データがハードディスク装置4からローカルメモリ20に送られ、機器制御部9は、操作部2を介して指示されたネットワーク内の送信先との通信を確立させ、通信部5から目的の送信先に画像データを送信する。同様に画像データは、通信部5によりネットワークからインターネットを通じて、外部の情報処理装置30やファクシミリ装置31にも送信される。また、機器制御部9は、ファクシミリモード時にも同様の動作によって、FAXモデム7から電話回線を通じてファクシミリ装置6に画像データを送信する。
上記のように画像入力手段から入力された画像の処理が完了したとき、消去手段32がハードディスク装置4に保存された画像データを消去する。
また、機器制御部9は、暗号化の指示があったとき、暗号化復号化部25を制御して、画像処理された画像データを暗号化キーにより暗号化する。この暗号化処理は、AES(Advanced Encryption Standard)等の公知のアルゴリズムによって演算処理する。暗号化された画像データは、ハードディスク装置4やメモリ20に記憶される。
また、機器制御部9は、入力された画像データの中に存在する特定情報44を検出する特定情報検出手段を備え、その検出結果に基づいて特定情報44に含まれる処理を実行するようになっている。特定情報は、特定の文字や記号、図形等が直線状あるいは曲線状に配列されて特定のパターンを構成する。機器制御部9では、入力された画像データから前記特定パターンを検出して特定情報であることを認識する。
すなわち、機器制御部9は、図4に示すように、画像データと共に特定情報44が入力されたときに、特定情報44を検出してその数をカウントし、そのカウント数がn個以上のときは特定情報に応じた処理を行なう。例えば、特定情報がコピー禁止処理である場合、印刷を禁止する処理を実行する。特定情報のカウント数がn個に達しない場合や特定情報が存在しない場合、そのまま印刷などの処理を実行する。
この場合、機器制御部9では、入力された特定情報44の検出数に応じて特定情報を採用するか否かを決定する閾値Nを特定情報読取範囲の大きさに応じて可変する。すなわち、機器制御部9では、特定情報読取範囲の大きさを認識する読取範囲認識部と、該読取範囲認識部からの認識サイズに応じて特定情報数の閾値を可変する閾値可変部とを備えている。
特定情報読取範囲は記録媒体43の大きさに応じて、あるいは入力された画像情報の中から抽出した陰影情報42に基づいて画定する。
記録媒体43の大きさは、入力された原稿サイズから検出する。原稿サイズは、図5に示すように、画像読み取り部1に設けられた複数の原稿サイズ検知センサ11からの出力に基づいて検出する。画像読み取り部1には、その周縁部の縦辺のW,X,Y,Zの位置に、また、横辺のA,B,Cの位置にそれぞれ原稿検知センサ11が配列されている。定型サイズの原稿を検出する場合、図6のテーブルに示すセンサー入力があった場合、左欄の用紙サイズであると認識される。
しかし、読み取り部1に載置された原稿43が不定形サイズの場合には、例えば、図5に示す原稿43の場合、原稿サイズ検知センサー11の「W」だけがONとなる。この場合、読取範囲認識部では、横方向は「A5R」以下、縦方向は「A5」以上、「A5R」以下と認識し、原稿の読み取り領域を「A5R」と特定する。このように、不定形サイズの原稿を検出した場合、原稿サイズ検知センサー11から得られたサイズ情報よりも1つ大きい原稿を選択して、不定形サイズの原稿の特定情報読取範囲とすることができる。
図7は用紙サイズと設定閾値との関係を示す図、図8は用紙面積と特定情報数の閾値との関係を示す図である。機器制御部9では、図7のテーブルに示すように、用紙サイズに応じて特定情報数の閾値を設定しておく。閾値は、図8に示すように、その面積に応じて可変としておく。用紙面積が6000mm未満の場合の閾値はN1、6000〜16000mm未満の場合はN2、16000〜66000mm未満の場合はN3、66000mm以上の場合はN4とする(ただし、Nは整数で、N4>N3>N2>N1)。
66000mm以上のサイズの場合、閾値を高く設定すると、特定情報数が増えて印刷画像に違和感を感じるおそれがあるため、所定サイズ(例えば、66000mm)以上のときは閾値を変化させないようにする。図7のA1サイズからA3サイズおよびB1サイズからB4サイズでは閾値を変化させないようにしている。
逆に、名刺サイズの場合、図3(C)(D)に示すように、特定情報44aが切断線45を跨ぐ形になり、名刺サイズに入る特定情報44が少なくなる。そのため、閾値N1を下げるように設定している。
また、読取範囲認識部では、図9に示すような封筒40にラベル紙41が貼付されている場合、画像読み取り時にラベル紙41の紙厚により封筒40との境界に陰影42が生じる。通常、封筒40を原稿サイズと認識した場合、特定情報はラベル紙内にのみ存在するので、原稿サイズの大きさに関わらず、特定情報数が不足することになり、特定情報と認識しない処理を行なうおそれがある。
これを回避するため、機器制御部9の読取範囲認識部では、原稿サイズ情報のみならず、ラベル紙41の陰影情報も認識するように設定される。
図10にその制御フローチャートを示す。図に示すように、画像読み取り部1で原稿サイズ検知センサ11により原稿サイズを読み取る。この際、センサー入力を確認し、特定情報が検出されたか否かを判断する。特定情報があれば、特定情報の数をカウントし、画像処理部で画像処理を行なった後、次に、陰影情報の有無を検出して、特定の陰影情報、例えば、ラベル紙などによって形成される矩形の陰影情報が存在すれば、この陰影情報から特定情報の読取範囲を特定する。
特定の読取範囲から、その大きさ、例えば面積を算出し、その面積から用紙サイズに応じた特定情報数閾値を図8に示すテーブルから算出する。そして、特定情報数が閾値以上か否かを判定し、特定情報数が閾値以上のときは読取を中止し、特定情報に応じた処理を実行する。例えば、印刷処理を中止する。
特定情報数が閾値よりも少ない場合や、特定情報が検出されなかった場合、読取りが完了するまで、上記処理を繰り返し、読取が完了すれば、印刷、送信または記憶などの処理を実行する。
このように、本実施形態では、特定情報読取範囲の大きさに応じて閾値を変更するので、特定情報読取範囲のサイズが小さく、そのため特定情報数が少なくても低い閾値の設定により、検出数が閾値を上回り、特定情報を認識することができる。そのため、コピー禁止などの特定情報に応じた処理を正しく実行することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。画像処理装置として、コピーモードおよびファクシミリモードを有する複合機であってもよく、さらにはコピー機、ファクシミリ装置といったように単一のモードだけの専用機であってもよい。
本発明に係る画像処理装置の概略構成を示す図 (A)〜(D)は分割可能な記録用紙の例を示す図 (A)〜(D)は分割可能な記録用紙に特定情報を付与した例を示す図 特定情報読取時の画像処理制御を示すフローチャート 原稿検知センサを用いた原稿サイズの検出方法を示す図 原稿検知センサからの入力結果と用紙サイズとの関係を示す図 用紙サイズと設定閾値との関係を示す図 用紙面積と特定情報数の閾値との関係を示す図 原稿が宛名ラベル紙を貼付した封筒である例を示す図 宛名ラベル紙を貼付した封筒等の特定情報読取時の画像処理制御を示すフローチャート
符号の説明
1 画像読み取り部
2 操作部
3 画像形成部
4 ハードディスク装置
5 通信部
9 機器制御部
12 入力部
13 表示部
14 操作キー
20 ローカルメモリ
21 印字部
25 暗号化復号化部
30 情報処理装置
40 封筒
41 ラベル紙
42 陰影
43 原稿(用紙)
44 特定情報
44a 途切れる特定情報

Claims (3)

  1. 特定情報が埋め込まれている原稿の読取りを行ったとき、前記特定情報の数が閾値以上の場合、前記原稿の読取りによって得た画像データに対して、前記特定情報が要求する処理を行う画像処理装置において、
    前記原稿の読取範囲が所定サイズ未満のときは、原稿の読取範囲が小さいほど前記閾値を小さく、また、原稿の読取範囲が大きいほど前記閾値を大きく設定し、前記原稿の読取範囲が所定サイズ以上のときは前記閾値を変化させないことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記原稿がA1サイズからA3サイズ、およびB1サイズからB4サイズの場合、前記閾値を変化させないことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記原稿上にラベル紙が貼られている場合、ラベル紙の紙厚によりラベル紙の周縁に生じる矩形の陰影情報を読取り、その陰影に囲まれたラベル紙の貼付け面積を算出し、その面積に応じた特定情報数閾値を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
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