JP4236522B2 - ラベル付き容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キラキラとした外観を呈するラベル付き容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、特開2000−344280号公報や特開2001−322618号公報に記載されているように、複数の縦リブが周方向に所定間隔をおいて複数突設された容器体の胴部に、熱収縮性筒状ラベルが装着されたラベル付き容器が知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−344280号公報(第3頁[0019]−[0021]、及び図1など)。
【特許文献2】
特開2001−322618号公報(第3頁[0014]、[0019]、及び図1など)。
【0004】
かかる容器体は、隣合う縦リブの間に空洞部を有するので、断熱性を有し、例えばインスタント麺などの即席食品や電子レンジで加熱する食品などのように加温される内容物などを収納する容器体として好適である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記ラベル付き容器のラベルには、商品名や広告的表示などの所定の意匠印刷が施されているが、意匠印刷以外の手段で、消費者の興味を引くような装飾性に優れたものが望まれている。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みて、視覚に訴えて消費者の興味を引く装飾が施されたラベル付き容器を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、容器体の形状及び熱収縮性ラベルの熱収縮特性に着目し、下記の手段を講ずることにより本発明を完成した。
すなわち、本発明は、周方向に複数の頂部を有し且つ隣合う頂部を結んだ形状が多角形状をなす胴部を有する容器体と、熱収縮性筒状ラベルとを備え、前記熱収縮性筒状ラベルが前記容器体の胴部に熱収縮装着され、前記熱収縮後の熱収縮性筒状ラベルの外面に、光沢性の異なる高光沢部と低光沢部が容器体の周方向又は縦方向の何れかの方向に間隔をおいて交互に設けられている部分を有し、前記高光沢部と低光沢部が前記容器体の頂部に跨って前記熱収縮性筒状ラベルが前記容器体の胴部に装着されているラベル付き容器に係る。
【0008】
上記ラベル付き容器は、熱収縮性筒状ラベルの外面に、高光沢部と低光沢部が、容器体の周方向又は縦方向に間隔をおいて交互に設けられているので、光沢上のコントラストを有する。ラベルは、周方向の隣合う頂部を結んだ形状が多角形状をなす胴部に、熱収縮によって装着されているので、該ラベルの装着形状は、頂部の対応部分に於いて角部が形成され且つ隣合う頂部間に於いて平面部が形成された、全体として略多面体状となる。さらに、ラベルは、前記高光沢部と低光沢部が容器体の頂部に跨って装着されている。
かかるラベルの光沢コントラスト及び多面体形状により、例えば、ある平面部に存在する高光沢部が明るく輝いて見え、又、見る角度を変えると、角部を境に光の反射角が変わるので、他の平面部に存在する高光沢部が明るく輝いて見える。よって、ラベル付き容器は、キラキラと輝く外観を呈する。
【0009】
また、本発明は、放射方向に突出する縦リブが周方向に間隔をおいて複数形成された胴部を有する容器体と、熱収縮性筒状ラベルとを備え、前記熱収縮性筒状ラベルが前記容器体の胴部に熱収縮装着され、前記熱収縮後の熱収縮性筒状ラベルの外面に、光沢性の異なる高光沢部と低光沢部が容器体の周方向又は縦方向の何れかの方向に間隔をおいて交互に設けられている部分を有し、前記高光沢部と低光沢部が前記容器体の縦リブに跨って前記熱収縮性筒状ラベルが前記容器体の胴部に装着されているラベル付き容器に係る。
【0010】
かかるラベル付き容器は、縦リブの頂部に於いて角部が形成され、且つ隣合う縦リブの頂部間に於いて平面部が形成された多面体状にラベルが装着されるので、上記と同様に、見る角度によって、各高光沢部の輝きが変化するキラキラとした外観を呈する。
さらに、縦リブは放射方向に突出しているので、隣合う縦リブの間に空洞部を有し、従って、装着されたラベルの外面に、縦リブの頂部に起因する縦線が透けて見え、更に変化に富んだ外観が創出される。
【0011】
また、本発明の好ましい態様では、高光沢部の全部又は一部が、縦リブの頂部に跨って設けられた上記ラベル付き容器に係る。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
図1及び図2に於いて、1は、有底筒状の容器体2に熱収縮性筒状ラベル3が熱収縮によって装着されたラベル付き容器を示す。
【0013】
具体的には、容器体2は、ポリプロピレンなどの合成樹脂製射出成形体からなり、底部21が閉塞され且つ上面が開口されていると共に、下方に向かうに従い縮径する胴部22を有する略バケツ形状に形成されている。この底部21の周囲には、自立させるための接地部23が下方に突設されており、底部21の外面には、この接地部23で囲繞されるように、内側に凹んだ凹部24が形成されている。また、容器体2の上端周縁部には、ガスバリア性のラミネート材などからなるシート状蓋25が剥離可能な状態で貼着され、これにより上面開口部26が閉塞されている。さらに、胴部22の外壁面22aには、容器体2の中心から放射方向に突出された突部が縦方向X(上下方向)に連続的に繋がった縦リブ27が設けられており、同一形状の縦リブ27が、容器体2の周方向Y全体に所定間隔をおいて複数条設けられている。従って、この容器体2は、その隣合う縦リブ27の頂部27aを直線で結んだ横断面形状が正多角形状を成している。尚、28は、縦リブと胴部の外壁面の間で区画される空洞部を示し、29は、縦リブが形成されていない(凹凸のない平坦な)円筒状の胴部上方部を示し、30は、該胴部上方部29の外面に熱収縮性筒状ラベル3を接着するためのホットメルト接着剤層を示す。
【0014】
この容器体2の胴部22及び底部21の一部を被覆するように、熱収縮性筒状ラベル3が熱収縮によって外嵌装着されており、装着状態で、図2に示すように、この熱収縮性筒状ラベル3は、上記容器体2の縦リブ27の頂部27aを結んだ形状と略同形となっている。すなわち、シュリンク装着されたラベル3は、容器体2の隣合う縦リブ27,27間に於いて縦方向Xに延びる平面部3aが形成され、且つ縦リブ27の頂部27a対応位置で折れ曲がった角部3bが形成されており、全体として、この平面部3aが角部3bを介して繋がった略多面体状に形成されている。
シュリンク装着前の熱収縮性筒状ラベル3は、熱収縮性フィルム31をセンターシールした筒状体であり、このフィルム31の内面31a(容器体2と接する面)には、商品名や広告的表示などの意匠印刷層32が単色又は多色刷りにて印刷されていると共に、内面上部には、ホットメルト(感熱接着樹脂)の溶液を塗布し乾燥したホットメルト接着剤層30が設けられている。一方、このフィルム31の外面31bには、光沢性の異なる部分を有する装飾表示部33が、周方向Y全体に且つ縦方向Xに所定高さで設けられている。この装飾表示部33は、光沢性の高い高光沢部34と、これよりも光沢性の低い低光沢部35とからなり、両部34,35が、周方向Y及び縦方向Xに所定間隔をおいて交互に設けられている。この低光沢部35は、フィルム31の外面31bにマット印刷されたマット印刷部からなり、高光沢部34は、マット印刷が施されていない部分(フィルム31の外面31aが露出した部分)からなる。
【0015】
より具体的には、マット印刷によってフィルム31の外面31bに、対角線が周方向Yと平行となるように正面視菱形形状の低光沢部35(マット印刷部)が設けられ、かかる形状の低光沢部35が、周方向Y及び縦方向Xに所定間隔をおいて規則的(隣合う菱形形状の頂角を共通させた状態)に且つ交互に複数配列されている。各低光沢部35の間は、正面視菱形形状にフィルム31の外面31bが露出しており、この露出部分たる高光沢部34も同様に、周方向Y及び縦方向Xに所定間隔をおいて規則的に且つ交互に配列されている。従って、装飾表示部33は、同一菱形格子中に、高光沢部34と低光沢部35が、規則的に且つ交互(千鳥状)にそれぞれ配列されている。よって、高光沢部34と低光沢部35の面積比は略50:50である。また、ラベル3は、少なくとも高光沢部34が、縦リブ27の頂部27aに跨るように容器体2に装着されている。
尚、容器体2の形状によって、(例えば縦方向に於いて)ラベル3の熱収縮率が異なることがあるので、シュリンク装着されたラベル3は、全ての高光沢部34及び低光沢部35の形状が必ずしも同一形状にならない場合がある。つまり、複数の高光沢部34及び低光沢部35の形状は、熱収縮前に於いて同一形状に形成されており、シュリンク装着後に於いては実質的に同一形状であるが、収縮率が大きい部分は、その大きさが小さくなっている。
【0016】
次に、ラベル3に使用する熱収縮性フィルム31は、特に限定されず、例えば、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体などのスチレン系樹脂、環状オレフィン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、又は2種以上の混合物などからなり、公知の製膜法により製膜し、延伸することにより得られた無色透明なフィルムを用いることができる。また、内面31aの意匠印刷層32が透視可能な程度に着色されたフィルムを用いてもよい。延伸処理は、通常、70〜110℃程度の温度で、幅方向(筒状ラベルとした場合に周方向)に2.0〜8.0倍、好ましくは3.0〜7.0倍程度延伸することにより行われる。さらに、必要に応じて、長手方向(筒状ラベルとした場合に縦方向)にも、例えば1.5倍以下の低倍率で延伸処理を行ってもよい。得られたフィルムは、一軸延伸フィルム又は主延伸方向と直交する方向に若干延伸された二軸延伸フィルムとなり、少なくとも幅方向に於ける熱収縮率(80℃の温水中に10秒間浸漬)が約30%以上、好ましくは約40%、より好ましくは約50%以上のフィルムを用いることが好ましい。尚、フィルムの厚みは、20〜90μm程度、好ましくは30〜70μm程度に形成される。
【0017】
また、低光沢部35を構成するマット印刷は、例えば、シリカ、アルミナ、タルク、クレー、酸化チタン、炭酸バリウムなどの無機粒子や、アクリル酸などのアクリル系単量体と架橋性単量体との共重合体などの架橋高分子などの艶消し剤がビヒクル(必要に応じて配合される着色剤やその他助剤)に配合されたマットインキを用い、グラビア印刷などで塗工することができる。尚、マットインキは、内面31aの意匠印刷層32が透視できる程度に艶消し剤が配合されており(有色の場合には意匠印刷層32が透視できる程度の色彩)例えば、シリカの場合、5〜20重量%程度配合すればよい。
高光沢部34と低光沢部35の光沢性については、両部34,35の光沢差が視認できる程度であれば特に限定されない。また、高光沢部34の光沢度については特に限定されないが、余りに低いと輝き効果に劣るので、その光沢度(JIS K7105の60度鏡面に準じた測定値)が、概ね80%以上、好ましくは100%以上とするのが好ましい。低光沢部35については、マット印刷により、艶消し状、すりガラス状にされていることが好ましい。
【0018】
上記ラベル付き容器1は、熱収縮性筒状ラベル3を、容器体2の胴部22及び底部21の下方へ少し延出させた状態で外嵌し、所定の熱収縮温度でラベル3を熱収縮させることにより、製造することができる。
このように複数の縦リブ27を有する容器体2の胴部22にラベル3を熱収縮させると、最短距離に収縮する熱収縮フィルム31の性質上、隣合う縦リブ27,27間において直線状に収縮し、且つ縦リブ27の頂部27aで折れ曲がった状態で収縮し、装着されたラベル3の全体形状は、角部3bの両側に平面部3aが繋がった略多面体状となる。そして、このラベル3の外面31aには、高光沢部34と低光沢部35が周方向Y及び縦方向Xに交互に設けられているので、光沢上のコントラストが生じ、見る角度(光の反射角)によって、ある平面部3aに存在する高光沢部34が明るく輝いて見え、又、見る角度を変えると他の平面部3aの高光沢部34が明るく輝いて見える。従って、ラベル付き容器1は、キラキラと輝いた外観を呈する。
特に、高光沢部34が、容器体2の縦リブ27の頂部27aに跨った位置となるように装着されているので、角部3bを境にして高光沢部34が連続し、キラキラ感が明確に創出される。
【0019】
また、上記容器体2は、縦リブ27間に空洞部28を有するので、光の方向によって異なるが空洞部28に対応するラベル3の平面部3aは比較的暗くなり、この明暗差によって、装着されたラベル3の外面31bに、縦リブ27の頂部27aに起因する縦線が透けて見える。
従って、この透視される縦線と高光沢部34及び低光沢部35のキラキラ感とが相俟って、ラベル付き容器1は、更に変化に富んだ外観が創出される。
さらに、高光沢部34及び低光沢部35は、図2に示すように、周方向Yと非平行な異なる2本の斜辺が交差する形状(上記菱形形状など)に形成されているので、ラベル付き容器1を周方向Yに回転させて見た場合に、高光沢部34がシャープな感じで輝き、よりキラキラとした外観を呈する。
【0020】
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲で、適宜の構成を付加、代用、設計変更などすることができる。以下、上記実施形態の変形例について、主として異なる部分を説明し、同様の構成については、用語及び図番を援用し、その説明を省略することがある。
(装飾表示部について)
上記実施形態に於いて、装飾表示部33は、周方向Yの全周に亘って設けられているが、例えば、周方向Yの一部に設けられていてもよく、又、ラベル3の外面全面に装飾表示部33が設けられていてもよい。装飾表示部33は、容器体2の胴部22の複数の頂部27aの全体を又は一部を被覆可能に設けられていれば、その位置や大きさは限定されない。
【0021】
(高光沢部及び低光沢部の形状及び配列などについて)
上記実施形態に於いて、高光沢部34と低光沢部35は、菱形形状に形成され、これが規則的に交互に配列されているが、例えば、図3に示すように、高光沢部34及び低光沢部35が長方形などの四角形に形成され、これが交互に配列されていてもよい。また、図4に示すように、両部34,35を所定高さの帯状に形成し、これを縦方向Xに交互に配列してもよく、又、図5に示すように、両部34,35を斜め帯状に形成し、これを交互に配列してもよい。その他、図6(a)に示すように、両部34,35を縦帯状に形成し、これを周方向Yに交互に配列したものや、同図(b)に示すように、高光沢部34(又は低光沢部)が周方向Y及び縦方向Xに於いて連続的に繋がった部分を有する形状にしたものでもよい。この同図(b)の変形例の場合、例えば、周方向Yで見た一部分(指示線Y1)では高光沢部34と低光沢部35が交互に設けられていないが、他の部分(指示線Y2)では、両部34,35が交互に設けられているので、本発明に含まれる。また、同図(c)に示すように、高光沢部35(又は低光沢部)を任意の形状に形成し、これを周方向Y又は縦方向Xに間隔をおいて配列したものなどでもよい。要は、周方向Y又は縦方向Xの少なくとも何れかの方向に於いて、高光沢部34と低光沢部35が間隔をおいて交互に配列された部分を有するように構成されていればよく、両部34,35の形状や配列の規則性又は不規則性などで限定されるものではない。但し、両部34,35の配列は、規則性を有し且つ上記菱形状又は長方形状で周方向Yと縦方向Xに交互に設けられたものが、非常にキラキラした変化に富む外観を呈するので好ましい。
また、上記実施形態に於いて、装飾表示部33は、光沢性の異なる2つの部分(高光沢部34と低光沢部35)で構成されているが、例えば、高光沢部34よりも更に光沢性に優れた部分を更に1つ以上設けるなどして、光沢性の異なる3つ以上の部分で装飾表示部33を構成してもよい。
【0022】
(高光沢部及び低光沢部の形成手段について)
上記実施形態に於いては、フィルム31の外面31bを高光沢部34とし、この上にマット印刷を施すことにより低光沢部35が設けられているが、高光沢部34及び低光沢部35の形成手段はこれに限られず、例えば、マット調の外面31bを有するフィルム31の外面31bに、艶ニスなどの光沢インキ(パール顔料を含有してもよい)を印刷して高光沢部34を構成してもよい。この場合、光沢インキが施されていない部分が低光沢部35に相当する。かかるマット調の外面31bを有するフィルム31としては、樹脂成分に艶消し剤を混合して製膜延伸して得られたフィルムや、外面31bにマットインキを印刷(コーティング)することによりマット層が設けられたフィルムや、艶消し処理として外面31bに粒子を吹き付けて微細な粗面が形成されたフィルムなどが例示される。
【0023】
(容器体について)
上記実施形態に於いて、容器体2は、縦方向X全長に延びる縦リブ27が周方向Y全体に均等に設けられているが、これに限られず、例えば、周方向Yの一部に複数の縦リブ27が設けられている容器体2でもよく、又、特開2000−344280号公報の図2に示すような、縦方向の一部に縦リブ27が設けられている容器体2を用いてラベル付き容器1を構成してもよい。また、隣合う頂部27aを結んだ形状が多角形状をなす容器体2としては、上記各例で示したような縦リブ27付きの容器体2が好ましいが、本発明はこれに限定されず、例えば、図7の(a)に示すように、隣合う頂部27aを結んだ線上に胴部外壁面22aが形成された胴部断面略多角形状(全体として多面体状)の容器体2を用いてラベル付き容器1を構成してもよい。
さらに、容器体2は、胴部22が略円筒状のものに限られず、例えば、同図(b)に示すように、楕円形の胴部22を有する容器体2でもよい。また、容器体2の全体形状としては、上記のような略バケツ状(カップ状)以外に、略ボトル状などでもよい。その他、容器体2は合成樹脂製以外に、アルミなどの金属製、ガラス製、セラミック製などでよく、又、即席麺などの食品、飲料、薬品、化粧品など各種のものを収納することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るラベル付き容器は、多面体状に装着されたラベルの外面に、高光沢部と低光沢部が容器体の周方向又は縦方向に間隔をおいて交互に設けられているので、ある高光沢部が輝いて見えたり見えなかったりし、見る角度によって、キラキラと輝く外観を呈する。従って、消費者などの視覚に訴え、同種商品の中にあっても、特に注目を集めることができる。
【0025】
また、縦リブが突出された容器体に、高光沢部と低光沢部を有するラベルが装着されたラベル付き容器は、該ラベルの外面に、縦リブの頂部に起因する縦線が透けて見える。従って、この透視される縦線と高光沢部及び低光沢部のキラキラ感とが相俟って、更に変化に富んだ外観が創出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラベル付き容器の一実施形態を示す概略正面図であって、縦方向中心軸で右半分を断面として現した縦断面を含む正面概略図。
【図2】図1の四角囲いA部分を斜め上から見た図であって、一部横断面を含む拡大斜視図。尚、低光沢部を墨塗りで示している(図3〜図6も同じ)。
【図3】ラベル付き容器の他の実施形態を示し、一部を抜粋して斜め上から見た図であって、図2と同様に一部横断面を含む拡大斜視図。
【図4】ラベル付き容器の他の実施形態を示し、一部を抜粋して斜め上から見た図であって、図2と同様に一部横断面を含む拡大斜視図。
【図5】ラベル付き容器の他の実施形態を示し、一部を抜粋して斜め上から見た図であって、図2と同様に一部横断面を含む拡大斜視図。
【図6】(a)〜(c)ともに、ラベル付き容器の他の実施形態を示し、その一部を抜粋した正面図。
【図7】(a)及び(b)ともに、容器体の他の実施形態を示す横断面図。
【符号の説明】
1…ラベル付き容器、2…容器体、21…容器体の底部、22…容器体の胴部、25…蓋、22a…胴部の外壁面、27…縦リブ、27a…縦リブの頂部、28…空洞部、3…熱収縮性筒状ラベル、3a…平面図、3b…角部、31…熱収縮性フィルム、31a…フィルムの内面、31b…フィルムの外面、32…意匠印刷層、33…装飾表示部、34…高光沢部、35…低光沢部、X…縦方向、Y…周方向

Claims (2)

  1. 周方向に複数の頂部を有し且つ隣合う頂部を結んだ形状が多角形状をなす胴部を有する容器体と、熱収縮性筒状ラベルとを備え、前記熱収縮性筒状ラベルが前記容器体の胴部に熱収縮装着され、前記熱収縮後の熱収縮性筒状ラベルの外面に、光沢性の異なる高光沢部と低光沢部が容器体の周方向又は縦方向の何れかの方向に間隔をおいて交互に設けられている部分を有し、前記高光沢部と低光沢部が前記容器体の頂部に跨って前記熱収縮性筒状ラベルが前記容器体の胴部に装着されていることを特徴とするラベル付き容器。
  2. 放射方向に突出する縦リブが周方向に間隔をおいて複数形成された胴部を有する容器体と、熱収縮性筒状ラベルとを備え、前記熱収縮性筒状ラベルが前記容器体の胴部に熱収縮装着され、前記熱収縮後の熱収縮性筒状ラベルの外面に、光沢性の異なる高光沢部と低光沢部が容器体の周方向又は縦方向の何れかの方向に間隔をおいて交互に設けられている部分を有し、前記高光沢部と低光沢部が前記容器体の縦リブに跨って前記熱収縮性筒状ラベルが前記容器体の胴部に装着されていることを特徴とするラベル付き容器。
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