JP5922444B2 - 模様付ブロー成形品の製法およびそれによって得られる模様付ブロー成形品 - Google Patents

模様付ブロー成形品の製法およびそれによって得られる模様付ブロー成形品 Download PDF

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Description

本発明は、文字や図形等の模様が付与された模様付ブロー成形品の製法と、それによって得られる模様付ブロー成形品に関するものである。
熱可塑性樹脂をブロー成形して得られる、いわゆるブローボトルは、薄肉で軽量でありながら耐久性にも優れ、安価に製造することができることから、化粧料容器や食品容器、薬品容器等、様々な用途に広く用いられている。
しかし、上記ブローボトルは、一般に、極性基がなく結晶化度の高いポリオレフィン系樹脂で成形されるため、印刷インクとの親和性がなく、そのままでは、印刷によって商品名や商品説明に関する表示を付与することができないという問題がある。また、これらの内容をラベルに表示してボトル表面に貼付することも考えられるが、ラベルを貼付するための接着剤に対しても親和性が小さいため、ラベルがすぐに剥がれてしまうという問題がある。
そこで、ブローボトル表面を、火炎処理やコロナ処理によって改質したり、大気圧プラズマ照射によって改質することによって、印刷インクや接着剤との親和性を高める方法(特許文献1を参照)や、ブロー成形の途中で、その中間体であるパリソン表面にインクを吹き付けて文字や図形等の模様を付与した後、金型を閉じて最終形状を付与することにより、上記模様を成形品の表面に固着させる方法(特許文献2を参照)が提案されている。
特開平10−310143公報 特開平11−170361公報
しかしながら、上記特許文献1のように、ブローボトル表面に改質処理を行うと、その改質処理時に、ボトル表面に傷が付いたりボトル形状が変形したりするおそれがあり、好ましくない。また、改質のために余分なコストがかかり、経済的でないという問題もある。
一方、上記特許文献2のように、パリソン表面に模様を印刷しようとすれば、金型近傍に、別途印刷装置を設置する必要があり、場所をとるだけでなく、金型内側が印刷インクで汚れるため、金型を開く都度、その内側に付着した残留インクを除去しなければならず煩雑な手間を要するという問題がある。また、金型による賦形時に、パリソン表面の模様が不鮮明になったり歪んだりしやすいという問題もある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、容易に剥げることのない、鮮明な色模様(文字等を含む)が立体的な凹凸模様とともに付与された、興趣に富む模様付ブロー成形品の製法と、それによって得られる模様付ブロー成形品の提供を目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、色材粒子が分散含有された透明樹脂からなる色材含有層を有し、その色材含有層表面に凹凸模様が付与されたブロー成形品を準備する工程と、上記ブロー成形品の外側から、上記凹凸模様を構成する凸部に向かってレーザ光を照射して凸部内側の色材粒子に到達させ、上記凸部に対応する位置に存在する色材粒子を焦がしてその色を変色させることにより、上記色材含有層の外側から視認できる色模様を現出させる工程とを備えた模様付ブロー成形品の製法を第1の要旨とする。
また、本発明は、そのなかでも、特に、上記色材含有層表面の凹凸模様の高低差が、0.02〜3.0mmであるブロー成形品を用いるようにした模様付ブロー成形品の製法を第2の要旨とし、上記色材含有層表面の凹凸模様を構成する各凸部の少なくとも頂面が、粗面になっているブロー成形品を用いるようにした模様付ブロー成形品の製法を第3の要旨とし、上記色材含有層の透明樹脂が、透明アイオノマー樹脂であるブロー成形品を用いるようにした模様付ブロー成形品の製法を第4の要旨とする。
さらに、本発明は、それらのなかでも、特に、上記色材粒子が、光輝性無機顔料であるブロー成形品を用いるようにした模様付ブロー成形品の製法を第5の要旨とし、上記色材粒子の平均粒子径が、1〜500μmであるブロー成形品を用いるようにした模様付ブロー成形品の製法を第6の要旨とし、上記色材粒子が、透明樹脂100重量部に対し、0.01〜20重量部含有されているブロー成形品を用いるようにした模様付ブロー成形品の製法を第7の要旨とする。
そして、本発明は、色材粒子が透明樹脂中に分散含有された色材含有層を有し、上記色材含有層の表面に凹凸模様が付与されているとともに、その凹凸模様を構成する凸部の内側に位置する色材粒子がレーザ照射による焦げた色になっておりその焦げた色の部分が、上記色材含有層の外側から色模様として視認されるようになっている模様付ブロー成形品を第8の要旨とする。
そして、本発明は、そのなかでも、特に、上記色材含有層表面の凹凸模様の高低差が、0.02〜3.0mmに設定されている模様付ブロー成形品を第9の要旨とし、上記色材含有層表面の凹凸模様を構成する各凸部の少なくとも頂面が、粗面になっている模様付ブロー成形品を第10の要旨とし、上記色材含有層の透明樹脂が、透明アイオノマー樹脂である模様付ブロー成形品を第11の要旨とする。
また、本発明は、それらのなかでも、特に、上記色材粒子が、光輝性無機顔料である模様付ブロー成形品を第12の要旨とし、上記色材粒子の平均粒子径が、1〜500μmである模様付ブロー成形品を第13の要旨とし、上記色材粒子が、透明樹脂100重量部に対し、0.01〜20重量部含有されている模様付ブロー成形品を第14の要旨とし、上記色材含有層の内側に、着色樹脂からなる内層が設けられている模様付ブロー成形品を第15の要旨とする。
なお、本発明において、「凹凸模様」とは、模様を構成する点や線が、全て凸部によって形成されていたり、あるいは全て凹部で形成されている場合も含む趣旨である。
すなわち、本発明の第1の要旨である模様付ブロー成形品の製法は、ブロー成形品として、色材粒子が分散含有された色材含有層を有し、その表面に凹凸模様が付与されたものを用い、その凹凸模様の凸部へのレーザ光照射によって、上記色材含有層に含有される色材粒子のうち、上記凸部に対応する配置で存在する色材粒子のみを焦がしその色を変色させて、色模様として現出させるようにしたものである。この製法によれば、鮮明で立体的に見える色模様を、短時間で簡単にブロー成形品に付与することができるため、従来の、ブロー成形品の表面改質処理やパリソンへの印刷等に比べて、製造の手間とコストを大幅に削減することができる。
そして、上記製法のなかでも、特に、上記色材含有層表面の凹凸模様の高低差が、0.02〜3.0mmであるブロー成形品を用いたものは、凸部におけるレーザ光の集光性に優れ、色模様の発現性に優れており、好適である。
また、上記製法のなかでも、特に、上記色材含有層表面の凹凸模様を構成する各凸部の少なくとも頂面が、粗面になっているブロー成形品を用いたものは、凸部におけるレーザ光の集光性に一層優れ、色模様がより濃く発現するため、好適である。
さらに、上記製法のなかでも、特に、上記色材含有層の透明樹脂が、透明アイオノマー樹脂であるブロー成形品を用いたものは、上記透明アイオノマー樹脂が、金型への追従性に優れ、微細な凹凸模様を賦形することができるため、微細な凹凸模様と組み合わせた複雑な色模様(小さな文字を含む)を付与することができ、好適である。
また、本発明のなかでも、特に、上記色材粒子が、光輝性無機顔料であるブロー成形品を用いたものは、上記色材粒子の本来の色とレーザ照射によって変色した色とが大きく異なるため、鮮明な色模様が得られ、好適である。
さらに、本発明のなかでも、特に、上記色材粒子の平均粒子径が、1〜500μmであるブロー成形品を用いたものは、色材含有層内での均一分散性に優れ、かつその色の視認性に優れるため、好適である。
また、本発明のなかでも、特に、上記色材粒子が、透明樹脂100重量部に対し、0.01〜20重量部含有されているブロー成形品を用いたものは、上記色材粒子の変色に伴う色模様の現出がより鮮明となり、好適である。
そして、本発明の模様付ブロー成形品は、本発明の第1の要旨である製法によって得られるもので、その色模様が、色材含有層表面の凹凸模様の、凸部内側の色材粒子が焦げることによって現出したものであるため、色材含有層表面の凸部による立体感と相俟って、非常に鮮明で興趣に富む印象を与える。そして、色模様が現出している部分とそれ以外の部分との境界が明確で、線幅や配置にずれや歪みがなく、しかも透明な凸部の光学的な効果が加わるため、例えば細かい文字の羅列であっても、その内容が読み取りやすいという利点を有する。
さらに、その色模様が、色材含有層に分散含有される色材粒子の焦げた色によって付与されており、その色模様が、上記色材含有層のベースである透明樹脂部分から透かして見えるようになっているため、剥がれたり傷付いたりすることがなく、長期にわたって美麗な状態が維持されるという利点を有する。
本発明の一実施の形態である化粧料容器の斜視図である。 図1の縦断面図である。 図1のA−A′断面の模式的な説明図である。 上記実施の形態の製法の説明図である。 上記実施の形態の製法の説明図である。 (a)、(b)は、ともに本発明に用いることのできる色材粒子の説明図である。 本発明の色模様の現出形態の変形例を示す説明図である。 (a)、(b)は、ともに本発明の凹凸模様の変形例を示す説明図である。 本発明の他の実施の形態の説明図である。 上記他の実施の形態の製法の説明図である。 上記他の実施の形態の製法の説明図である。
つぎに、本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態である化粧料容器の斜視図を示している。この化粧料容器は、保湿用化粧水を収容するためのもので、その縦断面図である図2に示すように、内側に、白色に着色されたポリプロピレンからなる内層1が形成され、その外側に、透明なアイオノマー樹脂に色材粒子20を分散含有させることにより、全体として淡いクリーム色にシャンパンゴールドの光沢が付与された色に見える色材含有層2が形成された、2層ブロー成形ボトルによって構成されている。
そして、上記化粧料容器(図1に戻る)の胴体部の正面には、この化粧水のブランド名である「Listen」の文字3と、これを修飾する細かな図柄4と、内容物である化粧料の効能に関する説明書き5とが、色材含有層2の表面に、浮き彫り状に突出形成されており(凹凸模様P)、その突出した部分が全て、光沢のない濃い灰色に着色されている。したがって、全体として、光沢のある淡いクリーム色の容器表面に、光沢のない濃い灰色からなる色模様Qが付与されているように見える。
より詳しく説明すると、上記文字3と図柄4と説明書き5からなる凹凸模様Pにおいて、凸部の着色は、色材含有層2の凸部表面に直接なされているのではなく、図1のA−A′断面の模式図である図3に示すように、色材含有層2に分散含有された色材粒子20のうち、色材含有層2の凸部に対応する位置に存在する色材粒子20が、本来のシャンパンゴールドの光沢色から、光沢のない濃い灰色に変色しており、この変色による色模様Qが、色材含有層2のベースである透明樹脂を透かして見えるため、あたかも色材含有層2の凸部表面が着色されているように見えるのである。
上記化粧料容器は、例えばつぎのようにして得ることができる。
すなわち、まず、内層1を形成するための樹脂材料と、色材含有層2を形成するための、色材粒子20含有透明樹脂材料とを準備し、これら2種類の樹脂を共押出しダイを用いて2層が積層されたパリソンを成形する。そして、このパリソンをブロー金型に装着しブロー成形することによって、図1に示すようなボトル形状の成形品を得る。
なお、上記ブロー金型(図3において鎖線で示す)には、その賦形用凹部内周面に、上記凹凸模様Pを転写形成するための凹凸模様P′が形成されたものを用いる。上記ブロー金型への凹凸模様P′の形成は、機械加工によっても、エッチング等による化学的な処理によっても差し支えない。
したがって、得られたボトル形状の成形品には、図4に示すように、上記ブロー金型の凹凸模様P′によって、文字3等の凹凸模様P(図1参照)が転写形成されている。
つぎに、図5に示すように、上記ボトル形状の成形品の胴体部正面と平行にレーザを走査させ、図示のように、色材含有層2表面の凹凸模様Pの凸部に対してのみレーザ光を照射し、色材含有層2内部の、上記凸部に対応する領域に存在する色材粒子20を焦がして変色させることにより、光沢のない濃い灰色の色模様Qを得ることができる。この色模様Qは、色材含有層2のベースである透明樹脂を透かして、鮮明に見ることができる。
なお、上記色材含有層2表面の凹凸模様Pの凸部に合わせたレーザ光の照射条件および照射領域の設定は、予め入力したプログラムに従って制御される。
このようにして得られた図1の化粧料容器は、その胴体部正面に、文字3、図柄4および説明書き5を示す凹凸模様Pの凸部に対応した、色材含有層2の部分のみに、変色によって色模様Qが鮮明に現出しており、上記文字3等が立体的で見栄えがよく、興趣に富むものとなる。とりわけ、シャンパンゴールドの光沢色からなる容器の地の色と、色模様Qの、光沢のない濃い灰色との色の差が大きく、また、線幅や配置にずれや歪みがないため、緻密な模様が鮮明に浮かび上がって美麗である。そして、説明書き5の文字も読み取りやすい。
しかも、上記色模様Qは、色材含有層2の表面ではなく、その内部における色材粒子20の変色によって形成され、それが色材含有層2の透明樹脂を透かして見えるようになっているため、剥がれたり傷付いたりすることがなく、長期にわたって、その美麗な状態が維持されるという利点を有する。さらに、上記色模様Qのデザインは、この化粧料容器となるブロー成形品に凹凸模様Pを賦形するための加工条件と、レーザ光の照射条件とを変更するだけで、簡単に変更ができるため、ニーズに応じた多種多様な色模様が付与された商品を提供することができる。
なお、上記の例において、内層1を形成するための樹脂材料としては、一般に、顔料や染料等の着色剤を配合した樹脂材料が用いられる。また、樹脂自体が不透明の、何らかの色を有するものである場合は、その樹脂自体を「着色樹脂材料」として用いることができる。このような樹脂材料の樹脂成分としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィンの他、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)等、各種の熱可塑性樹脂があげられる。これらは、単独で用いても2種以上を併用してもよい。なかでも、PE、PP等のポリオレフィンを用いることが、成形性や着色性の上で好適である。
そして、上記内層1の色は、レーザ光照射によって焦がして変色させる色材粒子20の色との対比が明確になるような色であることが好ましく、例えば、色材粒子20が本来淡色で、レーザ光照射によって濃色(例えば明度0〜6)に変色する場合、内層1の色は、その明度が7〜10であることが好適である。そして、レーザ光照射による色材粒子20の変色後の色と、背景となる内層1の色との濃淡の差が大きければ大きい程、鮮明な色模様Qを得ることができる。
また、逆に、色材粒子20が本来濃色で、レーザ光照射によって淡色(例えば明度7〜10)に変化する場合、上記内層1の色は、濃色(例えば明度0〜6)になるよう調整すると、両者の濃淡の差が大きくなるため、上記の場合と同様に、鮮明な色模様Qを得ることができる。
一方、上記内層1の外側の、色材含有層2を形成するための透明樹脂材料としては、熱可塑性樹脂であって透明なものが好ましく、このような透明樹脂材料の樹脂成分としては、上記アイオノマー樹脂の他に、PE、PP等のポリオレフィン、PET、PC等があげられる。これらも、単独で用いても2種以上を併用してもよい。なかでも、透明性や耐久性に優れ、微細な凹凸模様を転写できる点において、アイオノマー樹脂が最適である。
そして、上記色材含有層2の透明度は、色材含有層2に含まれる色材粒子20の変色を、透かして見せることを考慮すれば、完全な透明であることが好ましいが、多少透明性が減じられた、半透明のものであっても、その内側に現出する色模様Qが外側から見えるようになっていれば差し支えない。例えば、色材含有層2を意図的にやや半透明にすることによって、全体にやわらかい印象を与えることができる。
また、上記色材含有層2に分散含有させる色材粒子20としては、各種の顔料、染料等を用いることができるが、レーザ光照射によって、その外観の色が、濃色から淡色、もしくは淡色から濃色に変化するものでなければならない。そして、上記色材粒子20は、色材含有層2を構成する透明樹脂100重量部に対し、0.01〜20重量部含有させることが好適である。すなわち、色材粒子20が上記の範囲よりも多いと、色材粒子20を均一に変色させることが難しくなるおそれがあり、逆に、少ないと、得られる色模様Qの色の変化が小さくなり、印象が弱くなる傾向がみられるからである。
そして、上記色材粒子20は、その平均粒子径が1〜500μmであることが好適である。すなわち、上記の範囲よりも大きいと、色材含有層2の表面に凹凸を賦形する際の転写性が悪くなるおそれがあり、逆に、上記の範囲よりも小さいと、現出する色模様Qが不鮮明になるおそれがあるからである。なお、上記「平均粒子径」は、レーザ回折散乱粒度分布測定器によって測定される値である。
このような色材粒子20としては、特に、パール顔料やエフェクト顔料等の光輝性無機顔料が好適に用いられる。すなわち、レーザ光照射によって、色材粒子20が焦げて変色した場合、色の変化だけでなく、色材粒子20の金属光沢が失われて、その色調が大きく変化するため、色が変わっていない部分との対比が強調され、色模様Qが鮮明に視認されるからである。
このような光輝性無機顔料としては、干渉色パール顔料(天然雲母を酸化チタンでコーティングし、酸化チタン膜の厚みによって干渉色を呈するもの)や、シルバーパール顔料(天然雲母を酸化チタンでコーティングしたもの)、ゴールドパール顔料(天然雲母を酸化チタンと酸化鉄でコーティングしたもの)、金属コート顔料(ガラスやシリカを銀,金,ニッケル等の金属で被覆して光沢を付与したもの)等があげられる。市販品としては、銀コートメタシャイン(日本板硝子社製)、干渉色ゴールドパール(日本板硝子社製)等があげられる。
なお、上記色材粒子20が、図6(a)に示すように、ガラスやシリカ等の透明な無機物質を芯材20aとし、これを光沢ある金属被膜20bでコーティングしたものである場合は、矢印のようにレーザ光が金属被膜20bを変色させるだけでなく、レーザ光の一部が金属被膜20bと透明な芯材20aを通過して、内層1表面に達するという事態が生じやすい。
その場合は、図7に示すように、内層1の表面もレーザ光照射によって焦げて変色し、色材含有層2の凸部に対応する色模様Q′(図1に示す文字3、図柄4および説明書き5)が、色材粒子20の変色による色模様Qとともに現出する。この場合、色材粒子20の変色後の色と内層1の変色後の色が、互いに打ち消し合う(弱め合う)色にならないよう配慮する必要がある。
一方、色材粒子20が、図6(b)に示すように、雲母等の不透明な無機物質を芯材20cとし、これを酸化チタン等の透明被膜20dでコーティングしたものである場合は、矢印のようにレーザ光が透明被膜20dを通過して芯材20cに到達し、これを変色させることによって、色模様Qが得られるようになっている。このタイプによれば、上記のような、内層1表面も一緒に焦げるという事態は生じにくい。また、複層構造ではなく、単一層からなる無機顔料や染料も、それらそのものが変色するだけであり、内層1表面が変色する傾向はみられない。
また、上記色材粒子20の、レーザ光照射による変色の濃淡は、色材含有層2の表面に形成される凹凸模様Pの各凸部の頂面形状によっても左右される。すなわち、各凸部は、通常、転写用の凹凸模様P′が付与されたブロー金型からの転写によって賦形されるため、その頂面は、実際には、図4に示すように、やや中央が盛り上がった形に賦形されやすい。そのため、その盛り上がりの程度が大きければ大きいほど、レーザ光の集光効果によって、色材含有層2の内部に存在する色材粒子20に対して、より濃い焦げ目が得られる。これを利用して、意図的に凸部が盛り上がった凹凸模様Pを形成して、より濃色の色模様Qを得ることができる。
また、上記凹凸模様Pの各凸部の側面を、図8(a)に示すように、傾斜面にすると、この傾斜面へのレーザ光が、凸部中心側に集光するため、上記と同様、上記凸部内の色材粒子20に対して、より濃い焦げ目が得られ、より濃色の色模様Qを得ることができる。
さらに、上記凹凸模様Pの各凸部の頂面を、粗面(規則的な細かい凹凸を含む)にすることも、上記色模様Qを、より濃色にするのに有効である。すなわち、図8(b)に示すように、凹凸模様Pの各凸部が粗面になっていると、レーザ光が、上記粗面を通過する際に乱反射を起こし、結果として、上記凸部内の色材粒子20に到達する光の量が増加して、より濃い焦げ目を得ることができる。
凹凸模様Pの各凸部の頂面を、このような粗面にするには、凹凸模様Pを賦形するためのブロー金型の転写用凹凸模様P′の各凹部の底にシボ加工を施したり、凹凸模様Pが形成されたブロー成形ボトルを得た後に、上記凹凸模様Pが形成された面に、サンドブラスト等の粗面処理を施したりすることが好適である。その場合、容器表面全体を粗面にしても差し支えない。
さらに、上記の例のような2層ブロー成形品を得る方法は、2層構造のパリソンをダイレクトブローする方法以外に、2層構造のブロープリフォームを成形した後、これを二軸延伸ブローするようにしてもよい。また、内層1のみからなる単層ブローボトルを得た後、インサート成形したりすることにより、2層構造のブローボトルにしてもよい。そして、色材含有層2内に現出する色模様Qが、外側から視認できるものであれば、必ずしも色模様Qの背景となる内層1を設ける必要はない。
なお、上記2層ブロー成形品において、上記内層1の厚みを、0.1〜2mmに設定し、上記色材含有層2の厚み(凹凸を形成していない部分の厚み)を、0.1〜3mmに設定することが好適である。すなわち、各層1、2の厚みが、上記の範囲より厚くなると、容器全体が厚肉となり、ブロー成形品らしい、すっきりした美しさが得られにくく、好ましくない。逆に、内層1の厚みが、上記の範囲より薄くなると、内層1に破れが生じるおそれがあり、また色材含有層2の厚みが、上記の範囲より薄くなると、ブロー成形品の耐久性、成形性に問題が生じるおそれがあるからである。
また、色材含有層2の表面に形成される凹凸模様Pの高低差(図4においてHで示す)は、0.02〜3.0mmに設定することが好適である。高低差が上記の範囲よりも小さいと、凹凸模様Pの立体的な印象が弱くなるとともに、レーザ光照射によって現出する色模様Qの色が曖昧になる傾向がみられ、逆に、上記の範囲よりも大きいと、凸部に照射したレーザ光が色材含有層2の内部で乱れ、色模様Qが不鮮明になってしまうおそれがあるからである。
そして、上記の例では、レーザ光照射によって現出させる色模様Qが、ブランド名を示す文字3とこれを修飾する図柄4と説明書き5とであったが、上記色模様Qとしては、文字、図柄、あるいはこれらの組み合わせといった、様々なバリエーションのものを現出させることができる。
上記レーザ光の照射は、従来ガラス加工等に用いられるNd:YAGレーザ等によって行うことができる。そして、上記レーザ光の照射による加工方法としては、上記の例のように、レーザを、色材含有層2の凹凸模様形成面と平行に走査させながら、その凸部内側に向かってレーザ光を照射して、所望の色模様Qを現出させる方法が好適である。
なお、本発明の対象となるブロー成形品は、上記の例のように、ボトル形状の化粧料容器に限るものではなく、食品容器や薬品容器等、様々な分野に利用される容器を含むものである。また、容器以外の、装飾品や生活用品として用いられるブロー成形品であってもよい。そして、その形態も、比較的剛性の高いボトルに限らず、スクイズボトルや、チューブ、スタンディングパウチ等、ブロー成形されたものであれば、どのような形態であってもよい。
そして、上記の例では、ブロー成形品が内層1と色材含有層2との2層ブロー成形品であったが、上記内層1の内側に、さらにガスバリア層を設けたものや、内層1の外側に、2層以上の透明な色材含有層が積層されたもの等、3層以上の多層ブロー成形品であっても差し支えない。ただし、色材含有層2の表面には凹凸模様Pが形成され、その内部に色材粒子20が分散含有された構成になっていなければならない。また、本発明では、色材含有層2内部の色模様Qが、外側から視認できればよく、必ずしも内層1を設ける必要はない。
図9は、本発明の他の実施の形態である化粧料容器の斜視図を示している。この化粧料容器は、図1に示す化粧料容器と略同一の構成を有し、同一部分に同一番号を付して、その説明を省略する。ただし、この化粧料容器の胴体部は、その正面に形成された凹凸模様Pのうち、文字3とこれを修飾する図柄4の背景となる部分に、正面からみて長方形状の金属薄膜層10が形成されている。
より詳しく説明すると、上記金属薄膜層10は、厚み0.04μmのアルミニウム薄膜層からなり、色材含有層2表面の凹凸模様Pのうち、文字3とこれを修飾する図柄4に対応する部分に、その凸部と同一形状の透かし模様11が形成されており、この透かし模様11と、その下に露出した透明な色材含有層2を透かして、色材含有層2内の色模様Qが見えるようになっている。
上記化粧料容器は、例えばつぎのようにして得ることができる。
すなわち、まず、図1に示す化粧料容器と同様、内側の内層1を形成するための着色樹脂材料と、外側の色材含有層2を形成するための、色材粒子20含有透明樹脂材料とを準備し、これら2種類の樹脂を共押出しダイを用いて2層が積層されたパリソンを成形する。そして、このパリソンをブロー金型に装着しブロー成形することによって、図4に示すような、凹凸模様Pが形成された2層ブロー成形ボトルを得る。
つぎに、図10に示すように、上記成形品の胴体部正面の上部に、蒸着によって、帯状の金属薄膜層10を形成する。そして、図11に示すように、上記ボトル形状の成形品の胴体部正面の凹凸模様Pのうち、凸部のみにレーザ光を照射して凸部を被覆していた金属薄膜層10を除去加工し、その除去跡からレーザ光を、色材含有層2の内部に進めて、色材含有層2の凸部に対応する位置に存在する色材粒子20(場合によっては色材粒子20と内層1の表面、以下同じ)を焦がして変色させることにより、前記の例と同様の色模様Q(文字3と図柄4の部分、図5参照)を現出させる。
一方、上記ボトル形状の成形品の胴体部の下部においては、前記の例と同様、その胴体部の色材含有層2内側の色材粒子20を焦がして変色させることにより、色模様Q(文字5の部分)を現出させる。
このようにして得られた図9の化粧料容器も、図1の化粧料容器と同様、色模様Qが鮮明に付与されており、上記文字3等が立体的で見栄えがよく、興趣に富むものとなる。また、線幅や配置にずれや歪みがないため、緻密な模様が美麗であり、説明書き5の文字も読み取りやすい。
しかも、上記色模様Qのうち、文字3および図柄4の部分は、金属薄膜層10の透かし模様11と、その内側の色材含有層2とが透けて見えるため、上記金属薄膜層10が華やかな印象を与えるだけでなく、上記文字3等が、あたかも金属部分を深く彫り込んだかのような、奥行きのある、立体的な模様に見えるようになっており、より印象的である。
そして、上記色模様Qは、前記図1の化粧料容器における色模様Qと同様、剥がれたり傷付いたりすることがなく、長期にわたって、その美麗な状態が維持されるという利点を有する。さらに、上記色模様Qも、化粧料容器となるブロー成形品に凹凸模様Pを賦形するための加工条件と、レーザ光の照射条件とを変更するだけで、簡単に変更ができるため、ニーズに応じた多種多様な色模様が付与された商品を提供することができる。
なお、上記の例において、金属薄膜層10は、蒸着によって形成されたアルミニウム薄膜層であるが、金属の種類は、アルミニウムに限らず、ステンレス、スズ、インジウム等であってもよい。そして、その形成方法としては、蒸着の他、スパッタリング等のように凹凸面への薄膜層形成が可能な方法が用いられる。
また、上記金属薄膜層10の厚みは、上記の例に限らず、0.02〜0.1μmに設定することが好適である。すなわち、金属薄膜層10の厚みが上記の範囲よりも厚いと、レーザ照射による除去を短時間でスムーズに行うことができず、生産効率が悪くなるとともに、金属薄膜層10の除去部と非除去部との間、あるいは金属薄膜層10の形成部分と非形成部分との間に微妙な段差が生じて、成形品表面の平滑性が損なわれるおそれがあるからである。逆に、金属薄膜層10の厚みが上記の範囲よりも薄いと、成形品表面への金属薄膜層10の形成が困難になるおそれがあり、好ましくない。
そして、上記金属薄膜層10は、上記の例のように、成形品表面の限られた部分に形成する以外に、表面全体に形成してもよい。すなわち、文字3等からなる色模様Qとのバランスや全体的なデザインに応じて、適宜の領域に形成することができる。
なお、上記の例では、レーザ光照射によって、色材含有層2内部の色材粒子20を焦がすことによる変色と、その手前の金属薄膜層10の除去加工とを同時に行うため、用いるレーザ光が、金属に対する除去加工性能に優れたものでなければならない。このようなレーザとしては、Nd:YAGレーザが好適である。
また、上記の例において、内層1の色および色材粒子20は、前記の例と同様、これをレーザ光照射によって焦がしたときの色との対比が明確になるような色であることが好ましい。すなわち、色模様Qの色と、成形品全体の地の色(内層1の色+色材粒子20の色)とが、互いに近い色合いでは、視覚的な印象が弱いからである。ただし、金属薄膜層10を、成形品の表面全体に形成する場合には、成形品の地の色、すなわち内層1の色が外から見えることがないため、その場合は、色模様Qの色と、金属薄膜層10の光沢色との対比が明確になるように、内層1および色材粒子20の色を選択することが好ましい。
本発明は、容易に剥げることのない鮮明な色模様(文字等を含む)が付与された模様付ブロー成形品の製法と、それによって得られる模様付ブロー成形品に利用することができる。
2 色材含有層
20 色材粒子
P 凹凸模様
Q 色模様

Claims (15)

  1. 色材粒子が分散含有された透明樹脂からなる色材含有層を有し、その色材含有層表面に凹凸模様が付与されたブロー成形品を準備する工程と、上記ブロー成形品の外側から、上記凹凸模様を構成する凸部に向かってレーザ光を照射して凸部内側の色材粒子に到達させ、上記凸部に対応する位置に存在する色材粒子を焦がしてその色を変色させることにより、上記色材含有層の外側から視認できる色模様を現出させる工程とを備えたことを特徴とする模様付ブロー成形品の製法。
  2. 上記色材含有層表面の凹凸模様の高低差が、0.02〜3.0mmであるブロー成形品を用いるようにした請求項1記載の模様付ブロー成形品の製法。
  3. 上記色材含有層表面の凹凸模様を構成する各凸部の少なくとも頂面が、粗面になっているブロー成形品を用いるようにした請求項1または2記載の模様付ブロー成形品の製法。
  4. 上記色材含有層の透明樹脂が、透明アイオノマー樹脂であるブロー成形品を用いるようにした請求項1〜3のいずれか一項に記載の模様付ブロー成形品の製法。
  5. 上記色材粒子が、光輝性無機顔料であるブロー成形品を用いるようにした請求項1〜4のいずれか一項に記載の模様付ブロー成形品の製法。
  6. 上記色材粒子の平均粒子径が、1〜500μmであるブロー成形品を用いるようにした請求項1〜5のいずれか一項に記載の模様付ブロー成形品の製法。
  7. 上記色材粒子が、透明樹脂100重量部に対し、0.01〜20重量部含有されているブロー成形品を用いるようにした請求項1〜6のいずれか一項に記載の模様付ブロー成形品の製法。
  8. 材粒子が透明樹脂中に分散含有された色材含有層を有し、上記色材含有層の表面に凹凸模様が付与されているとともに、その凹凸模様を構成する凸部の内側に位置する色材粒子がレーザ照射による焦げた色になっておりその焦げた色の部分が、上記色材含有層の外側から色模様として視認されるようになっていることを特徴とする模様付ブロー成形品。
  9. 上記色材含有層表面の凹凸模様の高低差が、0.02〜3.0mmに設定されている請求項8記載の模様付ブロー成形品。
  10. 上記色材含有層表面の凹凸模様を構成する各凸部の少なくとも頂面が、粗面になっている請求項8または9記載の模様付ブロー成形品。
  11. 上記色材含有層の透明樹脂が、透明アイオノマー樹脂である請求項8〜10のいずれか一項に記載の模様付ブロー成形品。
  12. 上記色材粒子が、光輝性無機顔料である請求項8〜11のいずれか一項に記載の模様付ブロー成形品。
  13. 上記色材粒子の平均粒子径が、1〜500μmである請求項8〜12のいずれか一項に記載の模様付ブロー成形品。
  14. 上記色材粒子が、透明樹脂100重量部に対し、0.01〜20重量部含有されている請求項8〜13のいずれか一項に記載の模様付ブロー成形品。
  15. 上記色材含有層の内側に、着色樹脂からなる内層が設けられている請求項8〜14のいずれか一項に記載の模様付ブロー成形品。
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