JP4235622B2 - 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents
画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、プログラム及び記憶媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4235622B2 JP4235622B2 JP2005121717A JP2005121717A JP4235622B2 JP 4235622 B2 JP4235622 B2 JP 4235622B2 JP 2005121717 A JP2005121717 A JP 2005121717A JP 2005121717 A JP2005121717 A JP 2005121717A JP 4235622 B2 JP4235622 B2 JP 4235622B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coefficient
- image
- processing
- image processing
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000012545 processing Methods 0.000 title claims description 274
- 238000003672 processing method Methods 0.000 title claims description 13
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 278
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 166
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 150
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 claims description 106
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 67
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 claims description 36
- 238000002601 radiography Methods 0.000 claims description 2
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 58
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 43
- 230000006870 function Effects 0.000 description 24
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 15
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 13
- 238000007781 pre-processing Methods 0.000 description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 7
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 5
- 230000001965 increasing effect Effects 0.000 description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- 230000002829 reductive effect Effects 0.000 description 5
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 4
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 4
- 230000008094 contradictory effect Effects 0.000 description 3
- 238000013480 data collection Methods 0.000 description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 3
- 210000004072 lung Anatomy 0.000 description 3
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 3
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 3
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 description 2
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 2
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 2
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 2
- 230000006837 decompression Effects 0.000 description 2
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 description 2
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 2
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 2
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 1
- 230000007850 degeneration Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 description 1
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 238000000059 patterning Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Image Analysis (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
- Image Processing (AREA)
Description
なる式(1)及び式(2)により表されるものである。
f(x,y)−Sus(x,y)
の部分は、高周波成分を表す。この部分を含む式(1)の第2項の効果により、圧縮された高周波成分の振幅が復元(B=1の場合)され、よってダイナミックレンジの圧縮後においても、主として高周波成分で構成される微細構造の見え方を、原画像f(x,y)と同様に維持することができる。
なる式(3)により表される。
なる式(4)となる。この式(4)では、
fp(x,y)−Sus3(x,y)
の部分が、鮮鋭化処理後の画像fp(x,y)の高周波成分を表すことになる。
なる式(5)及び式(6)に示されるように、”Sus4(x,y)”を含む項の影響を受けるものであり、前記式(1)式での、
f(x,y)−Sus(x,y)
により示される高周波成分と、前記式(4)での
fp(x,y)−Sus3(x,y)
により示される高周波成分とは異なるものである。
原画像データ中の同一領域に対して互いに異なる複数の画像処理を実行する画像処理装置であって、
前記原画像データを複数の周波数帯域成分に分解する分解手段と、
前記分解手段により分解された複数の周波数帯域成分の係数に対して、第1及び第2の画像処理を含む前記複数の画像処理のために係数変換を行う場合、前記複数の周波数帯域成分の係数毎に、
(a)前記第1の画像処理のために前記周波数帯域成分の係数の値に基づき、該係数を非線形に変換する程度としての第1乗数と、
(b)前記第1の画像処理と異なる前記第2の画像処理のために前記第1乗数を得るために用いた前記周波数帯域成分の係数と同一の係数の値に基づき、該係数を非線形に変換する程度としての第2乗数とを得る解析手段と、
前記解析手段で得た前記第1乗数と前記第2乗数とを乗算し、この乗算した結果に基づき前記係数を変換する係数変換手段と、
前記係数変換手段で変換された係数に基づいて、画像データを生成する生成手段と
を備える。
複数の機器が互いに通信可能に接続されてなる画像処理システムであって、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置を構成する各手段を含むことを特徴とする。
コンピュータを所定の手段として機能させるためのプログラムであって、
前記所定の手段は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置を構成する各手段を含むことを特徴とする。
ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
前記原画像データを複数の周波数帯域成分に分解する分解工程と、
前記分解工程により分解された複数の周波数帯域成分の係数に対して、第1及び第2の画像処理を含む前記複数の画像処理のために係数変換を行う場合、前記複数の周波数帯域成分の係数毎に、
(a)前記第1の画像処理のために前記周波数帯域成分の係数の値に基づき、該係数を非線形に変換する程度としての第1乗数と、
(b)前記第1の画像処理と異なる前記第2の画像処理のために前記第1乗数を得るために用いた前記周波数帯域成分の係数と同一の係数の値に基づき、該係数を非線形に変換する程度としての第2乗数とを得る解析工程と、
前記解析工程で得た前記第1乗数と前記第2乗数とを乗算し、この乗算した結果に基づき前記係数を変換する係数変換工程と、
前記係数変換工程で変換された係数に基づいて、画像データを生成する生成工程と
を備える。
本発明は、例えば、図1に示すようなX線撮影装置100に適用される。
X線発生回路101は、被写体(被検査体)103に対してX線ビーム102を放射する。
画像処理回路112において、周波数成分分解回路115は、原画像f(x,y)に対して、2次元の離散ウェーブレット変換処理(DWT変換処理)を施すことで、周波数帯毎の周波数係数を取得する。
なる式(7)及び式(8)により算出される。
解析回路114は、まず、図4に示される処理を実行する。
具体的には例えば、閾値処理としては、
なる式(9)で表される2値化処理が挙げられる。
なる式(10)で表される、各サブバンドの2値化画像の論理積による方法が挙げられる。ここで、各サブバンドの2値化画像の画素値が”1”である画素に対応する各サブバンドの画素(係数)が、処理対象の画素(対象係数)となる。
解析回路114は、鮮鋭化処理のための係数の変換のための解析を行う。
解析回路114は、画像のダイナミックレンジを変更するために、最も低周波数の帯域(サブバンドLL)に対応する係数を当該係数の値に応じて変更する程度を解析し、その解析結果をメインメモリ109へ保存する。
周波数係数変換回路116は、ステップS202〜ステップS204によるメインメモリ109への保存情報に基づいて、ステップS201において周波数成分分解回路115で得られた周波数帯毎の係数を変換する。
復元回路117は、周波数係数変換回路116での処理後の係数に対して、逆離散ウェーブレット変換処理を施すことにより、複数の画象処理を施した後の画像を生成する。
実施形態2では、前記図1に示すようなX線撮影装置100の動作を、例えば、図8のフローチャートに従った動作とする。
前記図2に示したステップS200と同様にして、X線撮影装置100において、被写体103のX線撮影が行なわれ、前処理の施された後のX線画像は、原画像として画像処理回路112に転送される。
画像処理回路112において、階調変換回路113は、ダイナミックレンジ変更(圧縮等)処理の一環として、原画像Org(x,y)に対して、階調変換曲線(階調変換関数)f()を用いた階調変換処理を施し、階調変換後の画像f(Org(x,y))を生成する。
周波数成分分解回路115は、画像f(Org(x,y))に対して、前記図2に示したステップS201での処理と同様にして、2次元の離散ウェーブレット変換処理を施し、複数の周波数帯域(サブバンド)の係数を取得する。
解析回路114は、原画像Org(x,y)の画素値に基づいて、ノイズ除去処理を行う領域を決定する。
解析回路114は、前記図2に示したステップS203の処理と同様にして、鮮鋭化処理のための係数の変換のための解析を行い、その解析結果をメインメモリ109に保存する。
解析回路114は、
h2n(x,y)/hn(x,y)=(1/f'(Org(x,y)))
(13)
なる式(13)により、ダイナミックレンジ変更処理の一環としての係数変換のための解析を行い、その解析結果をメインメモリ109に保存する。
周波数係数変換回路116は、メインメモリ109に保存されたノイズを除去する領域に対応する所定高周波サブバンドの係数を、当該係数を含む周辺領域の係数を用いて平滑化した値に置き換える。ここでの平滑化は、例えば、当該係数を含む所定周辺領域内の係数を平均化することにより実施される。
復元回路117は、前記図2に示したステップS206での処理と同様にして、周波数係数変換回路116で処理された後の係数に対して、逆離散ウェーブレット変換処理を施すことにより、複数の画像処理が施された後の画像を生成する。
本発明は、例えば、図9に示すようなX線撮影装置800に適用される。
前記図2に示したステップS200と同様にして、X線撮影装置100において、被写体103のX線撮影が行なわれ、前処理の施されたX線画像は、原画像として画像処理回路112に転送される。
画像処理回路112において、周波数成分分解回路115は、前記図2に示したステップS201での処理と同様にして、原画像Org(x,y)に対して、2次元の離散ウェーブレット変換処理を施し、複数の周波数帯域の係数を取得する。
解析回路114は、前記図2に示したステップS202での処理と同様にして、ノイズ除去処理のための係数の変換の程度、すなわち処理対象画素(係数)に関する情報(例えば、処理対象係数の位置と処理後の係数値)を解析し、その解析結果をメインメモリ109に保存する。
解析回路114は、前記図2に示したステップS203での処理と同様にして、鮮鋭化処理のための係数の変換の程度(例えば、処理対象係数毎の乗数)を解析し、その解析結果をメインメモリ109へ保存する。
周波数係数変換回路116は、前記図2のステップS205での処理と同様にして、メインメモリ109に保存された解析結果に基づいて、周波数成分分解回路115で得られた高周波係数(所定の高周波サブバンドの係数)を変更する。
階調変換回路113は、原画像を、ダイナミックレンジ変更(圧縮等)処理の一環として、階調変換する。
第2周波数成分分解回路118は、階調変換回路113による階調変換後の原画像をDWT変換する。
置換回路119は、第2周波数成分分解回路117で得られた高周波係数(所定の高周波サブバンドの係数)を、周波数係数変換回路116で得られた高周波係数(所定の高周波サブバンドの係数)で置換する。このとき、ダイナミックレンジ変更処理の効果を失わないよう、最低周波数帯(サブバンドLL)の係数は置換しない。
復元回路117は、置換回路119での処理後の周波数係数に対して、逆離散ウェーブレット変換処理を施すことにより、ノイズ除去処理、鮮鋭化処理及びダイナミックレンジ変更処理の施された画像を生成する。
実施形態4では、前記図1に示すようなX線撮影装置100の動作を、例えば、図11のフローチャートに従った動作とする。
前記図2に示したステップS200と同様にして、X線撮影装置100において、被写体103のX線撮影が行なわれ、前処理の施されたX線画像は、原画像として画像処理回路112に転送される。
周波数成分分解回路115は、原画像Org(x,y)に対して、前記図2に示したステップS201での処理と同様にして、2次元の離散ウェーブレット変換処理を施し、複数の周波数帯域(サブバンド)の係数を取得する。
解析回路114は、原画像Org(x,y)の画素値に基づいて、ノイズ除去処理を行う領域を決定する。
解析回路114は、前記図2に示したステップS203の処理と同様にして、鮮鋭化処理のための係数の変換のための解析を行い、その解析結果をメインメモリ109に保存する。
解析回路114は、前記式(13)により、ダイナミックレンジ変更処理の一環としての係数変換のための解析を行い、その解析結果をメインメモリ109に保存する。
周波数係数変換回路116は、メインメモリ109に保存されたノイズを除去する領域に対応する所定高周波サブバンドの係数を、当該係数を含む周辺領域の係数を用いて平滑化した値に置き換える。ここでの平滑化は、例えば、当該係数を含む所定周辺領域内の係数を平均化することにより実施される。
復元回路117は、前記図2に示したステップS206での処理と同様にして、周波数係数変換回路116で処理された後の係数に対して、逆離散ウェーブレット変換処理を施すことにより、複数の画像処理が施された後の画像を生成する。
階調変換回路113は、復元回路117での逆離散ウェーブレット変換処理後の画像Prc(x,y)に対して、階調変換曲線(階調変換関数)f()を用いた階調変換処理を施し、階調変換後の画像f(Prc(x,y))を生成する。
近年のデジタル技術の進歩により放射線画像をデジタル画像信号に変換し、該デジタル画像信号に対して周波数処理などの画像処理を施し、CRT等に表示、あるいはプリンタによりフィルム上に画像を描画して出力することが行われている。
上記図2に示したステップS200と同様にして、X線撮影装置1100において、被写体103のX線撮影が行なわれ、前処理の施された後のX線画像は、原画像として画像処理回路112に転送される。
画像処理装置112において、階調変換調整回路1113は、原画像f(x,y)を解析し、被写体の特徴となる部分の画素値を算出する(例えば、胸部正面画像では肺野内の最大画素値をこの特徴量とする)。
階調変換調整回路1113は、特徴量が示す画素値が一定濃度値となるように、図14に示すような階調変換曲線を作成し、この階調変換曲線を用いて原画像を階調変換する。
階調変換調整回路1113は、さらに、階調変換後の階調変換画像を表示器111に表示する。
オペレータによって、表示器111に自動的に表示される画像が参照され、適切な階調変換画像であるとみなされる場合には、操作パネル110を介して了解信号の入力を受け付ける。一方、適切な階調変換画像でないとみなされる場合には、階調変換曲線の形状を微調整するため、階調変換曲線の画素値Xと濃度値Yとの関係を示す情報の入力を受け付け、(14)式で表される調整後の階調変換曲線を決定する。
ステップS215:
鮮鋭化解析回路1116は、図13に示す濃度値Yと係数の倍率との関係を示す係数変換パターン及び(14)式から、画素値と係数の変換倍率との関係を記述するパターンを解析する。ここで、図13に示す濃度値Yと係数の変換倍率Kとの関係を(15)式で示す。
従って、(14)、(15)式から
K=G(F(X)) (16)
となり、画素値Xと係数の変換倍率Kとの関係が解析的にもとまる。
周波数成分分解回路115は、原画像f(x,y)に対して、上記図2に示したステップS201での処理と同様にして、2次元の離散ウェーブレット変換処理を施し、複数の周波数帯域(サブバンド)の係数を取得する。
周波数係数変換回路1117は、取得したサブバンドのうち高周波係数を示すHL、LH、HHの3つのサブバンドに対して、それぞれのサブバンドごとに式(16)で記述される関係から係数の大きさを変更する。ここで、係数の座標は原画像f(x,y)の座標から一意にさだまるものであり、係数の座標から原画像f(x,y)の画素値Xを求めることにより、係数を変換していく。
復元回路117は、上記図2に示したステップS206での処理と同様にして、周波数係数変換回路1117で処理された後の周波数係数に対して、逆離散ウェーブレット変換処理を施すことにより、鮮鋭化された画像を生成する。
実施形態6は、出力画像(可視画像)の濃度値に依存してノイズ除去効果を安定させる構成について説明する。図12において、ノイズ解析回路116は、ノイズ除去処理のための解析回路であり、その他の回路については、実施形態5と同様の処理をするため、同一の番号を付して説明を省略する。
まず、階調変換調整回路113は、原画像Org(x,y)に対して、階調変換曲線f()を用いた階調変換処理を施し、階調変換後の画像f(Org(x,y))を生成する。
ノイズ解析回路1116は、取得した高周波係数群HL、LH、HHの係数値に基いて、各高周波係数がノイズであるか否かを判定する。
周波数係数変換回路1117は、ノイズを減少させるための係数変換処理として、以下の処理を実行する。
W=H(Y) (17)
とする。
W=H(F(x)) (18)
として、遮断幅Wと画素値の関係が記述される。
復元回路117は、上記図2に示したステップS206での処理と同様にして、周波数係数変換回路1117で処理された後の周波数係数に対して、逆離散ウェーブレット変換処理を施すことにより、ノイズが減少された画像を生成する。
本発明は、例えば、図19に示すようなX線装置2100に適用される。
パラメータ決定回路2118は、第1及び第2階調変換曲線のパラメータを決定する。この詳細について、図23を用いて説明する。
前処理回路106で処理された後の原画像f(x,y)を、CPU108の制御によりCPUバス107を介して受信した第1階調変換回路2112は、あらかじめ決められたパラメータに従って、(19)式における第1階調変換曲線F()を作成する。また、第2階調変換回路113は、(20)式における第2階調変換曲線F1()を作成する。
P(x,y)=F(F1(f(x,y))) (20)
ここで、f(x,y)は原画像の画素値を示し、x,yは原画像上の座標を示す。また、P(x,y)は階調変換処理後の画像の濃度値を示す。ここに、例えば、第1階調変換曲線F()の曲線形を図20の422とし、第2階調変換曲線F1()の曲線形を図21の521とする。
表示器111は、階調変換処理後の画像P(x,y)を表示し、これを、例えば、図20の421とする。さらに、表示器111は、パラメータ入力用に用いるグラフィカル・ユーザ・インタフェースとして、シフト部424、第1傾き変更部425、起点濃度指示部426、第2傾き変更部427を表示する。
CPU10は、オペレータからの、原画像の階調変換処理を変更するための入力の有無を判定する。変更の入力がない場合、処理を終了して、図22のステップS221に進む。一方、変更の入力がある場合、ステップS324に進む。
オペレータが、階調変換処理内容を変更したい場合に、所望のパラメータの入力を、シフト部424、第1傾き変更部425、起点濃度指示部426、第2傾き変更部427を介して行うと、当該変更内容をパラメータ決定回路2118が受付ける。
第1階調変換回路2112は、入力されたパラメータから第1階調変換曲線の形状を変更して新たな第1階調変換曲線を作成する。
第2階調変換回路2113は、入力されたパラメータ及び作成された第1階調変換曲線に基づいて、第2階調変換曲線を作成するためのパラメータを計算する。
第2階調変換回路2113は、計算したパラメータに従って、(20)式で示した第2階調変換曲線F1を作成する。
第1階調変換回路2112及び第2階調変換回路2113は、第1階調変換曲線及び第2階調変換曲線を用いて、対象画像に対して順次階調変換処理を行う。
表示器111は、新たな階調変換処理後の画像P(x,y)を表示する。尚、このとき、変更された階調処理曲線も、図20と同様に、表示される。
解析回路2114は、高周波成分の調整を行うため、原画像の画素値f(x,y)と周波数係数の変更度との関係を解析する。具体的には、後述する周波数係数を変更する度合い(変更度)である係数C(x,y)を(21)式に従い算出する。
ステップS222:
周波数成分分解回路115は、原画像f(x,y)に対して、上記図2に示したステップS201での処理と同様にして、2次元の離散ウェーブレット変換処理を施し、複数の周波数帯域(サブバンド)の係数を取得する。
周波数係数変換回路116は、(21)式で解析的に求めたC(x,y)を、(22)式に示すように高周波係数に乗算することで、周波数帯毎の係数を変換する。ここで、hn(x,y)をnレベルの周波数係数、h2n(x,y)を、hn(x,y)を係数変換した後の係数の値とする。
このように、高周波係数を変更することで、ダイナミックレンジ変更後の画像においても、原画像と同様の微細構造のコントラストを維持できる。尚、(22)式の右辺に、調整可能な係数を更に乗算可能に構成することにより、周波数係数を変更する強度を調整することもできる。また、原画像の濃度値レベルを決定する第1階調変換曲線に基いて、第2階調変換曲線を決定し、第2階調変換曲線の傾きに基いて周波数係数を変更しているため、周波数処理(周波数処理とは、周波数係数を変更することを意味する)対象の画素値領域を濃度値レベルに対応付けることができる。
復元回路117は、上記図2に示したステップS206での処理と同様にして、周波数係数変換回路116で処理された後の周波数係数に対して、逆離散ウェーブレット変換処理を施すことにより、復元画像f2(x,y)を生成する。
第1階調変換回路2112、第2階調変換回路2113は、(22)式に従って、復元画像f2(x,y)に対して、階調変換処理を施すことにより、階調変換処理後画像f3(x,y)を生成する。
尚、階調変換処理の順序はこの逆であってもよい。
尚、上述の方法では、起点濃度以下に対応する画素値領域に対し階調変換曲線の傾きを変更したが、起点濃度以上に対応する画素値領域に対し階調変換曲線の傾きを変更するのも同様な方法で行える。
実施形態8は、出力画像(可視画像)の画素濃度(フィルム濃度又はCRT輝度等)を規準とした周波数処理及びノイズ除去処理に関するものである。特に、ダイナミックレンジ変更処理を行うと、フイルム濃度、CRT輝度などはそれにより変更されるが、その変更の影響を受けない高周波強調処理、ノイズ除去処理等の統合処理系を提供することを趣旨とするものである。
パラメータ決定回路2118は、上記図22に示したステップS220での処理と同様にして、第1及び第2階調変換曲線のパラメータを決定する。
解析回路2114内の第1解析回路721では、上記図22に示したステップS221での処理と同様にして、原画像の画素値f(x,y)と周波数係数の変更度との関係を解析する。
解析回路2114内の第2解析回路723は、規準とする係数変換パターン301(図13)と、第1階調変換回路2112及び第2階調変換回路2113による各階調変換曲線を複合した複合階調変換曲線423(図21)から、原画像の画素値f(x,y)と係数変換との関係に変更する解析を行う。
B(x,y)=H(P) (23)
とする。ここで(x,y)は画像の座標を示し、Pを濃度値とする。
そこで、第2解析回路723では
B(x,y)= H(F(F1(f(x,y)))) (25)
なる周波数係数の変更倍率B(x,y)を算出し、メモリ109に保存する。
そこで、第2解析回路723では
W(x,y)=H2(F(F1(f(x,y)))) (27)
なる遮断幅W(x,y)を算出し、メモリ109に保存する。
周波数成分分解回路115は、前記図2に示したステップS201での処理と同様にして、画像に対して、2次元の離散ウェーブレット変換処理を施し、複数の周波数帯域の係数を取得する。
ノイズ解析回路722は、取得した高周波係数HL、LH、HHの値に基いて、その高周波係数がノイズであるか否かを判定する。
周波数係数変換回路116は、周波数係数の変換を行う。ここで、図17で示される係数の変換曲線形を(28)式で表すこととする。ここで、k(x,y)が座標(x,y)に対応する周波数係数、k1(x,y)が変換後の周波数係数である。
次に、周波数係数変換回路116は、ノイズ解析回路722で解析されたノイズ成分に対して
k2(x,y)=C(x,y)XH(F(F1(f(x,y))))XH3(k(x,y)) (29)
なる周波数係数変換を行う。また、ノイズ成分以外には
k3(x,y)=C(x,y)XH(F(F1(f(x,y))))Xk(x,y) (30)
なる周波数係数変換を行う。
復元回路117は、上記図2に示したステップS206での処理と同様にして、周波数係数変換回路116で処理された後の周波係数に対して、逆離散ウェーブレット変換処理を施すことにより、画像を生成する。
101 X線発生回路
102 X線ビーム
103 被写体
104 二次元X線センサ
105 データ収集回路
106 前処理回路
107 CPUバス
108 CPU
109 メインメモリ
110 操作パネル
111 表示器
112 画像処理回路
113 階調変換回路
114 解析回路
115 周波数成分分解回路
116 周波数係数変換回路
117 復元回路
1113 階調変換調整回路
1115 鮮鋭化解析回路
1116 ノイズ解析回路
1117 周波数係数変換回路
2112 第1階調変換回路
2113 第2階調変換回路
2114 解析回路
2118 パラメータ決定回路
721 第1解析回路
722 ノイズ解析回路
723 第2解析回路
Claims (7)
- 原画像データ中の同一領域に対して互いに異なる複数の画像処理を実行する画像処理装置であって、
前記原画像データを複数の周波数帯域成分に分解する分解手段と、
前記分解手段により分解された複数の周波数帯域成分の係数に対して、第1及び第2の画像処理を含む前記複数の画像処理のために係数変換を行う場合、前記複数の周波数帯域成分の係数毎に、
(a)前記第1の画像処理のために前記周波数帯域成分の係数の値に基づき、該係数を非線形に変換する程度としての第1乗数と、
(b)前記第1の画像処理と異なる前記第2の画像処理のために前記第1乗数を得るために用いた前記周波数帯域成分の係数と同一の係数の値に基づき、該係数を非線形に変換する程度としての第2乗数とを得る解析手段と、
前記解析手段で得た前記第1乗数と前記第2乗数とを乗算し、この乗算した結果に基づき前記係数を変換する係数変換手段と、
前記係数変換手段で変換された係数に基づいて、画像データを生成する生成手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記複数の画像処理は、ノイズ除去処理、鮮鋭化処理及びダイナミックレンジ変更処理のうちの少なくともいずれか2つを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記対象画像は、放射線撮影により得られた画像を含む
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。 - 複数の機器が互いに通信可能に接続されてなる画像処理システムであって、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置を構成する各手段を含む
ことを特徴とする画像処理システム。 - コンピュータを所定の手段として機能させるためのプログラムであって、
前記所定の手段は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置を構成する各手段を含む
ことを特徴とするプログラム。 - 請求項5記載のプログラムを格納している
ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。 - 原画像データ中の同一領域に対して互いに異なる複数の画像処理を実行する画像処理方法であって、
前記原画像データを複数の周波数帯域成分に分解する分解工程と、
前記分解工程により分解された複数の周波数帯域成分の係数に対して、第1及び第2の画像処理を含む前記複数の画像処理のために係数変換を行う場合、前記複数の周波数帯域成分の係数毎に、
(a)前記第1の画像処理のために前記周波数帯域成分の係数の値に基づき、該係数を非線形に変換する程度としての第1乗数と、
(b)前記第1の画像処理と異なる前記第2の画像処理のために前記第1乗数を得るために用いた前記周波数帯域成分の係数と同一の係数の値に基づき、該係数を非線形に変換する程度としての第2乗数とを得る解析工程と、
前記解析工程で得た前記第1乗数と前記第2乗数とを乗算し、この乗算した結果に基づき前記係数を変換する係数変換工程と、
前記係数変換工程で変換された係数に基づいて、画像データを生成する生成工程と
を備えることを特徴とする画像処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005121717A JP4235622B2 (ja) | 2001-06-19 | 2005-04-19 | 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、プログラム及び記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001185456 | 2001-06-19 | ||
JP2005121717A JP4235622B2 (ja) | 2001-06-19 | 2005-04-19 | 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、プログラム及び記憶媒体 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002138875A Division JP3754933B2 (ja) | 2001-06-19 | 2002-05-14 | 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、プログラム及び記憶媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005245029A JP2005245029A (ja) | 2005-09-08 |
JP4235622B2 true JP4235622B2 (ja) | 2009-03-11 |
Family
ID=35026156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005121717A Expired - Fee Related JP4235622B2 (ja) | 2001-06-19 | 2005-04-19 | 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、プログラム及び記憶媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4235622B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008199367A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Kyocera Mita Corp | 原稿読取画像処理装置、コンピュータプログラム |
JP5121312B2 (ja) * | 2007-06-05 | 2013-01-16 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置 |
-
2005
- 2005-04-19 JP JP2005121717A patent/JP4235622B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005245029A (ja) | 2005-09-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3754933B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、プログラム及び記憶媒体 | |
JP3833177B2 (ja) | 画像処理装置、画象処理方法、記憶媒体及びプログラム | |
JP3796480B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、記憶媒体及びプログラム | |
JP2009516882A (ja) | ディジタル画像を強調する方法及びシステム | |
JP2002216126A (ja) | 画像処理装置、及びその方法、並びにプログラム、記憶媒体 | |
JP2001057677A (ja) | 画像処理方法および装置並びに記録媒体 | |
JP2002133410A (ja) | ノイズ抑制処理装置並びに記録媒体 | |
JP3733260B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法 | |
US7630575B2 (en) | Image processing apparatus, image processing method, program, and computer-readable medium | |
JP3814491B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、記憶媒体及びプログラム | |
JP2004171301A (ja) | 画像処理方法及び装置 | |
JP4235622B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、プログラム及び記憶媒体 | |
JPWO2006117919A1 (ja) | 画像処理方法および画像処理装置ならびに画像処理プログラム | |
JP2003337942A (ja) | 画像処理装置 | |
JP3870173B2 (ja) | 画像処理方法、画像処理装置、プログラム及びコンピュータ記録媒体 | |
JP4428868B2 (ja) | 画像処理装置及びその方法並びに記憶媒体 | |
JP3793036B2 (ja) | 画像処理装置及び方法、並びに、コンピュータプログラム及び記憶媒体 | |
JP4579507B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JP2004086598A (ja) | 診断支援装置 | |
JP4810002B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、記憶媒体、及びプログラム | |
JP2005353102A (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法 | |
JP2004173078A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2005012505A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2002358518A (ja) | 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、記憶媒体、及びプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070824 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080411 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080603 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080822 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081001 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20081027 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081128 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081215 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131219 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |