JP4234555B2 - 操向車輪駆動装置 - Google Patents
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Description
また、支持カバーの外側より容積変更操作機構の調整や、ポートへの配管接続が行え、この点についても作業性に優れた構成となっている。
また、油圧モータの容積を小さくすることにより、モータ軸を高速回転、かつ、低トルクで駆動することが可能となるため、固定車輪の駆動により圧力低下した作動油によっても、油圧ポンプ、そして操向車輪を無理なく駆動することができる。
また、車軸支持ユニットに減速機構を内装する構成とすることで、アクスルケース自体の前後長や上下長が拡大されることもなく、グラウンドクリアランスが縮小されるといったデメリットが生じることもない。
また、油圧モータのアクスルケースに対する位置決めは、前記トラニオン軸をアクスルケース側のボスに挿入されることにより容易に行うことができる。
また、前記シリンダブロックの回転軸線と、前記駆動軸は同一軸上に配されるため、従来のモータ軸とデフ装置の回転軸が直交する構成と比較して、操向車輪駆動装置全体としてのコンパクト化を図ることができる。
(1)デフ装置25について説明する。
図2に示すごとく、右側のアクスルケース21Rにはデフ装置25が内装され、該デフ装置25により、左右の駆動軸24L・24Rを差動的に連結駆動するように構成される。該デフ装置25は、アクスルケース21L・21Rにそれぞれ嵌設される軸受21b・21bにて回転自在に支持され、前記駆動軸24L・24Rと同心上で回転するデフケース25aと、該デフケース25aの外環に固定され、前記駆動軸24L・24Rと同心上で回転する入力ギア25bと、前記デフケース25a内に前記駆動軸24L・24Rと直交する方向に嵌設されるピニオン軸25cと、該ピニオン軸25cに自転自在に支持されるピニオン25d・25dと、該ピニオン25d・25dと噛合し、前記駆動軸24L・24Rの端部に固定されるサイドギア25e・25eとから構成されている。
図2及び図4に示すごとく、アクスルケース21Rにおいて、前記デフ装置25の後方には、後側を開口部21dにより開放するモータ室21cが形設されており、該モータ室21cに油圧モータ30が配される構成としている。該モータ室21cは、アクスルケース21Rの後部壁面を後方に延設させた筒状突部21e内に形設されている。そして、図2に示すごとく、前記油圧モータ30は、前記アクスルケース21に固定される支持カバー31に支持され、前記支持カバー31には、前記ポート37c・37dを有するセンタセクション32が一体的に形設され、前記油圧モータ30の可動斜板35の両側に設けたトラニオン軸35a・35bは、一方(トラニオン軸35a)が前記アクスルケース21、他方(トラニオン軸35b)が前記支持カバー31に回転自在に支持される構成としている。
図2、図4及び図5に示すごとく、油圧モータ30の容積変更操作機構40は、前記支持カバー31に枢支され、前記ハンドル14から操向車輪に至るまでの可動部(本実施例では車軸支持ユニット23L・23Rの一方)に連動連結されて回転操作される回転軸41と、前記可動斜板35のコントロールレバー42と、を具備し、前記回転軸41に設けたカム41aにより、前記コントロールレバー42が操作される構成としている。また、図5に示すごとく、前記油圧モータの容積変更操作機構40は、前記支持カバー31に枢支され、固定角度を変更自在とする偏心軸46と、前記偏心軸46と前記コントロールレバー42にそれぞれ係合するトルクバネ45と、を具備し、前記コントロールレバー42は、前記トルクバネ45により一側方向に回転するように付勢されている。以上の構成においては、前記カム41aの作用によりコントロールレバー42を介して可動斜板35を増速側に傾倒させる一方、前記トルクバネ45の作用によりコントロールレバー42を介して可動斜板35を減速側に傾倒させることにより、モータ軸33の出力の増速又は減速を行うようにしている。
図1に示すごとく、車軸支持ユニット23L・23Rは、左右一対に構成されて、アクスルケース21の左右端部に接合されるものである。図6により、右側の車軸支持ユニット23Rについて説明すると、該車軸支持ユニット23Rは右側のアクスルケース21Rの右端部に接合されるものであり、略「ヘ」字状に屈曲した伝動ケース23aと、該伝動ケース23aの下部にて外嵌固定された軸受51a・51bに内嵌固定される操舵ケース23bと、該操舵ケース23bの立設接合面に接合される車軸ケース23c等から構成されている。伝動ケース23aの屈曲部においては、前記駆動軸24Rの端部に形設されたベベルギア52aと、上下方向の伝動軸53の上側端部に軸着したベベルギア52bとが噛合されており、駆動軸24Rの駆動力が伝動軸53に伝達される。該伝動軸53は、伝動ケース23aの屈曲部に設けた軸受51c及び操舵ケース23bの底部に設けた軸受51dにて、それぞれ、ベベルギア52b・52cとともに回転自在に支持されている。また、操舵ケース23bの下部においては、伝動軸53の下側端部に軸着したベベルギア52cと、車軸54Rに軸着した車軸ギア52dとが噛合されており、伝動軸53の駆動力が車軸54Rに伝達され、該車軸54Rに固設された車輪ディスク55Rが回転駆動される。前記車軸ギア52dは、操舵ケース23b及び車軸ケース23cにそれぞれ嵌着された軸受51e・51fにより回転自在に支持され、該車軸ギア52dを介して前記車軸54Rが支持される構成としている。このように、右側の車軸支持ユニット23Rについては、油圧モータ30の回転による駆動軸24Rの駆動力が、伝動軸53から車軸54Rに伝達されるようになっている。また、左側の車軸支持ユニット23Lについても同様に、油圧モータ30の回転による駆動軸24Lの駆動力が伝動軸から前輪車軸に伝達されるようになっている。
また、本実施例において、センタセクション72は、支持カバー71とは別体に構成されるものであり、アクスルケース21Rとケース71aとの間に挟装される。そして、センタセクション72に設けた貫通穴72aに、前記モータ軸73が貫装されており、該モータ軸73に相対回転不能に取付けられたシリンダブロック74が、センタセクション72に貼設されたバルブプレート76に摺接される。また、可動斜板75により、シリンダブロック74のシリンダ74aに摺動自在に設けたピストン79の摺動範囲が変更可能とされ、該シリンダ74a内とセンタセクション72に設けた油路78c・78dとの間で作動油の給排が行われるようになっており、油圧モータ30が可変容積型に構成される。
[参考例1]
[参考例2]
21 アクスルケース
23L 車軸支持ユニット
23R 車軸支持ユニット
24L 駆動軸
24R 駆動軸
25 デフ装置
30 油圧モータ
Claims (4)
- アクスルケース(21)に開口部(21d)を設け、該開口部(21d)が支持カバー(31)にて閉じられる構成とし、前記支持カバー(31)の内側には、デフ装置(25)を介して、左右の操向車輪(22L・22R)を駆動する二本の駆動軸(24L・24R)に連動連結された可変容積型の油圧モータ(30)が備えられ、前記支持カバー(31)の外側には、前記油圧モータ(30)の容積変更操作機構(40)と、圧油給排用のポート(37c・37d)が備えられ、該アクスルケース(21)以外の場所に配置され、エンジン(4)により駆動される油圧ポンプ(81)と、前記油圧モータ(30)、及び、操向車輪(22L・22R)以外の駆動車輪(92L・92R)を駆動する油圧モータ(82)を、前記油圧モータ(30)の支持カバー(31)に設けられた圧油給排用のポート(37c・37d)を介して流体的に直列接続し、該油圧ポンプ(81)を、該操向車輪(22L・22R)駆動用の油圧モータ(30)及び、前記駆動車輪(92L・92R)を駆動する油圧モータ(82)の油圧源として構成し、前記流体的に接続された回路上に、前記駆動車輪(92L・92R)のみを回転駆動する二輪駆動、又は、前記操向車輪(22L・22R)をも回転駆動する四輪駆動の、いずれかに切り替えるコントロールバルブ(89)を介装したことを特徴とする操向車輪駆動装置。
- 前記アクスルケース(21)の左右には車軸支持ユニット(23L・23R)が取り付けられ、前記車軸支持ユニット(23L・23R)には減速機構が内装されることを特徴とする請求項1に記載の操向車輪駆動装置。
- 前記操向車輪駆動装置(1)において、前記油圧モータ(30)は、前記アクスルケース(21)に固定される支持カバー(31)に支持され、前記支持カバー(31)には、前記圧油給排用のポート(37c・37d)を有するセンタセクション(32)が一体的に形設され、前記油圧モータ(30)の可動斜板(35)の両側に設けたトラニオン軸(35a・35b)は、一方が前記アクスルケース(21)、他方が前記支持カバー(31)に回転自在に支持されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の操向車輪駆動装置。
- 前記油圧モータ(30)のシリンダブロック(134)と、前記駆動軸(24L・24R)と、前記デフ装置(125)のボス部(125z)とを、同一軸線上に配置するとともに、前記シリンダブロック(134)が、前記デフ装置(125)のボス部(125z)を介して、該デフ装置(125)のデフケース(125a)と一体的に回転される構成とし、該デフ装置(125)の下流に減速機構を配置し、前記油圧モータ(30)の可動斜板(135)を回動させるコントロールアーム(142)を前記アクスルケース(121)の後面に配置し、前記操向車輪(22L・22R)の操向操作に対応して、該可動斜板(135)を回動制御させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の操向車輪駆動装置。
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