JP4234445B2 - 多極電機子の組立方法及び組立装置 - Google Patents

多極電機子の組立方法及び組立装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、環状に並ぶ複数の分割ヨークに対してコアの径方向に突出するティースが分割された多極電機子の組立方法及び組立装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の多極電機子として、分割されたティースに巻線を自動的に行う巻線装置が、本出願人により特許文献1として既に出願されている。この場合、各ティースが巻線治具に保持された状態で巻線が行われ、その後に各ティースの外周にヨークが嵌められる。
【0003】
【特許文献1】
特願2002−291874号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の環状に並ぶ複数の分割ヨークに対してティースが分割された多極電機子にあっては、各分割ヨークを隙間なく組立てることが難しく、コアの組立て精度を高められないという問題点があった。
【0005】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、コアの組立て精度を高められる多極電機子の組立方法及び組立装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、環状に並ぶ複数の分割ヨークに対してコアの径方向に突出するティースが分割され、各分割ヨークと各ティース間の位置決め手段と、各分割ヨークどうしを連結する連結コマとを備え、各ティースに各分割ヨークを結合する多極電機子の組立方法に適用する。
【0007】
そして、線材が巻回されて環状に並ぶ各ティースを支持するティース支持機構と、分割ヨークを各ティースに組付けるヨーク組付け機構と、組付けられた分割ヨークどうしを引き寄せるヨーク押圧機構と、互いに引き寄せられた分割ヨークに渡って連結コマを組付ける連結コマ組付け機構とを用い、各ティースに各分割ヨークを結合することを特徴とするものとした。
【0008】
第2の発明は、環状に並ぶ複数の分割ヨークに対してコアの径方向に突出するティースが分割され、各分割ヨークと各ティース間の位置決め手段と、各分割ヨークどうしを連結する連結コマとを備え、各ティースに各分割ヨークを結合する多極電機子の組立装置に適用する。
【0009】
そして、線材が巻回されて環状に並ぶ各ティースを支持するティース支持機構と、分割ヨークを各ティースに組付けるヨーク組付け機構と、組付けられた分割ヨークどうしを引き寄せるヨーク押圧機構と、互いに引き寄せられた分割ヨークに渡って連結コマを組付ける連結コマ組付け機構とを備え、各ティースに各分割ヨークを結合することを特徴とするものとした。
【0010】
第3の発明は、第2の発明において、各分割ヨークはその外周面に窪むヨーク係止溝を有し、連結コマは各ヨーク係止溝に渡って嵌合するコの字状に形成され、連結コマ組付け機構は連結コマをコアの径方向に移動して各分割ヨークに組付ける構成としたことを特徴とするものとした。
【0011】
第4の発明は、第2の発明において、各分割ヨークはその外周面に窪むヨーク係止溝を有し、連結コマは各ヨーク係止溝に渡って嵌合するコの字状に形成され、連結コマ組付け機構は連結コマをコアの軸方向に移動して各分割ヨークに組付ける構成としたことを特徴とするものとした。
【0012】
第5の発明は、第2から第4のいずれか一つの発明において、ヨーク押圧機構は最初に組付けられた分割ヨークの一端面に当接する反力受けプレートと、その後に組付けられた分割ヨークの他端面に当接する押圧プレートとを備え、反力受けプレートを分割ヨークに干渉しない格納位置へと移動できる構成としたことを特徴とするものとした。
【0013】
【発明の作用および効果】
第1、第2の発明によると、各分割ヨークが位置決め手段を介してティースに対して所定位置で組付けられ、かつヨーク押圧機構によって各分割ヨークどうしが互いに押しつけられた状態で連結コマを各分割ヨークに組付けることにより、各分割ヨークどうしを隙間なく結合することができる。この結果、コアの組立て精度を高められるとともに、コアの組立てに要する時間を短くして生産性を高められる。
【0014】
第3の発明によると、連結コマは各分割ヨークにコアの径方向から組付けられ、その両端部がヨーク係止溝に嵌められることにより、連結コマに対して所定位置で組付けられる。この場合、分割ヨークの端面を支える治具等が必要なく、連結コマ組付け機構の構造を簡素化することができる。
【0015】
第4の発明によると、連結コマは各分割ヨークにコアの軸方向から組付けられ、その両端部がヨーク係止溝に嵌められることにより、連結コマに対して所定位置で組付けられる。
【0016】
第5の発明によると、反力受けプレートを最初に組付けられる分割ヨークの一端面に当接させ、押圧プレートを分割ヨークの他端面に当接させて押圧することにより、反力受けプレートと押圧プレートの間で各分割ヨークが互いに押しつけられて隙間なく密着する。続いて分割ヨークを各ティースに組付ける動作を行う際に、反力受けプレートを格納位置に移動することにより、反力受けプレートが既に組付けられた分割ヨークに干渉しない。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0018】
図1〜図4において、3はインナロータ式の3相交流モータのステータ(多極電機子)であり、8はこのステータ3を構成するコアである。このコア8は複数のティース(磁極)9が円環状のヨーク環の内側に突出し、各ティース9の間にスロットが内側に向けて開口する。分割組立式のコア8は各ティース9が環状のヨーク環と分割して形成される。そして、このコア8はヨーク環がティース9と同数の分割ヨーク11に分割して形成される。
【0019】
各分割ヨーク11と各ティース9間の位置決め手段として、各分割ヨーク11にヨーク凹部11aが形成される一方、各ティース9に凸部9aが形成される。各分割ヨーク11はそのヨーク凹部11aがティース9の凸部9aに嵌められることにより、ティース9に対する位置決めが行われる。
【0020】
なお、各分割ヨーク11と各ティース9間の位置決め手段として、各分割ヨーク11に凸部が形成され、ティース9に凹部が形成される構造としても良い。
【0021】
各分割ヨーク11はその外周面に刻まれるヨーク係止溝11bを有する。ヨーク係止溝11bはコア8の軸方向に延びる。
【0022】
コア8はヨーク係止溝11bに嵌合して分割ヨーク11どうしを連結する連結コマ12を備え、各連結コマ12を介して各分割ヨーク11が環状に並ぶように結合される。
【0023】
連結コマ12は、コの字状に形成され、隣り合う分割ヨーク11の各ヨーク係止溝11bに渡って嵌合し、各分割ヨーク11を環状に並ぶように結合する。
【0024】
本実施の形態では、1個の連結コマ12によって2個の分割ヨーク11が連結されるが、これに限らず、1個の連結コマ12によって3個以上の分割ヨーク11が連結される構造としても良い。
【0025】
図1〜図4において、1はこのコア8を自動的に組立てる多極電機子の組立装置であり、この多極電機子の組立装置1によるコア8の組立て工程は、各ティース9に巻線を行う巻線工程の後に行われる。
【0026】
なお、各ティース9に巻線を自動的に行う巻線装置については、本出願人により特願2002−291874号として既に出願されている。
【0027】
図1〜図4において、ステータ3は線材5が巻回されて環状に並ぶ各ティース9に数本の線材5が巻回された状態が便宜上示されているが、実際にはU、V、Wの3相分の巻線を構成する多数本の線材5が各ティース9間に巻回され、この線材5を介して各ティース9が環状に並んだ状態が維持される。
【0028】
以下、多極電機子の組立装置1の構成について説明する。ここで、互いに直交するX、Y、Zの3軸を設定し、X軸が略水平横方向、Y軸が略水平前後方向、Z軸が略垂直方向に延びるものとして説明する。
【0029】
多極電機子の組立装置1は、架台19に対して線材5が巻回されて環状に並ぶ各ティース9を支持しその中心軸回りに回動させるティース支持機構21と、分割ヨーク11を各ティース9に組付けるヨーク組付け機構40と、このヨーク組付け機構40に分割ヨーク11を供給するヨーク供給機構25と、組付けられた分割ヨーク11どうしを引き寄せるヨーク押圧機構50と、互いに引き寄せられた分割ヨーク11に連結コマ12を組付ける連結コマ組付け機構80と、この連結コマ組付け機構80に連結コマ12を供給する連結コマ供給機構60とを備え、コア8の組立てを自動的に行う。
【0030】
ティース支持機構21は、架台19に対してZ軸回りに回転可能に支持されるインデックス台22と、このインデックス台22を回転駆動するサーボモータ(図示せず)とを備える。インデックス台22には線材5が巻回されて環状に並ぶ各ティース9を着座させる環状段部23が形成される。この環状段部23は分割ヨーク11の一部を着座させて、各ティース9に対する分割ヨーク11のZ軸方向の位置決めを行うとともに、ティース9に組付けられた分割ヨーク11を落下しないように支持する。
【0031】
ヨーク供給機構25は、Y軸方向に延びるガイドレール26を備え、このガイドレール26上を各分割ヨーク11が並んで供給される。ヨーク供給機構25は、ガイドレール26上の所定位置で各分割ヨーク11を係止するセパレータ27を備える。
【0032】
ヨーク供給機構25は、ガイドレール26上の分割ヨーク11を掴むチャック31と、このチャック31を図示しないアクチュエータによりZ軸方向に移動する昇降台35と、この昇降台35を架台19に対してエアシリンダ39を介してコア8の径方向に移動する前後移動台38とを備える。
【0033】
チャック31は昇降台35に固定される固定板34と、アクチュエータ32を介してX軸方向に移動する可動板33とを備え、固定板34と可動板33の間で分割ヨーク11を掴むようになっている。
【0034】
ヨーク組付け機構40は、チャック31を介して運ばれる分割ヨーク11を載せる組付けプレート41と、この組付けプレート41をコア8の略径方向に移動する組付けアクチュエータ42と、この組付けアクチュエータ42をZ軸方向に移動する昇降アクチュエータ43とを備え、分割ヨーク11をティース9に組付けるようになっている。
【0035】
図3に示すように、組付けプレート41は分割ヨーク11の外周面に当接する支え部44と、分割ヨーク11の下端面を着座させる受け部45を有する、断面L字形に形成される。組付けプレート41は受け部45に分割ヨーク11を載せ、支え部44によって分割ヨーク11をティース9に向けて押しつけ、分割ヨーク11の凹部10aをティース9の凸部9aに嵌合させる。
【0036】
ヨーク押圧機構50は、ティース9に組付けられた分割ヨーク11の一端面に当接する反力受けプレート51と、この反力受けプレート51をZ軸方向に移動可能に支持する昇降ロッド52と、反力受けプレート51を昇降させるエアシリンダ53とを備える。エアシリンダ53が伸張すると反力受けプレート51が分割ヨーク11の一端面に当接する作動位置へと上昇し、エアシリンダ53が収縮すると反力受けプレート51が分割ヨーク11に干渉しない格納位置へと下降する。
【0037】
ヨーク押圧機構50は、ティース9に組付けられた分割ヨーク11の他端面に当接する押圧プレート55と、この押圧プレート55を略X軸方向に移動する押圧アクチュエータ56とを備える。
【0038】
図4に示すように、反力受けプレート51が最初に置かれた分割ヨーク11の一端面に当接する作動位置にあり、アクチュエータ56が押圧プレート55を分割ヨーク11の他端面に当接させて押圧することにより、反力受けプレート51と押圧プレート55の間で隣り合う3つの分割ヨーク11が互いに引き寄せられて密着する。
【0039】
連結コマ供給機構60は、Y軸方向に延びるガイドレール61を備え、このガイドレール61上を各連結コマ12が並んで供給される。連結コマ供給機構60は、ガイドレール61上の所定位置で各連結コマ12を係止するセパレータ62を備える。
【0040】
連結コマ供給機構60は、ガイドレール61上の連結コマ12を掴むチャック71と、このチャック71をアクチュエータ76によりZ軸方向に移動する昇降台75と、この昇降台75を架台19に対してエアシリンダ77を介してコア8の径方向に移動する前後移動台78とを備え、連結コマ12を隣り合う分割ヨーク11に渡って対峙する所定の組付け位置に運ぶようになっている。
【0041】
連結コマ組付け機構80は、チャック71を介して運ばれる連結コマ12を載せる組付けプレート81と、この組付けプレート81をコア8の略径方向に移動する組付けアクチュエータ82と、この組付けアクチュエータ82をZ軸方向に移動する昇降アクチュエータ83とを備える。
【0042】
図4に示すように、組付けプレート81は断面L字形に形成され、連結コマ12の外周面に当接する支え部84と、連結コマ12の下端面を着座させる受け部85とを有する。組付けプレート81は受け部85に連結コマ12を載せ、支え部84によって連結コマ12を分割ヨーク11に向けて押しつけ、連結コマ12を隣り合う2つの分割ヨーク11の各ヨーク係止溝11bに渡って嵌合させる。
【0043】
多極電機子の組立装置1は以上のように構成され、コア8は次の手順で組立てられる。
【0044】
1.線材5が巻回されて環状に並ぶ各ティース9をインデックス台22に着座させる。
【0045】
2.ヨーク供給機構25によって分割ヨーク11をヨーク組付け機構40に供給する。このとき、ヨーク供給機構25はチャック31を介してガイドレール26上の分割ヨーク11を掴み、昇降台35を介してチャック31を上昇させ、前後移動台38を介してチャック31を前進させた後、昇降台35を介してチャック31を下降させて分割ヨーク11を組付けプレート41に載せる。その後、ヨーク供給機構25はチャック31を元の位置に戻し、ガイドレール26上の各分割ヨーク11を所定位置に前進させる。
【0046】
4.ヨーク組付け機構40によって組付けプレート41を前進させて分割ヨーク11をティース9に組付ける。この場合、分割ヨーク11は各ティース9にコア8の径方向(Y軸方向)から組付けられ、そのヨーク凹部11aがティース9の凸部9aに嵌められることにより、ティース9に対して所定位置で組付けられる。その後、ヨーク組付け機構40は組付けプレート41を元の位置に戻す。
【0047】
なお、ヨーク組付け機構40は組付けプレート41を下降させて分割ヨーク11を各ティース9に組付けても良い。この場合、分割ヨーク11は各ティース9にコア8の軸方向(Z軸方向)から組付けられ、そのヨーク凹部11aがティース9の凸部9aに嵌められることにより、ティース9に対して所定位置で組付けられる。
【0048】
5.インデックス台22を所定角度だけ回転させる動作と、上記4.の分割ヨーク11を各ティース9に組付ける動作を繰り返し行い、3個の分割ヨーク11を互いに並べて各ティース9に組付ける。
【0049】
6.ヨーク押圧機構50によって組付けられた3個の分割ヨーク11どうしを引き寄せる。このとき、図4に示すように、反力受けプレート51を上昇させて分割ヨーク11の一端面に当接させ、アクチュエータ56が押圧プレート55を分割ヨーク11の他端面に当接させて押圧することにより、反力受けプレート51と押圧プレート55の間で隣り合う3つの分割ヨーク11が互いに押しつけられて隙間なく密着する。
【0050】
7.連結コマ供給機構60によって連結コマ12を連結コマ組付け機構80に供給する。このとき、連結コマ供給機構60はチャック71を介してガイドレール61上の連結コマ12を掴み、昇降台75を介してチャック71を上昇させ、前後移動台78を介してチャック71を前進させた後、昇降台75を介してチャック71を下降させて連結コマ12を組付けプレート81に載せる。その後、連結コマ供給機構60はチャック71を元の位置に戻し、ガイドレール61上の各連結コマ12を所定位置に前進させる。
【0051】
8.各分割ヨーク11が互いに引き寄せられた密着状態で連結コマ組付け機構80によって連結コマ12が各分割ヨーク11に組付けられ、隣り合う2つの分割ヨーク11が連結コマ12を介して結合される。
【0052】
このとき、連結コマ組付け機構80は組付けプレート81を前進させて連結コマ12を分割ヨーク11に組付ける。連結コマ12は各分割ヨーク11にコア8の径方向(Y軸方向)から組付けられることにより、その両端部がヨーク係止溝11bに嵌められ、各分割ヨーク11に対して所定位置で組付けられる。その後、連結コマ組付け機構80は組付けプレート81を元の位置に戻す。ヨーク押圧機構50は反力受けプレート51及び押圧プレート55を元の格納位置に戻す。この場合、分割ヨーク11の下端面を支える治具等が必要なく、連結コマ組付け機構80の構造を簡素化することができる。
【0053】
なお、ヨーク組付け機構40によって最初に2個の分割ヨーク11を各ティース9に組付けた後、ヨーク押圧機構50によって2個の分割ヨーク11どうしを引き寄せ、連結コマ組付け機構80によって連結コマ12を組付けても良い。
【0054】
9.インデックス台22を所定角度だけ回転させる動作と、上記4.の分割ヨーク11を各ティース9に組付ける動作を行う。このとき、反力受けプレート51は格納位置に有り、既に組付けられた分割ヨーク11に干渉しない。
【0055】
10.ヨーク押圧機構50によって既に連結コマ12によって連結された分割ヨーク11に対して後から組付けられた分割ヨーク11を押しつける。このとき、ヨーク押圧機構50は反力受けプレート51を格納位置に保持したまま、アクチュエータ56が押圧プレート55を分割ヨーク11の端面に当接させて押圧することにより、既に連結コマ12によって連結された分割ヨーク11と押圧プレート55の間で分割ヨーク11どうしが互いに押しつけられて隙間なく密着する。
【0056】
この後、上記7.以降の動作が繰り返し行われ、各分割ヨーク11及び連結コマ12が順に組付けられる。
【0057】
以上のように、分割ヨーク11の凹部10aをティース9の凸部9aに嵌合させることにより、各分割ヨーク11をティース9に対して所定位置で組付けられ、かつヨーク押圧機構50によって各分割ヨーク11どうしが互いに押しつけられた状態で連結コマ12を各分割ヨーク11に組付けることにより、各分割ヨーク11どうしを隙間なく結合することができる。この結果、コア8の組立て精度を高められるとともに、コア8の組立てに要する時間を短くして生産性を高められる。
【0058】
他の実施の形態として、連結コマ組付け機構80は分割ヨーク11の下端面を支える治具を備え、組付けプレート81を下降させて連結コマ12を各分割ヨーク11に組付けても良い。この場合、連結コマ12は各分割ヨーク11にコア8の軸方向(Z軸方向)から組付けられることにより、その両端部がヨーク係止溝11bに嵌められ、各分割ヨーク11に対して所定位置で組付けられる。
【0059】
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す多極電機子の組立装置の斜視図。
【図2】同じく多極電機子の組立装置の斜視図。
【図3】同じく多極電機子の組立装置の斜視図。
【図4】同じく多極電機子の組立装置の斜視図。
【符号の説明】
1 多極電機子の組立装置
3 ステータ(多極電機子)
8 コア
9 ティース
9a ティース凸部
11 分割ヨーク
11a ヨーク凹部
11b ヨーク係止溝
21 ティース支持機構
40 ヨーク組付け機構
25 ヨーク供給機構
50 ヨーク押圧機構
60 連結コマ供給機構
80 連結コマ組付け機構

Claims (5)

  1. 環状に並ぶ複数の分割ヨークに対してコアの径方向に突出するティースが分割され、各分割ヨークと各ティース間の位置決め手段と、各分割ヨークどうしを連結する連結コマとを備え、各ティースに各分割ヨークを結合する多極電機子の組立方法において、
    線材が巻回されて環状に並ぶ前記各ティースを支持するティース支持機構と、前記分割ヨークを各ティースに組付けるヨーク組付け機構と、組付けられた分割ヨークどうしを引き寄せるヨーク押圧機構と、互いに引き寄せられた分割ヨークに渡って前記連結コマを組付ける連結コマ組付け機構とを用い、各ティースに各分割ヨークを結合することを特徴とする多極電機子の組立方法。
  2. 環状に並ぶ複数の分割ヨークに対してコアの径方向に突出するティースが分割され、各分割ヨークと各ティース間の位置決め手段と、各分割ヨークどうしを連結する連結コマとを備え、各ティースに各分割ヨークを結合する多極電機子の組立装置において、
    線材が巻回されて環状に並ぶ前記各ティースを支持するティース支持機構と、前記分割ヨークを各ティースに組付けるヨーク組付け機構と、組付けられた分割ヨークどうしを引き寄せるヨーク押圧機構と、互いに引き寄せられた分割ヨークに渡って前記連結コマを組付ける連結コマ組付け機構とを備え、各ティースに各分割ヨークを結合する構成としたことを特徴とする多極電機子の組立装置。
  3. 前記各分割ヨークはその外周面に窪むヨーク係止溝を有し、前記連結コマは各ヨーク係止溝に渡って嵌合するコの字状に形成され、前記連結コマ組付け機構は連結コマをコアの径方向に移動して各分割ヨークに組付ける構成としたことを特徴とする請求項2に記載の多極電機子の組立装置
  4. 前記各分割ヨークはその外周面に窪むヨーク係止溝を有し、前記連結コマは各ヨーク係止溝に渡って嵌合するコの字状に形成され、前記連結コマ組付け機構は連結コマをコアの軸方向に移動して各分割ヨークに組付ける構成としたことを特徴とする請求項2に記載の多極電機子の組立装置
  5. 前記ヨーク押圧機構は最初に組付けられた前記分割ヨークの一端面に当接する反力受けプレートと、その後に組付けられた分割ヨークの他端面に当接する押圧プレートとを備え、反力受けプレートを分割ヨークに干渉しない格納位置へと移動できる構成としたことを特徴とする請求項2から4のいずれか一つに記載の多極電機子の組立装置
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