JP4233273B2 - 複合共振回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、リップル電圧やノイズの低減のためのフィルタとして利用可能な複合共振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
スイッチング電源、インバータ、照明機器の点灯回路等のパワーエレクトロニクス機器は、電力の変換を行う電力変換回路を有している。この電力変換回路は、通常、20kHz以上の周波数の交流を用いて電力の変換を行っている。また、電力変換回路は、直流を矩形波の交流に変換するスイッチング回路を有している。
【0003】
電力変換回路は、スイッチング回路のスイッチング周波数と等しい周波数のリップル電圧や、スイッチング回路のスイッチング動作に伴うノイズを発生させる。このリップル電圧やノイズは他の機器に悪影響を与える。そのため、電力変換回路と他の機器あるいは線路との間には、リップル電圧やノイズを低減する手段を設ける必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般的に、リップル電圧やノイズを低減する手段としては、インダクタンス素子(インダクタ)とキャパシタとを含むフィルタ、いわゆるLCフィルタが使用される。
【0005】
しかしながら、電力変換回路用のフィルタには、電力輸送用の直流または交流の電流が流れる。従って、電力変換回路用のフィルタには、電力輸送用の電流が流れている状態で所望の特性が得られることと、温度上昇に対する対策が要求される。そのため、通常、電力変換回路用のフィルタにおけるインダクタンス素子では、磁芯として、ギャップ付きのフェライト磁芯が用いられる。しかしながら、このようなインダクタンス素子では、その特性が、空芯のインダクタンス素子の特性に近づくため、所望の特性を実現するためにはインダクタンス素子が大型化するという問題点がある。
【0006】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、電力変換回路が発生するリップル電圧やノイズの低減のためのフィルタとして利用可能で且つ小型化が可能な複合共振回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の複合共振回路は、互いに異なる共振特性を有し、且つ複合された複数の並列共振回路を含み、各並列共振回路の共振特性が複合されてなる複合共振特性を有するものである。
【0008】
本発明の複合共振回路では、複数の並列共振回路の共振特性が複合されて、複合共振特性が得られる。
【0009】
本発明の複合共振回路において、複数の並列共振回路は、複数のインダクタンス要素を含む1つのインダクタンス素子と、このインダクタンス素子に接続された1以上のキャパシタとを有していてもよい。
【0010】
インダクタンス素子は、1つの磁芯と、この磁芯に巻かれた複数の巻線とを有し、これらによって複数のインダクタンス要素が構成され、各巻線にはそれぞれ別個のキャパシタが接続されていてもよい。
【0011】
また、インダクタンス素子は、接合された複数の磁芯と、各磁芯に巻かれた複数の巻線とを有し、これらによって複数のインダクタンス要素が構成され、各巻線にはそれぞれ別個のキャパシタが接続されていてもよい。この場合、複数の磁芯は、互いに特性が異なっていてもよい。
【0012】
また、インダクタンス素子は、互いに特性が異なる複数の磁芯と、この複数の磁芯に巻かれた1つの巻線とを有し、これらによって複数のインダクタンス要素が構成され、巻線には1つのキャパシタが接続されていてもよい。
【0013】
また、本発明の複合共振回路において、複数の並列共振回路は、複数の巻線と、それぞれ各巻線に対して並列に接続されたキャパシタとを有していてもよい。複数の巻線は直列に接続されていてもよい。この場合、複数の並列共振回路は、更に、複数の巻線が巻かれた1つの磁芯を有していてもよい。あるいは、複数の並列共振回路は、更に、それぞれ各巻線が巻かれた複数の磁芯を有していてもよい。
【0014】
また、本発明の複合共振回路において、複数の並列共振回路の各々のインピーダンスの絶対値が所定値以上となる周波数範囲は部分的に重なり、複合共振回路のインピーダンスの絶対値が所定値以上となる周波数範囲は各並列共振回路の上記の周波数範囲よりも広くなっていてもよい。
【0015】
また、本発明の複合共振回路において、複数の並列共振回路の各々のインピーダンスの絶対値が所定値以上となる周波数範囲は互いに離れ、複合共振回路のインピーダンスの絶対値が所定値以上となる周波数範囲は各並列共振回路の上記の周波数範囲を含んでいてもよい。
【0016】
また、本発明の複合共振回路において、所定の周波数範囲における複合共振回路のインピーダンスの絶対値は、その周波数範囲における複数の並列共振回路の各々のそれよりも大きくてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
始めに、図1および図2を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る複合共振回路の構成について説明する。図1は本実施の形態に係る複合共振回路の構成を示す説明図、図2は図1に示した複合共振回路の等価回路を示す回路図である。
【0018】
図1に示したように、本実施の形態に係る複合共振回路は、1つのインダクタンス素子1と、このインダクタンス素子1に接続された2つのキャパシタ2,3とを備えている。
【0019】
インダクタンス素子1は、1つの磁芯10を備えている。磁芯10は、中央の脚部10aと、この脚部10aの両側において脚部10aに対して所定の間隔を開けて配置された2つの脚部10b,10cと、脚部10a,10b,10cの各一端部を連結する連結部10dと、脚部10a,10b,10cの各他端部を連結する連結部10eとを有している。インダクタンス素子1は、更に、脚部10aに巻かれた巻線11と、脚部10bに巻かれた共振用巻線12と、脚部10cに巻かれた共振用巻線13とを備えている。巻線11の両端にはそれぞれ端子11a,11bが接続されている。共振用巻線12の両端はキャパシタ2を介して接続され、共振用巻線13の両端はキャパシタ3を介して接続されている。
【0020】
図2に示したように、磁芯10、共振用巻線12およびキャパシタ2は第1の並列共振回路21を構成し、磁芯10、共振用巻線13およびキャパシタ3は第2の並列共振回路22を構成している。また、磁芯10および共振用巻線12によって1つのインダクタンス要素が構成され、磁芯10および共振用巻線13によって他の1つのインダクタンス要素が構成される。また、巻線11と共振用巻線12は磁芯10を介して磁気的に結合されている。同様に、巻線11と共振用巻線13は磁芯10を介して磁気的に結合されている。
【0021】
第1の並列共振回路21と第2の並列共振回路22は、互いに異なる共振特性を有している。特に、第1の並列共振回路21の共振周波数と第2の並列共振回路22の共振周波数は互いに異なっている。第1の並列共振回路21と第2の並列共振回路22の共振特性を異ならせるには、共振用巻線12,13のインダクタンスを異ならせるか、キャパシタ2,3の容量を異ならせるか、あるいは両方を異ならせればよい。
【0022】
ここで、図3および図4を参照して、一般的な並列共振回路について説明する。図3は並列共振回路を示す回路図である。この並列共振回路は、2つの端子31,32と、この2つの端子31,32間において互いに並列に接続されたコイル33およびキャパシタ34を備えている。コイル33は、磁芯33aと、この磁芯33aに巻かれた巻線33bとを有している。図3において、符号35は、磁芯33aにおける磁気損失等に起因するコイル33の内部抵抗と等しい抵抗値を有する仮想の抵抗器を示している。図3に示したように、仮想の抵抗器35はコイル33に対して直列に接続されているとみなすことができる。
【0023】
次に、図3に示した並列共振回路の共振特性について説明する。ここで、図3におけるコイル33のインダクタンスをL、キャパシタ34の容量をC、抵抗器35の抵抗値をRsとする。図3に示した並列共振回路の共振周波数f0は、次の式で表わされる。
【0024】
f0=1/{2π√(L・C)}
【0025】
図4は、図3に示した並列共振回路とコイル33のそれぞれについて、インピーダンスの絶対値の周波数特性を概念的に示したものである。図4において、符号38は並列共振回路の特性を示し、符号39はコイル33単独の特性を示している。図4に示したように、並列共振回路のインピーダンスの絶対値は、共振周波数f0においてピーク値を取る。ピーク値は抵抗値Rsと等しい。これに対し、コイル33単独のインピーダンスの絶対値は、周波数をfとして、2πfLで表わされる。共振周波数f0では、並列共振回路のインピーダンスの絶対値は、コイル33単独のインピーダンスの絶対値よりも非常に大きくなる。このことから、並列共振回路を導電線の途中に挿入し、この並列共振回路の共振周波数f0を、低減したいリップル電圧やノイズの周波数の近傍に設定すれば、そのリップル電圧やノイズを効果的に低減できることが分かる。
【0026】
本実施の形態における共振用巻線12,13は、図3における巻線33bに対応する。本実施の形態におけるキャパシタ2,3は、図3におけるキャパシタ34に対応する。
【0027】
本実施の形態に係る複合共振回路では、1つの磁芯10によって2つの並列共振回路21,22が複合されている。また、巻線11は、磁芯10を介して、並列共振回路21の共振用巻線12および並列共振回路22の共振用巻線13に対して磁気的に結合されている。従って、巻線11は、2つの並列共振回路21,22の各共振特性が複合されてなる複合共振特性を有することになる。
【0028】
本実施の形態に係る複合共振回路は、端子11a,11bを介して巻線11が導電線に接続されることによって、導電線の途中に挿入される。例えば、複合共振回路は、スイッチング電源等における電力変換回路の入力側あるいは出力側の導電線の途中に挿入することができる。複合共振回路は、導電線上を伝搬するリップル電圧やノイズを低減する。従って、本実施の形態に係る複合共振回路は、導電線上を伝搬するリップル電圧やノイズの低減のためのフィルタとして利用可能である。
【0029】
また、本実施の形態に係る複合共振回路を、一対の導電線のうちの一方に挿入すれば、導電線上を伝搬するノーマルモードノイズを低減することができる。また、一対の導電線のそれぞれに複合共振回路を挿入すれば、導電線上を伝搬するコモンモードノイズを低減することができる。
【0030】
次に、図5および図6を参照して、本実施の形態に係る複合共振回路の複合共振特性の第1および第2の例について説明する。第1の例は、並列共振回路21,22の共振周波数を比較的近づけた場合の例である。図5は、第1の例における並列共振回路21,22の共振特性として、並列共振回路21,22の各々のインピーダンスの絶対値の周波数特性を示している。図5において、符号41は並列共振回路21の特性を示し、符号42は並列共振回路22の特性を示している。また、f1は並列共振回路21の共振周波数を表し、f2は並列共振回路22の共振周波数を表している。各周波数毎の複合共振回路のインピーダンスの絶対値は、各周波数毎の並列共振回路21,22のインピーダンスの絶対値のうちの大きい方と一致する。
【0031】
第1の例では、並列共振回路21,22の各々のインピーダンスの絶対値が所定値(例えば、複合共振回路におけるインピーダンスの絶対値の最大値の2分の1)以上となる周波数範囲は部分的に重なっている。そして、複合共振回路のインピーダンスの絶対値が上記の所定値以上となる周波数範囲は、各並列共振回路21,22の上記の周波数範囲よりも広い。従って、第1の例の複合共振回路によれば、1つの並列共振回路を用いる場合に比べて、リップル電圧やノイズを低減できる周波数範囲を広げることができる。
【0032】
第2の例は、並列共振回路21,22の共振周波数を、それぞれ所望の周波数に合わせた場合の例である。図6は、第2の例における並列共振回路21,22の共振特性として、並列共振回路21,22の各々のインピーダンスの絶対値の周波数特性を示している。図6において、符号41は並列共振回路21の特性を示し、符号42は並列共振回路22の特性を示している。また、f1は並列共振回路21の共振周波数を表し、f2は並列共振回路22の共振周波数を表している。各周波数毎の複合共振回路のインピーダンスの絶対値は、各周波数毎の並列共振回路21,22のインピーダンスの絶対値のうちの大きい方と一致する。
【0033】
第2の例では、並列共振回路21,22の各々のインピーダンスの絶対値が所定値(例えば、複合共振回路におけるインピーダンスの絶対値の最大値の2分の1)以上となる周波数範囲は互いに離れている。そして、複合共振回路のインピーダンスの絶対値が上記の所定値以上となる周波数範囲は、各並列共振回路21,22の上記の周波数範囲を含む。従って、第2の例の複合共振回路によれば、2つの周波数範囲においてリップル電圧やノイズを低減することが可能になる。図6には、スイッチング回路のスイッチング周波数と等しい周波数のリップル電圧の波形と、スイッチング回路のスイッチング動作に伴うノイズの波形も記載している。図6において、符号43はリップル電圧の波形を示し、符号44はノイズの波形を示している。通常、リップル電圧の周波数は500kHz以下であり、ノイズの周波数は1MHz以上である。第2の例において、並列共振回路21の共振周波数f1をリップル電圧の周波数に合わせ、並列共振回路22の共振周波数f2をノイズの周波数に合わせれば、リップル電圧やノイズを効果的に低減することができる。従って、第2の例によれば、電力変換回路が発生するリップル電圧やノイズに対する総合的な対策が可能になる。
【0034】
次に、図7ないし図9を参照して、本実施の形態における磁芯10の3つの例について説明する。第1の例の磁芯10は、図7に示したように、全体が同一の磁性材料によって形成されている。磁芯10は、例えば、フェライトやアモルファス磁性材料からなるものでもよいし、圧粉磁芯でもよい。なお、図7に示した磁芯10の形状は一例であり、図7に示した磁芯10と同等の磁気回路を構成するものは第1の例の磁芯10に含まれる。また、第1の例の磁芯10は、複数の部材が接合されて構成されたものでもよい。具体的には、第1の例の磁芯10としては、例えばEE型磁芯やEI型磁芯やポット型磁芯を用いることができる。
【0035】
第2の例の磁芯10は、図8に示したように、それぞれ単独でも環状の磁気回路を構成可能な2つの磁芯10A,10Bが接合されて構成されている。磁芯10A,10Bは、互いに形状や大きさが異なっていてもよい。第2の例の磁芯10を用いた場合には、図1に示したインダクタンス素子1は、接合された2つの磁芯10A,10Bと、各磁芯10A,10Bに巻かれた2つの巻線12,13とを有し、これらによって2つのインダクタンス要素が構成されたものとなる。
【0036】
第3の例の磁芯10は、図9に示したように、それぞれ単独でも環状の磁気回路を構成可能な2つの磁芯10C,10Dが接合されて構成されている。磁芯10C,10Dは、互いに特性が異なっている。具体的には、例えば、磁芯10C,10Dは、互いに透磁率が異なる磁性材料によって形成されている。磁芯10C,10Dの材料としては、フェライト、アモルファス磁性材料、圧粉磁芯用材料等のうちから、特性の異なる任意の材料を用いることができる。第3の例の磁芯10を用いた場合には、図1に示したインダクタンス素子1は、互いに特性が異なる2つの磁芯10C,10Dと、各磁芯10C,10Dに巻かれた2つの巻線12,13とを有し、これらによって2つのインダクタンス要素が構成されたものとなる。第3の例の磁芯10を用いた場合には、各磁芯10C,10Dに巻かれる巻線が同様のものであっても、各巻線のインピーダンスの周波数特性が異なることとなる。
【0037】
以上説明したように、本実施の形態に係る複合共振回路は、複数の並列共振回路の共振特性が複合されてなる複合共振特性を有している。そして、本実施の形態では、この複合共振特性を利用して、電力変換回路が発生するリップル電圧やノイズを低減することができる。また、本実施の形態では、複合共振特性を利用するため、ある程度の周波数の幅を有するノイズを低減したり、周波数が異なるリップル電圧とノイズを同時に低減したりすることができる。このように、複合共振回路は、電力変換回路が発生するリップル電圧やノイズの低減のためのフィルタとして利用可能である。また、複合共振回路では、複合共振特性を利用してリップル電圧やノイズを低減するので、LCフィルタに比べてインダクタンス素子を小型化でき、その結果、複合共振回路全体もLCフィルタに比べて小型化することができる。
【0038】
また、本実施の形態によれば、複数のインダクタンス要素を含む1つのインダクタンス素子1と、このインダクタンス素子1に接続されたキャパシタ2,3とを用いて、複数の並列共振回路21,22を構成することができる。従って、本実施の形態によれば、複数のインダクタンス素子を用いて複数の並列共振回路を構成する場合に比べて、複合共振回路をより小型化することが可能になる。
【0039】
[第2の実施の形態]
次に、図10および図11を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る複合共振回路について説明する。図10は本実施の形態に係る複合共振回路の構成を示す説明図、図11は図10に示した複合共振回路の等価回路を示す回路図である。
【0040】
図10に示したように、本実施の形態に係る複合共振回路は、1つのインダクタンス素子51と、このインダクタンス素子51に接続された1つのキャパシタ52とを備えている。
【0041】
インダクタンス素子51は、それぞれ環状の磁気回路を構成する2つの磁芯53A,53Bを有している。2つの磁芯53A,53Bは、それぞれ中空部を有し、この2つの中空部の軸方向が一致するように配置され、互いに接合されている。磁芯53A,53Bは、互いに特性が異なっている。具体的には、例えば、磁芯53A,53Bは、互いに透磁率が異なる磁性材料によって形成されている。磁芯53A,53Bの材料としては、フェライト、アモルファス磁性材料、圧粉磁芯用材料等のうちから、特性の異なる任意の材料を用いることができる。
【0042】
インダクタンス素子51は、更に、磁芯53A,53Bに巻かれた巻線54と、磁芯53A,53Bに巻かれた共振用巻線55とを有している。巻線54の両端にはそれぞれ端子54a,54bが接続されている。共振用巻線55の両端はキャパシタ52を介して接続されている。
【0043】
共振用巻線55は、互いに特性が異なる磁芯53A,53Bに巻かれているため、図11に示したように、磁芯53Aに巻かれた巻線部分55aと、磁芯53Bに巻かれた巻線部分55bとを含むものとみなすことができる。この場合、巻線部分55a,55bは並列に接続されているとみなすことができる。キャパシタ52は、巻線部分55aの両端間および巻線部分55bの両端間に設けられているとみなすことができる。磁芯53A、巻線部分55aおよびキャパシタ52は第1の並列共振回路を構成し、磁芯53B、巻線部分55bおよびキャパシタ52は第2の並列共振回路を構成している。また、磁芯53Aおよび巻線部分55aによって1つのインダクタンス要素が構成され、磁芯53Bおよび巻線部分55bによって他の1つのインダクタンス要素が構成される。また、巻線54と巻線部分55aは磁芯53Aを介して磁気的に結合され、巻線54と巻線部分55bは磁芯53Bを介して磁気的に結合されている。
【0044】
また、磁芯53A,53Bの特性が互いに異なっていることから、巻線部分55a,55bのインダクタンスは互いに異なっている。そのため、第1の並列共振回路と第2の並列共振回路は、互いに異なる共振特性を有している。特に、第1の並列共振回路の共振周波数と第2の並列共振回路の共振周波数は互いに異なっている。
【0045】
本実施の形態に係る複合共振回路では、1つの共振用巻線55と1つのキャパシタ52とによって2つの並列共振回路が複合されている。また、巻線54は、磁芯53A,53Bを介して共振用巻線55に対して磁気的に結合されている。従って、巻線54は、2つの並列共振回路の共振特性が複合されてなる複合共振特性を有することになる。
【0046】
本実施の形態に係る複合共振回路は、端子54a,54bを介して巻線54が導電線に接続されることによって、導電線の途中に挿入される。複合共振回路は、この導電線上を伝搬するリップル電圧やノイズの低減のためのフィルタとして利用可能である。
【0047】
本実施の形態におけるその他の構成、作用および効果は、第1の実施の形態と同様である。
【0048】
[第3の実施の形態]
次に、図12および図13を参照して、本発明の第3の実施の形態に係る複合共振回路について説明する。図12は本実施の形態に係る複合共振回路の構成を示す説明図、図13は図12に示した複合共振回路の等価回路を示す回路図である。
【0049】
図12に示したように、本実施の形態に係る複合共振回路は、1つのインダクタンス素子61と、このインダクタンス素子61に接続された1つのキャパシタ62とを備えている。
【0050】
インダクタンス素子61は、それぞれ環状の磁気回路を構成する2つの磁芯63A,63Bを有している。磁芯63A,63Bは、互いに接合されている。磁芯63A,63Bの配置や材料は、第2の実施の形態における磁芯53A,53Bと同様である。
【0051】
インダクタンス素子61は、更に、磁芯63A,63Bに巻かれた巻線65を有している。巻線65の両端にはそれぞれ端子65c,65dが接続されている。また、巻線65の両端はキャパシタ62を介して接続されている。
【0052】
巻線65は、互いに特性が異なる磁芯63A,63Bに巻かれているため、図13に示したように、磁芯63Aに巻かれた巻線部分65aと、磁芯63Bに巻かれた巻線部分65bとを含むものとみなすことができる。この場合、巻線部分65a,65bは並列に接続されているとみなすことができる。キャパシタ62は、巻線部分65aの両端間および巻線部分65bの両端間に設けられているとみなすことができる。磁芯63A、巻線部分65aおよびキャパシタ62は第1の並列共振回路を構成し、磁芯63B、巻線部分65bおよびキャパシタ62は第2の並列共振回路を構成している。また、磁芯63Aおよび巻線部分65aによって1つのインダクタンス要素が構成され、磁芯63Bおよび巻線部分65bによって他の1つのインダクタンス要素が構成される。
【0053】
また、磁芯63A,63Bの特性が互いに異なっていることから、巻線部分65a,65bのインダクタンスは互いに異なっている。そのため、第1の並列共振回路と第2の並列共振回路は、互いに異なる共振特性を有している。特に、第1の並列共振回路の共振周波数と第2の並列共振回路の共振周波数は互いに異なっている。
【0054】
本実施の形態に係る複合共振回路では、1つの巻線65と1つのキャパシタ62とによって2つの並列共振回路が複合されている。そのため、この複合共振回路は、2つの並列共振回路の共振特性が複合されてなる複合共振特性を有する。
【0055】
本実施の形態に係る複合共振回路は、端子65c,65dを介して巻線65が導電線に接続されることによって、導電線の途中に挿入される。複合共振回路は、この導電線上を伝搬するリップル電圧やノイズの低減のためのフィルタとして利用可能である。
【0056】
本実施の形態におけるその他の構成、作用および効果は、第2の実施の形態と同様である。
【0057】
[第4の実施の形態]
次に、図14ないし図16を参照して、本発明の第4の実施の形態に係る複合共振回路について説明する。図14は本実施の形態に係る複合共振回路の構成を示す説明図、図15は図14に示した複合共振回路の等価回路を示す回路図、図16は本実施の形態に係る複合共振回路の複合共振特性を示す特性図である。
【0058】
図14に示したように、本実施の形態に係る複合共振回路は、1つのインダクタンス素子71と、このインダクタンス素子71に接続された2つのキャパシタ72,73とを備えている。インダクタンス素子71は、1つの磁芯74を有している。磁芯74は、中央の脚部74aと、この脚部74aの両側において脚部74aに対して所定の間隔を開けて配置された2つの脚部74b,74cと、脚部74a,74b,74cの各一端部を連結する連結部74dと、脚部74a,74b,74cの各他端部を連結する連結部74eとを有している。なお、磁芯74は、図7に示した磁芯10と同様に、全体が同一の磁性材料によって形成されていてもよい。あるいは、磁芯74は、図8に示した磁芯10と同様に、それぞれ単独でも環状の磁気回路を構成可能な2つの磁芯が接合されて構成されていてもよい。また、あるいは、磁芯74は、図9に示した磁芯10と同様に、互いに特性が異なり、且つそれぞれ単独でも環状の磁気回路を構成可能な2つの磁芯が接合されて構成されていてもよい。インダクタンス素子71は、更に、脚部74bに巻かれた巻線75と、脚部74cに巻かれた巻線76とを備えている。巻線75の両端はキャパシタ72を介して接続され、巻線76の両端はキャパシタ73を介して接続されている。巻線75の一端には端子77が接続されている。巻線75の他端は巻線76の一端に接続されている。巻線76の他端には端子78が接続されている。従って、図15に示したように、巻線75と巻線76は直列に接続されている。
【0059】
図15に示したように、磁芯74、巻線75およびキャパシタ72は第1の並列共振回路79を構成し、磁芯74、巻線76およびキャパシタ73は第2の並列共振回路80を構成している。また、磁芯74および巻線75によって1つのインダクタンス要素が構成され、磁芯74および巻線76によって他の1つのインダクタンス要素が構成される。
【0060】
第1の並列共振回路79と第2の並列共振回路80は、互いに異なる共振特性を有している。特に、第1の並列共振回路79の共振周波数と第2の並列共振回路80の共振周波数は互いに異なっている。第1の並列共振回路79と第2の並列共振回路80の共振特性を異ならせるには、巻線75,76のインダクタンスを異ならせるか、キャパシタ72,73の容量を異ならせるか、あるいは両方を異ならせればよい。
【0061】
本実施の形態に係る複合共振回路では、図15に示したように、2つの並列共振回路79,80が直列に接続されて、この2つの並列共振回路79,80が複合されている。そのため、この複合共振回路は、2つの並列共振回路79,80の共振特性が複合されてなる複合共振特性を有する。
【0062】
次に、図16を参照して、本実施の形態に係る複合共振回路の複合共振特性の一例について説明する。この例は、並列共振回路79,80の共振周波数を比較的近づけた場合の例である。図16は、並列共振回路79,80の共振特性として、並列共振回路79,80の各々のインピーダンスの絶対値の周波数特性を示している。図16において、符号81は並列共振回路79の特性を示し、符号82は並列共振回路80の特性を示し、符号83は複合共振回路の特性を示している。また、f1は並列共振回路79の共振周波数を表し、f2は並列共振回路80の共振周波数を表している。複合共振回路のインピーダンスの絶対値は、各周波数毎の並列共振回路79,80のインピーダンスの絶対値の和になる。
【0063】
この例では、並列共振回路79,80の各々のインピーダンスの絶対値が所定値(例えば、並列共振回路79,80のいずれかのインピーダンスの絶対値の最大値の2分の1)以上となる周波数範囲は部分的に重なっている。そして、複合共振回路のインピーダンスの絶対値が上記の所定値以上となる周波数範囲は、各並列共振回路79,80の上記周波数範囲よりも広い。
【0064】
更に、この例では、所定の周波数範囲(例えば、複合共振回路におけるインピーダンスの絶対値が上記の所定値以上となる周波数範囲)における複合共振回路のインピーダンスの絶対値は、その周波数範囲における並列共振回路79,80の各々のそれよりも大きい。
【0065】
従って、この例の複合共振回路によれば、1つの並列共振回路を用いる場合に比べて、リップル電圧やノイズを低減できる周波数範囲を広げることができると共に、リップル電圧やノイズをより低減することができる。
【0066】
なお、本実施の形態において、並列共振回路79,80の各々のインピーダンスの絶対値が所定値(例えば、並列共振回路79,80のいずれかのインピーダンスの絶対値の最大値の2分の1)以上となる周波数範囲が互いに離れるように、並列共振回路79,80の共振特性を設定してもよい。この場合には、複合共振回路の複合共振特性は図6に示したようになる。
【0067】
本実施の形態に係る複合共振回路は、端子77,78が導電線に接続されることによって、導電線の途中に挿入される。複合共振回路は、この導電線上を伝搬するリップル電圧やノイズの低減のためのフィルタとして利用可能である。
【0068】
本実施の形態におけるその他の構成、作用および効果は、第1の実施の形態と同様である。
【0069】
[第5の実施の形態]
次に、図17を参照して、本発明の第5の実施の形態に係る複合共振回路について説明する。図17は本実施の形態に係る複合共振回路の構成を示す説明図である。
【0070】
本実施の形態に係る複合共振回路は、環状の磁気回路を構成する2つの磁芯91,92と、それぞれ磁芯91,92に巻かれた巻線93,94と、巻線93に対して並列に接続されたキャパシタ95と、巻線94に対して並列に接続されたキャパシタ96とを備えている。巻線93の一端には端子97が接続されている。巻線93の他端は巻線94の一端に接続されている。巻線94の他端には端子98が接続されている。従って、巻線93と巻線94は直列に接続されている。本実施の形態に係る複合共振回路の等価回路は、図15に示した第4の実施の形態における等価回路と同様である。
【0071】
本実施の形態では、磁芯91、巻線93およびキャパシタ95は第1の並列共振回路101を構成し、磁芯92、巻線94およびキャパシタ96は第2の並列共振回路102を構成している。
【0072】
第1の並列共振回路101と第2の並列共振回路102は、互いに異なる共振特性を有している。特に、第1の並列共振回路101の共振周波数と第2の並列共振回路102の共振周波数は互いに異なっている。第1の並列共振回路101と第2の並列共振回路102の共振特性を異ならせるには、巻線93,94のインダクタンスを異ならせるか、キャパシタ95,96の容量を異ならせるか、あるいは両方を異ならせればよい。
【0073】
本実施の形態に係る複合共振回路では、2つの並列共振回路101,102が直列に接続されて、この2つの並列共振回路101,102が複合されている。そのため、この複合共振回路は、2つの並列共振回路101,102の共振特性が複合されてなる複合共振特性を有する。
【0074】
本実施の形態に係る複合共振回路の複合共振特性は、第4の実施の形態と同様であり、例えば図16や図6に示したようになる。
【0075】
本実施の形態におけるその他の構成、作用および効果は、第4の実施の形態と同様である。
【0076】
なお、本発明は上記各実施の形態に限定されず、種々の変更が可能である。例えば、各実施の形態では、2つの並列共振回路を複合して複合共振回路を構成したが、本発明では3つ以上の並列共振回路を複合して複合共振回路を構成してもよい。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の複合共振回路によれば、複数の並列共振回路の共振特性を利用して、電力変換回路が発生するリップル電圧やノイズを低減することができる。また、本発明では、ある程度の周波数の幅を有するノイズを低減したり、周波数が異なるリップル電圧とノイズを同時に低減したりすることができる。また、本発明によれば、複数の並列共振回路の共振特性を利用してリップル電圧やノイズを低減するため、複合共振回路の小型化が可能である。従って、本発明によれば、電力変換回路が発生するリップル電圧やノイズの低減のためのフィルタとして利用可能で且つ小型化できる複合共振回路を実現することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る複合共振回路の構成を示す説明図である。
【図2】図1に示した複合共振回路の等価回路を示す回路図である。
【図3】並列共振回路を示す回路図である。
【図4】図3に示した並列共振回路のインピーダンスの絶対値の周波数特性を概念的に示す説明図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る複合共振回路の複合共振特性の第1の例を説明するための特性図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る複合共振回路の複合共振特性の第2の例を説明するための特性図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における磁芯の第1の例を示す平面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態における磁芯の第2の例を示す平面図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態における磁芯の第3の例を示す平面図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る複合共振回路の構成を示す説明図である。
【図11】図10に示した複合共振回路の等価回路を示す回路図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る複合共振回路の構成を示す説明図である。
【図13】図12に示した複合共振回路の等価回路を示す回路図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態に係る複合共振回路の構成を示す説明図である。
【図15】図14に示した複合共振回路の等価回路を示す回路図である。
【図16】本発明の第4の実施の形態に係る複合共振回路の複合共振特性を示す特性図である。
【図17】本発明の第5の実施の形態に係る複合共振回路の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1…インダクタンス素子、2,3…キャパシタ、10…磁芯、11…巻線、12,13…共振用巻線、21…第1の並列共振回路、22…第2の並列共振回路。
Claims (2)
- 互いに透磁率の異なる第1および第2の磁芯と、
一端が第1の端子に接続され、他端が第2の端子に接続され、前記第1および第2の磁芯の両方に巻かれた第1の巻線と、
前記第1の磁芯のみに巻かれた第2の巻線と、
前記第2の巻線の両端を接続し、前記第2の巻線と共に第1の並列共振回路を構成する第1のキャパシタと、
前記第2の磁芯のみに巻かれた第3の巻線と、
前記第3の巻線の両端を接続し、前記第3の巻線と共に第2の並列共振回路を構成する第2のキャパシタとを備え、
前記第1の並列共振回路の共振周波数と前記第2の並列共振回路の共振周波数は互いに異なり、
前記第1および第2の端子間を伝搬するノーマルモードノイズを低減することを特徴とする複合共振回路。 - 前記第1および第2の並列共振回路の各々のインピーダンスの絶対値が所定値以上となる周波数範囲は互いに離れており、前記複合共振回路のインピーダンスの絶対値が前記所定値以上となる周波数範囲は、各並列共振回路の前記周波数範囲を含むことを特徴とする請求項1記載の複合共振回路。
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