JP4231129B2 - 穴明け加工機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、H型鋼のごときワークに対して上方向から穴明け加工を行う穴明け加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の穴明け加工機について簡単に説明すると、以下のようになる。
【0003】
フレームにはH型鋼のウェブに対して上方向から穴明け加工を行う穴明け加工ヘッドが上下方向へ移動可能に設けてあり、この穴明け加工ヘッドの下側には回転駆動可能なドリルが備えてある。上記穴明け加工ヘッドを上下方向へ移動させるため、フレームには油圧シリンダが設けてあると共に、この油圧シリンダの作動によって上下方向へ移動するピストンロッドには穴明け加工ヘッドが連結してある。上記油圧シリンダには、穴明け加工ヘッドの下方向の移動速度を早送り速度と切削送り速度(早送り速度よりもかなり遅い送り速度)に切換える速度切換手段が接続してある。又、油圧シリンダには圧力スイッチが接続してあり、この圧力スイッチはドリルの先端部が上方向からワークに突当たって油圧シリンダ内の圧力が変動したことを検出するものである。そして、圧力スイッチにより油圧シリンダ内の圧力の変動を検出すると、穴明け加工ヘッドの下方向の移動速度を早送り速度から切削送り速度に切換えるように速度切換手段を制御できるように構成してある。
【0004】
従って、油圧シリンダの作動によりピストンロッドを下方向へ移動させることにより、穴明け加工ヘッドを早送り速度で下方向へ移動させて、回転駆動中のドリルの先端部を上方向からワークに突当てる。ここで、穴明け加工ヘッドの下方向の移動速度を早送り速度にしたのは、穴明け加工ヘッドが下方向の移動を開始してから短時間でドリルの先端部がワークに突当たるようにして、作業時間の短縮化を図るためである。そして、ドリルの先端部が上方向からワークに突当たって油圧シリンダ内の圧力の変動を圧力スイッチにより検出すると、加工負荷を低減してドリルの寿命向上及び切削性の向上を図るため、速度切換手段を制御して穴明け加工ヘッドの移動速度を早送り速度から切削送り速度に切換える。これによって、ワークに対して所望の穴明け加工を行うことができる。尚、穴明け加工後においては、油圧シリンダの作動によりピストンロッドを上方向へ移動させることにより、穴明け加工ヘッドを上方向へ移動させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、油圧シリンダに接続したバルブ等の油圧機器の作動の影響により圧力スイッチが誤作動をする場合がある。穴明け加工ヘッドの下方向の移動を開始すると直ちに穴明け加工ヘッドの下方向の移動速度が切削送り速度に切換わって、加工時間の短縮化を図ることができなかったり、ドリルの切削によって穴明け加工を開始しても穴明け加工ヘッドの下方向の移動速度が切削送り速度に切換わらず、ドリルの寿命向上及び切削性の向上を図ることができないという問題がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項に記載の発明にあっては、フレームにワークに対して上方向から穴明け加工を行う穴明け加工ヘッドを上下方向へ移動可能に設け、この穴明け加工ヘッドの下側に回転駆動可能なドリルを備え、穴明け加工ヘッドを上下方向へ移動させるため、フレームにアクチュエータを設けると共に、このアクチュエータの作動によって上下方向へ移動する可動体に穴明け加工ヘッドを連結し、このアクチュエータに、穴明け加工ヘッドの下方向の移動速度を早送り速度と切削送り速度に切換える速度切換手段を接続し、上記アクチュエータを上記フレームに対して上下方向へ僅かに移動できるように構成し、上記フレームにアクチュエータを上方向へ付勢しつつ下方向から支持する弾性支持体を設け、ドリルの先端部が上方向からワークに突当たってアクチュエータがフレームに対して僅かに上方向へ移動したことを検出するセンサを設け、このセンサによりアクチュエータがフレームに対して僅かに上方向へ移動したことを検出すると穴明け加工ヘッドの下方向の移動速度を早送り速度から切削送り速度に切換えるように上記速度切換手段を制御するように構成してなることを特徴とする。
【0012】
ここで、アクチュエータの作動によって上下方向へ移動する可動体とは、シリンダがアクチュエータの場合にあってはピストンロッド、電動モータがアクチュエータの場合にあってはボールねじの回転によって上下方向へ移動するナット部材を含む意である。
【0013】
請求項に記載の発明特定事項によると、アクチュエータの作動により可動体を下方向へ移動させることにより、穴明け加工ヘッドを早送り速度で下方向へ移動させて、回転駆動中のドリルの先端部を上方向からワークに突当てる。ここで、弾性支持体によりアクチュエータを上方向へ付勢しつつ下方向から支持しているため、ドリルの先端部に作用する下方向の荷重を軽減でき、ドリルの先端部がワークに突当たる際の衝撃を緩和することができる。
【0014】
そして、ドリルの先端部が上方向からワークに突当たってアクチュエータが可動体に対して僅かに上方向へ移動したことがセンサにより検出されると、速度切換手段を制御して穴明け加工ヘッドの移動速度を早送り速度から切削送り速度に切換える。これによって、ワークに対して上方向から所望の穴明け加工を行う。ここで、穴明け加工中においても、弾性支持体によりドリルの先端部に作用する下方向の荷重を軽減できるため、加工負荷をより一層低減することができる。
【0015】
尚、穴明け加工後においては、アクチュエータの作動により可動体を上方向へ移動させることにより、穴明け加工ヘッドを上方向へ移動させてワークに対して離反せしめる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0017】
図1を参照するに、第1の発明の実施の形態に係る穴明け加工機1はH型鋼のごときワークWのウェブWaに対して上方向(図1において上方向)から穴明け加工を行うものであって、以下、穴明け加工機1について詳細に説明する。
【0018】
穴明け加工機1における上部フレーム3には可動フレーム5が左右方向(図1において左右方向)へ移動可能に設けてあり、この可動フレーム5にはワークWのウェブWaに対して上方向から穴明け加工を行う穴明け加工ヘッド7がガイド部材9を介して上下方向へ移動可能に設けてあり、この穴明け加工ヘッド7の下側には駆動モータ11の駆動により回転駆動可能なドリル13が備えてある。上記穴明け加工ヘッド7を上下方向へ移動させるため、可動フレーム5には油圧シリンダ15がブラケット17を介して設けてあり、この油圧シリンダ15の作動によって上下方向へ移動するピストンロッド19には穴明け加工ヘッド7の連結部7aが連結してある。
【0019】
上記油圧シリンダ15は上部油圧室21と下部油圧室23を備えており、上部油圧室21には回路25を介して4ポート3位置の方向制御弁27におけるAポートが接続してあり、下部油圧室23には回路29を介して方向制御弁27におけるBポートが接続してある。方向制御弁27におけるPポートには回路31を介してポンプ33が接続してあり、方向制御弁27におけるTポートには回路35を介してタンクTが接続してある。
【0020】
回路31には穴明け加工ヘッド7の下方向の移動速度を早送り速度と切削送り速度(早送り速度よりも遅い送り速度)に切換える速度切換手段37が配設してあり、この速度切換手段37は、連通状態と遮断状態とに切換可能な切換弁39と流量制御弁41とを並設して構成してある。
【0021】
穴明け加工ヘッド7はピストンロッド19に対して上下方向へ僅かに移動できるように構成してあって、ピストンロッド19の先端側には穴明け加工ヘッド7を上方向へ付勢しつつ下方向から支持する弾性支持体(例えば支持ばね)43が取付ナット45を介して設けてある。穴明け加工ヘッド7の連結部7aには近接センサ47が支持アーム49を介して設けてあり、この近接センサ47は、ピストンロッド19の先端部が近接したこと、換言すればドリル13の先端部が上方向からワークWのウェブWaに突当たって穴明け加工ヘッド7がピストンロッド19に対して僅かに上方向へ移動してピストンロッド19の段部19aと連結部7aの隙間δ1 がほぼ0になったことを検出するものである。上記近接センサ47は制御手段51に接続してあって、この制御手段51は、近接センサ47により穴明け加工ヘッド7がピストンロッド19に対して僅かに上方向へ移動して隙間δ1 がほぼ0になったことを検出すると、穴明け加工ヘッド19の下方向の移動速度を早送り速度から切削送り速度に切換えるように、換言すれば切換弁39を連通状態から遮断状態に切換えるように制御するものである。
【0022】
穴明け加工機1における支持フレーム53にはワークWを前後方向へ移動可能に支持する搬送テーブル55が設けてあり、この搬送テーブル55が設けてあって、適宜位置にはワークWを搬送テーブル55に対して固定せしめるバイス装置(図示省略)が設けてある。
【0023】
次に、第1の発明の実施の形態の作用について説明する。
【0024】
ワークWを前方向へ移動させると共に、穴明け加工ヘッド7を可動フレーム5と一体的に左右方向へ移動させることにより、ドリル13の先端部をワークWのウェブWaの垂直上方(真上)に位置せしめる。そして、バイス装置によりワークWを搬送テーブル55に対して固定せしめる。
【0025】
ワークWを固定せしめた後に、切換弁39を連通状態にし、方向制御弁27をAポートとPポートが連通しかつBポートとTポートが連通した状態に切換えることにより、穴明け加工ヘッド7を早送り速度で下方向へ移動させて、回転駆動中のドリル13を上方向からワークWのウェブWaに突当てる。ここで、弾性支持体43により加工ヘッド7を上方向へ付勢しつつ下方向から支持しているため、ドリル13の先端部に作用する下方向の荷重(力)を軽減でき、ドリル13の先端部がワークWのウェブWaに突当たる際の衝撃を緩和することができる。
【0026】
そして、ドリル13の先端部が上方向からワークWのウェブWaに突当たって穴明け加工ヘッド7がピストンロッド19に対して僅かに上方向へ移動して隙間δ1 がほぼ0になったことが近接センサ47により検出されると、制御手段51により切換弁39が連通状態から遮断状態に切換わって、穴明け加工ヘッド7の下方向の移動速度を早送り速度から切削送り速度に切換える。これによって、ワークWのウェブWaに対して上方向から所望の穴明け加工を行うことができる。ここで、穴明け加工中においても弾性支持体43によりドリル13の先端部に作用する下方向の荷重を軽減しているため、加工負荷をより一層低減することができる。
【0027】
尚、ワークWのウェブWaに対して穴明け加工を行った後に、切換弁39を連通状態に切換え、方向制御弁27をAポートとTポートが連通しかつBポートとPポートが連通した状態に切換えることにより、穴明け加工ヘッド7を上方向へ移動させて、ワークWに対して離反せしめる。
【0028】
以上のごとき、第1の発明の実施の形態によれば、穴明け加工ヘッド7がピストンロッド19に対して僅かに上方向へ移動して隙間δ1 がほぼ0になったことを近接センサ47により検出することにより、ドリル13の先端部がワークWのウェブWaに突当たったことを正確に検出することができる。そのため、穴明け加工ヘッド7の下方向の移動速度を早送り速度から切削送り速度へ適宜に切換えることができ、作業時間の短縮化を図りつつ、ドリル13の寿命向上及び切削性の向上を図ることができる。
【0029】
又、弾性支持体43によりドリル13の先端部に作用する荷重を軽減して、ドリル13の先端部がワークWのウェブWaに突き当たる際のドリル13の衝撃を緩和することができるため、ドリル13の先端部の欠け等の損傷を回避することができる。
【0030】
更に、ドリル13の切削による穴明け加工中においても、ドリル13の先端部に作用する荷重を軽減して、加工負荷をより一層低減することができるため、ドリル13のより一層の寿命向上及び切削性のより一層の向上を図ることができる。
【0031】
次に、第2の発明の実施の形態について説明する。
【0032】
図2を参照するに、第2の発明の実施の形態に係る穴明け加工機57は第1の発明の実施の形態に係る穴明け加工機1とほぼ同様の構成をしており、穴明け加工機57の特徴部分についてのみ説明する。尚、図面中穴明け加工機57における複数の構成要素のうち穴明け加工機1の構成要素に対応する構成要素については、図面中同一番号を付す。
【0033】
穴明け加工ヘッド7を上下方向(図2において上下方向)へ移動させるため、可動フレーム5には上下方向へ延びた送りねじ59に連動連結した電動モータ61が支持ブラケット63を介して設けてあり、この送りねじ59に螺合したナット部材65には穴明け加工ヘッド7の連結部7aが連結してある。上記電動モータ61にはコンバータ67が接続してあり、このコンバータ67は周波数を変えて送りねじ59の回転速度を変更するものである。
【0034】
上記穴明け加工ヘッド7における連結部7aはピストンロッド19に対して上下方向へ僅かに移動できるように構成してあって、ナット部材65には穴明け加工ヘッド7を上方向へ付勢しつつ下方向から支持する弾性支持体(例えば支持ばね)69が取付ナット71を介して設けてある。穴明け加工ヘッド7の連結部7aには近接センサ73が支持アーム75を介して設けてあり、この近接センサ73は、ドリル13の先端部が上方向からワークWのウェブWaに突当たって穴明け加工ヘッド7がピストンロッド19に対して僅かに上方向へ移動してナット部材65の段差部65aと連結部7aの隙間δ2 がほぼ0になったことを検出するものである。この近接センサ73は制御手段77に接続してあって、制御手段77は、近接センサ77により穴明け加工ヘッド7がピストンロッド19に対して僅かに上方向へ移動して隙間δ2 がほぼ0になったことを検出すると、送りねじ59の回転速度を遅くして穴明け加工ヘッド7の下方向の移動速度を早送り速度から切削送り速度に切換えるようにコンバータ67を制御するものである。
【0035】
尚、第2の発明の実施の形態においても、第1の発明の実施の形態とほぼ同じ作用、効果を有する。
【0036】
次に、第3の発明の実施の形態について説明する。
【0037】
図3を参照するに、第3の発明の実施の形態に係る穴明け加工機79は第1の発明の実施の形態に係る穴明け加工機1とほぼ同じ構成を有しており、穴明け加工機79の特徴部分についてのみ説明する。尚、穴明け加工機79における複数の構成要素のうち穴明け加工機1の構成要素と同じ構成要素については、図面中対応する構成要素と同一の番号を付する。
【0038】
穴明け加工ヘッド7を上下方向(図3において上下方向)へ移動させるため、可動フレーム5には油圧シリンダ81が設けてあり、この油圧シリンダ81の作動によって上下方向へ移動するピストンロッド83には穴明け加工ヘッド7の連結部7aが一体的に連結してある。油圧シリンダ81の上端側には支持部81aが設けてあり、この支持部81aはブラケット17に対して上下方向へ僅かに移動できるように構成してあって、ブラケット17には油圧シリンダ81を上方向へ付勢しつつ下方向から支持する弾性支持体(支持ばね)85が設けてある。
【0039】
ブラケット17には近接センサ87が支持アーム89を介して設けてあり、この近接センサ87は、ドリル13の先端部が上方向からワークWのウェブWaに突当たって油圧シリンダ81が可動フレーム5に対して僅かに上方向へ移動してブラケット17と油圧シリンダ81の隙間δ3 がほぼ0になったことを検出するものである。上記近接センサ87は制御手段91に接続してあり、この制御手段91は、近接センサ87により油圧シリンダ81が可動フレーム5に対して僅かに上方向へ移動して隙間δ3 がほぼ0になったことを検出すると切換弁39を遮断状態に切換えるように制御するものである。
【0040】
第3の発明の実施の形態の作用について説明する。
【0041】
ワークWを前方向へ移動させて、穴明け加工ヘッド7を可動フレーム5と一体的に左右方向へ移動させることにより、ドリル13の先端部をワークWのウェブWaの被加工部の垂直上方(真上)に位置せしめる。そして、バイス装置によりワークWを搬送テーブル55に対して固定せしめる。
【0042】
ワークWを固定せしめた後に、油圧シリンダ81の作動によりピストンロッド19を下方向へ移動させることにより、穴明け加工ヘッド7aを早送り速度で下方向へ移動させて、回転駆動中のドリル13の先端部を上方向からワークWのウェブWaに突当てる。ここで、弾性支持体85により油圧シリンダ81を上方向へ付勢しつつ下方向から支持しているため、ドリル13の先端部に作用する下方向の荷重を軽減することができ、ドリル13の先端部がワークWのウェブWaに突当たる際の衝撃を緩和することができる。
【0043】
そして、ドリル13の先端部が上方向からワークWのウェブWaに突当たって油圧シリンダ81が可動フレーム5に対して僅かに上方向へ移動して隙間δ3 がほぼ0になったことが近接センサ87により検出されると、制御手段91により切換弁39を連通状態から遮断状態に切換えて、穴明け加工ヘッド7の下方向の移動速度を早送り速度から切削送り速度に切換える。これによって、ワークWのウェブWaに対して上方向から所望の穴明け加工を行うことができる。ここで、穴明け加工中においても、弾性支持体85によりドリル13の先端部に作用する下方向の荷重を軽減しているため、加工負荷をより一層低減することができる。
【0044】
尚、ワークWのウェブWaに対して穴明け加工を行った後に、切換弁39を連通状態に切換え、方向制御弁27をAポートとTポートが連通しかつBポートとPポートが連通した状態に切換えることにより、穴明け加工ヘッド7を上方向へ移動させて、ワークWに対して離反せしめる。
【0045】
以上のごとき、第3の発明の実施の形態によれば、第1の発明の実施の形態と同様の効果を奏する。
【0046】
【発明の効果】
請求項に記載の発明によれば、穴明け加工ヘッドがピストンロッドに対して僅かに上方向へ移動したこと、或いはアクチュエータがフレームに対して僅かに上方向へ移動したことをセンサにより検出することにより、ドリルの先端部がワークに突当たったことを正確に検出することができる。そのため、穴明け加工ヘッドの下方向の移動速度を早送り速度から切削送り速度へ適宜に切換えることができ、作業時間の短縮化を図りつつ、ドリルの寿命向上及び切削性の向上を図ることができる。
【0047】
又、弾性支持体によりドリルの先端部に作用する荷重を軽減して、ドリルの先端部がワークに突当たる際のドリルの先端部の衝撃を緩和することができるため、ドリルの先端部の欠け等の損傷を回避することができる。
【0048】
更に、ドリルの切削による穴明け加工中においても、ドリルの先端部に作用する荷重を軽減して、加工負荷をより一層軽減することができるため、ドリルの寿命のより一層の向上及び切削性のより一層の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施の形態に係る穴明け加工機の概略的な正面図である。
【図2】第2の発明の実施の形態に係る穴明け加工機の概略的な正面図である。
【図3】第3の発明の実施の形態に係る穴明け加工機の概略的な正面図である。
【符号の説明】
1 穴明け加工機
5 可動フレーム
7 穴明け加工ヘッド
15 油圧シリンダ
37 速度切換手段
39 切換弁
41 流量制御弁
43 弾性支持体
47 近接センサ
57 穴明け加工機
61 電動モータ
65 ナット部材
67 コンバータ
69 弾性支持体
73 近接センサ
79 穴明け加工機
81 油圧シリンダ
85 弾性支持体
87 近接センサ

Claims (1)

  1. フレームにワークに対して上方向から穴明け加工を行う穴明け加工ヘッドを上下方向へ移動可能に設け、この穴明け加工ヘッドの下側に回転駆動可能なドリルを備え、穴明け加工ヘッドを上下方向へ移動させるため、フレームにアクチュエータを設けると共に、このアクチュエータの作動によって上下方向へ移動する可動体に穴明け加工ヘッドを連結し、このアクチュエータに、穴明け加工ヘッドの下方向の移動速度を早送り速度と切削送り速度に切換える速度切換手段を接続し、上記アクチュエータを上記フレームに対して上下方向へ僅かに移動できるように構成し、上記フレームにアクチュエータを上方向へ付勢しつつ下方向から支持する弾性支持体を設け、ドリルの先端部が上方向からワークに突当たってアクチュエータがフレームに対して僅かに上方向へ移動したことを検出するセンサを設け、このセンサによりアクチュエータがフレームに対して僅かに上方向へ移動したことを検出すると穴明け加工ヘッドの下方向の移動速度を早送り速度から切削送り速度に切換えるように上記速度切換手段を制御するように構成してなることを特徴とする穴明け加工機。
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