JP4229957B2 - ガスコンロの天板施工用冶具 - Google Patents

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本発明は、コンロ本体の上方開放部に天板を組み付ける際に、天板のバーナ用開口に移動可能に装着するバーナリングをコンロ本体に取り付けるバーナのバーナボディ外周に挿通させるためのガスコンロの天板施工用冶具に関する。
ガスコンロとして、煮こぼれ汁がコンロ本体内に落下するのを防止するため、天板のバーナ用開口に円環状のバーナリングを配置してバーナにおける円筒状のバーナボディ外周とバーナ用開口との間を塞ぐようにしたものがある(特許文献1)。
図8(a)に示すように、上記バーナリング804は、天板801のバーナ用開口811に挿通する部分の外周とバーナ用開口811の内周との間に隙間Sが形成されてこの隙間Sの分だけ水平方向に移動自在となっている。また、バーナリング804の下部には、天板801をコンロ本体上にセットする際に、バーナリング804がバーナ802におけるバーナボディ822の外周に挿通するときガイドするガイド片843を垂下形成している。
そして、このものでは、図8(b)に示すように、予めバーナリング804をバーナ用開口811に装着した天板801をコンロ本体の上方から組み付けると、バーナリング804がバーナボディ822を挿通するときに上記ガイド片843がバーナボディ822に当接することによりバーナボディ822に対してバーナリング804をガイドして円滑に挿通させることができ、天板801のセットがし易くなるとしている。
特開2002−13739号公報
しかしながら、上記ガイド片843を設けたバーナリング804であっても、天板801をコンロ本体にセットするとき、バーナリング804を動かさず無雑作に行うと、ガイド片843がバーナボディ822に強く擦り付けられてバーナボディ822の外面にキズを付け、あるいはこのガイド片843がバーナボディ822に配設する重要保安部品の点火電極825やサーモカップル826等にぶつかってこれらを破損させるおそれがある。
そのため、上記バーナリング804を装着した天板801をコンロ本体に組み付けるときであっても、作業者が比較的重量のある天板801をかかえた状態にて片方の手でバーナリング804を動かしながらバーナリング804をバーナボディ822に対してある程度センター合わせして細心の注意を払いながらセットする必要があり、作業者にとっては非常に面倒であって天板801の施工性が必ずしも良いものではなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、天板をコンロ本体に組み付けるときに自然にバーナリングをバーナボディとセンター合わせさせ、天板の施工性を格段に向上させるガスコンロの天板施工用冶具を提供することを課題とする。
(1)本発明に係るガスコンロの天板施工用冶具は、
コンロ本体の上方開放部に天板を組み付ける際に、天板のバーナ用開口に移動可能に装着したバーナリングを、コンロ本体に取り付けたバーナのバーナボディ外周に挿通させるためのガスコンロの天板施工用冶具であって、
バーナリングとバーナボディとをセンター合わせするガイド部を備えることを特徴とするものである(請求項1)。
これにより、天板をコンロ本体に組み付けるとき、天板のバーナリングとコンロ本体のバーナボディとのセンターが位置ずれしていてもバーナリングをバーナボディとセンター合わせすることができる。従って、バーナリングがバーナボディに挿通されるときには、バーナリングとバーナボディとのセンターが合った状態となる。
(2)上記天板施工用冶具は、バーナに着脱自在に装着する保持部を備え、上記ガイド部は、上部が外形形状として先細り状に形成されてバーナリングを挿入案内する傾斜ガイド部となり、中間部が外形形状として上記傾斜ガイド部の下端から連続してバーナボディの直径幅で垂直に形成されてバーナリングとバーナボディとをセンター合わせする垂直ガイド部となる構成を有するものでもよい(請求項2)。
これにより、天板をコンロ本体に組み付けるとき、天板のバーナリングとコンロ本体のバーナボディとのセンターが位置ずれしていても、天板をコンロ本体の上方からセットしていく途中で自然にバーナリングを動かしてバーナボディとセンター合わせすることができる。従って、バーナリングがバーナボディに挿通されるときには、バーナリングとバーナボディとのセンターが合った状態となる。
(3)上記保持部は、円筒状のバーナボディの上部から内側に挿入されてバーナボディに嵌合装着する保持脚部となり、この保持脚部には、側方に突出する突起が形成されていてもよい(請求項3)。
これにより、保持脚部をバーナボディ内に強固に嵌合させることができるので、天板施工時にバーナリングが本天板施工用冶具に比較的強く当接されても本天板施工用冶具の脱落を防止することができる。
(4)上記バーナボディの上端部に当接する段部が設けられていてもよい(請求項4)。
これにより、本天板施工用冶具を上下方向の定位置でバーナボディの上部に配置することができる。従って、上記垂直ガイド部をバーナボディの上端部位置から連続して配置させて、バーナリングのバーナボディ外周へのスムーズな挿通を確実に行うことができる。
(5)本天板施工用冶具は、互いに係合する係合部を設ける少なくとも2枚の平板材を縦方向に組み立てて構成するものでもよい(請求項5)。
これにより、本天板施工用冶具をバーナボディの上部に安定して装着することができる。
そして、このようなバーナボディの上部に安定して装着できるものを比較的簡単な構成で得ることができる。さらに、天板施工後は、各平板材に分解することで嵩張ることなく省スペースにて保管等することができる。
(6)本天板施工用冶具の内側部分には、下端まで連続する空間部が設けられていてもよい(請求項6)。
これにより、上記空間部内に、バーナボディの中央部で上方に突設する鍋底センサが配置されて、この鍋底センサを保護することができる。従って、天板のセット時に鍋底センサを破損させることもない。また、ガスコンロの梱包状態のときから本天板施工用冶具を、鍋底センサを有するバーナボディに装着しておけば、ガスコンロの運送中等においても鍋底センサを保護することができる。
以上のように、本発明によれば、天板をコンロ本体に組み付けるとき、天板のバーナリングとコンロ本体のバーナボディとのセンターが位置ずれしていても、バーナリングがバーナボディに挿通される時点では、自然にバーナリングとバーナボディとのセンターが合った状態となる。従って、天板のセット時、天板をコンロ本体の上方から降下させるだけで、バーナリングをバーナボディの外周にスムーズに挿通させることができ、天板の施工を楽に行うことができる。しかも、バーナリングがバーナボディに挿通されるまでにバーナリングとバーナボディとのセンターが合った状態となるので、バーナボディ等の外面にキズを付けたり、バーナボディ周辺の重要保安部品である点火電極やサーモカップル等を破損させることも防止できる。
まず、本発明に係るガスコンロの天板施工用冶具が適用されるガスコンロの一例を説明する。
図1を参照して、このガスコンロは、天板1のバーナ用開口11に円環状のバーナリング4を配置して、バーナ用開口11から突出するバーナ2における円筒状のバーナボディ22の外周とバーナ用開口11との間を塞ぐようにし、バーナ用開口11から煮こぼれ汁がコンロ本体10内に落下することを防ぐようにしたものである。また、天板1上には、バーナ用開口11を囲うようにして五徳3が載置されている。上記天板1は、セラミックガラス等のガラス製の平板を外枠15(図3参照)に嵌め込んで構成したものであるが、ステンレスやアルミニウム等の金属製の平板で構成してもよい。なお、図示しないが、天板1の裏面にはガラス板を受ける裏板が配設される。
バーナ2は、コンロ本体10内に取り付けられており、天板1に開設されたバーナ用開口11を通して天板1の上方に突出される。このバーナ2は、混合管21と、混合管21の下流端部から上方に延設する内外2重円筒構造のバーナボディ22と、バーナボディ22上に載置される環状のバーナヘッド23とで構成される。バーナボディ22の内筒22aの上端は、外側に折り返してカールさせたカール部22dとなっている。また、バーナボディ22の外筒22bには、上端から外方に張り出させた後に下方へ垂下させた円筒状のスカート部22cが設けられている。このスカート部22cの外周がバーナボディ22の外周となる。このバーナボディ22の外側には、点火電極25と失火検知用のサーモカップル26(図4参照)とが付設されている。また、バーナヘッド23の下面外周部には多数の歯形が垂設されており、バーナボディ22の上端部外周にこれら歯形間の隙間で構成される多数の炎孔24が形成される。バーナボディ22の内筒22a内には、バーナヘッド23の上方に突出する鍋底センサ5が配設されている。なお、バーナ2においては、上記鍋底センサ5を配設しないものでもよい。
図2をも参照して、バーナリング4は、外周部下面を天板1のバーナ用開口11の周辺部上面に着座させ、そして、天板1の裏面に配置する下板12においてバーナ用開口11を臨ませる中央開口14に張り出し形成する舌片部13の貫通孔13aにねじ42を下から通し、このねじ42をバーナリング4の下面に形成する取付け座41のねじ孔41aに螺合させることで、バーナリング4が天板1のバーナ用開口11に装着される。下板12は天板1には固定されておらず、また、天板1のバーナ用開口11の内周とバーナリング4のバーナ用開口11に挿通する部分の外周との間には隙間Sが形成されているので、バーナリング4は、この隙間Sの分だけ天板1に対して平行に移動自在となっている。すなわち、バーナリング4は、天板1のバーナ用開口11にその直径方向に移動可能に装着されている。
なお、天板1においてバーナ用開口11が2口、3口等の複数口有する場合も、上記同様に、各バーナ用開口11には別々の下板12を配置して平行移動可能にバーナリング4が装着される。さらに、この下板12の上には、図示しないが、バーナ用開口11を臨ませる開口を有する裏板が天板1の外枠15等に嵌め込んで固定される。
バーナリング4の下部には、天板1をコンロ本体10上にセットする際に、バーナリング4をバーナボディ22にガイドするガイド片43が垂下形成されている。このガイド片43のバーナ2側とは逆の外側面には上下方向に長手の突条43aが形成されており、この突条43aによってガイド片43の表面積を増大させてバーナリング4の熱がガイド片43を介して効率よく放熱される。その結果、バーナリング4の温度上昇が抑制されてバーナリング4に煮こぼれ汁がこびり付き難くなる。
また、バーナリング4には、バーナボディ22を挿通する中央孔40付近に、上記点火電極25を挿通させる透孔44と、上記サーモカップル26を挿通させる切欠45が設けられている。そして、この点火電極25とサーモカップル26とによりバーナリング4が回り止めされる。また、バーナリング4の外縁部の2箇所に凹欠部46が形成されている。そして、これら凹欠部46には、五徳3の複数の五徳爪32のうち2個の五徳爪32の下辺部を五徳枠31の内方に延長した延長部32aが係合されて五徳3が回り止めされる(図1参照)。
そして、上記バーナリング4は、バーナボディ22の垂直に立ち上がった外周部から径方向外方へ延設され、その途中に継ぎ目を有しない構成となっているので、このバーナリング4の上面に煮こぼれ汁が垂れても、煮こぼれ汁がコンロ本体10内に浸入することを防止する。また、バーナリング4の上面は、径方向外方へ向けて下り勾配となっているので、このバーナリング4の上面に煮こぼれ汁が垂れても、煮こぼれ汁がバーナボディ22側に移動してバーナボディ22とバーナリング4との境界から煮こぼれ汁がコンロ本体10内に浸入することも防止する。
なお、上記バーナリング4は、アルミニウムのダイキャスト品で構成されるが、真鍮鍛造品やステンレス品等でもよい。
次に、天板施工用冶具6について説明する。
図3〜図5に示すように、本天板施工用冶具6は、2枚の平板材60a,60bを縦方向に組み立てて上面視で十文字状に立体形成されて、コンロ本体10の上方開放部に天板1を組み付ける際に、バーナ2のバーナボディ22上部に装着される。
図6をも参照して、各平板材60a,60bは、概略キノコ状を有し、下部が円筒状のバーナボディ22の上部から内側に挿入されてバーナボディ22に嵌合装着する保持脚部61となり、上部が外形形状として先細り状に形成されてバーナリング4を挿入案内する傾斜ガイド部62となり、中間部が外形形状として上記傾斜ガイド部62の下端から連続してバーナボディ22の直径幅で垂直に形成されてバーナリング4をバーナボディ22とセンター合わせする垂直ガイド部63となる構成を有している。なお、上記平板材60a,60bは、樹脂製であるが、段ボール紙、プラスチック段ボール、パルプモールド、紙、金属など種々の材質で形成してもよい。
保持脚部61は、左右に1本ずつ有し、各保持脚部61の横幅は、バーナボディ22の外筒22bと内筒22aとの間の空間27内に挿入可能な大きさに設定されている。そして、図6を参照して、両保持脚部61の外側間の寸法W1は、バーナボディ22の外筒22bの内径よりも短く設定され、両保持脚部61の内側間の寸法W2は、バーナボディ22の内筒22aの最大外径と一致するか、これよりも短く設定されている。従って、保持脚部61をバーナボディ22の外筒22bと内筒22aとの間の空間27内に挿入すると、保持脚部61は、内筒22aの最大外周部(内筒上端のカール部22d)に嵌合される(図5参照)。
各保持脚部61の対向する内側部分には、側方に突出する突起64が形成されている(図5、図6を参照)。各突起64は、他方側の保持脚部61の突起64と対向する位置に形成されている。これらの突起64は、保持脚部61をバーナボディ22内に挿入させると、バーナボディ22の内筒22aの外周側面(上端のカール部22dより下の部分)に圧接される。これにより、保持脚部61をバーナボディ22内に強固に嵌合させ、天板施工時にバーナリング4が本天板施工用冶具6に比較的強く接触しても本天板施工用冶具6の脱落を防止することができる。なお、図5、図6に示した平板材60a,60bは、上記突起64を各保持脚部61にそれぞれ2個ずつ形成するが、1個ずつ形成するもの(図3の右側に示すもの)でもよいし、あるいは3個以上の複数個形成するものでもよい。また、保持脚部61は、バーナボディ22の内筒22aと外嵌する構成とするが、外筒22bに内嵌する構成でもよい。この場合、上記突起64は、保持脚部61の外側部分に形成する。
上記保持脚部61と上記垂直ガイド部63との境界となる外側には、バーナボディ22の外筒22bの上端部に当接する段部65が設けられている。これにより、本天板施工用冶具6を高さ方向の定位置でバーナボディ22の上部に配置することができる。従って、上記垂直ガイド部63をバーナボディ22の上端部位置から連続して配置させて、バーナリング4のバーナボディ22外周へのスムーズな挿通を確実に行うことができる。
各平板材60a,60bは、内側部分に下端まで連続して切り欠いた空間部67が設けられている。そして、バーナボディ22の中央部で上方に突設する鍋底センサ5が配設されている場合に、この空間部67内に鍋底センサ5を配置し保護することができる。従って、天板1のセット時にバーナリング4等が接触して鍋底センサ5を破損させることもない。なお、ガスコンロを工場から施工現場等へ出荷する際におけるガスコンロの梱包状態のときから本天板施工用冶具6を、鍋底センサ5を有するバーナボディ22に装着しておけば、ガスコンロの運搬中、現場での施工時等においても鍋底センサ5を保護することができる。
各平板材60a,60bは、中央上部に互いに係合する係合部66が設けられている。この係合部66は、凹溝66a,66xと、平板材60a,60bの両面に2つずつ突設させた4つの突片66b,66yとで構成されている。図6(a)に示すように、一方の平板材60aは、凹溝66aが空間部67の上端から上方に所定深さ切り込まれて下方に開放形成され、突片66bが凹溝66aの両端位置にそれぞれ突設されている。また、図6(b)に示すように、他方の平板材60bは、凹溝66xがその上端から下方に所定深さ切り込まれて上方に開放形成され、突片66yが凹溝66xの両端位置から少し離れた位置にそれぞれ突設されている。そして、各突片66b,66yは、空間部67の上端位置から平板材60a,60bの上端まで連続して形成されている。
そして、一方の平板材60aと他方の平板材60bとを十文字状に交差させ、一方の平板材60aの凹溝66aと他方の平板材60bの凹溝66xとを対向させて互いに差し込むと、凹溝66a,66x同士が係合すると共に、一方の平板材60aの表裏の突片66bが他方の平板材60bの一面側に突設する突片66y間に嵌入される(図7も参照)。これにより、2枚の平板材60a,60bが上面視で十文字状に立体的に組み立てられる。このようにして、本天板施工用冶具6を2枚の平板材60a,60bの組み立て物により構成することで、バーナボディ22の上部に安定して装着することができる。しかも、上記係合部66を設けることで、このようなバーナボディ22の上部に安定して装着できるものを比較的簡単な構成で得ることができる。さらに、天板施工後は、各平板材60a,60bに分解することで嵩張ることなく省スペースにて保管等することができる。
また、各平板材60a,60bは、上記係合部66を除いて輪郭に沿ってリブ68が両面に突出形成されており、このリブ68によって平板材60a,60bの強度を確保している。
そして、図3を参照して、天板1をコンロ本体10にセットする際は、上述したように、2枚の平板材60a,60bを十文字状に組み立てて構成する本天板施工用冶具6を、バーナボディ22の上部に装着する。次いで、コンロ本体10の前面側の辺部において外方へ向けて突出形成する爪16に、天板1の外枠15を内側から引っ掛けて、天板1をコンロ本体10に対して位置決めする。この後、天板1をコンロ本体10の上方開放部に倒し込むようにして、天板1をコンロ本体10の上方開放部に組み付ける。このとき、天板1のバーナリング4とコンロ本体10のバーナボディ22とのセンターが位置ずれしていても、天板1をコンロ本体10の上方からセットしていく途中で、本天板施工用冶具6がバーナリング4を挿通ガイドしてバーナリング4を動かしバーナボディ22とセンター合わせさせる。
すなわち、傾斜ガイド部62が先細り状となっているので、バーナリング4の中央孔40がこの天板施工用冶具6に簡単に挿通されると共に、天板1を倒し込むにつれてバーナリング4がバーナボディ22とセンター合わせされて行く。さらに天板1を倒し込んでバーナリング4が天板施工用冶具6の垂直ガイド部63に達すると、この垂直ガイド部63の外径寸法がバーナボディ22の外径と一致するので、バーナリング4は、バーナボディ22に対して正確にセンター合わせされる。そして、天板1を完全にコンロ本体10上に倒し込んで水平姿勢にすると、バーナリング4がバーナボディ22の外周に円滑に挿通される。このようにして、天板1をコンロ本体10上に倒し込んで行くだけで、バーナリング4がバーナボディ22に挿通されるときには、バーナリング4が自然に動かされてバーナボディ22とセンターが合った状態となる。
以上説明したように、上記天板施工用冶具6によると、天板1をコンロ本体10に組み付けるとき、天板1のバーナリング4とコンロ本体10のバーナボディ22とのセンターが位置ずれしていても、バーナリング4がバーナボディ22に挿通される時点では、自然にバーナリング4とバーナボディ22とのセンターが合った状態となる。従って、天板1のセット時、天板1をコンロ本体10の上方から降下させるだけで、バーナリング4をバーナボディ22の外周にスムーズに挿通させることができ、天板1の施工を非常に楽に行うことができる。
しかも、バーナリング4がバーナボディ22に挿通されるまでにバーナリング4とバーナボディ22とのセンターが合った状態となるので、バーナボディ22等の外面にキズを付けたり、バーナボディ22周辺の点火電極25やサーモカップル26等を破損させることもない。
ところで、近年のガスコンロは、システムキッチンのカウンタートップ開口に落とし込んで施工するビルトインタイプが主流になりつつあり、このビルトインタイプのガスコンロでは、コンロ本体10をカウンタートップ開口に落とし込んだ後、天板1を最後にそのコンロ本体10上にセットするものである。このようなビルトインタイプのガスコンロの施工においても、本天板施工用冶具6を用いることで、施工現場のシステムキッチンにて天板1の施工を非常に楽に行うことができる。
また、最近のガスコンロには、比較的重量のあるガラス製の天板1がよく用いられ、このものでは、天板施工時には、ガラスを割らないように注意する必要もあり、且つガラス製の天板1は、板金製のものよりも重量があるため、天板1の施工に一層細心の注意を要し、施工が面倒である。しかるに、このような板金製のものよりも重量のあるガラス製の天板1であっても、本天板施工用冶具6を用いることで、施工現場で天板1の施工を楽に行うことができる。
なお、天板1をコンロ本体10にセットする組み付け方としては、上述のように天板1の外枠15をコンロ本体10の爪16に引っ掛けて倒し込むやり方のほか、コンロ本体10の上方に天板1を略水平姿勢にして、そのまま降下させてバーナリング4の中央孔40に、コンロ本体10におけるバーナボディ22に装着する天板施工用冶具6を挿通させるようにセットしてもよい。
本実施の形態は、以上のとおりであるが、本発明に係るガスコンロの天板施工用冶具6としては、図3〜図7に示したものに限らず、例えば、以下のような変更が可能である。
上記天板施工用冶具6は、平板材60の2枚組で構成するが、平板材60を2枚以上の複数組で構成してもよし、1枚の平板材60だけで構成してもよい。
また、上記天板施工用冶具6は、平板材60を組み立てる形態とするが、予め一体形成された立体物としてもよい。
さらに、上記天板施工用冶具6は、バーナボディ22内に嵌合する保持脚部61と、外形的には上記傾斜ガイド部62及び上記垂直ガイド部63とを形成するものであれば、全体を円錐キャップ状に形成するなど、種々の形状、形態で構成してもよい。
実施の形態の天板施工用冶具が適用されるガスコンロの一例を示す断面図である。 天板に装着されるバーナリングと下板の斜め下方から見た分解斜視図である。 実施の形態の天板施工用冶具を用いた天板の組み付け方を説明する模式図である。 実施の形態の天板施工用冶具をバーナに装着した状態を示す斜視図である。 実施の形態の天板施工用冶具をバーナに装着した状態を示す側面図である。 実施の形態の天板施工用冶具を構成する2つの平板材をそれぞれ三方から見た平面図であって、同図(a)は下方開放の凹溝を有する平板材の平面図であり、同図(b)は上方開放の凹溝を有する平板材の平面図である。 2つの平板材を組み立てて天板施工用冶具を構成した状態を示す上面図である。 従来のガスコンロの要部を示す断面図であって、同図(a)はバーナとバーナリングの装着状態を示す断面図であり、同図(b)はバーナリングを装着した天板の組み付け方を示す断面図である。
符号の説明
1 天板
2 バーナ
4 バーナリング
6 天板施工用冶具
10 コンロ本体
11 バーナ用開口
22 バーナボディ
22a 内筒
22b 外筒
60a,60b 平板材
61 保持脚部
62 傾斜ガイド部
63 垂直ガイド部
64 突起
65 段部
66 係合部
67 空間部
68 リブ
S 隙間

Claims (6)

  1. コンロ本体の上方開放部に天板を組み付ける際に、天板のバーナ用開口に移動可能に装着したバーナリングを、コンロ本体に取り付けたバーナのバーナボディ外周に挿通させるためのガスコンロの天板施工用冶具であって、
    バーナリングとバーナボディとをセンター合わせするガイド部を備えることを特徴とするガスコンロの天板施工用冶具。
  2. 請求項1に記載のガスコンロの天板施工用冶具において、
    バーナに着脱自在に装着する保持部を備え、
    上記ガイド部は、上部が外形形状として先細り状に形成されてバーナリングを挿入案内する傾斜ガイド部となり、中間部が外形形状として上記傾斜ガイド部の下端から連続してバーナボディの直径幅で垂直に形成されてバーナリングとバーナボディとをセンター合わせする垂直ガイド部となる構成を有することを特徴とするガスコンロの天板施工用冶具。
  3. 請求項2に記載のガスコンロの天板施工用冶具において、
    上記保持部は、円筒状のバーナボディの上部から内側に挿入されてバーナボディに嵌合装着する保持脚部となり、この保持脚部には、側方に突出する突起が形成されているガスコンロの天板施工用冶具。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のガスコンロの天板施工用冶具において、
    上記バーナボディの上端部に当接する段部が設けられているガスコンロの天板施工用冶具。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のガスコンロの天板施工用冶具において、
    本天板施工用冶具は、互いに係合する係合部を設ける少なくとも2枚の平板材を縦方向に組み立てて構成するガスコンロの天板施工用冶具。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載のガスコンロの天板施工用冶具において、
    本天板施工用冶具の内側部分には、下端まで連続する空間部が設けられているガスコンロの天板施工用冶具。
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