JP5393369B2 - コンロ用バーナ - Google Patents

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本発明は、コンロ用バーナに関する。
従来、バーナボディと、バーナボディ上に設けられた円板状のバーナヘッドとを備えるコンロ用バーナが知られている(下記特許文献1参照)。バーナボディの中央部には内筒部が形成されており、この内筒部の下方から燃料ガスと一次空気とが混合された混合ガスが供給される。バーナボディの外周には内筒部と同心の外筒部が形成されており、外筒部の上端には、複数の炎口形成用溝が形成されている。
バーナヘッドは、その周縁部を外筒部の上端に載置されることにより、外筒部の上端の炎口形成用溝を覆って炎口を形成すると共に、内筒部及び分布室を上方から覆う。バーナヘッドは、内筒部の上方に空隙を存してバーナボディ上に設けられ、これによって、内筒部の上端から噴出する混合ガスを分布室へ向かって円滑に案内する。内筒部を通過した混合ガスは、内筒部の周囲の分布室を経て各炎口へ向かい、各炎口から吹き出す混合ガスにより火炎を形成する。
そして、バーナボディの外筒部に炎口形成用溝を設けることにより、バーナヘッドの周縁部を平坦に形成しておけばよく、バーナヘッドの構成を簡素化することができるので、バーナヘッドを金属板により形成して軽量且つ安価とすることができる。
ところで、バーナヘッドは、バーナボディの掃除等のメンテナンス作業が容易となるようにバーナヘッドから着脱自在に設けられる。しかし、バーナヘッドは金属板を材料として比較的重量が軽く、バーナボディ上にバーナヘッドを載置しただけでは、バーナボディに対するバーナヘッドの位置ずれが生じ易い。
そこで、上記従来のものでは、バーナボディに複数のピンを立設し、このピンにバーナヘッドを係止することによりバーナヘッドをバーナボディに固定する。即ち、バーナヘッドの周縁に沿って、ピンの拡径された頭部が係止される係止縁が設けられており、係止縁の一部にピンの頭部が通過自在の切欠きが設けられている。そして、バーナボディにバーナヘッドを取り付けるときには、先ず、バーナヘッドの切欠きにピンの頭部を通過させてバーナボディ上にバーナヘッドが載置された状態とし、次いで、バーナヘッドを回転させてピンの頭部をバーナヘッドの係止縁に係止させる。
特表2006−526126号公報
しかし、上記従来のものでは、バーナボディに、バーナヘッドを固定するためのピンを設けなければならず、バーナボディの構造が複雑となる。しかも、バーナボディに設けたピンは、バーナボディの掃除等のメンテナンス作業を行う際に邪魔になり、円滑なメンテナンス作業が行えない。
また、バーナボディにバーナヘッドを取り付ける際に、ピンと切欠きとの位置合わせが必要であるため面倒であるだけでなく、更にバーナヘッドを回転させるといった作業も必要であるため、バーナヘッドの取り付け作業に手数がかかる。
更に、ピンの頭部と切欠きとの位置合わせが不十分な状態では、バーナヘッドを回転させても、バーナボディにバーナヘッドを確実に取り付けることはできない。そしてこの場合には、バーナボディの外筒部の上端とバーナヘッドの周縁との間に隙間が生じて炎口が形成できず、良好な燃焼が得られない。
本発明は、上記の不都合に鑑み、バーナボディの構成を複雑化させることなく、バーナボディ上のバーナヘッドの位置ずれを確実に防止することができ、しかも、バーナボディ上へのバーナヘッドの取り付け作業を容易に行うことができるコンロ用バーナを提供することを目的とする。
本発明は、円筒状のバーナボディと、該バーナボディ上に着脱自在に設けられる円板状のバーナヘッドとからなり、前記バーナボディは、下端が混合ガス通路に連通して上端が開放されて混合ガスが上向きに噴出する内筒部と、該内筒部の外側に同心に設けられた外筒部とを備え、内筒部と外筒部との間に形成される環状の空間が分布室とされると共に複数の炎口形成用溝が外筒部の上端に形成され、前記バーナヘッドは、前記外筒部に載置することにより、その周端部で外筒部の炎口形成用溝を覆って炎口を形成すると共に前記内筒部の上端から噴出する混合ガスを前記分布室に導通自在とする空隙を存して前記内筒部を覆うコンロ用バーナにおいて、前記バーナヘッドは、該バーナヘッドを前記バーナボディ上に位置決めする位置決め部材を備え、該位置決め部材は、前記バーナヘッドの下面に固定される基部と、該基部から下方に延び、前記内筒部の上端から前記分布室に向かう混合ガスを導通自在とすべく前記内筒部の周方向に所定間隔を存して該内筒部の外周面に当接する少なくとも3つの延出部とを備えることを特徴とする。
本発明は、前記バーナヘッドの下面に設けた前記位置決め部材が、前記バーナボディの内筒部の外周面に係止する。これにより、バーナヘッドは位置決め部材を介してバーナボディ上で位置決めされ、バーナボディに対するバーナヘッドの位置ずれを確実に防止することができる。しかも、前記位置決め部材はバーナヘッドの下面に設けられていることにより、バーナボディ上にバーナヘッドを載置するだけでバーナボディの内筒部に係止して位置決め状態とすることができ、バーナボディ上へのバーナヘッドの取り付け作業を容易に行うことができる。
更に、バーナヘッドの位置決め部材は、バーナボディに予め設けられている内筒部に係止するので、バーナボディの既存の構成を変更する必要がなく、バーナボディの構成の複雑化を防止することができる。
また、前記位置決め部材は、前記バーナヘッドの下面に固定される基部と、該基部から下方に延び、前記内筒部の周方向に所定間隔を存して該内筒部の外周面に当接する少なくとも3つの延出部とを備えることにより、位置決め部材を極めて簡単な構成とすることができる。しかも、少なくとも3つの延出部が内筒部の外周面に各方向から当接し、バーナヘッドの位置決め状態を確実に得ることができる。更に、各延出部は互いに所定間隔を存して設けられているので、内筒部の上端から噴出する混合ガスを、各延出部間を通って分布室に向かって円滑に導出させることができる。
また、前記位置決め部材は、一枚の金属製板材により形成され、前記延出部は、前記バーナヘッドの下面に対応する形状の前記基部に連設された板状片を下方に折り曲げることにより形成されることが好ましい。これによれば、位置決め部材を一枚の金属製板材を折り曲げて安価に且つ軽量に形成することができ、製造コストの増加を抑えることができる。
また、前記位置決め部材の前記延出部を、その両側の板面が前記バーナヘッドの径方向に沿う姿勢とし、内側の端縁が前記内筒部の外周面に当接するように設けることにより、各延出部の内側の端縁を内筒部に確実に係止させたうえで、内筒部の上端から噴出して分布室に向かう混合ガスを、各延出部の板面に沿って円滑に案内することができる。
ところで、本発明のバーナヘッドは、その下面に前記位置決め部材が設けられていることにより、バーナヘッドの上面側と下面側とが容易に判断できる。従って、バーナボディ上にバーナヘッドを載置するとき、使用者がバーナヘッドの上面と下面とを見間違えて裏返しに載置してしまうという事態が極めて生じ難いという利点がある。
しかしながら、バーナヘッドは、上下面にかかわらずバーナボディ上への載置が可能であるため、不測の原因によりバーナボディ上に裏返しのバーナヘッドが載置される場合のことを考慮しておく必要がある。
そこで、本発明において好ましくは、前記バーナヘッドの上面側に、前記バーナボディの外筒部の内周形状に対応する形状に隆起する隆起部を設ける。これによれば、バーナヘッドを裏返しの状態でバーナボディ上に載置しても、前記隆起部が外筒部の内側に収まるので、バーナヘッドのバーナボディに対する水平方向の位置ずれは生じない。これにより、バーナボディの外側周りに確実に火炎を形成させることができる。
しかし、その反面、バーナヘッドを裏返しの状態でバーナボディ上に載置すると、前記隆起部と前記内筒部の上縁との距離が狭くなる、或いは、内筒部の上端が隆起部により閉塞されることが考えられる。こうなると、内筒部に連通する混合ガス通路の混合ガスの流れが妨げられて混合ガス通路内に停留し、混合ガス通路に連続して送り込まれる混合ガスが混合ガス通路に入りきれずに、例えば、一次空気の取り入れ口等から溢れて外部に流出するおそれがある。
そこで、本発明では更に、前記内筒部の上端の一部に、前記バーナヘッドの裏面に接触しない高さで上方に突出する突起を設けておく。こうすることで、バーナヘッドを裏返しの状態でバーナボディ上に載置したとき、隆起部が内筒部の突起に当接して内筒部の上端と隆起部との間に十分な空隙を形成することができるので、内筒部の上端からの混合ガスを確実に噴出させることができる。
しかも、前記突起は内筒部の一部に設けられていることにより、バーナボディ上に裏返し状態のバーナヘッドを載置したとき、内筒部の突起が隆起部の一部を押し上げたような状態となる。これによって、バーナボディ上でバーナヘッドが傾き、バーナヘッドの周端部がバーナボディの外筒部に当接する部分とバーナボディの外筒部から離間する部分とが形成される。この状態でバーナを燃焼させて外筒部の周囲に火炎が形成されると、バーナヘッドの周端部がバーナボディの外筒部に当接する部分で形成される火炎に比べて、バーナヘッドの周端部がバーナボディの外筒部から離間する部分で形成される火炎が大きくなる。そして、このように通常とは異なる燃焼状態とすることにより、使用者に、バーナボディ上に裏返し状態のバーナヘッドが載置されていることを容易に気付かせることができ、円滑に正常の載置状態に戻すよう促すことができる。
また、それ以外に、本発明においては、前記バーナヘッドの上面側に、該バーナヘッドの上下を反転させて前記バーナボディ上に載置したときに該バーナボディの所定位置に当接してバーナヘッドを傾斜させる突起を設けてもよい。これによっても、バーナボディ上に裏返し状態のバーナヘッドが載置されたときにバーナヘッドが傾いた状態となるので、通常とは異なる燃焼状態とすることができ、使用者に、バーナボディ上に裏返し状態のバーナヘッドが載置されていることを容易に気付かせることができる。
本発明の実施形態におけるガスコンロの一例を示す斜視図。 図1のガスコンロの説明的断面図。 本実施形態の要部を示す説明的縦断面図。 バーナボディの説明的斜視図。 バーナヘッドの説明的斜視図。 裏返しのバーナヘッドをバーナボディ上に載置した状態の一例を示す説明図。 裏返しのバーナヘッドをバーナボディ上に載置した状態の他の例を示す説明図。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態のバーナ1は、図1に示すように、ガスコンロ2に設けられている。ガスコンロ2の筐体3には、バーナ1が露出する上面開口部4が形成されている。上面開口部4の周縁上には、環状に形成された汁受け5が載置されている。汁受け5は、五徳6を一体に備えている。
ガスコンロ2は、図2に示すように、外部から燃料ガスを供給するガス供給管7と、ガス供給管7に接続されたコック8とを備えている。コック8は、筐体3の前面パネル9に設けられた操作つまみ10を操作することによって燃料ガスの供給量が調節される。コック8には、混合管11(混合ガス通路)が接続されている。混合管11は、コック8と支持板12とによって支持されている。支持板12は、横梁部材13を介してガスコンロ2の筐体3に支持されている。混合管11は、バーナ1にガスと一次空気が混合された混合ガスを供給する。混合管11の基端部には、一次空気の取り入れ口14が形成されている。
次に本実施形態のバーナ1について説明する。バーナ1は、図2及び図3に示すように、バーナヘッド15とバーナボディ16とによって構成されている。バーナボディ16はアルミダイキャスト、又は、鉄や真ちゅうによる鋳物により形成され、バーナヘッド15は、鉄板、ステンレス板、或いは真ちゅう板等の金属板により形成されている。なお、バーナヘッド15の材料として鉄板が採用される場合には、ホーロー処理又は耐熱塗装等の表面処理がされる。
バーナボディ16は、図3に示すように、内筒部17と外筒部18とを備えている。内筒部17と外筒部18とは同心に形成され、内筒部17と外筒部18との間の空間には、混合ガスを内筒部17の周囲に分布させる分布室19が形成されている。分布室19は、内筒部17と外筒部18とを一体に連結する連結部20によって底部が閉塞されている。内筒部17の下方側には、混合管11が接続されており、混合管11から送られた混合ガスは、内筒部17の上端から噴出して分布室19へ向かう。
また、バーナボディ16には、図4においてバーナヘッド15を取り除いて示すように、外筒部18の上端に複数の炎口形成用溝21が形成されている。更に、五徳6に対応する位置には、炎口形成用溝21よりも浅い溝である小炎口形成用溝22が形成されている。また、内筒部17の上端には突起17aが形成され、内筒部17の上端外周の角部には面取り部23が形成されている。なお、図4において仮想線で示すように、更に突起17aを追加形成してもよい。
バーナヘッド15は、図3に示すように、内筒部17の上端から噴出する混合ガスが分布室19に導通自在となるように、内筒部17との間に空隙を存して内筒部17を覆っている。バーナヘッド15には、外筒部18の内径に対応して上方に隆起する円形の隆起部15aと、この隆起部15aの外周から鍔状に張出す周端部15bとが形成されており、この周端部15bの下面には平坦な平面部24が形成されている。隆起部15aを設けることにより、バーナヘッド15の歪みに対する強度が向上する。
そして、周端部15bの下面の平面部24が、外筒部18の上端に載置されていることで、外筒部18の炎口形成用溝21及び小炎口形成用溝22の上方が平面部24により覆われて、複数の炎口25及び小炎口26が形成される。
バーナヘッド15の隆起部15aの中央部であって内筒部17の直上位置には、内筒部17に向かって半球状に膨出する凸部27が形成されている。凸部27は、内筒部17から上方に噴出する混合ガスを放射方向に拡散させて、分布室19に向かって混合ガスを均一に案内する。
また、バーナヘッド15は、その下面側に位置決め部材28を備えている。位置決め部材28は、内筒部17に係止してバーナボディ16上にバーナヘッド15を位置決めする形状とされている。即ち、位置決め部材28は、図5においてバーナヘッド15の天地を反転させて示すように、バーナヘッド15と同様な金属板により形成され、バーナヘッド15の下面にスポット溶接された基部29と、基部29から延出する板状片を折り曲げることにより形成された3つの延出部30とを備えている。位置決め部材28は、金属板を所定形状に打ち抜き形成した後に各延出部30を折り曲げるだけで形成されている。なお、延出部30の1つに形成されている孔31は、表面処理の際に図外の治具を引っ掛けるためのものである。
また、各延出部30は、内筒部17の外周に沿うように等間隔で設けられており、各延出部30の両側面(両側の板面)がバーナヘッド15の径方向に沿う姿勢とされている。そして、図3に示すように、各延出部30の内側の端縁が内筒部17の外周面に当接する。更に、図5に示すように、位置決め部材28の各延出部30の下端部の内側角部には、面取り部32が形成されている。
以上のように形成された本実施形態のバーナ1は、図3に示すように、バーナヘッド15がバーナボディ16に対して確実に位置決めされた状態とされ、バーナヘッド15が金属板により軽量に形成されていても、バーナボディ16上でのバーナヘッド15の位置ずれが生じない。
即ち、バーナヘッド15は、位置決め部材28の各延出部30を下方に向けてバーナボディ16上へ載置するだけで、3つの延出部30が内筒部17を包囲するようにして内筒部17の外周面に係止される。しかも、バーナボディ16上にバーナヘッド15を載置する際に、内筒部17と各延出部30との位置関係が多少ずれることがあっても、各延出部30の面取り部32が内筒部17の面取り部23に当接してバーナヘッド15の自重で滑り、内筒部17の外周に確実に各延出部30が円滑に案内される。従って、バーナヘッド15を極めて容易に且つ正確にバーナボディ16上に載置することができ、バーナヘッド15をバーナボディ16に取り付ける作業が極めて簡単である。
そして、バーナヘッド15をバーナボディ16に載置した状態では、各延出部30の両側面がバーナヘッド15の径方向に沿う姿勢であることにより、内筒部17の上端から分布室19へ向かう混合ガスを円滑に案内することができ、バーナ1における燃焼を良好とすることができる。
更に、バーナヘッド15に位置決め部材28を設けたことにより、バーナボディ16の構成を複雑化することなくバーナヘッド15を位置決めすることができ、しかも、位置決め部材28を一枚の金属板で形成することができるので、製造コストを増加させることなく安価に製造することができる。
ここで更に、例えば、図6に示すように、バーナヘッド15を裏返しの状態でバーナボディ16上に載置すると、バーナヘッド15に設けられている隆起部15aがバーナボディ16の内筒部17に設けられている突起17aに当接し、バーナヘッド15が傾いた状態となる。この状態で燃焼させると、バーナヘッド15の周端部15bがバーナボディ16の外筒部18に当接する部分で形成される火炎に比べて、バーナヘッド15の周端部15bがバーナボディ16の外筒部18から離間する部分で形成される火炎が大きくなる。これによって、使用者は、バーナヘッド15が裏返しであることに即座に気付き、迅速にバーナヘッド15を正常に戻すことができる。
また、バーナヘッド15を裏返しの状態でバーナボディ16上に載置すると、隆起部15aが外筒部18の内側に係止されるので、バーナボディ16に対してバーナヘッド15の水平方向の動きが規制される。これにより、バーナボディ16の分布室19の上方が開放されることがなく、外筒部18の周囲に火炎を形成させることができる。更に、バーナヘッド15が裏返しで傾いていても、バーナヘッド15の周端部15bは、外筒部18の上端に形成されている炎口形成用溝21,22の上方に位置するため、外筒部18の周囲の火炎は直上方向に向かって形成されるだけでなく、バーナヘッド15の周端部15bがバーナボディ16の外筒部18から離間する部分で形成さる火炎は、極度に大きなものとはならない。
また、図6に示す突起17aに替えて、図7に示すように、バーナヘッド15の周端部15bの上面側(図7においては、バーナヘッド15が裏返しであるため下側となる)に突起15cを設けてもよい。これによっても、バーナヘッド15が裏返しであると突起15cが外筒部18の上端に当接し、バーナボディ16上でバーナヘッド15が傾くので、図6に示す突起17aと同様の効果を得ることができる。また、これ以外には、図示しないが、バーナヘッド15を裏返しにしてバーナボディ16上に載置したときに、内筒部17と外筒部18との間の分布室19の底部、或いは、内筒部17の上端に当接してバーナヘッド15を傾ける突起を、バーナヘッド15の上面側の何れかの位置に設けることができる。
なお、前記突起17aや突起15c等は、バーナヘッド15を裏返しの状態でバーナボディ16上に載置した場合を考慮して設けられるものであって、このような不測の事態が確実に生じなければ、前記突起17aや突起15c等を設けなくてもよい。
また、本実施形態においては、位置決め部材28を金属板で形成し、基部29に対して各延出部30を下方に折り曲げたものを示したが、これ以外には、例えば、基部29と各延出部30とを別部材とし、基部29に各延出部30を溶接等で連結するようにしてもい。また、この場合には、各延出部30は板状片でなくてもよく、例えば、金属棒状に形成されていてもよい。
また、本実施形態の位置決め部材28では、3つの延出部30を等間隔で設けているが、延出部30の数はこれに限定されるものではなく、内筒部17の上端から分布室19へ向かう混合ガスの流動を阻害しない範囲で3つ以上設けてもよい。
1…コンロ用バーナ、11…混合管(混合ガス通路)、15…バーナヘッド、15a…隆起部、15b…周端部、16…バーナボディ、17…内筒部、17a,15c…突起、18…外筒部、19…分布室、21,22…炎口形成用溝、25,26…炎口、28…位置決め部材、29…基部、30…延出部。

Claims (5)

  1. 円筒状のバーナボディと、該バーナボディ上に着脱自在に設けられる円板状のバーナヘッドとからなり、
    前記バーナボディは、下端が混合ガス通路に連通して上端が開放されて混合ガスが上向きに噴出する内筒部と、該内筒部の外側に同心に設けられた外筒部とを備え、内筒部と外筒部との間に形成される環状の空間が分布室とされると共に複数の炎口形成用溝が外筒部の上端に形成され、
    前記バーナヘッドは、前記外筒部に載置することにより、その周端部で外筒部の炎口形成用溝を覆って炎口を形成すると共に前記内筒部の上端から噴出する混合ガスを前記分布室に導通自在とする空隙を存して前記内筒部を覆うコンロ用バーナにおいて、
    前記バーナヘッドは、該バーナヘッドを前記バーナボディ上に位置決めする位置決め部材を備え、
    該位置決め部材は、前記バーナヘッドの下面に固定される基部と、該基部から下方に延び、前記内筒部の上端から前記分布室に向かう混合ガスを導通自在とすべく前記内筒部の周方向に所定間隔を存して該内筒部の外周面に当接する少なくとも3つの延出部とを備えることを特徴とするコンロ用バーナ。
  2. 請求項記載のコンロ用バーナにおいて、
    前記位置決め部材は、一枚の金属製板材により形成され、
    前記延出部は、前記バーナヘッドの下面に対応する形状の前記基部に連設された板状片を下方に折り曲げることにより形成されることを特徴とするコンロ用バーナ。
  3. 請求項記載のコンロ用バーナにおいて、
    前記位置決め部材の前記延出部は、その両側の板面が前記バーナヘッドの径方向に沿う姿勢とされ、内側の端縁が前記内筒部の外周面に当接することを特徴とするコンロ用バーナ。
  4. 請求項1〜3の何れか1項記載のコンロ用バーナにおいて、
    前記バーナヘッドの上面側に、前記バーナボディの外筒部の内周形状に対応する形状に隆起する隆起部を設け、
    前記内筒部の上端の一部に、前記バーナヘッドの裏面に接触しない高さで上方に突出する突起を設けたことを特徴とするコンロ用バーナ。
  5. 請求項1〜3の何れか1項記載のコンロ用バーナにおいて、
    前記バーナヘッドの上面側に、該バーナヘッドの上下を反転させて前記バーナボディ上に載置したときに該バーナボディの所定位置に当接してバーナヘッドを傾斜させる突起を設けたことを特徴とするコンロ用バーナ。
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