JP3739915B2 - バーナリング及びバーナリングの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はガスコンロ内のガスバーナのバーナヘッドに外嵌装着するバーナリング及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【関連技術】
ガスバーナのバーナヘッドにバーナリングを装着したガスコンロとして、特願平9−6901号の発明を既に提案した。
図19は、上記発明の一つの実施の形態として例示したガスコンロの分解斜視図である。
【0003】
このガスコンロは、3個のガスバーナ(3) を具備するコンロ本体(2) と、その上端開放部を被蓋する天板(7) と、該天板(7) の上面に所定間隔を置いて配設される汁受皿(8) と、更に、該汁受皿(8) の上面に載置され且つ上記3個のガスバーナ(3) のバーナヘッドに外嵌されるバーナリング(4) (4) (4) を具備している。そして、バーナリング(4) には、ガスバーナ(3) に二次空気を供給する為の給気口(41)(41)が形成されている。尚、コンロ本体(2) には、その前方に引き出し可能になったトレー(60)を具備するグリル(6) が形成されていると共に、上記汁受皿(8) 上には五徳(5) が載置されるようになっている。
【0004】
このものでは、コンロ本体(2) の上端開放部を天板(7) で被蓋してその上に汁受皿(8) を載置すると、これらに形成された透孔(71)(81)を介してガスバーナ(3) のバーナヘッドが汁受皿(8) の上方に突出し、該バーナヘッドの突出部にバーナリング(4) を外嵌する。すると、該バーナリング(4) は載置面たる汁受皿(8) の上面に載置された状態になる。以後、トレー(60)や五徳(5) を取付けるとガスコンロの組み立て作業が完了する。
【0005】
上記ガスコンロは、図20のようにシステムキッチンのカウンタートップ(11)に装着して使用される。
同図に示すように、ガスバーナ(3) のバーナヘッド(31)は、上下に対向する天板(7) と汁受皿(8) の透孔(71)(81)を介して上方に突出していると共に、該突出部にはバーナリング(4) が外嵌装着されており、該バーナリング(4) の装着によって、汁受皿(8) の見苦しい透孔(81)を隠蔽している。
【0006】
このものでは、ガスバーナ(3) を燃焼させると、天板(7) の下方空間→該天板(7) の透孔(71)→汁受皿(8) の透孔(81)→バーナリング(4) の給気口(41)→バーナヘッド(31)の炎孔(33a) と繋がる経路で燃焼用二次空気が供給され、これにより、該炎孔(33a) に於けるガスの適正燃焼が確保される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ガスバーナ(3) に外嵌装着されたバーナリング(4) では、内外両リング部(43)(44)の境界部に位置する連結部(46)が上方に向けて直径拡大する円錐状に形成されていると共に、該連結部(46)には給気口(41)(41)が形成されている。
【0008】
従って、かかる構造のバーナリング(4) では、該バーナリング(4) の上方空間に前記給気口(41)(41)が露出して見苦しくなってしまうと言う問題があった。
本願発明は係る点に鑑みて成されたもので、請求項1の発明は、上方に給気口(41)(41)が露出しにくい構造を有するバーナリング(4) を提供することをその課題とする。
【0009】
請求項2〜請求項6の発明は、請求項1の発明のバーナリング(4) を製造する方法を提供することをその課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する為に採用した請求項1の発明の技術的手段は、
『ガスコンロに組み込まれたガスバーナのバーナヘッドに外嵌されるバーナリングであって、
前記バーナヘッドに外嵌される内リング部(43)と、
該内リング部 (43) に連結部 (46) を介して繋がる外リング部(44)を具備し、
前記連結部 (46) は前記内リング部(43)の外周縁と前記外リング部(44)の内周縁を繋ぎ且つ給気口(41)が開設された連結部である、
バーナリングに於いて、
前記外リング部 (44) の内径は前記内リング部 (43) の外径より小さく設定され、
前記内リング部 (43) と外リング部 (44) は共に外周から内周に近付くに従って次第に高くなるように傾斜し、
更に、前記連結部 (46) は、その下端が上端より中心側に位置するか、その上端が下端よりも中心側に位置して傾斜することにより、
平面視において、内リング部 (43) の外周縁の下に外リング部 (44) の内周縁が重なり合うか、外リング部 (44) の内周縁の下に内リング部 (43) の外周縁が重なり合う』ことである。
【0011】
上記技術的手段によれば、平面視において、内リング部 (43) の外周縁の下に外リング部 (44) の内周縁が重なり合うか、外リング部 (44) の内周縁の下に内リング部 (43) の外周縁が重なり合うから、該外リング部(44)の内周縁と内リング部(43)の外周縁を繋ぐ連結部(46)の給気口は、平面視に於けるバーナリング(4)の内リング部(43)と外リング部(44)の重なり部分の間に位置する。
上記課題を解決するための請求項2の発明の技術的手段は、
『一枚の金属板より成り、その一部に形成された隆起部(511)と、該隆起部(511)を包囲し且つ該隆起部(511)から半径方向外側に向けて同心状に順次配列された内リング部エリア(512)と連結部エリア(513)と外リング部エリア(514)を具備し、前記連結部エリア(513)には周方向に並んだ複数の給気口(41)が開設されている中間品を準備し、
前記内リング部エリア(512)の外周縁と前記外リング部エリア(514)の内周縁との相互間に前記隆起部(511)の隆起方向の段差が形成されるように前記連結部エリア(513)を曲げる曲げ工程と、
前記隆起部(511)を押し潰す方向に加圧して前記内リング部エリア(512)の外周縁を前記外リング部エリアの上面の上又は下面の下へずらして前記連結部エリア(513)を傾斜させる傾斜加工工程と、
前記内リング部エリア(512)の内側を打ち抜く装着孔打抜き工程とを具備する』ことである。
【0012】
上記技術的手段によれば、内リング部エリア(512) と外リング部エリア(514) との相互間に隆起部(511) の隆起方向の段差が形成されるように連結部エリア(513) を曲げる曲げ工程を実行すると、前記外リング部エリア(514) と内リング部エリア(512) が連結部エリア(513) 部分で段差が付いた状態になる。この状態で内リング部エリア(512) の内側の隆起部(511) を押し潰す方向に加圧し、これにより、前記内リング部エリア(512) の外周縁を外リング部エリア(514) の上面の上又は下面の下へずらせて前記連結部エリア(513) を傾斜させる(傾斜加工工程)。即ち、上記隆起部(511) を加圧してこれを扁平化させると、該隆起部(511) とその外周の内リング部エリア(512) の境界部の径が拡大し、これと連動して内リング部エリア(512) の外径も拡大して該内リング部の外周縁が外リング部エリア(514) の下面の下又は上面の上まで延びる。従って、内リング部エリア(512) の外周縁と外リング部エリア(514) の内周縁を繋ぐ連結部エリア(513) は、これら内リング部エリア(512) と外リング部エリア(514) の上下の重なり部に隠れた状態になる。
【0013】
次に、内リング部エリア(512) の内側を打ち抜く装着孔打抜き工程を実行し、ガスバーナのバーナヘッドに外嵌する為の装着孔を形成する。
これにより、請求項1の発明のバーナリングが製作できる。
請求項3の発明の技術的手段は、
『一枚の金属板を絞り加工することによって、その一部に形成された隆起部(511) と、該隆起部(511) を包囲し且つ該隆起部(511) から半径方向外側に向けて同心状に順次配列された内リング部エリア(512) と連結部エリア(513) と外リング部エリア(514) を具備する初期加工部材を製作する工程と、
前記連結部エリア(513) に周方向に並んだ複数の給気口(41)を打ち抜く給気口打抜き工程と、
前記内リング部エリア(512) の外周縁と前記外リング部エリア(514) の内周縁との相互間に前記隆起部(511) の隆起方向の段差が形成されるように前記連結部エリア(513) を曲げる曲げ工程と、
前記隆起部(511) を押し潰す方向に加圧して前記内リング部エリア(512) の外周縁を前記外リング部エリアの上面の上又は下面の下へずらして前記連結部エリア(513) を傾斜させる傾斜加工工程と、
前記内リング部エリア(512) の内側を打ち抜く装着孔打抜き工程とを具備する』ことである。
【0014】
上記技術的手段によれば、一枚の金属板を絞り加工することによって、隆起部(511) とこれを包囲するように同心状に順次外側に配列された内リング部エリア(512) と連結部エリア(513) と外リング部エリア(514) を具備する初期加工部材を製作し、その後、上記連結部エリア(513) に周方向に並んだ複数の給気口(41)を打ち抜く給気口打抜き工程を実行すると、既述した請求項2の発明の発明特定事項たる中間品に相当するものが出来上り、以後、請求項2の発明と同様の工程を実行してバーナリングを製作する。
【0015】
前記隆起部(511) は、内リング部エリア(512) 及び外リング部エリア(514) の共通の中心を中心とする半球状の隆起部又は有頂円筒状の隆起部とすることも出来るが、請求項4の発明のように、
『前記隆起部(511) は、同心状に配列された前記内リング部エリア(512) と前記連結部エリア(513) と前記外リング部エリア(514) の共通の中心を包囲するように隆起している環状の隆起部である』ものとすることも出来る。
【0016】
請求項2及び請求項3の発明に於ける曲げ工程及び傾斜加工工程については、
『曲げ工程は、前記内リング部エリア(512) の外周縁を前記外リング部エリア(514) の内周縁より上方にずらせるように前記連結部エリア(513) を屈曲させる工程であり、
前記傾斜加工工程は、前記連結部エリア(513) の下端が上端より中心側に位置するように該連結部エリア(513) を傾斜させる加工工程である』もの(請求項5の発明)、又はこれとは逆に、
『前記曲げ工程は、前記内リング部エリア(512) の外周縁を前記外リング部エリア(514) の内周縁より下方にずらせるように前記連結部エリア(513) を屈曲させる工程であり、
前記傾斜加工工程は、前記連結部エリア(513) の上端が下端より中心側に位置するように前記連結部エリア(513) を傾斜させる加工工程である』もの(請求項6の発明)とすることができる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1の発明によれば、連結部の給気口(41)は平面視に於けるバーナリングの内リング部と外リング部の重なり部の間に位置するから、これが上方に露出して見苦しくなる不都合が回避できる。
請求項2〜請求項6の発明によれば、請求項1の発明に係るバーナリングの製造方法が提供できる。
【0018】
又、請求項2〜請求項6の発明では一枚の金属板でバーナリング(4) を製造するから、複数の部品を組み合わせてバーナリング(4) を製造する場合のような組み立て作業が不要となって製造効率が向上する。又、複数の部品を組み合わせる場合に比べ、該複数部品を取り扱うことによる部品管理や取扱作業の煩雑さを回避することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に上記発明の実施の形態を説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係るバーナリング(4) は、既述従来のものと同様にコンロ本体(2) に組み込まれた三個のガスバーナ(3) のバーナヘッドに外嵌した状態で載置面たる汁受皿(8) 上に載置されるものである。
[第1番目の実施の形態]
*全体構成*
本実施の形態に係るバーナリング(4) は、図2,図3に示すように、図1のコンロ本体(2) に組み込まれたガスバーナ(3) のバーナヘッド(31)に外嵌する円形の内リング部(43)と、該内リング部(43)の外周に連結部(46)を介して繋がる外リング部(44)を具備し、これら内リング部(43)と外リング部(44)は同軸状に位置している。
*内リング部(43)の構成*
上記内リング部(43)の内周には環状垂下片(42)が屈曲垂下していると共に、該環状垂下片(42)で包囲される装着孔(40)の直径は上記ガスバーナ(3) のバーナヘッド(31)の外径と実質的に一致しており、これにより、バーナリング(4) をバーナヘッド(31)に略密に外嵌し得るようにしてバーナヘッド(31)の外周部とバーナリング(4) の境界に煮こぼれが侵入するのを防止できるようにしている。
【0020】
又、内リング部(43)は外周から内周に近付くに従って次第に高くなるように傾斜しており、これにより、後述する使用時に内リング部(43)上に落下する煮こぼれがその外周の外リング部(44)側に自然に流れるようになっている。
尚、この実施の形態では上記内リング部(43)の内径と外径は、夫々、約75mmと110mmに設定されている。
*外リング部(44)の構成*
上記内リング部(43)と同軸状に位置する外リング部(44)は外周に屈曲垂下する環状脚(49)を具備すると共に、該外リング部(44)の上面(44a) の内周縁は前記内リング部(43)の下面(43b) の下まで延びており、これにより、外リング部(44)の内周縁が内リング部(43)の下側に潜り込んだ状態になっている。このような構成にするため、外リング部(44)の内径は内リング部(43)の内径より大きく且つ該内リング部(43)の外径より小さな寸法に設定されている。又、上記外リング部(44)は、上記内リング部(43)と同様に、外周から内周に近付くに従って次第に高くなるように傾斜しており、該外リング部(44)上に落下する煮こぼれが汁受皿(8) 上に自然に流れるようにしている。又、上記構成を有する結果、外リング部(44)の外周の環状脚(49)の下端は、最も低い部位に位置し、これにより、該環状脚(49)の下端でバーナリングを汁受皿(8) の上面に立てることができるようになっている。
【0021】
尚、この実施の形態では上記外リング部(44)の内径と外径は、夫々、約105mmと145mmに設定されている。
*連結部(46)の構成*
上記内リング部(43)の外周縁と外リング部(44)の内周縁は、これらの周縁に沿って72°ピッチで設けられた五本の脚(460) (460) で連結されており、これら脚(460) (460) によって連結部(46)が構成されていると共に、これら各脚(460) (460) の相互間がガスバーナ(3) に二次空気を供給する為の給気口(41)となっている。
【0022】
尚、この実施の形態では内リング部(43)の外周縁と外リング部(44)の内周縁の上下間隔は約4mmに設定されている。
*バーナリング(4) の製造方法*
次に、上記バーナリング(4) の製造方法について説明する。
先ず、金属製の円板をプレス機で絞り加工して図4の(イ),(ロ)に示す立体形状を有する第1中間品(51)を造る。尚、この第1中間品(51)は、請求項3の発明の発明特定事項たる初期加工部材に対応している。
【0023】
この第1中間品(51)は同図(ロ)に示すように、中央の有底筒状部(510) とその上端外周に連続し且つ上方に凸となった円弧状の隆起部(511) を具備すると共に、該隆起部(511) の外周には、既述した内リング部(43)を形成する為の内リング部エリア(512) ,連結部(46)を形成する為の連結部エリア(513) 及び、外リング部(44)を形成する為の外リング部エリア(514) が同心状に連続している。従って、このものでは、同心状に配列された前記内リング部エリア(512) と連結部エリア(513) と外リング部エリア(514) の共通の中心を包囲するような環状の隆起部(511) が形成されている。
【0024】
又、上記外リング部エリア(514) の更に外周には輪郭形状を整える為にトリミングする切除エリア(515) が張り出していると共に、外リング部エリア(514) の外周の環状脚エリア(490) の下端は、その内側から内リング部エリア(512) の内周縁に繋がる部分の下面より低くなっている。尚、同図の(イ)は第1中間品(51)の平面図である。
【0025】
次に、図5に示す第2中間品を造る給気口打抜き工程を実行する。
この給気口打抜き工程では、上記第1中間品(51)の外周の切除エリア(515) をプレス機で切除すると共に、該切除と同時に、連結部エリア(513) 上に円周方向に並ぶように給気口(41)(41)を打ち抜く。これにより、図5に示す第2中間品(52)(請求項2の発明の発明特定事項たる中間品に対応する)が完成する。
【0026】
次に、図6に示すプレス型を用いて上記第2中間品(52)を更に加工する。
このプレス型の下型(54)の上面には、バーナリング(4) の内リング部(43)や外リング部(44)を成形する為の凹凸が形成されている。一方、上型(55)を構成するホルダ(550) の下面中央に形成された円柱孔(552) には円柱状の位置決め型(551) がバネ(553) で下方に付勢された状態で装填されている。
【0027】
又、上記位置決め型(551) の外側には円筒状の延ばし型(554) と押圧型(557) が同軸状に配設されており、これら延ばし型(554) と押圧型(557) はバネ(555) (559) で下方に付勢されている。又、押圧型(557) の外側には、円周方向に72°間隔で配設された5つの曲げ型(558) (558) がバネ(68)(68)で外方及び下方に付勢された状態で設けられている。そして、上記曲げ型(558) は各々が角柱状に形成されていると共に、その上端の外側コーナ部(67)は傾斜面となっている。又、上記曲げ型(558) はホルダ(550) に形成された角孔(62)内に上下方向に摺動し得るように挿入されている。又、他の型(551) (554) (557) もハウジング(550) に対して上下方向に摺動し得るようになっている。
【0028】
尚、位置決め型(551) ,延ばし型(554) ,押圧型(557) ,曲げ型(558) は図示しない抜止め機構によって下方に脱出するのが防止されている。
さて、上記プレス型を用いて既述第2中間品(52)を更に加工するときには、バーナリング(4) の連結部(46)を構成する脚(460) (460) となる部分(連結部(46)に於いて給気口(41)(41)が形成されていない部分)に曲げ型(558) が周方向に於いて対応するように、第2中間品(52)を下型(54)にセットする(図6参照)。
【0029】
次に上型(55)を降下させると、図7に示すように、先ず上型(55)中央の位置決め型(551) によって第2中間品(52)の有底筒状部(510) の底板が下型(54)上に押し付けられ、これにより、第2中間品(52)が安定させられる。
更に上型(55)が降下すると、図8に示すように、位置決め型(551) の上端がバネ(553) を圧縮しながら円柱孔(552) 内に深く侵入すると共に、第2中間品(52)の内リング部エリア(512) が押圧型(557) で下型(54)上に所定圧力(下型(54)と押圧型(557) の間で内リング部エリア(512) が摺動できる程度の圧力)で押圧された状態になる。又、曲げ型(558) の下端が外リング部エリア(514) に当接する。この状態では、図5に示す第2中間品に形成された給気口(41)(41)の内側縁の延長線(b) に押圧型(557) の下端外周縁が一致しており、又、上記給気口(41)(41)の外側縁の延長線(a) に曲げ型(558) 下端の三角状突出部(59)の先端が一致している。
【0030】
この状態で更に上型(55)を降下させると、図9に示すように、曲げ型(558) の上端の外側コーナ部(67)がホルダー(550) の傾斜面(69)で押されて内側に移動すると共に、曲げ型(558) がバネ(68)の付勢力で外リング部エリア(514) を内リング部エリア(512) より下方に押し下げるように曲げる。即ち、曲げ型(558) が下方内側に斜めに移動し(この場合、曲げ型(558) の三角状突出部(59)の先端は既述延長線(a) に常に一致した状態に保たれる)、これにより、外リング部エリア(514) が内リング部エリア(512) に対して隆起部(511) の隆起方向と逆方向(下方向)にずれるように変形する(請求項5の発明)。換言すれば、内リング部エリア(512) の外周縁と外リング部エリア(514) の内周縁との相互間に前記隆起部(511) の隆起方向の段差が形成されるように連結部エリア(513) が曲げられる曲げ工程が実行される。これにより、外リング部エリア(514) が曲げ型(558) と下型(54)で挟圧された状態になる。すると、同図に示すように、連結部(46)を構成する脚(460) (460) が内リング部エリア(512) 及び外リング部エリア(514) に対して垂直に屈曲した状態になると共に、前記脚(460) (460) の下端コーナ部に曲げ型(558) の三角状突出部(59)先端が一致した状態になる。このものでは、曲げ型(558) の三角状突出部(59)を、脚(460) の一端となる既述延長線(a) に一致させた状態で該脚(460) を曲げるから、該曲げコーナ部がエッジ状に折り曲げられる。
【0031】
又、図9の状態では、下型(54)と上型(55)に挟まれた中間品の隆起部(511) に延ばし型(554) が当接しており、この状態から更に上型(55)を降下させると、延ばし型(554) が上記隆起部(511) を押し潰す方向に加圧する。すると、図10に示すように、内リング部エリア(512) が下型(54)と押圧型(557) の間を外側へ逃げるように摺動し、これにより、内リング部エリア(512) の外周縁が外リング部エリア(514) の上面の上へずれ、連結部エリア(513) を構成する脚(460) が傾斜する(傾斜加工工程が実行される)。これにより、連結部エリア(513) の下端が上端より中心側に位置するように該連結部エリア(513) が傾斜し(請求項5の発明)、該連結部エリア(513) に形成された給気口(41)(41)が内リング部エリア(512) の外周と外リング部エリア(514) の内周の上下の重なり部分の間に隠れた第3中間品(53)が出来る。
【0032】
次に、上型(55)を初期位置まで上昇させてプレス型から上記第3中間品(53)を下方に強制的に引き抜くと、傾斜状態にある脚(460) が曲げ型(558) 下端の三角状突出部(59)に当接して曲げ型(558) を外側に押し出し、これにより、該曲げ型(558) の上部外側がホルダ(550) の凹部(569) (図10参照)に侵入して初期状態に復帰せしめられる。
【0033】
次に、上記プレス型から引き抜いた第3中間品(53)の中央部をプレス抜きして装着孔(40)を形成する装着孔打抜き工程を実行し、更に、外リング部(44)の外周の環状脚(49)を若干内側に屈曲させると共に内リング部(43)内周の環状垂下片(42)を形成すると、図11の如きバーナリング(4) が完成する。
このものでは、図10の状態に於いては、曲げ型(558) に形成された三角状突出部(59)の先端の上面傾斜面(590) に沿うように脚(460) が傾斜するから、該脚(460) が奇麗に曲げられる。尚、図10の状態に於いては、外リング部エリア(514) の内周近傍を曲げ型(558) で下型(54)上に押圧することができれば良いから、必ずしも曲げ型(558) に三角状突出部(59)を形成する必要はない。但し、三角状突出部(59)を設けない場合は、曲げ型(558) と押圧型(557) の間に、上記脚(460) の傾斜を許容する程度の間隙を形成する必要がある。
【0034】
上記バーナリング(4) は既述従来のものと同様にコンロ本体(2) に組み込まれたガスバーナ(3) のバーナヘッド(31)に外嵌装着して使用する。
図12は図1に示すコンロ本体(2) をシステムキッチンのカウンタートップ(11)に形成された開口部(12)に装着した状態を示す要部の断面図であり、コンロ本体(2) の上端外周に張り出す吊下げフランジ(22)はカウンタートップ(11)に形成された開口部(12)の外周縁に係合していると共に、コンロ本体(2) の上端開口部を被蓋する天板(7) とこれに載置された汁受皿(8) の底板に形成された透孔(71)(81)からガスバーナ(3) のバーナヘッド(31)が上方に突出している。
【0035】
そして、本発明の実施の形態に係るバーナリング(4) をガスバーナ(3) に装着するときは、バーナリング(4) の中央に形成されている装着孔(40)部分をバーナヘッド(31)に外嵌する。すると、上記装着孔(40)の内径はバーナヘッド(31)の外径にほぼ等しい寸法に設定されているから、該バーナリング(4) がバーナヘッド(31)に略密に外嵌した状態になり、これらの境界部に煮こぼれが侵入する不都合がない。又、連結部(46)の給気口(41)は内リング部(43)の外周と外リング部(44)の内周の重なり部に隠れて上方から見えにくくなっているから、該給気口(41)が露出していた既述従来のもののように見苦しくなることがない。尚、ガスバーナ(3) が燃焼するときには、天板(7) の下方空間→天板(7) の透孔(71)→汁受皿(8) の透孔(81)→バーナリング(4) の給気口(41)→バーナヘッド(31)の炎孔と繋がる経路で燃焼用の二次空気が供給されてガスバーナ(3) の適正燃焼が確保される。
[第2番目の実施の形態]
図13に示す第2番目の実施の形態に係るバーナリング(4) は、内リング部(43)の外周縁が外リング部(44)の下面の下に潜り込んだ構造に成っている点を除いて既述第1番目の実施の形態のものと同様に構成されている。従って、このものでは、外リング部(44)の内周縁と内リング部(43)の外周縁を繋ぐ連結部(46)に形成された給気口(41)は外リング部(44)の下面側に隠れた状態になって外部から露見しにくく成っている。
*バーナリング(4) の製造方法*
次に、上記バーナリング(4) の製造方法について説明する。
【0036】
既述第1番目の実施の形態と同様に、図5に示す第2中間品(52)を造り、これを図14の如きプレス型の下型(64)にセットする。尚、同図に示す上型(65)の位置決め型(651) は中実円柱状に形成されていると共に、延ばし型(654) 及び押圧型(658) は中空円筒状に形成されており、これら延ばし型(654) 及び押圧型(658) の中間に位置する曲げ型(657) は、円周方向に72°間隔で五箇所(バーナリング(4) の連結部(46)を構成する脚(460) (460) に対応する箇所)に設けられている。
【0037】
上記プレス型を用いて第2中間品(52)を更に加工するときには、バーナリング(4) の連結部(46)を構成する脚(460) (460) となる部分(連結部(46)に於いて給気口(41)(41)が形成されていない部分)に曲げ型(657) が周方向に於いて対応するように、第2中間品(52)を下型(64)にセットする。
次に上型(65)を降下させると、図15に示すように、先ず位置決め型(651) 及び押圧型(658) と下型(64)によって第2中間品(52)の有底筒状部(510) の底板と外リング部エリア(514) が挟持される。この状態では、図5に示す第2中間品に形成された給気口(41)(41)の外側縁の延長線(a) は下型(64)の上面に形成された成形用凹部(640) の起立壁(641) より内側に突出している。上記延長線(a) を起立壁(641) より内側に突出させるのは、後述のように脚(460) を図16の垂直状態から図17の傾斜状態に曲げ加工する際に必要な逃げ空間(642) (図16参照)が下型(64)と上記脚(460) の間に確保できるようにする為である。尚、上記脚(460) の一端屈曲部(延長線(a) の部分)が強度的に弱く屈曲し易いから、上記のように延長線(a) が前記起立壁(641) に一致していなくても、上記脚(460) は後述の如く前記一端屈曲部で確実に曲げられる。
【0038】
又、図15の状態では、上記延長線(a) の内側に曲げ型(657) 下端の三角状突出部(58)の先端が位置している。延長線(a) の内側に上記三角状突出部(58)が位置していれば、曲げ型(657) を押し下げた際の曲げ力が上記脚(460) の前記一端屈曲部(既述延長線(a) の強度的に弱い部分)に作用し、該脚(460) 部分を下方に屈曲させることができるからである。
【0039】
又、上記脚(460) の他端屈曲部(延長線(b) の部分)も上記延長線(a) に対応する上記一端屈曲部と同様に強度的に弱く屈曲し易い。従って、曲げ型(657) 下端の三角状突出部(58)の先端が延長線(b) に一致していなくても、該先端が上記のように延長線(a) の内側に位置していれば、上記他端屈曲部(延長線(b) の強度的に弱い部分)も確実に屈曲変形させることができる。
【0040】
次に、図15の状態から上型(65)が降下すると、図16に示すように、曲げ型(657) が内リング部エリア(512) を押し下げ、これにより、外リング部エリア(514) を、内リング部エリア(512) に対して隆起部(511) の隆起方向と逆方向としての上方向にずらせるように変形させる(請求項6の発明)。この状態では、曲げ型(657) と下型(64)によって内リング部エリア(512) が所定圧力(これら曲げ型(657) と下型(64)の間を内リング部エリア(512) が摺動し得る程度の圧力)で挟圧されている。
【0041】
更に上型(65)が降下すると、延ばし型(654)が上記隆起部(511)を押し潰す方向に加圧し、図17に示すように、内リング部エリア(512)が下型(64)と曲げ型(657)の間を外側へ逃げるように摺動する。即ち、内リング部エリア(512)の外周縁が外リング部エリア(514)の下面の下へずれる。これにより、連結部エリア(513)を構成する脚(460)の上端が下端より中心側に位置するように連結部エリア(513)が傾斜し(請求項6の発明)、連結部エリア(513)に形成された給気口(41)(41)が内リング部エリア(512)の外周と外リング部エリア(514)の内周の上下の重なり部分の間に隠れた第3中間品(53)が出来る。
【0042】
以後、第1番目の実施の形態と同様に、プレス抜きによってバーナリング(4) の中央部の装着孔(40)を形成する作業等を行うと、図13の如きバーナリング(4) が完成する。
尚、図17に於いて隆起部(511) を押し潰す方向に加圧する際、その直前に曲げ型(657) が外側に移動するようにすれば、曲げ型(657) の三角状突出部(58)が脚(460) の下端近傍を確実に押圧することができ、該部分が奇麗に曲げられる。このものでは、外リング部(44)の内周と内リング部(43)の外周の上下の重なり部に給気口(41)が隠れた状態になっているから、図18に示すようにバーナリング(4) をガスバーナ(3) のバーナヘッド(31)に外嵌装着したときには、給気口(41)が外部に露出せず見苦しくならない。
【0043】
尚、上記各実施の形態では第1中間品(51)に於いて外リング部エリア(514) の外周に環状脚エリア(490) が屈曲垂下しているが、図15の想像線で示すように、押圧型(658) の下面外周に突出部(659) を形成し、外リング部エリア(514) を下型(54)に押圧する曲げ加工と同時に環状脚エリア(490) を屈曲させて環状脚(49)を形成することも可能である。
【0044】
又、内リング部エリア(512) の内側を打ち抜く作業の前後に環状脚(49)を屈曲させることも可能である。
又、上記各実施の形態では、外リング部(44)の外周縁に屈曲垂下する環状脚(49)が汁受皿(8) に載置される形式のものを例示的に説明したが、環状脚(49)や環状垂下片(42)が設けられていないもの、更には、内リング部(43)がガスバーナのバーナヘッドの上端外周に周設された段部に外嵌係止されるものも請求項1の発明概念に含まれる。又は、これらの構造を有するバーナリング(4) を造る製造方法も請求項2〜請求項6の発明概念に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1番目の実施の形態に係るバーナリング(4) の使用状態を説明する為のガスコンロの分解斜視図
【図2】本発明の第1番目の実施の形態に係るバーナリング(4) の断面斜視図
【図3】本発明の第1番目の実施の形態に係るバーナリング(4) の一部切欠の平面図
【図4】本発明の第1番目の実施の形態に係るバーナリング(4) を造る為の第1中間品(51)の構造図
【図5】本発明の第1番目の実施の形態に係るバーナリング(4) を造る為の第2中間品(52)の構造図
【図6】本発明の第1番目の実施の形態に係るバーナリング(4) を造る為の曲げ加工工程の説明図
【図7】本発明の第1番目の実施の形態に係るバーナリング(4) を造る曲げ加工工程において有底筒状部(510) を固定した状態の説明図
【図8】本発明の第1番目の実施の形態に係るバーナリング(4) を造る曲げ加工工程において内リング部エリア(512) を挟持した状態の説明図
【図9】本発明の第1番目の実施の形態に係るバーナリング(4) を造る曲げ加工工程において外リング部エリア(514) を押し下げた状態の説明図
【図10】本発明の第1番目の実施の形態に係るバーナリング(4) を造る曲げ加工工程において隆起部(511) を押し下げた状態の説明図
【図11】本発明の第1番目の実施の形態に係るバーナリング(4) の断面図
【図12】本発明の第1番目の実施の形態に係るバーナリング(4) の使用説明図
【図13】本発明の第2番目の実施の形態に係るバーナリング(4) の断面斜視図
【図14】本発明の第2番目の実施の形態に係るバーナリング(4) を造る為の曲げ加工工程の説明図
【図15】本発明の第2番目の実施の形態に係るバーナリング(4) を造る曲げ加工工程において有底筒状部(510) 及び外リング部エリア(514) を固定した状態の図
【図16】本発明の第2番目の実施の形態に係るバーナリング(4) を造る曲げ加工工程において内リング部エリア(512) を押し下げた状態の図
【図17】本発明の第2番目の実施の形態に係るバーナリング(4) を造る曲げ加工工程において隆起部(511) を押圧した状態の図
【図18】本発明の第2番目の実施の形態に係るバーナリング(4) の使用状態の説明図
【図19】従来例の説明図
【図20】従来例の説明図
【符号の説明】
(4) ・・・バーナリング
(31)・・・バーナヘッド
(41)・・・給気口
(43)・・・内リング部
(44)・・・外リング部
(46)・・・連結部
(511) ・・・隆起部
(512) ・・・内リング部エリア
(513) ・・・連結部エリア
(514) ・・・外リング部エリア
Claims (6)
- ガスコンロに組み込まれたガスバーナのバーナヘッドに外嵌されるバーナリングであって、
前記バーナヘッドに外嵌される内リング部(43)と、
該内リング部 (43) に連結部 (46) を介して繋がる外リング部(44)を具備し、
前記連結部 (46) は前記内リング部(43)の外周縁と前記外リング部(44)の内周縁を繋ぎ且つ給気口(41)が開設された連結部である、
バーナリングに於いて、
前記外リング部 (44) の内径は前記内リング部 (43) の外径より小さく設定され、
前記内リング部 (43) と外リング部 (44) は共に外周から内周に近付くに従って次第に高くなるように傾斜し、
更に、前記連結部 (46) は、その下端が上端より中心側に位置するか、その上端が下端よりも中心側に位置して傾斜することにより、
平面視において、内リング部 (43) の外周縁の下に外リング部 (44) の内周縁が重なり合うか、外リング部 (44) の内周縁の下に内リング部 (43) の外周縁が重なり合う、ことを特徴とするバーナリング。 - 一枚の金属板より成り、その一部に形成された隆起部(511) と、該隆起部(511) を包囲し且つ該隆起部(511) から半径方向外側に向けて同心状に順次配列された内リング部エリア(512) と連結部エリア(513) と外リング部エリア(514) を具備し、前記連結部エリア(513) には周方向に並んだ複数の給気口(41)が開設されている中間品を準備し、
前記内リング部エリア(512) の外周縁と前記外リング部エリア(514) の内周縁との相互間に前記隆起部(511) の隆起方向の段差が形成されるように前記連結部エリア(513) を曲げる曲げ工程と、
前記隆起部(511) を押し潰す方向に加圧して前記内リング部エリア(512) の外周縁を前記外リング部エリアの上面の上又は下面の下へずらして前記連結部エリア(513) を傾斜させる傾斜加工工程と、
前記内リング部エリア(512) の内側を打ち抜く装着孔打抜き工程とを具備するバーナリングの製造方法。 - 一枚の金属板を絞り加工することによって、その一部に形成された隆起部(511) と、該隆起部(511) を包囲し且つ該隆起部(511) から半径方向外側に向けて同心状に順次配列された内リング部エリア(512) と連結部エリア(513) と外リング部エリア(514) を具備する初期加工部材を製作する工程と、
前記連結部エリア(513) に周方向に並んだ複数の給気口(41)を打ち抜く給気口打抜き工程と、
前記内リング部エリア(512) の外周縁と前記外リング部エリア(514) の内周縁との相互間に前記隆起部(511) の隆起方向の段差が形成されるように前記連結部エリア(513) を曲げる曲げ工程と、
前記隆起部(511) を押し潰す方向に加圧して前記内リング部エリア(512) の外周縁を前記外リング部エリアの上面の上又は下面の下へずらして前記連結部エリア(513) を傾斜させる傾斜加工工程と、
前記内リング部エリア(512) の内側を打ち抜く装着孔打抜き工程とを具備するバーナリングの製造方法。 - 前記隆起部(511) は、同心状に配列された前記内リング部エリア(512) と前記連結部エリア(513) と前記外リング部エリア(514) の共通の中心を包囲するように隆起している環状の隆起部である請求項2又は請求項3のバーナリングの製造方法。
- 前記曲げ工程は、前記内リング部エリア(512) の外周縁を前記外リング部エリア(514) の内周縁より上方にずらせるように前記連結部エリア(513) を屈曲させる工程であり、
前記傾斜加工工程は、前記連結部エリア(513) の下端が上端より中心側に位置するように該連結部エリア(513) を傾斜させる加工工程である請求項2から請求項4の何れかのバーナリングの製造方法。 - 前記曲げ工程は、前記内リング部エリア(512) の外周縁を前記外リング部エリア(514) の内周縁より下方にずらせるように前記連結部エリア(513) を屈曲させる工程であり、
前記傾斜加工工程は、前記連結部エリア(513) の上端が下端より中心側に位置するように前記連結部エリア(513) を傾斜させる加工工程である請求項2から請求項4の何れかのバーナリングの製造方法。
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