JP4229926B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光ディスク装置に関し、特に、青色波長のレーザ光を用いる光ディスク装置に用いて好適なものである。
光ディスク装置におけるフォーカスサーボの引き込みは、通常、対物レンズをディスク面から離れた位置からディスク面方向へと近付けて行き、レーザ光が記録層にオンフォーカスしたタイミングにて、フォーカスサーボを作動させるようにして行われる。ここで、レーザ光が記録層にオンフォーカスしたタイミングは、フォーカスエラー信号のSカーブを検出することにより検出される。
しかし、青色波長のレーザ光を用いる場合には、光検出器の検出感度が低いため、Sカーブの振幅が小さくなり、オンフォーカスタイミングを見落とす恐れがある。このため、対物レンズがオンフォーカス位置を越えてさらにディスク面方向へと移動し、ディスク面に衝突する事態が起こる恐れがある。特に、現在規格中のブルーレイディスクにおいては、その規格上、高開口数の対物レンズが用いられるため、対物レンズの焦点距離がかなり短くなる。このため、オンフォーカス位置における対物レンズとディスク基板表面の間隔は極めて小さくなり、上記のように対物レンズがオンフォーカス位置を越えてディスク面方向へ移動すると、即座に、対物レンズがディスク面へと衝突するとの事態が生じてしまう。
なお、以下の特許文献1には、オンフォーカス近傍範囲内ではサーボゲインの高い第1のフォーカスサーボ系を用い、この範囲よりも外の範囲ではサーボゲインの小さい第2のフォーカスサーボ系を用いることが記載されている。また、フォーカスサーボ引き込み時には、第2のフォーカスサーボ系を用い、対物レンズがオンフォーカス近傍範囲内に達したときに、第1のフォーカスサーボ系に切り替えることが記載されている。そして、その効果として、第2のフォーカスサーボ系はサーボゲインが小さいため、対物レンズが極端に暴走することもオーバーシュートすることもないと説明されている。
特開平7−6372号公報
しかし、特許文献1に記載の技術においても、レーザ光源として青色波長のレーザ光を用いた場合には、上記と同様、オンフォーカスタイミングの検出を失敗する恐れがある。青色波長に対する光検出器の感度は、赤外波長の40%以下になるためフォーカスエラー信号のレベルが極端に小さくなる。このため、特許文献1の場合には、フォーカス信号自体を確実に検出するための特別な工夫(回路等)が別途必要になる。
そこで、本発明は、通常装備している回路構成を適宜切替えることにより、確実にフォーカスサーボの引き込みを行うことができる光ディスク装置を提供することを課題とする。
上記課題に鑑み本発明は、それぞれ以下の特徴を有する。
請求項1の発明は、第1の波長のレーザ光とこれより波長の長い第2の波長のレーザ光をそれぞれ対応する光ディスクに照射し得る光ディスク装置において、前記第1の波長のレーザ光に対応する光ディスクが装着されたとき;第1の速度で対物レンズをフォーカスサーボ引き込み方向に駆動する第1の駆動手段と、前記第1の速度よりも遅い第2の速度で前記対物レンズを前記フォーカスサーボ引き込み方向に駆動する第2の駆動手段と、前記対物レンズによって収束されるレーザ光の収束位置がディスク基板表面近傍に到達したことをフォーカスエラー信号をもとに検出する第1の検出手段と、前記対物レンズによって収束されるレーザ光の収束位置が記録層表面近傍に到達したことをフォーカスエラー信号をもとに検出する第2の検出手段と、前記第1の検出手段によってレーザ光の収束位置がディスク基板表面近傍に到達したことが検出されたことに応じて光ディスクに照射するレーザ光を前記第2の波長のレーザ光から前記第1の波長のレーザ光に切り替えるレーザ設定手段と、前記第1の駆動手段にて前記対物レンズを前記フォーカスサーボ引き込み方向に駆動した後、前記第1の検出手段によって前記レーザ光の収束位置が前記ディスク基板表面近傍に到達したことが検出されたとき、前記対物レンズを駆動する手段を前記第1の駆動手段から前記第2の駆動手段に切り替える駆動制御手段と、前記駆動制御手段によって前記対物レンズを駆動する手段が前記第1の駆動手段から前記第2の駆動手段に切り替えられた後、前記第2の検出手段によって前記レーザ光の収束位置が前記記録層表面近傍に到達したことが検出されたとき、フォーカスサーボを作動させるフォーカスサーボ手段とを有することを特徴とする。

請求項2の発明は、第1の波長のレーザ光とこれより波長の長い第2の波長のレーザ光をそれぞれ対応する光ディスクに照射し得る光ディスク装置において、前記第1の波長のレーザ光に対応する光ディスクが装着されたとき;第1の速度で対物レンズをフォーカスサーボ引き込み方向に駆動する第1の駆動手段と、前記対物レンズを前記フォーカスサーボ引き込み方向に1ステップずつ駆動する第2の駆動手段と、前記対物レンズによって収束されるレーザ光の収束位置がディスク基板表面近傍に到達したことをフォーカスエラー信号をもとに検出する検出手段と、前記対物レンズによって収束されるレーザ光の収束位置が記録層表面近傍に到達したことをフォーカスエラー信号をもとに検出する第2の検出手段と、前記第1の検出手段によってレーザ光の収束位置がディスク基板表面近傍に到達したことが検出されたことに応じて光ディスクに照射するレーザ光を前記第2の波長のレーザ光から前記第1の波長のレーザ光に切り替えるレーザ設定手段と、前記第1の駆動手段にて前記対物レンズを前記フォーカスサーボ引き込み方向に駆動した後、前記検出手段によって前記レーザ光の収束位置が前記ディスク基板表面近傍に到達したことが検出されたとき、前記対物レンズを駆動する手段を前記第1の駆動手段から前記第2の駆動手段に切り替える駆動制御手段と、前記駆動制御手段によって前記対物レンズを駆動する手段が前記第1の駆動手段から前記第2の駆動手段に切り替えられた後、前記第2の検出手段によって前記レーザ光の収束位置が前記記録層表面近傍に到達したことが検出されたとき、フォーカスサーボを作動させるフォーカスサーボ手段とを有することを特徴とする。
本発明が上記ブルーレイディスク等の次世代DVD(Digital Versatile Disc)とCD(Compact Disc)やDVD等の他のディスクの互換型光ディスク装置に適用された場合、第1の波長のレーザ光は波長405nm程度の青色波長のレーザ光とされ、第2の波長のレーザ光は波長650nm程度の赤色波長のレーザ光あるいは波長780nm程度の赤外波長のレーザ光とされる。
請求項1または2の発明によれば、赤色あるいは赤外波長などの他の波長のレーザ光を用いながら、レーザ光の収束位置がディスク基板表面に到達したことが検出されるため、かかる検出を確実に行うことができる。さらに、基板面検出後は、対物レンズの移動速度を遅くして、あるいは、対物レンズを1ステップずつ送りながら、記録層に対するオンフォーカス位置を検出するため、青色波長のレーザ光を用いても、オンフォーカス位置を見落とす恐れがなく、円滑にサーボ引き込みを行うことができる。
なお、これら発明に併せて、以下の発明も抽出することができる。
第1の速度で対物レンズをフォーカスサーボ引き込み方向に駆動する第1の駆動手段と、前記第1の速度よりも遅い第2の速度で前記対物レンズを前記フォーカスサーボ引き込み方向に駆動する第2の駆動手段と、前記対物レンズによって収束されるレーザ光の収束位置がディスク基板表面近傍に到達したことをフォーカスエラー信号をもとに検出する第1の検出手段と、前記対物レンズによって収束されるレーザ光の収束位置が記録層表面近傍に到達したことをフォーカスエラー信号をもとに検出する第2の検出手段と、前記第1の駆動手段にて前記対物レンズを前記フォーカスサーボ引き込み方向に駆動した後、前記第1の検出手段によって前記レーザ光の収束位置が前記ディスク基板表面近傍に到達したことが検出されたとき、前記対物レンズを駆動する手段を前記第1の駆動手段から前記第2の駆動手段に切り替える駆動制御手段と、前記駆動制御手段によって前記対物レンズを駆動する手段が前記第1の駆動手段から前記第2の駆動手段に切り替えられた後、前記第2の検出手段によって前記レーザ光の収束位置が前記記録層表面近傍に到達したことが検出されたとき、フォーカスサーボを作動させるフォーカスサーボ手段とを有することを特徴とする光ディスク装置。
第1の速度で対物レンズをフォーカスサーボ引き込み方向に駆動する第1の駆動手段と、前記対物レンズを前記フォーカスサーボ引き込み方向に1ステップずつ駆動する第2の駆動手段と、前記対物レンズによって収束されるレーザ光の収束位置がディスク基板表面近傍に到達したことをフォーカスエラー信号をもとに検出する検出手段と、前記対物レンズによって収束されるレーザ光の収束位置が記録層表面近傍に到達したことをフォーカスエラー信号をもとに検出する第2の検出手段と、前記第1の駆動手段にて前記対物レンズを前記フォーカスサーボ引き込み方向に駆動した後、前記検出手段によって前記レーザ光の収束位置が前記ディスク基板表面近傍に到達したことが検出されたとき、前記対物レンズを駆動する手段を前記第1の駆動手段から前記第2の駆動手段に切り替える駆動制御手段と、前記駆動制御手段によって前記対物レンズを駆動する手段が前記第1の駆動手段から前記第2の駆動手段に切り替えられた後、前記第2の検出手段によって前記レーザ光の収束位置が前記記録層表面近傍に到達したことが検出されたとき、フォーカスサーボを作動させるフォーカスサーボ手段とを有することを特徴とする光ディスク装置。
これらの発明によれば、レーザ光の照射位置がディスク基板表面に到達したタイミングにて対物レンズの移動が減速あるいはステップ送りに切り替えられるため、対物レンズをオンフォーカス位置に確実に引き込むことができるとの効果が奏される。すなわち、これらの発明は、青色波長のレーザ光を用いる場合に限らず、高開口数の対物レンズを用い、対物レンズと基板面の距離が小さい場合に適用して効果を発揮する。これらの発明は、将来、必要に応じてクレームアップ等がなされる可能性のあるものである。
本発明の特徴は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明の一つも例示であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以下の実施の形態に記載されたものに制限されるものではない。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。なお、本実施の形態では、青色/赤色/赤外波長のレーザ光を用いる、次世代DVD/DVD/CD対応の光ディスク装置が示されている。また、本実施の形態では、記録系の構成は省略し、再生系の構成のみが示されている。
図1に実施の形態に係る光ディスク装置の構成を示す。
図示の如く、光ディスク装置は、光ピックアップ10と、信号生成回路20と、ACT(アクチュエータ)駆動回路30と、LD(レーザダイオード)駆動回路40と、モータ駆動回路50と、スピンドルモータ60と、コントロール回路70を備えている。
光ピックアップ10は、青色/赤色/赤外波長のレーザ光を出射する半導体レーザと、各波長のレーザ光を対物レンズに導く光学系と、対物レンズをフォーカス方向およびトラッキング方向に駆動する対物レンズアクチュエータと、ディスクからの反射光を受光して電気信号を出力する光検出器を備えている。光検出器は、RF信号、フォーカスエラー信号およびトラキングエラー信号等の各種信号を生成するためのセンサーパターンを有している。フォーカスエラーの検出手法として非点収差法が適用されている。
信号生成回路20は、光ピックアップ10内の光検出器から入力された電気信号を演算処理して、RF信号、フォーカスエラー信号およびトラキングエラー信号等の各種信号をコントロール回路70に出力する。
ACT駆動回路30は、コントロール回路70にて生成されたフォーカスサーボ信号およびトラッキングサーボ信号をもとに駆動信号を生成し、これらを、光ピックアップ10内の対物レンズアクチュエータに出力する。
LD駆動回路40は、コントロール回路70から入力される制御信号に応じて、光ピックアップ10内の半導体レーザを駆動し、光ピックアップ10から青色(例えば波長:405nm程度)/赤色(例えば波長:650nm程度)/赤外(例えば波長:780nm程度)の何れかのレーザ光を出射させる。
モータ駆動回路50は、コントロール回路70から入力される制御信号に応じて、ディスク駆動用のスピンドルモータ60を駆動し、ディスクを所定速度にて回転させる。
コントロール回路70は、信号生成回路20から入力されたRF信号を処理して再生データを生成し後段回路に出力する。また、信号生成回路20から入力されたフォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号を処理してフォーカスサーボ信号およびトラッキングサーボ信号を生成しACT駆動回路30に出力する。また、信号生成回路20から入力されたウォブル信号を処理してモータサーボ信号を生成しモータ駆動回路50に出力する。さらに、装着されたディスクに応じた波長のレーザ光を出射させる制御信号をLD駆動回路40に出力する。
この他、コントロール回路70は、フォーカスサーボ引き込み時に、後述の制御フローに応じた制御信号をACT駆動回路30とLD駆動回路40に出力する。コントロール回路70の詳細とフォーカスサーボ引き込み時の動作について、以下に説明する。
図2に、コントロール回路70の構成を示す。なお、同図には、フォーカスサーボ引き込みに関連する構成が主として示されている。
コントロール回路70は、データ再生回路71、サーボ回路72、フォーカスエラー検出回路73、CPU74および第1、第2、第3発振回路75a、75b、75cを備えている。
データ再生回路71は、信号生成回路20から入力されるRF信号を処理して再生データを生成出力する。サーボ回路72は、信号生成回路20から入力されるフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号からサーボ信号を生成しACT駆動回路30に出力する。
フォーカスエラー検出回路73は、信号生成回路20から入力されるフォーカスエラー信号をもとに、レーザ光の収束位置がディスク基板表面および記録層表面に到達したことを検出し、検出結果をCPU74に出力する。なお、フォーカスエラー検出回路73における検出動作は追って詳述する。
CPU74は、フォーカスサーボ引き込み時に、サーボ回路72、第1、第2、第3発振回路75a、75b、75cおよびLD駆動回路40に制御信号を出力する。なお、CPU74における処理の詳細は追って詳述する。
第1、第2、第3発振回路75a、75b、75cは、光ピックアップ10内の対物レンズをディスク面(基板面)から離れた位置からディスク面方向に駆動するための信号をACT駆動回路30に出力する。第1、第2、第3発振回路75a、75b、75cによる対物レンズの駆動速度Va、Vb、Vcは、Vc>Va>Vbとなっている。フォーカスサーボ引き込み時に用いられる発振回路は、後述の如く、CPU74によって設定される。
図3は、フォーカスサーボ引き込み時における対物レンズの移動位置とフォーカスエラー信号の関係を示す図である。
同図(a)の状態から対物レンズが基板表面方向に近づき、レーザ光の収束位置が基板表面近傍に達すると、同図(b)の真下部分に示すように、フォーカスエラー信号にSカーブが現れる。このときのSカーブは、基板表面における反射率が小さいため、記録層にフォーカスされる場合に比べ、振幅が小さくなる。この状態から対物レンズが基板表面方向に近づき、レーザ光の収束位置が記録層表面近傍に達すると、同図(c)の真下部分に示すように、フォーカスエラー信号に再びSカーブが現れる。フォーカスエラー検出回路73は、かかるSカーブをもとに、レーザ光の収束位置がディスク基板表面および記録層表面に到達したことを検出する。
図4は、フォーカスエラー検出回路73におけるディスク基板表面および記録層表面の検出方法を説明する図である。
かかる検出では、フォーカスエラー信号が、記録層表面検出用のレベル1(+)およびレベル1(−)と、基板表面検出用のレベル2(+)およびレベル2(−)と比較される。ここで、基板表面検出用のレベル2(+)およびレベル2(−)は、レーザ光の収束位置が基板表面近傍に達したときにフォーカスエラー信号に現れるSカーブのピークよりもゼロレベル側に所定レベルだけシフトしたレベルとされる。また、記録層表面検出用のレベル1(+)およびレベル1(−)は、レーザ光の収束位置が記録層表面近傍に達したときにフォーカスエラー信号に現れるSカーブのピークよりもゼロレベル側に所定レベルだけシフトしたレベルとされる。
ディスク基板表面および記録層表面の検出時には、各レベルとフォーカスエラー信号の関係から、同図下段に示すようなウインドウ信号が生成される。そして、たとえば、このウインドウ信号の期間内においてフォーカスエラー信号がゼロクロスするタイミング(オンフォーカスタイミング)をもって、レーザ光の収束位置がディスク基板表面および記録層表面近傍に到達したとして検出される。この他、ウインドウ信号が立ち上がったタイミングをもって、レーザ光の収束位置がディスク基板表面および記録層表面近傍に到達したとして検出するようにしても良い。
なお、図3および図4に示されたフォーカスエラー信号は、同一波長のレーザ光が同一強度にてディスクに照射され続けていることを想定したものであるが、本実施の形態では、以下のフローチャートに示す如く、青色波長に対応した光ディスクが装着された場合には、レーザ光の収束位置が基板表面に到達するまでは、青色波長のレーザ光の代わりに赤色または赤外波長のレーザ光を用いてフォーカスサーボの引き込みが行われ、その後、レーザ光が青色波長のレーザ光に切り替えられる。したがって、図3および図4において、基板表面にオンフォーカスするときのSカーブの振幅は、記録層表面にオンフォーカスするときのSカーブ程度まで引き上げられる。よって、青色波長に対応するディスクが装着された場合にも、かかるSカーブをもって基板表面に対するオンフォーカスタイミングを円滑に検出できるようになる。この場合、図4のレベル2(+)およびレベル2(−)は、かかるSカーブに応じたものとされ、レベル1(+)およびレベル1(−)にかなり接近する。なお、この場合、赤色または赤外波長のレーザ光の強度を通常時よりも大きくし、より確実に基板表面を検出できるようにしても良い。
図5は、フォーカスサーボ引き込み時の処理フローチャートである。
フォーカスサーボ引き込み処理が開始されると、まず、装着されたディスクが青色/赤色/赤外のうちどの波長のレーザ光に対応するものであるかが判別される(S101)。かかる判別は、ディスクがカートリッジに収納された状態で装着される場合には、カートリッジに配されたディスク種別検出用の孔等を検出することにより行われる。あるいは、ディスクに所定波長のレーザ光を照射して、その反射光から、そのディスクの反射率を検出することにより行われる。なお、青色波長に対応するディスクの反射率は、青色レーザ、赤色レーザおよび赤外レーザの何れを用いても、赤・赤外の波長に対応するディスクよりも反射率が低い。よって、上記のように所定波長のレーザ光を照射したときの反射率を検出することにより、装着されたディスクが青色波長に対応するものか、赤色または赤外波長に対応するものかを判別することができる。
かかる判別において、装着されたディスクが青色波長に対応するもの(次世代DVD)でると判別されれば(S102:YES)、まず、赤または赤外波長の半導体レーザが点灯される(S103)。そして、対物レンズを駆動するための発振回路として第1発振回路75aが選択され(S104)、対物レンズをディスク面方向に速度Vaで駆動しながら、フォーカスサーチが実行される(S105)。
かかるサーチ動作において、フォーカスエラー検出回路73によって、レーザ光の収束位置が基板表面に達したことが検出されると(S106)、そのときのフォーカス駆動電圧がホールドされ(S107)、対物レンズの移動が停止される。そして、S103で点灯された半導体レーザに代わって青色波長の半導体レーザが点灯され(S108)、さらに、対物レンズを駆動するための発振回路が第2発振回路75bに切り替えられる(S109)。これにより、対物レンズがS107における停止位置からディスク面方向に速度Vb(Vb<Va)で駆動され、フォーカスサーチが実行される(S110)。
かかるサーチ動作において、フォーカスエラー検出回路73によって、レーザ光の収束位置が記録層表面に達したことが検出されると(S111)、発振回路によるフォーカスサーチが終了され、フォーカスサーボが作動される(S112)。これにより、対物レンズがオンフォーカス位置に引き込まれ、以後、記録/再生動作が終了するまで、対物レンズがオンフォーカス位置を追従する。
なお、S102にて、装着されたディスクが赤色あるいは赤外波長に対応するレーザ光であると判別された場合には、ディスクに対応する波長のレーザ光を発光させながら、第3発振回路75cを用いてフォーカスサーボの引き込みが行われる。よって、この場合には、最も早いVcにて対物レンズが移動されつつフォーカスサーボの引き込みが行われる。
なお、この場合にも、第3発振回路75cを用いずに、上記と同様、第1発振回路75aと第2発振回路75bを基板面へのオンフォーカスに応じて切り替えてフォーカスサーボの引き込みを行うようにしても良い。このようにすると、対物レンズがブルーレイディスクに応じた高開口数を有するものである場合にも、青色波長以外の波長のレーザ光に対するフォーカスサーボの引き込みを円滑に行うことができる。
図6は、フォーカスサーボ引き込み時の他の処理フローチャートである。
本フローチャートでは、図5の処理フローチャートのS109、S110がS120に変更されている。すなわち、上記では、レーザ光の収束位置が基板表面に達したことが検出されたことに応じて対物レンズを駆動速度が低速化されたが、本フローチャートでは、レーザ光の収束位置が基板表面に達したことが検出されたことに応じて対物レンズが基板面方向に1ステップずつ送られる(S120)。そして、ステップ送り毎に、フォーカスエラー検出回路73によって、レーザ光の収束位置が記録層表面に達したかが判別され(S111)、達したと判別されたタイミングにて、対物レンズのステップ送りが終了され、フォーカスサーボが作動される(S112)。
なお、図6の処理フローチャートに従う場合、図2に示す構成から第2発振回路75bが省略される。代わりに、CPU74から対物レンズをステップ送りするための制御信号がACT駆動回路30に出力される。
これらの実施の形態によれば、青色波長に対応するディスクが装着された場合に、赤色あるいは赤外波長などの他の波長のレーザ光を用いながら、レーザ光の収束位置がディスク基板表面に到達したことが検出されるため、フォーカスエラー信号のSカーブの振幅を大きくすることができ、よって、ディスク基板面の検出を確実に行うことができる。さらに、基板面を検出した後は、対物レンズの移動速度を遅くして(図5)、あるいは、対物レンズを1ステップずつ送りながら(図6)、記録層に対するオンフォーカス位置を検出するため、青色波長のレーザ光を用いても、オンフォーカス位置を見落とす恐れがなく、円滑にサーボ引き込みを行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されるものではなく、他に種々の変更が可能である。たとえば、上記実施の形態では、次世代DVD/DVD/CDの互換型光ディスク装置を例示したが、次世代DVD/DVDあるいは次世代DVD/CDの互換型光ディスク装置に本発明を適用することもでき、他の組み合わせに応じた光ディスク装置に適用することもできる。
本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
実施の形態に係る光ディスク装置の構成を示す図 実施の形態に係るコントロール回路の構成を示す図 実施の形態に係るフォーカスサーボ引き込み時における対物レンズの移動位置とフォーカスエラー信号の関係を示す図 実施の形態に係るレーザ光の収束位置がディスク基板表面および記録層表面に到達したことを検出する方法を説明する図 実施の形態に係るフォーカスサーボ引き込み時の処理フローチャート 他の実施の形態に係るフォーカスサーボ引き込み時の処理フローチャート
符号の説明
70 コントロール回路
72 サーボ回路
73 フォーカスエラー検出回路
74 CPU
75a 第1発振回路
75b 第2発振回路
75c 第3発振回路

Claims (2)

  1. 第1の波長のレーザ光とこれより波長の長い第2の波長のレーザ光をそれぞれ対応する光ディスクを再生する光ディスク装置において、
    前記第1の波長のレーザ光に対応する光ディスクが装着されたとき;
    第1の速度で対物レンズをフォーカスサーボ引き込み方向に駆動する第1の駆動手段と、
    前記第1の速度よりも遅い第2の速度で前記対物レンズを前記フォーカスサーボ引き込み方向に駆動する第2の駆動手段と、
    前記対物レンズによって収束されるレーザ光の収束位置がディスク基板表面近傍に到達したことをフォーカスエラー信号をもとに検出する第1の検出手段と、
    前記対物レンズによって収束されるレーザ光の収束位置が記録層表面近傍に到達したことをフォーカスエラー信号をもとに検出する第2の検出手段と、
    前記第1の検出手段によってレーザ光の収束位置がディスク基板表面近傍に到達したことが検出されたことに応じて光ディスクに照射するレーザ光を前記第2の波長のレーザ光から前記第1の波長のレーザ光に切り替えるレーザ設定手段と、
    前記第1の駆動手段にて前記対物レンズを前記フォーカスサーボ引き込み方向に駆動した後、前記第1の検出手段によって前記レーザ光の収束位置が前記ディスク基板表面近傍に到達したことが検出されたとき、前記対物レンズを駆動する手段を前記第1の駆動手段から前記第2の駆動手段に切り替える駆動制御手段と、
    前記駆動制御手段によって前記対物レンズを駆動する手段が前記第1の駆動手段から前記第2の駆動手段に切り替えられた後、前記第2の検出手段によって前記レーザ光の収束位置が前記記録層表面近傍に到達したことが検出されたとき、フォーカスサーボを作動させるフォーカスサーボ手段と、
    を有することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 第1の波長のレーザ光とこれより波長の長い第2の波長のレーザ光をそれぞれ対応する光ディスクを再生する光ディスク装置において、
    前記第1の波長のレーザ光に対応する光ディスクが装着されたとき;
    第1の速度で対物レンズをフォーカスサーボ引き込み方向に駆動する第1の駆動手段と、
    前記対物レンズを前記フォーカスサーボ引き込み方向に1ステップずつ駆動する第2の駆動手段と、
    前記対物レンズによって収束されるレーザ光の収束位置がディスク基板表面近傍に到達したことをフォーカスエラー信号をもとに検出する検出手段と、
    前記対物レンズによって収束されるレーザ光の収束位置が記録層表面近傍に到達したことをフォーカスエラー信号をもとに検出する第2の検出手段と、
    前記第1の検出手段によってレーザ光の収束位置がディスク基板表面近傍に到達したことが検出されたことに応じて光ディスクに照射するレーザ光を前記第2の波長のレーザ光から前記第1の波長のレーザ光に切り替えるレーザ設定手段と、
    前記第1の駆動手段にて前記対物レンズを前記フォーカスサーボ引き込み方向に駆動した後、前記検出手段によって前記レーザ光の収束位置が前記ディスク基板表面近傍に到達したことが検出されたとき、前記対物レンズを駆動する手段を前記第1の駆動手段から前記第2の駆動手段に切り替える駆動制御手段と、
    前記駆動制御手段によって前記対物レンズを駆動する手段が前記第1の駆動手段から前
    記第2の駆動手段に切り替えられた後、前記第2の検出手段によって前記レーザ光の収束位置が前記記録層表面近傍に到達したことが検出されたとき、フォーカスサーボを作動させるフォーカスサーボ手段と、
    を有することを特徴とする光ディスク装置。
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