JP4229643B2 - 自転車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自転車および自転車用バスケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開平8−230677号公報には、図12〜図14に示すように、車輪71を有するバスケット72と手で押し引きするための取手73とが備えられているハンドカート74を、自転車80に着脱自在に構成したものが開示されている。
【0003】
この構成によれば、ハンドカート74を自転車用のバスケットとして利用できるだけでなく、図13に示すように、自転車80から取り外して一般のハンドカート74やバスケット72としても利用できる。したがって、買い物などを行ってハンドカート74のバスケット72に入れたままの状態で、自転車80に取り付けて往復することができ、便利である。
【0004】
前記公報に示されているハンドカート74は、図14に示すように、バスケット72の背面部に、自転車80のハンドル81に上方から引掛けるフック状の第1取付部75と、自転車80のハンドルポスト83に巻きつけた後にボルト(ボルトの取付位置を図14において一点鎖線で示す)で締めて取り付けるバンド状の第2取付部76とを有している。
【0005】
そして、このハンドカート74を自転車80に組付ける際には、まず、フック状の第1取付部75をハンドル81の上方に位置させ、ハンドカート74を下ろして第1取付部75をハンドル81に係合させ、次に、バンド状の第2取付部76をハンドルポスト83に巻きつけ、さらに第2取付部76のボルトを締めてハンドルポスト83に固定する取付操作を行う。これにより、第1取付部75がハンドル81に対して上方から係合し、また、第2取付部76がハンドルポスト83に巻きつけられ、この状態でハンドカート74を自転車80に固定するよう構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平8−230677号公報に示された、ハンドカート74のバスケット72を自転車80に取り付ける構造では、バスケット72の自転車80への取付時に、ハンドカート74を下ろして第1取付部75をハンドル81に係合させる操作に加えて、第2取付部76をハンドルポスト83に巻きつける操作、さらには、第2取付部76のボルトを締めてハンドルポスト83に固定する操作の、多くの取付操作を行わなければならず、多くの手間や時間がかかるという課題がある。
【0007】
また、後輪のスタンド(図示せず)を立てるなどして自転車80を停車させてロックした状態でも、前輪84側はハンドルポスト83を中心として左右に回動可能な状態であり、ハンドル81やハンドルポスト83に第1取付部75や第2取付部76を取り付けたり、ボルトを締めつけたりする操作を、何のガイドもなく、それぞれ個別に行わなければならないため、前輪84側にバスケット72を取り付ける場合には、特に上記取付のための操作工程を簡略にすることが求められていた。
【0008】
また、ハンドカート74のバスケット72を自転車80に取り付けた状態において、バスケット72の背面部の上部における互いに接近する箇所に設けた第1取付部75と第2取付部76とにより、バスケット72の背面部上部箇所だけで固定した構造であり、ハンドカート74のバスケット72における底面部は宙に浮いた姿勢であって、側面視して片持ちに近い支持構造であるので、安定性が悪く、支持強度も小さいという課題もある。
【0009】
すなわち、自転車が走行中に上下に振動したり、左右に振動した場合には、これにつれて荷物が入ったバスケット72、特にその下部が大きく上下に振られたり、左右に振られたりして、不安定となって、走行性能に悪影響を及ぼす。また、ハンドカート74のバスケット72を自転車80の前輪84の上方に配置している場合は、ハンドル81を左右に動かす操作に伴ってハンドカート74のバスケット72も左右に振られるが、この左右に振られた際のハンドカート74、ならびにバスケット72中の荷物の荷重による慣性力が、殆ど第2取付部76の取付面だけに集中して作用するため、第2取付部76を極めて強度の大きい厚肉の構造にしなければ損傷するおそれがある。また、第2取付部76を厚肉にすると、第2取付部76が変形し難くなるため、第2取付部76の取付の際に、多大な労力が必要となってしまう。
【0010】
本発明は上記課題を解決するもので、バスケットを自転車に手間や時間をあまりかけることなく装着することができ、自転車の走行時に振動を受けた場合でもバスケットを安定して良好に支持することのできる自転車を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の請求項1記載の自転車は、底面部下面に第1の嵌合部および第2の嵌合部を有し、側面に被係合部を有するバスケットと、上下に延びるように自転車本体に配置され、前記バスケットを上下にスライド自在に前記被係合部を介して係合する案内係合部と、記バスケットの底面を受け、前記バスケットの底面を受ける際に前記第1の嵌合部と第2の嵌合部とに嵌合される第1の被嵌合部と第2の被嵌合部とを有する荷台とが設けられ、前記バスケットの第1の嵌合部は、荷台により前記バスケットが受けられた際に荷台の第1の被嵌合部に挿入される位置に形成され、前記バスケットの第2の嵌合部は、複数の嵌合突起で形成され、かつ、荷台により前記バスケットが受けられた際に荷台の第2の被嵌合部を左右ならびに前後から挟むような位置に形成され、前記バスケットが荷台に取り付けられる際に、前記バスケットの第1の嵌合部が、荷台の第1の被嵌合部に挿入され、第1の被嵌合部と第1の嵌合部とにわたってロックレバーが挿入されることで荷台に対して前記バスケットが上下に移動しない嵌合姿勢にロックされ、かつ、前記バスケットの第2の嵌合部が荷台の第2の被嵌合部に嵌合することで、前記バスケットが左右ならびに前後に移動することが規制されて位置決めされるよう構成したことを特徴とする。
【0012】
この構成によれば、バスケットを自転車本体に装着する際は、バスケットを案内係合部に沿ってスライドさせ、荷台の上にバスケットを載せる簡単な操作だけで、バスケットを取り付けることができる。また、このようにしてバスケットを装着すると、荷台によりバスケットが下方から受けられた状態で、バスケット側面の被係合部が案内係合部に係合し、かつ、荷台の第1、第2の被嵌合部とバスケット底面の第1、第2の嵌合部とが嵌合するため、自転車の走行時に左右や前後に振動を受けた場合でもバスケットを安定な状態で良好に支持することができる。
【0015】
求項記載の発明は、請求項1に記載の自転車において、荷台は、上下方向に延び、その下端がハブ軸に結合された支持アーム部と、支持アーム部の上端に連結され、バスケットの底面部を下方から受ける受台部と、受台部の後端部から上方に延びる背面立設部とから構成されていることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図11を用いて説明する。ここで、図1は本発明の実施の形態にかかる自転車の前側部分の側面図、図2は同自転車のハンドカート、荷台、ロックユニットなどを示す組付用分解斜視図、図3は同ハンドカートを単体で使用する状態を示す斜視図、図4は同自転車のハンドカートを斜め下方から見た斜視図、図5は同自転車のハンドカートの装着手順を示す斜視図、図6は同自転車の背面板留め金具と係合背面板との係合関係を示す側面断面図、図7は同自転車のロックユニットなどを示す平面図で、ロックレバーを前方側に引き抜いている状態を示し、図8は同自転車のロックユニットなどを示す平面図で、ロックレバーを後方側に差し入れている状態を示し、図9は図8のIX−IX線で切断したロックユニットなどの矢視側面断面図である。
【0022】
図1〜図4において、1は自転車、8は自転車本体、30は自転車1に着脱自在に構成されているハンドカートで、このハンドカート30には、一対の車輪31を有する樹脂製のバスケット32と、上下に伸縮自在で、手で押し引きするための取手33などが備えられている。
【0023】
ハンドカート30は、自転車1の前輪2の上方に配設された前側の荷台20上に載せられた姿勢で取り付けられる。荷台20は、上下方向に延び、その下端が前輪2のハブ軸3の両端部にそれぞれ結合された左右の支持アーム部21と、これらの支持アーム部21の上端に連結されているとともにこの連結部の少し上方箇所から後方に屈曲されて水平に延設され、バスケット32の底面部32aを下方から受ける左右の第1受台部22と、左右の第1受台部22間の前側寄り位置同士と後側寄り位置同士とをそれぞれつなぐように左右方向に延設されて溶着された第2受台部23と、第1受台部22の後端部から上方に延びるように形成されて正面視して略逆U字形状の背面立設部24とから構成されている。背面立設部24の上端部は、ヘッドパイプ4から上方に突出した前ホーク5のホークステム上端に結合されている車体側部品としてのランプ掛け金具6に、案内係合部としての背面留め金具7とともにねじで固定され、これにより自転車本体8に固定されている。
【0024】
背面留め金具7は、上下に延びるように、具体的には前端部が上方に延びるように形成されている。この背面留め金具7には、バスケット32の側面である背面部32bに固定した被係合部としての係合背面板34が上下にスライド自在に係合可能とされている。背面留め金具7は、バスケット32を上下にスライド自在に係合背面板34を介して係合し、荷台20は、下方へスライドしたバスケット32の底面部32aを受けるように構成されている。
【0025】
係合背面板34は、バスケット32の背面部32bにおける、取手33の伸縮ハンドル部33aを保持するハンドル保持部33b間位置に配設されている。また、係合背面板34は、図4、図6に示すように、バスケット32の背面部外側に密接して配置された外側背面板部34aと、外側背面板部34aに幅方向中央部が所定間隔をあけた状態で取り付けられた押さえ背面板部34bとから構成され、バスケット32の背面部32bを挟んで外側背面板部34aと同位置に配置された内側取付板39に、バスケット32の背面部32bを挟んでねじで固定された構成とされている。
【0026】
外側背面板部34aと押さえ背面板部34bとの間には幅方向中央部分で厚み方向に隙間34c(図6参照)が形成され、ハンドカート30を装着する際には、前記隙間34cに、背面留め金具7の上延部7aが下方から挿入されて係合するよう構成されている。なお、押さえ背面板部34bの一部は外側背面板部34aに接近するように若干湾曲され、背面留め金具7の上延部7aが係合背面板34内に挿入された際に、背面留め金具7と係合背面板34との間で前後方向にがたつきを生じないように図られている。
【0027】
図4、図5、図7〜図9に示すように、バスケット32の底面部下面中央には、下方に突出する第1の嵌合部としての嵌合突部35aを有する底面板35が取り付けられている。また、バスケット32の底面部下面における前側寄りの左右2箇所には、下方に突出する第2の嵌合部としての3つの嵌合突起36、37、38が一体形成されて設けられている。
【0028】
第1の嵌合部としての底面板35の嵌合突部35aは、荷台20が下方へスライドしたバスケット32の底面板35を受ける際に、前後の第2受台部23にわたって取り付けられている第1の被嵌合部としてのロックユニット40に嵌合して、図1に示すような嵌合姿勢にロックされる。このロックユニット40は、第2受台部23に固定され、嵌合突部35aが嵌め込まれる嵌合開口部41aを有するロック枠41と、ロック枠41に設けられた複数のガイド爪41bに沿って前後にスライド自在に配設されたロックレバー42と、ロックレバー42の裏面に後端がリベット結合されたセーフティつまみ43などから構成されている。そして、ロックレバー42は、バスケット32が載せられた状態で、ガイド爪41bに沿って奥側(後方側)にスライドされると、嵌合開口部41a内における嵌合突部35a上に突入され、これにより、底面板35がロック枠41とロックレバー42とにより挟まれ、底面板35が上下または左右に移動することが規制される。また、この状態で、底面板35は、前後方向に移動しようとすると、その装着位置の前後にそれぞれ設けられたガイド爪41bに当接して前後方向に移動することも規制される。
【0029】
また、セーフティつまみ43は前側が下方に弾性変形可能に配設されており、ロックレバー42の上面から上方に突出するロック爪43bと、ロックレバー42の前端部から突出するつまみ部43aとからなる。外力が前端のつまみ部43aに作用していない状態では、つまみ部43aの後方に形成されたロック爪43bが、ロック枠41の前側寄り箇所に形成されたロック開口部41c内に突出して、ロックレバー42がロック位置から前方に移動しないように規制している。一方、つまみ部43aを指で押し下げることで、ロック爪43bがロック開口部41cよりも下降し、ロックレバー42を手前に引き出すことが可能に構成されている。
【0030】
なお、ロックレバー42のガイド爪41bに当接するスライド下面42aには、先端側(後方側)ほど上下厚みが薄くなるようなテーパ面42c(図9参照)が形成され、これにより、ロックレバー42を挿入する際は、挿入開始時には楽に挿入できながら、奥側まで挿入すると、底面板35の嵌合突部35aが下方に押し込まれて、がたつきの少ない状態に維持される。また、44はそのねじの先端部がロックレバー42のスライド上面42bより突出して取り付けられる規制ねじであり、この規制ねじ44の先端部が嵌合開口部41a内に突出して、ロックレバー42の前後のスライド範囲が規制されている。
【0031】
図8に示すように、バスケット32の底面部下面に形成された第2の嵌合部としての嵌合突起36、37、38は、ハンドカート30の装着時に、第1受台部22と第2受台部23との交差結合箇所(第2の被嵌合部)を左右ならびに前後から挟むような位置に形成されている。そして、ハンドカート30の装着時には、これらの嵌合突起36、37、38により、バスケット32が左右ならびに前後に移動することを規制して位置決めするようになっている。
【0032】
この構成において、図3に示すようにハンドカート30を単体で使用した後、ハンドカート30を自転車1に装着する際は、ハンドカート30の取手33を縮め、図5、図7に示すように、自転車1のロックレバー42を予め手前側に引き出しておく。そしてこの状態で、図5に示すように、背面留め金具7の上延部7aに、係合背面板34を上から被せるようにして挿入して下方にスライドさせ、荷台20における第1受台部22および第2受台部23の上にバスケット32を載せる。
【0033】
これにより、図6に示すように、背面留め金具7と係合背面板34の外側背面板部34aおよび押さえ背面板部34bとがバスケット32の背面部32b近傍箇所で係合し、かつ、図8に示すように、バスケット32の底面部32aに形成した嵌合突起36、37、38の間に第1受台部22および第2受台部23が嵌り込み、その結果、バスケット32が左右並びに前後方向に位置決めされる。また、同時に、図8、図9に示すように、バスケット32の底面部32bに取り付けた底面板35の嵌合突部35aがロック枠41の嵌合開口部41a内に嵌入する。
【0034】
この後、ロックレバー42が後方に押し込まれることで、ロックレバー42が嵌合開口部41a内における嵌合突部35a上に突入され、これにより、底面板35を介してバスケット32が上下に移動することも規制される。また、ロックレバー42が後方に押し込まれる場合には、ロック爪43bは、後部側の傾斜面がロック枠41に押されて、セーフティつまみ43が下動し、その後、ロック爪43bがロック枠41のロック開口部41c内に突出して、セーフティつまみ43がその弾性により上動する。ロックレバー42は、ロック爪43bによって規制されることにより、ロック解除位置側に戻らないように防止される。
【0035】
このように、ハンドカート30を装着する際には、背面留め金具7の上延部7aに係合背面板34を係合させながら、ハンドカート30を荷台20上に載せるだけで、嵌合突起36、37、38や底面板35の嵌合突部35aが荷台20やロックユニット40に嵌合して位置決めされる。
【0036】
また、このようなハンドカート30の装着時には、後輪のスタンド(図示せず)を立てるなどして自転車1を停車させてロックした状態でも、前輪2側はハンドルポスト9を中心として左右に回動可能であるが、上記構成によれば、被係合部としての係合背面板34の下端を、案内係合部としての背面留め金具7の上端に、一旦係合させれば、その後、バスケット32を下ろすだけで、係合背面板34が背面留め金具7に案内されながら、良好に係合状態でスライドするので、極めて容易に、ハンドカート30を係合させるための操作を行うことができる。そして、ロックレバー42を後方に押し込むだけで、ロックされ、このように簡単かつ少ない動作でハンドカート30を装着することができる。また、ロックユニット40の操作も、つまみ部43aをつかんでロックレバー42を押し引きするだけなので、操作性も良好である。
【0037】
また、ハンドカート30の装着時には、荷台20によりバスケット32が下方から受けられ、バスケット32の底面部32a箇所と背面部32b箇所とで嵌合並びに係合された状態でハンドカート30が支持されるため、ハンドカート30を強固かつ確実に支持でき、自転車1の走行時に左右や前後に振動を受けた場合でも、ハンドカート30が左右や前後に振れることを最小限に抑えることができる。
【0038】
さらに、バスケット32を保持する荷台20は、前輪2のハブ軸3と車体側部品であるランプ掛け金具6とをつなぐように構成されているので、バスケット32をを受ける荷台20自体としても十分な支持強度を保つことができて、荷台20によりバスケット32を良好に受けることができる。
【0039】
また、被係合部としての係合背面板34が、取手33のハンドル保持部33b間の箇所に配設されているので、ハンドカート30を自転車1から外して取手33を把持してバスケット32を使用する際に、係合背面板34が邪魔となることがない。
【0040】
なお、上記実施の形態においては、取手33や車輪31を有するハンドカート30を自転車1に装着自在とした場合を述べたが、これに限るものではなく、図10に示すように、取手や車輪を有しない単体のバスケット32を自転車1に装着自在とした構成にも適用できることはもちろんである。また、図10に示すように、バスケット32の背面部32bに、荷台20の背面立設部24に直接係合する係合凸部32cを設けて、この係合凸部32cと背面部32bとの間に、荷台20の背面立設部24が直接挿入されてスライドする構成としてもよく、この場合には、部品点数が削減されるので製造コストを低減させることができ、しかも、荷台20の背面立設部24によりバスケット32の背面部32bを良好に受けることができる。また、図10に示すものにおいては、バスケット32の底面部32aが荷台20上に載せられた際に、背面立設部24の上端の連結ロッド部24aが係合凸部32cに形成された爪部32dに係合して、バスケット32が上方に外れることを防止するようになっている。
【0041】
また、図10に示すように、荷台20における第1受台部22の前端から上方に延びて、バスケット32の前面部32eを受ける前面立設部25を設けてもよく、この場合には、バスケット32を底面部32a,背面部32bならびに前面部32eの3つの面で安定して保持することが可能となる。
【0042】
さらに、上記各実施の形態においては、ハンドカート30やバスケット32を前側の荷台20に取り付けた場合を述べたが、これに限るものではなく、図11に示すように、後輪50の上方に配置される荷台60の前端に上方に突出する立設部61を形成し、この立設部61にスライドしながら係合する被係合部51aをバスケット51の前面部51bに形成し、バスケット51の底面部51cおよび荷台60に、上記実施の形態と同様な嵌合突起36などやロックユニット40を設けてもよく、この場合においても、荷台60の立設部61にバスケット51の被係合部51aを係合させながらバスケット51を荷台60上に載せ、ロックユニット40を用いて、嵌合突起36やロックユニット40の嵌合部分を嵌合状態に維持した姿勢でロックすればよい。
【0043】
また、これらの実施の形態においては、案内係合部としての背面留め金具7や背面立設部24、立設部61が、係合背面板34やバスケット32の背面部32b、バスケット51の前面部51bに前または後から当接して係合する場合を述べ、この場合には、特に発進時や停止時などにバスケット32、51内の荷物などにより前後に慣性力が作用する場合にも、これらの力を良好に受けて支持できる利点がある。しかし、これに限るものではなく、案内係合部に係合する被係合部をバスケットの左または右の側面などに設けたり、これらの複数の面に設けたりすることも可能である。
【0044】
また、これらの実施の形態は、人の踏力だけにより走行する一般の自転車だけでなく、電動モータにより補助駆動力を加えることができる電動自転車や自動二輪にも適用可能であることはもちろんである。従って、本発明においては、電動自転車や自動二輪を含めて自転車と称す。
【0045】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、底面部下面に第1の嵌合部および第2の嵌合部を有し、側面に被係合部を有するバスケットと、上下に延びるように自転車本体に配置され、前記バスケットを上下にスライド自在に前記被係合部を介して係合する案内係合部と、記バスケットの底面を受け、前記バスケットの底面を受ける際に前記第1の嵌合部と第2の嵌合部とに嵌合される第1の被嵌合部と第2の被嵌合部とを有する荷台とが設けられ、前記バスケットの第1の嵌合部は、荷台により前記バスケットが受けられた際に荷台の第1の被嵌合部に挿入される位置に形成され、前記バスケットの第2の嵌合部は、複数の嵌合突起で形成され、かつ、荷台により前記バスケットが受けられた際に荷台の第2の被嵌合部を左右ならびに前後から挟むような位置に形成され、前記バスケットが荷台に取り付けられる際に、前記バスケットの第1の嵌合部が、荷台の第1の被嵌合部に挿入され、第1の被嵌合部と第1の嵌合部とにわたってロックレバーが挿入されることで荷台に対して前記バスケットが上下に移動しない嵌合姿勢にロックされ、かつ、前記バスケットの第2の嵌合部が荷台の第2の被嵌合部に嵌合することで、前記バスケットが左右ならびに前後に移動することが規制されて位置決めされるように構成することにより、バスケットを装着する際に、バスケットを案内係合部にそってスライドさせ、荷台の上にバスケットを載せる簡単な操作だけで、バスケットを取り付けることができるので、装着時の手間が大幅に省かれて、バスケットを装着可能な自転車として、使い勝手を向上させることができる。また、自転車の走行時に左右や前後に振動を受けた場合でもバスケットをその底面と側面とで安定して良好に支持することができるので、バスケットを装着可能な自転車としての信頼性も向上する。
【0047】
さらに、荷台の受台部が、ハブ軸と、車体側部品とに接続される構造とすることで、荷台自体としても良好な支持強度を保つことができて、荷台によりバスケットを良好に受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる自転車の前側部分の側面図である。
【図2】同自転車のハンドカート、荷台、ロックユニットなどを示す組付用分解斜視図である。
【図3】同ハンドカートを単体で使用する状態を示す斜視図である。
【図4】同自転車のハンドカートを斜め下方から見た斜視図である。
【図5】同自転車のハンドカートの装着手順を示す斜視図である。
【図6】同自転車の背面板留め金具と係合背面板との係合関係を示す側面断面図である。
【図7】同自転車のロックユニットなどを示す平面図で、ロックレバーを前方側に引き抜いている状態を示す。
【図8】同自転車のロックユニットなどを示す平面図で、ロックレバーを後方側に差し入れている状態を示す。
【図9】図8のIX−IX線で切断したロックユニットなどの矢視側面断面図である。
【図10】本発明の他の実施の形態にかかる自転車の荷台にバスケットを装着する様子を示す斜視図である。
【図11】本発明のその他の実施の形態にかかる自転車の後部荷台近傍箇所を示す側面図である。
【図12】ハンドカートを装着自在な従来の自転車の前側部分の側面図である。
【図13】同従来の自転車のハンドカートを単独で使用する場合の側面図である。
【図14】同従来の自転車のハンドカートを斜め後方から見た斜視図である。
【符号の説明】
1 自転車
2 前輪
3 ハブ軸
6 ランプ掛け金具
7 背面留め金具(案内係合部材)
7a 上延部
8 自転車本体
9 ハンドルポスト
20 荷台
21 支持アーム部
22 第1受台部(第2の被嵌合部)
23 第2受台部(第2の被嵌合部)
24 背面立設部
30 ハンドカート
32、51 バスケット
32a、51c 底面部
32b 背面部
32c 係合凸部
32e、51b 前面部
33 取手
34 係合背面板(被係合部)
35 底面板
35a 嵌合突部(第1の嵌合部)
36、37、38 嵌合突起(第2の嵌合部)
40 ロックユニット(第1の被嵌合部)
41 ロック枠
42 ロックレバー
43 セーフティつまみ
50 後輪
51a 被係合部
61 立設部

Claims (2)

  1. 底面部下面に第1の嵌合部および第2の嵌合部を有し、側面に被係合部を有するバスケットと、
    上下に延びるように自転車本体に配置され、前記バスケットを上下にスライド自在に前記被係合部を介して係合する案内係合部と、
    前記バスケットの底面を受け、前記バスケットの底面を受ける際に前記第1の嵌合部と第2の嵌合部とに嵌合される第1の被嵌合部と第2の被嵌合部とを有する荷台と
    が設けられ、
    前記バスケットの第1の嵌合部は、荷台により前記バスケットが受けられた際に荷台の第1の被嵌合部に挿入される位置に形成され、
    前記バスケットの第2の嵌合部は、複数の嵌合突起で形成され、かつ、荷台により前記バスケットが受けられた際に荷台の第2の被嵌合部を左右ならびに前後から挟むような位置に形成され、
    前記バスケットが荷台に取り付けられる際に、前記バスケットの第1の嵌合部が、荷台の第1の被嵌合部に挿入され、第1の被嵌合部と第1の嵌合部とにわたってロックレバーが挿入されることで荷台に対して前記バスケットが上下に移動しない嵌合姿勢にロックされ、かつ、前記バスケットの第2の嵌合部が荷台の第2の被嵌合部に嵌合することで、前記バスケットが左右ならびに前後に移動することが規制されて位置決めされるよう構成した自転車。
  2. 荷台は、上下方向に延び、その下端がハブ軸に結合された支持アーム部と、支持アーム部の上端に連結され、バスケットの底面部を下方から受ける受台部と、受台部の後端部から上方に延びる背面立設部とから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の自転車。
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