JP3079298U - 自転車のフェンダ取り付け装置 - Google Patents

自転車のフェンダ取り付け装置

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JP3079298U JP2001000380U JP2001000380U JP3079298U JP 3079298 U JP3079298 U JP 3079298U JP 2001000380 U JP2001000380 U JP 2001000380U JP 2001000380 U JP2001000380 U JP 2001000380U JP 3079298 U JP3079298 U JP 3079298U
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孝夫 児島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 馬蹄錠を取り付けた自転車において、前記馬
蹄錠の施錠・解錠機能を損なうことなく、また、車輪径
の異なる場合や、自転車におけるフェンダの取り付け部
位の形状や構造および寸法等が異なる場合でもフェンダ
の取り付けをできるようにする。 【解決手段】 フェンダ取り付け装置2は、フェンダ1
を支持するフェンダ支持具3と、このフェンダ支持具3
とフェンダ1とを連結する連結具14と、を備え、前記
フェンダ支持具3は、このフェンダ支持具3を自転車3
4の車体へ固定するための固定部4と、前記連結具14
との第1接続部8とを備え、前記馬蹄錠41の胴部の内
側に前記フェンダ支持具3をくぐらせて、前記固定部4
を介してこのフェンダ支持具3を自転車34の車体へ固
定し、前記第1接続部8は前記馬蹄錠41から離した位
置に形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、自転車の車輪の周外方にフェンダの取り付け(装着)をおこなうフ ェンダ取り付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、自転車のフェンダは多様なものが使用されているが、一般の乗用自転車 には、図9に示すように、自転車34の車輪45のほぼ上半分を覆う種類の金属 製フェンダ1が多く使用されている。この種のフェンダ1は、固定具等を介して 自転車34のシートステイ部37やチェーンステイ部43に固定したり、また車 輪軸からフェンダを支持するステイ44を設けたりして、自転車の車体の複数部 位に固定できる。
【0003】 一方、図10に示すような、主に競走・競技のために使用される自転車34は 、より速く走るということを目的とし、その車体の軽量化を考慮して製作されて いる。そのため、前述の一般の乗用自転車の場合と比較すると、競走・競技用の 自転車34に使用されるフェンダ1は車輪周方向の長さをできるだけ短くしたり 、合成樹脂等の軽量材料によって形成されたりし、また、自転車34の車体の一 部位(たとえば自転車34のシートステイ部37)のみでフェンダ1を固定した りしていた。さらに、走行しているときにできるだけ車体の重量を軽くするとい う目的のために、防犯に用いる施錠・解錠具等は、解錠後に車体から分離できる ようにワイヤー錠等を使用したりしていた。
【0004】 このような競走・競技のために使用される自転車34も、近年、その知名度の 向上(流行)等の理由により、競走・競技等の目的としてだけでなく、市街地等 においても日常的に使用されるようになってきている。そのため日常、この種の 競走用・競技用の自転車34に乗るときの利便性が求められており、このような 自転車等にも、一般の乗用自転車と同様に、施錠・解錠具(装置)を自転車本体 に固定して使用したいという要望がある。 そこで、本考案者は、自転車34の車輪45を抱き込んで施錠・解錠をおこな うことで、自転車の防犯に高い有効性を有する、馬蹄型の施錠・解錠具(以下『 馬蹄錠』という。)を、前記競走用・競技用自転車34の車体に取り付け(装着 す)ることを試みた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前述のように、自転車34の車体の一部位のみでフェンダ1を固定し ている場合、この自転車34の車体に馬蹄錠41の取り付け(装着)をおこなう と、この馬蹄錠41の取り付け(装着)位置とフェンダ1の取り付け(装着)位 置とが近くなり、馬蹄錠41の施錠・解錠機能を損ねてしまい、また、フェンダ 1の取り付け(装着)位置の確保や、フェンダ1の取り付け(装着)が困難にな ってしまうという問題点があった。
【0006】 さらに、図10に示すような最近流行のマウンテンバイク等では、車輪保持フ ォーク46の形状や構造および寸法関係等が多種にわたるために馬蹄錠41を自 転車34の車体に取り付け(装着し)たとき、フェンダ1のこの車体への取り付 け(装着)が困難になるという問題点があった。 本考案は、以上の問題点に鑑み、馬蹄錠41を取り付け(装着し)た自転車3 4において、前記馬蹄錠41の施錠・解錠機能を損なうことなく、この自転車3 4の車体の一部位のみに固定が可能で、また、車輪45の大きなものから小さな ものまで対応してフェンダの取り付け(装着)ができ、さらに自転車34におけ るフェンダ1の取り付け(装着)部位の形状や構造および寸法等が異なる場合で もフェンダ1の取り付け(装着)をおこなうことが可能な、自転車のフェンダ取 り付け装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は前述の問題点を解決するため、以下の技術的手段を講じている。 すなわち、第1の技術的手段としては、自転車34の車輪45を抱き込むよう に施錠・解錠する馬蹄錠41を有する自転車34のフェンダ取り付け装置2にお いて、このフェンダ取り付け装置2は、フェンダ1を支持するフェンダ支持具3 と、このフェンダ支持具3とフェンダ1とを連結する連結具14と、を備え、前 記フェンダ支持具3には、このフェンダ支持具3を自転車34の車体へ固定する ための固定部4と、前記連結具14と接続する第1接続部8と、を備え、前記馬 蹄錠41の胴部の内側に前記フェンダ支持具3をくぐらせて、前記固定部4を介 してこのフェンダ支持具3を自転車34の車体へ固定し、前記第1接続部8は前 記馬蹄錠41から離した位置に設けることである。これによって前記馬蹄錠41 の施錠・解錠機能を損なうことなく、フェンダ1を自転車34の車体に取り付け (装着す)ることができる。
【0008】 第2の技術的手段は、第1の技術的手段に加えて、前記固定部4は、前記フェ ンダ支持具3を自転車34の車体に固定するときの位置を調整する調整孔5を備 えることである。これによって、自転車34におけるフェンダ1の取り付け(装 着)部位の結合部の形状や構造および寸法等が異なる場合でもフェンダ1の取り 付け(装着)ができる。 第3の技術的手段は、第2の技術的手段における前記調整孔5を、自転車34 の上下方向に沿った長孔にすることである。これによって、異なる形式の自転車 34における車体部品等の上下方向の形状、構造または寸法等の変化を伴う場合 のフェンダ1の取り付け(装着)に対応できる。
【0009】 第4の技術的手段は、第2の技術的手段における前記調整孔5を、自転車34 の前後方向に沿った長孔にすることである。これによって、異なる形式の自転車 34における車体部品等の前後方向の、形状、構造または寸法等の変化を伴う場 合の、フェンダ1の取り付け(装着)に対応できる。 第5の技術的手段は、第2の技術的手段に加えて、前記調整孔5を、自転車3 4の上下方向に沿った長孔と前後方向に沿った長孔との組み合わせにすることで ある。これによって、異なる形式の自転車34における車体部品等の、形状、構 造または寸法等の変化が多様であってもフェンダ1を自転車34の車体に取り付 け(装着す)ることができる。
【0010】 第6の技術的手段は、前記フェンダ支持具3を、板金をプレス加工することに より形成することである。これによって、このフェンダ支持具3を強固に形成で き、フェンダ1を確実に支持することができる。 第7の技術的手段は、第1の技術的手段に加えて、前記連結具14とフェンダ 1とに互いを結合する結合部18を備え、この結合部18には、互いに嵌合する 結合突起19と嵌合凹部21とを設け、これら結合突起19と嵌合凹部21には 、前記結合突起19と嵌合凹部21とが嵌合したときに、互いに引っ掛かりあう 第1掛止部20と,第2掛止部22とを備え、前記結合突起19が、前記嵌合凹 部21から抜けないように、これらの第1掛止部20と第2掛止部22とが、掛 止しあうことで、前記連結具14と前記フェンダ1との結合をおこなうことであ る。これによって、前記連結具14と前記フェンダ1との結合を確実におこなう ことができる。
【0011】 第8の技術的手段は、第7の技術的手段に加えて、前記結合突起19を、この 結合突起19の弾性変形を介して嵌合凹部21と係脱自在に結合することである 。これによって、フェンダ1の自転車34への取り付け・取り外しが容易におこ なえる。 第9の技術的手段として、第8の技術的手段に加えて、前記結合突起19は、 二股の股部19Aを備え、この股部19Aの外側で前記結合突起19の両端側に 前記掛止部20を備えることである。これによって、前記結合突起19が、前記 嵌合凹部21と嵌合したときに、前記股部19Aは、その内側に弾性変形をし、 この弾性変形を介して前記結合突起19と前記嵌合凹部21とを係脱自在に結合 することができる。
【0012】 第10の技術的手段として、自転車34の前輪45A用のフェンダ取り付け装 置2において、このフェンダ取り付け装置2は、自転車34の前輪45Aを支持 する車輪保持フォーク46のステム部分40に引っかける引っかけ具24と、こ の引っかけ具24と係合するフェンダ保持具27と、このフェンダ保持具27と フェンダ1とを連結する連結具14と、を備え、前記フェンダ保持具27には、 このフェンダ保持具27と前記連結具14とを接続する第1接続部8を備えて、 前記引っかけ具24を前記ステム部分40に肩がけし斜めにたすき渡して、この 引っかけ具24と前記フェンダ保持具27とを前記ステム部分40を挟持するよ うに結合して、前記連結具14と前記第1接続部8とを接続することである。こ れによって、自転車34におけるフェンダ1の取り付け(装着)部位の形状や、 構造または寸法等が異なる場合でもフェンダ1を取り付け(装着す)ることがで きる。
【0013】 第11の技術的手段は、第1から9のいずれかの具体的手段を講じたフェンダ 取り付け装置2を自転車34の後輪45B側に取り付けることである。これによ って、馬蹄錠41を後輪45B側に取り付け(装着し)たときに、この馬蹄錠4 1の施錠・解錠機能を損なうことなく自転車の後輪45B側にフェンダ1を取り 付け(装着す)ることが可能になる。 第12の技術的手段は、前記連結具14と前記フェンダ1とを一体成形するこ とである。これによって、前記フェンダ支持具3と前記フェンダ1とを容易に接 続できる。
【0014】 第13の技術的手段として、第1または10のいずれかの技術的手段に加えて 、前記フェンダ保持具27は、少なくとも2つの前記第1接続部8を自転車34 の上下方向に沿って備えることである。これによって、自転車の車輪径の大きな ものから小さなものまで車輪径の異なる自転車への取り付け(装着)に対応でき る。 第14の技術的手段として、第1または10もしくは11のいずれかの技術的 手段に加えて、前記第1接続部8は、前記連結具14を回動自在にする締結具1 3を、自転車34の左右水平方向に沿って備えることである。これによって、自 転車34の車輪径の大きなものから小さなものまで車輪径の異なる自転車34へ のフェンダ1の取り付け(装着)に対応できる。
【0015】 第15の技術的手段は、第10の技術的手段に加えて、前記引っかけ具24を コの字状の棒形状に形成し、前記フェンダ保持具27には、前記引っかけ具24 の両端を挿通する挿通孔28を少なくとも2つ備え、これらの挿通孔28の1つ を他の1つを基点とした円弧形にすることである。これによって、前記フェンダ 取り付け装置2を自転車34の前輪45A側に取り付け(装着す)るときにフェ ンダ保持具27の位置を自転車34の上下方向に沿って調整でき、車輪径の寸法 等の異なる形式の自転車の車体へフェンダ1の取り付け(装着)をおこなうこと ができる。
【0016】 第16の技術的手段は、第1または10のいずれかの技術的手段に加えて、前 記第1接続部8と前記連結具14とを重ね合わせた部分に菊座10を利用した角 度調節機構12を備えることである。これによって、自転車の車輪径の大きなも のから小さなものまで車輪径の異なる自転車34へのフェンダ1の取り付け(装 着)に対応できる。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図を参照して説明する。 図1から図5は、馬蹄錠41を有する自転車34の後輪45B側に取り付け( 装着す)る本考案の第1実施例を示している。 図1において、フェンダ取り付け装置2は、フェンダ1を支持するフェンダ支 持具3と、このフェンダ支持具3を自転車34のシートステイ部37の補強部3 8に固定する固定ボルト6、固定ナット7と、前記フェンダ支持具3とフェンダ 1とを連結する連結具14と、を備えている。
【0018】 また、前記フェンダ取り付け装置2は、前記連結具14が前記フェンダ1と前 記フェンダ支持具3とを連結するときに、この連結具14とともに前記フェンダ 支持具3に接続される第1菊座10Aと、前記フェンダ支持具3と前記連結具1 4とを接続するときに前記フェンダ支持具3と前記第1菊座10Aと前記連結具 14とを締結する締結具13(締結ボルト13A、締結ナット13B)と、を備 えている。 前記フェンダ支持具3は、前記フェンダ1を馬蹄錠41から離して支持するた めの胴体部3Aと、前記フェンダ支持具3を前記補強部38に固定するための固 定部4と、前記フェンダ支持具3を前記連結具14と接続する第1接続部8と、 から構成される(図1、図3参照)。
【0019】 前記固定部4は前記胴体部の一端から、自転車34の略上下方向に沿って突出 して形成される突出部4Aと、この突出部4Aに備えた第1調整孔5Aと,前記 胴体部3Aの前記突出部4A側に備えた第2調整孔5Bと、から構成される。前 記第1調整孔5Aは前記突出部4Aに、自転車34の略上下方向に沿った長孔と して形成され、前記第2調整孔5Bは、前記胴体部3Aの前記突出部4A側に、 前記自転車34の前後方向に沿った長孔として形成されている。 前記第1接続部8は前記胴体部3Aにおいて、前記突出部4Aとは反対の端に 略円板状に形成され、この第1接続部8には前記第1菊座10Aと向かい合う面 に第2菊座10Bが形成されている。
【0020】 前記連結具14は、この連結具14と前記フェンダ支持具3とを接続するとき に前記第1菊座10Aと一体となって前記第1接続部8に接続される第2接続部 15と、この連結具14とフェンダ1とを結合する結合突起19と、を備えてい る。また、前記第1菊座10Aは、前記第2接続部15と係合する係合突起部1 1Bとを備えており、前記第2接続部15はこの係合突起部11Bと係合する係 合溝16を備えている。 前記第1接続部8と前記第1菊座10Aと前記第2接続部15とは、前記締結 ボルト13Aを挿通する挿通孔を備えており、前記第1接続部8は第1ボルト挿 通孔9を、前記第1菊座10Aは第2ボルト挿通孔11Aを、前記第2接続部1 5は、第3ボルト挿通孔14Aをそれぞれ備えている。
【0021】 この実施例において自転車34の後輪45B側へのフェンダ取り付け装置2を 利用してのフェンダ1の取り付け(装着)は以下のようにおこなう。 すなわち、前記自転車34のシートステイ部37に備えた馬蹄錠41の胴部の 内側に前記フェンダ支持具3をくぐらせ、前記シートステイ部37の補強部38 に設けた固定用ボルト挿通孔39と前記第1調整孔5Aとが一致するように前記 フェンダ支持具3を前記補強部38に重ね合わせ、このようにして一致させた前 記固定用ボルト挿通孔39と前記第1調整孔5Aとに前記固定ボルト6を挿通し 、この固定ボルト6に前記固定ナット7を螺入し締結する。こうして前記フェン ダ支持具3は前記補強部38に固定される。
【0022】 また、前記第1接続部8に備えた第1ボルト挿通孔9と、前記第1菊座10A に備えた第2ボルト挿通孔11Aと、前記連結具14に備えた第3ボルト挿通孔 14Aとに前記締結ボルト13Aを挿通して、この締結ボルト13Aに前記締結 ナット13Bを螺入して締結する。これにより、前記第1接続部8と前記連結具 14は接続される。このとき、前記係合突起部11Bは前記係合溝16に嵌合し 、前記連結具14と前記第1菊座10Aとは一体に動作するように組み合わされ る。
【0023】 さらに、前記締結ボルト13Aは前記自転車34の左右水平方向に沿って設け られている。このとき前記第1菊座10Aと前記第2菊座10Bは互いにかみあ って締結されることとなり、以上のようにすることによって、前記フェンダ取り 付け装置2は、前記締結具13(13A、13B)の軸心を回転中心としてこの 前記締結ボルト13Aの回転方向に沿ってフェンダ1を段階的に回動自在とする 機構を構成することとなる。 前述のように前記フェンダ1が段階的に回動自在となる機構を角度調節機構1 2とする。この角度調節機構12によって、自転車34の車輪径や、各部位の寸 法・形状等が異なる場合においてもフェンダ1を自転車34に取り付け(装着す )ることができる。
【0024】 本考案において、前記フェンダ支持具3は、板金をプレス加工することによっ て形成しており、これによってフェンダ1を支持するのに十分な強度を得ること ができる。このフェンダ支持具3は、このように板金をプレス加工することによ って形成されたものに限られるのではなく、フェンダ1を支持するのに十分な強 度があればよく、例えば合成樹脂等によって成形したものであってもよい。 図2は馬蹄錠41を取り付け(装着し)た自転車34の車体に前記フェンダ取 り付け装置2を利用してフェンダ1を取り付け(装着し)た場合の側面図を示し ている。
【0025】 図2に示すように、前記フェンダ取り付け装置2を自転車34に取り付け(装 着し)たとき、前記第1接続部8は、前記馬蹄錠41から離れた位置で前記連結 具14と接続され、これにより前記フェンダ支持具3は前記馬蹄錠41から離れ た位置で前記フェンダ1を支持することとなる。 このように、前記馬蹄錠41から離した位置で前記フェンダ支持具3に前記第 1接続部8を形成することで、前記馬蹄錠41の施錠・解錠機能を損なうことな く、前記フェンダ1を自転車34の車体に取り付け(装着す)ることが可能にな る。また、前記馬蹄錠41の形状・寸法等に応じて、前記胴体部3Aの長手方向 の長さを変えて形成することにより、前記第1接続部8の形成位置を変えて形成 することができる。
【0026】 図4、図5を参照し、前記連結具14と前記フェンダ1との結合の形態を説明 する。 図4は、前記連結具14と前記フェンダ1とを結合する結合部18に関するも のである。この図4に示すように、前記連結具14には前記フェンダ1と結合す る結合突起19が形成されており、前記フェンダ1には、前記結合突起19が嵌 合する嵌合凹部21が形成されている。前記結合部18は前記結合突起19と前 記嵌合凹部21とによって構成される。前記結合突起19は、この結合突起19 を二股にする股部19Aと前記嵌合凹部21と係合する第1掛止部20とを備え ている。
【0027】 図5は、図4に示すABCD断面によって前記嵌合凹部21を切断した場合の 前記結合突起19と前記嵌合凹部21との嵌合の状態を示した斜視図である。 図5に示すように、前記嵌合凹部21はその内部に、前記第1掛止部20と係 合する第2掛止部22を備えている。前記結合突起19が前記嵌合凹部21に嵌 合していくとき、前記結合突起19は前記股部19Aがその内側に弾性変形しな がら挿通されていき、前記第1掛止部20と前記第2掛止部22とが係合したと きに前記弾性変形が解放されるようになっており、このとき、前記結合突起19 が前記嵌合凹部21から抜けないように、前記第1掛止部20と前記第2掛止部 22とが互いに掛止するようになっている。この掛止を介する前記結合突起19 と前記嵌合凹部21との嵌合により、前記連結具14と前記フェンダ1とは確実 かつ簡単に結合される。
【0028】 図6から図8は、自転車34の前輪45A側にフェンダ1を取り付け(装着す )る本考案の第2実施例を示している。 図6において、フェンダ取り付け装置2は、自転車34の前輪45Aを支持す る車輪支持フォーク46のステム部分40に引っかける引っかけ具24と、この 引っかけ具24と係合するフェンダ保持具27と、このフェンダ保持具27とフ ェンダ1とを連結する連結具14と、前記フェンダ保持具27と前記引っかけ具 24とを係合させたとき、この引っかけ具24の両端を締結する固定ナット7と 、を備えている。
【0029】 この第2実施例における前記連結具14は、前記フェンダ保持具27との接続 のための第2接続部15を備えており、この第2接続部15には前記フェンダ保 持具27と係合する第3菊座10Cが一体に形成されている。 前記引っかけ具24は、棒材の両端を折曲して前記フェンダ保持具27と係合 する腕部24Aを、胴部24Bの両端に備えたコの字形状であり、前記腕部24 Aには、この引っかけ具24が前記フェンダ保持具27と係合したときに前記固 定ナット7をねじ込む雄ネジ25が形成されている。
【0030】 前記フェンダ保持具27は、互いに係合する第1分体27Aと第2分体27B と、これらの第1分体27Aと第2分体27Bとを互いに重ね合わせたとき、こ れらの第1分体27Aと第2分体27Bを一体にかしめ止める組み付け具29と 、を備えている。 前記第1分体27Aと前記第2分体27Bとはいずれも、互いに接触する接触 部(第1接触部32A、第2接触部32B)と、前記引っかけ具24と係合する 羽根部(第1羽根部33A、第2羽根部33B)と、を有し、前記第1接触部3 2Aと前記第2接触部32Bとはともに略同形に形成され、接触したときに前記 組み付け具29によりかしめ止めされる接触胴部(第1接触胴部42A、第2接 触胴部42B)を有している。
【0031】 より具体的には、前記第1羽根部33Aは前記第1接触胴部42Aを介して折 り曲げられて、起立するように形成され、同様に、前記第2羽根部33Bは、前 記第2接触胴部42B42Bを介して折り曲げられて、起立するように形成され る。 前記フェンダ保持具27は以下のように形成される。すなわち、前記第1接触 部32Aと前記第2接触部32Bとを互いに接触させた(前記第1接触胴部42 Aと前記第2接触胴部42Bとが接触した)ときに、前記第1接触胴部42Aと 前記第2接触胴部42Bの周囲を前記組み付け具29によって抱き込むように挟 んでかしめ止めをするのである。
【0032】 前記第1羽根部33Aには、前記引っかけ具24の一端を挿通する第1挿通孔 28Aが設けられ、同じく前記第2羽根部33Bには第2挿通孔28Bが設けら れており、これらの第1挿通孔28A、第2挿通孔28Bは、前記引っかけ具2 4の両端間(腕部24A間)の距離を直径とする円の軌跡上にあり、ともにこの 円に沿った円弧形に形成されている。 前記第1挿通孔28Aは、前記第1羽根部33Aの突端側に形成され、前記第 2挿通孔28Bは、起立している前記第2羽根部33Bの根元側に形成されてい る(図8参照)。これらの挿通孔に前記引っかけ具24の腕部24Aを挿通する と、前記引っかけ具24はその胴部24Bが前記自転車34の上下方向(左右水 平方向)から傾いて前記フェンダ保持具27と係合することとなる。
【0033】 前記フェンダ保持具27には前記第1接触部32Aと前記第2接触部32Bと が接触したときに、これらの前記第1接触部32Aと前記第2接触部32Bの端 部が第1実施例において説明した第1接続部8を形成するようになっており、こ の第1接続部8は、自転車34の上下方向に沿って2つ設けられている。 自転車34の前輪45A側への前記第2実施例のフェンダ取り付け装置2を利 用してのフェンダ1の取り付け(装着)は、以下のようにおこなう(図7参照) 。
【0034】 すなわち、前記ステム部分40に前記引っかけ具24を肩がけし、斜めにたす き渡し、この引っかけ具24の腕部24Aを前記フェンダ保持具27の前記第1 挿通孔28Aと前記第2挿通孔28Bとにそれぞれ挿通し、この腕部24Aに形 成した雄ネジ25に前記固定ナット7を螺入し締結する。そして、前記フェンダ 保持具27に設けた2つの前記第1接続部8のいずれかと前記連結具14とを、 第1実施例と同様に前記締結具13によって締結することで接続し、この連結具 14と前記フェンダ1とを結合する。以上のようにすることによって、前記引っ かけ具24は前記ステム部分40を斜めに抱きかかえることになり、この引っか け具24の腕部24Aを前記第1挿通孔28Aと前記第2挿通孔28Bとに挿通 し、前記固定ナット7と、前記雄ネジ25とを締結することによって、前記引っ かけ具24と前記フェンダ保持具27とは前記ステム部分40を挟持するような 形になる。
【0035】 また、前記角度調節機構12は、この第2実施例においても採用される。すな わち、前記第1接続部8の前記第2菊座10Bと前記第3菊座10Cとは互いに かみあって、前記締結具13により締結され、以上のようにすることによって前 記角度調節機構12は、前記締結具13(13A、13B)の軸心を回転中心と して、この前記締結ボルト13Aの回転方向に沿って段階的に回動自在となる機 構を構成することとなる。これによって、前記自転車34の前輪45A側におい て、前記ステム部分40の形状が異なる場合であっても、また、自転車34の車 輪径が異なる場合であってもフェンダ1を取り付け(装着す)ることが可能にな る。
【0036】 なお、本考案は前述の実施の形態に限られるものではなく、種々の変形が可能 である。たとえば、フェンダ1と連結具14とは、別個に成形せずに一体に成形 してもよい。また、製作したフェンダ支持具3の大きさに応じて、調整孔5は、 長短大小の大きさを変えて形成してもよく、さらに、前記第1挿通孔28Aと前 記第2挿通孔28Bを引っかけ具24の両端を挿通するための相対する一組のも のとし、このように相対する複数組の挿通孔を前記フェンダ保持具27に形成し てもよい。
【0037】 前記フェンダ保持具27は、前記第1分体27Aと前記第2分体27Bとに分 割し、これらの第1分体27Aと第2分体27Bは板金をプレス加工することに よって形成しているが、このフェンダ保持具27は初めから一体に成形してもよ い。また、前記第1接触胴部42Aと前記第2接触胴部42Bとか接触している ときに、これらの第1接触胴部42Aと第2接触胴部42Bとを前記組み付け具 29によってかしめ止めをせずに、溶接(スポット溶接が望ましい)等によって 、一体に固定してもよい。
【0038】
【考案の効果】
以上詳述した本考案によれば、自転車の車体に馬蹄錠の取り付け(装着)をお こなう場合に、この馬蹄錠の施錠・解錠機能を損なうことなく、形式の異なる自 転車においても車体の一部位のみでフェンダの取り付け(装着)をおこなうこと が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るフェンダ取り付け装置の詳細分解
図である。
【図2】フェンダを自転車に取り付けたときの側面図で
ある。
【図3】フェンダ支持具の詳細斜視図である。
【図4】連結具とフェンダとの結合の説明図である。
【図5】連結具と嵌合凹部との嵌合時の状態図である。
【図6】フェンダ保持具と引っかけ具の斜視図である。
【図7】自転車のステム部分へのフェンダの取り付け説
明図である。
【図8】フェンダ保持具の正面図である。
【図9】一般乗用自転車の部分側面図である。
【図10】競走・競技用自転車の全体側面図である。
【符号の説明】
1 フェンダ 2 フェンダ取り付け装置 3 フェンダ支持具 4 固定部 14 連結具 21 嵌合凹部 24 引っかけ具 27 フェンダ保持具

Claims (16)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車(34)の車輪(45)を抱き込
    むように施錠・解錠する馬蹄錠(41)を有する自転車
    (34)のフェンダ取り付け装置(2)において、 このフェンダ取り付け装置(2)は、フェンダ(1)を
    支持するフェンダ支持具(3)と、 このフェンダ支持
    具(3)とフェンダ(1)とを連結する連結具(14)
    と、を備え、前記フェンダ支持具(3)は、このフェン
    ダ支持具(3)を自転車(34)の車体に固定する固定
    部(4)と、前記連結具(14)との第1接続部(8)
    と、を備え、前記馬蹄錠(41)の胴部の内側に前記フ
    ェンダ支持具(3)をくぐらせて前記固定部(4)を介
    してこのフェンダ支持具(3)を自転車(34)の車体
    へ固定し、前記第1接続部(8)は前記馬蹄錠(41)
    から離した位置に形成していることを特徴とする自転車
    のフェンダ取り付け装置。
  2. 【請求項2】 前記固定部(4)は、前記フェンダ支持
    具(3)を自転車(34)の車体に固定するときの位置
    を調整する調整孔(5)を備えていることを特徴とする
    請求項1に記載の自転車のフェンダ取り付け装置。
  3. 【請求項3】 前記調整孔(5)は、自転車(34)の
    上下方向に沿った長孔であることを特徴とする請求項2
    に記載の自転車のフェンダ取り付け装置。
  4. 【請求項4】 前記調整孔(5)は、自転車(34)の
    前後方向に沿った長孔であることを特徴とする請求項2
    に記載の自転車のフェンダ取り付け装置。
  5. 【請求項5】 前記調整孔(5)は、自転車(34)の
    上下方向に沿った長孔と前後方向に沿った長孔の組み合
    わせからなることを特徴とする請求項2に記載の自転車
    のフェンダ取り付け装置。
  6. 【請求項6】 前記フェンダ支持具(3)は、板金をプ
    レス加工することで形成することを特徴とする請求項1
    に記載の自転車のフェンダ取り付け装置。
  7. 【請求項7】 前記連結具(14)とフェンダ(1)と
    は互いを結合する結合部(18)を有しており、この結
    合部(18)は互いに嵌合する結合突起(19)と、嵌
    合凹部(21)とからなり、これらの結合突起(19)
    と嵌合凹部(21)は、互いに嵌合したときに抜けない
    ように引っ掛かりあって前記結合突起(19)と前記嵌
    合凹部(21)とを掛止する掛止部として前記結合突起
    (19)に第1掛止部(20)を備え、前記嵌合凹部
    (21)に第2掛止部(22)を備えていることを特徴
    とする請求項1に記載の自転車のフェンダ取り付け装
    置。
  8. 【請求項8】 前記結合突起(19)は、弾性変形を介
    して前記嵌合凹部(21)と係脱自在に結合することを
    特徴とする請求項7に記載の自転車のフェンダ取り付け
    装置。
  9. 【請求項9】 前記結合突起(19)は、この結合突起
    (19)を二股にする股部(19A)を備え、この股部
    (19A)の外側の前記結合突起(19)両端側に、前
    記第1掛止部(20)を備えていることを特徴とする請
    求項7または8に記載の自転車のフェンダ取り付け装
    置。
  10. 【請求項10】 自転車(34)の前輪(45A)側の
    フェンダ取り付け装置(2)において、 このフェンダ取り付け装置(2)は、自転車(34)の
    前輪(45A)を支持する車輪支持フォーク(46)の
    ステム部分(40)に引っかける引っかけ具(24)
    と、この引っかけ具(24)と係合するフェンダ保持具
    (27)と、このフェンダ保持具(27)とフェンダ
    (1)とを連結する連結具(14)と、を備え、前記フ
    ェンダ保持具(27)は、このフェンダ保持具(27)
    と前記連結具(14)とを接続する第1接続部(8)を
    備えており、前記引っかけ具(24)を前記ステム部分
    (40)に肩がけし斜めにたすき渡して、この引っかけ
    具(24)と前記フェンダ保持具(27)とによって前
    記ステム部分(40)を挟持するように結合して、前記
    連結具(14)と前記第1接続部(8)とを接続するこ
    とを特徴とする自転車のフェンダ取り付け装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から9のいずれかに記載の自
    転車のフェンダ取り付け装置(2)を、自転車(34)
    の後輪(45B)側に取り付けていることを特徴とする
    自転車のフェンダ取り付け装置。
  12. 【請求項12】 前記連結具(14)と前記フェンダ
    (1)とを一体成形していることを特徴とする請求項1
    または11のいずれかに記載の自転車のフェンダ取り付
    け装置。
  13. 【請求項13】 前記フェンダ保持具(27)は自転車
    (34)の上下方向に少なくとも2つの前記第1接続部
    (8)を備えていることを特徴とする請求項10に記載
    の自転車のフェンダ取り付け装置。
  14. 【請求項14】 前記第1接続部(8)は、フェンダ
    (1)を回動自在にする締結する締結具(13)を自転
    車(34)の左右水平方向に沿って備えていることを特
    徴とする請求項1または11もしくは13のいずれかに
    記載の自転車のフェンダ取り付け装置。
  15. 【請求項15】 前記引っかけ具(24)はコの字状の
    棒形状に形成し、前記フェンダ保持具(27)は、前記
    引っかけ具(24)の両端を挿通する挿通孔(28)を
    少なくとも2つ備え、これらの挿通孔(28)の1つは
    他の1つを基点とした円弧形であることを特徴とする請
    求項11に記載の自転車のフェンダ取り付け装置。
  16. 【請求項16】 前記第1接続部(8)と前記連結具
    (14)とを重ね合わせた部分には菊座(10)を利用
    した角度調節機構(12)を備えていることを特徴とす
    る請求項1または10のいずれかに記載の自転車のフェ
    ンダ取り付け装置。
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