JP4228359B2 - テンショナー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無端状のベルトやチェーンの張力を一定に保つテンショナーに関する。
【0002】
【従来の技術】
テンショナーは、例えば、自動車のエンジンに使用されるタイミングチェーンやタイミングベルトを所定の力で押しており、これらに伸びや緩みが生じた場合に、その張力を一定に保つように作用する。
【0003】
図41及び図42はテンショナー100を自動車のエンジン本体200に実装した状態であり、図41は2輪自動車の場合、図42は4輪自動車の場合を示している。
【0004】
これらの図において、エンジン本体200の内部には、一対のカムスプロケット210,210とクランクスプロケット220とが配置されており、これらのスプロケット210,210,220の間にタイミングチェーン230が無端状となって掛け渡されている。また、タイミングチェーン230の移動路上には、チェーンガイド240が揺動自在に配置されており、タイミングチェーン230はチェーンガイド240を摺動するようになっている。なお、エンジン本体200の内部には、潤滑用のオイル(図示省略)が封入されている。
【0005】
2輪自動車の場合には、図41に示すように、エンジン本体200に取付面250が形成されており、テンショナー100は取付面250の取付孔260を貫通しボルト270によって取付面250に固定される。4輪自動車の場合には、図42に示すように、テンショナー100がエンジン本体200の内部に配置された状態で同様にボルトによって固定される。
【0006】
図43及び図44は、従来から用いられているテンショナー100を示し、ケース110の内部には、回転シャフト120及び推進シャフト130が組み付けられて配置されている。ケース110は、これらのシャフト120,130を挿入するために軸方向に延びる本体部111と、本体部111から軸方向と交差する方向に延びるフランジ部112とを有している。フランジ部112はテンショナー100をエンジン本体200に対して取り付けるものであり、このため、フランジ部112には、エンジン本体200に螺合するボルトが貫通するための取付孔113が形成されている。
【0007】
一方、本体部111は後述する各部品を収納するものであり、このため、内部には同一径の収納孔114が軸方向に沿って形成されている。また、本体部111の外形としては、エンジン本体200に取り付けられるフランジ部112を境として、先端側に突出する首部111aと、後端側に突出する胴部111bとに分かれており、2輪自動車のエンジンでは、図41に示すように、首部111aが取付面250を貫通してエンジン本体200に取り付けられるようになっている。
【0008】
回転シャフト120及び推進シャフト130の組み付けは、回転シャフト120の外面に雄ねじ部121を形成する一方、推進シャフト130の内面に雌ねじ部131を形成し、これらのねじ部121,131を螺合させることによって行われる。回転シャフト120の基端側の端部に対応したケース110の内部には、シャフト受け140が収納孔114内に位置するように設けられており、このシャフト受け140によって回転シャフト120の基端部が支持され、回転シャフト120の回転が支承される。組み付け状態では、推進シャフト130は回転シャフト120の前側略半分部分に螺合しており、推進シャフト130が螺合していない後側の略半分部分には捩りばね150が配置されている。
【0009】
捩りばね150は一端のフック部151が回転シャフト120の基端部に形成されているスリット123に挿入されて係止され、他端のフック部152がケース110に係止されている。従って、捩りばね150を捩って所定のトルクを付与させた状態で組み立てると、捩りばね150の付勢力によって回転シャフト120が回転する。
【0010】
ケース110の先端部分には、軸受160が止め輪170によって固定されており、推進シャフト130は軸受160の摺動孔161を貫通している。軸受160の摺動孔161の内面及び推進シャフト130の外面は、略小判形状や平行カット、その他の非円形に形成されており、これにより推進シャフト130は回転が拘束された状態となっている。
【0011】
軸受160は所定厚さの平板形状に成形されており、外周側には複数の固定片162が形成されている。そして、この固定片162がケース110(首部111a)の先端部分に形成されている切欠溝115に嵌合することにより、軸受160の全体が回転止めされた状態となっている。このように軸受160がケース110に対して回転止めされることにより、軸受160を貫通した推進シャフト130が軸受160を介してケース110に回転拘束されるため、この回転拘束状態で推進シャフト130がケース110に対して進退する。
【0012】
なお、推進シャフト130の先端には、キャップ180が取り付けられ、このキャップ180が上述したエンジン本体200内のチェーンガイド240と接触している。
【0013】
さらに、ケース110の内部には、スペーサ190が配置されている。スペーサ190は、回転シャフト120及び推進シャフト130の周囲を囲んだ状態で軸方向(推進方向)に延びた筒状となっている。このスペーサ190は、本体部111の首部111a内に設けられており、螺合状態のシャフト120,130がケース110の先端部分から抜け出ることを防止している。この抜け止めを行うため、回転シャフト120はスペーサ190との突き当てが可能な鍔付き形状に成形されている。
【0014】
このような構造のテンショナー100では、捩りばね150の付勢力によって回転シャフト120が回転し、この回転力が推進シャフト130の推進力に変換されるため、推進シャフト130が進出する。これにより、推進シャフト130はキャップ180及びチェーンガイド240を介してタイミングチェーン230を押し付けるため、タイミングチェーン230に張力を付与することができる。
【0015】
図45及び図46は、図43及び図44のテンショナーにおける捩りばね150に代えてゼンマイばね310を用いた従来のテンショナー101を示し、図43及び図44と同一の部材には、同一の符号を付して対応させてある。
【0016】
このテンショナー101において、ケース110はエンジン本体200への取り付けを行うためのフランジ部112から首部116が軸方向に延びた側面T字形に形成されており、首部116内に螺合状態の回転シャフト120及び推進シャフト130、スペーサ190及びゼンマイばね310が挿入されている。
【0017】
ゼンマイばね310は、一端のフック部311が回転シャフト120の基端部側のスリット123に係止され、他端のフック部312がケース110の首部116に形成されたフック孔117に係止されている。
【0018】
従って、この構造においてもゼンマイばね310を巻き締めて、回転シャフト120を回転付勢することにより推進シャフト130が軸方向に推進し、これによりタイミングチェーンに張力を付与することができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
近年においては、排ガス等の環境対策の観点から、小排気量の2輪車における4サイクルエンジン化が進んでいるが、小排気量のエンジンは、それ自体が小型であるため、そのテンショナーとしても小型となる必要がある。
【0020】
しかしながら、従来のテンショナー100及び101では、回転シャフト120、推進シャフト130、スペーサ190、シャフト受け140、ばね150または310の全てをケース110内に収納した構造となっていることから、これらを収納するためにケース110が大きくなっている。このため、テンショナー100及び101の小型化に限界があり、一定以上に小型化することができない問題を有している。
【0021】
また、部品点数が多いことから、組み立てが面倒となっているばかりでなく、重量が嵩み、コストの低減に限界がある問題も有している。
【0022】
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、小型化及び軽量化が可能で小排気量の小型エンジンに適用することができ、しかも部品点数を削減して組み立てを簡単に行うことが可能なテンショナーを提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明による請求項1に記載のテンショナーは、ねじ部によって螺合した一対のシャフト部材における一方のシャフト部材がシャフト受けによって回転が支承されると共にばねによって回転付勢され、他方のシャフト部材が軸受によって回転拘束されることにより軸方向に推進する構造であって、前記シャフト受けが軸方向の基端側、前記軸受が軸方向の先端側に位置して、これらが相互に結合され、前記シャフト受けまたは軸受のいずれか一方または双方が固定側となっており、前記軸受は、ガイド部と複数の連結爪が形成された結合部からなり前記一対のシャフト部材の軸方向に延びており、前記延びた部分がエンジン本体内に挿入されるとともに、前記シャフト受けは、前記シャフト部材の基端部が挿入される支承部と、前記軸受の連結爪が嵌め込まれる連結孔が形成された結合部からなることを特徴とする。
【0024】
この発明では、シャフト受け及び軸受が結合することにより、これらの内部に一対のシャフト部材及びばねを収納した状態となる。そして、シャフト受けまたは軸受のいずれかまたは双方を固定側とすることにより、軸受が直接または間接的に固定状態となり、他方のシャフト部材の回転拘束を行うことができ、他方のシャフト部材の軸方向の推進を案内することができる。
【0025】
このような構造では、シャフト受け及び軸受を結合させることにより、ケースと同様な作用を行うため、ケースが不要となる。これにより、小型化及び軽量化を行うことができ、小型エンジンに適用することができる。また、部品点数が少なくなり、しかもケース内への組み付けが不要となるため、簡単に組み立てを行うことができる。
【0026】
請求項2の発明は、請求項1記載のテンショナーであって、前記シャフト受けまたは軸受の一方または双方が使用機器に固定される取付部材に取り付け可能となっていることを特徴とする。
【0027】
この発明では、シャフト受けまたは軸受を取付部材に取り付け、この取付部材をエンジン本体等の使用機器に固定することにより、全体をエンジン本体等の使用機器に固定することができる。従って、使用機器への強固な取り付けを行うことができる。
【0028】
請求項3の発明は、請求項1または2記載のテンショナーであって、前記ばねの一端が一方のシャフト部材に係止され、他端がシャフト受け、軸受または取付部材のいずれかに係止されていることを特徴とする。
【0029】
このようにしてばねの端部を係止することにより、ばねが一方のシャフト部材を回転付勢することができるため、他方のシャフト部材の推進を確保することができる。
【0030】
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のテンショナーであって、前記シャフト受けまたは軸受のいずれか一方または双方の一部が使用機器と取付部材との間に挟まれることを特徴とする。
【0031】
シャフト受けまたは軸受のいずれかまたは双方の一部を使用機器と取付部材との間に挟み込むことにより、使用機器への固定を確実に行うことができると共に、大きな剛性での固定を行うことができ、ケースがある場合と同様な強度を備えることができる。
【0032】
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載のテンショナーであって、前記シャフト受け及び軸受が軸方向に沿って相互に重なり合う部分を有していることを特徴とする。
【0033】
シャフト受け及び軸受が軸方向に重なり合った部分では、高い剛性を付与することができる。
【0034】
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載のテンショナーであって、前記シャフト受けまたは軸受の一方または双方の一部が前記一対のシャフト部材の軸方向の変位の規制が可能となっていることを特徴とする。
【0035】
このようにシャフト受けまたは軸受の一部が一対のシャフト部材の軸方向への変位を規制することにより、一対のシャフト部材の抜け出しを防止することができ、抜け出しを防止するための部材が不要となり、部品点数を少なくすることができる。
次に、請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載のテンショナーであって、前記シャフト受けは、前記一対のシャフト部材の軸方向に延びていることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれかに記載のテンショナーであって、前記軸受とシャフト受けとの間に収納空間が形成され、前記収納空間の内部に前記一対のシャフト部材及び前記ばねが収納されていることを特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示する実施の形態により具体的に説明する。なお、各実施の形態において、同一の部材には同一の符号を付して対応させてある。
【0037】
(実施の形態1)
図1〜図7は、本発明の実施の形態1のテンショナーA1であり、図1〜図3に示すように、一対のシャフト部材3,4、捩りばね5、軸受6及びシャフト受け7を備えている。
【0038】
一対のシャフト部材3,4は、一方のシャフト部材である第1のシャフト部材3と、他方のシャフト部材である第2のシャフト部材4とからなっている。
【0039】
第1のシャフト部材3は、基端側のシャフト部3aと、先端側のねじ部3bとが軸方向に一体的に形成されており、先端側のねじ部3bの外周には、雄ねじ8が形成されている。第1のシャフト部材3は、シャフト部3aの基端部が、後述するシャフト受け7に当接することにより、その回転が支承されている。
【0040】
シャフト部3aの基端面には、第1のシャフト3を回転させるための巻締め治具(図示省略)の先端が挿入されるスリット3eが形成されている。スリット3eはシャフト受け7の基端面に開設した開口7eと連通しており、巻締め治具の先端を開口7eからスリット3eに挿入し、スリット3eを介して第1のシャフト部材3を回転させることにより、後述する捩りばね5を巻締めることができる。
【0041】
第2のシャフト部材4は筒状に形成されており、その内面には、第1のシャフト部材3の雄ねじ8が螺合する雌ねじ9が形成されている。一対のシャフト部材3,4は、雌ねじ9及び雄ねじ8を螺合させた状態で使用されるものであり、第1のシャフト部材3が回転することにより、第2のシャフト部材4が軸方向に推進する。
【0042】
第2のシャフト部材4の先端には、キャップ10が取り付けられている。キャップ10は、頭部10a及び脚部10bからなり、頭部10aが第2のシャフト部材4の先端部分を覆い、脚部10bを第2のシャフト部材4の先端部分に嵌め込んだ状態で、これらにスプリングピン11を圧入することにより抜け止めされて第2のシャフト部材4に固定される。
【0043】
捩りばね5は、第1のシャフト部材3のシャフト部3aに外挿されている。そして、捩りばね5の一端側のフック部5aは第1のシャフト部材3のスリット3eに挿入されることにより係止され、他端のフック部5bはシャフト受け7に形成されたフック孔7bを抜き出るように貫通することにより係止されている。従って、捩りばね5を巻締めてトルクを付与することにより第1のシャフト部材3を回転させることができる。
【0044】
軸受6は第2のシャフト部材4の回転拘束を行うものであり、先端側のガイド部13と、基端側の結合部14とが連設されることにより軸方向に延びた筒形状となっている。
【0045】
ガイド部13の先端面には、第2のシャフト部材4が摺動自在に貫通する摺動孔6aが形成されている。摺動孔6aは、図4及び図7に示すように、略小判形状、平行カット、矩形状、その他の非円形に形成されている。摺動孔6aを貫通する第2のシャフト部材4の外面も、摺動孔6aに相応した非円形に形成されており、これにより、軸受6は第2のシャフト部材4の回転拘束を行うようになっている。従って、上述した捩りばね5のばね力によって第1のシャフト部材3が回転すると、第1のシャフト部材3と螺合している第2のシャフト部材4は回転することなく、軸方向に直線的に推進し、この推進によってタイミングチェーンに張力を作用させることができる。
【0046】
結合部14は、ガイド部13よりも大径となった状態でガイド部13に連設している。この結合部14は、シャフト受け7との結合を行うものであり、そのための複数の連結爪14aが形成されている。連結爪14aは、図7に示すように結合部14における周面を90°間隔で内側に折り曲げることにより形成されている。この場合、連結爪14aは、先端側に向かって内方に屈曲した形状となっている。
【0047】
シャフト受け7は、第1のシャフト部材3の回転を支承するものであり、図3及び図6に示すように、第1のシャフト部材3におけるシャフト部3aの基端部が挿入される略皿形状の支承部15を有している。この支承部15には、結合部16が連設している。
【0048】
結合部16は、支承部15よりも大径となった状態で先端部側に延びる筒形状に形成されている。この結合部16は軸受6の結合部14との結合を行うものである。このため、結合部16には、軸受6の結合部14に形成された連結爪14aとの対応位置に連結孔16aが形成されている。また、結合部16は軸受6の結合部14内に嵌合する径となっていると共に、軸受6の結合部14との嵌合の際に、軸受6の結合部14とガイド部13との境界部分である段部に当接する長さとなっている。このような軸受6とシャフト受け7との結合は、シャフト受け7の結合部16に軸受6の結合部14を外挿して連結孔16aと連結爪14aとを係止させることにより行われる。
【0049】
この実施の形態において、軸受6とシャフト受け7との結合状態の内部には、スペーサ17が配置されている。スペーサ17は、第1のシャフト部材3のシャフト部3aとねじ部3bとの間に形成されているくびれ部が貫通することにより、第1のシャフト部材3との対応部分に配置されている。このスペーサ17は、筒状となって軸受6と第1のシャフト部材3との間に挿入されており、これにより、一対のシャフト部材3,4が結合状態の軸受6及びシャフト受け7の内部から抜け出ることを防止している。
【0050】
この実施の形態のテンショナーA1の組み付けは、シャフト部材3,4を螺合させた状態で、捩りばね5を第1のシャフト部材3に外挿して、スリット3eにフック部5aを係止させることにより推進アッシーとする。そして、この推進アッシーをシャフト受け7に挿入し、捩りばね5のフック部5bをシャフト受け7のフック孔7bに係止させる。その後、シャフト受け7の開口7eから巻締め治具を挿入して第1のシャフト部材3を捩りばね5の巻き締め方向に回転させることにより捩りばね5を巻き締める。この巻き締め状態で、軸受6を第2のシャフト部材4に外挿しながらシャフト受け7に接近させて連結爪14aと連結孔16aとを係合させて軸受6及びシャフト受け7を結合させる。
【0051】
この結合により、軸受6とシャフト受け7とが収納空間2が形成され、この収納空間2内に螺合状態の一対のシャフト部材3,4及び捩りばね5が収納される(図3参照)。そして、シャフト受け7を固定側としてエンジン本体(使用機器)にテンショナーA1を装着する。この装着状態では、シャフト受け7に軸受6が結合することにより軸受6も固定側となり、これにより第2のシャフト部材4の回転拘束が行われる。従って、トルクが付与された捩りばね5のばね力によって第1のシャフト部材3が回転することにより、第2のシャフト部材4が軸方向に推進することができる。
【0052】
このような実施の形態では、軸受6及びシャフト受け7が結合することにより、これらの内部に推進アッシーを収納することができるため、従来のようなケースが不要となる。このため、小型化及び軽量化を行うことができ、小型エンジンに好適に適用することができる。
【0053】
また、ケースが不要となることから、ケースへの組み付け作業がなくなるため、組み立てを簡単に行うことができると共に、安価に提供することができる。
【0054】
(実施の形態2)
図8〜図13は、本発明の実施の形態2のテンショナーA2を示す。この実施の形態において、軸受6及びシャフト受け7は実施の形態1と同様に連結爪14aと連結孔16aとを係合させることにより行われる。
【0055】
シャフト受け7は図11に示すように、支承部15から結合部16が軸方向に延びているが、この結合部16は円周上の4等分位置から立ち上がる4つの立ち上がり片16bによって構成されている。隣接した立ち上がり片16bの間には、隙間部分が形成されており、この隙間部分に捩りばね5の他端側のフック部5bを挿入して係止することができる。なお、軸受6は図12に示すように、非円形の摺動孔6aが先端面に形成されると共に、その結合部14には連結爪14aが4等分位置に形成されている。
【0056】
この実施の形態においては、取付部材1が用いられる。取付部材1は、図9及び図13に示すように先端部が開放された収納室1aと、収納室1aから径方向に延びたフランジ部1bとを備えている。フランジ部1bは、使用機器としてのエンジン本体への固定を行うものであり、そのための取付孔1cが形成されている。
【0057】
収納室1aには、図9に示すように、螺合した一対のシャフト部材3,4及び捩りばね5を収納した状態で相互に結合した軸受6及びシャフト受け7が挿入されるものである。この挿入状態において、軸受6のガイド部13bから先端側が収納室1aから突出するようになっている。また、挿入に際してはシャフト受け7の支承部15が、取付部材1の底部に形成された圧入溝1dに圧入されて固定される。なお、収納室1aには、シャフト受け7を抜け出た捩りばね5のフック部5bが係止される係止溝1eが外周における斜め方向に形成されている。
【0058】
図10は、結合状態の軸受6とシャフト受け7とを収納室1aに挿入した状態を示し、軸受6における結合部14の外面が取付部材1の収納室1a内面に隙間なく嵌合している。これにより、軸受6が取付部材1に強固に固定されるため、高い剛性を付与することができる。
【0059】
また、シャフト受け7が取付部材1に圧入されることにより固定側となっており、このシャフト受け7に軸受6が結合されるため、軸受6が抜け止め状態となって固定される。このため、図44や図46の止め輪170が不要となっている。
【0060】
この実施の形態では、取付部材1にシャフト受け7を圧入して固定することができ、この状態でフランジ部1bをエンジン本体の取付面に当接させて取付部材1をエンジン本体に固定して使用する。取付部材1は、螺合状態のシャフト部材3,4、捩りばね5及びシャフト受け7を収納する収納室1aを有しているが、この収納室1aは、軸受6のガイド部13から先端側を収納することがない。このため、収納室1aを有していても、従来のケースに比べて取付部材1が小さくなっていると共に、軽量となっており、小型エンジンに用いることができる。
【0061】
(実施の形態3)
図14〜図16は、本発明の実施の形態3におけるテンショナーA3を示す。この実施の形態では、先端面に摺動孔6aを有した軸受6が単一径の有底筒状に形成されている。すなわち、この軸受6は、単一径となって軸方向に延びた形状となっている。なお、軸受6を回転拘束状態で貫通した第2のシャフト部材4の先端には、キャップ10が引っ掛け状態で被せられている。
【0062】
一方、シャフト受け7においては、軸受6の内部に挿入される結合部16が筒状の軸受6の内径と略同じ外径を有すると共に、軸受6と略同じ長さとなるように形成されている。このような構造では、連結爪14aと連結孔16aとを係合させるために、シャフト受け7の結合部16を軸受6内に挿入すると、結合部16と軸受6とが軸方向に重なり合った状態となる。このように軸方向に重なり合った部分を有することにより、重なり部分で大きな剛性を確保することができる。このため、一定の剛性を確保した状態では、軸受6または/及びシャフト受け7を肉薄とすることも可能であり、これによりさらに軽量化することかできる。
【0063】
この実施の形態における捩りばね5は、そのコイル部が軸受6やシャフト受け7と略同じような長さとなっており、これにより、第1のシャフト部材3、第2のシャフト部材4、捩りばね5、シャフト受け7、軸受6が同心円状に配置された構造となっている。なお、コイルばねの他端側のフック部5bは、軸受6に軸方向に延びるフック溝(図示省略)を形成することにより、このフック溝に係止されている。
【0064】
さらに、この実施の形態においては、取付部材1が板状となっている。取付部材1は、使用機器としてのエンジン本体1への取付孔1cを左右両端部に有した平面略円弧状に成形されている。この取付部材1は、シャフト受け7が圧入される圧入溝1dを上面に有していると共に、この圧入溝1dにはシール孔1fが連通している。シール孔1fは、シャフト受け7の開口7eと臨むようになっており、シール孔1fから巻締め治具を挿入して捩りばね5を巻き締めることが可能となっている。なお、シール孔1fは、ゴム等からなるシール栓19によって封鎖されることにより、エンジン本体からのオイル洩れの防止が行われる。
【0065】
この実施の形態では、支承部15を圧入溝1dに圧入することにより、板状の取付部材1にシャフト受け7を起立状態で固定する。このシャフト受け7に対して、一対のシャフト部材3,4、捩りばね5が取り付けられた軸受6を外挿して、連結孔16aと連結爪14aとを係合させることにより組み立てが行われる。組み立て状態において、取付部材1が板状となっているため、小型化及び軽量化することができる。
【0066】
(実施の形態4)
図17〜図21は、実施の形態4のテンショナーA4を示す。この実施の形態は、図45及び図46の従来例に対応するものであり、このため第1のシャフト部材3を回転付勢するばねとしてゼンマイばね21が用いられる。ゼンマイばね21は、シャフト部材3のシャフト部3aに形成したスリットに一端21aが挿入されて係止された状態で、シャフト部材3aに外挿されている。ゼンマイばね21の他端は、シャフト受け7の結合部16に形成されたスリット16cに係止される。
【0067】
軸受6は、図18及び図21に示すように単一径となって軸方向に延びており、その延設端部に外側に折り曲げられた屈曲片22が形成されている。屈曲片22は、円周上の4等分位置に形成されており、隣接する屈曲片22の間には嵌合用スリット22aが形成されている。
【0068】
一方、シャフト受け7は図18及び図20に示すように、取付部材1の圧入溝1dに圧入される支承部15から結合部16が軸方向に延びているが、この結合部16における延設端部には、径方向外側に屈曲された屈曲片23が形成されている。屈曲片23は、軸受6の嵌合用スリット22aの幅と略同じ幅となっていると共に、嵌合用スリット22aと対向するように円周上4等分位置に形成されている。従って、屈曲片23と嵌合用スリット22aと位置合わせしてこれらを嵌合させることにより、軸受6とシャフト受け7とを組み付けることができる。この組み付けの後、屈曲片22,23にかけて止め輪24(図18参照)を掛け渡すことにより、軸受6とシャフト受け7とを結合させることができる。
【0069】
このような実施の形態では、軸受6とシャフト受け7とを結合することにより、一対のシャフト部材3,4、ゼンマイばね21及びスペーサ17を収納する収納空間2が形成される。このため、図18のハッチングHTで示すように、従来の首部116が不要となる。これにより、テンショナーA4の小型化及び軽量化を行うことができる。
【0070】
(実施の形態5)
図22〜図26は、実施の形態5のテンショナーA5を示す。この実施の形態においても、第1のシャフト部材3を回転付勢するばねとして、ゼンマイばね21が用いられている。また、軸受6とシャフト受け7との結合は、連結爪14aと連結孔16aとの係合によって行われる。
【0071】
軸受6は、図26に示すように星形の摺動孔6aが先端面に形成され、この先端面から4本の脚部26が軸方向に延びることによりガイド部13となっている。脚部26は、図25に示すように第2のシャフト部材4の外周4等分位置に設けられている。また、脚部26は図24に示すように、第2のシャフト部材4の外面に接近するように設けられており、この脚部26の基端部が径方向外側に屈曲されることにより、シャフト受け7との結合部14となっている。
【0072】
なお、軸受6の摺動孔6aを貫通する第2のシャフト部材4は、摺動孔6aに相応した星形の外形に成形されるものである。また、図24に示すように、第1のシャフト部材3のシャフト部材3aとねじ部3bとの間のくびれ部分にはワッシャ27が取り付けられて、一対のシャフト部材3,4の抜け止めがなされている。
【0073】
この実施の形態においては、シャフト受け7が圧入される取付部材1が板状となっており、これによりテンショナーA5の小型化及び軽量化が可能となっている。また、軸受6のガイド部13を構成する脚部26が第2のシャフト部材4に接近することにより、板状のワッシャ27によるシャフト部材3,4の抜け止めが可能となっている。このため、筒状のスペーサ17を用いる必要がなくなり、さらに小型化及び軽量化が可能となる。さらに、軸受6の摺動孔6a及びこれに嵌合する第2のシャフト部材4が星形となっていることから、これらを位置合わせするための相対回転の角度を小さくすることができる。このため、組み付けがさらに容易となっている。
【0074】
図47及び図48は、実施の形態5の変形々態を示す。この形態においては、軸受6における脚部26にストッパ片45が形成されている。ストッパ片45は、脚部26の取付部材1側に近接した対向面部分を一対のシャフト部材3,4側に屈曲させることにより形成されており、これにより第1のシャフト部材3に取り付けられている板状のワッシャ27の内方側にまで張り出している。ストッパ片45をこのように形成することにより、ワッシャ27の軸方向の変位を規制することができ、これにより一対のシャフト部材3,4の軸方向の変位を防止することができる。従って、一対のシャフト部材3,4は、軸受6から抜け出ることがなくなる。このようなストッパ片45を設けることにより、一対のシャフト部材3,4の抜け止めを行うスペーサ17を省略することができ、部品点数を削減することができる。
【0075】
(実施の形態6)
図27〜図29は、実施の形態6におけるテンショナーA6を示す。この実施の形態では、図22〜図26の実施の形態5に対し、取付部材1が金属薄板をプレス成形することにより形成されている。実施の形態2〜5の取付部材1は、アルミダイカスト等の鋳造品によって形成されているが、この実施の形態では鋳造ではなく、プレス成形により取付部材1を形成するものである。これにより、取付部材1を簡単に成形することができると共に、さらに軽量化を行うことができ、価格の低減も可能となる。なお、取付部材1としては、鍛造により成形しても良い。
【0076】
(実施の形態7)
図30〜図33は、実施の形態7におけるテンショナーA7を示す。この実施の形態では、シャフト受け7に固定片31を設けるものである。
【0077】
シャフト受け7は、軸受6の連結爪14aが係合するための係合片30が円周上の4等分位置に起立状に形成されている。固定片31は、この係合片30の間に位置することにより、円周上の4箇所に設けられている。固定片31は、取付部材1の圧入溝1dと嵌合する支承部15から水平方向に折り曲げられて形成されている。この固定片31は取付部材1の外方に向かって広がった変形形状となっている。
【0078】
また、取付部材1の上面には、各固定片31と対向して固定片31が嵌り込む固定用凹部32が形成されている。従って、固定用凹部32に固定片31を嵌合しながら支承部15を圧入溝1dに圧入することにより、シャフト受け7が回転止めされた状態で取付部材1に固定される。このとき、固定片31は軸受6や係合片30よりも取付部材1の外方に延びた状態となっている。
【0079】
図33は、この実施の形態のテンショナーA7を使用機器としてのエンジン本体50に取り付けた状態を示す。同図において、51はカムチェーン、52はカムチェーン51が摺動するテンショナーガイドであり、テンショナーA7は先端部のキャップ10がテンショナーガイド52の裏側に当接するようにエンジン本体50に取り付けられる。
【0080】
エンジン本体50には、テンショナーA7を取り付けるための取付面53が形成されている。テンショナーA7は、取付部材1を取付面53に当接させた状態で、取付部材1にボルト等を螺合することによりエンジン本体50に装着される。この実施の形態では、シャフト受け7の固定片31がエンジン本体50の取付面53と取付部材1との間に挟まれた状態で装着される。このため、シャフト受け7の回転止めを確実に行うことができると共に、剛性の高い状態での装着が可能となる。
【0081】
(実施の形態8)
図34〜図36は、実施の形態8におけるテンショナーA8を示す。この実施の形態では、実施の形態6における軸受6を変形している。
【0082】
軸受6は、非円形の摺動孔6aが形成された先端面から、4本の脚部26が軸方向に延びることにより、ガイド部13が形成されている。ガイド部13の基端部は、拡径方向に屈曲されることにより結合部14となっており、この結合部14に連結爪14aが形成されている。さらに、結合部14の軸方向終端部分が、外側に屈曲されることにより固定片33が形成されている。固定片33は、円周上の4等分位置に設けられるものである。これに対し、取付部材1の上面には、固定片33が嵌り込む固定用凹部32が形成されている。
【0083】
この実施の形態において、固定用凹部32に嵌り込んだ状態では、固定片33は軸受6や結合部14よりも取付部材1の外方に延びた状態となっている。従って、取付部材1をエンジン本体50の取付面53に当接させることにより、軸受の固定片33を取付面53と取付部材1との間で挟むことができる。これにより、軸受の回転止めを確実に行うことができ、しかも剛性の高い状態での装着が可能となる。
【0084】
(実施の形態9)
図37は、実施の形態9におけるテンショナーA9を示す。この実施の形態では、取付部材1を変更している。
【0085】
すなわち、取付部材1は概ね板状に成形されるが、中央部分のシール孔1fにシャフト受け7の一部が挿入されるようになっている。すなわち、シャフト受け7は、取付部材1の圧入溝1dに支承部15が圧入されることにより、取付部材1に取り付けられるが、この支承部15の中央部分がさらに軸方向に延びることによりシール孔1fに挿入される締結部35が一体的に形成されている。
【0086】
締結部35の内面には、雌ねじ部35aが形成されている。この雌ねじ部35aに対して取付部材1の外側からボルト36を螺合させることができる。この螺合により、シャフト受け7が取付部材1の外側(下側)に向かって引っ張られるため、シャフト受け7を確実に取付部材1に固定することができる。図37において、37はボルト36と取付部材1との間に配置されたガスケットであり、エンジン本体50内からのオイル洩れを防止するように作用する。
【0087】
(実施の形態10)
図38〜図39は、実施の形態10におけるテンショナーA10を示す。この実施の形態では、実施の形態5〜8に示したテンショナーをエンジン本体50に装着する構造を示す。
【0088】
上述したように、実施の形態5〜8のテンショナーにおいては、軸受6を構成する脚部26が円周上の4等分位置に設けられているが、この脚部26は図40に示すように、円周上の4等分位置で径方向の外側に突出した状態となっている。図39は、エンジン本体50の取付面53を示し、テンショナーA10におけると突出状態の脚部26が嵌合する嵌合溝55が円周上の4等分位置に形成されている。また、取付面53には、取付部材1を貫通したボルトが螺合するボルト孔56が形成されている。
【0089】
このような実施の形態において、取付部材1を切り離した状態で、脚部26を嵌合溝55に嵌合させるようにテンショナーA10をエンジン本体50の装着孔57に挿入する。これにより、テンショナーA10は回転止め状態で取付面53と係合する。その後、取付部材1を外側から取付面53に当接させ、取付孔1cにボルトを貫通させてボルト孔56に螺合することによりエンジン本体50への装着が完了する。この装着の後、板状の回転止め金具60を抜いて第2のシャフト部材4を推進させ、チェーンガイド52に当接させる。その後、シール孔1fをシール栓19によって封鎖することによりタイミングチェーンに張力を付与することができる。
【0090】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々変形が可能である。軸受6とシャフト受け7との結合の手段としては、連結爪及び連結孔の係合、止め輪の係合以外に、加締め、螺合、圧入、溶接、接着、その他の手段を用いることができる。また、軸受6及びシャフト受け7の双方を固定側としても良く、軸受6及びシャフト受け7における双方の一部がエンジン本体と取付部材1との間に挟まれるようにしても良い。
【0091】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、シャフト受け及び軸受を結合させて一対のシャフト部材及びばねを収納するため、ケースが不要となり、小型化及び軽量化を行うことができ、小型エンジンに適用することができる。また、部品点数が少なくなり、簡単に組み立てを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のテンショナーを示す平面図である。
【図2】実施の形態1のテンショナーの正面図である。
【図3】図1におけるa−a線断面図である。
【図4】図3におけるb−b線断面図である。
【図5】図3におけるc−c線断面図である。
【図6】実施の形態1におけるシャフト受けを示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は(A)のd−d線断面図、(D)は(C)のe−e線断面図である。
【図7】実施の形態1における軸受を示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は(A)のf−f線断面図、(D)は(C)のg−g線断面図である。
【図8】本発明の実施の形態2のテンショナーの平面図である。
【図9】図8のE−E線断面図である。
【図10】シャフト受けと軸受との結合の一例を示す断面図である。
【図11】実施の形態2におけるシャフト受けを示し、(A)は平面図、(B)は(A)のG−G線断面図、(C)は底面図である。
【図12】実施の形態2における軸受を示し、(A)は平面図、(B)は(A)のH−H線断面図、(C)は底面図である。
【図13】実施の形態2におけるケースを示し、(A)は平面図、(B)は(A)のI−I線断面図である。
【図14】実施の形態3のテンショナーを示す平面図である。
【図15】実施の形態3のテンショナーを示す正面図である。
【図16】図14のQ−Q線断面図である。
【図17】実施の形態4のテンショナーを示す平面図である。
【図18】図17のL−L線断面図である。
【図19】図18のLa−La線断面図である。
【図20】実施の形態4に用いるシャフト受けを示し、(A)は平面図、(B)は(A)のLb−Lb線断面図である。
【図21】実施の形態4に用いる軸受を示し、(A)は平面図、(B)は(A)のLc−Lc線断面図である。
【図22】実施の形態5のテンショナーを示す平面図である。
【図23】実施の形態5のテンショナーを示す正面図である。
【図24】図22のM−M線断面図である。
【図25】図24におけるN−N線断面図である。
【図26】図24におけるNa−Na線断面図である。
【図27】実施の形態6のテンショナーを示す平面図である。
【図28】実施の形態6のテンショナーを示す正面図である。
【図29】図27のR−R線断面図である。
【図30】実施の形態7のテンショナーを示す平面図である。
【図31】図30のO−O線断面図である。
【図32】実施の形態7に用いるシャフト受けの平面図である。
【図33】実施の形態7をテンショナーをエンジン本体に取り付けた構造を示す断面図である。
【図34】実施の形態7のテンショナーを示す平面図である。
【図35】実施の形態7のテンショナーを示す正面図である。
【図36】図34のP−P線断面図である。
【図37】実施の形態9のテンショナーを示す断面図である。
【図38】実施の形態10のテンショナーの取付構造を示す断面図である。
【図39】実施の形態10におけるエンジン本体の取付面を示す端面図である。
【図40】実施の形態10のテンショナーの右側面図である。
【図41】テンショナーを2輪自動車のエンジンに実装した状態を示す部分破断正面図である。
【図42】テンショナーを4輪自動車のエンジンに実装した状態を示す部分破断正面図である。
【図43】従来のテンショナーを示す平面図である。
【図44】図43におけるX−X線断面図である。
【図45】従来の別のテンショナーを示す平面図である。
【図46】図45におけるY−Y線断面図である。
【図47】実施の形態5の変形々態のテンショナーであり、図48におけるZb−Zb線断面図である。
【図48】図47におけるZa−Za線断面図である。
【符号の説明】
1 取付部材
3 第1のシャフト部材
4 第2のシャフト部材
5 捩りばね
6 軸受
7 シャフト受け

Claims (8)

  1. ねじ部によって螺合した一対のシャフト部材における一方のシャフト部材がシャフト受けによって回転が支承されると共にばねによって回転付勢され、他方のシャフト部材が軸受によって回転拘束されることにより軸方向に推進する構造であって、
    前記シャフト受けが軸方向の基端側、前記軸受が軸方向の先端側に位置して、これらが相互に結合され、前記シャフト受けまたは軸受のいずれか一方または双方が固定側となっており、
    前記軸受は、ガイド部と複数の連結爪が形成された結合部からなり前記一対のシャフト部材の軸方向に延びており、前記延びた部分がエンジン本体内に挿入されるとともに、
    前記シャフト受けは、前記シャフト部材の基端部が挿入される支承部と、前記軸受の連結爪が嵌め込まれる連結孔が形成された結合部からなることを特徴とするテンショナー。
  2. 前記シャフト受けまたは軸受の一方または双方が使用機器に固定される取付部材に取り付け可能となっていることを特徴とする請求項1記載のテンショナー。
  3. 前記ばねの一端が一方のシャフト部材に係止され、他端がシャフト受け、軸受または取付部材のいずれかに係止されていることを特徴とする請求項1または2記載のテンショナー。
  4. 前記シャフト受けまたは軸受のいずれか一方または双方の一部が使用機器と取付部材との間に挟まれることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のテンショナー。
  5. 前記シャフト受け及び軸受が軸方向に沿って相互に重なり合う部分を有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のテンショナー。
  6. 前記シャフト受けまたは軸受の一方または双方の一部が前記一対のシャフト部材の軸方向の変位の規制が可能となっていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のテンショナー。
  7. 前記シャフト受けは、前記一対のシャフト部材の軸方向に延びていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のテンショナー。
  8. 前記軸受とシャフト受けとの間に収納空間が形成され、前記収納空間の内部に前記一対のシャフト部材及び前記ばねが収納されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のテンショナー。
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