JP4228093B2 - 焦点検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカメラなどに用いられる光学機器の焦点検出装置に関し、特に、その光学要素を改善したものである。
【0002】
【従来の技術】
オートフォーカス一眼レフカメラの焦点検出装置は一般に位相差検出方式が用いられ、焦点検出領域が撮影画面中央だけでなく撮影画面周辺にもあるカメラが主流となりつつある。また、一つの焦点検出領域の中でも、例えば横方向と縦方向に位相差検出を行うようにして、特定の方向に縞模様のようなパターンが並んだ被写体に対しても焦点検出を可能にしたものも多い。
【0003】
焦点検出用の光学系は、従来より図8に示すように構成されている。
被写体1からの光束が撮影レンズ2によってフィルム等価面3に結像される。フィルム等価面3の近傍には視野マスク(不図示)があり、焦点検出に必要でない光束を遮光する。この視野マスクを通過した光束はコンデンサレンズ4を通って絞りマスク5へ導かれる。さらに、絞りマスク5を通過した光束は、一対の再結像レンズ6によりCCD受光素子面7へ導かれ、CCD受光素子面7上に再結像される。ここで、1本線の被写体を想定すると、CCDからの出力信号は、合焦の状態(a)では8aのようになり、この像の間隔を基準とする。被写体像がフィルム透過面3よりも前に鮮鋭像を結ぶ前ピンの状態(b)では、8bのように像間隔が合焦時の基準間隔よりも狭くなる。一方、被写体像がフィルム等価面3よりも後ろに鮮鋭像を結ぶ後ピンの状態(c)では、8cのように像間隔が合焦時の基準間隔よりも広くなる。この像間隔に基づいて合焦状態からのデフォーカス量を求めることができる。
【0004】
図9に従来の焦点検出装置の光路図を示し、図10に撮影画面内の焦点検出領域の配置を示す。
図10において、この焦点検出装置は撮影画面の中央とその上下左右の周辺に計5個の焦点検出領域を有する。23a〜23eは撮影者に焦点検出領域を示す指標であり、ファインダー内に表示される。24a〜24hは実際に焦点検出が可能な検出ゾーンである。撮影画面の中央と左右には縦横2方向の検出ゾーンがあり、左右の検出ゾーンはやや斜めに傾いている。また、撮影画面の上下には横方向の検出ゾーンがあり、上側の検出ゾーンはやや斜めに傾いている。
【0005】
図9において、焦点検出ゾーン24aと24bに対応する、視野マスク11の中央の開口部11aを通過した光束は、コンデンサレンズ12の中央のレンズ部12aを通り、折り返しミラー13で反射された後、再結像レンズ14a〜14dを通る。ここで、再結像レンズは各焦点検出ゾーンごとに一対ずつ設置され、検出ゾーン24aに対しては再結像レンズ14aと14bが対応し、検出ゾーン24bに対しては再結像レンズ14cと14dが対応する。さらに、コンデンサレンズ12aと再結像レンズ14aで結ばれた像はCCD素子列19aで検出され、コンデンサレンズ12aと再結像レンズ14bで結ばれた像はCCD素子列19bで検出される。また、コンデンサレンズ12aと再結像レンズ14cで結ばれた像はCCD素子列19cで検出され、コンデンサレンズ12aと再結像レンズ14dで結ばれた像はCCD素子列19dで検出される。
【0006】
他の焦点検出ゾーン24c〜24hについても同様に、図9に示すようにコンデンサレンズ12b〜12eと再結像レンズ14e〜14h、17a〜17d、18a〜18dおよびCCD素子列19e〜19h、20a〜20d、21a〜21dとの間に対応関係があり、一つの焦点検出ゾーンに対して一つのコンデンサレンズ面(2方向の焦点検出ゾーンを有する焦点検出領域では、これを一つのコンデンサレンズ面で兼用する)と一対の再結像レンズと一対のCCD素子列とが対応している。
【0007】
図11はこの焦点検出装置の再結像レンズユニット14の正面図を示す。
16aと16bは、この再結像レンズユニット14をホルダ(不図示)に取り付けるための穴である。この再結像レンズユニット14は、中央および上下の焦点検出領域23a、23b、23cに対応する再結像レンズを一体にプラスチック成形したものであり、左右の焦点検出領域23d、23eに対応する再結像レンズユニット17、18は別部品である。なお、これらの再結像レンズユニット17、18の図示を省略するが、再結像レンズ14a〜14dと同様なレンズのみを有する。
【0008】
再結像レンズ14aと14b、再結像レンズ14cと14d、再結像レンズ14eと14f、再結像レンズ14gと14hは、それぞれ対になっている。精度面で重要なのは、再結像レンズ14aと14bのレンズ頂点を結ぶ直線と、その他の対になるレンズ同士の頂点を結ぶ線との直角度や平行度である。また、やや斜めに傾いている再結像レンズ14eと14fについては、設計値に対する角度精度が重要である。なぜならば、焦点検出装置を組み立てるときに、CCD素子列19a、19bと再結像レンズ14a、14bとの平行度は、紙面垂直方向を軸とする回転方向にCCDパッケージ19、20、21の姿勢を調整してホルダー(不図示)に接合することによって、高い精度で合わせることができる。しかし、他のCCD素子列とそれに対応する再結像レンズとの関係は、再結像レンズを一体に成形しているために、それぞれ独立に調整することができず、できなりとせざるを得ない。CCD素子列は高い精度で製作できるが、再結像レンズユニットは型成形によるプラスチック製であるため、成形型(金型)を精度よく作らなければならない。そのため、従来はこの成形型を、レンズ面に対応する型を有する中子を備えた構成とし、中子の位置を調整した上で射出成形などによって再結像レンズユニットを一体成形していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
図11に示す従来の焦点検出装置の再結像レンズの型は、3個の焦点検出領域それぞれに対応する再結像レンズ部15a、15b、15cを、それぞれ独立した中子によって成形している。このような構成では、中子をそれぞれ独立して回転させることによって、成形するレンズ対の方向を調整することができ、再結像レンズ14aと14bに対する再結像レンズ14cと14dの精度は型のできなりとなるものの、再結像レンズ14aと14bに対する再結像レンズ14eと14f、再結像レンズ14aと14bに対する再結像レンズ14gと14hの方向は高い精度で製作することができる。
【0010】
しかし、この方法では、中子の形状は、回転させて調整する都合上、円でなくてはならないため、再結像レンズ部15b(または15c)の外周円と、レンズ14e、14f(または14g、14h)の間には、レンズの並び方向に直交する方向に余分な距離が生じる。また、型の肉厚をある程度確保する都合上、中子同士の間隔をある程度取らなくてはならないため、完成した中央、上、下の再結像レンズ対どうしの距離を離して配置せざるを得ない。ところが、このように配置すると焦点検出装置が大型になり、カメラ自体の大きさにも関係するため、より小型化が可能で、且つ対の再結像レンズの方向精度を高く製造できるレンズ配置が求められる。
【0011】
本発明の目的は、再結像レンズの加工精度の向上を図りながら再結像レンズユニットを小型化することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(1)求項1の発明は、撮影レンズからの光束を一対の再結像レンズを有する焦点検出光学系により一対の像に分割して撮像素子で受光し、前記一対の像の位置関係に基づいて前記撮影レンズの焦点調節状態を検出する位相差検出方式の焦点検出装置に適用される。
そして、前記撮影レンズの画面の中央から互いに異なる距離に複数の焦点検出領域を設定し、該異なる距離に設定された複数の焦点検出領域に対応する前記再結像レンズの頂点を前記撮影レンズの光軸から等距離に配置し、前記異なる距離に設定された複数の焦点検出領域からの光束を前記光軸から等距離に配置した再結像レンズに入射させるコンデンサレンズを備える
(2)求項2の発明は、請求項1に記載の焦点検出装置において、前記異なる距離に設定された複数の焦点検出領域に対応した前記再結像レンズの周囲に、複数対の第2再結像レンズを有し、前記第2再結像レンズの頂点が同一の円周上に配置されている
(3) 請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の焦点検出装置において、前記画面の中央に設定された焦点検出領域に対応する再結像レンズと前記異なる距離に設定された焦点検出領域に対応する再結像レンズとを、単一の部材に一体に成形する
(4) 請求項4の発明は、撮影レンズによる被写体からの光束を一対の光束に分割して一対の再結像レンズにより再結像させる焦点検出光学系を有し、該焦点検出光学系により形成される一対の像に基づいて前記撮影レンズの焦点調節状態を検出する焦点検出装置に適用される。
そして、前記撮影レンズの画面の中央と、該中央から互いに異なる距離の複数の位置とに複数の焦点検出領域を設定し、前記互いに異なる距離の複数の位置に設定された複数の焦点検出領域のそれぞれに対応した複数対の前記再結像レンズを一体的に形成した再結像レンズユニットと、前記互いに異なる距離の複数の位置に設定された複数の焦点検出領域からの光束を前記複数対の再結像レンズに入射させるコンデンサレンズとを備え、前記再結像レンズユニットは、前記異なる距離の複数の位置に設定された複数の焦点検出領域に対応する再結像レンズの頂点を、前記再結像レンズユニットの前記中央の焦点検出領域に対応する位置から等距離に配置した
(5) 請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の焦点検出装置を備えたカメラである。
【0013】
上述した課題を解決するための手段の項では、説明を分かりやすくするために一実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が一実施の形態に限定されるものではない。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は一実施の形態の再結像レンズユニットの正面図、図2は図1に示す再結像レンズユニットをA側から見た側面図、図3は図1に示す再結像レンズユニットをB側から見た側面図である。また、図4は一実施の形態の焦点検出装置の光路図、図5は一実施の形態の焦点検出領域の配置図である。
【0015】
この実施の形態では、図5に示すように、撮影画面の中央とその上下左右の周辺部に計5個の焦点検出領域を配置する。図5において、38a〜38eは撮影者に焦点検出領域を示す指標であり、ファインダー内に表示される。39a〜39fは実際に焦点検出が可能な検出ゾーンであり、撮影画面の中央には縦横2方向の検出ゾーンを備え、撮影画面の上下にはそれぞれ横1方向の検出ゾーンを備え、撮影画面の左右にはそれぞれ縦1方向の検出ゾーンを備える。
【0016】
図4により、各焦点検出領域または焦点検出ゾーンと光学要素の対応関係を説明する。焦点検出ゾーン39aと39bに対応する、視野マスク31の中央の開口部31aを通過した光束は、コンデンサレンズ32の中央のレンズ部32aを通り、折り返しミラー33で反射された後、再結像レンズ34a〜34dを通る。ここで、再結像レンズは各焦点検出ゾーンごとに一対ずつ存在し、検出ゾーン39aに対しては再結像レンズ34aと34bが対応し、検出ゾーン39bに対しては再結像レンズ34cと34dが対応する。さらに、コンデンサレンズ32aと再結像レンズ34aで結ばれた像はCCDパッケージ35のCCD素子列35aで検出され、コンデンサレンズ32aと再結像レンズ34bで結ばれた像はCCD素子列35bで検出される。また、コンデンサレンズ32aと再結像レンズ34cで結ばれた像はCCD素子列35cで検出され、コンデンサレンズ32aと再結像レンズ34dで結ばれた像はCCD素子列35dで検出される。
【0017】
同様に、他の焦点検出ゾーン39c〜39fについても、図4に示すように、コンデンサレンズ32と再結像レンズ34e〜34lおよびCCD素子列35e〜35lとの間に対応関係があり、一つの焦点検出ゾーンに対して一つのコンデンサレンズ面(2方向の焦点検出ゾーンを有する焦点検出領域においては、これを一つのコンデンサレンズ面で兼用する)と一対の再結像レンズと一対のCCD素子列とが対応している。
【0018】
図1において、36aと36bは、この再結像レンズユニットをホルダー(不図示)に取り付けるための穴である。この再結像レンズユニット34は、撮影画面の中央とその上下左右の周辺部の焦点検出領域に対応する再結像レンズを一体にプラスチックで成形したものである。再結像レンズ34aと34b、再結像レンズ34cと34d、再結像レンズ34eと34f、再結像レンズ34gと34h、再結像レンズ34iと34j、再結像レンズ34kと34lがそれぞれ対になっている。精度面で重要なのは、再結像レンズ34aと34bのレンズの頂点を結ぶ直線と、その他の対になるレンズ同士の頂点を結ぶ線との直角度や平行度である。焦点検出装置を組み立てるときに、CCDの素子列35a、35b(図4参照)と再結像レンズのレンズ面34a、34bとの平行度は、紙面垂直方向を軸とする回転方向にCCDパッケージの姿勢を調整してホルダー(不図示)に接合することによって高い精度で合わせることができるが、その他のCCD素子列とそれに対応する再結像レンズとの関係は、再結像レンズを一体に成形しているためにそれぞれ独立に調整できず、できなりとせざるを得ない。CCD素子列は高い精度で製作できるが、再結像レンズユニットは型成形によるプラスチック製であるため、成形型を精度よく作らなければならない。
【0019】
そこで、この実施の形態では、撮影画面の周辺部の焦点検出領域に対応する再結像レンズ34e〜34lの頂点を、撮影レンズの光軸からすべて等距離になるように配置する。撮影画面中央の焦点検出領域に対応する焦点検出光学系の光軸O(図1参照)は、撮影レンズの光軸の延長線上にあるから、画面中央の焦点検出光学系の光軸Oからすべて同じ距離R1に、再結像レンズ34e〜34lの頂点を配置する。また、これは従来からも同様であるが、中央の焦点検出領域の再結像レンズ34a〜34dの頂点を、光軸Oからすべて同じ距離R2になるように配置する。また、この再結像レンズユニット34は成形型によりプラスチック成形するが、すべての再結像レンズ34a〜34lに対応する面を1個の円形の中子の中に一体に成形する。
【0020】
図6は、一実施の形態の再結像レンズの中子を加工する方法を示す。
(a)は、撮影画面の上下左右の焦点検出領域に対応する再結像レンズ34e〜34lに対応する面を加工する状態を示す。41は加工される中子であり、43はこの中子を支持する雇いである。雇い43はO2を中心に回転可能になっており、図1に示す再結像レンズの光軸Oに対応する中子の位置をこのO2と一致させる。図1に示す上下左右の再結像レンズ34e〜34lの頂点と光軸Oとの距離R1とほぼ等距離(これは成型条件や成型後の収縮等を考慮し、決定されるべき値であるが、R1ときわめて近いので、図6ではR1と示す)にあるO1の所で、レンズ面に対応する凹の球面を加工するように工具がセットされている。34fのレンズ面に対応する中子41の面を加工する時には、(a)に示すように、雇い43の爪43fが位置決めピン45に当接するようにピン46で押圧し、この状態で球面の加工を行う。次に、34eのレンズ面に対応する中子41の面を加工する時には、雇い43をO2を中心に回転させ、雇い43の爪43eが位置決めピン45に当接するようにピン46で押圧し、球面の加工を行う。以下同様に、中子41に、上下左右の焦点検出領域の再結像レンズ34e〜34lに対応する面を加工していく。
【0021】
図6(b)は、撮影画面中央の焦点検出領域に対応する再結像レンズを加工する状態を示す。41は加工される中子であり、(a)に示す中子と同じものである。44はこの中子41を支持する雇いであり、これは(a)に示す雇い43と別のものである。雇い44はO3を中心に回転可能になっており、図1に示す再結像レンズの光軸Oに対応する中子の位置をO3と一致させる。図1に示す中央の焦点検出領域の再結像レンズ34a〜34bの頂点と光軸Oとの距離R2とほぼ等距離(これは成型条件や成型後の収縮等を考慮し、決定されるべき値であるが、R2ときわめて近いので、図6ではR2と示す)にあるO1の所で、レンズ面に対応する凹の球面を加工するように工具がセットされている。34dのレンズ面に対応する中子41の面を加工する時には、(b)に示すように、雇い44の爪44dが位置決めピン45に当接するようにピン46で押圧し、この状態で球面の加工を行う。次に、34aのレンズ面に対応する中子41の面を加工する時には、雇い44をO3を中心に回転させ、雇い44の爪44aが位置決めピン45に当接するようにピン46で押圧し、球面の加工を行う。以下同様に、中子41に、上下左右の焦点検出領域の再結像レンズ34a〜34dに対応する面を加工していく。
【0022】
この中子の加工方法によれば、対の再結像レンズの方向の精度は雇い43、44の爪の角度精度により決まり、中心から爪の位置までの距離を大きく取るほど高い精度が得られる。その上、加工する面の位置を変えるときにも雇い43、44を回転させるだけでよいから、雇いの位置決めは穴と円筒の嵌合にすることができ、高い精度を得ることができる。さらに、従来の再結像レンズのように、中央、上、下の再結像レンズ用の中子を別々にせずに、一体にすることができるので、中央とその上下左右の再結像レンズを近づけることができ、焦点検出装置の小型化、ひいてはカメラの小型化を図ることができる。
【0023】
撮影画面の上下左右の再結像レンズの頂点位置を、光軸Oからすべて等距離にすることによって、このような中子の加工方法が可能となるのであるから、この実施の形態の再結像レンズの配置は、従来の焦点検出装置の再結像レンズの配置に対して、優位なものである。
【0024】
なお、図7に示すように、撮影画面の中央とその周辺に10個の焦点検出領域を設定して各焦点検出領域ごとに焦点検出光学系を備え、各焦点検出領域に対応する対の再結像レンズの頂点を、撮影レンズの光軸の延長線を中心とするR1、R2、R3の3つの同心円上にそれぞれ2対、4対、5対ずつ配置した再結像レンズに対しても、上述した加工方法で成形することができる。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、対になる再結像レンズの頂点を結んだ直線の方向の精度を高く保ちつつ、中央と周辺の再結像レンズを近づけることが可能となるため、再結像レンズの製造精度の向上を図りながら再結像レンズユニットを小型化することができ、それにより焦点検出装置を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の焦点検出装置の再結像レンズユニットの正面図である。
【図2】 図1の再結像レンズユニットをA側から見た側面図である。
【図3】 図1の再結像レンズユニットをB側から見た側面図である。
【図4】 一実施の形態の光路図である。
【図5】 一実施の形態の焦点検出領域の配置図である。
【図6】 一実施の形態の再結像レンズの中子の加工方法を示す図である。
【図7】 変形例の再結像レンズの構成を示す図である。
【図8】 従来の焦点検出光学系の構成を示す図である。
【図9】 従来の焦点検出装置の光路図を示す図である。
【図10】 撮影画面内の焦点検出領域の配置を示す図である。
【図11】 従来装置の再結像レンズユニットの正面図を示す図である。
【符号の説明】
1 被写体
2 撮影レンズ
3 フィルム等価面
4 コンデンサレンズ
5 絞りマスク
6 再結像レンズ
7 CCD受光素子面
8 CCD出力信号波形
11、31 視野マスク
12、32 コンデンサレンズ
13、33 折り返しミラー
14、17、18、34 再結像レンズユニット
19、20、21、35 CCDパッケージ
19a〜19h、20a〜20d、21a〜21d、35a〜35l CCD素子列
24、39 焦点検出ゾーン

Claims (5)

  1. 撮影レンズからの光束を一対の再結像レンズを有する焦点検出光学系により一対の像に分割して撮像素子で受光し、前記一対の像の位置関係に基づいて前記撮影レンズの焦点調節状態を検出する位相差検出方式の焦点検出装置において、
    前記撮影レンズの画面の中央から互いに異なる距離に複数の焦点検出領域を設定し、該異なる距離に設定された複数の焦点検出領域に対応する前記再結像レンズの頂点を前記撮影レンズの光軸から等距離に配置し、
    前記異なる距離に設定された複数の焦点検出領域からの光束を前記光軸から等距離に配置した再結像レンズに入射させるコンデンサレンズを備えることを特徴とする焦点検出装置。
  2. 請求項1に記載の焦点検出装置において、
    前記異なる距離に設定された複数の焦点検出領域に対応した前記再結像レンズの周囲に、複数対の第2再結像レンズを有し、
    前記第2再結像レンズの頂点が同一の円周上に配置されていることを特徴とする焦点検出装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の焦点検出装置において、
    前記画面の中央に設定された焦点検出領域に対応する再結像レンズと前記異なる距離に設定された焦点検出領域に対応する再結像レンズとを、単一の部材に一体に成形することを特徴とする焦点検出装置。
  4. 撮影レンズによる被写体からの光束を一対の光束に分割して一対の再結像レンズにより再結像させる焦点検出光学系を有し、該焦点検出光学系により形成される一対の像に基づいて前記撮影レンズの焦点調節状態を検出する焦点検出装置において、
    前記撮影レンズの画面の中央と、該中央から互いに異なる距離の複数の位置とに複数の焦点検出領域を設定し、
    前記互いに異なる距離の複数の位置に設定された複数の焦点検出領域のそれぞれに対応した複数対の前記再結像レンズを一体的に形成した再結像レンズユニットと、
    前記互いに異なる距離の複数の位置に設定された複数の焦点検出領域からの光束を前記複数対の再結像レンズに入射させるコンデンサレンズとを備え、
    前記再結像レンズユニットは、前記異なる距離の複数の位置に設定された複数の焦点検出領域に対応する再結像レンズの頂点を、前記再結像レンズユニットの前記中央の焦点検出領域に対応する位置から等距離に配置したことを特徴とする焦点検出装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の焦点検出装置を備えたことを特徴とするカメラ。
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