JP2924367B2 - 焦点検出装置 - Google Patents

焦点検出装置

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JP2924367B2
JP2924367B2 JP3299657A JP29965791A JP2924367B2 JP 2924367 B2 JP2924367 B2 JP 2924367B2 JP 3299657 A JP3299657 A JP 3299657A JP 29965791 A JP29965791 A JP 29965791A JP 2924367 B2 JP2924367 B2 JP 2924367B2
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lens
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detection device
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/10Nuclear fusion reactors

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  • Focusing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真用カメラやビデオカ
メラ等に好適な焦点検出装置に関し、特に対物レンズの
瞳を複数の領域に分割し、各領域を通過する光束を用い
て複数の被写体像(物体像)に関する光量分布を形成
し、これら複数の光量分布の相対的な位置関係を求める
ことにより、対物レンズの合焦状態を撮影範囲中の複数
の領域に対して検出する際に好適な焦点検出装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より対物レンズを通過した光束を利
用した受光型の焦点検出方式に所謂像ずれ方式と呼ばれ
る方式がある。この像ずれ方式は例えば特開昭59−1
07311号公報や特開昭59−107313号公報等
で提案されている。
【0003】図10は従来の像ずれ方式を用いた焦点検
出装置の光学系の概略図である。
【0004】同図において61は対物レンズ、62は視
野マスクであり対物レンズ61の予定結像面近傍に配置
されている。63はフィールドレンズであり予定結像面
の近傍に配置されている。64は2次光学系であり対物
レンズ61の光軸に対して対象に配置された二つのレン
ズ64−1,64−2により構成されている。65は受
光手段であり前記二つのレンズ64−1,64−2に対
応してその後方に配置された2つの受光素子列65−
1,65−2を有している。66は絞りであり前記2つ
のレンズ64−1,64−2に対応してその前方に配置
された2つの開口部66−1,66−2を有している。
67は対物レンズ61の射出瞳であり、分割された2つ
の領域67−1,67−2により構成されている。
【0005】尚、フィールドレンズ63は開口部66−
1,66−2を射出瞳67の領域67−1,67−2に
結像する作用を有しており、各領域67−1,67−2
を透過した光束が受光素子列65−1,65−2上に夫
々光量分布を形成するようになっている。
【0006】この図10に示す焦点検出装置では、対物
レンズ61の結像点が予定結像面の前側にある場合は、
2つの受光素子列65−1,65−2上に夫々形成され
る物体像に関する光量分布が互いに近づいた状態とな
り、また、対物レンズ61の結像点が予定結像面の後側
にある場合は、2つの受光素子列65−1,65−2上
に夫々形成される光量分布が互いに離れた状態となる。
しかも、2つの受光素子列65−1,65−2上に夫々
形成された光量分布のずれ量は対物レンズ61の焦点外
れ量とある関数関係にあるので、そのずれ量を適当な演
算手段で算出すると、対物レンズ61の焦点はずれの方
向と量とを検出することができる。
【0007】図10に示す焦点検出装置は、対物レンズ
により撮影される被写体範囲の略中央に存在する被写体
に対して、測距を行っている。
【0008】これに対し、撮影範囲の中央部以外の測距
点に関しても焦点検出可能な焦点検出装置を本出願人は
先に特願昭62−279835号で提案している。
【0009】図11は特願昭62−279835号で提
案した複数測距点用の焦点検出装置の光学系の概略図で
ある。同図において71は視野マスク、72はフィール
ドレンズ、73は2つの開口73−1,73−2を有す
る絞り、74は2つのレンズ74−1,74−2から成
る2次光学系、75はセンサを夫々示している。尚、図
10で示した対物レンズ61は省略してある。
【0010】同図においては視野マスク71が測距すべ
き複数の視野に対応して複数の開口71a〜71eを有
しており、この視野マスク71で規制された光束が2次
光学系74により形成する複数対の光量分布を受光する
ように複数対のセンサ列75a1と75a2、75b1
と75b2、75c1と75c2、75d1と75d
2、そして75e1と75e2がセンサ75として設け
られている。
【0011】同図においては撮影画面の中央部とその両
側の4ヵ所の全体として5つの領域において測距を行っ
ている。このように簡易な構成により撮影画面中の複数
の領域で焦点検出が出来ることはカメラに適用する場合
大変重要になっている。
【0012】図11に示す焦点検出装置は、対物レンズ
の焦点状態によってセンサ上の2つの光量分布が相対的
に移動する方向が上下方向であるために、この方向に光
量分布の変化がある物体に対してのみ測距が可能であ
り、これと垂直な方向にのみ光量分布の変化のある物
体、例えば垂直線を境界とする白黒のエッジパターンの
ようなものに対しては、測距することができない。
【0013】この為、本出願人は特願昭63−2749
40号において撮影範囲の中心付近では光量分布が上
下、又は左右の一方向にのみ変化するような物体に対し
ても測距することが出来、しかも撮影範囲の中心付近以
外の複数の点においても測距することのできる焦点検出
装置を提案している。
【0014】図12は特願昭63−274940号で提
案した焦点検出装置の要部概略図である。
【0015】図中31は視野マスクであり不図示の対物
レンズ(撮影レンズ)による撮影画面の略中央に交差し
て、例えば十字形の開口部31−1と両側の周辺部に縦
長の開口部31−2,31−3を有している。32はフ
ィールドレンズであり、視野マスク31の3つの開口部
31−1,31−2,31−3に対応して各々所定の光
学特性を有する3つの領域32−1,32−2,32−
3から成っている。33は絞りであり、中心部は上下左
右に各々1対ずつ計4つの開口部33−1a,33−1
b,33−1c,33−1dを、また左右の周辺部分は
1対の2つの開口部33−2a,33−2b及び開口部
33−3a,33−3bがそれぞれ設けられている。
【0016】前記フィールドレンズ32の各領域32−
1,32−2,32−3はそれぞれ絞り33の対になっ
ている開口33−1,33−2,33−3を不図示の撮
影レンズの射出瞳付近に結像する作用を有している。3
4は2次光学系であり、全体として4対の2次結像レン
ズを有している。
【0017】即ち、全体として8つの2次結像レンズ3
4−1a,34−1b,34−1c,34−1d,34
−2a,34−2b,34−3a,34−3bからなっ
ており、絞り33の各開口部に対応してその後方に配置
されている。
【0018】35は受光素子列(センサ)であり、全体
として4対のセンサ列を有している。即ち全体として8
つのセンサ列35−1a,35−1b,35−1c,3
5−1d,35−2a,35−2b,35−3a,35
−3bからなっており、2次結像レンズに対応してその
像を受光するように配置されている。
【0019】図13は図12のセンサ35面上に形成さ
れる像領域を示した説明図である。領域36−1a,3
6−1b,36−1c,36−1dは視野マスク31の
中央の開口部31−1の像領域でありフィールドレンズ
32の中央部32−1を透過した光束が絞り33の開口
部33−1a,33−1b,33−1c,33−1dで
規制された後、その後方の2次結像レンズ34−1a,
34−1b,34−1c,34−1dによってセンサ3
5面上に形成される状態を夫々示している。
【0020】又、36−2a,36−2bは視野マスク
31の周辺の開口部31−2の像領域であり、フィール
ドレンズ32の周辺部32−2を透過した光束が絞り3
3の開口部33−2a,33−2bによって規制された
のち、その後方の2次結像レンズ34−2a,34−2
bによってセンサ35上に形成される状態を示してい
る。
【0021】同様に36−3a,36−3bは視野マス
ク31の周辺の開口部31−3の像領域であり、フィー
ルドレンズ32の周辺部32−3を透過した光束が絞り
33の開口部33−3a,33−3bによって規制され
たのち、その後方の2次結像レンズ34−3a,34−
3bによってセンサ35面上に形成される像領域をそれ
ぞれ示している。
【0022】図12に示す焦点検出装置の測距原理は従
来と同様に、対を成すセンサ列方向の像の相対的位置を
検出するものである。
【0023】以上で説明したような構成をとることによ
り、不図示の対物レンズにより撮影又は観察される範囲
の中心付近では、光量分布が上下又は左右の一方向にの
み変化するような物体に対しても測距することが可能と
なり、又中心以外の視野マスク31の周辺の開口31−
2,31−3に対応する位置にある物体に対しても測距
することができる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】図12に示す焦点検出
装置においては視野の中心だけでなく、周辺に対しても
測距を可能とするために多くのセンサ列を配置する必要
があり、必然的にセンサが大面積化する。
【0025】一般にセンサのコストは面積にほぼ比例す
る為、その大面積化は焦点検出装置全体のコストを大幅
にひき上げることになり、低価格のカメラへのこのよう
な焦点検出装置の搭載を困難にしていた。
【0026】一方、このような焦点検出系においては、
対を成すセンサ列上に同一視野領域の光量分布を正確に
形成しなければならないため、複数の2次光学系の相対
的な位置に関しては高い精度が要求される。
【0027】図14は図12の2次光学系34を有する
2次結像レンズを示した平面図であるが、この図におい
て2次光学系34を構成する対を成す各レンズの頂点を
結ぶ直線37,38,39,40の平行度ないし直交度
の精度が十分に保証されていなければならない。これら
の許容誤差は一般的な場合±5´以下であり、これを各
レンズの頂点の位置ずれに換算すると数μm以下とな
る。従って、2次光学系34をプラスチックで形成する
場合の金型の加工においても高い精度が要求される。
【0028】金型の構成は図15に示すようにレンズ面
を形成するための研磨された鏡面41を有する型部材4
2を組み合わせ、穴を形成した母材43に挿入し、位置
決めするものである。従って中心部の2次光学系と周辺
部の2次光学系を形成する型部材を挿入する穴の加工に
際して、両者間を隔てる母材の幅Wがあまりに狭いとお
互いに影響を及ぼしあって、型部材を精度よく位置決め
することが困難になる。
【0029】このような事情から、前記センサの大面積
化という問題を解決するための方法として図14の周辺
の2次結像レンズ34−2a,34−3b,34−3
a,34−3bを中心に近づけるということが考えられ
るが、それにも限界があった。
【0030】本発明は撮影範囲中の複数の領域での測距
を可能とする為の2次光学系の複数対の2次結像レンズ
のレンズ外形状及び光学的配置等を適切に設定すること
により、センサの面積を縮小しつつ、2次光学系の製作
上の精度を損なうことなく、高精度な焦点検出装置を可
能とした焦点検出装置の提供を目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明の焦点検出装置
は、対物レンズの像面側に焦点検出系を配置し、該焦点
検出系を利用して該対物レンズの合焦状態を検出する焦
点検出装置において、該焦点検出系は該対物レンズの瞳
の異なる領域を通過した光束を用いて被写体像に関する
複数の光量分布を形成する2次光学系と、該複数の光量
分布の相対的な位置関係を検出する受光手段とを有する
とともに、該2次光学系は撮影範囲中の異なる領域に対
する合焦状態を検出する複数対の2次結像レンズを有し
ており、そのうち撮影範囲中の中心部に対応した対の2
次結像レンズにおける外周部の一部は撮影範囲中の周辺
部に対応した対の2次結像レンズの外周部と互いに有限
の長さの境界によって接するように構成していることを
特徴としている。
【0032】特に本発明では、前記対物レンズの像面近
傍にはフィールドレンズが配置されており、撮影範囲中
の中心部の測距視野と周辺部の測距視野の合焦状態を検
出する為の2次光学系の2対の2次結像レンズ間の中心
間の距離をP、該フィールドレンズの後側主平面から該
2次光学系までの距離をLとしたとき 0.2L≦P≦0.35L なる条件を満足することを特徴としている。
【0033】
【実施例】図1は本発明の実施例1の光学系の要部概略
図、図2は図1の2次光学系を構成する複数の2次結像
レンズの説明図、図3は図1の本発明の焦点検出装置を
一眼レフカメラに適用したときの要部概略図である。
【0034】本実施例は撮影範囲中の複数の領域に対し
て焦点検出を行う、所謂多点測距を行う為の2次光学系
45を構成する複数対の2次結像レンズ(46−1aと
46−1b,46−1cと46−1d,46−2aと4
6−2b,46−3aと46−3b)のレンズ外形状及
び配置が図14に示す従来の焦点検出装置の2次光学系
34に比べて大きく異なっている。
【0035】次に本実施例の各要素について図12の焦
点検出装置の各要素と一部重複するが順次説明する。
【0036】図中31は視野マスクであり対物レンズ
(撮影レンズ)81−1による撮影画面の略中央に交差
して、例えば十字形の開口部31−1と両側の周辺部に
縦長の開口部31−2,31−3を有している。32は
フィールドレンズであり、視野マスク31の3つの開口
部31−1,31−2,31−3に対応して各々所定の
光学特性を有する3つの領域32−1,32−2,32
−3から成っている。
【0037】33は絞りであり、中心部はほぼ真円に内
接する上下左右に各々1対ずつ計4つの開口部33−1
a,33−1b,33−1c,33−1dを、また左右
の周辺部分は1対の2つの開口部33−2a,33−2
b及び開口部33−3a,33−3bがそれぞれ設けら
れている。
【0038】前記フィールドレンズ32の各領域32−
1,32−2,32−3はそれぞれ絞り33の対になっ
ている開口33−1,33−2,33−3を撮影レンズ
81−1の射出瞳付近に結像する作用を有している。4
5は2次光学系であり、複数対の2次結像レンズを有し
ている。
【0039】本実施例では図2に示すように全体として
4対の2次結像レンズを有している。即ち全体として8
つの2次結像レンズ46−1a,46−1b,46−1
c,46−1d,46−2a,46−2b,46−3
a,46−3bからなっており、絞り33の各開口部に
対応してその後方に配置されている。
【0040】又、2次光学系45の2次結像レンズ46
−1c(46−1d)は図2に示すようにそのレンズ外
周部の一部が他の2次結像レンズ46−2a,46−2
b(46−3a,46−3b)の外周部と互いに有限の
長さの境界によって接するように構成している。尚、2
次光学系45の構成の詳細は後述する。
【0041】35は受光素子列(センサ)であり、全体
として4対のセンサ列を有している。即ち全体として8
つのセンサ列35−1a,35−1b,35−1c,3
5−1d,35−2a,35−2b,35−3a,35
−3bからなっており、2次結像レンズに対応してその
像を受光するように配置されている。
【0042】本実施例では、例えば各要素31−1,3
2−1,33−1a,33−1b,46−1a,46−
1b,35−1a,35−1bで第1の焦点検出系を、
又各要素31−2,32−2,33−2a,33−2
b,46−2a,46−2b,35−2a,35−2b
で第2の焦点検出系を各要素31−3,32−3,33
−3a,33−3b,46−3a,46−3b,35−
3a,35−3bで第3の焦点検出系を構成している。
【0043】図1に示す本発明の実施例の焦点検出装置
の測距原理は従来の所謂像ずれ方式と同様に、対を成す
センサの列方向の像の相対的位置を検出することにより
求めている。
【0044】本実施例では以上のような構成をとること
により、対物レンズ81−1により撮影または観察され
る撮影範囲の中心付近では、光量分布が上下または左右
の一方向にのみ変化するような被写体に対しても測距す
ることが可能となり、又中心以外の位置、例えば中心を
はさむ左右に隔たった位置にある被写体に対しても測距
することができる。
【0045】次に本発明を一眼レフカメラに適用したと
きの各要素について説明する。
【0046】同図において、81−1は撮影レンズ(対
物レンズ)、81−2はクイックリターンミラー、81
−3は焦点板、81−4はペンタプリズム、81−5は
接眼レンズ、81−6はフィルム面、81−7はサブミ
ラーでありクイックリターンミラー81−2の一部に固
着されている。31は視野マスクでありフィルム面81
−6と光学的に略等価な位置に配置されている。81−
8は赤外カットフィルターで視野マスク31の後方に配
置されている。32はフィールドレンズ、81−9,8
1−10は各々第1,第2の全反射ミラー、81−11
は遮光マスク、33は絞り、45は2次光学系、81−
12は第3の全反射ミラーである。35は受光素子列
(センサー)である。
【0047】本実施例において、視野マスク31以下、
センサ35までが図1に示した焦点検出装置に対応して
いる。
【0048】次に本実施例の2次光学系45の特徴につ
いて説明する。
【0049】本実施例においては図2に示すように中心
部を測距する2次結像レンズ46−1c,46−1d
と、周辺部を測距する2次結像レンズ46−2a,46
−2b,46−3a,46−3bがお互いに直線47,
48,49,50によって接するように構成され、結果
的に2次結像レンズ46−2,46−3と、同46−1
の中心間の間隔U,U´が狭くなっている。
【0050】その為、センサ35上に形成される像領域
を示す図4に示すように、周辺の視野からの光量分布が
形成されるセンサ上での位置36−2a´,36−2b
´,36−3a´,36−3b´が図13に比べ中心に
近づき、センサ35の面積は縮小される。
【0051】尚、2つの2次結像レンズが接する部分は
直線である必要はなく、絞りの形状によって種々の曲線
とすることも可能である。
【0052】このような2次結像レンズをプラスチック
で一体形成する為の金型の構造は、例えば図5に示すよ
うな一つづきの穴51を有する母材52に2次結像レン
ズを形成する為の型部材を挿入するものであるので、穴
部の加工に際する相互の影響を排除することができる。
【0053】図6,図7は各々本発明の実施例2,3の
要部概略図である。
【0054】図6の実施例2における2次光学系の構成
は図1の実施例1と同様であるが、周辺視野が左右それ
ぞれ開口部31−2,31−3,31−4,31−5と
2つになり、視野マスク31の開口とセンサ対の数が増
えている。同図ではセンサ列35−4a,35−4b,
35−5a,35−5bが増えている。
【0055】本実施例によれば、このように視野の数が
増えた場合でも従来に比べセンサ35が大面積化するの
を避けることが可能となる。
【0056】図7の実施例3では図6の実施例2のよう
に周辺の視野を両側に2つずつとるとともに2次光学系
53を構成する2次結像レンズを2対増やしたものであ
る。図8は図7の2次光学系53の2次結像レンズのみ
を取り出して描いた平面図であり、このように2次結像
レンズを増やした場合でもそれぞれの2次結像レンズが
相互に接するように構成することでセンサの大面積化を
緩和することができる。
【0057】次に隣りあう2次結像レンズが、接しあい
ながら独立に焦点検出を行う為の両者の間隔の具体例に
ついて示す。
【0058】図9は図12に示す焦点検出装置の絞り3
3と2次光学系を有する2次結像レンズ34とを重ね合
わせ、平面的に示したものである。この図において中心
視野に関する絞り開口を含む外形形状54は、ほぼ円形
状を成している。
【0059】一方、周辺の視野に関する絞り開口を含む
外形形状55は、対物レンズのビネッティングの影響を
うけて、左右方向に圧縮された楕円に近い形状を成して
いる。これら絞り開口を含む外形形状は各視野におい
て、対物レンズによって遮光されることなく焦点検出装
置が取り組むことができる光束断面を表している。
【0060】ここで、フィールドレンズ32(正確には
フィールドレンズ32の後側主平面)から絞り33又は
絞り33とほぼ同一位置の各2次光学系までの光軸に沿
って測った距離をL、各光束の左右方向のFナンバーを
それぞれFC ,FP とすると、各光束の左右方向の径D
C ,DP はそれぞれL/FC ,L/FP となる。これら
の光束を受け、センサ上に互いに干渉することなく独立
に光量分布を形成するための各2次結像レンズ中心OC
とOP が最も接近できる限界Pminは、各光束を分離す
る為に必要な最少限の絞りの遮光領域の幅をdとして、 Pmin =L/2・(1/FC +1/FP )+d ‥‥‥(1) で表せる。
【0061】一方、隣り合う2次結像レンズが分離せず
に接しあうための限界値Pmax は、 Pmax =1/2・(Lc +LP ) ‥‥‥(2) で示せる。
【0062】ここでLC ,LP は中心及び周辺の2次結
像レンズが存在しうる領域の隣り合う方向の最大径であ
る。一般に系を小型にするという観点から、少なくとも
取り込む光束径の2倍を越えないようにすることが望ま
しく従って、 LC =2L/FCP =2L/FP ‥‥‥(3) これより、 Pmax =L(1/FC +1/FP ) ‥‥‥(4) と見積もれる。
【0063】以上の結果をまとめると、中心視野に関す
る2次結像レンズの中心とこれと隣接する周辺視野に関
する2次結像レンズの中心の間隔Pは L/2・(1/FC +1/FP )+d≦P≦L(1/FC +1/FP ) ‥‥‥(5) であることが望ましい。
【0064】一眼レフカメラとして好ましい具体的な数
値を FC =5.6〜9 FP =6.0〜12 d=0.1 とすると、 0.2L ≦ P ≦ 0.35L ‥‥‥(6) が得られる。
【0065】条件式(6)の上限を越えると中心及び周
辺視野に関する2次結像レンズが分離して接しないた
め、型加工上の精度が保証しにくい。或は、無理に接す
るように構成すると2次光学系全体が大型化し、カメラ
内に収納することが難しくなる。
【0066】一方、条件式(6)の下限を越えると中心
及び周辺視野に関する焦点検出系が取り込む光束が分離
できず、或は分離しようとすると必要以上に絞り開口を
小さくしなければならないため、明るさを犠牲にするこ
とになり、焦点検出系が良好に作動する低輝度側の限界
領域が狭くなってしまうので良くない。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば前述の如く、撮影範囲中
の複数の領域での測距を可能とする為の2次光学系の複
数対の2次結像レンズのレンズ外形状及び光学的配置等
を適切に設定することにより、センサの面積を縮小しつ
つ、2次光学系の製作上の精度を損なうことなく、高精
度な焦点検出を可能とした焦点検出装置を達成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の要部概略図
【図2】 図1の2次光学系の説明図
【図3】 本発明を一眼レフカメラに適用したときの
要部概略図
【図4】 図1のセンサ列35の説明図
【図5】 本発明に係る2次結像レンズを製作すると
きの金型の概略図
【図6】 本発明の実施例2の要部概略図
【図7】 本発明の実施例3の要部概略図
【図8】 図7の一部分の説明図
【図9】 本発明に係る2次光学系の説明図
【図10】 従来の像ずれ方式の焦点検出装置の要部
概略図
【図11】 従来の像ずれ方式の焦点検出装置の要部
概略図
【図12】 従来の像ずれ方式の焦点検出装置の要部
概略図
【図13】 図12の一部分の説明図
【図14】 図12の一部分の説明図
【図15】 図12の2次結像レンズを製作するとき
の金型の概略図
【符号の説明】
31 視野マスク 32 フィールドレンズ 33 絞り 34,45 2次光学系 46 2次結像レンズ 35 センサ列 81−1 対物レンズ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズの像面側に焦点検出系を配置
    し、該焦点検出系を利用して該対物レンズの合焦状態を
    検出する焦点検出装置において、該焦点検出系は該対物
    レンズの瞳の異なる領域を通過した光束を用いて被写体
    像に関する複数の光量分布を形成する2次光学系と、該
    複数の光量分布の相対的な位置関係を検出する受光手段
    とを有するとともに、該2次光学系は撮影範囲中の異な
    る領域に対する合焦状態を検出する複数対の2次結像レ
    ンズを有しており、そのうち撮影範囲中の中心部に対応
    した対の2次結像レンズにおける外周部の一部は撮影範
    囲中の周辺部に対応した対の2次結像レンズの外周部と
    互いに有限の長さの境界によって接するように構成して
    いることを特徴とする焦点検出装置。
  2. 【請求項2】 前記対物レンズの像面近傍にはフィール
    ドレンズが配置されており、撮影範囲中の中心部の測距
    視野と周辺部の測距視野の合焦状態を検出する為の2次
    光学系の2対の2次結像レンズ間の中心間の距離をP、
    該フィールドレンズの後側主平面から該2次光学系まで
    の距離をLとしたとき 0.2L≦P≦0.35L なる条件を満足することを特徴とする請求項1の焦点検
    出装置。
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