JP2002082279A - 焦点検出モジュール - Google Patents

焦点検出モジュール

Info

Publication number
JP2002082279A
JP2002082279A JP2001206599A JP2001206599A JP2002082279A JP 2002082279 A JP2002082279 A JP 2002082279A JP 2001206599 A JP2001206599 A JP 2001206599A JP 2001206599 A JP2001206599 A JP 2001206599A JP 2002082279 A JP2002082279 A JP 2002082279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focus detection
axis
lens
optical axis
spherical surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001206599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4671009B2 (ja
Inventor
Hideki Kanbayashi
秀樹 神林
Masamitsu Ozawa
正光 小澤
Tomoyuki Kuwata
知由己 桑田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2001206599A priority Critical patent/JP4671009B2/ja
Priority to US09/968,756 priority patent/US6766112B2/en
Publication of JP2002082279A publication Critical patent/JP2002082279A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4671009B2 publication Critical patent/JP4671009B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Focusing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】焦点検出用撮像素子の受光面と焦点検出光学系
の光軸とが直交していない場合でも焦点検出誤差を抑制
する 【解決手段】撮影光学系の軸外に設定された軸外焦点検
出領域Cを通過する軸外撮影光束は、コンデンサレンズ
部24bにより焦点検出光学系の光軸O2側へ偏向され
る。瞳分割用絞りマスク28の一対の開口28e,28
fで瞳分割された一対の光束3e,3fは再結像レンズ
部29e、29fでイメージセンサアレイ30e,30
f上に再結像する。再結像レンズ部29e,29fの周
辺領域のうち焦点検出光学系光軸O2に近い周辺領域に
焦点検出光束が入射するよう、再結像レンズ部29e,
29fに対して絞りマスク28の開口17e,17fを
配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸外に設定した焦
点検出領域からの光束を偏向して焦点検出用撮像素子に
導くようにした焦点検出モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】一眼レフカメラで使用される位相差検出
方式の焦点検出装置では、撮影レンズからカメラ本体に
入射する撮影光束を焦点検出モジュールに導き、焦点検
出を行う。この焦点検出モジュールは、視野マスク,コ
ンデンサレンズ,絞りマスク,再結像レンズおよび複数
の撮像素子(たとえばCCD)が実装されたイメージセ
ンサチップをホルダに一体に保持したものである。
【0003】図8はこのような焦点検出モジュールによ
り焦点検出する領域を説明する図である。図8におい
て、長方形の撮影画面P内に6つの焦点検出領域を有す
る。そのうち撮影光束の光軸LXを中心として横方向に
延在する領域Aと、光軸LXを中心として縦方向に延在
する領域Bの2領域を光軸上領域と呼び、他の4領域
C,D,E,Fを光軸外領域と呼ぶ。このような焦点検
出モジュールにおいては、6つの焦点検出領域の焦点検
出光束をそれぞれ受光する撮像素子を1つのイメージセ
ンサチップにコンパクトに実装するため、焦点検出光学
系を縮小光学系としている。このような従来の焦点検出
モジュールでは、再結像レンズに所定の入射角度で入射
した焦点検出光束は、焦点検出モジュールの光軸に対し
て所定の角度をもって撮像素子に入射する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図9〜図11により、
光軸から水平Y方向に離れた軸外焦点検出領域Cの焦点
検出光束について従来技術の問題を説明する。図9およ
び図10は、XZ面内における軸外焦点検出領域Cの焦
点検出光束を概念的に示す図である。図では便宜上、視
野マスク22,コンデンサレンズ24,絞りマスク2
8,再結像レンズ29およびイメージセンサチップ30
を一直線上に並べて図示した。視野マスク22で制限さ
れた光束はコンデンサレンズ24で焦点検出光学系の光
軸O2に向けて偏向される。この光束は、絞りマスク2
8でY方向に瞳分割されて一対の光束3e,3fとな
り、それぞれ再結像レンズ部29e,29fにより撮像
素子30e,30f上に結像される。
【0005】図9に示すように、YZ面内において、一
対の撮像素子30e,30fの受光面が焦点検出光学系
の光軸O2と直交するようにイメージセンサチップ30
がホルダ(不図示)に取り付けられていれば、焦点検出
誤差は発生しない。しかしながら、図10に示すよう
に、YZ面内において、イメージセンサチップ30が焦
点検出光学系の光軸O2とある角度で傾斜してホルダに
取り付けられ、その結果、撮像素子30e,30fの受
光面が光軸O2に対して傾斜すると、次のような問題が
生じる。
【0006】図11(a),(b)に示すXY面内で傾
斜する斜めチャートを撮影する場合について説明する。
図11(a)のチャート41は、図9(b)および図1
0(b)に示すように、それぞれ像31e,31fとし
て結像する。位相差検出方式の焦点検出装置では、これ
ら一対の像31e,31fの間隔によって合焦位置から
のデフォーカス量およびデフォーカス方向を算出する。
図11(b)のチャート42は、図9(b)および図1
0(b)に示すように、それぞれ像32e,32fとし
て結像する。これら一対の像32e,32fの間隔によ
って同様にして、合焦位置からのデフォーカス量および
デフォーカス方向を算出する。
【0007】YZ面内において、撮像素子の受光面が焦
点検出光学系の光軸O2と直交する図9に示す焦点検出
モジュールでは、像31e,31fの間隔も像32e,
32fの間隔もともにd0である。一方、撮像素子の受
光面が焦点検出光学系の光軸O2と傾斜する図10に示
す焦点検出モジュールでは、像31e,31fの間隔は
d1、像32e,32fの間隔はd2となる。このよう
に、イメージセンサチップが焦点検出光学系の光軸に対
して傾斜して取り付けられると、焦点検出結果に誤差が
発生してしまう。このような誤差は、被写体のコントラ
ストパターンの角度に依存しているので、実際のランダ
ムなコントラストパターンの被写体ではある程度相殺さ
れるものの、焦点検出精度向上のためには、この誤差要
因を除去することが重要である。イメージセンサチップ
の取付角度を調整すれば、このような誤差要因は除去で
きるが、調整機構がコストアップの要因になり、さら
に、調整作業も煩雑である。
【0008】本発明の目的は、焦点検出用撮像素子の受
光面と焦点検出光学系の光軸とが直交していない場合で
も焦点検出誤差を抑制することができる焦点検出モジュ
ールを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図面
4〜7に対応づけて説明する。本発明は、撮影画面内に
設定された軸上および軸外の複数の焦点検出領域A〜F
を通過する撮影光束を集光するコンデンサレンズ24
と、各焦点検出領域を通過する撮影光束をそれぞれ一対
の開口28a〜28lで制限して瞳分割する瞳分割マス
ク28と、瞳分割マスク28で瞳分割された一対の光束
をそれぞれ再結像させる再結像レンズ29A(B〜D
と、再結像レンズ29A(B〜D)により受光面上に再
結像された一対の光束をそれぞれ電気信号に変換して出
力する撮像素子30a〜30lとを備え、焦点検出光学
系光軸O2を有する焦点検出モジュールに適用される。
請求項ごとの特徴を軸外焦点検出領域Cについて以下説
明する。 (1)請求項1の発明を図4〜7に対応づけて説明す
る。請求項1の発明は、軸外に設定された焦点検出領域
Cを通過して瞳分割マスク28で分割された一対の光束
3e,3fが、再結像レンズ29A(B〜D)の複数の
レンズ部29a〜29lのうち当該焦点検出領域Cに対
応する軸外レンズ部29f(29e)における焦点検出
光学系光軸O2に近い周辺領域に入射するよう、軸外レ
ンズ部29f(29e)に対して瞳分割マスク28の一
対の開口28f(28e)を配置することにより、上記
目的を達成する。 (2)請求項2の発明を図7に対応づけて説明する。請
求項2の発明は、請求項1の焦点検出モジュールにおい
て、軸外レンズ部29f(29e)は入射側球面5fと
射出側球面6fとを備え、入射側球面5fの中心7fと
射出側球面6fの中心8fとを結んだ線分11fを軸外
レンズ部29f(29e)の光軸とするとき、軸外レン
ズ部29f(29e)の光軸を瞳分割方向に垂直な平面
へ投影したときの射影が、焦点検出光学系光軸O2に対
して略平行であり、一対の開口28f(28e)の重心
位置17fが、軸外レンズ部29f(29e)の光軸1
1fよりも焦点検出光学系光軸O2側に位置したことを
特徴とする。 (3)請求項3の発明を図6に対応づけて説明する。請
求項3の発明は、請求項1の焦点検出モジュールにおい
て、軸外レンズ部29f(29e)の入射側または射出
側は非球面レンズ60fであることを特徴とする。 (4)請求項4の発明を図4に対応づけて説明する。請
求項4の発明は、請求項1の焦点検出モジュールにおい
て、軸外に設定された焦点検出領域Cを通過して瞳分割
マスク28で分割された一対の光束3f(3e)入射す
る軸外レンズ部29f(29e)は入射側球面5fと射
出側球面6fとを備え、入射側球面5fの中心7fと射
出側球面6fの中心8fとを結んだ線分11fを軸外レ
ンズ部29f(29e)の光軸とするとき、軸外レンズ
部29f(29e)を射出する光束が焦点検出光学系光
軸O2と略平行になるように、軸外レンズ部29f(2
9e)の光軸11fを瞳分割方向に垂直な平面XZへ投
影したときの射影が、焦点検出光学系光軸O2に対して
所定の角度で傾けられるように構成したものである。 (5)請求項5の発明を図6に対応づけて説明する。請
求項5の発明は、軸外に設定された焦点検出領域Cを通
過して瞳分割マスク28で分割された一対の光束3f
(3e)が入射する再結像レンズ29Cの軸外レンズ部
29f(29e)では、その入射側または射出側が非球
面レンズ60fとされ、軸外レンズ部29f(29e)
を射出する光束3fが焦点検出光学系光軸O2と略平行
になるように、非球面レンズ60fの回転対称軸16f
を瞳分割方向に垂直な平面へ投影したときの射影が、焦
点検出光学系光軸O2に対して所定の角度で傾けられて
いることを特徴とする。 (6)請求項6の発明を図5に対応づけて説明する。請
求項6の発明は、軸外に設定された焦点検出領域Cを通
過して瞳分割マスク28で分割された一対の光束3f
(3e)が入射する軸外レンズ部29f(29e)は入
射側球面5fと射出側球面と6fを備え、入射側球面5
fの頂点9fと射出側球面6fの頂点10fは瞳分割方
向に垂直方向に偏心し、入射側球面5fと射出側球面6
fの周囲は、他のレンズ部と共通の1つの平面13とす
ることにより、上記目的を達成する。 (7)請求項7の発明を図14,図15に対応づけて説
明する。請求項7の発明は、請求項2の焦点検出モジュ
ールにおいて、光軸上の焦点検出光束が入射する再結像
レンズ129の軸上レンズ部129a(129b)と、
軸外レンズ部129f(129e)とは、それぞれ入射
側球面および射出側球面の曲率が略等しい。また、軸外
レンズ部129f(129e)の光軸方向の厚みが軸上
レンズ部129a(129b)の光軸方向の厚みよりも
厚い。
【0010】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が
実施の形態に限定されるものではない。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図8により本発明の第1〜
第4の実施の形態を説明する。各実施の形態は再結像レ
ンズが異なるだけでその他は共通である。まず、共通の
構成について説明する。 −共通の構成− 図1は本発明による焦点検出モジュールを搭載した一眼
レフカメラの概略構成図である。被写体からの光束は、
レンズ鏡筒LB内の撮影レンズLEを透過してカメラボ
ディCB内に導かれる。カメラボディCBに導かれた光
束の一部は、半透過性のメインミラー51を透過し、サ
ブミラー52にて下方に反射された後、焦点検出モジュ
ール10へ入射される。CPU56は、焦点検出モジュ
ール10の出力である焦点検出信号に基づいてレンズ駆
動モータ57を駆動し、撮影レンズLEの焦点調節を行
う。一方、メインミラー51で反射された光束はペンタ
プリズム54を介して接眼レンズ55にて観察される。
【0012】本実施の形態では、図8に示した6の焦点
検出領域について焦点検出を行う。すなわち、撮影光束
の光軸LXを中心としてX方向に延在する領域Aと、光
軸LXを中心としてY方向に延在する領域Bの光軸領域
と、軸外焦点検出領域C,D,E,Fである。領域C
は、光軸LXから−X方向(左方)に離間しY方向に延
在する領域である。領域Dは、光軸LXから+X方向
(右方)に離間しY方向に延在する領域である。領域E
は、光軸LXから+Y方向(上方)に離間しX方向に延
在する領域である。領域Fは、光軸LXから−Y方向
(下方)に離間しX方向に延在する領域である。図から
分かるように、上下の光軸外領域E,Fと光軸LXとの
距離は、左右の軸外焦点検出領域C,Dと光軸LXとの
距離よりも短い。すなわち、領域C,Dの光束を集光さ
せるコンデンサレンズのレンズ部のパワーを、領域E,
Fの光束を集光させるコンデンサレンズのレンズ部のパ
ワーよりも大きくして、イメージセンサチップをコンパ
クトにしている。これらの焦点検出領域は、図2に示す
焦点検出モジュール10の構造によって決定されるもの
である。
【0013】図2に示すように、焦点検出モジュール1
0は周知の位相差検出方式にて焦点検出を行うもので、
視野マスク22,赤外カットフィルタ23,コンデンサ
レンズ24,迷光除去用遮光マスク25,折り返しミラ
ー26,迷光除去用遮光マスク27,絞りマスク28,
再結像レンズ29およびイメージセンサチップ30がホ
ルダ21に一体に保持されて成る。視野マスク22は、
図示の如く光軸上領域AおよびBに対応する開口22a
と、軸外焦点検出領域C,D,E,Fにそれぞれ対応す
る開口22b,22c,22d,22eとを有する。コ
ンデンサレンズ24および遮光マスク25は、それぞれ
視野マスク22の開口に対応するレンズ部24a,24
b,24c,24d,24eおよび開口部25a,25
b,25c,25d,25eを有する。コンデンサレン
ズ24のレンズ部24a,24b,24c,24d,2
4eは、視野マスク22の開口22a,22b,22
c,22d,22eから入射された光束を絞りマスク2
8に導く。
【0014】図3の拡大図に示すように、絞りマスク2
8および再結像レンズ29は、それぞれ6つの焦点検出
領域に対応する各一対の開口部28a,28b,28
c,28d,28e,28f,28g,28h,28
i,28j,28k,28lおよびレンズ部29a,2
9b,29c,29d,29e,29f,29g,29
h,29i,29j,29k,29lを有する。またイ
メージセンサチップ30は、同様に6つの焦点検出領域
に対応するイメージセンサアレイ(撮像素子)30a,
30b,30c,30d,30e,30f,30g,3
0h,30i,30j,30k,30lを同一面上に保
持する。絞りマスク28は各一対の開口によって各光束
を2分割し、すなわち瞳分割して各一対の光束を再結像
レンズ29に導く。なお、再結像レンズは樹脂による射
出成形で製作される。
【0015】−第1の実施の形態− 図4(a)、図4(b)に基づいて第1の実施の形態に
ついて説明する。図4(a)は焦点検出モジュール10
の軸外焦点検出領域Cに入射する光束について説明する
図である。図4(b)は図4(a)のC方向から見た図
である。図4(a)では便宜上、赤外カットフィルタ2
3,迷光除去用遮光マスク25、折り返しミラー26お
よび迷光除去用遮光マスク27は図示を省略し、視野マ
スク22,コンデンサレンズ24,絞りマスク28,再
結像レンズ29Aおよびイメージセンサチップ30を一
直線上に並べて図示した。
【0016】図4において、絞りマスク28の開口28
eと28f,再結像レンズ29Aのレンズ部29eと2
9fおよび軸外焦点検出領域Cに対応する一対の光束3
eと3fは、それぞれ紙面と直交する方向に重なり合っ
ている。視野マスク22の開口22bで規制される軸外
焦点検出領域Cからの光束は、コンデンサレンズ24の
うち焦点検出光学系の光軸O2の軸外に位置するレンズ
部24bを通るため、分割された光束3eと3fは(厳
密には開口28e,28fを撮影レンズ側に投影する光
束)は光軸O2側に偏向されて再結像レンズ29Aのレ
ンズ部29e,29fに入射する。なお、図4(a)
は、添字fが付された要素、光路について示した。以下
の説明でも便宜上は、添字fが付された要素、光路につ
いて説明する。
【0017】このようにコンデンサレンズ24により軸
外焦点検出領域Cからの光束を光軸O2側に偏向させて
いるため、軸外焦点検出領域Cが光軸O2から比較的離
れていてもイメージセンサアレイ30e,30fを光軸
O2に近づけて配置でき、イメージセンサチップ30の
小型化が図れる。しかし、上述したように光束3e,3
fがセンサアレイ30e,30fに斜めに入射する場
合、従来技術で説明したように、センサアレイ30e,
30fが光束に対して図4のX軸を中心とする回転方向
に傾いて取り付けられると、焦点検出誤差が発生する。
そこで第1の実施の形態では次のようにして焦点検出誤
差の発生を防止している。
【0018】図4(a)において、再結像レンズ29A
が図10,11に示した再結像レンズ29と異なるの
は、再結像レンズ29Aのレンズ部29fを光軸O2側
に傾けている点である。レンズ部29fは入射側球面5
fと射出側球面6fとを備えている。入射側球面5fと
射出側球面6fはそれぞれ中心7f、8fから半径R
1,R2の球面とされている。図4(a)において、入
射側球面5fの中心7fと射出側球面6fの中心8fを
結ぶ線分11f、すなわちレンズ部29fの光軸11f
が、焦点検出光学系の光軸O2に対して、瞳分割方向
(Y方向)に垂直な面内(XZ面内)で傾けられてい
る。換言すると、レンズ部29fの光軸11fを瞳分割
方向に垂直なXZ平面へ投影した射影が、焦点検出光学
系光軸O2に対して所定の角度で傾けられていることに
なる。また、レンズ部29fの光軸11fに対して、絞
りマスク開口28fの重心17fは、光軸O2に近い方
に偏心している。なお、図4(a)において、9fは入
射側球面5fの頂点、10fは入射側球面6fの頂点で
ある。
【0019】このように構成された焦点検出光学系で
は、コンデンサレンズ部24bで光軸O2方向に偏向さ
れた光束3fは、レンズ部29fの光軸O2に近い周辺
領域に入射する。そのため、レンズ部29fに入射した
光束は、その光軸11f側に屈折されることになり、レ
ンズ部29fから射出する光束3fは、焦点検出光学系
の光軸O2と略平行に進行してイメージセンサアレイ3
0fに入射する。その結果、イメージセンサチップ30
がX軸回りに傾いても、イメージセンサアレイ30f上
に結像する被写体像がX方向にずれることがなく、焦点
検出精度が悪化することがない。なお、レンズ部29f
からの射出光が光軸O2と平行になるように、レンズ部
29fの傾き角度が決定されるとともに、レンズ部29
fに対する開口28fの重心17の位置も決定される。
【0020】なお、図示は省略したが、軸外焦点検出領
域Cと光軸O2を挟んで対向する軸外の焦点検出領域D
における、再結像レンズ29g,29hおよび絞りマス
ク28の開口28g,28hについても、軸外焦点検出
領域Cの再結像レンズ部29e,29fおよび絞りマス
ク28の開口28e,28fにおける物理的形状や位置
関係はまったく同様である。
【0021】−第2の実施の形態− 図5(a),(b)は第2の実施の形態の焦点検出モジ
ュールを説明する図である。再結像レンズ29Bのレン
ズ部29fは、第1の実施の形態と同様に入射側球面5
fと射出側球面6fとを有するが、入射側球面5fの頂
点9fと射出側球面6fの頂点10fが、瞳分割方向
(Y方向)と垂直な方向(X方向)に偏心している。こ
のようなレンズ部29fでは、入射側も射出側も球面5
f,6fであるから、主光線3fに関して述べると、入
射側球面5fの中心7fと射出側球面6fの中心8fを
結ぶ線分11f、すなわちレンズ部29fの光軸11f
が、焦点検出光学系の光軸O2に対して、瞳分割方向
(Y方向)に垂直な面内(XZ面内)で傾けられてい
る。なお、第2の実施の形態でも、レンズ部29fの球
面5fと6Fの偏心量や絞りマスク開口28fの重心1
7fの位置は、レンズ部29fを射出する光束が焦点検
出光学系の光軸と平行になるように決定される。第1の
実施の形態と同様に、入射側球面5fと射出側球面6f
はそれぞれ中心7f、8fからR1,R2の半径球面と
されている。
【0022】第2の実施の形態の再結像レンズ29Bで
は、レンズ部29fの光軸11fを瞳分割方向に垂直な
XZ平面へ投影した射影が、焦点検出光学系光軸O2に
対して所定の角度で傾けられていることになる。したが
って、このレンズ部29fは光学的には第1の実施の形
態のレンズ部29fと等価であり、第1の実施の形態の
レンズ部29fと同様に、レンズ部29fを射出する光
束3fは焦点検出光学系の光軸02と略平行に進行し
て、イメージセンサアレイ30fに略垂直に入射する。
その結果、イメージセンサチップ30がX軸回りに傾い
て取り付けられても、焦点検出精度の誤差を含むおそれ
が少ない。
【0023】また、この再結像レンズ29Bでは、その
レンズ部29fの入射側球面5fと射出側球面6fの周
囲13は、他のレンズ部29a,29b……と共通の1
つの平面とすることができ、第1の実施の形態のように
平面13と15、および平面12と14との間に段差が
形成されない。再結像レンズを金型で成形する際、レン
ズ面は非常に高い精度が要求されるから、その金型はい
わゆる超精密旋盤で加工される。第1の実施の形態の再
結像レンズ29では、そのレンズ面9f,10fの金型
を加工するとき、超精密旋盤の主軸の向きを他のレンズ
面の金型を加工するときと変更する必要がある。そのた
め、2種類のレンズ面用の金型を後工程で組み合わせる
必要があり、レンズ面の精度が落ちる可能性がある。こ
の点、第2の実施の形態のレンズ面の金型の加工はすべ
て主軸の方向が同一でよく、レンズ面の加工精度を高く
できる。
【0024】−第3の実施の形態− 図6(a)、(b)は第3の実施の形態の焦点検出モジ
ュールを説明する図である。再結像レンズ29Cのレン
ズ部29fは、第1の実施の形態と同様に入射側球面5
fを有するが、射出側は非球面60fとされている。そ
して、非球面レンズ部60fの回転対称軸16fを瞳分
割方向(X方向)に垂直なXZ平面へ投影した射影が、
焦点検出光学系光軸O2に対して所定の角度で傾けられ
ている。この回転対称軸16fの傾き角度と絞りマスク
28の開口28fの重心位置17fも、上述した実施の
形態と同様に、レンズ部29fを射出した光束が焦点検
出光学系光軸O2と平行になるように決定される。ま
た、入射側球面5fは中心7fから半径R1の球面とさ
れているとともに、中心7fは、非球面レンズ部60f
の回転対象軸16f上にある。
【0025】このような第3の実施の形態の焦点検出モ
ジュールでも、第1および第2の実施の形態と同様に、
レンズ部29fを射出する光束は焦点検出光学系の光軸
02と略平行にされる。したがって、上述したように、
イメージセンサチップ30がX軸回りに回転して傾いて
取り付けられても、焦点検出精度に誤差が含まれるおそ
れがなくなる。
【0026】−第4の実施の形態− 図7(a)、(b)は第4の実施の形態の焦点検出モジ
ュールを説明する図である。再結像レンズ29Dのレン
ズ部29fは、図10に示した従来のものと同一の構成
であり、レンズ部29fは入射側球面5fと射出側球面
6fを有する。入射側球面5fの中心7fと射出側球面
6fの中心8fと結んだ線分がレンズ部29fの光軸1
1fとなる。第4の実施の形態が従来技術と相違する点
は、レンズ部29fの周辺領域のうち焦点検出光学系光
軸O2に近い周辺領域に、絞りマスク開口28fで分割
された光束3fが入射するようにしたことである。すな
わち、絞りマスク28の開口28fの重心位置17f
を、レンズ部29fの光軸11fよりも焦点検出光学系
光軸O2側に位置させ、レンズ部29fに斜めに入射し
た光束を焦点検出光学系光軸O2に対して略平行に射出
させるものである。
【0027】このような第4の実施の形態の焦点検出モ
ジュールでも、レンズ部29fの周辺領域のうち焦点検
出光学系光軸O2に近い周辺領域に、絞りマスク28の
開口28fで分割された光束3fが入射する。そのた
め、レンズ部29fに入射した光束がその光軸11f側
に屈折されることになり、レンズ部29fから射出する
光束3fは、焦点検出光学系の光軸O2と略平行に進行
してイメージセンサアレイ30fに入射する。その結
果、イメージセンサチップ30がX軸回りに傾いて取り
付けられても、イメージセンサアレイ30f上に結像す
る被写体像がX方向にずれることがなく、焦点検出精度
が悪化することがない。
【0028】−第5の実施の形態− 図12〜図15は第5の実施の形態の焦点検出モジュー
ルを説明する図である。この実施の形態の焦点検出モジ
ュールには、図12に示すように、軸上の焦点検出領域
Aと軸外の焦点検出領域C,Dの3つの焦点検出領域が
設定されている。図14により後述するように、第4の
実施の形態の焦点検出モジュールと同様に、絞りマスク
128の一対の開口128e,128f、128g,1
28hの重心位置を、軸外レンズ部129e,129
f、129g,129hの光軸よりも焦点検出光学系光
軸O2側に偏心させて、イメージセンサチップ130の
X軸方向の小型化を図っている。第5の実施の形態の焦
点検出モジュールと第4の実施の形態の焦点検出モジュ
ールとの相違点は主に次の2点である。
【0029】(1)第5の実施の形態では3つの焦点検
出領域A,C,Dが設定されている点。第4の実施の形
態では6つの焦点検出領域A〜Fが設定されている。 (2)第5の実施の形態では、コンデンサレンズ124
の軸外のレンズ部124b,124cの屈折力を大きく
して、軸外のレンズ部124b,124cの出射光束
を、第4の実施の形態に比べてより大きな角度θ100
で光軸O2方向に偏向させている。
【0030】図13〜図15において、図2,3および
図7と同様な箇所には100台の符号を付している。た
とえば、コンデンサレンズ24と124,再結像レンズ
29と129。図13は、図2および図3に相当する焦
点検出光学系の斜視図である。図14は、焦点検出モジ
ュールのXZ平面内の構成図であり、図7に対応する。
図7の説明と対応させて、コンデンサレンズ124の軸
外のレンズ部124bに入射した光束について説明す
る。
【0031】上述したように、絞りマスク128の一対
の開口128e,128f、128g,128hの重心
位置を、図14に示すとおり、軸外レンズ部129e,
129f、129g,129hの光軸111fよりも焦
点検出光学系光軸O2側に偏心させている。軸外のレン
ズ部124bから出射されて再結像レンズ129のレン
ズ部129fに入射した光束は、レンズ部129fの光
軸111f側に屈折される。したがって、レンズ部12
9fから射出する光束113fは、焦点検出光学系の光
軸O2と略平行に進行してイメージセンサアレイ130
fに入射する。その結果、イメージセンサチップ130
がX軸回りに傾いて取り付けられても、イメージセンサ
アレイ130f上に結像する被写体像がX方向にずれる
ことがなく、焦点検出精度が悪化することがない。
【0032】図15(a)は、第5の実施の形態におけ
る再結像レンズ129の正面図、(b)は底面図であ
る。コンデンサレンズ124のレンズ部124bから出
射された光束は、図15(a)に示すように、軸外レン
ズ部129fの焦点検出光学系の光軸O2側の周辺領域
SRaに入射する。図16(a)は、第4の実施の形態
における再結像レンズ29に相当する再結像レンズ22
9の正面図、(b)は底面図である。図16(a)に示
すように、コンデンサレンズ24のレンズ部24bから
出射された光束は、軸外レンズ部229fの焦点検出光
学系の光軸O2側の周辺領域SRbに入射する。直、再
結像レンズ229は、第4の実施の形態の焦点検出モジ
ュールを3つの焦点検出領域A,C,Dに対して実現し
た場合の再結像レンズである。
【0033】図15と図16とを参照して、第5の実施
の形態の焦点検出モジュールが第4の実施の形態に相当
する焦点検出モジュールに比べてより小型化されること
について説明する。
【0034】図8は第4の実施の形態の焦点検出モジュ
ールの撮影画面内の焦点検出領域A〜Fを示し、図12
は第5の実施の形態の焦点検出モジュールの撮影画面内
の焦点検出領域A,C,Dを示す。左右の焦点検出領域
C,Dはそれぞれ等距離離れている。2つの実施の形態
において、焦点検出モジュールの仕様(光学性能)を同
一とする。
【0035】第5の実施の形態のコンデンサレンズ12
4の軸外レンズ部124bと124cの屈折力は、第4
の実施の形態のコンデンサレンズ24の軸外レンズ部2
4bと24cの屈折力よりも大きい。第5の実施の形態
のコンデンサレンズ124の軸外レンズ部124bと1
24cをそれぞれ透過する焦点検出光束103fの光軸
02とのなす角度をθ100とする。第4の実施の形態
のコンデンサレンズ24の軸外レンズ部24bと24c
をそれぞれ透過する焦点検出光束3fの光軸02とのな
す角度をθ1(図8参照)とする。この場合、θ100
>θ1となる。
【0036】その結果、図15(a)に示すように、第
5の実施の形態では、焦点検出光束103fは、再結像
レンズ129の周辺領域SRaに入射する。図16
(a)に示すように、第4の実施の形態では、焦点検出
光束3fは再結像レンズ29の周辺領域SRbに入射す
る。第5の実施の形態では、コンデンサレンズ124の
軸外レンズ部124bの屈折力を大きくした。したがっ
て、周辺領域SRaは周辺領域SRbよりも焦点検出光
学系光軸O2に近い位置に設定されている。
【0037】また第5の実施の形態では、再結像レンズ
129e,129f、129g,129hの表面の球面
曲率を、光軸上の再結像レンズ129a、129bの表
面曲率と略等しくしている。そのため、再結像レンズ1
29e,129f、129g,129hの厚みは、光軸
上の再結像レンズ129a、129bの厚みよりも厚く
なる。再結像レンズ129e,129f、129g,1
29hの表面の曲率はまた、第4の実施の形態の再結像
レンズ29の再結像レンズ29a,29b,29e,2
9f、29g,29hの表面の球面曲率とも等しい。
【0038】すなわち第5の実施の形態では、以下のよ
うにして、第4の実施の形態に相当する3つの焦点検出
領域A,C,Dの焦点検出モジュールに比べて、イメー
ジセンサチップ130のX軸方向の寸法を小さくでき
る。
【0039】(1)コンデンサレンズ124の軸外レン
ズ部124bの屈折力を大きくした。その結果、焦点検
出光束の再結像レンズ129への入射角度θ100が、
第4の実施の形態に相当する焦点検出モジュールの入射
角度θ1よりも大きくなる。そこで、この入射光束を焦
点検出光学系光軸O2に平行とするため、以下のような
構成を採用した。
【0040】(2)軸外のレンズ部129e,129
f,129g,129hの厚みを除いて、再結像レンズ
の各レンズ部の位置、寸法などを第4の実施の形態のも
のと等しくする。たとえば、再結像レンズ129のすべ
ての入射側、出射側の球面曲率が等しく設定される。そ
の結果、後述する理由により再結像レンズ129fの厚
みが、光軸上の再結像レンズ129a、129bの厚み
よりも厚くなる。
【0041】(3)再結像レンズ129の軸外レンズ部
129fへ焦点検出光束が入射する周辺領域SRaが、
再結像レンズ229fの周辺領域SRbよりも焦点検出
光学系光軸O2に近い位置に設定される。そこで再結像
レンズ129fの厚みを、光軸上の再結像レンズ129
a、129bの厚みよりも厚くして、より屈折力の大き
な領域に焦点検出光束が入射可能とする。その結果、再
結像レンズ部129fへ角度θ100(>θ1)で入射
した焦点検出光束を、焦点検出光学系光軸O2と略等し
くすることができる。
【0042】このような再結像レンズ129では、レン
ズ部の表面曲率が等しいので、レンズを成型する型代が
安くなる。
【0043】なお、本発明は、撮影レンズから入射する
撮影光束のうち軸外に設定された焦点検出領域を通過す
る焦点検出光束をコンデンサレンズにより焦点検出光学
系側に偏向させてイメージセンサチップをコンパクトに
した焦点検出モジュールにおいて、再結像レンズ部に斜
めに入射する焦点検出光束を焦点検出光学系光軸に実質
上平行に射出するようにしたものである。したがって、
本発明は上記実施の形態の限定されず、同様な機能を実
現する光学系のすべてが含まれる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、撮影光学系の軸外に設
定された焦点検出領域を通る光束を焦点検出光学系光軸
側に偏向させることによりイメージセンサチップをコン
パクトにした焦点検出モジュールにおいて次のような効
果を奏する。 (1)本発明によれば、コンデンサレンズからの光束を
再結像レンズ部の周辺領域、すなわち焦点検出光学系光
軸側の周辺領域に入射させることにより、再結像レンズ
部から射出する焦点検出光束が焦点検出光軸と略平行と
なるようにしたので、イメージセンサチップが焦点検出
光学系光軸に対して瞳分割方向と直交する方向の軸回り
(実施の形態のX軸回り)に傾いて取り付けられても、
光学要素を追加することなく、焦点検出結果に誤差が含
まれなくなる。その結果、イメージセンサチップの角度
調整機構が不要となり、焦点検出モジュールの大型化お
よびコストアップを最小限に抑制できる。 (2)請求項1〜3の発明では、瞳分割マスクの開口重
心位置を再結像レンズ部の光軸に対して焦点検出光学系
光軸側に偏心させるだけでよく、従来の焦点検出モジュ
ールに対して、瞳分割マスクだけ変更すれば良く、コス
トは全く変わらない。 (3)請求項4の発明では、再結像レンズ部の入射側と
射出側を球面レンズ部で構成した。その入射側球面の中
心と射出側球面の中心とを結んだ線分を再結像レンズの
光軸とするとき、光軸を瞳分割方向に垂直な平面へ投影
したときの射影が、焦点検出光学系光軸に対して所定の
角度で傾けるとともに、一対の開口の重心位置が、再結
像レンズの光軸よりも焦点検出光学系光軸側に位置させ
るようにしたので、従来技術に比べて再結像レンズを変
更するだけでよく、光学要素を追加する必要がなく、コ
ストをアップさせずに焦点検出精度を向上することがで
きる。 (4)請求項5の発明によれば、再結像レンズは、入射
側または射出側に非球面レンズ部を備え、非球面レンズ
部の回転対称軸を瞳分割方向に垂直な平面へ投影したと
きの射影が、焦点検出光学系光軸に対して所定の角度で
傾けられるようにした。したがって、コンデンサレンズ
による偏向角度に応じて非球面レンズの光学特性を決定
するだけで、再結像レンズ部からの射出光束を精度よく
焦点検出光学系光軸と平行にすることができる。 (5)請求項6の発明では、再結像レンズ部の入射側と
射出側を球面レンズ部で構成し、入射側球面の頂点と射
出側球面の頂点を瞳分割方向に垂直方向に偏心させるこ
とにより、再結像レンズ部から射出される光束を焦点検
出光学系光軸と略平行となるようにしたので、入射側球
面と射出側球面の周囲は他のレンズ部と共通の1つの平
面とされ、金型の精度を向上することができ、結果とし
高精度な焦点検出モジュールを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】焦点検出装置を備えたカメラの構成を示す概略
【図2】本発明の一実施の形態における焦点検出モジュ
ールの構成を示す分解斜視図
【図3】図2の焦点検出モジュールの一部分を拡大して
示す図
【図4】(a)は第1の実施の形態による焦点検出モジ
ュール10の軸外焦点検出領域Cに入射する光束につい
て説明する図、(b)は(a)をC方向から見た図
【図5】(a)は第2の実施の形態による焦点検出モジ
ュール10の軸外焦点検出領域Cに入射する光束につい
て説明する図、(b)は(a)をC方向から見た図
【図6】(a)は第3の実施の形態による焦点検出モジ
ュール10の軸外焦点検出領域Cに入射する光束につい
て説明する図、(b)は(a)をC方向から見た図
【図7】(a)は第4の実施の形態による焦点検出モジ
ュール10の軸外焦点検出領域Cに入射する光束につい
て説明する図、(b)は(a)をC方向から見た図
【図8】撮影画面内に設定された6つの焦点検出領域を
示す図
【図9】(a)は従来の焦点検出モジュールの軸外焦点
検出領域に入射する光束について説明する図、(b)は
(a)をB方向から見た図
【図10】(a)は従来の焦点検出モジュールの軸外焦
点検出領域に入射する光束について説明する図、(b)
は(a)をB方向から見た図、(c)は(a)をA方向
から見た図
【図11】斜めチャートを示す図
【図12】第5の実施の形態における焦点検出モジュー
ルの撮影画面内に設定された3つの焦点検出領域を示す
【図13】第5の実施の形態における焦点検出モジュー
ルの構成を示す分解斜視図
【図14】第5の実施の形態による焦点検出モジュール
の軸外焦点検出領域Cに入射する光束について説明する
【図15】(a)は第5の実施の形態における再結像レ
ンズの正面図、(b)は底面図
【図16】(a)は第4の実施の形態に相当する再結像
レンズの正面図、(b)は底面図
【符号の説明】
10:焦点検出モジュール 21:ホルダ 22:視野マスク 24:コンデンサレ
ンズ 24a〜24e:レンズ部 28:絞
りマスク 28a〜28l:開口 24A〜24D:再
結像レンズ 24a〜24f:レンズ部 30:イ
メージセンサチップ 30a〜30l:イメージセンサアレイ CB:カ
メラボディ A〜F:焦点検出領域 LB:撮影レンズ
鏡筒 LE:撮影レンズ O2:焦点検出光学
系光軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑田 知由己 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内 Fターム(参考) 2H011 AA01 BA23 BB01 BB02 2H051 AA06 BA04 BA18 CA04 CA09 CA10 CA12 CB06 CB07 CB08 CB10 CB20 CB29 DA08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影画面内に設定された軸上および軸外
    の複数の焦点検出領域を通過する撮影光束を集光するコ
    ンデンサレンズと、 前記各焦点検出領域を通過する撮影光束をそれぞれ一対
    の開口で制限して瞳分割する瞳分割マスクと、 前記瞳分割マスクで瞳分割された一対の光束をそれぞれ
    再結像させる再結像レンズと、 前記再結像レンズにより受光面上に再結像された一対の
    光束をそれぞれ電気信号に変換して出力する撮像素子と
    を備え、焦点検出光学系光軸を有する焦点検出モジュー
    ルにおいて、 前記軸外に設定された焦点検出領域を通過して前記瞳分
    割マスクで分割された一対の光束が、前記再結像レンズ
    の複数のレンズ部のうち当該焦点検出領域に対応する軸
    外レンズ部における前記焦点検出光学系光軸に近い周辺
    領域に入射するよう、前記軸外レンズ部に対して前記瞳
    分割マスクの一対の開口を配置したことを特徴とする焦
    点検出モジュール。
  2. 【請求項2】請求項1の焦点検出モジュールにおいて、 前記軸外レンズ部は入射側球面と射出側球面とを備え、 前記入射側球面の中心と前記射出側球面の中心とを結ん
    だ線分を前記軸外レンズ部の光軸とするとき、 前記軸外レンズ部の光軸を前記瞳分割方向に垂直な平面
    へ投影したときの射影が、前記焦点検出光学系光軸に対
    して略平行であり、 前記一対の開口の重心位置が、前記軸外レンズ部の光軸
    よりも前記焦点検出光学系光軸側に位置していることを
    特徴とする焦点検出モジュール。
  3. 【請求項3】請求項1の焦点検出モジュールにおいて、 前記軸外レンズ部の入射側または射出側は非球面レンズ
    であることを特徴とする焦点検出モジュール。
  4. 【請求項4】請求項1の焦点検出モジュールにおいて、 前記軸外に設定された焦点検出領域を通過して前記瞳分
    割マスクで分割された一対の光束が入射する軸外レンズ
    部は入射側球面と射出側球面とを備え、 前記入射側球面の中心と前記射出側球面の中心とを結ん
    だ線分を前記軸外レンズ部の光軸とするとき、 前記軸外レンズ部を射出する光束が前記焦点検出光学系
    光軸と略平行になるように、前記軸外レンズ部の光軸を
    前記瞳分割方向に垂直な平面へ投影したときの射影が、
    前記焦点検出光学系光軸に対して所定の角度で傾けられ
    ていることを特徴とする焦点検出モジュール。
  5. 【請求項5】請求項1の焦点検出モジュールにおいて、 前記軸外に設定された焦点検出領域を通過して前記瞳分
    割マスクで分割された一対の光束が入射する前記再結像
    レンズの軸外レンズ部は、その入射側または射出側が非
    球面レンズとされ、 前記軸外レンズ部を射出する光束が前記焦点検出光学系
    光軸と略平行になるように、前記非球面レンズの回転対
    称軸を前記瞳分割方向に垂直な平面へ投影したときの射
    影が、前記焦点検出光学系光軸に対して所定の角度で傾
    けられていることを特徴とする焦点検出モジュール。
  6. 【請求項6】撮影画面内に設定された軸上および軸外の
    複数の焦点検出領域を通過する撮影光束を集光するコン
    デンサレンズと、 前記各焦点検出領域を通過する撮影光束をそれぞれ一対
    の開口で制限して瞳分割する瞳分割マスクと、 前記瞳分割マスクで瞳分割された一対の光束をそれぞれ
    再結像させる再結像レンズと、 前記再結像レンズにより受光面上に再結像された一対の
    光束をそれぞれ電気信号に変換して出力する撮像素子と
    を備え、焦点検出光学系光軸を有する焦点検出モジュー
    ルにおいて、 前記軸外に設定された焦点検出領域を通過して前記瞳分
    割マスクで分割された一対の光束が入射する軸外レンズ
    部は入射側球面と射出側球面とを備え、 前記入射側球面の頂点と前記射出側球面の頂点は前記瞳
    分割方向に垂直方向に偏心し、 前記入射側球面と前記射出側球面の周囲は、他のレンズ
    部と共通の1つの平面とされていることを特徴とする焦
    点検出モジュール。
  7. 【請求項7】請求項2の焦点検出モジュールにおいて、 光軸上の焦点検出光束が入射する前記再結像レンズの軸
    上レンズ部と、前記軸外レンズ部とは、それぞれ入射側
    球面および射出側球面の曲率が略等しくし、前記軸外レ
    ンズ部の光軸方向の厚みが前記軸上レンズ部の光軸方向
    の厚みよりも厚くしたことを特徴とする焦点検出モジュ
    ール。
JP2001206599A 2000-04-03 2001-07-06 焦点検出モジュール Expired - Fee Related JP4671009B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001206599A JP4671009B2 (ja) 2000-07-07 2001-07-06 焦点検出モジュール
US09/968,756 US6766112B2 (en) 2000-04-03 2001-10-03 Focal point detection apparatus and focal point detection module

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-206690 2000-07-07
JP2000206690 2000-07-07
JP2001206599A JP4671009B2 (ja) 2000-07-07 2001-07-06 焦点検出モジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002082279A true JP2002082279A (ja) 2002-03-22
JP4671009B2 JP4671009B2 (ja) 2011-04-13

Family

ID=26595598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001206599A Expired - Fee Related JP4671009B2 (ja) 2000-04-03 2001-07-06 焦点検出モジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4671009B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006139056A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Nikon Corp 焦点検出モジュール
JP2010091656A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Hoya Corp 焦点検出装置
CN103543574A (zh) * 2013-10-23 2014-01-29 翔德电子科技(深圳)有限公司 变焦光学镜头的对焦微调方法及系统

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0688938A (ja) * 1992-09-07 1994-03-29 Canon Inc 焦点検出装置
JPH08262320A (ja) * 1995-03-28 1996-10-11 Canon Inc 焦点検出装置
JP2000098218A (ja) * 1998-09-25 2000-04-07 Asahi Optical Co Ltd 多点焦点検出装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0688938A (ja) * 1992-09-07 1994-03-29 Canon Inc 焦点検出装置
JPH08262320A (ja) * 1995-03-28 1996-10-11 Canon Inc 焦点検出装置
JP2000098218A (ja) * 1998-09-25 2000-04-07 Asahi Optical Co Ltd 多点焦点検出装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006139056A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Nikon Corp 焦点検出モジュール
JP4569268B2 (ja) * 2004-11-12 2010-10-27 株式会社ニコン 焦点検出モジュールおよびカメラ
JP2010091656A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Hoya Corp 焦点検出装置
CN103543574A (zh) * 2013-10-23 2014-01-29 翔德电子科技(深圳)有限公司 变焦光学镜头的对焦微调方法及系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP4671009B2 (ja) 2011-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7676147B2 (en) Focus detection apparatus and optical apparatus
EP0782026B1 (en) Focus detecting apparatus
US7791667B2 (en) Focus detection apparatus and image-pickup apparatus including the same
US5864721A (en) Focus detecting apparatus
US5130855A (en) Viewfinder optical system
JPH0498236A (ja) カメラ
US6643460B2 (en) Camera and focal point detection apparatus
US6766112B2 (en) Focal point detection apparatus and focal point detection module
JP4671009B2 (ja) 焦点検出モジュール
JP4931226B2 (ja) 焦点検出装置及び光学機器
US4437746A (en) Photo metering device for single lens reflex camera
US20020025156A1 (en) Focal point detection apparatus and focal point detection module
JP3826430B2 (ja) 焦点検出装置
JPH07333493A (ja) 焦点検出装置
KR102425752B1 (ko) 카메라 모듈
JP2971889B2 (ja) 焦点検出光学系
JP4569268B2 (ja) 焦点検出モジュールおよびカメラ
JP2001343580A (ja) 焦点検出装置
JP3736266B2 (ja) 焦点検出装置
JP3337528B2 (ja) 測距装置
JP3984679B2 (ja) 受光素子の位置調整装置
JPH06273664A (ja) 焦点検出装置
JPH04331909A (ja) 焦点検出装置
JP2001083402A (ja) 光学機器
JP2012037828A (ja) 焦点検出装置、および撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101005

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101206

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20101206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4671009

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140128

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees