JP4227471B2 - 受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの製造方法 - Google Patents

受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光導波路部と電気配線部が設けられた光電気混載配線板内に受発光用の半導体素子を内蔵した受発光素子内蔵光電気混載配線モジュール、その製造方法及びその実装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、通信の大容量化、信号処理の高速化を実現するために、電気配線の限界を越える方法として、集積回路間を光導波路で結ぶ光インタコネクション技術の開発が行われている。従来の光インタコネクション技術では、基板内に光導波路としての光配線を行う配線基板として、下記特許文献1に開示されているように、配線基板内に繊維状の光導波路体を埋設形成した配線基板がある。
【0003】
また、受発光素子と光導波路の光結合を行う構成について、下記特許文献2に開示されているように、発光素子が実装された光電子ICチップを光導波路と反射ミラーを備えた光配線基板に実装するものがある。
【0004】
また、下記特許文献3に開示されているように、光導波路の端部を面発光素子の入出力光に対して45度の角度をなすように加工し、45度端面に金属膜等を付着させた反射ミラーとして面発光素子の入出力光を光導波路のコア層へ90度の光路変換をしてから光結合させる構成が示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−340907号公報
【0006】
【特許文献2】
特開平5−67770号公報
【0007】
【特許文献3】
特開平2000−332301号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の光素子と光導波路のコア層へ反射ミラーを用いて90度の光路変換をして光結合させる構成では、光導波路に反射ミラーを構成しなければならない。また、光素子以外の半導体素子や回路部品を同時に表面実装技術を用いて光導波路が形成された基板上へ電気的接続を目的として実装する場合、通常の共晶はんだを用いた製造プロセスの特にリフロープロセスにおいてはんだ中のフラックス等により光結合部が汚染され、光結合効率が低下するという課題もある。そのため、光導波路と光結合する光素子の表面実装はフラックスなどを用いない特別のプロセスを用いなければならない。
【0009】
さらに、このような課題を解決すると同時に周波数の高い信号を光素子とその駆動用もしくは信号増幅用の半導体素子との間で伝送しようとすると短距離で電気的に配線しなければならない。
【0010】
本発明は、上記従来の問題を解決するため、光素子と光導波路の間に反射ミラー等の光学素子を用いることなく光結合をすることができる受発光素子内蔵光電気混載配線モジュール及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの製造方法は、
受発光素子と光導波路とが光学素子を介することなく光学的に結合される受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの製造方法であって、
コア部とクラッド部とを含む光導波路層に貫通孔を形成し、
離型フィルムの一主面に複数の配線パターンを形成し、前記配線パターンに受光素子及び発光素子を実装し、
前記離型フィルムを前記配線パターンが前記光導波路層側に向くように位置あわせして前記光導波路層に重ねて加圧することにより、前記受光素子又は発光素子を前記光導波路層の貫通孔内に配置し、
前記貫通孔内に前記コア部を伝搬する光に対して透明な樹脂を充填し、
前記樹脂を硬化させることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明は、コア部をクラッド部に埋め込んで光導波路層を形成し、光導波路層の少なくとも一方の主面に配線パターンを形成し、受光素子と発光素子もクラッド部である樹脂に埋め込んで、それぞれ配線パターンと電気的に接続する。これにより、光導波路端面に反射ミラーを用いた90度の光路変換部を設けることなく光導波路と受発光素子間の光学的な結合を行うことができる。また回路部品を、フラックス等を含むはんだを用いた表面実装技術を用いて光導波路が形成された基板上へ電気的に接続する実装をすることができる。
【0015】
また、上記モジュールは、受光素子及び発光素子は光導波路層のコア部が形成された面に平行な方向で光入出力を行う位置で光導波路層内に配置されていることが望ましい。これにより、光導波路層のコア部が形成された面に平行な方向で受発光素子と光入出力を行うことで、光導波路と受発光素子間に光の進行方向を変換する光路変換部を設けることなく光学的に結合することができる。
【0016】
また、上記モジュールは、発光素子は面発光型レーザにより構成されていることが望ましい。面発光型レーザとすることで、発光素子から放射される光強度分布が端面出射型に比較して狭い角度に集中するため、光導波路のコア部と発光素子間の光結合効率が向上する。
【0017】
また、上記モジュールは、光導波路層のコア部端面は透光性樹脂材料を介して受光素子又は前記発光素子と光学的に接続することが望ましい。光導波路のコア部端面を透光性樹脂材料を介して受発光素子と光結合することで、光導波路コア部端面もしくは受光素子又は発光素子の光学的に接続する面における光信号の反射を低減すると共に、光導波路コア部と受光素子又は発光素子間の光学的な結合効率を向上させることができ、さらに受光素子又は発光素子の環境に対して保護することもできる。
【0018】
また、上記モジュールは、光導波路層の他方の主面に第3の配線パターンが形成されていることが望ましい。また、第3の配線パターン上に、回路部品が実装されていることが望ましい。
【0019】
また、上記モジュールは、前記光導波路層の少なくとも片側に無機フィラーと熱硬化性樹脂とを含む混合物からなる絶縁性基板を備えていることが望ましい。
【0020】
本発明においては、前記コア部は複数存在していてもよい。高密度化のためである。前記複数のコア部のうち、少なくとも2つは同一平面に配置されていてもよい。また、前記複数のコア部端面のうち、少なくとも3つは同一平面に配置されていてもよい。また、前記複数のコア部端面のうち、少なくとも3つは略同一直線上に配置されていてもよい。
【0021】
前記光導波路層が複数存在しても良い。高密度化のためである。前記光導波路層のコア部端面は凹型または凸型形状であることが好ましい。光学的接合を容易にするためである。
【0022】
本発明のモジュールにおいては、受光素子と、発光素子及び光導波路層は、いずれも電気的絶縁層に埋設されていることが好ましい。このようにすると、電気的絶縁層に埋設するときに受光素子、発光素子及び光導波路層の位置合わせを正確に行うことができ、かつ取り扱い性の良いモジュールとすることができる。
【0023】
本発明の製造方法によれば、本発明の受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールを容易に製造することができる。
【0024】
本発明の実装体によれば、受光素子又は発光素子と駆動素子又は増幅素子間の配線長を短くすることができ、伝送特性の周波数特性の遮断周波数を高くすることができる。
【0025】
また、上記実装体では、前記発光素子のアノード端子とカソード端子の両方が前記第2の配線パターンを介して駆動素子に電気的に接続され、前記受光素子のアノード端子とカソード端子の両方が前記第1の配線パターンを介して増幅素子に電気的に接続することが望ましい。受光素子又は発光素子と駆動素子又は増幅素子間の配線長をさらに短くすることができ、伝送特性の周波数特性の遮断周波数をさらに高くすることができる。
【0026】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図15を用いて詳細に説明する。各図において同一符号は同一部品を示している。なお、本発明は下記の実施の形態に限定されるものではない。
【0027】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの構成の概略を示す断面図である。
【0028】
図1において、受光素子101及び発光素子103はそれぞれ光導波路層104に設けられた配線パターン121aの一端に電気的に接続して実装されており、配線パターン121aの他端は光導波路層104の外部に露出している。光導波路コア部105と受光素子101及び発光素子103はそれぞれ光学的に結合されている。また、受光素子101及び発光素子103は光導波路層104内に埋設している。光導波路層104の別の表面には配線パターン121b,121cが形成されている。
【0029】
光導波路コア部105は、受光素子101及び発光素子103の受発光波長において各波長に対して透明なポリマーからなる。特に、ポリメチルメタクリレート、ポリイミド、ポリシラン、ベンゾシクロブテン樹脂、エポキシ樹脂、シロキサン樹脂、ポリカーボネート等を用いることができる。受光素子101及び発光素子103はGaAs系、InP系等の化合物半導体素子を用いることができ、受発光波長は例えば780nm、850nm、1.3μm、1.5μmのものを用いることができる。
【0030】
光導波路の作製は、フォトリソグラフィーとエッチングによる方法や、紫外線硬化による方法の他に、電子やレーザ等のビームによる直接描画や、射出成型もしくはプレス成形等を用いて作製することができる。光導波路コア層は上記の方法を用いて、矩形状の光導波路コア層を形成することができ、コアサイズが8〜10μm程度のシングルモードサイズもしくは40μmから数100μm程度のマルチモードサイズのものを用いることができる。特に、上記の光導波路の作製工程において、受光素子及び発光素子と光学的に結合を行う光導波路コア層の端面は、非球面状の端面処理を施した場合、それにより受発光素子と光導波路コア層の光学的な結合効率を向上させることができる。
【0031】
光導波路層104内に設けられた受光素子101及び発光素子103は、光導波路コア部105が形成された面に平行な方向で光入出力を行う形態で光導波路層104内に配置されている。
【0032】
特に、光導波路コア部105と光学的に結合を行う発光素子103の光出射面は、光導波路コア部105の光軸と垂直から10度以下の角度をなす配置で実装されている。10度以下の角度をなす場合、発光素子103から出射された光が光導波路コア部105の端面で反射して発光素子103に戻る、いわゆる戻り光の影響を低減することが可能である。10度以上の場合においても戻り光の影響を低減することは可能であるが、光導波路コア層と発光素子間の光学的な結合効率が低下するため、角度は10°未満が望ましく、1〜3°が最も好ましい。
【0033】
発光素子は、端面出射型もしくは表面出射型の半導体レーザを用いることができ、表面出射型の場合、発光素子はGaAs、InP、InGaAs、InGaAsP等からなる半導体により作製された活性層が設けられた発光部と発光部の熱膨張係数とほぼ等しい熱膨張係数のSi、AlN、SiC等から選ばれるサブキャリア部とから構成され、サブキャリア部の側面に表面出射型の発光部が設けられている。
【0034】
発光部の電極はサブキャリア部に設けられた電極を介して配線パターンと接続される。表面出射型の発光素子で構成した場合、発光素子から放射される光強度分布が端面出射型に比較して狭い角度に集中するため、光導波路のコア部と発光素子間の光結合効率が向上する。また、端面出射型の半導体レーザにおいて、半導体レーザの出射端にスポットサイズ変換機能が組み込まれている場合、光強度分布が狭い角度に集中するため光導波路のコア部と発光素子間の光結合効率を向上できる。
【0035】
光導波路層104は、光導波路コア部105と光導波路クラッド層106を含んでおり、光導波路コア部105は、受光素子101及び発光素子103の受発光波長において各波長に対して透明なポリマーからなる。特に、ポリメチルメタクリレート、フッ素化ポリイミド、ベンゾシクロブテン樹脂、エポキシ樹脂、シロキサン樹脂、ポリカーボネート等を用いることができる。光導波路クラッド層106にも光導波路コア層と同じポリメチルメタクリレート、フッ素化ポリイミド、ベンゾシクロブテン樹脂、エポキシ樹脂、シロキサン樹脂、ポリカーボネート等を用いることができるが、光導波路クラッド層の屈折率よりも高い屈折率になるよう、光導波路クラッド層と光導波路コア層の材料の屈折率差が調整されている。
【0036】
光導波路クラッド層106に、フッ素化ポリイミドを用いた場合、光導波路コア層は光導波路クラッド層の屈折率よりも高く屈折率を調整した屈折率差調整フッ素化ポリイミドを用いることができる。また、光導波路クラッド層にポリシランを用いる場合、光照射により屈折率が変化する材料を用い、例えば、紫外線照射により屈折率が高くなる材料を用い、マスクと露光により光導波路クラッド層の屈折率よりも高い屈折率の光導波路コア層を形成する。
【0037】
また、図2に示すように、光導波路のコア部端面は透光性樹脂109を介して受光素子又は発光素子と光学的に接続することもできる。この場合、透光性樹脂109は送信又は受信する光信号に対して透明である材料を用い、シリコーン系またはアクリレート系の樹脂材料等を用いることができるが、光導波路のコア層の屈折率と近似した屈折率をもつ透光性樹脂材料が好ましい。特に、ポリメチルメタクリレート、ポリイミド、ベンゾシクロブテン樹脂、エポキシ樹脂、シロキサン樹脂、ポリカーボネート等の、光導波路コア部と同一の屈折率の材料を用いることが最も好ましい。このような構成にした場合、光導波路コア部端面もしくは受光素子又は発光素子の光学的に接続する面における光信号の反射を低減すると共に、光導波路コア部と受光素子又は発光素子間の光学的な結合効率を向上させることができ、さらに受光素子又は発光素子を環境に対して保護することもできる。透光性樹脂材料は少なくとも光導波路のコア部端面と受光素子又は発光素子と光学的に接続する面の間に形成した場合に効果があり、受光素子又は発光素子の周囲に充填されていてもよい。その場合、受発光素子を外気から遮断することができるため、湿度等による受発光素子の信頼性の低下を防止することができる。
【0038】
図3は図2のI−I線の断面図である。この例においては、光導波路コア部105と受光素子101及び発光素子103がそれぞれ3個同一平面に並列して配列されている。このようにすると、高密度化、高集積化できる。マーカー131は光導波路コア部105と同じプロセスで形成されたマーカーで、光導波路コア部105と同じ材料で同じ屈折率である。またその大きさは光導波路コア部105の幅の1〜5倍の直径の円形に形成されている。このマーカー131を位置基準として受光素子101及び発光素子103と光導波路コア部105を光学的に結合するよう位置合わせし実装する。
【0039】
図4は図2のI−I線断面図に相当する別の例の断面図である。この例においては、光導波路コア部105が同一平面に4個並列して配列され、受光素子101及び発光素子103が1個配置されている。この例においては、4つのコア部端面が同一直線上に配置されている。このようにすると、より高密度化、高集積化できる。
【0040】
図5に示したように、光導波路層の少なくとも片側に無機フィラーと熱硬化性樹脂とを含む混合物からなる絶縁性基板129を備えた構成も可能である。
【0041】
その場合、一体となった光導波路層104と絶縁性基板129の剛性が向上するため、光導波路層104の内部に埋設して設けられた受発光素子101,103の外部応力からの影響による受発光素子のクラックや破壊等を低減することができる。140は絶縁性基板129に形成されたインナービアホール、141は絶縁性基板129の表面に設けられた配線パターンである。絶縁性基板129の厚さは、50μm〜400μmの範囲が好ましい。
【0042】
無機フィラーとしては、Al23、MgO、BN、SiC、AlNおよびSiO2から選ぶことができ、これらの無機フィラーを用いることにより放熱性に優れた受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールが得られる。なお、無機フィラーの含有量は70〜95重量パーセント配合するのが好ましい。熱硬化性樹脂としては、例えばエポキシ樹脂を5〜30重量パーセント配合するのが好ましい。
【0043】
無機フィラーを選ぶことで電気絶縁性基板の熱膨張係数を調節して、受発光素子の熱膨張係数に整合させることができるため、信頼性の高い受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールが得られる。
【0044】
さらに、図6に示したように、光導波路層104の両側に無機フィラーと熱硬化性樹脂とを含む混合物からなる絶縁性基板129a,129bを設けた場合、光導波路層と絶縁性基板間の熱膨張係数差に起因する反りの発生を抑制することができる。絶縁性基板129a,129bの厚さは、それぞれ50μm〜400μmの範囲が好ましい。絶縁性基板129a,129bの材料は、前記図5で説明したものと同一の物質を使用できる。
【0045】
絶縁性基板には、多層に電気的な配線パターンを施したものを用いることで、一体となった光導波路層と絶縁性基板の上に回路部品を搭載することができ、反りの発生が抑制されているため、安定して回路部品を搭載することができる。
【0046】
また、光導波路層の少なくとも片側にAl23、MgO、BN、SiC、AlNからなる無機材料を用いたセラミック基板を用いることで、光導波路層とセラミック基板の積層体の剛性を更に向上することができるとともに、無機材料を選択することで、受発光素子の熱膨張係数と整合させ、熱膨張係数の差による受発光素子への応力発生を防止することができ、信頼性の高い受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールが得られる。
【0047】
絶縁性基板には送信又は受信する光信号に対して非透光性材料を用いることにより、外部から光導波路層へ入射するノイズの影響を防止することができる。そのため、光導波路層の両側に非透光性材料からなる絶縁性基板を設けた場合は、光導波路層の片側に非透光性材料からなる絶縁性基板を設けた場合に比べて光による周囲からのノイズの影響を低減することができる。また、発光素子からの迷光によるノイズについても防止することができる。
【0048】
上記に説明した受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールに回路部品を電気的に接続することを目的として実装する場合、光導波路と受発光素子間の光結合部はモジュール内に配置されているため、フラックス等を含むはんだを用いた表面実装技術を用いても光導波路と受発光素子間の光結合部に影響を与えることはない。また、光導波路と受発光素子間の光学的な結合は受発光素子内蔵光電気混載配線モジュール内のみで行うため、回路部品を実装する際に光学的な結合をする必要なく電気的な接続ができ、既存の表面実装技術、設備を用いて他の回路部品をモジュール上へに搭載することが可能である。なお、回路部品としては例えば、コンデンサ、インダクタ、抵抗、半導体チップ、CSP(チップサイズパッケージ)などが用いられる。
【0049】
(実施の形態2)
図7A−Iは、本発明の実施の形態2における受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの製造方法の概略を示す断面図である。以下に本実施の形態における受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの製造方法について、図7A−Iを参照しながら説明する。
【0050】
まず図7Aに示すように、光導波路コア部105の周囲に光導波路クラッド層106が形成された光導波路層104を準備する。光導波路層104は、フィルム状の光導波路フィルムを用いることができる。ポリカーボネートなどの光導波路下部クラッド層となるフィルムに、金型を用いたプレスにより光導波路コア層を形成するための凹部を設け、凹部に光導波路コア層となる、導波路クラッド層の屈折率よりも高い屈折率のポリマーを充填して、光導波路上部クラッド層を光導波路下部クラッド層と同一材料で形成したプレス成形による光導波路フィルムや、紫外線照射により屈折率が高くなる樹脂材料を用いた紫外線照射硬化型光導波路フィルムを用いることができる。
【0051】
次に図7Bに示すように、光導波路層104の所望の位置に第1の貫通孔115を形成する。第1の貫通孔は、例えば、レーザ加工または金型による加工で形成することができる。レーザ加工は、微細なピッチで第1の貫通孔115を形成することができ、削り屑が発生しないため好ましい。レーザ加工では、炭酸ガスレーザやエキシマレーザを用いると加工が容易である。
【0052】
第1の貫通孔115の側面には光導波路コア部105の端面が露出している。第1の貫通孔115は後に説明する受光素子又は発光素子を実装して、光導波路コア部105と受光素子又は発光素子を光学的に結合させる領域に形成することが望ましい。また、同時に、離型フィルム119上に配線パターン121a,121cを形成したものを第1の貫通孔115が形成された光導波路層104と位置あわせして重ねる。
【0053】
離型フィルム119には、例えば、ポリエチレンテレフタレートやポリフェニレンサルファイドのフィルムを用いることができる。配線パターン121a,121cは、例えば、離型フィルム119に銅箔を接着した後フォトリソ工程及びエッチング工程を行うことによって形成できる。銅箔以外に金属薄膜を用いても可能である。その際、貫通孔115に対応して受光素子または発光素子を搭載する領域には受光素子または発光素子の電極配置に対応した配線パターン121a,121cを転写する。
【0054】
その後、図7Cに示すように、それぞれを位置あわせして重ねたものを加圧加熱することによって光導波路104と配線パターン121a,121cの積層体を得る。
【0055】
その後、図7Dに示すように、配線パターン121a,121c上に受光素子及び発光素子を光導波路コア部105との光学的な結合するように搭載する。その際、配線パターン121a,121cもしくは光導波路層104に位置合わせ用アライメントマーカーを形成しておくことにより、受光素子及び発光素子の搭載を容易にすることができる。そして、受光素子及び発光素子を搭載した後離型フィルム119を剥離する。なお、この離型フィルム119は最終的にモジュールが完成した後に剥離しても構わない。
【0056】
その後、図7Eに示すように、第1の貫通孔115に透光性樹脂109を印刷法等により充填する。透光性樹脂109は光硬化型もしくは光と加熱併用硬化型の場合、第1の貫通孔115への透光性樹脂109の充填後、光照射により硬化する。また、熱硬化型の場合においては、後述する加熱工程において硬化を行う。
【0057】
透光性樹脂としては、光導波路コア層と屈折率整合する材料を用いることができる。例えば、透光性樹脂の屈折率は光導波路コア層の屈折率±0.05の範囲で選ぶことができる。好ましくは±0.01である。例えば、フッ素化エポキシ系やアクリル系、臭素化エポキシ系やイオウ含有ビニル系などを用いると、屈折率を1.40から1.71の範囲において±0.005の精度で屈折率を自由にコントロールすることができる。紫外線や加熱などにより硬化するもののほか、ゲル状で硬化しないものも用いることができる。
【0058】
その後、図7Fに示すように、第2の貫通孔117をレーザ加工等により形成し、図7Gに示すように第2の貫通孔117に導電性樹脂組成物123を充填する。その後、図7Hに示すように、銅箔127を位置あわせして重ね、加圧と加熱を行うことにより、導電性樹脂組成物123中の熱硬化性樹脂を硬化させ、ビア導体125を形成する。加熱は、導電性樹脂組成物123中の熱硬化性樹脂が硬化する温度以上の温度(例えば150℃〜260℃)で行う。この工程によって、銅箔127と光導波路層104とが機械的に接着する。
【0059】
また、ビア導体125によって、銅箔127が電気的に接続される。その後、図7Iに示すように、銅箔127を加工することによって配線パターンを形成する。このようにして第1の実施の形態で説明した受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールが形成される。
【0060】
上記の製造方法によれば、第1の実施の形態で説明した受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールを容易に製造することができる。また、上記の製造工程において透光性樹脂が硬化後、ゲル状になる材料を用いた場合、温度変化による受発光素子への応力を緩和させることができるため、信頼性の高い受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールが得られる。
【0061】
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3における受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの実装体の構成の概略を示す断面図である。以下に本実施の形態における受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの実装体の構成について、図8を参照しながら説明する。本実施の形態においては、受光素子101は配線パターン121を介して増幅素子111と電気的に接続されており、発光素子103は配線パターン121を介して駆動素子113と電気的に接続されている。
【0062】
特に、発光素子103及び受光素子101と増幅素子111、駆動素子113とは図9に示したように、受光素子101のアノード101a及びカソード101b端子の2つの端子はともに増幅素子に電気的に接続されており、発光素子103のアノード103a及びカソード103b端子の2つの端子はともに駆動素子に電気的に接続されている。受光素子101と発光素子103とは光学的に光導波路105を介して接続されていることが好ましい。
【0063】
これらの構成において、増幅素子111および駆動素子113を受光素子101及び発光素子103と対向して配置した場合、配線長を短くすることができ、伝送特性の周波数特性の遮断周波数を高くすることができる。また、増幅素子111および駆動素子113を受光素子101及び発光素子103とが対向しない位置に配置した場合においても駆動素子113と発光素子103又は増幅素子111と受光素子101間に伝送される電気信号の波長よりも短い配線の場合は、高周波領域における伝送特性を劣化させることなく動作することができる。増幅素子111および駆動素子113と受光素子101及び発光素子103との間に多層基板が設けられた場合においても同様である。
【0064】
つまり、図9に示す回路図の構成を有する各デバイスの配置関係を有するものであれば、本発明は図8に示したモジュール構造に限定されることは無い。例えば増幅素子111と受光素子101とを電気的に接続するために、他の配線パターン及びビア導体を用いても構わない。ただし、伝送特性を考慮する場合は配線長をできるだけ短くしたいので、図8に示すようなモジュールの構造が好ましい。
【0065】
また、光導波路層104の片側もしくは両側に無機フィラーと熱硬化性樹脂とを含む混合物からなる絶縁性多層基板を設けた場合、増幅素子111および駆動素子113を絶縁性多層基板の内部に配置して増幅素子111および駆動素子113と受光素子101及び発光素子103との間を短距離で接続する構成においても配線長を短くできるため、伝送される電気信号の波長よりも短い配線の場合は、高周波領域における伝送特性を劣化させることなく動作することができる。
【0066】
特に増幅素子111、駆動素子113、受光素子101及び発光素子103が光導波路層内や絶縁性多層基板内にベアチップ状態で埋設して搭載される場合においては外気から遮断されることによって湿度等による信頼性の低下を防止できる。
【0067】
また、増幅素子111および駆動素子113と、受光素子101及び発光素子103の熱膨張係数を整合させるように、無機フィラーとしてAl23、MgO、BN、SiC、AlN等の材料と、樹脂成分の配合して絶縁性多層基板を形成する。これにより、温度変化による応力を低減できる。また、温度の変化においても特性の変化を防止できる。
【0068】
また、発光素子と駆動素子間には抵抗素子を設けた構成にした場合、発光素子と駆動素子間の電気的な配線長を伝送する信号の波長よりも長くした場合においても高周波領域における伝送特性を劣化させることなく動作することができる。
【0069】
受光素子と増幅素子間には受光素子から出力される電気信号に含まれる周波数帯域において、受光素子の出力インピーダンスよりも低いインピーダンスの特性のバイパス用コンデンサを配置した構成の場合、受光素子と増幅素子間の電気的な配線長を伝送する信号の波長よりも長くした場合においても高周波領域における伝送特性を劣化させることなく動作することができる。
【0070】
コンデンサを配置する構成としてはチップ状のコンデンサを用いて絶縁性多層基板に埋設されるように構成することもでき、また、対向電極を絶縁性多層基板内部に設けることで容量素子を設けることも同様の効果が得られる。対向電極を絶縁性多層基板内部に設けることで容量素子を形成した場合、対向電極の間に絶縁性多層基板よりも高誘電率の材料を設けた構成を用いるか、対向電極の間を数10μm程度に構成して対向電極の寸法を伝送する信号の波長の1/4よりも小さく設けた場合においては、更に高い周波数領域においても伝送特性を劣化させることなく動作することができる。
【0071】
以上のとおり、本実施例の実装体は、光素子と光導波路の間に反射ミラー等の光学素子を用いることなく光結合を行い、光配線と電気的な配線が混載して形成された配線基板に回路部品を通常の表面実装技術を用いて実装することができ、光素子とその駆動用もしくは信号増幅用の半導体素子間の伝送信号用の信号が数GHz以上の周波数においても動作可能な実装体とすることができる。
【0072】
(実施の形態4)
図10は、本発明の実施の形態4における受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの構成の概略を示す断面図、図11は図10のII−II断面図である。以下に本実施の形態における受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの構成について図10と図11を参照しながら説明する。本実施の形態においては、受光素子101はサブキャリア133a上にバンプを介したフリップチップ実装もしくはフェイスアップ実装され、サブキャリア133a上に形成された配線パターンに電気的に接続されている。サブキャリアは窒化アルミニウムや炭化珪素やアルミナなどのセラミック材料で形成されており、サブキャリア133aは光導波路層104の表面に設けられた配線パターン121に電気的に接続されている。受光素子101は素子表面の同一面内に複数の受光部が設けられており、光導波路層104内の厚み方向に複数設けられた光導波路コア部105と光学的に結合している。一方、発光素子103はサブキャリア133b上にフリップチップ実装されている。また、発光素子103はサブキャリア133b上にハンダや導電性接着剤でダイボンドされ、発光素子103上の電極とサブキャリア上に設けられた電極とをワイヤボンドを用いて実装されていてもよい。サブキャリア133bは発光素子103が実装された面とは垂直の関係になる側面に電極が形成されており、側面電極は光導波路層104の表面に設けられた配線パターン121に電気的に接続されている。発光素子103は例えば表面出射型のレーザー素子などを用いることができ、表面に複数の出射光部が設けられている。複数の出射光部はそれぞれ光導波路層104内の厚み方向に複数設けられた光導波路コア部105と光学的に結合している。光導波路層104の表面に設けられた配線パターン121はビア導体125を介して光導波路層104の他面にも電気的に接続されている。図11において、光導波路クラッド部106内に複数の光導波路コア部105が設けられており、厚み方向に2段設けられた場合を図示した。格子点状の位置に光導波路コア部105は設けられている。この構成では図11で示す格子点状に設けられた光導波路コア部105と対向するように発光素子の出射光部もしくは受光素子の受光部が同様に設けられている。また、光導波路コア部105が設けられた光導波路層表面には配線パターン121が設けられている。このような構成とすることで、複数の光導波路コア部を用いてそれぞれ異なる信号を受光素子と発光素子間で伝送することができ、高密度に光導波路コア部を配置することができるため、大容量の信号を伝送することができる。
【0073】
(実施の形態5)
図12及び図13は、本発明の実施の形態5における受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの構成の概略を示す断面図である。以下に本実施の形態における受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの構成について図12と図13を参照しながら説明する。本実施の形態においては、受光素子101の受光部と光導波路コア部105と発光素子103の出射光部が同一平面内に配置され、受光素子101と光導波路コア部105及び発光素子103と光導波路コア部105はそれぞれ光学的に結合されている。受光素子101及び発光素子103は光導波路層104の表面に設けられた配線パターン121に電気的に接続されている。また、受光素子101及び発光素子103は光導波路層104と絶縁性基板129とが一体となり貫通して形成した貫通孔内に設けられており、受光素子101及び発光素子103の周囲は光導波路コア部105と屈折率が整合し、受光素子101及び発光素子103に入出力する光の波長に対して透明な樹脂で充填されている。受光素子101及び発光素子103は光導波路層104の厚さよりも厚い高さで、光導波路層104と絶縁性基板129を一体化したときの厚さよりも低い高さを有している。特に、図13においては、光導波路層104の両側に絶縁性基板129a及び129bが設けられており、貫通孔はそれらを一体として貫通して形成し、その孔内に受光素子及び発光素子が設けられている。受光素子101はサブキャリア133a上に実装されており、例えばフリップチップ実装されている。受光素子101は表面入射型のフォトダイオードなどを用いる。受光素子が実装されたサブキャリア133aは側面に電極が設けられており、側面の電極は、光導波路層104の表面に設けられた配線パターン121に電気的に接続されている。サブキャリア133aは光導波路層104の厚さよりも厚い寸法で、光導波路層104と絶縁性基板129を一体化したときの厚さよりも低い高さを有している。このような構成にすることで、受光素子及び発光素子を光導波路層よりも厚い寸法のものを用いることができ、さらに受発光素子の出射光部及び受光部が端面と表面のいずれの場合においても制約を受けることなく受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールを構成することができるため、設計の自由度が向上する。
【0074】
(実施の形態6)
図14は、本発明の実施の形態6における受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの構成の概略を示す断面図である。以下に本実施の形態における受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの構成について図14を参照しながら説明する。本実施の形態においては、光導波路層104は絶縁性基板129の内部に設けられており、光導波路層104内の光導波路コア部105と受光素子101及び発光素子103は光学的に結合している。光導波路層104は前記図1で説明したものと同一の物質の他にガラスを用いることができる。図中では光導波路層104は表裏2層に設けられた配線パターン121が形成されている絶縁性基板129の厚さよりも薄い形態について説明したが、厚い形態についても可能である。この場合、内部に配線パターンが設けられた3層以上の配線層を有する基板内に光導波路層が設けられた形態となる。このような構成にすることで、光導波路層を寸法の制約を受けることなく任意に選択することができる。
【0075】
次に、光導波路コア部と受光素子101との光学的結合部について図15を参照しながら説明する。受光素子101は光導波路クラッド部106に円形の貫通孔が形成された内部に設置され、受光素子101の周囲は受光素子が受光する光の波長に対して透明な透光性樹脂109で充填されており、光導波路クラッド部よりも高い屈折率の樹脂を用いることができる。透光性樹脂109の屈折率は貫通孔と光導波路コア部105とが接する面の曲率により任意に選ぶことができる。この構成にすることで円形の貫通孔と光導波路クラッド部106が接する形状とによるレンズ効果により光導波路クラッド部106と受光素子101との光学的な結合効率を向上させることができる。本構成において、受光素子が発光素子の場合においても同様の効果を得ることができる。
【0076】
【発明の効果】
本発明のモジュールは、光導波路端面に反射ミラーを用いた90度の光路変換部を設けることなく光導波路と受発光素子間の光学的な結合を行うことができる。また、回路部品をフラックス等を含むはんだを用いた表面実装技術を用いて光導波路が形成された基板上へ電気的に接続する実装をすることができる。
【0077】
また、光導波路層のコア部が形成された面に平行な方向で受発光素子と光入出力を行うことで、光導波路と受発光素子間に光の進行方向を変換する光路変換部を設けることなく光学的に結合することができる。また、面発光型レーザとすることで、発光素子から放射される光強度分布が端面出射型に比較して狭い角度に集中するため、光導波路のコア部と発光素子間の光結合効率が向上する。
【0078】
また、本発明の実装体は、受光素子又は発光素子と駆動素子又は増幅素子間の配線長を短くすることができ、伝送特性の周波数特性の遮断周波数を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における第1の受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの概略を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1における第2受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの概略を示す断面図である。
【図3】図2のI−I線断面図である。
【図4】図2のI−I線断面図に相当する別の例の断面図である。
【図5】本発明の実施の形態1における第3受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの概略を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態1における第4受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの概略を示す断面図である
【図7】本発明の実施の形態2における受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの製造方法の概略を示す工程断面図である。
【図8】本発明の実施の形態3における受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの実装体の概略を示す断面図である。
【図9】本発明の実施の形態3における受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの実装体の回路を示す模式図である。
【図10】本発明の実施の形態4における受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの構成の概略を示す断面図である。
【図11】図10のII−II線断面図である。
【図12】図12は本発明の実施の形態5における受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの構成の概略を示す断面図である。
【図13】図13は本発明の実施の形態5における別の受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの構成の概略を示す断面図である。
【図14】本発明の実施の形態6における受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの構成の概略を示す断面図である。
【図15】本発明の実施の形態6における光導波路コア部と受光素子との光学的結合を示す断面図である。
【符号の説明】
101 受光素子
103 発光素子
104 光導波路層
105 光導波路コア層
106 光導波路クラッド層
107 電気絶縁性基板
109 透光性樹脂
111 増幅素子
113 駆動素子
115 第1の貫通孔
117 第2の貫通孔
119 離型フィルム
121 配線パターン
123 導電性樹脂組成物
125 ビア導体
127 銅箔
129 絶縁性基板

Claims (1)

  1. 受発光素子と光導波路とが光学素子を介することなく光学的に結合される受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの製造方法であって、
    コア部とクラッド部とを含む光導波路層に貫通孔を形成し、
    離型フィルムの一主面に複数の配線パターンを形成し、前記配線パターンに受光素子及び発光素子を実装し、
    前記離型フィルムを前記配線パターンが前記光導波路層側に向くように位置あわせして前記光導波路層に重ねて加圧することにより、前記受光素子又は発光素子を前記光導波路層の貫通孔内に配置し、
    前記貫通孔内に前記コア部を伝搬する光に対して透明な樹脂を充填し、
    前記樹脂を硬化させる受発光素子内蔵光電気混載配線モジュールの製造方法。
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