JP2003197808A - 半導体装置および電子部品実装用基板 - Google Patents

半導体装置および電子部品実装用基板

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JP2003197808A JP2001393669A JP2001393669A JP2003197808A JP 2003197808 A JP2003197808 A JP 2003197808A JP 2001393669 A JP2001393669 A JP 2001393669A JP 2001393669 A JP2001393669 A JP 2001393669A JP 2003197808 A JP2003197808 A JP 2003197808A
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light emitting
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semiconductor substrate
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JP2001393669A
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Suguru Otorii
英 大鳥居
Takeshi Nogami
毅 野上
Hiroshi Yubi
啓 由尾
Shuzo Sato
修三 佐藤
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Sony Corp
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    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子回路素子間の信号伝達として電気と光と
の両方を用いて処理の高速化を図ること。 【解決手段】 本発明は、半導体基板10に形成される
電子回路素子11と、半導体基板10に形成される発光
素子12および受光素子13と、半導体基板10に形成
される光導波路14とを備えており、電子回路素子11
で生成された電気信号に基づき発光素子12から出射さ
れた光を光導波路14を介して受光素子13へ伝達し、
その受光素子13で受けた光を電気信号に変換する半導
体装置1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気信号および光
信号の両方を取り扱うことのできる半導体装置および電
子部品実装用基板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置はシリコン等の半導体
基板を用いて所定材料の成膜、パターニング、エッチン
グ、不純物注入等の工程を繰り返して電子回路素子を形
成し、半導体基板上に電気配線を施して電子回路素子へ
の信号入出力を行うようにしている。
【0003】近年の半導体装置では、高機能化、高集積
化の要求がますます高まってきているとともに、信号伝
達速度を向上させた処理の高速化も重要な要素となって
いる。
【0004】ここで、半導体装置の高速化を図るために
は、形成される電子回路素子の縮小による信号伝達距離
の短縮や、基板材料や配線材料の選択による電子移動度
の向上などが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、半導体
装置の高速化で考えられる電子回路素子の縮小には限界
がある。すなわち、センチメートルオーダーの長い伝送
距離から生じる回路間信号遅延や不整合、また過大な伝
送距離および反戦の集積微細化から生じる信号クロスト
ークの問題、RC遅延問題、EMCノイズの問題、回路
間インピーダンスの不整合によるミスマッチ問題などが
挙げられる。また、基板材料や配線材料の選択にも微細
化や加工の困難性など、製造上の問題による限界があ
る。
【0006】ここで、電気による信号の伝達よりも速い
光による信号伝達を行うことが考えられる(例えば、特
開2000−82807号公報参照)。しかし、このよ
うな光による信号伝達を行う半導体装置では、光の伝達
を行うための導波路と発光素子、受光素子とを別個に製
造し、これらを組み合わせて一つの半導体装置として構
成するものであり、製造工程の複雑化によるコストアッ
プや光入出力の位置合わせの困難性による信号伝達精度
の低下など、種々の問題を招くことになる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために成されたものである。すなわち、本
発明は、半導体基板に形成される電子回路素子と、この
半導体基板に形成される発光素子および受光素子と、こ
の半導体基板に形成される光導波路とを備えており、電
子回路素子で生成された電気信号に基づき発光素子から
出射された光を光導波路を介して受光素子へ伝達し、受
光素子で受けた光を電気信号に変換する半導体装置であ
る。
【0008】このような本発明では、同一の半導体基板
に電子回路素子、発光素子、受光素子および光導波路が
形成されているため、電気による信号伝達と光による信
号伝達との両方を用いた回路を簡単かつ確実に構成でき
るようになる。
【0009】また、半導体基板に形成される発光素子お
よび受光素子と、この半導体基板に形成される光導波路
とを備えており、半導体基板に実装される電子部品から
の電気信号に基づき発光素子から出射される光を光導波
路を介して受光素子へ伝達し、受光素子で受けた光を電
気信号に変換する電子部品実装用基板でもある。
【0010】このような本発明では、電子部品実装用基
板に電子部品を実装することにより、光導波路を介した
光による信号の伝達を実現できる半導体装置を容易に構
成できるようになる。
【0011】また、半導体基板にマトリクス状に形成さ
れる複数の発光素子および複数の受光素子と、この半導
体基板に形成され、複数の発光素子と複数の受光素子と
の間で光を伝達する複数の光導波路と、この半導体基板
に形成され、複数の発光素子および複数の受光素子のう
ち選択されたものへ電気信号を与える配線パターンとを
備える電子部品実装用基板でもある。
【0012】このような本発明では、同一の半導体基板
に複数の発光素子、複数の受光素子および複数の光導波
路が形成されているため、実装する電子部品に応じて使
用する発光素子、受光素子に配線パターンを形成するこ
とで、所望の回路構成に合わせて電気および光の両方に
よる信号伝達を実現する半導体装置を簡単に製造できる
ようになる。
【0013】また、基板に設けられる複数の光導波路
と、半導体基板に複数の発光素子が形成されて成るアレ
イ状発光素子と、半導体基板に複数の受光素子が形成さ
れて成るアレイ状受光素子とを備えており、複数の光導
波路に対応してアレイ状発光素子の複数の発光素子とア
レイ状受光素子の複数の受光素子とが基板に実装されて
いる半導体装置でもある。
【0014】このような本発明では、基板に設けられる
複数の光導波路に対応して、アレイ状発光素子とアレイ
状受光素子とを実装することで、使用する発光素子、受
光素子にのみ電気信号を与えることで、電気および光の
両方による信号伝達機能を備えた所望の回路構成から成
る半導体装置を容易に製造できるようになる。
【0015】また、本発明は、半導体基板に複数の発光
素子と複数の受光素子とが交互に形成されている電子部
品実装用基板でもある。
【0016】このような本発明では、半導体基板に形成
された複数の発光素子および複数の受光素子のうち光に
よる信号伝送を行うもののみに電気配線および光導波路
を形成することで光を主体として信号伝送を行う半導体
装置を容易に構成できる。しかも、複数の発光素子と複
数の受光素子とが交互に形成されているため、光信号の
伝送を行う経路の選択や組み合わせを自在に設定できる
ようになる。
【0017】また、基板の一方面側に形成される電気配
線層と、この基板の他方面側に形成される光導波路とを
備える電子部品実装用基板でもある。
【0018】このような本発明では、基板の電気配線層
に電子部品、発光素子および受光素子を接続すること
で、電気配線層を介した電気による信号伝達を行うこと
ができるとともに、発光素子から出射した光を光導波路
を介して受光素子へ伝達することで光導波路を介した光
による信号伝達を行うことができるようになる。つま
り、この電子部品実装用基板を用いることで、電気およ
び光の両方による信号伝達機能を備えた所望の回路構成
から成る半導体装置を容易に製造できるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態を説
明する模式断面図である。この第1実施形態は、電気に
よる信号伝達と光による信号伝達とを両立する半導体装
置1に関するものである。
【0020】すなわち、この半導体装置1は、シリコン
やガリウム砒素等からなる半導体基板10に形成される
電子回路素子11と、半導体基板10に形成される発光
素子12および受光素子13と、半導体基板10に形成
される光導波路14とを備えている。
【0021】半導体基板10の一主面には通常の半導体
プロセスによって所定の回路(ロジックやメモリ等)を
構成するトランジスタや抵抗、コンデンサ等の電子回路
素子11が形成されるとともに、発光素子12として半
導体レーザ、受光素子13としてフォトダイオードが通
常の半導体プロセスによって形成される。この発光素子
12である半導体レーザとしては、面発光型を用いて光
導波路14側へ光を出射できるものを用いる。
【0022】また、半導体基板10の電子回路素子1
1、発光素子12および受光素子13を覆う状態に絶縁
保護膜15が形成されている。しかも、この絶縁保護膜
15を介して電子回路素子11と発光素子12や受光素
子13と電気的に接続する配線パターン16が形成され
ている。
【0023】一方、半導体基板10の他主面にはデュア
ルダマシン法等によって例えばSiO2から成る光導波
路14が形成されている。ここで、デュアルダマシン法
とは、半導体基板10の発光素子12および受光素子1
3と対応する部分に孔加工を施すとともに、光導波路1
4となる部分に溝加工を施し、それら例えSiO2を埋
め込んで、余分な部分をCMP(化学物理研磨)によっ
て除去することで、光導波路14と発光素子12および
受光素子13との光路とを一括して形成する方法であ
る。
【0024】このようにして形成された光導波路14
は、半導体基板10の一主面に設けられた発光素子12
および受光素子13と光路が接続されている。半導体基
板10の他主面は例えばアルミニウム電極17で覆われ
ており、発光素子12および受光素子13等の接地電
極、光導波路14の反射膜、放熱体としての役目を果た
している。
【0025】このような半導体装置1における動作は以
下のようになる。先ず、電子回路素子11(A)から出
力される電子信号は、配線パターン16(A)を介して
発光素子12(A)へ伝えられる。発光素子12(A)
では配線パターン16(A)から伝達された電気信号に
基づき光を出射し、光導波路14へ伝える。発光素子1
2(A)から出射された光は光導波路14を伝搬して受
光素子13(A)まで到達する。
【0026】受光素子13(A)は光導波路14を伝搬
してきた光を受けて電気信号に変換し、受光素子13
(A)から出力される電気信号は、配線パターン16
(B)を介して電子回路素子11(B)へ伝えられる。
電子回路素子11(B)では、配線パターン16(B)
から伝達された電気信号に基づき所定の動作を行う。
【0027】つまり、電子回路素子11(A)から電子
回路素子11(B)への信号伝達において、電気と光と
の両方が用いられることになり、電気のみならず光を用
いることで高速での信号伝達を行うことが可能となる。
【0028】また、本実施形態の半導体装置1では、電
子回路素子11や発光素子12、受光素子13、光導波
路14等を全て半導体プロセスにより形成でき、電気と
光との両方で信号伝達を行う半導体装置1として半導体
基板10を中心とした基板一体型のモジュールを構成す
ることが可能となる。
【0029】次に、第2実施形態の説明を行う。図2
は、第2実施形態を説明する模式図で、(a)は断面
図、(b)は平面図である。第2実施形態は、電気によ
る信号伝達と光による信号伝達とを両立する電子部品実
装用基板100に関するものである。
【0030】すなわち、この電子部品実装用基板100
は、シリコンやガリウム砒素等から成る半導体基板10
と、この半導体基板10に形成される発光素子12およ
び受光素子13と、半導体基板10に形成される光導波
路14とから構成される。
【0031】発光素子12および受光素子13は半導体
基板10の一主面側に形成され、必要な数だけ形成して
も、また予め複数形成しておき、必要なものだけに配線
パターン16を接続するようにしてもよい。
【0032】発光素子12は面発光型の半導体レーザで
あり、配線パターン16から得た電気信号に応じて光を
生成し、光導波路14側へ光を出射する。受光素子13
はフォトダイオードであり、光導波路14を伝搬してき
た光を受けて電気信号に変換する。
【0033】半導体基板10の一主面側の発光素子12
および受光素子13は絶縁保護膜15によって被覆さ
れ、絶縁保護膜15には所定の配線パターン16が形成
されている。配線パターン16は必要に応じて発光素子
12や受光素子13に接続されている。この配線パター
ン16によって電気による信号伝達が行われる。
【0034】光導波路14は半導体基板10の他主面側
に例えばデュアルダマシン法によってSiO2が溝に埋
め込まれることで形成されている。また、半導体基板1
0の他主面は例えばアルミニウム電極17で覆われてお
り、発光素子12および受光素子13等の接地電極、光
導波路14の反射膜、放熱体としての役目を果たしてい
る。
【0035】このような電子部品実装用基板100の配
線パターン16には、別途パッケージ化された電子部品
20が実装される。電子部品20には例えばバンプ電極
Bが形成されており、このバンプ電極Bを半田によって
配線パターン16と溶融接続することにより機械的、電
気的な接続を実現している。また、配線パターン16に
はボンディングワイヤーWが接続されており、外部回路
との間の信号入出力を行うことができるようになってい
る。
【0036】例えば、電子部品20(A)にボンディン
グワイヤーWから電気信号が入力され、これに基づき所
定の処理を行った結果、バンプ電極B(A)から電気信
号が出力されたとする。バンプ電極B(A)は配線パタ
ーン16(A)を介して発光素子12(A)と電気的に
接続されている。
【0037】発光素子12(A)は配線パターン16
(A)から電子部品20(A)の出力信号を得て光を生
成する。発光素子12(A)で生成された光は光導波路
14側へ出射され、光導波路14内を伝搬していく。
【0038】光導波路14内を伝搬してきた光は受光素
子13(A)にて取り込まれ、ここで電気信号に変換さ
れる。受光素子13(A)には配線パターン16(B)
が接続されており、受光によって変換された電気信号は
配線パターン16(B)を介して電子部品20(B)の
バンプ電極B(B)から電子部品20へ入力される。
【0039】このような本実施形態の電子部品実装用基
板100を用いることで、電子部品20(A)から電子
部品20(B)への信号伝達を、電気のみならず光を用
いることができ、高速な信号処理を行うことが可能とな
る。また、電子部品実装用基板100として、配線パタ
ーン16の構成を変えることで、種々の動作の電子部品
20を組み合わせて利用することができ、実装基板とし
て汎用性を得ることもできる。
【0040】なお、第2実施形態に係る電子部品実装用
基板100においては、絶縁保護膜15上に、実装する
電子部品との接続に合わせた配線パターン16を予め形
成しておいても、また発光素子12に対応した位置に配
線パターン16を形成するための金属膜を形成した状態
のものでもよい。この場合には、実装する電子部品に合
わせて使用する発光素子12のみへ電気信号を送るよう
配線パターンを後で形成すればよい。
【0041】また、同様に、絶縁保護膜15上の受光素
子13に対応した位置に配線パターン16を形成するた
めの金属膜を形成しておいてもよい。この場合には、実
装する電子部品に合わせて使用する受光素子13のみへ
電気信号を送るよう配線パターンを後で形成すればよ
い。
【0042】また、絶縁保護膜15上のほぼ全面に金属
膜を形成しておいてもよい。この場合には、実装する電
子部品に合わせて使用する発光素子12および受光素子
13のみへ電気信号を送るような配線パターンを後で形
成すればよい。
【0043】次に、第3実施形態の説明を行う。図3は
第3実施形態の一部を説明する模式図で、(a)は平面
図、(b)は断面図である。また、図4は第3実施形態
の配線パターンを含む状態を説明する模式図で、(a)
は平面図、(b)は断面図である。第3実施形態は、電
気による信号伝達と光による信号伝達とを両立する電子
部品実装用基板100に関し、予めマトリクス状に複数
の発光素子12および複数の受光素子13が形成されて
いるものである。
【0044】すなわち、この電子部品実装用基板100
は、シリコンやガリウム砒素等の半導体基板10にマト
リクス状に形成される複数の発光素子12と、同じくマ
トリクス状で発光素子13と互い違いに形成される複数
の受光素子13と、半導体基板10に形成され、発光素
子12と受光素子との間で光を伝達する複数の光導波路
14と、複数の発光素子12および複数の受光素子13
のうち選択されたものへ電気信号を与える配線パターン
16とを備えている。
【0045】この電子部品実装用基板100では、予め
マトリクス状に形成された複数の発光素子12および複
数の受光素子13のうち、実装する電子部品に合わせて
選択されたものへ配線パターン16を接続して、電子部
品間の信号伝達を電気と光との両方で行うようにしてい
る。したがって、実現する回路構成や電子部品の種類に
応じて配線パターン16を変えればどのようなものにも
対応できる高い汎用性を備えることになる。
【0046】この電子部品実装用基板100を製造する
には、先ず半導体基板10の他主面に複数の光導波路1
4を形成する。例えば、10mm×20mmサイズ程度
の半導体基板10を用い、10μmピッチで幅7μm程
度の溝を形成し、その中にSiO2を埋め込むデュアル
ダマシン法で光導波路14を形成する。
【0047】次に、各光導波路14に沿って面発光型の
半導体レーザから成る発光素子12とフォトダイオード
から成る受光素子13を半導体基板10の一主面側に交
互に形成する。
【0048】その後、半導体基板10の他主面にアルミ
ニウム電極17もしくは光導波路14に対して屈折率の
低い素材の膜を形成し、光導波路14を全反射導波路と
する。そして、半導体基板10の一主面に絶縁保護膜1
5を形成して発光素子12および受光素子13を覆う。
【0049】次に、図4に示すように、実現する電子部
品の回路構成に合わせた配線パターン16を絶縁保護膜
15上に形成する。これにより第3実施形態の電子部品
実装用基板100が完成する。なお、図5の模式図に示
すように、配線パターン16を形成するための金属膜1
6aを、発光素子12に対応する部分および受光素子1
3に対応する部分にだけ形成しておき、その後に実装す
る電子部品に合わせてパターニングできるような形で製
品化してもよい。
【0050】また、図示しないが、発光素子12に対応
する部分だけ、あるいは受光素子13に対応する部分だ
け、もしくはほぼ全面に金属膜を形成しておき、その後
に実装する電子部品に合わせてパターニングできるよう
にしておいてもよい。
【0051】図6は、第3実施形態に係る電子部品実装
用基板に電子部品を実装した状態を説明する模式図で、
(a)は平面図、(b)は断面図である。図6に示す例
では、本実施形態の電子部品実装用基板100に3つの
電子部品20(A)、20(B)、20(C)が実装さ
れている。
【0052】この実装による信号伝達動作は次のように
なる。先ず、ボンディングワイヤーWによって外部回路
から入力された電気信号が配線パターン16から電子部
品20(A)に入力される。この電気信号は電子部品2
0(A)内で処理されて、所定の出力となる電気信号が
バンプ電極B(A)から出力される。
【0053】バンプ電極B(A)から出力された電気信
号は配線パターン16(A)を介して発光素子12
(A)に送られる。発光素子12(A)は配線パターン
16(A)から送られる電気信号を得て光を生成し、こ
れを光導波路14側へ出射する。
【0054】発光素子12(A)から出射された光は光
導波路14を伝搬していき、受光素子13(A)に到達
する。受光素子13(A)は光導波路14を伝搬してき
た光を受けて、この光に基づく電気信号を生成する。
【0055】受光素子13(A)で生成された電気信号
は配線パターン16(B)を介してバンプ電極B(B)
から電子部品20(B)へ入力される。電子部品20
(B)ではバンプ電極B(B)から入力した電気信号に
基づき所定の処理を行い、配線パターン16(C)を介
してその出力である電気信号を電子部品20(C)へ伝
える。
【0056】このような動作によって電子部品20
(A)から電子部品20(B)、電子部品20(C)へ
信号が受け渡されていく。本実施形態では、信号伝達に
おいて電気と光との両方を利用するため、例えば高速な
信号伝送が必要となる電子部品20(A)と電子部品2
0(B)との間は光を中心とした信号伝送、それほど高
速を要求されない電子部品(B)と電子部品(C)との
間を電気による信号伝送というように回路構成によって
信号伝達の媒体を選択することができるようになる。
【0057】次に、第4実施形態について説明する。図
7は第4実施形態を説明する模式断面図である。第4実
施形態は、電気と光との両方による信号伝達を実現でき
る電子部品実装用基板100に関する。
【0058】すなわち、この電子部品実装用基板100
は、石英ガラス等の基板10aの一主面側に形成される
電気配線層30と、基板10aの他主面側に形成される
光導波路14とを備えている。
【0059】図7に示す例においては、電気配線層30
が、導体パターン41が形成される第1層31と、導体
パターン41を上の層とつなげるためのビアホール42
が形成される第2層32と、ビアホール42と接続され
実装する電子部品との接触を得るパッド43が形成され
る第3層33との3層構造になっている。
【0060】光導波路14は、例えば紫外線照射硬化型
樹脂を用いたスタンピング技術によって形成されており
端部に反射手段14aを備えている。
【0061】スタンピング技術では、紫外線を透過でき
るガラスに光導波路14および反射手段14aとなる形
が反転した凹溝を形成してガラス型を構成しておき、こ
の凹溝に紫外線照射硬化型樹脂を入れた状態で基板10
aの他主面と接触させる。そして、この状態でガラス型
を介して紫外線を照射することで凹溝内の紫外線照射硬
化型樹脂を硬化させ、ガラス型を剥がすことで凹溝に対
応した形状の光導波路14および反射手段14aを形成
する。なお、スタンピング技術による成形のほか、射出
成形法によって光導波路14および反射手段14aを成
形してもよい。
【0062】また、基板10aの周縁には導波層保護壁
14bが設けられており、この導波層保護壁14bを介
して保護基板(後述)を取り付けることにより、光導波
路14との間に空洞を設けて光導波路14の特性保護お
よび外圧からの保護を図るようにしている。
【0063】図8は、本実施形態の電子部品実装用基板
への電子部品実装を説明する模式断面図である。この電
子部品実装用基板100への実装では、配線層30の第
3層33に設けられたパッド43に電子部品20
(A)、20(B)および発光装置120ならびに受光
装置130を接続する。また、基板10bの導波層保護
壁14bを介して保護基板40が取り付けられる。
【0064】ここで、発光装置120は光導波路14の
一端側の反射手段14aと対応した位置に実装され、受
光装置130は光導波路14の他端側の反射手段14b
と対応した位置に実装される。
【0065】図9は、本実施形態の電子部品実装用基板
に実装した各部品の動作を説明する模式断面図である。
配線層30上に実装した発光装置120は面発光型の半
導体レーザであり、所定波長のレーザ光を図中下方へ出
射するようになっている。
【0066】ここで、実装された電子部品20(A)の
動作によって出力が得られると、その出力である電気信
号はパッド43aからビアホール42を介して導体パタ
ーン41aに伝わり、さらに他方のビアホール42から
パッド43bを介して発光装置120へ送られる。
【0067】発光装置120は、パッド43bを介して
送られる電気信号を得て所定波長のレーザ光を生成し、
図中下方へ出射する。発光装置120から出射された光
は配線層30および基板10aを透過して反射手段14
aで図中横方向へ反射され、光導波路14へ導かれる。
【0068】光は光導波路14を伝搬していき、他端側
の反射手段14aによって図中上方へ反射される。反射
した光は基板10aおよび配線層30を透過して受光装
置130で受光され、電気信号に変換される。
【0069】受光装置130で変換された電気信号は、
パッド43cからビアホール42を介して導体パターン
41bに伝わり、他端のビアホール42からパッド43
dを介して電子部品20(B)に入力される。
【0070】このような電気および光による信号の伝達
で、電子部品20(A)から電子部品20(B)への信
号送信が行われる。したがって、電子部品20(A)か
ら電子部品20(B)に対して光による高速な信号伝達
を行うことが可能となる。
【0071】図10は、光導波路を多層にした例を示す
模式断面図である。この電子部品実装用基板100で
は、基板10aの一主面側に配線層30が設けられてお
り、基板10aの他主面側に多層で光導波路14が設け
られている。
【0072】配線層30には電子部品20(A)、20
(B)および20(C)が実装されるとともに、発光装
置120(A)、120(B)、受光装置130
(A)、130(B)が実装されている。また、光導波
路14は、基板10aの他主面に形成されるものと、こ
の光導波路14を保護する保護基板40aの外側に形成
されるものとがある。
【0073】このような電子部品実装用基板100に上
記電子部品20(A)、20(B)、20(C)および
発光装置120、120(B)、受光装置130
(A)、130(B)を実装することで、次のような動
作が行われる。
【0074】すなわち、電子部品20(A)の動作によ
って得られる電気信号はパッド43aからビアホール4
2を介して導体パターン41aへ伝わり、さらにビアホ
ール42からパッド43bを介して発光装置120
(A)へ伝わる。
【0075】発光装置120(A)はパッド43bから
得た電気信号に基づき図中下方へレーザ光から成る光を
出射する。この光は反射手段14a’で反射して光導波
路14’へ導かれ、光導波路14’を伝搬してもう一方
の反射手段14a’で図中上方へ反射する。そして、反
射した光は受光装置130(A)で電気信号に変換さ
れ、パッド43cから出力される。
【0076】受光装置130(A)から出力された電気
信号はパッド43cからビアホール42を介して導体パ
ターン41bに伝わり、ビアホール42からパッド43
dを介して電子部品20(B)へ入力される。
【0077】一方、電子部品20(A)はパッド43e
へ他の電気信号を出力する。この電気信号は導体パター
ン41cへ伝わりパッド43fを介して発光装置120
(B)へ入力される。発光装置120(B)は入力され
た電気信号に基づきレーザ光から成る光を図中下方へ出
射する。
【0078】この光は反射手段14a”で反射して光導
波路14”へ導かれ、光導波路14”を伝搬して、もう
一方の反射手段14a”で図中上方へ反射する。そし
て、反射した光は受光装置130(B)で電気信号に変
換され、パッド43gから出力される。
【0079】受光装置130(B)から出力された電気
信号はパッド43gから導体パターン41dに伝わり、
パッド43hを介して電子部品20(C)へ入力され
る。このような電気および光の伝達により、電子部品
(A)から電子部品(B)および電子部品(C)への独
立した信号伝達が行われる。
【0080】なお、光導波路14は同層に複数本設けら
れていてもよい。また、2層より多い多層であっても同
様である。
【0081】次に、第5実施形態の説明を行う。図11
は第5実施形態を説明する模式断面図である。この第5
実施形態は、主として光による信号伝送を行うための電
子部品実装用基板100に関する。
【0082】すなわち、本実施形態の電子部品実装用基
板100は、半導体基板10に複数の発光素子12と複
数の受光素子13とが交互に形成されたものから構成さ
れる。また、発光素子12および受光素子13が形成さ
れた半導体基板10の一主面には絶縁保護膜15が形成
され、半導体基板10の他主面には石英ガラス等の透光
性の基板10aが形成されている。この基板10aと発
光素子12および受光素子13との間には光の入出力の
窓となる導光孔hが設けられている。
【0083】次に、このような電子部品実装用基板10
0を用いた半導体装置の製造方法および動作を図12〜
図14の模式断面図に基づき説明する。先ず、図12に
示すように、本実施形態の電子部品実装用基板100の
絶縁保護膜15上に配線パターン16を備えた配線層3
0を形成する。一方、基板10aの周縁には導波路保護
壁14bを形成する。この配線層30の形成では、複数
の発光素子12および複数の受光素子13のうち、回路
構成で必要となる(動作させる)ものだけに電気信号を
与えるための接続を行う。
【0084】次に、図13に示すように、配線層30の
上に電子部品20(A)および電子部品20(B)を実
装する。また、配線パターンと導通した発光素子12お
よび受光素子13の位置に対応した基板10aに反射手
段14aを各々形成するとともに、これらの反射手段1
4aをつなぐように光導波路14を形成する。反射手段
14aおよび光導波路14は、例えば紫外線照射硬化型
樹脂を用いたスタンピング技術によって成型される。
【0085】さらに、反射手段14aおよび光導波路1
4を保護するため、導波路保護壁14bを介して保護基
板40を取り付ける。これにより半導体装置が完成す
る。
【0086】この半導体装置の動作は、図14に示すよ
うに、先ず電子部品20(A)の動作による出力の電気
信号を配線パターン16を介して導通する発光素子12
へ入力する。この信号入力によって発光素子12からレ
ーザ光から成る光が生成され、図中下方へと出射され
る。
【0087】発光素子12から出射された光は導光孔h
から基板10aを透過して反射手段14aで反射し、光
導波路14へ導かれる。そして光導波路14を伝搬し、
もう一方の反射手段14aで図中上方へ反射される。
【0088】図中上方へ反射した光は、基板10aおよ
び導光孔hを透過して受光素子13で受け取られ、ここ
で電気信号に変換される。受光素子13で変換された出
力である電気信号は配線パターン16を介して電子部品
20(B)へと伝わり、入力される。このような動作に
よって、電子部品20(A)から電子部品20(B)へ
光を主体とした信号伝達を行うことが可能となる。
【0089】また、本実施形態の電子部品実装用基板1
00では、複数の発光素子12と複数の受光素子13と
が交互に形成されていることから、構成する回路に応じ
て配線パターン16を導通させる発光素子12および受
光素子13を選択することによって異なる回路構成であ
っても利用できる汎用性を備えている。
【0090】次に、第6実施形態の説明を行う。第6実
施形態は、格子状の光導波路を備える電子部品実装用基
板に関する。図15は、格子状の光導波路を説明する模
式図で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【0091】すなわち、この格子状の光導波路14は、
石英ガラス等の透光性の基板10aに例えば紫外線照射
硬化型樹脂を用いたスタンピング技術により、複数本の
光導波路14を縦横に交差させたものである。また、複
数本の光導波路14のうち、必要な箇所にエッチングを
施して全反射ミラーMを形成している。
【0092】なお、基板10aは実装する電子部品の基
材(シリコン等)と熱膨張率の近い材質のものを選択す
ることで、熱変動に対する相互応力の発生を抑えて微細
接合に対する信頼性を向上できるようになる。
【0093】図16は、このような格子状の光導波路を
用いた本実施形態の電子部品実装用基板を説明する模式
図で、(a)は平面図、(b)は断面図である。すなわ
ち、この電子部品実装用基板100は、格子状の光導波
路14が形成された基板10aの反対面側に配線層30
が設けられたものである。配線層30は、パッド43と
必要に応じてパッド43間の導通をとる配線パターン1
6およびビアホール42をから構成される。
【0094】図17は、本実施形態の電子部品実装用基
板への部品実装を説明する模式図で、(a)は平面図、
(b)は断面図である。すなわち、基板10aに形成さ
れた配線層30のパッド43に電子部品20(A)、2
0(B)、20(C)が実装されるとともに、発光装置
120および受光装置130も実装される。また、パッ
ド43には必要に応じてボンディングワイヤーWが接続
され、外部との電気信号入出力が行われる。
【0095】本実施形態の電子部品実装用基板100に
実装する発光装置120および受光装置130は、発光
部および受光部がアレイ状に配列されたものを用いてい
る。図18は発光装置および受光装置を説明する模式図
で、(a)は発光装置の断面図、(b)は発光装置の平
面図、(c)は受光装置の断面図、(d)は受光装置の
平面図である。
【0096】すなわち、発光装置120は細長状の半導
体基板101の長手方向に沿って複数の発光群1201
が形成されたもので、1つの発光群1201が半導体基
板101の短手方向に沿って4つの発光部120aから
構成されている。つまり、1つの発光群1201は4つ
の発光部120aが並列接続されており、一つの給電パ
ッド1202から電流を供給することで4つの発光部1
20aから光を出射できるようになっている。なお、4
つの発光部120aのうち1つでも発光すれば信号伝送
を行うことができるような冗長設計となっている。
【0097】また、受光装置130は細長状の半導体基
板102の長手方向に沿って複数の受光部130aが形
成されたものである。受光部130aは半導体基板10
2の短手方向に沿って広く形成されており、光信号を確
実に受けることができるようになっている。
【0098】発光装置120の給電パッド1202およ
び受光装置130の出力パッド1302はいずれも半導
体基板101、102の下面側(実装面側)に露出して
おり、フェースダウン実装によって図17に示すパッド
43と導通できるようになっている。
【0099】図17に示すように、このような発光装置
120、受光装置130および電子部品20(A)、2
0(B)、20(C)を所定のパッド43に接続させる
ように実装することで、以下のような動作が実現でき
る。
【0100】すなわち、ボンディングワイヤーWによっ
て外部から入力された電気信号はパッド43から電子部
品20(A)に入力される。電子部品20(A)に入力
された電気信号は内部で処理され、所定の電気信号とし
て出力される。
【0101】電子部品20(A)から出力された電気信
号はパッド43から配線パターン16を介して発光装置
120へ伝えられる。本実施形態の発光装置120はア
レイ状に複数の発光群1201(図18参照)が形成さ
れており、必要な発光群1201の給電パッド1202
のみがパッド43と導通している。したがって、電子部
品20(A)から伝えられた電気信号は、パッド43と
導通する給電パッド1202のみに入力され、電気信号
が入力された給電パッド1202と導通する発光群12
01のみが発光する状態となる。
【0102】発光装置120から出射される光は図中下
方に放出され、基板10aを透過して全反射ミラーMで
図中横方向へ反射される。そして反射した方向に沿った
光導波路14内を伝搬し、他の全反射ミラーMで図中上
方に反射される。
【0103】全反射ミラーMで図中上方に反射した光は
基板10aを透過して実装されている受光装置130の
対応する受光部130a(図18参照)に取り込まれ
る。ここで光は電気信号に変換され、出力パッド130
2から出力される。
【0104】受光装置130の出力パッド1302から
出力された電気信号は、導通する配線パターン16を介
して電子部品20(C)に伝えられたり、パッド43に
接続されたボンディングワイヤーWから外部へ出力され
る。
【0105】このような本実施形態の電子部品実装用基
板100では、光による信号伝送を行うための発光装置
120や受光装置130を別途実装することから、必要
なサイズで確実に動作する発光装置120、受光装置1
30を用意することができ、半導体装置の歩留まりを向
上させることができるようになる。
【0106】また、光導波路14が予め格子状に形成さ
れているため、全反射ミラーMの形成位置によって種々
の光路を選択することができる。これによって、実装す
る電子部品20や発光装置120、受光装置130のレ
イアウトに合わせた光伝送経路を選ぶことができるよう
になる。
【0107】また、本実施形態では光を反射させるため
全反射ミラーMを用いているが、光導波路14を伝搬す
る光を途中から分岐するためハーフミラーを形成するよ
うにしてもよい。
【0108】なお、上記説明したいずれの実施形態で
も、1つの発光装置、発光素子に対して複数の受光装
置、受光素子を対応させてもよい。この場合、1つの発
光装置(発光素子)から出射される光を伝搬する1つの
光導波路14に複数の受光装置(受光素子)を配置して
おき、各々の受光装置(受光素子)に光を導くようにす
ればよい。また、この場合、各受光装置(受光素子)に
対応して光導波路14に反射手段を設けても、また光導
波路14に微量の乱反射材をドープして各受光装置(受
光素子)で光を受けることができるようにしても、光導
波路14の境界面を微細波形形状あるいは粗面化するこ
とで光を受光装置(受光素子)側へ反射させるようにし
てもよい。
【0109】また、本実施形態では主として直線状の光
導波路14を用いる例を説明したが、曲線状にして光を
伝搬させたり、途中分岐させて複数系統へ分けるように
構成してもよい。
【0110】さらに、一つの光導波路14に複数の発光
装置(発光素子)と複数の受光装置(受光素子)とを対
応させてもよい。この場合、同じ光導波路14に異なる
発光装置(発光素子)から出射された光が伝搬されるこ
とになるが、各発光装置(発光素子)毎に発光波長を変
えるようにしておき、この発光波長に対応した受光波長
の受光装置(受光素子)を設けておくことで、波長の異
なる光を一つの光導波路14で多重伝送できるようにな
る。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。すなわち、半導体装置の構成にお
いて、信号の伝達を電気および光の両方で行うにあた
り、予め電子部品実装用基板に光導波路が構成されてい
るため、所望の回路を簡単かつ確実に実現することが可
能となる。これにより、高速な処理が必要な電子部品間
は光を用いた信号伝送を行い、通常の処理でよい電子部
品間は電気を用いた信号伝送を行うような構成を簡単に
実現でき、高速処理とコストダウンとの両立を図ること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を説明する模式断面図である。
【図2】第2実施形態を説明する模式図で、(a)は断
面図、(b)は平面図である。
【図3】第3実施形態の一部を説明する模式図で、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図4】第3実施形態の配線パターンを含む状態を説明
する模式図で、(a)は平面図、(b)は断面図であ
る。
【図5】金属膜の形成を説明する模式図である。
【図6】第3実施形態に係る電子部品実装用基板に電子
部品を実装した状態を説明する模式図で、(a)は平面
図、(b)は断面図である。
【図7】第4実施形態を説明する模式断面図である。
【図8】本実施形態の電子部品実装用基板への電子部品
実装を説明する模式断面図である。
【図9】本実施形態の電子部品実装用基板に実装した各
部品の動作を説明する模式断面図である。
【図10】光導波路を多層にした例を示す模式断面図で
ある。
【図11】第5実施形態を説明する模式断面図である。
【図12】半導体装置の製造方法を説明する模式断面図
(その1)である。
【図13】半導体装置の製造方法を説明する模式断面図
(その2)である。
【図14】半導体装置の動作を説明する模式断面図であ
る。
【図15】格子状の光導波路を説明する模式図で、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図16】格子状の光導波路を用いた本実施形態の電子
部品実装用基板を説明する模式図で、(a)は平面図、
(b)は断面図である。
【図17】本実施形態の電子部品実装用基板への部品実
装を説明する模式図で、(a)は平面図、(b)は断面
図である。
【図18】発光装置および受光装置を説明する模式図
で、(a)は発光装置の断面図、(b)は発光装置の平
面図、(c)は受光装置の断面図、(d)は受光装置の
平面図である。
【符号の説明】
1…半導体装置、10…半導体基板、11…電子回路素
子、12…発光素子、13…受光素子、14…光導波
路、15…絶縁保護膜、16…配線パターン、20…電
子部品、30…配線層、41…導体パターン、42…ビ
アホール、43…パッド、100…電子部品実装用基
板、120…発光装置、130…受光装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 由尾 啓 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 佐藤 修三 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2H047 KA04 KB08 MA07 QA04 QA05 RA08 TA05 TA11

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に形成される電子回路素子
    と、 前記半導体基板に形成される発光素子および受光素子
    と、 前記半導体基板に形成される光導波路とを備えており、 前記電子回路素子で生成された電気信号に基づき前記発
    光素子から出射された光を前記光導波路を介して前記受
    光素子へ伝達し、該受光素子で受けた光を電気信号に変
    換することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板に形成される発光素子および
    受光素子と、 前記半導体基板に形成される光導波路とを備えており、 前記半導体基板に実装される電子部品からの電気信号に
    基づき前記発光素子から出射される光を前記光導波路を
    介して前記受光素子へ伝達し、該受光素子で受けた光を
    電気信号に変換することを特徴とする電子部品実装用基
    板。
  3. 【請求項3】 前記半導体基板の少なくとも前記発光素
    子と対応する部分に絶縁層を介した金属膜が形成されて
    いることを特徴とする請求項2記載の電子部品実装用基
    板。
  4. 【請求項4】 前記半導体基板の少なくとも前記受光素
    子と対応する部分に絶縁層を介した金属膜が形成されて
    いることを特徴とする請求項2記載の電子部品実装用基
    板。
  5. 【請求項5】 前記半導体基板のほぼ全面に絶縁層を介
    した金属膜が形成されていることを特徴とする請求項2
    記載の電子部品実装用基板。
  6. 【請求項6】 半導体基板にマトリクス状に形成される
    複数の発光素子および複数の受光素子と、 前記半導体基板に形成され、前記複数の発光素子と前記
    複数の受光素子との間で光を伝達する複数の光導波路
    と、 前記半導体基板に形成され、前記複数の発光素子および
    複数の受光素子のうち選択されたものへ電気信号を与え
    る配線パターンとを備えることを特徴とする電子部品実
    装用基板。
  7. 【請求項7】 1本の前記光導波路に対応して複数の発
    光素子が設けられていることを特徴とする請求項6記載
    の電子部品実装用基板。
  8. 【請求項8】 1本の前記光導波路に対応して複数の受
    光素子が設けられていることを特徴とする請求項6記載
    の電子部品実装用基板。
  9. 【請求項9】 基板に設けられる複数の光導波路と、半
    導体基板に複数の発光素子が形成されて成るアレイ状発
    光素子と、 半導体基板に複数の受光素子が形成されて成るアレイ状
    受光素子とを備えており、 前記複数の光導波路に対応して前記アレイ状発光素子の
    複数の発光素子と前記アレイ状受光素子の複数の受光素
    子とが前記基板に実装されていることを特徴とする半導
    体装置。
  10. 【請求項10】 前記アレイ状発光素子および前記アレ
    イ状受光素子には、選択された発光素子および受光素子
    にのみ電気信号を与える配線が施されていることを特徴
    とする請求項9記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 半導体基板に複数の発光素子と複数の
    受光素子とが交互に形成されていることを特徴とする電
    子部品実装用基板。
  12. 【請求項12】 基板の一方面側に形成される電気配線
    層と、 前記基板の他方面側に形成される光導波路とを備えるこ
    とを特徴とする電子部品実装用基板。
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