JP2021162660A - 光導波路モジュール及び光源モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】温度上昇に伴うクラッド層の変形を抑制する。【解決手段】光導波路モジュールは、第一面1aを有する基板1と、第一面上に位置する電極と、コアを囲むとともに電極に接して第一面上に位置するクラッド層22と、クラッド層内に位置するコアと、を備え、電極は、電極の周縁に位置し、第一方向に延びる壁部411と、壁部同士の間に位置する第二面とを有し、壁部は、内面411aと、内面に繋がる上面411bと、上面に繋がる外面411cと、を有し、クラッド層22は、上面の少なくとも一部に接しており、第二面上における内面の対向部分及びクラッド層の対向部分が、発光素子実装領域である。【選択図】図3

Description

本開示は、光導波路モジュール及び光源モジュールに関する。
基板と、コアと、コアを囲んで基板上に位置するクラッド層と、基板上に位置する電極と、電極上に位置する発光素子と、を備える光導波路モジュールが知られている。
こうした光導波路モジュールの中には、クラッド層が凹部を有するとともに、凹部の底に電極が位置するものがある。この場合、発光素子は、クラッド層の凹部の壁面と対向して搭載される(例えば、特許文献1,2参照)。
特開平11−101926号公報 特許第3453608号公報
光導波路モジュールは、使用している(発光素子に通電している)うちに、電極、発光素子及びこれらの周囲のクラッド層の温度が上昇してくる。
また、クラッド層は、温度が上昇すると変形する。
クラッド層の変形は、コアに対する発光素子の位置がずれ、発光素子からコアへ入射する光が減少する要因となり得る。
今般において光導波路モジュールには、温度上昇に伴うクラッド層の変形が少ないことが求められている。
本開示の一の態様に係る光導波路モジュールは、
第一面を有する基板と、
前記第一面上に位置する電極と、
前記電極に接して前記第一面上に位置するクラッド層と、
前記クラッド層内に位置するコアと、を備え、
前記電極は、該電極の周縁に位置し、第一方向に延びる壁部と、前記壁部同士の間に位置する第二面とを有し、
前記壁部は、内面と、該内面に繋がる上面と、該上面に繋がる外面と、を有し、
前記クラッド層は、前記上面の少なくとも一部に接しており、
前記第二面上における前記内面の対向部分及び前記クラッド層の対向部分が、発光素子実装領域である。
また、本開示の一の態様に係る光源モジュールは、
上記光導波路モジュールと、
該光導波路モジュールが備える前記電極における前記第二面上の前記発光素子実装領域に実装された発光素子と、
前記発光素子を覆う蓋体と、を備える。
本開示の光導波路モジュールは、温度上昇に伴うクラッド層の変形が少ない。
本開示の光源モジュールは、信頼性に優れる。
本開示の実施形態に係る光源モジュールの分解斜視図である。 本開示の他の実施形態に係る光源モジュールの側面図である。 図1のA−A断面図の一例である。 同実施形態に係る光源モジュールの一部を示す平面図である。 図1のA−A断面図の他の例である。 図1のA−A断面図の他の例である。 図1のA−A断面図の他の例である。 図1のA−A断面図の他の例である。 図1のA−A断面図の他の例である。 図1のA−A断面図の他の例である。 図1のA−A断面図の他の例である。 図1のA−A断面図の他の例である。 図1のA−A断面図の他の例である。 図1の光源モジュールが備える光導波路モジュールの製造途中の状態を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本開示の実施の形態について詳細に説明する。
ただし、本開示の技術的範囲は、下記実施形態や図面に例示したものに限定されるものではない。
<1.光源モジュールの構成>
まず、本開示の実施形態に係る光源モジュール100の構成について説明する。
図1は光源モジュールの分解斜視図である。
光源モジュール100は、図1に示すように、光導波路モジュール110と、発光素子120と、レンズ130と、蓋体140と、接合層150と、を備えている。
本実施形態に係る光源モジュール100は、三つの発光素子120を備えている。
なお、光源モジュール100が備える発光素子120は、二つ以下であってもよいし、四つ以上であってもよい。
〔1−1.光導波路モジュール〕
光導波路モジュール110は、基板1と、光導波路2と、導体層3と、を備えている。
また、本実施形態に係る光導波路モジュール110は、電極4を備えている。
(基板)
基板1は、第一面1aを有する。
本実施形態に係る第一面1aは、基板1における最も広い面となっている。
本実施形態に係る基板1は、第一面1aが長方形の板状である。
なお、第一面1aの形状は、正方形、又はその他の多角形であってもよい。
(光導波路)
光導波路2は、基板1の第一面1a上に位置する。
光導波路2は、コア21と、クラッド層22と、を備えている。
コア21は、第一面1aに沿う方向に延びている。コア21は、図1に示す斜視図おいて、左上から右下方向に延びている。
コア21の材質は、例えば、ガラス(例えば、石英等)、樹脂等である。
本実施形態に係るコア21は、複数の分岐路211と、合波部212と、統合路213と、を備える。
複数の分岐路211は、それぞれ、入射面211a(図2参照)から合波部212へ延びている。
各入射面211aは、各発光素子120の側面と対向する。
複数の分岐路211は、合波部212において会合する。
統合路213は、合波部212から出射面213a(図2参照)まで延びている。
本実施形態に係る出射面213aは、レンズ130に面している。
クラッド層22は、コア21を囲むとともに電極4に接して基板1の第一面1a上に位置する。すなわち、コア21は、クラッド層22内に位置する。
クラッド層22は、光導波路モジュール110の第一端110a側からレンズ130が位置する第二端110bに向かって延びている。
クラッド層22の材質は、例えば、ガラス(例えば、石英等)、樹脂等である。
クラッド層22の屈折率は、コア21の屈折率よりも低い。
図1に示す本実施形態に係るクラッド層22は、第一面1aにおける、第二端110bとは反対側の第一端110aには存在しない(第一面1aの第一端110a側の端部は露出している)例を示している。
クラッド層22は、開口部22aを有する。
本実施形態に係るクラッド層22は、開口部22aを複数(発光素子120の数の分だけ)有する。
本実施形態に係る各開口部22aは、クラッド層22の第一端110a側の端部に位置する。
本実施形態に係る各開口部22aは、第一面1aと直交する方向から見たときの輪郭が電極4の搭載部41又は発光素子120よりも一回り大きな矩形である。
また、各開口部22aの内側壁面のうち、第二端110b側に位置する壁面には、コア21の複数の分岐路211のうち、一の分岐路211の入射面211aがそれぞれ位置する。
(導体層)
導体層3(シールリング)は、クラッド層22上に位置する。
本実施形態に係る導体層3は、クラッド層22の複数の開口部22aを囲む矩形枠状である。
導体層3は、接合層150(図3参照)を介して蓋体140と接合する。
(電極)
電極4は、基板1の第一面1aに位置する。
電極4は、複数の発光素子120に対応して複数位置する。
各電極4は、搭載部41と、引き出し部42と、をそれぞれ有する。
搭載部41は、第一面1aにおける、クラッド層22の開口部22a内の領域上及びその周囲の領域上に位置する。
引き出し部42は、搭載部41から、クラッド層22の第一端110a側の端部をくぐり、基板1の第一端110aまで延びている。
そして、引き出し部42の第一端110a側の端部は、第一面1aの第一端110a側の端部上において露出する。
〔1−2.発光素子〕
発光素子120は、クラッド層22の開口部22a内に位置する。
各発光素子120は、各電極4の搭載部41上に搭載され、電極4と導通する。
以下、開口部22a内の発光素子120が存在する(又は実装前の発光素子120が存在することになる)領域を発光素子実装領域Rと称する。
発光素子120は、例えばレーザーダイオードである。
三つの発光素子120は、それぞれ、赤色光を発する赤色発光素子120R、緑色光を発する緑色発光素子120G、青色光を発する青色発光素子120Bである。
〔1−3.レンズ〕
レンズ130は、光導波路モジュール110の第二端110bに取り付けられている。
レンズ130は、コア21の統合路213の出射面213aと対向する。
〔1−4.蓋体〕
蓋体140は、本体141と、第二導体層142と、を備えていてもよい。
本体141を第一面1aと直交する方向から見たときの輪郭は、導体層3の輪郭と略等しい矩形である。
本体141は、基板1と対向する面の中央部に凹部141aを有する。
第二導体層142は、本体141における基板1と対向する面上に位置する。
本実施形態に係る第二導体層142は、本体141における基板1と対向する面の周縁に沿う矩形枠状である。
第二導体層142は、接合層150(図3参照)を介して光導波路モジュール110の導体層3と接合する。
〔1−5.接合層〕
接合層150は、接合材が硬化したものであってもよい。
接合材は、例えば、金属系材料(Au、Sn等)又はガラス系材料である。
接合層150は、光導波路モジュール110の導体層3に密着するとともに、蓋体140の第二導体層142にも密着することにより、蓋体140を光導波路モジュール110に接合させている。
〔1−6.その他〕
なお、光源モジュール100は、図2に示すように、発光素子120の高さ(第一面1aと発光素子120における最も基板1から離れた面までの距離)が、導体層3の高さ(第一面1aから導体層3における最も基板から離れた面までの距離)よりも高くてもよい。
そして、この場合、蓋体140は、平板状であっても(凹部141aを有しなくても)よい。
〔1−7.光源モジュールの作用〕
複数の電極4の各引き出し部42にそれぞれ所定の電圧を印加すると、各発光素子120R,120G,120Bが発光する。
各発光素子120R,120G,120Bから出射した赤色光、緑色光及び青色光は、それぞれ各入射面211aから分岐路211に入射する。
上述したように、クラッド層22の屈折率は、コア21の屈折率よりも低い。このため、分岐路211に入射した光は、分岐路211とクラッド層22との境界面で全反射する。その結果、各光は分岐路211に閉じ込められたまま分岐路211内を進む。
その後、各光は、合波部で合波される。
合波された光は、前反射しながら統合路213内を進み出射面213aから出射される。
出射面213aから出射した光は、レンズ130を通り、外へ照射される。
<2.光導波路モジュールの特徴>
次に、上記光源モジュール100が備える光導波路モジュール110の特徴について説明する。
図3は図1のA−A断面図(蓋体接合後)の一例、図4は光源モジュールの一部を示す平面図、図5〜13は図1のA−A断面図の他の例である。
電極4の搭載部41は、例えば図3に示すように、壁部411と、底部412と、を有する。
また、本実施形態に係る搭載部41は、第三導体層413を有する。
壁部411は、電極4の搭載部41の周縁に位置し、第一方向に延びる。
第一方向は、基板1から離れる方向である。
本実施形態に係る壁部411の材質は、接合材が濡れない導体(例えばNi,Ti、Cr等)である。
壁部411は、内面411aと、内面411aに繋がる上面411bと、上面411bに繋がる外面411cと、を有する。
本実施形態に係る電極4は、例えば図4に示すように、搭載部41の周縁全体が壁部411である。
底部412は、図3に示したように、壁部411同士の間に、基板1の第一面1aに沿って位置する。
底部412の材質は、壁部411と同じである。
第二面412aは、壁部411の内面411aに繋がっている。すなわち、第二面412aも、壁部411同士の間に位置する。
このため、発光素子実装領域Rは、第二面412a上における内面411aの対向部分及びクラッド層22の対向部分である。
第三導体層413は、第二面412aの中央部上に位置する。
第三導体層413の材質は、例えばAuである
第三導体層413は、第二接合層160を介して発光素子120の電極121と接合する。
なお、図3には、幅wよりも高さhの方が大きい壁部411を有する電極4を例示したが、壁部411は、例えば図5に示すように、幅wと高さhが同程度のものであってもよい。
また、壁部411は、例えば図6に示すように、幅wが高さhより大きいものであってもよい。
電極4となる導体は、基板1及びクラッド層22の双方とに高い密着性が求められる。このため、図5、6に示すように、壁部411の幅wを大きくするほど、密着力が増強し、剥離等による不具合を抑制することが可能となる。
また、壁部411の幅wを大きくするほど、電極4の表面積が大きくなって伝熱経路が増大する。このため、電極4の放熱性が向上し、温度上昇によるクラッド層22の変形を抑制することができる。
クラッド層22は、壁部411の上面411bの少なくとも一部に接している。
本実施形態に係るクラッド層22は、壁部411の上面411b及び外面411cの全てに接している。
クラッド層22の内周面22bと壁部411の内面411aとは、図3,5に示したように面一でもよい。
また、内面411aは、例えば図7に示すように、クラッド層22より発光素子実装領域Rの近くに位置してもよい。
このようにすれば、内面411aを発光素子実装領域Rに近づける分だけ壁部411の幅wを大きく(厚く)することが可能となる。その結果、壁部411の剛性が向上する。
なお、電極4の断面形状には、各種変形パターンが存在する。
以下、各変形パターンについてそれぞれ説明する。
ここでは、幅wよりも高さhの方が大きく、内面411aの上端がクラッド層22の内周面22bと段差になっていない壁部411を例にして説明するが、図3,5に示した相対的に幅wの大きい壁部411及び図6に示した内面411aがクラッド層22の内周面22bと面一になっていない壁部411に対し、以下の各種変形パターンを適用することも可能である。
(変形パターン1)
変形パターン1に係る電極4の壁部411は、例えば図8に示すように、その幅(内面411aと外面411cとの距離)が、基板1へ近づくにつれて広くなっている。
図8に示した壁部411は、外面411cが第一面1aと直交している。
また、図8に示した壁部411は、内面411aが基板1に近づくにつれて外面411cから遠ざかるように傾斜している。
このようにすれば、壁部411の下部(基板1側の部分)が厚くなる。このため、壁部411の剛性が向上し、壁部411がより変形しにくくなる。
また、電極4の壁部411の内面411aと第二面412aとがなす角が鈍角となり、壁部411が破断しにくくなる。
(変形パターン2)
変形パターン2に係る電極4の壁部411は、例えば図9に示すように、内面411aと外面411cとの距離である幅が、基板1へ近づくにつれて狭くなっている。
図9に示した壁部411は、外面411cが第一面1aと直交している。
また、図9に示した壁部411は、内面411aが基板1に近づくにつれて外面411cへ近づくように傾斜している。
このようにすれば、壁部411の基板1側が薄くなる。このため、壁部411が内面411aと直交する方向へ弾性変形しやすくなる。そして、壁部411が弾性変形することで、クラッド層22に作用する熱応力を吸収するようになり、壁部411が破断しにくくなる。
また、壁部411の基板1側が薄くなることで、壁部411と発光素子実装領域Rとの間にできる空隙が広くなる。このため、電極4に発光素子120を実装する際、余剰の接合材等をこの空隙に逃がすことが可能となる。その結果、接合材(第二接合層160)による短絡を防ぐことができる。
(変形パターン3)
変形パターン3に係る電極4の壁部411は、例えば図10に示すように、内面411aと第二面412aとが凹曲状に繋がっている。
このようにすれば、壁部411と底部412との境が屈曲しなくなるため、壁部411と底部412とがより破断しにくくなる。
(変形パターン4)
変形パターン4に係る電極は、例えば図11に示すように、内面411aと第二面412aとが窪み部412bを介して繋がっている。
図11に示した窪み部412bは、壁部411に近づくにつれて基板1に近づくように傾斜している。
このようにすれば、底部412の壁部411側が薄くなる上、内面411aが窪み部412bの分だけ第一面1aと直交する方向に長くなる。このため、壁部411が内面411aと直交する方向へ弾性変形しやすくなる。そして、壁部411が弾性変形することで、クラッド層22に作用する熱応力を吸収するようになり、壁部411が破断しにくくなる。
また、窪み部412bの分だけ、壁部411と発光素子実装領域Rとの間にできる空隙が広くなる。このため、電極4に発光素子120を実装する際、余剰の接合材等をこの空隙に逃がすことが可能となる。その結果、接合材(第二接合層160)による短絡を防ぐことができる。
なお、内面411aと窪み部412bとの境は、屈曲していてもよいし、凸曲になっていてもよいが、凸曲の方が屈曲の場合よりも壁部411を破断しにくくすることができる。
また、窪み部412bと第二面412aとの境は、屈曲していてもよいし、凹曲になっていてもよいが、凹曲の方が屈曲の場合よりも壁部411を破断しにくくすることができる。
(変形パターン5)
変形パターン5に係る電極4の壁部411は、例えば図12に示すように、高さ方向(第一面1aと直交する方向)において、上面411bから基板に向かって、内面411aと外面411cとの距離である幅の漸増部411d及び該漸増部411dに続く漸減部411eを有し、漸増部411dと漸減部411eの境が内面411aに位置する。
図12に示した壁部411は、外面411cが第一面1aと直交している。
また、図12に示した壁部411は、漸増部411dにおける内面411aが基板1に近づくにつれて外面411cから遠ざかるように傾斜している。
また、図12に示した壁部411は、漸減部411eにおける内面411aが基板1に近づくにつれて外面411cへ近づくように傾斜している。
このようにすれば、漸増部411dと漸減部411eとの境を中心に壁部411が厚くなる。このため、壁部411の剛性が向上し、壁部411が破断しにくくなる。
なお、漸増部411dと漸減部411eの境は、屈曲していてもよいし、凸曲になっていてもよいが、凸曲の方が屈曲の場合よりも壁部411を破断しにくくすることができる。
(変形パターン6)
変形パターン6に係る電極4の壁部411は、例えば図13に示すように、高さ方向において、上面411bから基板に向かって、内面411aと外面411cとの距離である幅の漸減部411e及び該漸減部411eに続く漸増部411dを有し、漸減部411eと漸増部411dの境が内面411aに位置する。
図13に示した壁部411は、外面411cが第一面1aと直交している。
また、図13に示した壁部411は、漸減部411eにおける内面411aが基板1に近づくにつれて外面411cへ近づくように傾斜している。
また、図13に示した壁部411は、漸増部411dにおける内面411aが基板1に近づくにつれて外面411cから遠ざかるように傾斜している。
このようにすれば、壁部411における漸減部411eと漸増部411dとの境が薄くなる。このため、漸減部411eが、該漸減部411eにおける内面411aと直交する方向へ弾性変形しやすくなる。そして、壁部411が弾性変形することで、クラッド層22に作用する熱応力を吸収するようになり、壁部411が破断しにくくなる。
また、壁部411における漸減部411eと漸増部411dとの境が薄くなることで、壁部411と発光素子実装領域Rとの間にできる空隙が広くなる。このため、電極4に発光素子120を実装する際、余剰の接合材等をこの空隙に逃がすことが可能となる。その結果、接合材(第二接合層160)による短絡を防ぐことができる。
なお、漸減部411eと漸増部411dの境は、屈曲していてもよいし、凹曲になっていてもよいが、凹曲の方が屈曲の場合よりも壁部411を破断しにくくすることができる。
<3.光導波路モジュールの製造方法>
次に、上記光導波路モジュール110の製造方法について説明する。
図14は、光導波路モジュール110の製造途中の状態を示す断面図である。
本実施形態に係る光導波路モジュール110の製造方法は、第一電極形成工程と、光導波路形成工程と、第二電極形成工程と、を含む。
(第一電極形成工程、光導波路形成工程)
第一電極形成工程では、図14(a)に示すように、基板1の第一面1a上に、電極4の壁部411及び底部412を形成する。
具体的には、壁部411及び底部412と同じ導体で第一面1a上に導体層を成膜する。そして、導体層を壁部411及び底部412の形状となるようにエッチングする。
その場合、第一電極形成工程の前に光導波路形成工程を行う。すなわち、エッチング前に導体層の上に光導波路を形成し、開口部22aの形成から連続して壁部411及び底部412の形成をエッチングにより行う。
なお、予め最終的な形状に加工された壁部411及び底部412を第一面1a上に貼り付けてもよい。
その場合は、第一電極形成工程の後に光導波路形成工程を行う。すなわち、壁部411及び底部412の上に光導波路2を形成し、開口部22aを形成する。
(第二電極形成工程)
クラッド層22に開口部22aを形成した後は、第二電極形成工程へ移る。
第二電極形成工程では、図14(c)に示すように、クラッド層22の表面及び壁部411の内面411aにマスクMを形成する。
そして、図14(d)に示すように、第二面412aの表面に第三導体層413を形成する。
第三導体層413の形成は、めっきで行ってもよいし、スパッタリングで行ってもよい。
そして、図14(e)に示すように、マスクM及びマスクM上の第三導体層413を除去する。
こうして、上述した光導波路モジュール110が製造される。
<4.効果>
以上説明してきた本実施形態に係る光導波路モジュール110、及びこの光導波路モジュール110を備える光源モジュール100は、電極4の搭載部41が壁部411を有する。このため、搭載部41の剛性が従来よりも向上している。
また、本実施形態に係る光導波路モジュール110及び光源モジュール100は、クラッド層22が壁部411の外面411c全体及び上面411bの少なくとも一部に接する。このため、電極4とクラッド層22との接触面積が、電極4が単純な平板の場合よりも増大している。また、このことにより、電極4とクラッド層22と密着力が、電極4が単純な平板の場合よりも向上している。
そして、電極4は、高い剛性と及びクラッド層22との密着力によって、クラッド層22の変形を抑え込む。
このため、本実施形態に係る光導波路モジュール110は、温度上昇に伴うクラッド層22の変形が少ない。そして、本実施形態に係る光導波路モジュール110を備える光源モジュール100は、発光素子120からコア21への光入射効率に優れるとともに、信頼性に優れる。
100 光源モジュール
110 光導波路モジュール
1 基板
1a 第一面
2 光導波路
21 コア
211 分岐路
211a 入射面
212 合波部
213 統合路
213a 出射面
22 クラッド層
22a 開口部
22b 内周面
3 導体層
4 電極
41 搭載部
411 壁部
411a 内面
411b 上面
411c 外面
411d 漸増部
411e 漸減部
412 底部
412a 第二面
412b 窪み部
413 第三導体層
42 引き出し部
120 発光素子
120B 青色発光素子
120G 緑色発光素子
120R 赤色発光素子
121 電極
130 レンズ
140 蓋体
141 本体
141a 凹部
142 第二導体層
150 接合層
160 第二接合層
R 発光素子実装領域

Claims (12)

  1. 第一面を有する基板と、
    前記第一面上に位置する電極と、
    前記電極に接して前記第一面上に位置するクラッド層と、
    前記クラッド層内に位置するコアと、を備え、
    前記電極は、該電極の周縁に位置し、第一方向に延びる壁部と、前記壁部同士の間に位置する第二面とを有し、
    前記壁部は、内面と、該内面に繋がる上面と、該上面に繋がる外面と、を有し、
    前記クラッド層は、前記上面の少なくとも一部に接しており、
    前記第二面上における前記内面の対向部分及び前記クラッド層の対向部分が、発光素子実装領域である、光導波路モジュール。
  2. 前記壁部は、前記内面と前記外面との距離である幅が、前記基板へ近づくにつれて広くなっている、請求項1に記載の光導波路モジュール。
  3. 前記壁部は、前記内面と前記外面との距離である幅が、前記基板へ近づくにつれて狭くなっている、請求項1に記載の光導波路モジュール。
  4. 前記壁部は、前記内面と前記第二面とが凹曲状に繋がっている、請求項1に記載の光導波路モジュール。
  5. 前記壁部は、高さ方向において、前記上面から前記基板に向かって、前記内面と前記外面との距離である幅の漸増部及び該漸増部に続く漸減部を有し、前記漸増部と前記漸減部の境が前記内面に位置する、請求項1に記載の光導波路モジュール。
  6. 前記壁部は、高さ方向において、前記上面から前記基板に向かって、前記内面と前記外面との距離である幅の漸減部及び該漸減部に続く漸増部を有し、前記漸減部と前記漸増部の境が前記内面に位置する、請求項1に記載の光導波路モジュール。
  7. 前記電極は、前記内面と前記第二面とが窪み部を介して繋がっている、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の光導波路モジュール。
  8. 前記電極における前記内面は、前記クラッド層より前記発光素子実装領域の近くに位置する、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の光導波路モジュール。
  9. 前記クラッド層は、前記上面及び前記外面の全てに接している、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の光導波路モジュール。
  10. 前記電極は、前記周縁全体が前記壁部である、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の光導波路モジュール。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の光導波路モジュールと、
    該光導波路モジュールが備える前記電極における前記第二面上の前記発光素子実装領域に実装された発光素子と、
    前記発光素子を覆う蓋体と、を備える光源モジュール。
  12. 前記発光素子を複数備え、
    各発光素子は、赤色発光素子、緑色発光素子、及び青色発光素子である請求項11に記載の光源モジュール。
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