JP4226931B2 - 防熱板 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンロに隣接する壁面に取り付けられる防熱板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンロに隣接する壁面へのコンロからの熱を遮断するために、該壁面に取り付けられる防熱板が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の防熱板は、コンロと壁面との距離が消防法に定める所定の距離(15cm)に満たない場合に設けられる。そして、防熱板を設けた場合には、室温が35℃のとき、コンロに隣接する壁面の温度が100℃を超えないようにすることが求められている。
【0003】
しかし、例えば、コンロを収容するキャビネット等が比較的コンパクトである場合には、コンロ用キャビネットのワークトップ上に形成されるコンロと壁とのスペースが比較的狭くなる。このような状態で更に防熱板を設けると、防熱板が壁面からコンロ側に張り出す不都合がある。
【0004】
【特許文献1】
特許第3342120号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
かかる不都合を解消して、本発明は、防熱効果を低下させることなく厚み寸法を小とすることができ、壁面からの張出を小として比較的狭いスペースに好適に設けることができる防熱板を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明は、コンロに隣接して起立する壁面に取り付けられる防熱板において、前記壁面に対向する金属製の裏板と、該裏板のコンロ側に所定の空隙を存して対向するアルミニウム製の中板と、該中板のコンロ側に所定の空隙を存して対向する金属製の表板とからなり、前記中板は、その両端縁に沿って直角に折り曲げ形成された一対の帯状の折曲部を備えて、該折曲部の先端が前記表板と前記裏板との何れか一方に当接され、前記表板と中板との間の空隙及び前記裏板と中板との間の空隙はその上端において開放されていることを特徴とする。
【0007】
表板に伝達されたコンロからの熱は、空気層を介して裏板へ伝達される。このとき、表板と裏板との間には前記中板が設けられていることによって、表板と裏板との間の空隙(空気層)の熱が中板に吸収される。そして、中板に吸収された熱は、中板により分散され開放された上端から放熱される。これにより、空隙から裏板への熱の伝達が十分に抑えられる。そしてこのように、表板と裏板との空隙が比較的小であっても前記中板により十分な防熱作用を得ることができるので、防熱板の厚みを小とすることことができる。
【0008】
た、中板を比較的熱伝導率の高いアルミニウムによって形成することにより、表板と裏板との間の空隙の熱を効率よく吸収し分散させることができる。
【0009】
また、前記中板に前記折曲部を設けることによって中板の片側に確実に空隙を形成することができる。更に、アルミニウム製の中板は、加工が極めて容易である反面、撓みや歪みが生じ安い。そこで、中板の両端縁に前記折曲部を形成しておくことによって、不用意な撓みや歪みが中板に発生することを防止することができる。
【0010】
このとき、前記中板の折曲部の先端に爪片が突設され、前記表板と前記裏板との何れか一方に形成された掛止穴に前記爪片を掛止して連結されていることにより、前記表板と前記裏板との間において、中板の不用意な動きを規制することができる。しかも、防熱板を組み立てる際に、中板を予め前記表板と前記裏板との何れか一方に連結しておくことができるので、組み立て時の中板の取扱いが煩わしくなく、表板と裏板とを互いに連結するだけで防熱板の組み立てを容易に完了させることができる。
【0011】
更に、中板は、表板及び裏板と略同じ大きさのものを設けることが表板と裏板との間の空隙の熱を吸収し分散する上では好ましい。しかし、中板を単一の板材により形成すると熱の影響による歪みが比較的大きくなり、中板が表板又は裏板に向かって波打つように変形して表板や裏板に接触して十分な空隙を確保した状態を維持することができず、十分な輻射効果を得ることができなくなるおそれがある。そこで、本発明においては、前記中板を複数の板材によって形成し、複数の中板を前記表板と前記裏板との間に幅方向に配設させることによって表板と裏板との間の空隙の熱を吸収し分散させる。しかも前述したように、各中板は、前記折曲部によって不用意な撓みや歪みの発生が防止されている。これによって、各中板が熱により変形しても、全体としての波打つような熱変形を小とすることができ、十分な輻射効果を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態の防熱板の設置状態を示す説明図、図2は防熱板の一部を破断して示す説明的正面図、図3は防熱板の説明的分解斜視図、図4は要部の断面説明図である。
【0013】
本実施形態の防熱板1は、図1に示すように、コンロ2に隣接する壁面3に設けられるものである。コンロ2は所謂ビルトイン式コンロであって、コンロ本体2aがコンロ用キャビネット4の開口に吊持されている。コンロ2の天板6は、コンロ本体2aの上面開口を覆うもので、ワークトップ5上に設置されている。
【0014】
防熱板1は、図2に示すように、ステンレス製の板材により形成された表板7と、同じくステンレス製の板材により形成された裏板8とが空隙を存して上方が開放されて重合され、更に、表板7と裏板8との間にはアルミニウム製の中板9が設けられている。
【0015】
防熱板1の表板7は、図1に示すように、上縁部に連設されてコンロ2の上方に傾斜して張り出すフード部10を備えている。また、表板7は、図3に示すように、その両側及び下縁に沿って直角に折り曲げられたフランジ部7aを備えている。また、図3に示すように、表板7の下縁近傍には、表板7と中板9との間の空隙に外気を導入する通気口7bが形成されている。
【0016】
防熱板1の裏板8には、図3に示すように、四隅部に略鍵穴形状のネジ穴11が形成されている。これらのネジ穴11は、壁面3側に膨出する台座11aの内部に形成されており、裏板8を壁面3に取り付けるときにはネジ穴11を介して図示しない木ネジ等を螺着させる。このとき、図4に示すように、台座11aは壁面3との間に空隙を形成するスペーサとして機能する。また、裏板8は、図3に示すように、表板7を連結するための複数の連結部材12を備えている。各連結部材12は、表板7に形成されたネジ穴13を介してネジ14を螺着し、裏板8に表板7をネジ止め連結する。更に、裏板8は、その両側及び下縁に沿って直角に折り曲げられたフランジ部8aを備えている。また、裏板8の下縁近傍には、表板8と中板9との間の空隙に外気を導入する通気口8bが形成されている。なお、通気口7b,8bは、防熱板1の底面、即ち下縁に沿ったフランジ部7a,8aに形成してもよい。
【0017】
防熱板1の中板9は、図3に示すように、表板7と裏板8との間に複数(本実施形態では3枚)配設されている。中板9は、その両側に直角に折り曲げられた折曲部15を備え、これによって上下方向の歪みや撓みが防止されている。折曲部15には、第1爪片16が連設されており、該第1爪片16は裏板8に形成された第1掛止穴17に挿入後折り曲げられて掛止される。中板9の下縁には先端が折り曲げられた第2爪片18が連設されており、該第2爪片18は裏板8に形成された第2掛止穴19に先端が外れ防止状態で掛止される。更に、中板9の中央部には突出部20が形成されている。後述するが、該突出部20は、表板7に当接して表板7との間に空隙を形成する。
【0018】
そして、防熱板1を組み立てるときには、裏板8に各中板9を取り付け、その後、表板7を裏板8にネジ止め連結する。裏板8に表板7を連結するときに、裏板8に予め中板9を固定しておくことができるので、裏板8への表板7の連結作業が円滑に行なえる。また、中板9の掛止手段たる第1爪片16と第2爪片18とは、裏板8に掛止されるので、表板7側に露出することがない。
【0019】
ところで、本実施形態の防熱板1を壁面3へ取り付ける時には、図3を参照して、先ず、裏板8に中板9が取り付けられた状態で、裏板8を取り付け場所に合わせて、図示しない木ネジにより壁面3に螺着固定する。そして、最後に表板7を裏板8にネジ止めすればよい。こうすることにより、例えば、予め木ネジを壁面3に螺着した後に、該木ネジの頭部に防熱板1を掛止するといった取り付け方法に見られる位置ズレ等の不都合を、確実に防止することができる。
【0020】
更に、中板9は、複数(3枚)配設することで構成されているので、中板9ひとつひとつの熱変形を比較的小さく抑えることができ、中板9の輻射効果を良好に得ることができる。また、中板9は、その突出部20によって表板7との間に空隙を形成し、折曲部15によって裏板8との間に空隙を形成する。これにより、中板9は、表板7と裏板8との間の空隙に位置して熱を効率良く吸収し分散させることができ、表板7と裏板8との間隔寸法が比較的小さくても表板7から裏板8への熱の伝達を抑制することができる。そして、このように、表板7と裏板8との間の空隙に中板9を介在させることによって、図1に示すように、防熱板1の厚み寸法を比較的薄くして十分に防熱効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の防熱板の設置状態を示す説明図。
【図2】防熱板の一部を破断して示す説明的正面図。
【図3】防熱板の説明的分解斜視図。
【図4】要部の断面説明図。
【符号の説明】
1…防熱板、2…コンロ、3…壁面、7…表板、8…裏板、9…中板、15…折曲部。

Claims (3)

  1. コンロに隣接して起立する壁面に取り付けられる防熱板において、
    前記壁面に対向する金属製の裏板と、
    該裏板のコンロ側に所定の空隙を存して対向するアルミニウム製の中板と、
    該中板のコンロ側に所定の空隙を存して対向する金属製の表板とからなり、
    前記中板は、その両端縁に沿って直角に折り曲げ形成された一対の帯状の折曲部を備えて、該折曲部の先端が前記表板と前記裏板との何れか一方に当接され、
    前記表板と中板との間の空隙及び前記裏板と中板との間の空隙はその上端において開放されていることを特徴とする防熱板。
  2. 前記中板は、前記折曲部の先端に爪片が突設され、前記表板と前記裏板との何れか一方に形成された掛止穴に前記爪片を掛止して連結されていることを特徴とする請求項1記載の防熱板。
  3. 前記中板は、前記表板と前記裏板との間に幅方向に複数配設されていることを特徴とする請求項1又は2記載の防熱板。
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