JP4226856B2 - 遊技システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機、スロットマシン等の遊技機が設置された遊技場における管理情報を処理する遊技用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技場においては、設置されている遊技機の稼動状況や売上情報、景品交換情報等の管理情報を、遊技用管理装置(ホールコンピュータ)により集計管理している。遊技場の経営者は、このようにして得られた管理情報を遊技場の経営管理に利用している。
【0003】
また、多店舗を展開する経営規模がある程度大きな企業では、各遊技場の管理情報を本部に集めて経営管理に利用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の遊技システムでは、遊技場が多店舗に展開されると各遊技場毎に配置される現場責任者と経営者との距離が大きくなり、経営者による現場の管理が行き届かなくなりやすい。それでも、特定地域に限定して展開されている場合には、本部の担当者が巡回するなどして、支配下にある各遊技場を管理することが可能であるが、広域的にあるいは全国規模で展開している遊技場の本部においては、支配下にある遊技場を直接監視することが困難である。そのために、各遊技場の遊技用管理装置が集計する管理情報を本部が統括的に収集し、各遊技場の運営状況を詳細に把握するように努めている。
【0005】
ところが、遊技用管理装置を操作して不正行為が行われる可能性があるために、遊技用管理装置が集計する情報、または集計した情報を改変して、売上の一部を着服するなどの現場責任者による不正行為が散見され、支配下にある遊技場から収集される管理情報の信憑性に疑念を抱かざるを得ない事例が見受けられる。このような不正行為を防止するために、多店舗展開する遊技場の本部が支配下にある遊技場の遊技用管理装置が集計する管理情報を正確に収集することができるシステム構築が求められている。
【0006】
また、このような個人による不正行為の事例の他に、管理情報を改ざんして所得を過小に申告する事例も見られる。
【0007】
本発明は、チェーン展開する遊技場本部が、支配下にある遊技場の管理情報を正確に把握するためのシステム構築を目的とするとともに、併せて所得の過少申告による脱税を防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、遊技場に設置された遊技機と遊技場の収支に関わる装置との少なくとも一方から作動情報を収集する情報収集端末装置と、前記情報収集端末装置が収集した作動情報から生成された稼動情報を収集する遊技用管理装置と、前記遊技用管理装置と前記情報収集端末装置との通信を中継する中継装置と、前記情報収集端末装置前記中継装置との間を接続するとともに、前記中継装置と前記遊技用管理装置との間を接続するネットワークと、を遊技場に備え、遊技場外には、前記遊技用管理装置が収集した稼動情報及び前記中継装置が収集した稼動情報を収集する遊技場外部管理装置を備えた遊技システムであって、前記情報収集端末装置と前記中継装置との間の通信プロトコルと、前記中継装置と前記遊技用管理装置との間の通信プロトコルとを異なる通信プロトコルとし、前記中継装置は、前記情報収集端末装置が生成した稼動情報を受信する稼動情報受信手段と、前記稼動情報受信手段が受信した稼動情報を記憶する稼動情報記憶手段と、前記稼動情報記憶手段に記憶された稼動情報へのアクセスを制限し、該稼動情報の改変を防止するアクセス制限手段と、前記稼動情報記憶手段に記憶された稼動情報を前記遊技用管理装置に送信する稼動情報場内送信手段と、前記遊技場外部管理装置が前記遊技用管理装置から収集した稼動情報と対比可能なように、前記稼動情報記憶手段に記憶されている稼動情報を前記遊技場外部管理装置に送信する稼動情報場外送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
第2の発明は、第1の発明において、前記中継装置は、前記情報収集端末装置及び前記遊技用管理装置が稼動するために必要な情報を当該情報収集端末装置及び遊技用管理装置に送信する情報送信手段を備えたことを特徴とする。
【0010】
第3の発明は、第の発明において、前記中継装置は、前記遊技用管理装置に稼動情報を送信するタイミングと前記遊技場外部管理装置に稼動情報を送信するタイミングとを同じにすることを特徴とする。
【0011】
第4の発明は、遊技場に設置された遊技機と遊技場の収支に関わる装置との少なくとも一方から作動情報を収集する情報収集端末装置と、前記情報収集端末装置が収集した作動情報から生成された稼動情報を収集する遊技用管理装置との通信を中継するとともに、遊技場外に設けられて前記遊技用管理装置から前記稼動情報を収集する遊技場外部管理装置と通信可能に接続される中継装置であって、前記中継装置は、前記情報収集端末装置との間の通信プロトコルと、前記遊技用管理装置との間の通信プロトコルとが異なるように構成されてなり、
前記情報収集端末装置が生成した稼動情報を受信する稼動情報受信手段と、前記稼動情報受信手段が受信した稼動情報を記憶する稼動情報記憶手段と、前記稼動情報記憶手段に記憶された稼動情報へのアクセスを制限し、該稼動情報の改変を防止するアクセス制限手段と、前記稼動情報記憶手段に記憶されている稼動情報を前記遊技用管理装置に送信する稼動情報場内送信手段と、前記遊技場外部管理装置が前記遊技用管理装置から収集した稼動情報と対比可能なように、前記稼動情報記憶手段に記憶されている稼動情報を前記遊技場外部管理装置に送信する稼動情報場外送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】
第5の発明は、第の発明において、前記中継装置は、前記情報収集端末装置及び前記遊技用管理装置が稼動するために必要な情報を当該情報収集端末装置及び遊技用管理装置に送信する情報送信手段を備えたことを特徴とする。
【0013】
第6の発明は、第5の発明において、前記中継装置は、前記遊技用管理装置に稼動情報を送信するタイミングと前記遊技場外部管理装置に稼動情報を送信するタイミングとを同じにすることを特徴とする。
【0020】
【発明の作用および効果】
本発明では、遊技場に設置された遊技機と遊技場の収支に関わる装置との少なくとも一方から作動情報を収集する情報収集端末装置と、前記情報収集端末装置が収集した作動情報から生成された稼動情報を収集する遊技用管理装置と、前記遊技用管理装置と前記情報収集端末装置との通信を中継する中継装置と、前記情報収集端末装置前記中継装置との間を接続するとともに、前記中継装置と前記遊技用管理装置との間を接続するネットワークと、を遊技場に備え、遊技場外には、前記遊技用管理装置が収集した稼動情報及び前記中継装置が収集した稼動情報を収集する遊技場外部管理装置を備えた遊技システムであって、前記情報収集端末装置と前記中継装置との間の通信プロトコルと、前記中継装置と前記遊技用管理装置との間の通信プロトコルとを異なる通信プロトコルとし、前記中継装置は、前記情報収集端末装置が生成した稼動情報を受信する稼動情報受信手段と、前記稼動情報受信手段が受信した稼動情報を記憶する稼動情報記憶手段と、前記稼動情報記憶手段に記憶された稼動情報へのアクセスを制限し、該稼動情報の改変を防止するアクセス制限手段と、前記稼動情報記憶手段に記憶された稼動情報を前記遊技用管理装置に送信する稼動情報場内送信手段と、前記遊技場外部管理装置が前記遊技用管理装置から収集した稼動情報と対比可能なように、前記稼動情報記憶手段に記憶されている稼動情報を前記遊技場外部管理装置に送信する稼動情報場外送信手段と、を備えるので、遊技用管理装置に記憶される稼動情報が改変された場合、中継装置を介して稼動情報を収集する遊技場外部管理装置に記憶される稼動情報と、遊技用管理装置に記憶される稼動情報とが一致しなくなり、遊技場外部管理装置にて不一致を検出することができる。
また、情報収集端末装置と中継装置との間の通信プロトコルと、中継装置と遊技用管理装置との間の通信プロトコルとを異なる通信プロトコルとしたので、遊技用管理装置が情報収集端末装置から稼動情報を直接受信できないことから、中継装置を介在させない稼動情報の収集を防止できる。
さらに、アクセス制限手段により稼動情報記憶手段に記憶された稼動情報の改変ができなくなる。
また、中継装置が情報収集端末装置及び遊技用管理装置が稼動するために必要な情報を当該情報収集端末装置及び遊技用管理装置に送信する情報送信手段を備えるので、中継装置が故障したり、中継装置を取り外したりすると、本遊技システムが稼動しないことから、中継装置が稼動情報を収集しない状態で、本遊技システムが稼動することがなく、中継装置による稼動情報の収集漏れが生じることがない。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0027】
図1は、本発明の実施の形態の遊技システムの全体の構成を示すシステム構成図である。
【0028】
遊技場Aには、遊技場内部のネットワークである内部ネットワークが設けられており、該内部ネットワークには遊技用管理装置(ホールコンピュータ)1、中継装置3、ルータ4が接続されている。
【0029】
遊技場内に設けられた内部ネットワークは、例えば、Ethernet(登録商標、以下同じ)によって構成されており、該内部ネットワークに接続された機器にはアドレスが設定されており、各機器間の通信(特定の機器に対するデータ転送)や、全機器に対する同報通信(例えば、ブロードキャスト)を行うことができる。
【0030】
遊技用管理装置1は、中継装置3に接続されており、中継装置3を介して、遊技機6及び遊技場内部に設置された遊技場の収支に関わる遊技関連装置(計数機7、券売機8、金庫9等)からの作動情報に基づいて生成された稼動情報を収集し、各機器の動作状況を監視する。そして、収集した稼動情報を分析して遊技場の営業分析をし、遊技機6(パチンコ機)の釘調整をし、遊技機6に対する不正を発見する。
【0031】
中継装置3は、遊技用管理装置1及び内部ネットワークと接続されており、遊技場内部に設置された機器(遊技機6、計数機7、券売機8、金庫9等)からの情報を収集する。そして、中継装置3が内部ネットワークを介して情報収集端末装置5から収集したデータを変換して遊技用管理装置1に送信する。
【0032】
すなわち、情報収集端末装置5から中継装置3へ内部ネットワークを介して送信されるデータの形式と、遊技用管理装置1が受信可能なデータの形式(中継装置3から遊技用管理装置1へ送信されるデータの形式)を異なるものとして、情報収集端末装置5から中継装置3へ送信されるデータを、遊技用管理装置1が中継装置3を介すことなく直接受信できないようにしている。
【0033】
このデータ形式の変更には、情報収集端末装置5と中継装置3との間の通信プロトコルと、中継装置3と遊技用管理装置1との間の通信プロトコルとを異なる通信プロトコルとして、両者のデータ形式を異なるものとする方法や、通信プロトコルは同じものとして、情報収集端末装置5と中継装置3間で送受信されるデータと、中継装置3と遊技用管理装置1間で送受信されるデータとを異なるデータフォーマットとして、両者のデータ形式を異なるものとすることにより実現される。また、情報収集端末装置5に暗号化手段を設け、中継装置3に暗号解読手段を設け、情報収集端末装置5から中継装置3へのデータを暗号化して送信することによって、情報収集端末装置5から中継装置3へ送信されるデータが遊技用管理装置1によって解読不可能としてもよい。
【0034】
このとき、情報収集端末装置5から中継装置3へ送信されるデータの形式(例えば、ヘッダの構成)や、情報収集端末装置5から中継装置3へ送信されるデータの暗号化情報(例えば、暗号キー)を遊技場外部管理装置2から中継装置3に送信することによって、情報収集端末装置5から中継装置3へ送信されるデータの秘匿化を図ることができる。
【0035】
ルータ4は遊技場内の島設備毎に設けられており、該島設備内に設置された情報収集端末装置5からの情報を中継して、該情報を内部ネットワークに向けて送信する。
【0036】
遊技機6は島設備に複数台ずつ設置されており、遊技機本体6aに、球貸ユニット6b、補給タンク6c及びアウトタンク6dが付加されて構成されている。遊技機6毎又は複数(例えば、2台)の遊技機6に1台の情報収集端末装置5が接続されており、情報収集端末装置5は、遊技機6から出力される情報を収集する。具体的には、遊技機6に設けられた外部出力端子からは、遊技機6の作動情報として遊技に関わる信号が出力されている。なお、遊技機6の作動情報を外部出力端子から取り出すのではなく、通信機能付遊技用CPUの通信ポートを介して遊技機6の作動情報を出力するように構成してもよい。
【0037】
この遊技機本体6aから出力される信号には、上タンク内の賞品球が不足していることを示し、島設備からの球の補給を促す「球切れ信号」、所定数(例えば、10個)の賞球を排出する毎に出力される「賞球信号」、所定数(例えば、25個)の遊技球を貸し出す毎に出力される「球貸信号」、変動表示装置が変動表示を開始したときに出力される「スタート信号」、変動表示装置の変動表示が停止したときに出力される「図柄確定信号」、特別遊技状態(大当り状態)中に出力される「大当り信号」、確率変動中に出力される「確変信号」等がある。また、球貸ユニット(現金サンド)6bからは、球貸時の売上高に関する「売上信号」が出力される。なお、この現金サンドからの「売上信号」は、売上金額に関する情報としての他、売上金額に相当する貸球数に関する情報としても使用される。すなわち、これらの信号を受信した情報収集端末装置5は、遊技機6からの作動情報を収集して、遊技用管理装置1や中継装置3に対して作動情報を累積演算した稼動情報を内部ネットワークに向けて送信する。
【0038】
また、遊技機6には、遊技機6に遊技球を補給する補給タンク6cと、遊技機6から回収したアウト球を収容するアウトタンク6dとが併設されている。補給タンク6cには補給した球数を計数する補給数計数部を有し、アウトタンク6dにはアウト球数を計数する回収球計数部を有している。補給タンク6c(補給数計数部)は補給球の計数結果を作動情報として「補給信号」を出力する。アウトタンク6d(回収球計数部)はアウト球の計数結果を作動情報として「回収信号」を出力する。この補給タンク6c及びアウトタンク6dは情報収集端末装置5に接続され、情報収集端末装置5が補給タンク6c及びアウトタンク6dから出力される作動情報を収集し、累積値を集計して、その累積値を稼動情報として遊技用管理装置1や中継装置3に出力する。
【0039】
また、遊技場内には、遊技場の収支に関わる遊技関連装置として計数機7、券売機8及び金庫9が設けられており、各々情報収集端末装置5に接続されている。計数機7は、遊技者が遊技によって得た遊技媒体(遊技球、メダル等)を、景品との交換のために、計数するジェットカウンター等の装置であり、遊技媒体の計数結果に関する「計数信号」を出力する。券売機8は、遊技に用いるプリペイドカード等を発券するものであり、発券時の売上高に関する「売上信号」を出力する、金庫9は、券売機8、現金サンドが収受した現金が搬送されて収納されるもので、金庫9への入金高に関する「入金信号」が出力される。これらの、計数機7、券売機8及び金庫9からの作動情報としての「計数信号」、「売上信号」、「入金信号」は、情報収集端末装置5に入力される。情報収集端末装置5では、所定時間の遊技媒体の計数値、売上高、入金高を加算演算し、累積値を集計して、稼動情報を生成し、その累積値を稼動情報として中継装置3に出力する。
【0040】
情報収集端末装置5は、遊技場に設置される装置(遊技6機等)に接続されており、これらの装置から出力される作動情報を収集して、該作動情報に基づいて、所定期間の作動情報の累積値(例えば、賞球信号に基づいて算出される賞球数の累積値)を生成し、その累積値を稼動情報として中継装置3に送信する。
【0041】
この情報収集端末装置5が生成する稼動情報(所定期間の作動情報の累積値)は、中継装置3に対して所定タイミングで送信されるが、情報収集端末装置5のメモリに記憶された累積値が初期化(累積値クリア処理が実行)されるまでは累積的に加算演算される。この累積値の加算演算は、通常は一営業単位毎に累積算出されるが、週又は月を単位として累積算出するように構成してもよい。ここで営業単位とは一日の営業開始から営業終了までを意味し、開店時間より早く始まり閉店時間より遅く終わる。なお、一日の営業時間を午前・午後等に分割して時間毎に営業単位を設定してもよい。また、営業単位を、複数日(例えば1週間)にわたるものとしてもよい。
【0042】
なお、情報収集端末装置5に、遊技機6の過去の稼働状況(スタート回数、大当り回数等)を表示する情報開示機器や呼出ランプなどが併設される構成としてもよい。
【0043】
本実施の形態では、情報収集端末装置5からの情報を中継するルータ4を島設備毎に設けたが、ルータ4を設けることなく、情報収集端末装置5を直接内部ネットワークに接続するように構成してもよい。また、情報収集端末装置5やルータ4を介さず遊技機6と内部ネットワークとが直接接続されるように構成してもよい。
【0044】
また、ルータ4を境にして情報収集端末装置5(遊技機6)側を下位ネットワークとし、中継装置3(遊技用管理装置1)側を上位ネットワークとして、上位ネットワークと下位ネットワークとで使用されるプロトコルを変えることによって、下位ネットワーク内の情報が上位ネットワークに接続された装置に直接送信されることや、上位ネットワーク内の情報が下位ネットワークに接続された装置に直接送信されることがなく、両ネットワークを独立したものとすることができる。このとき、ルータ4はネットワーク間でプロトコルを変換するゲートウェイ(プロトコル変換装置)として機能する。
【0045】
中継装置3は、情報収集端末装置5から送信された稼動情報を受信し、該稼動情報を記憶して、遊技用管理装置1及び遊技場外部管理装置2が受信可能な形式のデータに変換して(又は暗号化されたデータを復号化して)、遊技用管理装置1及び遊技場外部管理装置2に送信する。
【0046】
この中継装置3には、本遊技システムに接続された各機器の稼動に必要な情報(例えば、時間情報)を送信するシステム時計の機能を有するように構成してもよい。このシステム時計が遊技システムを構成する各機器に時間情報を提供することで、各機器からの稼動情報を同一の時間に基づいて収集することができる。このように中継装置3に、遊技システムの稼動に必要な機能を持たせると、中継装置3が故障したり、中継装置3を取り外したりすると、本遊技システムが稼動しないことから、中継装置3が稼動情報を収集しない状態で、遊技システムが稼動することがなく、中継装置3による稼動情報の収集漏れが生じることがない。
【0047】
遊技場外部管理装置2は、遊技場チェーンを経営する本部や外部機関に設けられ、ネットワークを介して中継装置3と接続されており、中継装置3が遊技場に設置された装置から収集した稼動情報の送信を受け、このデータを記憶蓄積して、管理する。
【0048】
遊技用管理装置1の通信ポートには、遊技場外の外部ネットワーク(例えば、イントラネット、インターネット)と、電話回線網(例えば、ISDN)又は地域IP網を介して接続されており、他の遊技場や本部に設けられた遊技場外部管理装置2等の装置と通信をする。なお、中継装置3等の遊技用管理装置1以外の装置が、遊技場外に設けられた装置と通信する場合には、遊技用管理装置1の通信ポートを介して遊技場外部管理装置2等の遊技場外に設けられた装置と通信をする。
【0049】
なお、遊技用管理装置1と遊技場外部管理装置2との間のネットワークが、インターネットのような不特定多数者が用いるネットワークであり、専用線で接続されていない場合には、遊技用管理装置1と遊技場外部管理装置2との間に仮想閉域網(VPN)を設定すると、遊技用管理装置1と遊技場外部管理装置2との間で転送されるデータが外部に漏洩することがなく、遊技場の経営情報の秘匿性を保つことができる。
【0050】
以上、主に遊技場Aについて説明したが、遊技場B及び遊技場Cにも同様の設備が設けられており、遊技場外部管理装置2と、各遊技場に設けられた遊技用管理装置、中継装置と通信して、遊技場外部管理装置2に稼動情報を送信することができるように構成されている。
【0051】
図2は、本発明の実施の形態の遊技システムの全体の別の構成を示すシステム構成図である。
【0052】
図2に示す遊技システムでは、遊技用管理装置1の通信ポートによって外部ネットワークに接続するのではなく、中継装置3の通信ポートによって外部ネットワークに接続するように構成されている。
【0053】
中継装置3の通信ポートには、遊技場外の外部ネットワーク(例えば、イントラネット、インターネット)と、電話回線網(例えば、ISDN)又は地域IP網を介して接続されており、他の遊技場や本部に設けられた遊技場外部管理装置2等の装置と通信をする。なお、遊技用管理装置1等の中継装置3以外の装置が、遊技場外に設けられた装置と通信する場合には、中継装置3の通信ポートを介して遊技場外部管理装置2等の遊技場外に設けられた装置と通信をする。このように、中継装置3を遊技場外の外部ネットワークに直接接続すると、中継装置3から遊技場外部管理装置2へ送信される情報が遊技用管理装置1を経由することがないことから、中継装置3から遊技場外部管理装置2へ送信される情報が遊技用管理装置1で改変されるおそれがなくなる。
【0054】
なお、図2に示す遊技システムでは、中継装置3と遊技場外部管理装置2との間に仮想閉域網(VPN)を設定して、遊技場の経営情報の秘匿性を保つようにしている。
【0055】
なお、遊技用管理装置1の通信ポートと中継装置3の通信ポートととの双方を外部ネットワークに接続するように構成してもよい。
【0056】
次に、本発明の実施の形態の情報収集端末装置5の構成を説明する。
【0057】
情報収集端末装置5は、マイクロプロセッサ50、電源回路及びデータ入出力用の端子が設けられている。このマイクロプロセッサ50の構成を図3に示す。
【0058】
マイクロプロセッサ50は、3個のCPU501〜503を内蔵した1チップタイプのプロセッサであり、メディア・アクセス・コントロールCPU(MACCPU)501、ネットワークCPU502、アプリケーションCPU503の3つのCPUを内蔵している。また、これらのCPU501〜503が共通に接続されているアドレス及びデータのためのコモンバス504には、各CPUに共通して使用されるメモリとして、CPUによるプログラム実行時のワークエリアとして使用されるメモリであるRAM505、不揮発性のメモリであるEEPROM507、プログラムなどを予め格納したROM509が接続されている。
【0059】
また、このコモンバス504には、外部との入出力を司るネットワーク通信ポート510及びI/Oポート512も接続されている。ネットワーク通信ポート510は所定の通信プロトコルに従ってデータ通信を行うためのポートであり、I/Oポート512はパラレル又はシリアルの入出力ポートである。
【0060】
EEPROM507は不揮発性のメモリであって、ネットワーク構成およびアドレスの指定情報、識別コード(48ビット)等の情報収集端末装置5に設定される情報や、制御用のプログラム等を記憶している。識別コード以外は、プログラムにより書き換え可能である。識別コードは、EEPROM507の製造過程で改変不能に書き込まれるものであり、各チップ毎に異なるコードを書き込むことができる。この識別コードは、ネットワークを介して外部から読み出すことができるので、情報収集端末装置5の識別に用いることができる。すなわち、どの情報をどのプロセッサ50(どの情報収集端末装置5)が出力したかを知ることができる。EEPROM507のプログラムにより書き換え可能な部分及びROM509には、作動情報の収集に用いられるプログラムが記憶されている。
【0061】
プロセッサには、CPU501〜503のクロックやリセットなどの制御信号を出力する制御回路514も内蔵されている。
【0062】
マイクロプロセッサ50の、ネットワーク通信ポート510は、ドライバを介してネットワーク接続端子に接続されており、該ネットワーク接続端子にはルータ4が接続され、遊技場管理装置1及び中継装置3との信号(データ信号、指令信号)の送受信をする。I/Oポート512は、ドライバを介して外部入出力端子に接続されており、該外部入出力端子には、遊技機6、計数機7等の遊技場に設置された装置から出力されたデータが入力される。
【0063】
遊技機6、計数機7等の遊技場に設置された装置からイベント情報が入力されると、該イベント情報はネットワーク通信ポート510から中継装置3を介して遊技用管理装置1に対して出力される。
【0064】
また、遊技機6、計数機7等の遊技場に設置された装置から作動情報が入力されると、アプリケーションCPU503によって作動情報の累積値が算出され、稼動情報が生成されて、稼動情報生成手段が形成される。また、生成された稼動情報はネットワーク通信ポート510から中継装置3を介して遊技用管理装置1及び遊技場外部管理装置2に対して出力され、MACCPU501、ネットワークCPU502及びネットワーク通信ポート510によって、稼動情報を送信する手段が構成される。
【0065】
また、ネットワーク通信ポート510から中継装置3に対して出力される稼動情報は遊技用管理装置1が受信できない形式のデータで送信される。このデータ送信は、RAM505に記憶された通信情報(通信プロトコル、データフォーマット、ヘッダ構成等)を参照してMACCPU501及びネットワークCPU502によって行われる。なお、ネットワーク通信ポート510から中継装置3に対して出力される稼動情報は暗号化して送信してもよい。この暗号化は、RAM505に記憶された暗号化情報(暗号キー、暗号化式)を参照してMACCPU501によって行われる。
【0066】
この中継装置3に対して出力される稼動情報のデータ形式や暗号形式は、遊技場外部管理装置2からの指令信号によって変更可能となっている。すなわち、情報収集端末装置5は、遊技場外部管理装置2からのデータ形式変更指令信号(又は、暗号キーを含む暗号形式変更指令信号)を受信すると、RAM505に記憶されている通信情報又は暗号化情報を書き替えて、データ形式や暗号を変更する。
【0067】
次に、本発明の実施の形態の中継装置3の構成を説明する。図4は、中継装置3の構成を示すブロック図である。
【0068】
中継装置3には、CPU301、プログラムなどを予め格納したROM302、CPUの動作時にワークエリアとして使用されるメモリであるRAM303、各種データを記憶するハードディスク、不揮発メモリ(フラッシュメモリ等)等の記憶装置304が設けられている。RAM303は、情報収集端末装置5が送信したイベント情報や稼動情報を蓄積記憶して、イベント情報記憶手段及び稼動情報記憶手段を構成する。これらのCPU301、ROM302、RAM303及び記憶装置304はバス308によって接続されている。このバス308はCPU302がデータの読み書きのために使用するアドレスバス及びデータバスから構成されている。
【0069】
また、ROM302、RAM303には情報収集端末装置5から受信した稼動情報、イベント情報のデータ形式を変換するための通信情報が記憶されており、通信情報記憶手段が構成されている。また、CPU301並びにROM302及びRAM303によってデータ形式変換手段が構成されている。
【0070】
また、ROM302、RAM303には情報収集端末装置5から受信した暗号化された稼動情報、イベント情報を解読するための暗号化情報(例えば、暗号キー)や、遊技場外部管理装置2に送信する稼動情報を暗号化するための暗号化情報(例えば、暗号キー)が記憶されており、暗号化情報記憶手段が構成されている。また、CPU301並びにROM302及びRAM303によって暗号化手段及び暗号解読手段が構成されている。
【0071】
バス308には、外部との入出力を司る通信インターフェース305、入力インターフェース306及び出力インターフェース307が接続されている。通信インターフェース305は、所定の通信プロトコルに従ってデータ通信を行うためのデータ入出力部であり、内部ネットワークと接続されている。入力インターフェース306、出力インターフェース307は、中継装置3に対して直接データを入出力するもので、メンテナンス用の入力装置(キーボード)や表示装置(ディスプレイ)が接続される。
【0072】
なお、中継装置3は、RAM303(稼動情報記憶手段)に記憶された稼動情報を改変させないようにするために、他の装置から中継装置3に対して、中継装置3が記憶している情報にアクセスするためのキー(パスワード等)を送信して、そのキーが一致しないと中継装置3のポートが開かないように構成して、中継装置3(稼動情報記憶手段)に記憶された情報(稼動情報)へのアクセスを制限し、該情報の改変を防止するアクセス制限手段を有する。また、入力インターフェース306、出力インターフェース307は特別な入出力装置が接続されたときのみに動作するように構成したり、入力インターフェース306に入力装置を接続する端子を設けなかったり、CPUにデータを入出力するためのポートが使用できないように設定することによって、アクセス制限手段を構成してもよい。
【0073】
中継装置3は遊技用管理装置1から稼動情報の送信要求を受けると、情報収集端末装置5に稼動情報の送信要求を送信する。そして、中継装置3が情報収集端末装置5から収集した稼動情報は、データ形式を変換して(又は、暗号を解読して)、通信インターフェース305を介して遊技用管理装置1及び遊技場外部管理装置2に送信され、CPU301及び通信インターフェース305によって稼動情報受信手段、稼動情報送信手段及び稼動情報要求手段が構成される。
【0074】
また、中継装置3は、情報収集端末装置5からイベント情報を受信すると、データ形式を変換して(又は、暗号を解読して)、通信インターフェース305を介して遊技用管理装置1に送信され、CPU301及び通信インターフェース305によってイベント情報受信手段及びイベント情報送信手段が構成される。
【0075】
本実施の形態の中継装置3は稼動情報を記憶して、ネットワークを介して、遊技場外部管理装置2に出力するが、出力インターフェース307を介して、RAM303(稼動情報記憶手段)に記憶された稼動情報を出力するデータ出力手段を設け、出力インターフェース307に接続したデータ読出装置によって、RAM303に記憶された稼動情報を読み出すことができるように構成してもよい。また、記憶された稼動情報を記憶媒体(フラッシュメモリ、磁気記録媒体等)によって取り出すことによって、外部にデータを出力するように構成してもよい。
【0076】
次に、本発明の実施の形態の遊技用管理装置1の構成を説明する。遊技用管理装置1は、図4に示すブロック図に示す構成を有する。しかし、前述した中継装置3の構成と以下の点で異なる。
【0077】
まず、入力インターフェース306には、遊技用管理装置1の操作のための入力装置(キーボード、マウス等)が接続される。出力インターフェース307には、遊技機6等から収集したデータや、遊技用管理装置1の稼働状態を表示する表示装置(ディスプレイ)が接続される。
【0078】
また、通信インターフェース305は、内部ネットワークに接続される他、遊技場外の外部ネットワークと接続している。よって、遊技場に設置され、ネットワークによって接続された各装置は、遊技用管理装置1を介して外部ネットワークに接続された機器と通信をすることができる。
【0079】
次に、本発明の実施の形態の遊技場外部管理装置2の構成を説明する。遊技場外部管理装置2は、図4に示すブロック図に示す構成を有する。しかし、前述した中継装置3の構成と以下の点で異なる。
【0080】
まず、入力インターフェース306には、遊技場外部管理装置2の操作のための入力装置(キーボード、マウス等)が接続される。出力インターフェース307には、遊技用管理装置1や中継装置3から収集したデータを表示する表示装置(ディスプレイ)が接続される。
【0081】
また、通信インターフェース305は、遊技場外の外部ネットワークと接続している。よって、各遊技場に設置された遊技用管理装置1や、中継装置3と通信をすることができる。
【0082】
図5は、本発明の実施の形態の遊技システムのイベント情報発生時の処理を示すシーケンス図である。
【0083】
営業中の時間帯は、遊技機6が稼動しており、遊技機6から作動情報として、所定数(例えば、10個)の賞球が排出された賞球信号等が出力される。また、計数機7も稼動しており、計数機7から計数信号が出力され、券売機8から売上信号が出力され、金庫9から入金信号が出力される。これらの信号は作動情報として情報収集端末装置5に入力される。
【0084】
例えば、情報源である遊技機6からは、所定数(例えば、10個)の賞球が排出されたことに関連する「賞球信号」や、遊技機6が特別遊技状態(大当り状態)になったことに関連する「大当り信号」が出力される。その作動情報(賞球信号)は情報収集端末装置5に入力される。情報収集端末5では、受信した作動情報が、直ちに遊技用管理装置1に送信すべき情報(イベント情報)であるか否かを判定する。
【0085】
すなわち、遊技機6から出力される情報のうち、「球切れ信号」、「図柄確定信号」、「大当り信号」、「確変信号」、遊技機の前面枠開放に伴う「ドア開放信号」、呼出ボタンの操作に伴う「呼出信号」はイベント情報であり、遊技用管理装置1に直ちに送信される。一方、遊技機6から出力される情報のうち、「賞球信号」、「球貸信号」、「スタート信号」はイベント情報ではなく、情報収集端末装置5で累積値が集計される。また、遊技機以外の装置では、装置の異常を示す「エラー信号」はイベント情報であり、遊技用管理装置1に直ちに送信される。一方、「計数信号」、「売上信号」、「入金信号」はイベント情報ではなく、情報収集端末装置5で累積値が集計される。なお、イベント情報であるか否かは、遊技場の運営においてリアルタイムで必要とされる情報であるか否かによって各遊技場毎に設定されるようにしてもよい。
【0086】
情報収集端末装置5が収集した作動情報がイベント情報であると判定すると、情報収集端末装置5は該イベント情報(例えば、球切れ信号)を中継装置3に対して送信する。また、一部のイベント情報(例えば、大当り信号)は作動情報を加算集計し、該作動情報に基づいて稼動情報としての累積値を生成し、該稼動情報が記憶される。
【0087】
イベント情報を受信した中継装置3は、該イベント情報をイベント情報記憶手段に記憶して、遊技用管理装置1が受信可能な形式のデータに変換して(又は暗号を解読して)、該イベント情報を遊技用管理装置1に対して送信する。イベント情報を受信した遊技用管理装置1は、イベント情報を記憶して、イベント情報に応じた、係員を呼び出す等の警告を発生するイベント情報処理を行う。
【0088】
一方、イベント情報でない作動情報は、該作動情報に基づいて累積値を集計し、稼動情報が生成されて、該累積値が稼動情報として記憶される。具体的には、所定時間における、賞としての遊技媒体の排出数(賞球排出数)、貸出のための遊技媒体の排出数(貸球数)、スタート回数の累積値が加算演算され、稼動情報が生成される。なお、稼動情報は、例えば、賞球数の累積加算値そのものであってもよいが、累積加算値を加工したデータ(例えば、所定数で除したものや、符号化したもの)であってもよい。
【0089】
この稼動情報は、図6等で後述するように所定タイミング(所定時間毎、営業終了時)に遊技用管理装置1及び中継装置3に対して出力される。
【0090】
図6は、本発明の実施の形態の遊技システムの営業中から営業終了までの処理を示すシーケンス図である。
【0091】
営業中の時間帯は、遊技機6において、所定数(例えば、10個)の賞球が排出された等の作動情報が発生する。遊技機6から賞球信号が送信されると、その作動情報(賞球信号)は情報収集端末装置5に入力される。情報収集端末装置5は、賞球信号等を受信して作動情報を収集し、受信、収集した作動情報の累積値を算出する。例えば、賞球排出数の累積値に該賞球信号に該当する賞球数を加算し、賞球排出数の累積値を算出する。そして、情報収集端末装置5は該累積値を記憶する。
【0092】
遊技用管理装置1は、所定時間(例えば、10分)毎に、中継装置3に対して作動情報の累積値(稼動情報)の送信を要求する稼動情報要求信号を送信する。遊技用管理装置1からの稼動情報要求信号を受信した中継装置3は、稼動情報要求信号を、情報収集端末装置5が受信可能な形式のデータに変換して、情報収集端末装置5に対して稼動情報の送信を要求する稼動情報要求信号を送信してポーリングを行う。この中継装置3からの稼動情報送信要求に対応して、情報収集端末装置5は算出記憶した累積値を稼動情報として中継装置3に対して送信する。情報収集端末装置5から送信される稼動情報は、その出力時間を示す時間情報又はその出力順序を示す順序情報(一連番号)を付して送信される。このように、稼動情報に時間情報を付して出力すると、送信された稼動情報の時間情報の間隔から、稼動情報の転送誤り(送信誤り、受信誤り)を検出することができる。また、稼動情報に順序情報を付して出力すると、送信された稼動情報の一連番号が連続しているか否かを判定することによって、稼動情報の転送誤り(送信漏れ、受信誤り)を検出することができる。
【0093】
中継装置3は、情報収集端末装置5から稼動情報を受信すると、遊技用管理装置1が受信可能な形式のデータに変換して、該稼動情報を遊技用管理装置1に対して送信する。そして、該稼動情報を遊技場外部管理装置2に対して送信する。なお、中継装置3から遊技場外部管理装置2に対して送信される稼動情報は、中継装置3から遊技用管理装置1に対して送信される稼動情報と対比可能なもの(同一の内容)であれば、両稼動情報のデータが完全に一致するものでなくてもよい。すなわち、中継装置3で稼動情報データを加工して、遊技場外部管理装置2に対して送信してもよい。例えば、中継装置3で所定期間の稼動情報をまとめて、稼動情報を一括して送信することができる。
【0094】
遊技用管理装置1は、中継装置3から稼動情報を受信すると、稼動情報を記憶して、営業状態の推移を管理する。
【0095】
遊技場外部管理装置2は、中継装置3から稼動情報を受信すると、稼動情報を記憶する。
【0096】
この中継装置3から遊技場外部管理装置2に対して送信される営業終了時までの作動情報の累積値である最終稼動情報は、図2に示す遊技システムにおいては、中継装置3から遊技用管理装置1を介さずに、遊技場外部管理装置2に送信されるが、図1に示す遊技システムにおいては、遊技用管理装置1を経由して送信されるので中継装置3で暗号化して遊技場外部管理装置2に送信することが望ましい。すなわち、中継装置3には稼動情報を暗号化する暗号化手段を設け、遊技場外部管理装置2には、中継装置3が送信した暗号化された稼動情報を解読する解読手段を設ける。この暗号化には、中継装置3の暗号化手段と遊技場外部管理装置2の解読手段に暗号化・解読用の鍵を公開鍵暗号等の方法を用いて実現することができる。
【0097】
次に、本発明の実施の形態における営業単位の概念について説明する。
【0098】
情報収集時間は、営業時間を含む時間として設定されており、遊技場の係員が、開店に先立って遊技用管理装置1に営業開始を指示することによって情報の収集を開始する。また、閉店後全ての遊技者が退場し、遊技機6及び遊技関連機器(計数機7、券売機、金庫9等)の稼動が停止したら、遊技場の係員が遊技用管理装置1に営業終了を指示することによって情報の収集を終了する。すなわち、一営業単位は、一日の営業開始から営業終了までで、開店時間より早く始まり、閉店時間より遅く終了する。
【0099】
なお、営業開始時間と営業終了時間とを適宜設定することで、週又は月などの複数営業単位での集計を可能としたり、所定時間単位(例えば、1時間単位)で集計するように構成することもできる。
【0100】
遊技用管理装置1に営業開始操作(営業開始の入力)がされると、遊技用管理装置1から中継装置3に営業開始報知信号が送信される。中継装置3は、情報収集端末装置5に営業開始報知信号を同報通知する。情報収集端末装置5は、この営業開始報知信号によって、前の営業単位において蓄積した累積値(稼動情報)をクリアし、これから開始される当該営業単位における情報収集のための初期化処理をする。この前の営業単位において蓄積した稼動情報の初期化は、遊技場外部管理装置2への稼動情報の送信から、次の営業単位の稼動情報収集開始までの間に行えばよい。
【0101】
そして、情報収集端末装置5は、営業情報の収集を開始する。営業時間中は、情報収集端末装置5は、遊技機6、計数機7、券売機8、金庫9等からの作動情報を収集して、作動情報を演算して、累積値を算出し、稼動情報を生成する。
【0102】
遊技用管理装置1に営業終了指示がされると、遊技用管理装置1から中継装置3に営業終了指示が送信される。中継装置3は、情報収集端末装置5に営業終了指示を同報通知する。情報収集端末5は、この営業終了通知によって、情報収集時間が終了したと判断し、作動情報の収集が終了する。そして、情報収集端末装置5は、中継装置3に最終稼動情報を送信し、中継装置3は遊技用管理装置1及び遊技場外部管理装置2に終稼動情報を送信する。遊技用管理装置1及び遊技場外部管理装置2は受信した稼動情報を記憶する。
【0103】
以上説明した本発明の実施の形態では、中継装置3は、遊技用管理装置1からの稼動情報送信要求に基づいて、遊技用管理装置1及び遊技場外部管理装置2に対して稼動情報を送信するように構成したが、中継装置3が遊技用管理装置1に稼動情報を送信すると共に遊技場外部管理装置2に対して稼動情報を送信するのではなく、中継装置3が遊技場外部管理装置2に対しては所定のタイミング(すなわち、遊技用管理装置1に稼動情報を送信するタイミングとは異なるタイミング)で稼動情報を送信するように構成してもよい。例えば、情報収集端末装置5が所定時間間隔で稼動情報を送信したり、情報収集端末装置5が遊技用管理装置1からの営業開始信号に基づいて遊技場の営業開始を判定して稼動情報を送信したり、情報収集端末装置5が遊技用管理装置1からの営業終了信号に基づいて遊技場の営業終了を判定して稼動情報を送信したり、情報収集端末装置5が自ら遊技場の営業開始又は営業終了を判定して稼動情報を送信するように構成することができる。
【0104】
このように本発明の実施の形態では、遊技場に設置された遊技機及び遊技場の収支に関わる装置から作動情報を収集する情報収集端末装置5と、情報収集端末装置5が収集した作動情報から生成された稼動情報を収集する遊技用管理装置1と、遊技用管理装置1と情報収集端末装置5との通信を中継する中継装置3と、前記情報収集端末装置及び前記中継装置を接続するネットワークと、を遊技場に備え、遊技場外には、遊技用管理装置1が収集した稼動情報及び中継装置3が収集した稼動情報を収集する遊技場外部管理装置2を備え、中継装置3は、情報収集端末装置5が生成した稼動情報を受信する稼動情報受信手段と、情報収集端末装置5から送信された稼動情報を遊技用管理装置1に送信し、前記遊技用管理装置に送信した稼動情報と対比可能な稼動情報を前記遊技場外部管理装置に送信する稼動情報送信手段と、を備えるので、遊技用管理装置に記憶される稼動情報が改変された場合、中継装置を介して稼動情報を収集する遊技場外部管理装置に記憶される稼動情報と、遊技用管理装置に記憶される稼動情報とが一致しなくなり、遊技場外部管理装置にて不一致を検出することができる。
【0105】
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した発明の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び内容の範囲での全ての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の遊技システムのシステム構成図である。
【図2】本発明の実施の形態の遊技システムの別のシステム構成図である。
【図3】本発明の実施の形態の情報収集端末装置5に用いられるマイクロプロセッサの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態の中継装置3の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の遊技システムのイベント情報発生時のシーケンス図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の遊技システムの営業中から営業終了までのシーケンス図である。
【符号の説明】
1 遊技用管理装置
2 遊技場外部管理装置
3 中継装置
4 ルータ
5 情報収集端末装置
6 遊技機
7 計数機
8 券売機
9 金庫

Claims (6)

  1. 遊技場に設置された遊技機と遊技場の収支に関わる装置との少なくとも一方から作動情報を収集する情報収集端末装置と、
    前記情報収集端末装置が収集した作動情報から生成された稼動情報を収集する遊技用管理装置と、
    前記遊技用管理装置と前記情報収集端末装置との通信を中継する中継装置と、
    前記情報収集端末装置前記中継装置との間を接続するとともに、前記中継装置と前記遊技用管理装置との間を接続するネットワークと、を遊技場に備え、
    遊技場外には、前記遊技用管理装置が収集した稼動情報及び前記中継装置が収集した稼動情報を収集する遊技場外部管理装置を備えた遊技システムであって、
    前記情報収集端末装置と前記中継装置との間の通信プロトコルと、前記中継装置と前記遊技用管理装置との間の通信プロトコルとを異なる通信プロトコルとし、
    前記中継装置は、
    前記情報収集端末装置が生成した稼動情報を受信する稼動情報受信手段と、
    前記稼動情報受信手段が受信した稼動情報を記憶する稼動情報記憶手段と、
    前記稼動情報記憶手段に記憶された稼動情報へのアクセスを制限し、該稼動情報の改変を防止するアクセス制限手段と、
    前記稼動情報記憶手段に記憶された稼動情報を前記遊技用管理装置に送信する稼動情報場内送信手段と、
    前記遊技場外部管理装置が前記遊技用管理装置から収集した稼動情報と対比可能なように、前記稼動情報記憶手段に記憶されている稼動情報を前記遊技場外部管理装置に送信する稼動情報場外送信手段と、を備えたことを特徴とする遊技システム。
  2. 前記中継装置は、前記情報収集端末装置及び前記遊技用管理装置が稼動するために必要な情報を当該情報収集端末装置及び遊技用管理装置に送信する情報送信手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技システム。
  3. 前記中継装置は、前記遊技用管理装置に稼動情報を送信するタイミングと前記遊技場外部管理装置に稼動情報を送信するタイミングとを同じにすることを特徴とする請求項1に記載の遊技システム。
  4. 遊技場に設置された遊技機と遊技場の収支に関わる装置との少なくとも一方から作動情報を収集する情報収集端末装置と、前記情報収集端末装置が収集した作動情報から生成された稼動情報を収集する遊技用管理装置との通信を中継するとともに、遊技場外に設けられて前記遊技用管理装置から前記稼動情報を収集する遊技場外部管理装置と通信可能に接続される中継装置であって、
    前記中継装置は、前記情報収集端末装置との間の通信プロトコルと、前記遊技用管理装置との間の通信プロトコルとが異なるように構成されてなり、
    前記情報収集端末装置が生成した稼動情報を受信する稼動情報受信手段と、
    前記稼動情報受信手段が受信した稼動情報を記憶する稼動情報記憶手段と、
    前記稼動情報記憶手段に記憶された稼動情報へのアクセスを制限し、該稼動情報の改変を防止するアクセス制限手段と、
    前記稼動情報記憶手段に記憶されている稼動情報を前記遊技用管理装置に送信する稼動情報場内送信手段と、
    前記遊技場外部管理装置が前記遊技用管理装置から収集した稼動情報と対比可能なように、前記稼動情報記憶手段に記憶されている稼動情報を前記遊技場外部管理装置に送信する稼動情報場外送信手段と、を備えることを特徴とする中継装置。
  5. 前記中継装置は、前記情報収集端末装置及び前記遊技用管理装置が稼動するために必要 な情報を当該情報収集端末装置及び遊技用管理装置に送信する情報送信手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の中継装置。
  6. 前記中継装置は、前記遊技用管理装置に稼動情報を送信するタイミングと前記遊技場外部管理装置に稼動情報を送信するタイミングとを同じにすることを特徴とする請求項3に記載の中継装置。
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