JP4222449B2 - 改善された研磨性を有する研磨剤 - Google Patents

改善された研磨性を有する研磨剤 Download PDF

Info

Publication number
JP4222449B2
JP4222449B2 JP2004558034A JP2004558034A JP4222449B2 JP 4222449 B2 JP4222449 B2 JP 4222449B2 JP 2004558034 A JP2004558034 A JP 2004558034A JP 2004558034 A JP2004558034 A JP 2004558034A JP 4222449 B2 JP4222449 B2 JP 4222449B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
abrasive particles
group
sub
particles
elements
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004558034A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006509086A (ja
Inventor
ツアイリンガー,ハンス
ブルツアー,トマス
Original Assignee
トライバツハー・シユライフミツテル・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トライバツハー・シユライフミツテル・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング filed Critical トライバツハー・シユライフミツテル・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング
Publication of JP2006509086A publication Critical patent/JP2006509086A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4222449B2 publication Critical patent/JP4222449B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K3/00Materials not provided for elsewhere
    • C09K3/14Anti-slip materials; Abrasives
    • C09K3/1436Composite particles, e.g. coated particles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24DTOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
    • B24D11/00Constructional features of flexible abrasive materials; Special features in the manufacture of such materials
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24DTOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
    • B24D3/00Physical features of abrasive bodies, or sheets, e.g. abrasive surfaces of special nature; Abrasive bodies or sheets characterised by their constituents
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/29Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
    • Y10T428/2982Particulate matter [e.g., sphere, flake, etc.]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/29Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
    • Y10T428/2982Particulate matter [e.g., sphere, flake, etc.]
    • Y10T428/2991Coated
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/29Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
    • Y10T428/2982Particulate matter [e.g., sphere, flake, etc.]
    • Y10T428/2991Coated
    • Y10T428/2993Silicic or refractory material containing [e.g., tungsten oxide, glass, cement, etc.]

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Composite Materials (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Description

本発明は、合成レジンボンド研摩剤において適用するための溶融あるいは焼結したコランダム、ジルコニウムコランダム、ケイ素コランダム、シリコンカーバイドおよびボロンカーバイドを含んでなる慣用の研磨粒子の群からの研磨粒子であって、この表面上にこの非処理研磨粒子の重量に対して0.05〜2.0重量パーセントのケイ素ベースの水性結合剤と、この非処理研磨粒子の重量に対して0.05〜5.0重量パーセントの一般式AxByOz(ここで、AおよびBは各々元素の群であり、そしてOはAとBに対する化学量論的比で存在する酸素であり、そして数x、yおよびzはこの複合酸化物の組成を示し、そして整数には限定されないものであり、そしてzは(x+y)の和と1.5〜2.5の間の乗数との積に相当する)の複合微粒子酸化物化合物と、からなるコーティングが設けられていることを特徴とするこの研磨粒子に関する。元素Aの群は元素の周期系における金属の群に関し、一方元素Bの群は周期系における両性元素の群に関する。この複合微粒子酸化物化合物AxByOzは、金属の群から、あるいは周期系の両性元素の群から少なくとも1種の元素を各々含有する。このケイ素ベースの水性結合剤は好ましくはコロイド状ケイ酸である。加えて、本発明は、上記に挙げた研磨粒子の製造方法ならびに合成樹脂により結合された研磨剤におけるこれらの使用に関する。
研磨粒子は、最も多様な研磨方法用に結合した形またはゆるい形で最も多様な粒子サイズで使用される。例えばセラミック材料または人工樹脂との混合物において、これらは研磨剤ディスクに賦型され、このセラミック材料または人工樹脂は研磨粒子の結合剤としての役目をする。裏打ち材(紙、リネン布など)上の研磨剤の場合には、裏打ち材上への接着は一般に合成樹脂結合により実現される。しかしながら、種々の研磨剤の効率は、使用される研磨粒子により影響を受けるのみならず、研磨剤への粒子の結合によっても大きく影響される。この点で、研磨粒子および結合剤相の間の界面は特に重要である。これはいかなる結合からも研磨粒子を破壊するのに必要とされる力を決定する。研磨粒子が硬くかつ強固であるほど、界面上での結合および接着力の要請は大きく、そして結合から粒子を破壊することが容易となる。大部分の研磨粒子、特に溶融工程により製造されるものは比較的滑らかな表面を有し、これは主として接着に依存する結合に不利である。このことは、特に結合が殆どもっぱら接着に基いている合成樹脂により結合されている研磨剤について言えることである。それゆえ、過去には、表面を粗化するかあるいは拡大し、それによって結合を改善するための多数の手段が示唆された。
本発明が基いている(特許文献1)および(特許文献2)は、合成レジンボンド研磨剤の結合の改善を達成させると推測される粒子表面の拡大のために慣用の研磨粒子を水性結合剤および微粒子酸化物により処理することを述べている。
例えば(特許文献3)は、合成レジンボンドの研磨剤との結合を改善するために、微粒子金属酸化物粒子、例えばIII価鉄酸化物またはモリブデン酸化物のマットコーティングにより被覆されている溶融アルミニウム酸化物およびシリコンカーバイド研磨粒子を述べている。この金属酸化物粒子は薄いガラス様の層により粒子の表面に接着する。
(特許文献4)は、紙およびリネン用途において粒子の結合を改善しそして同時に研磨剤の耐水性を改善すると推測されるメタリン酸塩および鉄酸化物顔料中での研磨粒子の被覆を述べている。
加えて、(特許文献5)は、例えばクレー、カオリンまたはガラスフリットなどのセラミック材料の層を研磨粒子上に溶融あるいは焼結する一部のチタン酸化物を含有するアルミニウム酸化物をベースとする研磨粒子の処理を述べている。焼結または溶融と同時に、研磨粒子の構造変化とあいまって起こるコランダム中に含有されるチタン酸化物の原子価3から原子価4への酸化レベルへの変化が起こる。
最後に、(特許文献6)は、湿式磨砕における研磨性能を改善するためのガラスフリット、結合剤および磨砕活性微粒子からなるセラミック被覆を述べている。
上記に挙げた特許によるこの粒子の処理、特に(特許文献7)による処理はこれらの既知の欠点にも拘わらず当業界への参入を果たした。ここでは、コストの理由により、合成レジンボンドの研磨剤で使用するために研磨粒子の粒子表面を拡大するための鉄酸化物顔料(Fe)による処理は、特別な重要性を獲得した。しかしながら、この処理の難点は、研磨操作時の粒子の高い応力と強い加熱下で結合中の粒子の接着は低下し、そして粒子は結合から破壊するという事実に存する。この挙動の一つの説明は、III価の鉄酸化物がII価の鉄酸化物に熱的に破壊されるという事実に見出され得る。体積変化およびこれと関連する酸素の放出が合成樹脂中の結合を損傷し、そして粒子の破壊を促進する。この研磨剤の使用可能な寿命または研磨性能は対応して低い。
セラミック材料を(特許文献8)により塗布することはチタン含有コランダムに限定され、加えて高温を加えることを必要とする。一つの難点は、これらの温度において安定な粒子集塊が形成され、これを壊すのが極めて困難であるということである。このことは、所望の粒子サイズ分布における研磨粒子の収率を低下させるか、あるいはこのように得られる混合物を労働集約的な、したがってコストのかかる粉砕段階にかけなければならない。また、高温によって、この微粒子の粒子は結合剤と一緒に融解して、ガラス様のコーティングを形成するので、処理される粒子の表面は、ほとんどの場合少程度でしか増加しない。
(特許文献9)の研磨活性微粒子の粒子による被覆において、意図した微粒子の粒子を研磨粒子の表面に強固に固定することは困難である。
また、この意図された微粒子の粒子はガラスフリットにより融着されて、そして可能な限り滑らかである表面を形成すると推測される研磨活性剤を含み;ここで、このことは研磨粒子の比表面が小程度でしか拡大されないことも意味する。
米国特許第2,527,044号明細書 第2,541,658号明細書 米国特許第2,527,044号明細書 米国特許第2,541,658号明細書 EP−A−0 014 236明細書 EP−B−0 080 604明細書 米国特許第2,541,658号明細書 EP−A−0 014 236明細書 EP−B−0 080 604明細書
本発明の目的は、大きな機械的応力、例えば合成レジンボンドの切断ホイールと熱応力の下でも良好でかつ持続性の結合を持つ拡大された表面の被覆研磨粒子であって、それゆえ、述べたように技術の現状の難点を示さないものを提供することである。これと連結するのは、粒子剥離の低減に加えて、研磨性能の認識可能な改善においてそれ自身を実証する粒子の性質の更に良好な使用である。
驚くべきことには、この目的は、最初に、溶融あるいは焼結したコランダム、ジルコニウムコランダム、シリコンカーバイドおよびボロンカーバイドをベースとする研磨粒子をミキサー中でこの出発粒子の重量に対して0.05〜2.0重量%のケイ素水溶液、好ましくはコロイド状ケイ酸により濡らし、そして引き続きこの出発粒子の重量に対して0.05〜5.0重量%の一般式AxByOz(ここで、AおよびBは各々元素の群であり、そしてOはAおよびBに対する化学量論的比で存在する酸素であり、そして数x、yおよびzはこの複合酸化物の組成を示し、そして整数には限定されないものであり、そしてzは(x+y)の和と1.5〜2.5の間の乗数との積に相当する)の複合微粒子酸化物化合物によりこれらを被覆することにより達成可能である。元素Aの群は元素の周期系におけるチタン、ジルコニウム、鉄、コバルトおよび/またはニッケル金属の群に関し、一方元素Bの群は周期系におけるバナジウム、クロム、マンガン、亜鉛、スズおよび/またはアンチモン両性元素の群に関する。この複合微粒子酸化物化合物AxByOzは、元素の周期系における金属の群からの少なくとも1つの元素Aおよび両性元素の群からの少なくとも1つの元素B、ならびにAとBに対する化学量論的比での酸素を含有する。被覆対象の研磨粒子の耐熱性に依って、被覆工程に続いて100と900℃の間の熱処理を行って、この被覆の接着を改善する。
表面の拡大および結合の改善のために現状技術により使用される他の同様の微粒子材料と比較して、研磨粒子の結合と、したがって研磨剤の研磨性能のために本発明により使用される微粒子複合酸化物のプラスの効果はかなり更に顕著なものであり、実施例により後で説明する。このように、このプラスの効果の一つの説明は、シリケート結合剤により粒子の表面によく接着する複合微粒子酸化物化合物による研磨粒子の表面積の拡大と、大部分が接着に基づく結合力を増加させる粒子の特別な表面構造とに見出されるべきもののみでない。加えて、本発明の複合微粒子酸化物化合物は熱力学的に極めて安定であり、したがって反応抵抗性である。粒子上の高い機械的応力および/または熱応力を伴ういかなる研磨工程時にも研磨対象の材料または研磨粒子について崩壊または反応は殆ど起こらない。このことの原因は、恐らく金属元素と両性元素の間の特別な酸化物組成であろう。別な利点は、研磨粒子の良好な濡れならびにケイ素結合剤、好ましくはコロイド状ケイ酸による複合酸化物組成から生じる。この粒子の熱安定性に合わせて調整される被覆粒子の熱処理と同時に、このことは複合酸化物化合物の最適な接着を生じる。
コランダム、シリコンカーバイドおよびボロンカーバイドを900℃まで1時間加熱して、この基本的な物質にいかなる注目に値する変化も起こさずにこの被覆を融解することができる。1つの例外は、この製品に特徴的な過度に比例した延伸によりほぼ600℃以上で崩壊する共融ジルコニウムコランダムである。それゆえ、この被覆を融解するためにこの製品を500℃以上に加熱してはならない。驚くべきことには、この粒子へのこの被覆の所望の良好な接着を保障し、そしてはっきりと改善された研磨性能を得るためには、この温度が充分であるということが示された。
被覆研磨粒子の集積およびこれと関連する研磨性能の改善は、合成レジンボンドの切断ホイールにおいて試験済である。剥離試験においては、この個別の粒子を上記で平均の応力およびこの粒子とこの合成樹脂との界面に極端な応力を生じる熱にさらした;それゆえ、このような方法により本発明による被覆の効果を特にはっきりと示すことが可能である。
次の例はいかなる制約も構成せずに、本発明を詳細に説明するためのものである。
切断ホイールの作製
FEPA粒子サイズF36におけるTreibacher SchleifmittelのFRSKセミスペシャル溶融アルミナ
5個の切断ホイール毎に、最初に、780gの研磨粒子を55gの液体樹脂(フェノール樹脂)と混合し、引き続いてこの混合物を50.0重量%のフェノール粉末樹脂、25.0重量%のクライオライト、24.0重量%のパイライトおよび1.0重量%のCaOからなる240gの粉末混合物とブレンドした。この後、この混合物の対応する部分を178mmの直径と2.8mmの厚さのディスクにプレスし、180℃で14時間硬化させた。
切断ホイールの作製
FEPA粒子サイズF36におけるTreibacher SchleifmittelのZK40共融ジルコニウムコランダム
FRSK粒子に対照的に、ZK40の場合には、780gの研磨粒子を65gの液体樹脂および260gの上述の粉末混合物と混合する
剥離試験のための試験パラメーター
・20回の切断/切断ホイール
・材料:平鋼ST37、30×8mm(FRSKに対して)
丸鋼V2A(18%Cr、10%Ni)、20mm直径(ZK40に対して)
・時間/切断:3.5秒(FRSK)
5.5秒(ZK40)
Figure 0004222449
による20回切断(5個のホイールの平均値)後のGファクターの計算
[実施例1](比較例)
最初に、5.0kgのTreibacher SchleifmittelのFRSK F36セミスペシャル溶融アルミナ(FEPA(Federation Europeenne des Fabricants des Produits Abrasifs)による粒子サイズ)を実験室用インテンシブミキサー中でこの非処理粒子の重量に対して0.3重量%のMAPL(Chemische Fabrik Budenheimの50%のリン酸モノアルミニウム水溶液)により濡らし、そしてほぼ3分間の更なる混合期間の後この非処理粒子の重量に対して1.2重量%のBayferrox 222(合成鉄酸化物顔料、Bayer AGのFe)により被覆した。2分間の更なる混合期間の後この被覆粒子を800℃で1時間焼成した。
この被覆セミスペシャル溶融アルミナ粒子を用いて、5個の切断ホイールを上述の方法で作製し、そして通常の平鋼で試験した。求めたGファクターを下記の表1に見ることができる。
[実施例2](本発明)
5.0kgのFRSK F36セミスペシャル溶融アルミナを0.2重量%のコロイド状ケイ酸(Du PontのLUDOX HS 30)により濡らし、そしてほぼ3分間の更なる混合期間の後10重量%のMnO、24重量%のSbおよび66重量%のTiOの近似組成の0.2重量%のチタンマンガンアンチモンルチル(Ferro Corp.の顔料PK12100)により被覆した。2分間の更なる混合期間の後、この粒子を800℃で1時間焼成し、引き続いて切断ホイールに加工した。
通常のスチールについての剥離試験の結果を表1に見ることができる。
Figure 0004222449
この剥離試験の結果は,非処理粒子または現状技術により処理した粒子と比較して本発明の被覆によって研磨性能のはっきりとした改善が達成可能であるということを示す。
[実施例3](比較例)
5.0kgのジルコニウムコランダムZK 40 F36を実施例1におけるようにMAPLおよびBayferrox 222により被覆し、そしてこの粒子を引き続いて400℃で熱処理した。この製品を使用して、切断ホイールを製造した。
ステンレススチールについての剥離試験の結果を表2に見ることができる。
[実施例4](比較例)
実施例3に対照的に、最初に、5.0kgの共融ジルコニウムコランダムZK 40 F36を実験室インテンシブミキサー中で0.2重量%のMAPLにより濡らし、そして3分間の更なる混合期間の後0.2重量%のBayferroxにより被覆した。この被覆粒子の熱処理を400℃で1時間行った。
この粒子により製造される切断ホイールの剥離試験の結果を表2に示す。
[実施例5](比較例)
5.0kgの共融ジルコニウムコランダムZK 40 F36を実験室インテンシブミキサー中で0.2重量%のコロイド状ケイ酸(Ludox HS 30)により濡らし、そして3分間の更なる混合期間の後0.2重量%のチタン酸化物顔料により被覆した。2分間の更なる混合期間の後熱処理を400℃で行った。この被覆粒子を使用して、上述の方法で切断ホイールを製造し、次に研磨性に関して試験した。
この試験結果を表2に示す。
[実施例6](本発明)
最初に、5.0kgの共融ジルコニウムコランダムZK 40 F36を実施例2におけるようにコロイド状ケイ酸により濡らし、引き続きチタンマンガンアンチモンルチルにより被覆した。この熱処理を400℃で1時間行った。上述の方法で切断ホイールの製造を行った。
剥離試験の結果を表2に示す。
[実施例7](本発明)
最初に、5.0kgの共融ジルコニウムコランダムZK 40 F36を実験室インテンシブミキサー中で0.2重量%のコロイド状ケイ酸により濡らし、そして3分間の更なる混合期間の後クロム鉄マンガンニッケル混合酸化物(DegussaのD 24148黒色顔料)により被覆した。2分間の更なる混合期間の後、この被覆粒子を400℃で1時間加熱し、次に切断ホイールに加工した。
剥離試験の結果を表2に示す。
Figure 0004222449
表2の結果は研磨切断において、非処理ジルコニウムコランダム研磨粒子または旧来の方法で処理したものと比較して、本発明の被覆共融ジルコニウムコランダムによってはっきりとした改善が達成可能であることを示す。

Claims (11)

  1. 溶融あるいは焼結したコランダム、ジルコニウムコランダム、シリコンカーバイドおよびボロンカーバイドを含んでなる研磨粒子の群からの研磨粒子であり、かつ水性結合剤と複合微粒子酸化物化合物からなる被覆を備えた研磨粒子であって、前記複合微粒子の酸化物化合物が組成AxByOzのものであること、そしてAxおよびByが元素Aの群からの、あるいは元素Bの第2の群からの1種または数種の元素を各々含み、元素Aの群は元素の周期系におけるチタン、ジルコニウム、鉄、コバルトおよび/またはニッケル金属の群に関し、元素Bの群は元素の周期系におけるバナジウム、クロム、マンガン、亜鉛、スズおよび/またはアンチモン両性元素の群に関し、そしてOzはAxとByに対する化学量論的比で存在する酸素を含み、xおよびyは>0の自然数であり、そしてzは(x+y)の和と1 . 5〜2 . 5の間の乗数との積に相当することを特徴とする研磨粒子。
  2. シリケート結合剤を使用することを特徴とする請求項1に記載の研磨粒子。
  3. コロイド状ケイ酸をシリケート結合剤として使用することを特徴とする請求項2に記載の研磨粒子。
  4. 前記被覆が非処理粒子の重量に対して0.05−5.0重量%の複合微粒子酸化物化合物を含有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の研磨粒子。
  5. 前記被覆が好ましくは前記非処理粒子の重量に対して0.1−2.0重量%の複合微粒子酸化物化合物を含有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の研磨粒子。
  6. 前記被覆が前記非処理粒子の重量に対して0.05−2.0重量%の結合剤部分を含有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の研磨粒子。
  7. 前記結合剤の部分が好ましくは前記非処理粒子の重量に対して0.1−1.0重量%に達することを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の研磨粒子。
  8. i.前記研磨粒子を初期段階において混合器中で液体シリケート結合剤により濡らし、
    ii.前記濡らされた研磨粒子を第2段階において一般式AxByOzの複合微粒子酸化物化合物と混合し、そして前記複合微粒子酸化物化合物が前記研磨粒子の表面にわたって均等に分布されるまで混合し、そして
    iii.最終的に、被覆の更に良好な接着を得るために、第3段階において前記このように被覆された研磨粒子を熱処理にかける
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の研磨粒子を処理するための方法。
  9. 段階i)およびii)における前記混合期間が各々0.5および5分に達することを特徴とする請求項に記載の方法。
  10. 前記熱処理を100と900℃の間の温度で行うことを特徴とする請求項あるいはに記載の方法。
  11. 請求項の1から7のいずれか一つに記載の研磨粒子により製造される合成レジンボンド研磨剤。
JP2004558034A 2002-12-10 2003-12-09 改善された研磨性を有する研磨剤 Expired - Fee Related JP4222449B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10257554A DE10257554B4 (de) 2002-12-10 2002-12-10 Schleifkörner mit einer Ummantelung aus einem wässrigen Bindemittel und einer komplexen feinkörnigen Oxidverbindung, Verfahren zur Behandlung derartiger Schleifkörner sowie ihre Verwendung für kunstharzgebundene Schleifmittel
PCT/EP2003/013911 WO2004053013A2 (de) 2002-12-10 2003-12-09 Schleifmittel mit verbesserten schleifeigenschaften

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006509086A JP2006509086A (ja) 2006-03-16
JP4222449B2 true JP4222449B2 (ja) 2009-02-12

Family

ID=32477493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004558034A Expired - Fee Related JP4222449B2 (ja) 2002-12-10 2003-12-09 改善された研磨性を有する研磨剤

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7381466B2 (ja)
EP (1) EP1570021B1 (ja)
JP (1) JP4222449B2 (ja)
AT (1) ATE426650T1 (ja)
DE (2) DE10257554B4 (ja)
WO (1) WO2004053013A2 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100363153C (zh) * 2006-01-11 2008-01-23 倪玉明 钢轨磨砂轮
DE102006020362A1 (de) * 2006-04-28 2007-10-31 Center For Abrasives And Refractories Research & Development C.A.R.R.D. Gmbh Schleifkorn auf Basis von geschmolzenem Kugelkorund
EP1894983A1 (en) * 2006-09-01 2008-03-05 Cedric Sheridan Granules for use in abrading or cutting tools production
DE602007006512D1 (de) * 2006-09-01 2010-06-24 Cedric Sheridan Zwischenprodukt für die herstellung für schleif- oder schneidwerkzeuge
CN100478412C (zh) * 2007-02-06 2009-04-15 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 一种蓝宝石衬底化学机械抛光浆液
SI2050805T1 (sl) * 2007-10-16 2010-07-30 C A R R D Gmbh Oplaščena brusilna zrna, postopek za njihovo pripravo kot tudi njihova uporaba za pripravo brusilnih sredstev
CN101214638B (zh) * 2008-01-16 2010-11-10 郑州安华磨具有限公司 用于金属制品的精抛轮
FR2928916B1 (fr) * 2008-03-21 2011-11-18 Saint Gobain Ct Recherches Grains fondus et revetus de silice
JP5458459B2 (ja) * 2008-07-02 2014-04-02 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 超砥粒砥石、砥粒コート剤、ビトリファイド砥石用超砥粒の製造方法、および、砥粒コート剤の製造方法
ES2509821T3 (es) 2008-10-10 2014-10-20 Center For Abrasives And Refractories Research & Development C.A.R.R.D. Gmbh Aglomerados de granos abrasivos, procedimiento para su producción así como su uso para la producción de agentes abrasivos
US8834618B2 (en) 2009-12-03 2014-09-16 3M Innovative Properties Company Method of inhibiting water adsorption of powder by addition of hydrophobic nanoparticles
JP5658761B2 (ja) 2009-12-03 2015-01-28 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 粒子の静電気付着の方法、研磨材グレイン及び物品
CN103567891B (zh) 2012-07-31 2017-06-23 圣戈班磨料磨具有限公司 切割轮及其制备方法
DE102015103934A1 (de) 2014-04-17 2015-10-22 Center For Abrasives And Refractories Research & Development C.A.R.R.D. Gmbh Schleifkorn auf Basis von elektrisch geschmolzenem Aluminiumoxid mit einer Titanoxid und/oder Kohlenstoff umfassenden Oberflächenbeschichtung
AU2017257956B2 (en) 2016-04-27 2019-11-07 Anika Therapeutics, Inc. Compositions for use in treating tendon degeneration
CN112055737B (zh) 2018-03-01 2022-04-12 3M创新有限公司 具有成型磨料颗粒的成型硅质磨料团聚物、磨料制品及相关方法
CN112280534B (zh) * 2020-10-29 2021-07-09 兰州理工大学 一种磁性磨料及其制备方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2527044A (en) * 1945-06-14 1950-10-24 Exolon Company Surface-coated abrasive grain
AT358946B (de) * 1979-02-07 1980-10-10 Swarovski Tyrolit Schleif Verfahren zur guetebehandlung von schleifkorn
US4593007A (en) * 1984-12-06 1986-06-03 The Perkin-Elmer Corporation Aluminum and silica clad refractory oxide thermal spray powder
JPH0297457A (ja) 1988-09-30 1990-04-10 Showa Denko Kk 研摩材砥粒の製造方法
JPH02269790A (ja) * 1989-04-11 1990-11-05 Noritake Co Ltd 被覆高硬質砥粒,その製造方法及びその砥粒を含有する砥石
US5134032A (en) * 1991-02-25 1992-07-28 General Electric Company Abrasive particle and rotary seal therewith
HUT62831A (en) * 1991-09-12 1993-06-28 Gen Electric Method for producing covered cubed leather-nitride abrasive grain, abrasive grain and grinding tool by using the same
US5702811A (en) * 1995-10-20 1997-12-30 Ho; Kwok-Lun High performance abrasive articles containing abrasive grains and nonabrasive composite grains
US6258141B1 (en) 1999-08-20 2001-07-10 Saint-Gobain Industrial Ceramics, Inc. Sol-gel alumina abrasive grain
US6548169B2 (en) * 2000-04-25 2003-04-15 Showa Denko Kabushiki Kaisha Production process for ultrafine particulate complex oxide containing titanium oxide
EP1294960A2 (en) * 2000-06-30 2003-03-26 Saint-Gobain Abrasives, Inc. Process for coating superabrasive particles with metal
JP4277973B2 (ja) * 2001-07-19 2009-06-10 日本碍子株式会社 イットリア−アルミナ複合酸化物膜の製造方法、イットリア−アルミナ複合酸化物膜および耐蝕性部材
JP4218423B2 (ja) 2002-05-31 2009-02-04 住友金属工業株式会社 鋼管用ねじ継手

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006509086A (ja) 2006-03-16
US7381466B2 (en) 2008-06-03
ATE426650T1 (de) 2009-04-15
WO2004053013A2 (de) 2004-06-24
EP1570021A2 (de) 2005-09-07
WO2004053013A3 (de) 2004-08-12
DE10257554B4 (de) 2008-04-10
US20060134421A1 (en) 2006-06-22
DE50311351D1 (de) 2009-05-07
EP1570021B1 (de) 2009-03-25
DE10257554A1 (de) 2004-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4222449B2 (ja) 改善された研磨性を有する研磨剤
RU2469836C2 (ru) Покрытые оболочкой абразивные зерна, способ их получения, а также их применение для получения абразивных материалов
JP5199103B2 (ja) 塊状砥粒及び塊状砥粒を製造する方法
TW562721B (en) Spray drying methods of making agglomerate abrasive grains and abrasive articles
SK2202004A3 (en) Porous abrasive tool and method for making the same
JPS6023715B2 (ja) 溶融アルミナ研磨材粒子の製造方法
JP2006520699A (ja) 凝集体を有する研磨物品の使用
JP2011517712A (ja) シリカでコーティングされた溶融粒子
JP2778423B2 (ja) 被覆電融アルミナ粒およびその製造方法
JP2972488B2 (ja) 焼結複合研磨剤グリツト、その製造法並びに使用法
JP2829522B2 (ja) 被覆ダイヤモンド砥粒およびその製法
KR100462912B1 (ko) 연마공구용코팅된연마제
JP2972487B2 (ja) 焼結複合研磨剤グリツト、その製造法並びに使用法
KR101179809B1 (ko) 멀티-카바이드 물질의 제조 및 용도
JP3119098B2 (ja) ダイヤモンド砥粒、砥石及びそれらの製造方法
JP2021506601A (ja) 凝集砥粒
JP4301434B2 (ja) 研磨砥粒及び研磨具
JPS5983932A (ja) 高純度アルミナ粒子の製造法
WO1990004322A2 (en) Water-dispersible heat-resistant composition and application thereof
JP2652190B2 (ja) 研磨材粒子およびその製造法
JP6363227B2 (ja) 酸化チタン及び/又は炭素を含む表面コーティングを有する電気溶融酸化アルミニウムに基づく砥粒
JPH01115983A (ja) 粗面形成ウイスカ複合合成樹脂皮膜を被覆した砥粒およびその製造法
JP2001071268A (ja) 超砥粒研削砥石
JP2000343437A (ja) 硬質素材の砥粒緻密化構造
JPS5969266A (ja) ビトリフアイドボンドダイヤモンド砥石の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071127

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080227

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080523

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080916

TRDD Decision of grant or rejection written
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080916

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4222449

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131128

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees