JP4221721B2 - 袋詰機の袋保持移送装置 - Google Patents

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Description

この発明は、袋詰機において袋を保持して移送する袋保持移送装置に関するものである。
一方が開口された袋に物品を供給して包装する袋詰機で袋を保持して移送する装置としては、従来では袋口部の両側を夫々挟持する一対のクランプで袋口部を挟持した状態で袋を移送するようにしている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、袋口部を挟持している両クランプを相互に近接する方向に移動すると共に、袋の上下面を吸着した一対のバキュームノズルを相互に離反することで袋口部を開いて、袋内へ物品を供給するよう構成されている。
特開2002−179001号公報
前記装置によれば、クランプで袋口部の両側を挟持した状態で袋口を開けるため、その分、袋口部の開きが少なくなり、該物品に対して袋の大きさに余裕がないものの場合は、物品を袋に供給する際に物品がクランプ部位に干渉して損傷するおそれがあるばかりでなく、例えばせんべい等の物品を複数枚集積状態にして一括供給する場合等において、整列物品の一部が前記クランプに接触して整列状態が乱れてしまうといった事態を招くおそれがある。
すなわちこの発明は、前記した従来の技術に係る課題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、例えば袋に収容される物品と袋の内容積との差が少なく、袋の大きさに余裕がないものである場合等、袋の開口を最大限にしたもとで袋内への物品の供給を良好に行なうことができる袋詰機の袋保持移送装置を提供することを目的とする。
前述した課題を解決し、所期の目的を達成するため、本発明に係る袋詰機の袋保持移送装置は、
一方が開口し、袋胴部から所定幅延出すると共に底シール部と直交して開口端部まで延びるよう形成された背シール部を備えた袋を保持して、袋幅方向に向けて移送する移送手段
該移送手段に設けられ、前記背シール部を挟持して袋を保持状態とする挟持手段と、
前記背シール部を吸着して挟持手段での挟持位置に対応する部位を袋胴部から離間する吸着手段とを備え、
該吸着手段によって袋胴部から離間した背シール部を前記挟持手段で挟持するよう構成したことを特徴とする。
請求項1の発明に係る袋詰機の袋保持移送装置によれば、袋の背シール部を挟持手段で挟持するから、袋口を最大限に開口した状態で物品を供給することができ、物品に対して袋の大きさ(胴回り寸法)に余裕が少なくても、物品を損傷することなく内部に良好に供給できる。また袋口にクランプ等が存在していないから、物品供給時に物品が干渉して損傷したり集合物品の集合姿勢が乱れたりするおそれもない。更に、移送手段により袋を袋幅方向に移送すると共に背シール部を挟持手段で挟持するようにしたから、袋幅が異なる袋でも、挟持手段を移送方向へ位置調節することなく対応し得る。更にまた、袋を移送手段に受渡す際に、挟持手段での挟持前に背シール部を吸着して、少なくとも挟持手段での挟持位置に対応する部位を袋胴部から離間させるようにしたから、挟持手段を背シール部と袋胴部との間へ確実に進入させることができ、前記挟持手段による背シール部の挟持が良好に行なわれる。
請求項2に係る袋保持移送装置によれば、挟持手段を構成する一方の挟持部材を、袋胴部に沿って折曲げられた背シール部の延出端から袋胴部との間に進入し得るよう構成したから、背シール部を挟持手段により確実に挟持することができる。また、挟持手段で背シール部を袋胴部から立上げることなく挟持して袋を保持状態とするから、袋開口部のシールに際して背シール部が逆方向に折れ曲がったり位置ズレすることに起因するシール不良の発生を未然に防止できる。請求項3に係る袋保持移送装置によれば、背シール部が移送方向上流側に向けて折曲げられ、かつ上流側に位置する一方の挟持部材が移送方向の下流側に移動して背シール部を挟持できるので、移送手段の連続走行中に袋を受渡す際にも、挟持部材を背シール部と袋胴部との間に容易に進入させ得る。請求項4に係る袋保持移送装置によれば、挟持手段を構成する一方の挟持部材が背シール部と袋胴部との間に進入する際に、該袋胴部を押して背シール部との間に隙間を形成するよう構成したから、挟持手段により背シール部をより確実に挟持することができる。
請求項5に係る袋保持移送装置によれば、吸着手段を、移送手段と同方向へ移送手段より低速で移動した後に略同速で移動し、その同速移動中に袋を挟持させるので、挟持手段による背シール部の挟持位置を一定にできる。また、袋と挟持手段とが略同速で移動するから、受渡し時に挟持手段で袋をけとばすことはなく、吸着手段から挟持手段への袋の受渡しを確実に行なうことができる。請求項に係る袋保持移送装置によれば、袋の袋口側を吸着移送手段で吸着保持して移送するから、袋が位置ズレすることなく良好な移送が達成され、例えば開口手段や物品供給手段による開口や物品供給が良好に行なわれる。
次に、本発明に係る袋詰機の袋保持移送装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお、説明の便宜上、特にことわりのない限り、挟持手段に関連する説明については、該挟持手段が移送コンベヤの上側の移送路を走行する状態で説明するものとする。
図1に示す如く、袋載置部としてのマガジン14に一方が開口する袋の袋底部に、袋を横断する方向に形成される底シール部12aを備えた袋12が積層される。前記マガジン14は、略L字状に形成された一対の支持部材16,16が、袋幅方向左右両側を支持可能に配設され、その水平な載置面16a,16aの間には、後述する吸着手段46で袋12を取出し得る隙間14aが画成されている。なお、前記袋12は、袋胴部の一側面における袋幅の略中央位置に、底シール部12aと直交して袋12の開口端部まで延びる合掌状の背シール部12cが、袋胴部に沿って折曲げられた状態で所定幅延出するよう形成され、この背シール部12cが下方を走行する移送コンベヤ18の移送方向と交差すると共に該移送コンベヤ18と対向する側(下側)になる姿勢でマガジン14に載置される。また背シール部12cの延出方向は、前記移送方向の上流側を指向するようにして前記隙間14aに臨み、該背シール部12cが吸着手段46により吸着されて取出し得るよう設定されている。
移送手段としての移送コンベヤ18は、図3に示す如く、平行に循環走行する一対の無端チェン(無端索体)20,20を並列に有し、両無端チェン20,20には、挟持手段22で袋12を挟持して袋幅方向に沿って移送する複数のキャリア23が走行方向に所定間隔毎に配設されている。各キャリア23は、袋12における袋胴部を所定幅に亘って載置して支持する支持面23aを備えると共に、固定挟持部材(挟持部材)24と、キャリア23に回動自在に枢支された可動挟持部材(一方の挟持部材)26とからなる挟持手段22を備え、該挟持手段22によって袋12における背シール部12cを移送方向の前後から挟持するよう構成されている。なお、一対の無端チェン20,20間には、各キャリア23を挟む移送方向の両側に一対の支持板28,28が架設され、前記マガジン14から取出された袋12を前記キャリア23と両支持板28,28上に載置して移送するようになっている(図3参照)。またキャリア23および支持板28,28は、袋12の袋長さ(開口端12bから底部までの長さ)の中心を基準として、所定長さ範囲に亘り袋12を載置して保持し得る大きさに設定される。
前記キャリア23は、図3に示す如く、幅方向に離間して走行方向に沿って所定長さで延在する一対の支持片部25a,25aと、両支持片部25a,25aを下流側で連結する連結部25bとから平面視において下流側に開放するコ字状に形成され、両支持片部25a,25a間の連結部25bに沿って前記固定挟持部材24が配設されている。この固定挟持部材24は、ウレタンゴム等からなる弾性材を材料として板状に形成され、袋12が載置される表側の平坦面24aがキャリア23の支持面23aと同レベルとなるよう設定してある。また固定挟持部材24における移送方向の上流側端部には、図1および図2に示す如く、平坦面24aから上流側端部に向けて先細りとなる傾斜面24bが形成されている。前記キャリア23の連結部25bの裏面(支持面23aとは反対側の面)における幅方向の略中央位置に、上流側に向けて延出するように保持部32が突設され、該保持部32の上流端部には幅方向に延在する回動軸34が回動自在に枢支されている。
前記可動挟持部材26は、前記固定挟持部材24と略同一の幅寸法に設定されて該固定挟持部材24の上流側に位置すると共に、その裏面には、幅方向に離間して一対の支持部38,38が突設され、両支持部38,38が前記保持部32を挟む両側において前記回動軸34と一体的に回動するよう配設されている。そして可動挟持部材26は、回動軸34を中心として固定挟持部材24の傾斜面24bに下流側端面(後述する傾斜面26b)が当接する挟持位置と、該下流側端面が上流側に離間する開放位置との間を揺動し得るよう設定される。なお、可動挟持部材26は、挟持位置において袋12が載置される表側に平坦面26aを有する板状に形成されると共に、その移送方向の下流側を指向する端部は、固定挟持部材24の傾斜面24bに対応するよう裏側が平坦面26aに向けて先細りとなる傾斜面26bを備えた楔状に形成され、可動挟持部材26が開放位置から挟持位置に傾動する際に袋胴部を押して、袋胴部と、該袋胴部に沿うように折曲げられた前記背シール部12cとの間に隙間を形成するよう作用して該背シール部12cの延出端から袋胴部との間へ進入するようになっている。
前記キャリア23と、可動挟持部材26における各支持部38との間に加圧手段としての引張りバネ40が夫々張架され、両バネ40,40によって可動挟持部材26は、常にはその傾斜面26bが固定挟持部材24の傾斜面24bに当接する挟持位置に付勢保持されるよう構成される(図2参照)。またキャリア23における両支持片部25a,25aの支持面23a,23aには、両挟持部材24,26の傾斜面24b,26bが当接する位置に対応する部位に凹部27,27が幅方向に延在するよう形成され(図1参照)、後述する吸着手段46による背シール部12cの離間動作時並びに可動挟持部材26が背シール部12cと袋胴部との間へ進入する際に袋胴部から離間する背シール部12cが凹部27,27内に進入し得るよう構成される。
前記可動挟持部材26における一方の支持部38にフォロワ42が回動自在に枢支されている。また前記挟持手段22(キャリア23)が走行する袋移送路の下方には、前記マガジン14の下方の袋受取り位置と、移送コンベヤ18の下流側に設定された袋解放位置との夫々に、前記フォロワ42が下面を転動するカム部材44(上流側のカム部材のみ図示)が配設されている。各カム部材44の下面は、図1に示す如く、移送方向の上流側から下流側に向けて下方傾斜する第1転動面44aと、該第1転動面44aの下流端から移送方向と平行に下流側に延在する第2転動面44bと、該第2転動面44bの下流端から下流側に向けて上方傾斜する第3転動面44cとから構成され、前記フォロワ42が第1転動面44aを転動することで可動挟持部材26が挟持位置から開放位置に向けて傾動し、該フォロワ42が第2転動面44bを転動する際には可動挟持部材26が開放位置に保持されるよう設定される。そして、フォロワ42が第3転動面44cを転動後、該フォロワ42がカム部材44から離間した状態に至った際に可動挟持部材26は引張りバネ40の弾力によって挟持位置に保持されるようになっている(図2参照)。
前記マガジン14における隙間14aの下方には、図4に示す如く、前記移送コンベヤ18を挟む幅方向の両側に位置する一対の吸着カップ46a,46aからなる吸着手段46が昇降可能に配設されており、各吸着カップ46aの吸着面46bは上方に向けている。吸着手段46は、図示しない昇降手段により、吸着面46b,46bが前記マガジン14の最下部に位置する袋12の背シール部12cを吸着し得る吸着位置と、前記支持板28,28の袋載置面より下降した袋移送レベルより下方となる退避位置との間を昇降移動するよう構成される。また吸着手段46は、背シール部12cを前記挟持手段22で挟持する位置に干渉しない挟持位置外となる挟持位置を挟む両外側位置で背シール部12cを吸着保持して前記マガジン14から袋12を取出し、該袋12が下方を通過するキャリア23と支持板28,28上に載置された後に吸着手段46が更に退避位置まで下降するのに伴って、吸着保持している背シール部12cが前記キャリア23の凹部27,27内に引き込まれることで、背シール部12cにおける少なくとも挟持手段22での挟持位置に対応する部位を袋胴部から離間させるようにして移送コンベヤ18における挟持手段22へ受渡すよう構成される。更に、各吸着カップ46aの吸着面46bで作用する吸引力は、吸着手段46が退避位置に下降する際に、挟持手段22における可動挟持部材26が背シール部12cの延出端から袋胴部との間に進入後の各挟持部材24,26での挟持タイミングに合わせた所定タイミングで解除されるよう設定してある。なお、吸着カップ46aにおける吸着面46bの大きさおよび吸着位置に関しては、吸着保持した背シール部12cを退避位置に下降する際に挟持手段22での挟持位置に対応した位置を袋胴部から離間させ得るようになっていればよく、実施例に限定されるものではない。
前記袋受取り位置より下流側において移送コンベヤ18を挟む幅方向の両側には、図4に示す如く、移送コンベヤ18で移送される袋12におけるコンベヤ側方に延出する部分を支持するガイド部材48,48が配設されている。なお、袋12における袋底部側を支持する一方のガイド部材48が移送コンベヤ18の移送終端まで延在するのに対し、袋12における開口端部側を支持する他方のガイド部材48は、後述する開口手段による袋口の開口位置の上流側における吸着ベルト50の配設位置上流側端部近傍が終端部に設定されている。
前記移送コンベヤ18の袋受取り位置より下流側には、該移送コンベヤ18で移送される袋12における開口端部側が延出する一側方に、物品を袋内に供給するに先立ち該袋12の袋口を開口する開口手段と、物品を袋内に押込んで供給する物品供給手段(何れも図示せず)が配設される。また物品供給手段の物品供給部より下流側には、物品が供給された袋12の袋口部をシールするシール手段(図示せず)が配設される。なお、前記移送コンベヤ18は、シール手段によるシール位置より下流側まで延在し、該シール位置の下流側に前記袋解放位置が設定されている。
前記移送コンベヤ18における袋12の開口端部側が延出する一側方に、図5に示す如く、吸引孔50aが走行方向に所定間隔で複数形成された吸着ベルト50が、前記開口手段によって袋口が開口される位置から物品供給手段で物品が袋内に押込まれる位置までの間に亘って、移送コンベヤ18の移送方向に沿って該コンベヤ18の速度と略同一速度で循環走行するよう配設されている。また吸着ベルト50における下面側には、図示しない吸引源に接続する吸引チャンバー52が接し、移送コンベヤ18で移送される袋12における前記挟持手段22での挟持位置より開口側における袋胴部の裏面となる下面を、吸引チャンバー52上面の透孔52aおよび前記吸引孔50aを介して作用する吸引力によってベルト上面に吸着保持した状態で下流側に移送するよう構成される。なお、吸引孔50aは、前記移送コンベヤ18における各挟持手段22で挟持されて移送される袋12の裏面を吸着保持し得る間隔で設けられている。また吸着ベルト50の袋支持面となる上面高さは、前記移送コンベヤ18の袋移送面と略同一レベルとなるよう設定されている。実施例では吸引チャンバー52と吸着ベルト50とから吸着移送手段が構成される。
〔実施例の作用〕
次に、前述した実施例に係る袋詰機の袋保持移送装置の作用につき説明する。
前記袋詰機における前記移送コンベヤ18が所定速度で走行し、前記挟持手段22が袋受取り位置に到来する前のタイミングで、前記吸着手段46が退避位置から吸着位置に上昇し、前記マガジン14に積層されている最下部の袋12における背シール部12cを吸着した後、下降することで袋12がマガジン14の隙間14aから下方に引き降ろされる。
前記挟持手段22における可動挟持部材26は、移送コンベヤ18の走行に伴って前記フォロワ42がカム部材44の第1転動面44aを転動することで挟持位置から開放位置に向けて傾動される。そして、フォロワ42が第2転動面44bに至って該第2転動面44bを転動することで可動挟持部材26は、開放位置に保持されたまま袋受取り位置に到来する。このとき、前記吸着手段46によりマガジン14から引き降ろされた袋12がキャリア23と支持板28,28上に当接して支持状態となり、更に吸着手段46が退避位置まで移動することで、吸着手段46で吸着保持されている背シール部12cを前記キャリア23の凹部27,27内に引き込むことで袋胴部から離間させ、その状態を一時的に維持する。前記フォロワ42がカム部材44の第3転動面44cを転動することで挟持位置に向けて傾動する可動挟持部材26が袋胴部を押し上げることで背シール部12cとの間に隙間を形成しつつ、その先端が背シール部12cの延出端から袋胴部との間に進入し、更に可動挟持部材26が傾動することで固定挟持部材24との間で背シール部12cを袋胴部から立上げることなく挟持位置が僅かに離間した状態で挟持する。前記可動挟持部材26が背シール部12cの延出端から進入した後の所定タイミングにおいて、吸着手段46による袋吸着が解除され、袋12はキャリア23および一対の支持板28,28上に載置されると共に背シール部12cが挟持手段22で挟持された状態で下流側に移送される(図3参照)。前述したように、吸着手段46で背シール部12cを凹部27,27に引き込むと共に可動挟持部材26で袋胴部を押し上げる作用により、少なくとも挟持手段22での挟持位置に対応する部位の背シール部12cは袋胴部から離間し、かつ可動挟持部材26の先端が楔状に形成されているから、該可動挟持部材26の先端は背シール部12cと袋胴部との間への進入が容易となり、背シール部12cは挟持手段22の傾斜面24b,26bで確実に挟持される。
前記移送コンベヤ18で移送される袋12は、前記開口手段による袋口の開口位置において、移送コンベヤ18の一方側に延出する開口側の下面が、図5に示す如く、前記吸着ベルト50の上面に吸着保持され、この状態で下流側に移送されつつ物品供給手段による物品供給が行なわれる。すなわち、移送コンベヤ18により移送される袋12は、背シール部12cが挟持手段22で挟持されると共に、その挟持位置より開口側が吸着ベルト50上に吸着保持されているから、袋12が位置ずれすることなく開口手段と物品供給手段による開口および物品供給は良好に行なわれる。そして、袋内に物品が供給された袋12の袋口部が、前記シール手段によりシールされる。このとき、背シール部12cは袋胴部から立上がることなく挟持手段22における傾斜面24b,26bで挟持位置が袋胴部から僅かに離間したのみの挟持状態となり、また実施例のように挟持手段22が袋開口端まで至ることなく袋長さの中央部の所定範囲を挟持することで、シール手段による袋開口部のシールに際して背シール部12cが逆方向に折れ曲がったり位置ズレすることでシールしわが発生してシール不良となることを未然に防止できる。
また挟持手段22で背シール部12cを挟持しているから、物品供給手段により袋口を最大限に開口した状態で物品を供給することができ、物品に対して袋12の大きさ(胴回り寸法)に余裕が少ないものであっても、物品を良好に供給することができる。更に袋口にクランプ等が存在していないから、物品供給時に物品が干渉して損傷したり集合物品の集合姿勢が乱れたりするおそれもない。更にまた、袋12のサイズが変わっても、袋幅方向に移送すると共に袋幅の略中央に設けられた背シール部12cを挟持するものであるから挟持手段22の移送方向への位置調節を行なう必要はなく、サイズ変更に容易に対応することができる。また背シール部12cが移送方向上流側に向けて袋胴部に沿うよう折曲げられ、かつ上流側に位置する可動挟持部材26が移送方向下流側へ移動するようにしたので、連続走行する挟持手段22が袋受取り位置に到来した時に可動挟持部材26が背シール部12cの延出端から該背シール部12cと袋胴部との間に容易に進入できる。
物品が供給されると共に袋口部がシールされた袋詰品は、前記挟持手段22におけるフォロワ42が袋解放位置に配設されたカム部材44の第1転動面44aを転動して可動挟持部材26が開放位置に傾動することで、背シール部12cの挟持は解除されて袋詰機から排出される。
〔変更例〕
本願は前述した実施例の構成に限定されるものでなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
1.袋12を実施例のように横にした状態で保持して移送する他、袋12を縦にした状態、あるいは袋口を上方にして袋底部を斜状にした姿勢で保持して移送する袋詰機にも採用することができる。
2.吸着手段46は、吸着カップ46a,46aで背シール部12cを吸着してマガジン14から袋12を取出すと共に背シール部12cを袋胴部から離間するようにしているが、別途設けた取出し用吸着具で袋12の他の部位を吸着してマガジン14から取出すようにしてもよい。吸着手段46での背シール部12cの吸着位置に関しては、挟持手段22での挟持位置外となる位置であれば、実施例のように挟持位置を挟む両側の2箇所に限らず、1箇所、あるいは3箇所以上であってもよく、また吸着部位についても背シール部12cの長さの中央、あるいはその他複数の部位であってもよい。また前記取出し用吸着具で袋12を取出す場合は、該吸着具での袋取出し動作と、吸着手段46で背シール部12cを袋胴部から離間させる動作を別々に行なう構成を採用し得る
3.背シール部12cを吸着する吸着手段46によりマガジン(袋載置部)14から取出した袋12を挟持手段22へ受渡すに際し、吸着手段46を、移送コンベヤ(移送手段)18に近接する方向に向けた所定の位置まで下降するように移動させた後、袋12の保持状態で移送コンベヤ(移送手段)18の移送方向へ該コンベヤ(移送手段)18の移送速度より遅い速度で水平移動させる。そして、吸着保持された袋12の移動に対して移送コンベヤ(移送手段)18に配設された挟持手段22が追いついて背シール部12cを挟持し得る位置に達した後、必要に応じて吸着手段46により背シール部12cを袋胴部から離間した状態とすると共に、吸着手段46で保持している袋12を挟持手段22と共に移送コンベヤ(移送手段)18の移送速度と略同速度で移動し、この移動中に、挟持手段22で袋胴部を押して背シール部12cを挟持させると共に、吸着手段46による背シール部12cの吸引を解除するよう構成してもよい。このような構成を採用することが、吸着手段46から挟持手段22への袋12の受渡しを一層確実に実施できて最も好ましい。
4.挟持手段22による背シール部12cの挟持長さ、挟持する箇所数は、袋12の大きさ(長さ)等に応じて適宜設定することができる。
5.可動挟持部材26を挟持位置と開放位置との間を揺動させる機構は、実施例のものに限定されるものでなく、袋受取り位置や袋解放位置に配設したシリンダ等の作動手段により傾動させる等その他の各種構成を採用し得る。
6.実施例の挟持手段22では、一方の挟持部材(可動挟持部材26)のみを揺動するよう構成したが、両挟持部材が相互に近接・離間移動することで背シール部12cを挟持するものであってもよい。
本発明の好適な実施例に係る袋保持移送装置を、可動挟持部材が開放位置に傾動した状態で示す要部概略正面図である。 実施例に係る袋保持移送装置を、可動挟持部材が挟持位置に傾動した状態で示す要部概略正面図である。 実施例に係る袋保持移送装置の要部概略平面図である。 実施例に係る袋保持移送装置の要部概略側面図である。 実施例に係る袋保持移送装置で袋を移送する状態を示す要部概略平面図である。
符号の説明
12 袋,12a 底シール部,12b 背シール部,14 マガジン(袋載置部)
18 移送コンベヤ(移送手段),22 挟持手段,24 固定挟持部材(挟持部材)
26 可動挟持部材(一方の挟持部材),46 吸着手段
50 吸着ベルト(吸着移送手段),52 吸引チャンバー(吸着移送手段)

Claims (6)

  1. 一方が開口し、袋胴部から所定幅延出すると共に底シール部(12a)と直交して開口端部まで延びるよう形成された背シール部(12c)を備えた袋(12)を保持して、袋幅方向に向けて移送する移送手段(18)
    該移送手段(18)に設けられ、前記背シール部(12c)を挟持して袋(12)を保持状態とする挟持手段(22)と、
    前記背シール部(12c)を吸着して挟持手段(22)での挟持位置に対応する部位を袋胴部から離間する吸着手段(46)とを備え、
    該吸着手段(46)によって袋胴部から離間した背シール部(12c)を前記挟持手段(22)で挟持するよう構成した
    ことを特徴とする袋詰機の袋保持移送装置。
  2. 前記挟持手段(22)は一対の挟持部材(24,26)を備え、一方の挟持部材(26)は、袋胴部に沿うように折曲げられた前記背シール部(12c)の延出端から袋胴部との間に進入して背シール部(12c)を立上げることなく挟持し得るよう構成した請求項1記載の袋詰機の袋保持移送装置。
  3. 前記移送手段(18)の移送方向上流側に位置する一方の挟持部材(26)は、袋胴部に沿うよう移送方向上流側に向けて折曲げられた前記背シール部(12c)の延出端から袋胴部との間に進入して背シール部(12c)を挟持する挟持位置へ移動する可動挟持部材(26)で構成した請求項2記載の袋詰機の袋保持移送装置。
  4. 前記挟持手段(22)における一方の挟持部材(26)は、前記背シール部(12c)の延出端から袋胴部との間に進入する際に、該袋胴部を押して背シール部(12c)との間に隙間を形成するよう構成した請求項2記載の袋詰機の袋保持移送装置。
  5. 前記挟持手段(22)へ袋(12)を保持して受渡す吸着手段(46)を備え、該吸着手段(46)は、移送手段(18)と同方向へ移送手段(18)より低速で移動した後に略同速で移動し、その同速移動中に該吸着手段(46)で保持した袋(12)の背シール部(12c)を前記挟持手段(22)で挟持するよう構成した請求項1〜4の何れか一項に記載の袋詰機の袋保持移送装置。
  6. 前記袋(12)を挟持手段(22)の挟持位置より袋口側で吸着保持して前記移送手段(18)と共に移送する吸着移送手段(50,52)を設けた請求項1〜の何れか一項に記載の袋詰機の袋保持移送装置。
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