JP4220738B2 - 遊技島相互における玉供給装置のバランス樋 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば複数台列設されたパチンコ遊技機及び遊技媒体貸出機と上部タンクを設けた玉揚送装置とを備えて一群と成し、島内部に多量のパチンコ玉を貯留する玉貯留タンクを備えて循環還流させるように成した遊技島に関り、更に詳しくは複数列配設した遊技島の上部間(左右方向若しくは幅広通路を挟んで前後方向)にバランス樋を架け渡し、必要に応じて相互に供給する際、上部タンクに貯留したパチンコ玉をバランス樋に送り出し、各遊技島内の玉貯留量を均等化(玉保有量の均等化)するようにした、遊技島相互における玉供給装置のバランス樋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、パチンコ遊技店においては例えば、複数台15台乃至20台程度のパチンコ遊技機を片面または両面に直線状に列設させ左右方向(横方向)に配設した複数列の遊技島と、この複数列の遊技島に対向する位置に幅広通路(中通路とも言う)を挟んで前後方向に同じように左右方向に配設した複数列の遊技島と、から構築されている。
遊技島において、片面の所謂壁島の場合、略15万発程度の、また両面の所謂両面島の場合は、略30万発程度のパチンコ玉が使用(保有)されるように成っており、各パチンコ遊技機及び各遊技媒体貸出機に対して上部の供給樋からパチンコ玉が補給される。また、遊技島には上部タンクを備えた玉揚送装置と、島内に多量のパチンコ玉を貯留させる玉貯留タンクとが備えられ、該玉貯留タンク内に貯留した玉を循環還流(システム)させるように成している。
【0003】
上記遊技島において、島内に貯留した玉を循環還流させるシステムは、例えば遊技島内の下部に多量のパチンコ玉を貯留させる長さを有した玉貯留タンクと、この玉貯留タンクの端部の玉排出部に設けられた小型な循環リフトと、この循環リフト若しくは各パチンコ遊技機から回収樋に排出されたパチンコ玉を上方に磨きながら揚送する玉揚送装置と、この玉揚送装置の上部には揚送されたパチンコ玉を一時貯留(貯留部)させておく上部タンクと、この上部タンクから各パチンコ遊技機や各遊技媒体貸出機に対してパチンコ玉を補給する傾斜状の供給樋と、上部タンクから溢れたパチンコ玉を玉貯留タンクに戻すためのオーバーフロー樋と、から大略構成され、島内のパチンコ玉が循環還流するようにし、営業に支障ないようにしている。
【0004】
さらに、循環還流させるシステムを備えた遊技島は、例えば、島端に玉計数機を設けた玉計数機有り島(親島とも有う)とし、その左右方向(両側)に隣接して配設された玉計数機無し島(子島とも言う)とし、さらに玉揚送装置の上部タンクに設けた水平な少なくとも1本のバランス樋が上部タンク同士に架け渡して島内の玉貯留量の増減の検出により必要に応じて相互に供給し合っている。
また、郊外に設置されたパチンコ遊技店においては、店舗規模(遊技島を構築する設置台数が多い等)が大きくなってきている。このような店舗規模の大きい遊技店に循環還流させるシステムを導入する際は、左右方向に隣接して配設された遊技島は上記した玉揚送装置の上部タンクに設けた水平のバランス樋を上部タンク同士に架け渡して相互に供給し合うことは無論のこと、幅広通路を挟んで前後方向に配置された遊技島においても、遊技島同士間にバランス樋を架け渡し、前後方向の何れかの遊技島の玉貯留量が不足状態にならないように、それぞれの上部間に架け渡したバランス樋によりパチンコ玉を相互に供給し合い、均等化する必要がある。また、昨今は獲得したパチンコ玉を持って台移動しての遊戯営業になってきている。
【0005】
上記したように玉揚送装置の上部に設けられ上部タンク同士間に架け渡して各遊技島に貯留しているパチンコ玉を相互に供給し、均等化するバランス樋は、傾斜した2本の搬送路を上部タンク同士にX字状に交差して架け渡したクロスバランス方式の構成から成るものや、水平な少なくとも1本の搬送路を上部タンク同士に架け渡し、正・逆転駆動モータによる1本正逆駆動ベルト方式の構成から成るものが提供されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した傾斜状の2本のバランス樋の搬送路をX字状に交差して架け渡したクロスバランス方式を左右方向に配設した各遊技島に備えてパチンコ玉を相互に供給し合う場合、傾斜した2本の搬送路が遊技島の中央又は端部の上方にX字状に交差して架け渡されていることから、幅広となり、美観上好ましくない。さらに、X字状に交差して架け渡したクロスバランス方式を幅広通路を挟んで前後方向に配設した遊技島に架け渡すことは、施工が面倒となり、より美観上好ましくない。
【0007】
また、2本の搬送路をX字状に交差して架け渡し、必要に応じてシャッター機構(図示せず)が開閉動作して搬送路中のパチンコ玉を傾斜状の搬送路を供給側へと転動させて供給するため、搬送路中で玉溜まりが生じてしまい、さらにバランス樋が落下する等の危険性があるため、落下防止対策として構造上、配慮(強度)する必要があり、その結果、コストアップとなっていた。
【0008】
一方、上記した正・逆転駆動モータによる1本のバランス樋の搬送手段を架け渡した1本の正逆ベルト方式を各遊技島に備えてパチンコ玉を相互に供給し合う場合、上記したクロスバランス方式に比べ美観上はよくなる反面、駆動源として駆動モータを使用し、特に正・逆転の切替え駆動制御する高価な駆動モータを使用することから、コストアップとなり、長年使用していると故障も生じる。
また、上記搬送手段は、プーリ間にベルトを架け渡して構成されることから、設置、または定期点検する際、ベルトの架け渡しの際の張り具合を調整する必要もあり、さらにトラブル(ベルト切れによる交換作業等)を招く恐れがあり、トラブルが発生すると営業できなくなってしまう。
【0009】
さらに、例えば左右方向に隣接する遊技島の島間の通路幅は、パチンコ遊技店によって異なり、その都度、現場にてその長さを切断する作業をしなくてはならず、施工に時間が掛かかる等の問題があった。
これら問題は、幅広通路を挟んで前後方向に配設した遊技島に架け渡す場合においても生じる。
【0010】
本発明は、以上の点に鑑み、遊技島の上部間(左右方向若しくは幅広通路を挟んで前後方向)に、一点以上の支点部材、または何れか一方の端部を支点として上下に揺動するバランス樋にて何れか一方側への傾斜姿勢に変化して必要に応じて玉供給装置により相互に供給し合って、各遊技島の玉貯留量を均等化することが出来る遊技島相互における玉供給装置のバランス樋を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記、請求項1の目的は、島内に貯留したパチンコ玉を循環還流させるシステムを備えた遊技島の上部タンク同士にバランス樋を架け渡し、上部タンク内に貯留したパチンコ玉をバランス樋に送り出して各遊技島内の玉貯留量を均等化させる遊技島相互における玉供給装置のバランス樋であって、
上記バランス樋は、上部タンク間に水平に架け渡しされた1本のガイド樋と、該ガイド樋内に備えられ、略中央部分に設けた二つの支点部材の一方を支点として上下に揺動して何れか一方側への傾斜姿勢に変化する搬送路とから構成され、上記上部タンクは、パチンコ玉を貯留する貯留部と、バランス樋内の搬送路の搬送姿勢を傾斜させて可変させる駆動手段を備えた玉供給装置とから構成され、何れかの上部タンクに供給する際、該駆動手段の作動に伴ってバランス樋内の搬送路を傾斜姿勢に可変させて上部タンクに貯留されたパチンコ玉をバランス樋内の搬送路に流入させることによって、達成される。
【0012】
また、上記請求項2の目的は、島内に貯留したパチンコ玉を循環還流させるシステムを備えた遊技島を縦列方向に列状配設し、該遊技島の端部間にバランス樋を架け渡し、遊技島の上部タンク内に貯留したパチンコ玉をバランス樋に送り出して各遊技島内の玉貯留量を均等化させる遊技島相互における玉供給装置のバランス樋であって、
上記上部タンクは、循環還流により揚送されたパチンコ玉を貯留する貯留部と、該貯留部のパチンコ玉を供給する玉供給装置とから成る第1供給装置とを備え、該第1玉供給装置から排出されたパチンコ玉を端部に導く供給樋を設け、さらに供給樋の終端の端部には、供給樋から転動してきたパチンコ玉を揚送する小型リフトと、一時貯留させる貯留部と、該貯留部のパチンコ玉を供給する玉供給装置とから成る第2供給装置を備え、上記バランス樋は、上記第2供給装置間に水平に架け渡しされた1本のガイド樋と、該ガイド樋内に備えられ、略中央部分に設けた二つの支点部材の一方を支点として上下に揺動して何れか一方側への傾斜姿勢に変化する搬送路とから構成され、何れかの遊技島に供給する際、第2供給装置の玉供給装置によってバランス樋内の搬送路を傾斜姿勢に可変させて一時貯留されたパチンコ玉をバランス樋内の搬送路に流入させることによって、達成される。
【0014】
上記した請求項1の構成によれば、遊技島の上部間に配設した遊技島の上部タンクに、水平な少なくとも1本のバランス樋を架け渡し、バランス樋内の搬送路を略中央部分に設けた二つの支点部材の一方を支点として上下に揺動させ、何れか一方側への傾斜姿勢に変化する構成したことによって、パチンコ玉を相互に供給し合い、玉貯留量を均等化するようにしたことにより、2本のX字状に交差して架け渡したクロスバランス方式によるバランス樋に比べて安価で施工も簡易となり、美観も損ねることがない。
さらに、正・逆転駆動モータによる1本のバランス樋の搬送手段ベルトを採用したものと比べて、ベルト切れ、ベルト張り具合調整等を行う必要がなくなる。
また、バランス樋内の搬送路の略中央部分に設けた二つの支点部材を支点として上下に揺動し、搬送路を何れか一方側への傾斜姿勢に変化する構成としたことにより、その略中央部分の互いに長手方向に幾分離れた二つの支点部材により水平に保持されることとなり、搬送路が傾斜しない状態では、より一層バランス樋の高さ(厚み)を低く(薄く)することができるので見栄えが向上し、何ら美観を損ねることがなくなる。

【0015】
また、上記した請求項2の構成によれば、遊技島の上部間(幅広通路を挟んだ前後方向、つまり縦列方向)に列状配設した遊技島の第2供給装置同士を、水平な少なくとも1本のバランス樋を架け渡し、バランス樋内の搬送路を略中央部分に設けた二つの支点部材の一方を支点として上下に揺動させ、何れか一方側への傾斜姿勢に変化する構成したことによって、パチンコ玉を相互に供給し合い、玉貯留量を均等化するようにしたことにより、例えば郊外に設置された店舗規模の大きいパチンコ遊技店に循環還流させる本システムを導入しても左右(横列)島への受給、供給による相互の供給はもとより、幅広通路を挟んで前後(縦列)方向に配置された遊技島で不足の事態が生じても受給、供給が行えることによって早急に対処することが出来、営業に支障をきたすことがない。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示した実施形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明のパチンコ遊技島相互(左右遊技島)における玉供給装置の一実施形態の構成を示しており、遊技島の内、一方側(略半分)のみを図示した概略側面図である。
図1に示すように、遊技島1は複数台のパチンコ遊技機2及び遊技媒体貸出機2a(台間玉貸出機)が列設されており、後述する循環還流システム9の各構成が備えられている。そのうち玉貯留タンク3の任意の位置には後述する玉量検出装置10が組み込まれている。
図1から図16は、左右方向に配設した遊技島の上部タンク同士にバランス樋を架け渡した実施形態であり、図17から図19は、幅広通路を挟んで前後方向に配設した遊技島の第2供給装置同士にバランス樋を架け渡した実施形態である。
【0018】
パチンコ遊技店においては、複数台15台乃至20台程度のパチンコ遊技機2を片面または両面に直線状に列設させ、左右方向に配設した複数列の遊技島1と、この複数列の遊技島1に対向する位置に幅広通路を挟んで前後方向に同じように左右方向に配設した複数列の遊技島1と、から構築されている。
左右方向に配設した遊技島とは、片面または両面に横方向に配設され、パチンコ遊技機2毎に椅子(図示せず)が設置され、僅かな巾の通路幅が形成された遊技島のことを言う。
また、前後方向に配設した遊技島とは、後述する幅広通路700を有して成り、上記した僅かな巾の通路幅に比べて幾分幅広の通路に形成され、各遊技島1の島端には遊技設備(例えば、玉計数機1a等)が設置され、この幅広通路を挟んで前後方向に配設した遊技島のことを言う。
上記したパチンコ遊技店に複数列設された遊技島1は、一般的に片面の所謂壁島の場合は、略15万発程度の、また両面の所謂両面島の場合は、略30万発程度のパチンコ玉が島内の玉貯留タンク3内に貯留(保有)されている。
【0019】
先ず、循環還流システム9が導入され、左右方向に配設された遊技島1の場合について説明する。
循環還流システム9は、例えば島端1bに玉計数機1aを設けた遊技島1を玉計数機有り島とし、その左右方向(両側)に隣接して配設された遊技島1を玉計数機無し島とし、さらに玉揚送装置6の上部タンク20に設けた水平な少なくとも1本のバランス樋40上部タンク20同士に架け渡して各遊技島内の玉貯留量の増減の検出により、必要に応じてパチンコ玉を相互に供給し合うように成っている。
【0020】
このように複数列設された各遊技島1の島内の玉貯留タンク3内の玉貯留量の増減は後述する玉量検出装置10にて検出して、何れかの遊技島1の玉貯留量が所要量より少ない又は多いと検出した時、その両側の遊技島1の玉貯留量が所要量より多く又は少なくなり、供給又は受給可能であるか判断し、供給又は受給可能と判断した遊技島1からバランス樋40を介してパチンコ玉を供給又は受給し、不足した玉量を補うと共に、過剰となった玉量を排出することで、各遊技島内の玉貯留量を均等化することが出来るように構成されている。
【0021】
次に、循環還流システム9の各構成(玉計数機有り島の場合)について説明する。
循環還流システム9が導入された遊技島1の島端1bには玉計数機1aが設けられ、内部下方には島端よりの位置に例えば左右二つ(図1では右側のみ図示し、以下遊技島1の右側のみを説明する。)の玉貯留タンク3と、玉貯留タンク3の端部の玉排出部3bに接続された小型の循環リフト4と、この循環リフト4から持ち上げられたパチンコ玉を玉揚送装置6に導く回収樋5とが備えられ、回収樋5から転動してくるパチンコ玉を上方に磨きながら揚送する玉揚送装置6(例えば、布式による研磨媒体の玉揚送装置等)が略中央付近に化粧パネルで囲まれて備えられ、上方には該玉揚送装置6により揚送され研磨されたパチンコ玉を一時貯留させておく貯留部(メイン貯留部、サブ貯留部)を備えた上部タンク20が設けられ、この上部タンク20から各パチンコ遊技機2や各遊技媒体貸出機2a(以下、台間玉貸機という)に対してパチンコ玉を補給する傾斜状の供給樋7と、上部タンク20から溢れたパチンコ玉を玉貯留タンク3に戻すためのオーバーフロー樋8と、から大略構成され、島内をパチンコ玉が循環還流するように成っていて、各遊技島1の玉貯留量は図示しない島管理装置(島コントローラ等)やホールカウンタ内のシステム管理装置(パソコン等)にて監視制御されている。
尚、図示しないが、左右方向(両側)に隣接して配設された玉計数機無し島の遊技島1においても上記した構成は備えているが、島端には玉計数機1aは備えていない。
【0022】
遊技島1内に備えた玉貯留タンク3は、略長方形状を成し、内部の床面は玉排出部3bに向かってなだらかに下方に傾斜しており、玉貯留タンク3内のパチンコ玉は、その傾斜に従って玉排出部3bに向かって転がるように形成されている。
上記玉貯留タンク3は、遊技島1に列設されるパチンコ遊技機2の台数によって 設置個数(少なくとも一個以上)、多量のパチンコ玉を貯留する長さが異なるものを備えるようになっていて、ここでは、下流端に一つのメインタンク3c(長めの略長方形状と成し、約10万個収納可能)と、このメインタンク3cに順次に接続されるサブタンク3d(メインタンクより少し短めの略長方形状と成し、約5万個収納可能)との二個の玉貯留タンク3が一方側(右側)に備えられている(ここでは、他方側は省略)。また、図示しないが、各パチンコ遊技機2から排出されるパチンコ玉(アウト玉)は、玉貯留タンク3の両端の回収樋5によって回収され、玉揚送装置6に送られるようになっている。
また、後述するが玉貯留タンク3の任意の位置(例えば、直前の位置と直後の位置に)玉の個数をカウントする玉量検出装置10(各センサ)が設けられている。
【0023】
図1に示すように、玉量検出装置10は玉貯留タンク3に供給されるパチンコ玉即ちイン玉の個数を計数カウントするための第一の検出センサ10aと、玉貯留タンク3から排出されるパチンコ玉即ちアウト玉の個数を計数カウントするための第二の検出センサ10bとが任意に位置に設けられると共に演算処理する演算部と、から構成されている。
【0024】
第一の検出センサ10aは、例えば玉貯留タンク3に供給する直前の位置である玉供給部3aに設けられており、玉供給部3aを介して玉貯留タンク3内に供給されるパチンコ玉の個数を計数カウントするように成っている。
そして、上記第一の検出センサ10aは、そのカウント値を演算部に出力している。
【0025】
第二の検出センサ10bは、例えば玉貯留タンク3から排出された直後の位置である玉排出部3bに設けられており、玉排出部3bを介して玉貯留タンク3から排出されるパチンコ玉の個数を計数カウントするように成っている。
そして、上記第二の検出センサ10bは、そのカウント値を演算部に出力している。
【0026】
上記演算部は、上記した第一の検出センサ10a及び第二の検出センサ10bからのカウント値が入力されることにより、第一の検出センサ10aのカウント値即ち、イン玉から第二の検出センサ10bのカウント値即ち、アウト玉を演算処理(減算処理)して、遊技島毎に設けた島管理装置(島コントローラ等)やホールカウンタ内のシステム管理装置(パソコン等)に出力(データ送信)するように成っている。
【0027】
上記第一の検出センサ10aと第二の検出センサ10bは、玉貯留タンク3の玉供給部3aと玉排出部3bに設けられ、例えば7〜8列のスノコの側壁またはスノコ上部に、透過型若しくは反射型センサを設けることにより、正確に各パチンコ玉の通過を検知・カウントして、上記演算部へと出力することが出来るように成っている。尚、この玉量検出装置10の構成による検出に限らず、玉貯留タンク3の側壁に複数個配置したタッチセンサ等による検出であっても良い。
【0028】
上記した演算部は、第一の検出センサ10a及び第二の検出センサ10bからのカウント値が入力されることにより、第一の検出センサ10aのカウント値、即ちイン玉から第二の検出センサ10bのカウント値、即ちアウト玉を演算処理して、遊技島毎に設けた島管理装置やホールカウンタ内のシステム管理装置に出力する。
この際、例えば遊技島1(玉計数機有り島)の島内の玉貯留量の増減を玉量検出装置10にて検出して所要量より少ないと検出した時、左右方向(両側)の遊技島(玉計数機無し島)の玉貯留量が所要量より多くあり、供給可能であると判断すると供給可能の信号を発信し、供給可能と判断した遊技島1から後述する玉供給装置30にて排出され、送り出されたパチンコ玉はバランス樋40を介して供給される。
【0029】
これとは逆に遊技島1(玉計数機有り島)の島内の玉貯留量の所要量より多いと玉量検出装置10にて検出した時、左右方向(両側)の遊技島(玉計数機無し島)の玉貯留量が所要量より少なく、受給可能であるか判断すると受給可能の信号を発信し、受給可能と判断した遊技島1から後述する玉供給装置30にて排出され、送り出されたパチンコ玉はバランス樋40を介して受給される。
このように、各遊技島1の島内の玉貯留タンク3内の玉貯留量の増減は玉量検出装置10にて検出され、供給又は受給可能であるか判断し、供給又は受給可能と判断した遊技島1から玉供給装置30にて排出され、送り出されたパチンコ玉はバランス樋40を介して供給又は受給し、不足した玉量を補うと共に、過剰な玉量を排出することで、各遊技島内の玉貯留量を均等化に保つことが出来る。
【0030】
次に、玉供給装置30(玉供給手段)の構成について説明する。
図2乃至図16に示すように、遊技島の上部間(左右方向)の遊技島1、1の上部タンク20、20同士の間には架け渡された水平姿勢で少なくとも1本のバランス樋40を介してパチンコ玉を相互に供給し合う玉供給装置30が設けられている。尚、ここではバランス樋40は少なくとも1本としたが、この本数に限定するものでなく、2本としても良い。
【0031】
パチンコ玉を相互に供給し合う(供給又は受給)玉供給装置30の構成について詳細に説明する。
玉供給装置30は、上部タンク20内に設けられた玉供給手段により相互に供給し合うように成っており、この玉供給手段は、左右方向の遊技島1、1間に架け渡された水平姿勢の1本のバランス樋40と、バランス樋40内にパチンコ玉を送り出す加速手段50と、加速手段50へのパチンコ玉を供給又は供給停止すると共に、バランス樋40を連動駆動する駆動手段60と、から構成されている(図11及び図12参照)。
【0032】
加速手段50は、後述するがバランス樋40内にパチンコ玉に加速をつけて送り出すようになっている。また、駆動手段60は加速手段50にパチンコ玉を供給するために上部タンク20に設けた供給口22を玉流出手段である開閉するシャッター部材61を上下動させる、と共にバランス樋40の搬送路41を傾斜させる作動部材65とを備えている。ここでは玉流出手段は、開閉自在のシャッター機構方式としている。
尚、玉流出手段は、図示しないが、他のモータにて回転する回転ローラを設け、回転ローラを回転制御することにより、シャッター機構と同じ作用するようにしても良い。つまり、通常、回転ローラの停止時はパチンコ玉が通過できない隙間になっているため、阻止され、回転することにより、パチンコ玉を送り出すようにしている(回転式による玉流出手段)。
【0033】
次に、遊技島1の上部に設けられた上部タンク20の構成について説明する。
上部タンク20の内部は、図1乃至図5に示すように、玉揚送装置6により揚送されたパチンコ玉を貯留する貯留部(後述するメイン貯留部Tm及びサブ貯留部Ts)を備えると共に、受け渡す受渡し口21を備え、遊技島1、1の上部タンク20、20間に後述するバランス樋40を掛け渡すようになっている。
【0034】
上部タンク20の外部(側壁)は、バランス樋40を掛け渡すための開口23、23を設け、この開口23、23部分にて後述する加速手段50の下端の吐出し口54とバランス樋40の搬送路41の先端が対向するように設けられ、開口23、23の下縁にバランス樋40の先端を載置して取付ける保持部24、24とが設けられている。また、上部タンク20は、各パチンコ遊技機2や各台間玉貸機2aに対してパチンコ玉を供給する供給樋7の取付け部25が設けられ、またオーバーフロー樋8の先端が取付けられるように成っている。
【0035】
図5は、上部タンク20の内部を示し、一方の玉供給手段と図示しない隔壁板とが省略されており、図11および図12をも参照して、上部タンク20の内部を詳細に説明する。上部タンク20の内部には、左右方向に上記した玉供給手段を備えている。
【0036】
上部タンク20の玉供給手段側の内部に、仕切り壁26が上下に亘って設けられ、玉供給手段の後方に、仕切り壁26によって仕切られた貯留部のメイン貯留部Tmが形成され、該メイン貯留部Tmの上部に、上記玉揚送装置6により揚送されてきたパチンコ玉を受ける矩形状に開口した受渡し口21から受け入れる上部ガイド板27が先端に向かって僅かに傾斜して設けられている。
そして、パチンコ玉が上部ガイド板27上を先端へと転動すると共に、上部ガイド板27に形成した隙間27aから矢印のように、メイン貯留部Tm内にパチンコ玉が落下貯留され、上部ガイド板27上の先端は玉供給手段の上部に設けたサブ貯留部Tsに接続している。
また、上記上部ガイド板27の先端で、サブ貯留部Tsとの接続部分に隙間27bが形成されと共に上記駆動手段60に設けたシャッター部材61によって開閉される供給口22が設けられている。
【0037】
上記メイン貯留部Tm内にはパチンコ玉の貯留量を検出するスイッチが設けられている。上方位置に貯留量の上限を検知する上限スイッチStと、下方位置に貯留量の下限を検知する下限スイッチSdとが設けられている。
また、メイン貯留部Tmの下部に設けた下部空間部Tdには、オーバーフロー樋8が接続されるようになっていると共に、メイン貯留部Tmの上部と下部空間部Tdとを接続するオーバーフローパイプOpが設けられ、メイン貯留部Tm内に、上限スイッチStを越えてパチンコ玉が貯留された場合に、このオーバーフローパイプOpにより下部空間部Tdにパチンコ玉が送られ、上記オーバーフロー樋8を介して玉貯留タンク3へと供給されるように構成している。尚、Tcは、オーバーフローパイプOpの上端に設けた、補助取付け板である。
【0038】
さらに、上部タンク20の玉供給手段側には、後述するバランス樋40を架け渡すための開口23、23が設けられ、この開口23、23の下方に、隙間28aを形成した中仕切板28が傾斜して配置され、このガイド中仕切板28の先端部分で、上記仕切り壁26との接合部分にメイン貯留部Tmに通ずる矩形状の導通口26aが開口し形成されている。
また、上記中仕切板28の下方に、隙間29aを形成した下部ガイド板29が傾斜して配設され、中仕切板28の隙間28aから供給されるパチンコ玉を上記下部空間部Tdに送るように構成している。
尚、上記上部ガイド板27、及び中仕切板28、また下部ガイド板29の各隙間26a、27b、28aおよび29aや、導通口26aは、それぞれパチンコ玉が通過できる充分な大きさに形成されている。
【0039】
次に、バランス樋40の構成について図2又は図3、図6乃至図9に基づいて説明する。ここでのバランス樋40は、左右方向に配設された遊技島1、1の上部タンク20、20同士間に掛け渡す長さに形成され、パチンコ玉が転動して搬送される断面コの字状の搬送路41と、略同じ断面コの字状の化粧ガイド樋42の板金材等から成る二重構造に構成されている(図9参照)。
ここで、上記搬送路41は長手方向に関して二分割されており、互いに突き合わされる端部の下方に後述するように下方に突出する二つの支点部材43A、43Bを有する補強用枠体44がネジ等により取り付けられることにより、互いに分割された二つの搬送路41が互いに連結されている。
上記補強用枠体44には、図8に示すように搬送路41の長手方向、略中心部分の下面にて、長手方向に互いに離れた二つの支点部材43A、43Bが折曲げ加工等により備えられており、これらの支点部材43A、43Bの何れか一方を中心に搬送路41が揺動(上下動)し、傾斜するようになっている。
さらに、搬送路41は傾斜しない状態においては、長手方向に互いに離れた二つの支点部材43A、43Bによって水平に保持されることになる。
【0040】
上記支点部材43A、43Bは、図7乃至図9に示すように搬送路41の下面と化粧ガイド樋42の上面との内部空間に取付けられ、支点部材43A、43Bの両側端に突起43a、43aを突設し、化粧ガイド樋42の中心部分に設けた位置決め穴42a、42aに突起43a、43aが係合して、支点部材43A、43Bが位置ズレしないように取り付けている。図中符号45は、バランス樋40の略中央付近に設けられ、店員がパチンコ玉の通過状況を視認にて確認することが出来る長穴形状から成る覗き窓である(図2及び図3参照)。
【0041】
尚、搬送路41の底面には、後述する加速手段から送り出されたパチンコ玉を隣接する上部タンク20へ供給し易くするために転動していくパチンコ玉が滑り易いように平滑面に形成され、さらに滑り易くするために平滑材等(例えば、コーティング材等)を塗布し、又は凹凸面や凹凸面に形成した部材を貼り付けるなどの工夫を施すことにより、パチンコ玉が転動していく際の助勢作用に成る。
また、搬送路41の上面には着脱自在の蓋部材が装着され、搬送路41内の底面に埃等が付着しないようにしている。この蓋部材を開放して定期的に搬送路41の底面に付着した埃等を除去する。
【0042】
次に、加速手段50の構成について図11乃至図14に基づいて説明する。
加速手段50は、上部タンク20の内部側壁の両側に取付けられ、図で示すように略J字ロート状の中空の滑り台部材51(スベリ台方式)から構成されている。
加速手段50は、上部にパチンコ玉を受け入れる受入れ口52を備え、胴部53が下方に延びて、下端に湾曲した吐出し口54を形成し、この吐出し口54が上記バランス樋40の搬送路41の先端に対向するように配設され、後述する駆動手段60のシャッター部材61により上部タンク20の供給口22を開閉、即ち加速手段50の受入れ口52へパチンコ玉を供給または供給停止出来るように構成されている。
【0043】
そして、供給されたパチンコ玉は加速手段50の受入れ口52から滑り台部材51の胴部53を経て自重落下によって加速され、湾曲した吐出し口54の湾曲面に沿って、滑らかに、勢い良く、バランス樋40の搬送路41へと送り出され、傾斜したバランス樋40の搬送路41上を、勢いを失うことなく転動していき、バランス樋40が架け渡された隣接する遊技島1の上部タンク20へと転動していくように構成されている。
尚、上記において上記加速手段50の滑り部材51は、中空のJ字ロート状に形成した説明としたが、程良く折り曲げる等の他の形状のものでも良く、上記バランス樋40の搬送路41に、パチンコ玉に加速をつけて勢い良く送り出せる形状や装置であればどんなものであっても良い。
【0044】
次に、駆動手段60の構成について図11又は図12及び、図15又は図16に基づいて説明する。
駆動手段60(モータ67)は、上記した加速手段50に隣接して取り付けられ、図に示すように略コ字状に板金を折り曲げて形成された取付け部材62を上部タンク20内にネジ止め固定する共に、内部に設けた仕切り板63の前面に上記加速手段50の滑り台部材51を取り付け、仕切り板63の背面側に揺動部材64を上下動自在に設け、この揺動部材64の上部にシャッター部材61を取り付け、下部に作動部材65が揺動自在に取り付けられた構成から成している。
【0045】
揺動部材64は、背面上部に第2のリンク部材66の上端がネジ止め66aにより揺動自在に取り付けられ、下端は取付け部材62の背面に取り付けたモータ67の回転軸67aに軸支した第1のリンク部材68の上端を回動自在にネジ止め66bし、モータ67の駆動による第1のリンク部材68の回転と共に、第2のリンク部材66を上下に揺動、即ちシャッター部材61を上下動させるように成っている(開閉式による玉流出手段)。
【0046】
作動部材65は、コ字状に板金を折り曲げ形成され、上記取付け部材62両側壁の下端前部にて、作動部材65の略中間側壁を揺動自在にネジ止め65aし、作動部材65の後端部を上記揺動部材64の下端側壁に揺動自在にネジ止め65bして構成し、上記揺動部材64の上下動に伴ってネジ止め65aを中心に作動部材65が揺動する。
上記作動部材65の、ネジ止め65bと反対側の端部は、平板にて左右の側壁と接続されており、後述するバランス樋40の搬送路41を持ち上げる際に、バランス樋40の傾斜に一致するように、傾斜して形成すると発生音を最小限に抑えることが出来ると共に、バランス樋40を確実かつ安定して保持でき、さらに確実に持ち上げることが出来ることとなる。
尚、図中符号69は、シャッター部材61の上下に伴って作動する透過型センサであり、シャッター部材61の上下の停止位置センサの役割も兼ねている。
【0047】
尚、他の玉供給装置としては、図示しないが搬送路41の何れか一方の端部を支点として上下駆動機構により何れかに上下に揺動して傾斜するように構成したものであっても良い。
【0048】
次に、本発明の実施形態による遊技島は以上のように構成されており、以下に示すように動作する。
遊技島1の島内に備えた玉揚送装置6寄りの玉貯留タンク3のパチンコ玉は、必要に応じて(上部タンク内の検出)排出され、循環リフト4にて持ち上げられ回収樋5を介して、常時運転している玉揚送装置6により磨きながら上部タンク20へと揚送され、供給樋7から各パチンコ遊技機2や各台間玉貸機2aに供給される。また、上部タンク20内が満杯状態になると、溢れたパチンコ玉はオーバーフロー樋8により島内に備えた玉貯留タンク1内に再び送り込まれる。このようにして、遊技島1においてパチンコ玉が繰り返し循環還流される。
【0049】
上記したように遊技島1においてパチンコ玉が繰り返し循環還流しているが、ある遊技島1において、列設した複数の台のパチンコ遊技機2の大当たり回数が多く出ると(大当たり台が連続し、無制限の場合)、上部タンク20内に貯留しているパチンコ玉の玉量が次第に減っていき、上部タンク20内の下限スイッチSdが検出し、この検出信号に基づいて循環リフト4が作動し、玉貯留タンク3内に貯留しているパチンコ玉が排出され、循環リフト4にて持ち上げられたパチンコ玉は回収樋5を介して玉揚送装置6にて揚送し、上部タンク20内の上限スイッチStで検出するまで循環リフト4は作動し、検出した時点で作動が停止する。
玉揚送装置6にて揚送されたパチンコ玉は、上部タンク20へとパチンコ玉が供給され、受渡し口21から上部ガイド板27へと送られ、上部ガイド板27上をサブ貯留部Tsに向かってパチンコ玉が転動し、このパチンコ玉の動作と共に、上部ガイド板27の隙間27aからメイン貯留部Tmへ落下し、貯留される。
【0050】
また、サブ貯留部Tsに送られたパチンコ玉は、このような状態では隣接するパチンコ遊技機2にパチンコ玉を供給できる状態でないことから、サブ貯留部TSの供給口22が駆動手段60のシャッター部材61によって閉じられており、サブ貯留部Ts内に溢れたパチンコ玉もまた、上記上部ガイド板27の先端位置で、サブ貯留部Tsとの接続部部分に設けた隙間27bからメイン貯留部Tmへ落下し、貯留される。
一方、玉揚送装置6は開店時、常時運転していることから、各パチンコ遊技機2から排出されるパチンコ玉(アウト玉)は、玉貯留タンク3の両端の回収樋5にて回収され、玉揚送装置6により上部タンク20へと磨きながら揚送され、上限スイッチSt以上にパチンコ玉が貯留されると、オーバーフローパイプOpから下部空間部Tdにパチンコ玉が送られ、オーバーフロー樋8により玉貯留タンク3へとパチンコ玉が送られ、貯留する。
【0051】
遊技島1においてパチンコ玉を繰り返し循環還流される動作を繰り返す際、遊技島1の玉貯留タンク3内の玉貯留量の検出は、玉貯留タンク3の玉量検出装置10である第一の検出センサ10aと、第二の検出センサ10bとによる、イン玉からアウト玉を減算処理して玉貯留タンク3内の玉貯留量の増減量を判断しながら行ない、仮に玉貯留タンク3内の玉貯留量が不足した場合は、左右方向に隣接した供給可能な遊技島1からバランス樋40を介して供給するように成している。
尚、遊技島1にて島端に玉計数機1aが備えられている場合に、この玉計数機1aに投入された懸賞玉の玉量も当然玉量検出装置10(玉計数機自体からの計数値出力)に認識され、この懸賞玉の玉量をも計数されて玉貯留タンク3内にパチンコ玉が供給され、貯留される。
【0052】
上記のように遊技島1内に備えた玉貯留タンク3内の玉貯留量が所要量に達した時点、即ち遊技島1内の玉貯留量が、所要量より多い、と検出・認識された場合に、他の遊技島1、1(不足している遊技島)へ供給可能信号が発信され、パチンコ玉の供給可能状態となる。
【0053】
上記の待機状態において、隣接する他の遊技島1(不足している遊技島)からパチンコ玉の供給依頼信号を受信すると、パチンコ玉の供給依頼信号を受信した当該パチンコ玉を供給する側の遊技島1は、玉供給手段の駆動手段60のモータ67が信号を受けて駆動回転し、第1のリンク部材68及び第2のリンク部材66を介して揺動部材64が下方に移動し、この揺動部材64の下方への移動に伴って、揺動部材64と連動する作動部材65がネジ止め65aを中心に揺動し(図15(B)参照)上記バランス樋40の搬送路41の先端が作動部材65により持ち上げられる。
つまり、図10(A)に示すように支点部材43Bを中心に、あるいは図10(B)に示すように支点部材43Aを中心に、持ち上げられて何れか一方側、図面にて右側から左側へと、バランス樋40の搬送路41が何れか一方側への傾斜姿勢に可変し、加速手段50の滑り部材51の下端の吐出し口54と、バランス樋40の搬送路41の先端とが対向する(図3及び図6をも参照)。
【0054】
これと同時に、上記揺動部材64の下方への移動に伴って、揺動部材64の上部に取り付けたシャッター部材61が上部タンク20即ちサブ貯留部Tsの供給口22を開き、加速手段60の滑り台部材51の受入口52へとパチンコ玉が供給され、供給されたパチンコ玉は加速手段50の受入れ口52から滑り台部材51の胴部53を経て自重落下によって加速されて、湾曲した吐出し口54の湾曲面に沿って、滑らかに、勢い良く、バランス樋40の搬送路41へと送り出され、傾斜姿勢したバランス樋40の搬送路41上を、勢いを失うことなく助勢されて転動し、バランス樋40が架け渡された隣接する遊技島の上部タンク20へと転動し、搬送され、パチンコ玉の供給を受ける側の遊技島へとパチンコ玉が素早く供給される。
【0055】
この場合、パチンコ玉の供給を受ける側の遊技島側の玉供給手段では、玉供給手段のバランス樋40の搬送路41の先端は、上部タンク20の玉供給手段に設けられた駆動手段60の作動部材65から離れ、自由な開放状態になっており、上記バランス樋40の搬送路41が、支点部材43Aまたは43Bを中心にシーソーのように揺動し、バランス樋40の搬送路41の先端は、パチンコ玉の供給を受ける側の遊技島の保持部24に載置され、保持される。
【0056】
上述したように、パチンコ玉の供給を受ける側の遊技島側の玉供給手段では、バランス樋40の搬送路41上を転動して来るパチンコ玉は、上部タンク20の開口23から上部タンク20へと供給され、一部は中仕切板28の隙間28aから下部ガイド板29へと送られながら、中仕切板28の傾斜に沿って導通口26aを通過してメイン貯留部Tm内へと送り込まれる。
送り込まれたパチンコ玉が、メイン貯留部Tm内で下限スイッチSdを越えると、貯留されたパチンコ玉に遮られて、それ以上上記導通口26aを通過してメイン貯留部Tm内へとパチンコ玉を供給できなくなるため、中仕切板28上のパチンコ玉は、その隙間28aから下部ガイド板29を経て下部空間部Tdへと送られ、上記オーバーフロー樋8を介して貯留部3へと送られ、貯留される。
【0057】
このようにパチンコ玉の供給が継続され、玉貯留タンク3の玉量検出装置10の第一の検出センサ10aと第二の検出センサ10bとによる、イン玉からアウト玉を演算部にて減算処理して貯留タンク3の玉貯留量が所要数量に達したと判断された処で、パチンコ玉を供給する側の上記駆動手段60のモータ67が信号を受けて駆動回転すると、上述の動作と逆に、第1のリンク部材68および第2のリンク部材66を介して揺動部材64が上方に移動し、この揺動部材64の上方への移動に伴って、揺動部材64の上部に取り付けたシャッター部材61が上部タンク20の供給口22を閉じ、加速手段50の受入れ口52へのパチンコ玉の供給が停止される。
【0058】
この際、パチンコ玉を供給する側の遊技島1の上部20の玉供給手段では、第1のリンク部材68及び第2のリンク部材66を介して揺動部材64が上方に移動し、この揺動部材64の上方への移動に伴って、揺動部材64と連動する作動部材65がネジ止め65aを中心に揺動し(図16(B)参照)、バランス樋40の搬送路41の先端が作動部材65から離れ、自由な開放状態となり、パチンコ玉を供給する側の遊技島1の玉供給手段は待機状態となる。
この状態で、パチンコ玉を供給する側の遊技島1及び供給を受けた側の遊技島1は、それぞれの上部タンク20、20の玉供給手段のメイン貯留部Tm、Tmから供給樋7を介して各パチンコ遊技機2へパチンコ玉が不断に供給され、またそれぞれの玉揚送装置6が開店中は常時駆動されているので、隣接する左右方向の遊技島1、1の各パチンコ遊技機2での遊技者による遊技は支障なく継続されることとなる。
【0059】
さらに、上記バランス樋40の搬送路41は、傾斜されない状態においては長手方向に離れた二つの支持部材43A、43Bによって確実に水平に保持され得るので、より一層化粧ガイド樋42そしてバランス樋40の高さ(厚み)が低く(薄く)抑制され得ることになり、見栄えが向上し、何ら美観を損ねることがなくなる。
【0060】
上記上部タンク20に備えられた玉供給装置30(玉供給手段)は、隣接する遊技島1、1間に架け渡すバランス樋40と、バランス樋40の搬送路41に加速をつけてパチンコ玉を送り出す加速手段50と、加速手段50に送り出す上部タンク20の開口22を開閉するシャッター部材61を備えると共に上記バランス樋40の搬送路41を傾斜させる駆動手段60とを備え、上記駆動手段60は、上記加速手段50を取付けると共に、揺動部材64を揺動自在に取付け、揺動部材64の上部に上記シャッター部材61を備えると共に下部には上記バランス樋40の搬送路41を傾斜させる作動部材65を備え、それぞれ連動して構成されているので機械的に連動する構成とされ、故障することなく、部品点数を少なくできて構造的に簡略化でき、さらにコストダウンを図ることができる。
【0061】
また、本発明による実施形態によれば、上記上部タンク20の上記玉供給手段側の内部に、仕切り壁26を設けて上部タンク20内にメイン貯留部Tmを形成し、玉供給手段の下部に位置して、隣接する遊技島間に架け渡された上記バランス樋40の先端が対向する開口23を設け、この開口23の内部下方に、隙間28aを形成した中仕切板28を傾斜して配置し、この中仕切板28の先端部分で、上記仕切り壁26との接合部分に、メイン貯留部Tmに通ずる導通口26aを形成し、メイン貯留部Tmに供給樋7の先端を取り付ける取り付け部25が設けられているので、バランス樋40から供給されるパチンコ玉は、中仕切板28から導通口26aを通過してメイン貯留部Tmに送り込まれ、供給樋7によって各パチンコ遊技機2や各台間玉貸機2aへと供給されるので、万が一上記遊技島1にて常時運転している玉揚送装置6が故障した場合に、緊急事態においても各パチンコ遊技機2や各台間玉貸機2aへとパチンコ玉を供給でき、この結果、各パチンコ遊技機2での遊技者に対して支障なく継続営業することが出来る。
【0062】
次に、循環還流システム9が導入され、幅広通路を挟んで前後方向に配設された遊技島100の場合について説明する。図17乃至図19は、パチンコ遊技店において、幅広通路700を挟んで前後方向に配設される遊技島100に、左右方向に配設された何れかの遊技島と相互にパチンコ玉を供給し合う場合の上部タンク200の実施形態を示したものである。尚、上述した構成と同じものは同符号で説明する。
【0063】
ここでは幅広通路700を挟んで前後方向に配設された遊技島100と、左右方向に配設された何れかの遊技島とを玉供給装置(玉供給手段)300としての第1玉供給装置300Aを介して第2玉供給装置300Bに排出し、第2玉供給装置300Bから送り出されたパチンコ玉をバランス樋400にて供給し合う構成について説明する。
郊外に設置されたパチンコ遊技店においては、店舗規模が大きく、左右方向に配設された遊技島における各遊技島内の玉貯留量を均等化する、一方、幅広通路700を挟んで前後方向に配設された遊技島においても遊技島同士間にバランス樋400を架け渡す必要がある。例えば、左右方向に配設された遊技島の遊技客が獲得したパチンコ玉を持って前後方向の遊技島に移動して遊戯すると、遊技島内の玉貯留量が増減してしまう。または、左右方向に配設された何れの遊技島の玉貯留量の激減(満杯)した場合は、前後方向の遊技島から供給又は受給しなければならない場合もある。
【0064】
例えば、上述したように左右方向の何れかの遊技島の島内の玉貯留量の増減を玉量検出装置10にて検出して所要量より少ないと検出した時、前後方向の何れかの遊技島の玉貯留量が所要量より多くあり、供給可能であるか判断すると供給可能の信号を発信し、供給可能と判断した遊技島から第1玉供給装置300Aにて排出され、送り出されたパチンコ玉は第2玉供給装置300Bを介して幅広通路700を挟んで上部タンク200の側壁201に設けたて架け渡したバランス樋400から供給される。
【0065】
これとは逆に、左右方向の何れかの遊技島の島内の玉貯留量が所要量より多いと玉量検出装置10にて検出した時、前後方向の何れかの遊技島の玉貯留量が所要量より少なく、受給可能であるか判断すると受給可能の信号を発信し、受給可能と判断した遊技島から第1玉供給装置300Aにて排出され、送り出されたパチンコ玉は第2玉供給装置300Bを介して幅広通路700を挟んで架け渡したバランス樋400から受給される。
このように、左右方向の何れかの遊技島と、幅広通路700を挟んで前後方向に配設された遊技島100とを水平な少なくとも1本のバランス樋400を遊技島(自島又は他島)の終端に設けた例えば第2玉供給装置同士300Bに架け渡して前後方向の各島内の玉貯留量の増減の検出により、必要に応じてパチンコ玉を相互に供給し合うのである。尚、第1玉供給装置300Aから第2玉供給装置300Bへは水平若しくは傾斜した供給樋7が連結されている。
【0066】
上部タンク200内に備えられた第1玉供給装置300Aは、玉揚送装置6により磨かれたパチンコ玉を一時貯留させる貯留部300aと、玉供給手段が設けられ、貯留部300aのパチンコ玉を排出するように成している。
また、遊技島の端部の上方には第2玉供給装置300Bが備えられている。第2玉供給装置300Bは、供給樋7から転動してきたパチンコ玉を持ち上げる小型の循環リフト300bと、一時貯留させる貯留部300aと、玉供給手段が設けられ、第1玉供給装置300Aから排出されたパチンコ玉は供給樋7内を転動し、循環リフト300bにて持ち上げられて貯留部300aに貯留し、玉供給装置300(例えば、滑り台部材510と吐出し口540とから成る加速手段500)からバランス樋400にて供給、受給し合うように成している。玉供給装置300の第1玉供給装置300A及び第2玉供給装置300B、小型の循環リフト300bは検出部(図示せず)の検出に基づいて互いに関連するように動作する。250は、供給樋7の取付け部である。
尚、上記した上部タンク200の構成は上述した上部タンク20、玉供給装置300の構成は上述した玉供給装置30、バランス樋400の構成は上述したバランス樋40、加速手段500の構成は上述した加速手段50、駆動手段600の構成は上述した駆動手段60の実施形態と同じ構成なのでここでの説明は省略する。
また、玉供給装置300は加速手段500としたが、他の玉供給装置としては、図示しないが搬送路の何れか一方の端部を支点として上下駆動機構により何れかに上下に揺動して傾斜するように構成したものであっても良い。
【0067】
本発明の実施形態による遊技島は以上のように構成されており、以下に示すように動作する。
幅広通路700を挟んで前後方向に配設される遊技島100に、左右方向に配設された何れかの遊技島と相互にパチンコ玉を供給し合う場合、幅広通路700を挟んで前後方向に、隣接して配設される遊技島同士(例えば、第2玉供給装置300b同士)にて、相互にパチンコ玉を供給し合うことが出来ることから、左右方向に配設された何れかの遊技島から幅広通路700を挟んで遊技島の前後方向の何れかに配設された遊技島同士のパチンコ玉を相互に供給し合う時、架け渡したバランス樋400を介して行なうことが出来る。
例えば、壁島の遊技島において島内の玉貯留量が不足した場合、先ず、左右方向に配設された遊技島が供給可能であるか判断させ、仮に供給不可であれば、次いで幅広通路700を挟んで前後方向に、隣接して配設した遊技島にて供給可能であるか判断させ、供給可能であれば、幅広通路700を挟んで架け渡したバランス樋400を介して供給することが出来る。
【0068】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように請求項1の構成によれば、遊技島の上部間に配設した遊技島の上部タンクに、水平な少なくとも1本のバランス樋を架け渡し、バランス樋内の搬送路を略中央部分に設けた二つの支点部材の一方を支点として上下に揺動させ、何れか一方側への傾斜姿勢に変化する構成したことによって、パチンコ玉を相互に供給し合い、玉貯留量を均等化するようにしたことにより、2本のX字状に交差して架け渡したクロスバランス方式によるバランス樋に比べて安価で施工も簡易となり、美観も損ねることがない。
さらに、正・逆転駆動モータによる1本のバランス樋の搬送手段ベルトを採用したものと比べて、ベルト切れ、ベルト張り具合調整等を行う必要がなくなる。
また、バランス樋内の搬送路の略中央部分に設けた二つの支点部材を支点として上下に揺動し、搬送路を何れか一方側への傾斜姿勢に変化する構成としたことにより、その略中央部分の互いに長手方向に幾分離れた二つの支点部材により水平に保持されることとなり、搬送路が傾斜しない状態では、より一層バランス樋の高さ(厚み)を低く(薄く)することができるので見栄えが向上し、何ら美観を損ねることがなくなる。
【0069】
また、請求項2の構成によれば、遊技島の上部間(幅広通路を挟んだ前後方向、つまり縦列方向)に列状配設した遊技島の第2供給装置同士を、水平な少なくとも1本のバランス樋を架け渡し、バランス樋内の搬送路を略中央部分に設けた二つの支点部材の一方を支点として上下に揺動させ、何れか一方側への傾斜姿勢に変化する構成したことによって、パチンコ玉を相互に供給し合い、玉貯留量を均等化するようにしたことにより、例えば郊外に設置された店舗規模の大きいパチンコ遊技店に循環還流させる本システムを導入しても左右(横列)島への受給、供給による相互の供給はもとより、幅広通路を挟んで前後(縦列)方向に配置された遊技島で不足の事態が生じても受給、供給が行えることによって早急に対処することが出来、営業に支障をきたすことがない。
【0071】
かくして、本発明によれば、複数列配列された各遊技島の上部間(左右方向若しくは幅広通路を挟んで前後方向)における玉貯留量を相互に供給し合うことで、各遊技島内の玉貯留量を均等化に維持することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊技島相互(左右方向遊技島)における玉供給装置の一実施形態の構成を示す概略側面図である。
【図2】本発明のバランス樋を遊技島の上部タンク間の接続した状態を示す斜視図である。
【図3】図2の一方の上部タンクとバランス樋との関係を示す概略斜視図である。
【図4】図2の上部タンクを示す概略斜視図である。
【図5】図4の上部タンクの背面側内側を示す概略斜視図である。
【図6】図2の概略正面図で、一方の上部タンク内は破断して示している。
【図7】バランス樋に設けた支点部材を示し、(A)は概略拡大斜視図、(B)は同概略拡大横断面図である。
【図8】図7のバランス樋における補強用枠体の拡大斜視図である。
【図9】図7のバランス樋の概略拡大縦断面図である。
【図10】図7のバランス樋を示し、(A)は一側、及び(B)は他側への傾斜状態を示す図である。
【図11】図2の上部タンクの概略拡大縦断面図である。
【図12】図10をさらに拡大した概略拡大縦断面図である。
【図13】図10の玉供給装置(玉供給手段)の斜視図である。
【図14】図13の加速手段の要部斜視図である。
【図15】図12の駆動手段を示し、(A)は正面図、(B)は(A)のX−X線断面図である。
【図16】図12の駆動手段の動作状態を示し、(A)は正面図、(B)は(A)のY−Y線断面図である。
【図17】本発明の遊技島相互(幅広通路を挟んで前後方向)の上部タンクにおける玉供給装置の一実施形態の構成を示す概略斜視図である。
【図18】図17の遊技島の構成を示す概略側面図である。
【図19】図18の遊技島の構成を示す要部拡大概略側面図である。
【符号の説明】
1 遊技島
3 玉貯留タンク
6 玉揚送装置
9 循環還流(システム)
20 上部タンク
30 玉供給装置(玉供給手段)
40 バランス樋
43A 支点部材
43B 支点部材
44 補強用枠体
100 遊技島
200 上部タンク
300 玉供給装置(玉供給手段)
300A 第1玉供給装置
300B 第2玉供給装置
400 バランス樋
700 幅広通路

Claims (2)

  1. 島内に貯留したパチンコ玉を循環還流させるシステムを備えた遊技島の上部タンク同士にバランス樋を架け渡し、上部タンク内に貯留したパチンコ玉をバランス樋に送り出して各遊技島内の玉貯留量を均等化させる遊技島相互における玉供給装置のバランス樋であって、
    上記バランス樋は、上部タンク間に水平に架け渡しされた1本のガイド樋と、該ガイド樋内に備えられ、略中央部分に設けた二つの支点部材の一方を支点として上下に揺動して何れか一方側への傾斜姿勢に変化する搬送路とから構成され、
    上記上部タンクは、パチンコ玉を貯留する貯留部と、バランス樋内の搬送路の搬送姿勢を傾斜させて可変させる駆動手段を備えた玉供給装置とから構成されたことを特徴とする遊技島相互における玉供給装置のバランス樋。
  2. 島内に貯留したパチンコ玉を循環還流させるシステムを備えた遊技島を縦列方向に列状配設し、該遊技島の端部間にバランス樋を架け渡し、遊技島の上部タンク内に貯留したパチンコ玉をバランス樋に送り出して各遊技島内の玉貯留量を均等化させる遊技島相互における玉供給装置のバランス樋であって、
    上記上部タンクは、循環還流により揚送されたパチンコ玉を貯留する貯留部と、該貯留部のパチンコ玉を供給する玉供給装置とから成る第1供給装置とを備え、
    該第1玉供給装置から排出されたパチンコ玉を端部に導く供給樋を設け、
    さらに供給樋の終端の端部には、供給樋から転動してきたパチンコ玉を揚送する小型リフトと、一時貯留させる貯留部と、該貯留部のパチンコ玉を供給する玉供給装置とから成る第2供給装置を備え、
    上記バランス樋は、上記第2供給装置間に水平に架け渡しされた1本のガイド樋と、該ガイド樋内に備えられ、略中央部分に設けた二つの支点部材の一方を支点として上下に揺動して何れか一方側への傾斜姿勢に変化する搬送路とから構成されたことを特徴とする遊技島相互における玉供給装置のバランス樋。
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