JP4220492B2 - 下肢安定用具 - Google Patents

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本発明は、仰向けの姿勢で睡眠をとったり、下肢を前に出して座ったりするときに使用する下肢安定用具に関する。
睡眠においては、仰向けすなわち仰臥位が疲れをとるのに最も適していることは良く知られていることである。例えば、横臥位(横向き)や伏臥位(うつ伏せ)では、十分な睡眠が取れないばかりか、頚椎ねんざ、腰痛、膝痛、足首痛、踵痛などを発症したり、頻尿となって熟睡を妨げたり、免疫力を低下させて、種々の病気を発症させる原因ともなっている。ただし、仰臥位をとれば十分であるともいえない。仰臥位では、図10に示すように、一般的に、背骨の生理的後湾曲カーブにより、就寝者Mの足首裏、膝裏、背中、首裏の4点で敷布団19との間に隙間が生じる。この生理的後湾曲カーブが正常な人の場合、上記4点の隙間がわずかであるため、仰臥位によって後湾曲の程度が減少することと、敷布団の柔らかさとで上記4点の隙間が吸収されることにより、体が布団によってほぼ平面で支えられる。そのため、就寝者Mの下肢が捩れたりすることも無く、リラックスした状態で安眠が確保されるのである。
しかし、体が硬い人や高齢者などでは、上記4箇所の隙間が大きくなるため、図10で示すように体がA〜Eの5点で敷布団19に支えられる不安定な状態になる。特に、膝の曲がりの大きい場合には、踵Aと臀部Cの2点のみで下肢全体が支えられることになり、踵が半球状になっているため下肢が横方向外側へ回動しやすくなる。その結果、就寝者Mが、仰臥位をとっても腰痛、膝痛、足首痛、踵痛などを発症したり、頻尿となって熟睡が妨げられることにより、体全体の免疫力を低下させて、種々の病気を発症させる原因になっている。また、下肢を前に出して床や畳あるいは布団に座ったりするときにも、同様に腰痛、膝痛、足首痛、踵痛などを発症しやすくなるという問題がある。
本発明は、上記問題を解決しようとするもので、仰臥位により睡眠をとるときや下肢を前に出して床等に座ったりするとき、下肢の横方向外側への回動を抑えることができ、体全体が敷布団や床面等に平面状態で支えられることにより、下肢が回動しない状態を確保できる簡易な構成の下肢安定用具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の構成上の特徴は、下肢の膝部分に巻装されるゴム入り包帯である膝当てと、膝当てに取り付けられて膝の裏側の凹みを埋める膝支持部とからなる膝安定用具と、足首に巻装されるゴム入り包帯である足首当てと、足首当てに取り付けられて足首の裏側の凹みを埋める足首支持部とからなる足首安定用具とにより構成され、膝支持部は、膝裏側の凹み形状に合わせて曲面状に膨らんでおり、多少の弾力を有すると共に変形が少ないように定形性が保持されており、また、足首支持部は、足首裏側の凹み形状に合わせて曲面状に膨らんでおり、多少の弾力を有すると共に変形が少ないように定形性が保持されており、膝安定用具を膝に巻装すると共に足首安定用具を足首に巻装した就寝者等が敷布団に仰臥したり下肢を前に出して床等に座ったりしたとき、下肢全体がほぼ平面状態で敷布団や床面等に支えられることにある。なお、膝支持部及び足首支持部については、繊維やゴム材料等を用いて形成され、多少の弾性を有しつつ定形性を有するものである。
上記のように構成した本発明においては、膝安定用具を膝に巻装することにより、膝が膝当てによってわずかに締め付けられると共に膝の裏側の凹みが膝支持部で埋められ、足首安定用具を足首に巻装することにより、足首が足首当てによってわずかに締め付けられると共に足首の裏側の凹みが足首支持部で埋められる。これにより、就寝者等が敷布団に仰臥したり下肢を前に出して床等に座ったりしたときに、下肢全体がほぼ平面状態で敷布団や床面等に支えられるため、膝の曲がりの大きい場合でも、下肢が横方向外側へ回動することがなくなる。その結果、本発明においては、就寝者等の腰痛、膝痛、足首痛、踵痛などの発症を防止すると共に頻尿を抑えて熟睡させたりあるいはリラックスさせたりすることができるため、就寝者等の体全体の免疫力が高められることにより種々の病気の発症を防止することができる。また、膝安定用具が、ゴム入り包帯である膝当てと膝の裏側の凹みを埋める膝支持部とからなり、足首安定具が、ゴム入り包帯である足首当てと足首の裏側の凹みを埋める足首支持部とからなる簡易なものであるため、簡易に使用できると共に安価に提供される。
また、本発明において、膝安定用具の膝支持部が、膝下に対して大腿部側に配置されたものとすることができる。これにより、膝下より大腿部側の方が浮き上がっている場合に、浮き上がりを効果的に支えて、下肢全体の横方向外側への回動を防止することができる。
また、本発明の他の特徴は、敷布団等の表面にて、就寝者等の下肢の膝相当位置に取り外し可能に固定されて膝の裏側の凹みを埋める膝支持具と、就寝者等の足首相当位置に取り外し可能に固定されて足首の裏側の凹みを埋める足首支持具とを備え、膝支持具は、膝裏側の凹み形状に合わせて曲面状に膨らんでおり、多少の弾力を有すると共に変形が少ないように定形性が保持されており、また、足首支持具は、足首裏側の凹み形状に合わせて曲面状に膨らんでおり、多少の弾力を有すると共に変形が少ないように定形性が保持されており、就寝者等が敷布団に仰臥したり下肢を前に出して床等に座ったりしたとき、膝の裏側の凹みを膝支持具で埋めると共に足首の裏側を足首支持具で埋めることにより、下肢全体がほぼ平面状態で敷布団や床面等に支えられることにある。なお、膝支持具及び足首支持具については、繊維やゴム材料等を用いて形成され、多少の弾性を有しつつ定形性を有するものである。なお、就寝者等とは、敷布団等に仰臥するものの他に、敷布団等に下肢を前に出して座る者も含まれる。
他の特徴においては、就寝者等は、敷布団等の表面に固定された膝支持具に膝を乗せると共に、足首支持具に足首を乗せることにより、膝の裏側の凹みが膝支持具で埋められ、足首の裏側の凹みが足首支持具で埋められる。これにより、就寝者等が敷布団等に仰臥したり下肢を前に出して座ったりしたときに、下肢全体が平面状態で敷布団等に支えられるため、膝の曲がりの大きい場合でも、下肢が横方向外側へ回動することがなくなる。その結果、他の特徴においては、就寝者等の腰痛、膝痛、足首痛、踵痛などの発症を防止すると共に頻尿を抑えて熟睡させたりあるいはリラックスさせたりすることができるため、就寝者等の体全体の免疫力が高められることにより種々の病気の発症を防止することができる。また、膝支持具と足首支持具が、簡易な構成であるため、簡易に使用できると共に安価に提供される。さらに、膝支持具と足首支持具を就寝者等の膝と足首相当位置に合わせて敷布団等に取り付ければよいため、汎用性がある。
また、本発明のさらに他の特徴は、柔軟な薄肉のマットに取り外し可能に固定されて膝の裏側の凹みを埋める膝支持具と、マットに取り外し可能に固定されて足首の裏側の凹みを埋める足首支持具とを備え、マットにて敷布団や床等の表面に敷設され、膝支持具は、膝裏側の凹み形状に合わせて曲面状に膨らんでおり、多少の弾力を有すると共に変形が少ないように定形性が保持されており、また、足首支持具は、足首裏側の凹み形状に合わせて曲面状に膨らんでおり、多少の弾力を有すると共に変形が少ないように定形性が保持されており、就寝者等が敷布団に仰臥したり下肢を前に出して床等に座ったりしたとき、膝の裏側の凹みを膝支持具で埋めると共に足首の裏側を足首支持具で埋めることにより、下肢全体がほぼ平面状態で敷布団や床面等に支えられることにある。
本発明において、膝支持具と足首支持具が固定されたマットを敷布団や床等の上に敷くことにより、就寝者等は、マット上の膝支持具と足首支持具に合わせて仰臥したり下肢を前に出して坐ったりするときに、下肢全体が平面状態で敷布団や床面等に支えられるため、膝の曲がりの大きい場合でも、下肢が横方向外側へ回動することがなくなる。その結果、本発明においては、就寝者等の腰痛、膝痛、足首痛、踵痛などの発症を防止すると共に、頻尿を抑えて熟睡させたりあるいはリラックスさせたりすることができるため、就寝者等の体全体の免疫力が高められることにより種々の病気の発症を防止することができる。また、敷布団とは別個のマットを敷布団や床等の上に載置すればよいため、敷布団を代えたり掃除したりする場合に簡単に取り外すことができるので使い勝手が良い。
本発明によれば、就寝者等が簡易な構造の膝安定用具及び足首安定用具を膝及び足に装着して、敷布団等に仰臥したり下肢を前に出して床等に座ったりしたときに、下肢全体が平面状態で敷布団や床面等に支えられるため、膝の曲がりの大きい場合でも、下肢が横方向外側へ回動することがなくなる。その結果、本発明においては、就寝者等の腰痛、膝痛、足首痛、踵痛などの発症を防止すると共に頻尿を抑えて熟睡させたりあるいはリラックスさせたりすることができるため、就寝者等の体全体の免疫力が高められることにより種々の病気の発症を防止することができる。また、本発明においては、膝支持具及び足首支持具を敷布団や床等の表面に固定して、就寝者等がその上に膝と足首を載せることによっても同様の効果が得られる。さらに、本発明においては、膝支持具及び足首支持具を固定したマットを敷布団や床等の表面に載置して、就寝者等がその上に膝と足首を載せることによっても同様の効果が得られる。
以下、本発明の一実施例について図面を用いて説明する。図1は、実施例1である下肢安定用具の使用状態を正面図により概略的に示し、図2−1,2は、下肢安定用具を正面図により概略的に示したものである。下肢安定用具10は、下肢の膝部分に巻装されるゴム入り包帯である円筒状の膝当て12と、膝当て12に取り付けられて膝の裏側の凹みを埋める膝支持部13とからなる膝安定用具11と、足首に巻装されるゴム入り包帯である略L字状の筒でかかとの部分18が切り欠かれた足首当て16と、足首当て16に取り付けられて足首の裏側の凹みを埋める足首支持部17とからなる足首安定用具15とにより構成されている。
膝支持部13は、図2−1に示すように、膝当て12への取り付け部分が膝裏側の凹み形状に合わせて曲面状に膨らんでおり、外側が平面になっており、膝当て12に縫い付けられて固定されている。膝支持部13は、布製の袋部分の内部に綿等が圧縮状態で詰め込まれて多少の弾力を有すると共に変形が少ないように定形性が保持されており、また膝に対して当たりが強すぎないようにされている。足首支持部17は、図2−2に示すように、足首当て16への取り付け部分が足首裏側の凹み形状に合わせて曲面状に膨らんでおり、外側が平面になっており、足首当て16に縫い付けられて固定されている。足首支持部17も、膝支持部13と同様に、布製の袋部分の内部に綿等が圧縮状態で詰め込まれて多少の弾力を有すると共に変形が少ないように定形性が保持されており、また足首に対して当たりが強すぎないようにされている。
下肢安定用具10については、就寝しようとする人が、通常就寝前に装着するものである。まず、膝安定用具11が、膝当て12を下肢の膝部分に巻装することにより位置ずれしない程度に締め付けられた状態で膝に固定され、この状態で膝当て12に取り付けられた膝支持部13が膝の裏側に配置される。次に、足首安定用具15が、足首当て16を足首に挿嵌し、巻装することにより位置ずれしない程度に締め付けられた状態で足首に固定され、この状態で足首当て16に取り付けられた足首支持部17が足首の裏側に配置される。
この状態で、就寝者Mが敷布団19に仰臥することにより、図1に示すように、膝の裏側の凹みが膝支持部13で埋められ、足首の裏側の凹みが足首支持部17で埋められる。これにより、下肢全体が平面状態で敷布団19に支えられるため、膝の曲がりの大きい場合でも、下肢が横方向外側へ回動することがなくなる。その結果、実施例1においては、就寝者Mの腰痛、膝痛、足首痛、踵痛などの発症を防止すると共に頻尿を抑えて熟睡させることができるため、就寝者Mの体全体の免疫力が高められることにより種々の病気の発症を防止することができる。また、膝安定用具11が、ゴム入り包帯である膝当て12と膝当て12に取り付けられて膝の裏側の凹みを埋める膝支持部13とからなり、足首安定具15がゴム入り包帯である足首当て16と、足首当てに取り付けられて足首の裏側の凹みを埋める足首支持部17とからなる簡易な構造であるため、簡易に使用できると共に安価に提供される。
なお、下肢安定用具10については、就寝者が就寝時に使用する場合に限らず、図3に示すように、敷布団上にて下肢を前に出して座ったり、あるいは休息する人Mが、これを用いて床面Gや座椅子等に足を前に出して座ったりする場合にも用いられる。これにより、仰臥して就寝する場合と同様に、膝の裏側の凹みが膝支持部13で埋められ、足首の裏側の凹みが足首支持部17で埋められ、下肢全体が平面状態で敷布団や床面G等に支えられるため、膝の曲がりの大きい場合でも、下肢が横方向外側へ回動することがなくなる。その結果、就寝者Mと同様に、腰痛、膝痛、足首痛、踵痛などの発症等が防止される。
つぎに、下肢安定用具の変形例について説明する。
変形例においては、下肢安定用具の利用者が膝下より大腿部側の方が浮き上がっている場合に、上記膝安定用具11の代わりに、図4に示すように、膝安定用具11Aの膝支持部14が、膝当て12の膝下に対して大腿部側に配置されたものとすることができる。これにより、敷布団との間で浮き上がりが生じる大腿部側での浮き上がりが効果的に支えられて、下肢全体の横方向外側への回動を防止することができる。その結果、変形例においては、膝下より大腿部側の方が浮き上がっている者においても、腰痛、膝痛、足首痛、踵痛などの発症等が防止される。
つぎに、実施例2について説明する。
実施例2において、下肢安定用具20は、上記膝安定用具11及び足首安定用具15の代りに、図5に示すように、敷布団19の表面にて、就寝者の下肢の膝相当位置に取り外し可能に固定される膝の裏側の凹みを埋める膝支持具21と、その足首相当位置に取り外し可能に固定される足首の裏側の凹みを埋める足首支持具23とを備えたものである。図7に示すように、膝支持具21は、上記膝支持部13と同様に布製の袋部分の内部に綿等が圧縮状態で詰め込まれて多少の弾力を有すると共に変形が少ないように定形性が保持されており、また膝に対して当たりが強すぎないようにされており、平坦面側に敷布団19に位置決め固定するため面状ファスナ等の接着層22を有している。足首支持具23も、図7に示すように、上記足首支持部17と同様の構造であり平坦面側に敷布団に位置決め固定するため面状ファスナ等の接着層24を有している。
就寝者Mは、図6に示すように、敷布団19の表面に固定された膝支持具21に膝を乗せ、足首支持具23に足首を乗せることにより、膝の裏側の凹みが膝支持具21で埋められ、足首の裏側の凹みが足首支持具23で埋められる。そのため、下肢全体が平面状態で布団に支えられ、膝の曲がりの大きい場合でも、下肢が横方向外側へ回動することがなくなる。その結果、実施例2においても、就寝者Mの腰痛、膝痛、足首痛、踵痛などの発症を防止できると共に頻尿を抑えて熟睡させることができるため、就寝者Mの体全体の免疫力が高められることにより種々の病気の発症を防止することができる。また、膝支持具21と足首支持具23が、簡易な構成であり、簡易に使用できると共に安価に提供される。さらに、膝支持具21と足首支持具23を、就寝者Mの膝及び足首相当位置に合わせて敷布団19に取り付けることができるため、汎用性がある。
つぎに、実施例3について説明する。
実施例3において、下肢安定用具30は、膝支持具21及び足首支持具23を直接敷布団19の表面に固定する代わりに、図8に示すように、マット31に就寝者Mの下肢の膝相当位置に取り外し可能に固定されて膝の裏側の凹みを埋める膝支持具32と、その足首相当位置に取り外し可能に固定されて足首の裏側の凹みを埋める足首支持具34とを接着固定した構造にしたものである。膝支持具32は、上記膝支持具21と同様の構造であり、平坦面側に敷布団19に位置決め固定するため面状ファスナ等の接着層(図示しない)を有している。足首支持具34も上記足首支持具23と同様の構造であり平坦面側に敷布団19に位置決め固定するため面状ファスナ等の接着層(図示しない)を有している。
実施例3においては、膝支持具32と足首支持具34が固定されたマット31を敷布団19上に敷くことにより、図9に示すように、就寝者Mは、マット31上の膝支持具32と足首支持具34に合わせて仰臥することにより、下肢全体が平面状態で布団に支えられるため、膝の曲がりの大きい場合でも、下肢が横方向外側へ回動することがなくなる。その結果、実施例3においては、就寝者Mの腰痛、膝痛、足首痛、踵痛などの発症を防止すると共に、頻尿を抑えて熟睡させることができるため、就寝者Mの体全体の免疫力が高められることにより種々の病気の発症を防止することができる。また、下肢安定用具30は、敷布団19とは別個のマット31を、敷布団19の上に載置すればよいため、敷布団を代えたり掃除したりする場合に簡単に取り外すことができるので使い勝手が良い。なお、マット31を敷布団19に敷く代わりに、床面等に敷いて使用することもできる。また、下肢安定用具30については、就寝以外にも、下肢を前に出して座る場合にも使用することも可能である。
なお、上記実施例1,2,3においては、膝支持部13及び足首支持部17、膝支持具21及び足首支持具23、膝支持具32及び足首支持具34については、布製の袋部分の内部に綿等が圧縮状態で詰め込まれて多少の弾力を有すると共に変形が少ないように定形性が保持されるようになっているが、これに代えてゴム材料あるいはこれと布との組み合わせ等を用いることも可能である。その他、上記実施例1,2,3に示した下肢安定用具については一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変更して実施することができる。
本発明の下肢安定用具は、就寝者等が簡易な構造の膝安定用具及び足首安定用具を膝及び足に装着することにより、下肢全体が平面状態で敷布団等に支えられるため、膝の曲がりの大きい場合でも、下肢が横方向外側へ回動することがなくなり、就寝者等の腰痛、膝痛、足首痛、踵痛などの発症を防止したりすることができるため、就寝者等の体全体の免疫力が高められることにより種々の病気の発症を防止することができるので、有用である。
本発明の実施例1である下肢安定用具を装着した利用者が仰臥して就寝するときの状態を概略的に示す正面図である。 同下肢安定用具の膝安定用具を示す斜視図である。 同下肢安定用具の足首安定用具を示す斜視図である。 下肢安定用具を装着した利用者が足を前に出して座るときの状態を概略的に示す正面図である。 変形例である膝安定用具の使用状態を示す正面図である。 実施例2である下肢安定用具を概略的に示す平面図である。 同下肢安定用具の使用状態を概略的に示す正面図である。 同下肢安定用具の膝支持具及び足首支持具を示す正面図である。 実施例3である下肢安定用具を概略的に示す平面図である。 同下肢安定用具の使用状態を概略的に示す正面図である。 従来例である仰臥での睡眠状態を概略的に示す正面図である。
符号の説明
10…下肢安定用具、11…膝安定用具、12…膝当て、13,14…膝支持部、15…足首安定用具、16…足首当て、17…足首支持部、19…敷布団、20…下肢安定用具、21…膝支持具、22,24…接着層、23…足首支持具、30…下肢安定用具、31…マット、32…膝支持具、34…足首支持具。

Claims (4)

  1. 下肢の膝部分に巻装されるゴム入り包帯である膝当てと、該膝当てに取り付けられて膝の裏側の凹みを埋める膝支持部とからなる膝安定用具と、足首に巻装されるゴム入り包帯である足首当てと、該足首当てに取り付けられて足首の裏側の凹みを埋める足首支持部とからなる足首安定用具とにより構成され、前記膝支持部は、膝裏側の凹み形状に合わせて曲面状に膨らんでおり、多少の弾力を有すると共に変形が少ないように定形性が保持されており、また、前記足首支持部は、足首裏側の凹み形状に合わせて曲面状に膨らんでおり、多少の弾力を有すると共に変形が少ないように定形性が保持されており、前記膝安定用具を膝に巻装すると共に前記足首安定用具を足首に巻装した就寝者等が敷布団に仰臥したり下肢を前に出して床等に座ったりしたとき、下肢全体がほぼ平面状態で敷布団や床面等に支えられることを特徴とする下肢安定用具。
  2. 前記膝安定用具の膝支持部が、膝下に対して大腿部側に配置されたことを特徴とする前記請求項1に記載の下肢安定用具。
  3. 敷布団等の表面にて、就寝者等の下肢の膝相当位置に取り外し可能に固定されて膝の裏側の凹みを埋める膝支持具と、該就寝者等の足首相当位置に取り外し可能に固定されて足首の裏側の凹みを埋める足首支持具とを備え、前記膝支持具は、膝裏側の凹み形状に合わせて曲面状に膨らんでおり、多少の弾力を有すると共に変形が少ないように定形性が保持されており、また、前記足首支持具は、足首裏側の凹み形状に合わせて曲面状に膨らんでおり、多少の弾力を有すると共に変形が少ないように定形性が保持されており、就寝者等が敷布団に仰臥したり下肢を前に出して床等に座ったりしたとき、膝の裏側の凹みを前記膝支持具で埋めると共に足首の裏側を前記足首支持具で埋めることにより、下肢全体がほぼ平面状態で敷布団や床面等に支えられることを特徴とする下肢安定用具。
  4. 柔軟な薄肉のマットに取り外し可能に固定されて膝の裏側の凹みを埋める膝支持具と、該マットに取り外し可能に固定されて足首の裏側の凹みを埋める足首支持具とを備え、該マットにて敷布団や床等の表面に敷設され、前記膝支持具は、膝裏側の凹み形状に合わせて曲面状に膨らんでおり、多少の弾力を有すると共に変形が少ないように定形性が保持されており、また、前記足首支持具は、足首裏側の凹み形状に合わせて曲面状に膨らんでおり、多少の弾力を有すると共に変形が少ないように定形性が保持されており、就寝者等が敷布団に仰臥したり下肢を前に出して床等に座ったりしたとき、膝の裏側の凹みを前記膝支持具で埋めると共に足首の裏側を前記足首支持具で埋めることにより、下肢全体がほぼ平面状態で敷布団や床面等に支えられることを特徴とする下肢安定用具。
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